JP3404213B2 - 製本機の制御方法及びその制御装置 - Google Patents
製本機の制御方法及びその制御装置Info
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- