JP3836216B2 - 表紙位置決め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製本時の表紙付けに際する表紙の位置決めに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は一例の無線綴じ製本装置の説明図で簡単に説明すると、製本装置はフライス盤1を備えるミーリング部、糊付け機2を備える糊付け部、ニップ板(締め板)3、4を備えるニッピング部、排出ガイド板9を備える排出部をそれぞれ配列し、各部を可動クランプ板5と固定クランプ板6の間に印刷された一冊分の用紙束10を挟持して移動するように構成されている。
【0003】
クランプ板5、6で挟持された用紙束10は、ミーリング部で用紙束10の背面をフライス盤1により面一に揃えられ、糊付け部で面一に揃えられた用紙束10の背面に糊付け機2により糊付され、ニッピング部へと送られ、ここで表紙付けされた後排出部へ送られて排出ガイド板9上に落されて排出される。
【0004】
ニッピング部では、予め表紙ストッカー(あるいは給紙台)の表紙7の1枚がニップ板3、4上に運ばれて、所定の位置に位置決めされてあり、表紙7のニップ板3、4の間に位置する上方に背面に糊付けされた用紙束10を位置させ、ニップ板3、4および底板8を上昇させ用紙束10の背面に表紙7を貼着し、ほぼ同時にニップ板3、4を駆動して用紙束10の背面側の縁辺部近傍を両側から締め付けて用紙束10に沿わせるように表紙7を折り込んで表紙付けする。
【0005】
ニッピング部における表紙7の位置決めは、図4に示すように移動可能にされたストッパー11で行われる。すなわち図4において、ストッパー11はガイド軸12に摺動可能に取り付けられ、表紙7の用紙束10の背面に位置する部分がニップ板3、4間、すなわち底板8の上面に位置するようにストッパー11を移動し、所定の位置で例えばねじ締めなどにより位置決め固定される。図示しない給紙装置により搬送され(図4の場合、左側から)てくる表紙7は、この位置決めされたストッパー11に当接して、その位置が決められる。
【0006】
ところで、表紙7の貼着において、用紙束10に対する表紙7の貼着位置が指定される場合が多い。その指定には、表紙7の所定位置を用紙束10の背面の中央部に位置させる指定(主に背文字を基準とするとき)と、表紙7の所定位置を用紙束10の背面の角部(背面縁)に位置させる指定(主にデザインを基準とするとき)等がある。
【0007】
前者の指定の場合は、予め冊子仕上がり厚、すなわち背厚さTを測定し、その背厚さの1/2Tを表紙小口部の寸法(表紙の端縁から冊子の背面縁までの寸法)Lに和してストッパーの位置を決める必要がある。また、後者の指定の場合、表紙小口部の寸法Lを測定して位置を決める必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来、表紙の貼着位置の指定に対応するストッパーの位置決めは、人手により行われており、この両者の場合を使い分けて表紙の位置決めを行うには熟練を要し、実際の現場では表紙の貼着位置の指定が変わる度に何冊かの試し製本を行ってストッパーの位置を決めているのが実情で、表紙付けに手間がかかり、また表紙の貼着位置の指定換え頻度の高い場合には対応が困難であるという問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、表紙付け手間が軽減されるとともに、表紙の取り付け位置の指定換え頻度の高い場合にも容易に対応することを可能にした表紙位置決め装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、搬送されてくる表紙を当接して位置決めする移動可能のストッパを備え、前記ストッパに当接して表紙の位置を決める表紙位置決め装置において、前記ストッパを駆動する駆動装置と前記駆動装置を制御する制御装置とを設けるとともに、前記制御装置に前記表紙を取り付ける用紙束の厚みの半値寸法を求める演算手段と前記表紙の端縁から背面縁までの寸法と前記半値寸法との和を求める演算手段と前記表紙の端縁から背面縁までの寸法または前記表紙の端縁から背面中央までの寸法のいずれかを選択する選択手段とを設け、前記選択手段により選択された寸法の前記制御装置の出力信号により前記ストッパを位置決めしてなることを特徴とすることによって達成される。
【0013】
この特徴によれば、ストッパの位置を機械的に設定することが可能になり、表紙位置決めのための手間が軽減されるとともに、表紙の取り付け位置の指定換え頻度の高い場合にも簡単に対応することが可能となる。また、制御装置に表紙の端縁から背面縁までの寸法、表紙付けする用紙束の厚みあるいは表紙付けする用紙束の用紙1枚の厚みおよび用紙束の用紙の枚数を入力し、選択手段で表紙付けを冊子の背面の中央部に位置する位置を基準にするか、用紙束の背面の角部(背面縁)に位置する位置を基準にするかを選択するだけで、表紙の位置を決めるストッパの位置が正確に設定される。したがって、試し製本を行うことなく簡単に表紙の位置決めを行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の表紙付け直前の表紙位置決め装置の側面図、図2は図1で示す実施の形態の表紙付け直後の表紙位置決め装置の側面図である。なお、図3および図4と同一部分には同一の符号を付している。
【0015】
図1および図2において、13はねじ軸で、このねじ軸13にストッパ11が螺合されていて、ねじ軸13の回転によりストッパ11は直線移動する。ねじ軸13の一端はステッピングモーターなどのモーター14の回転軸に連結されている。16はマイクロコンピュータを備える制御装置で、その出力信号はモーター駆動回路15に送られ、モーター14は制御装置16の出力信号にしたがって駆動される。すなわち、ねじ軸13、モーター14およびモータ駆動回路15によりストッパ11の駆動装置が形成され、この駆動装置は制御装置16の出力信号によりその駆動が制御される。
【0016】
制御装置16は、予め測定した表紙7の表紙の端縁から背面縁までの寸法L、表紙付けする用紙束10の用紙1枚の厚みt、用紙束の枚数nおよび出力信号の選択指令Sを入力する入力手段と、表紙を取り付ける用紙束10の厚みT(t×n)の半値寸法1/2Tを求める演算手段と、表紙の端縁から背面縁までの寸法Lと半値寸法1/2Tとの和(L+1/2T)を求める演算手段とを備えて構成されている。
【0017】
このように構成された表紙位置決め装置は、表紙付けする際、表紙7の表紙の端縁から背面縁までの寸法L、表紙付けする用紙束10の用紙1枚の厚みt、用紙束の枚数nを入力し、表紙付けを用紙束10の背面の中央部に位置する位置を基準にするか、用紙束10の背面の角部(背面縁)に位置する位置を基準にするかを選択指令Sにより設定する。
【0018】
表紙付けを用紙束10の背面の中央部に位置する位置を基準にする場合、制御装置16は、用紙束10の用紙1枚の厚みtと用紙束10の枚数nから用紙束10の厚みTの半値寸法1/2Tを求め、ついでこの半値寸法1/2Tに表紙の端縁から背面縁までの寸法Lを和(L+1/2T)し、その値に基づく制御信号をモーター駆動回路15に送り、ストッパ11を所定の位置にセットする。なお、ストッパ11は表紙付け終了時或いは表紙付け開始時には予め定めた原点位置に復帰するようにされている。
【0019】
表紙付けを用紙束10の背面の角部(背面縁)に位置する位置を基準にする場合、制御装置16は、表紙の端縁から背面縁までの寸法Lに基づく制御信号をモーター駆動回路15に送り、ストッパ11を所定の位置にセットする。
【0020】
なお、上記の実施の形態では、制御装置16に用紙束10の用紙1枚の厚みtと用紙束10の枚数nを入力するようにされていて、印刷機と製本機とを連結して印刷と製本をオンラインで行う場合、印刷機から送られてくる1枚ごとの印刷済み信号(或いは用紙送り信号)をカウントし、一冊分の印刷終了信号でそのカウント値を読むことにより、用紙束の枚数nが求められて都合が良いが、用紙束10の厚みTを入力するようにしても良い。
【0021】
また、ストッパ11は、ねじ軸13に螺合しモーター14の回転によるねじ軸13の回転により移動するようにされているが、ねじ軸13に換えガイド軸とし、ストッパ11を油圧あるいは空圧により直線移動するようにしても良い。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、表紙を位置決めするストッパーが機械的に位置決めされるので、表紙の取り付け位置や冊子の厚みの変化に簡単に対応することができる。また、この対応により製本機に複数の印刷機などを連結することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の表紙付け直前の表紙位置決め装置の側面図である。
【図2】図1で示す実施の形態の表紙付け直後の表紙位置決め装置の側面図である。
【図3】無線綴じ製本装置の説明図である。
【図4】従来の表紙付け直前の表紙位置決め装置の側面図である。
【符号の説明】
1 フライス盤
2 糊付け機
3、4 ニップ板(締め付け板)
5、6 クランプ板
7 表紙
8 底板
10 用紙束
11 ストッパー
13 ねじ軸
14 モーター
15 駆動回路
16 制御装置
L 表紙の端縁から背面縁までの寸法
T 用紙束の厚み
t 用紙の厚み
n 用紙束の枚数
Claims (2)
- 位置調節可能のストッパを備え、前記ストッパに当接して表紙の位置を決める表紙位置決め装置において、前記ストッパを駆動する駆動装置と前記駆動装置を制御する制御装置とを設けるとともに、前記制御装置に前記表紙を取り付ける用紙束の厚みの半値寸法を求める演算手段と前記表紙の端縁から背面縁までの寸法と前記半値寸法との和を求める演算手段と前記表紙の端縁から背面縁までの寸法又は前記表紙の端縁から背面中央までの寸法のいずれかを選択する選択手段とを設け、前記選択手段により選択された寸法の前記制御装置の出力信号により前記ストッパを位置決めしてなることを特徴とする表紙位置決め装置。
- 表紙を取り付ける用紙束の厚みの半値寸法を求める演算手段に用紙束の用紙1枚の厚みと用紙束の用紙の枚数とにより用紙束の厚みを求める演算手段を備えてなる請求項1記載の表紙位置決め装置。
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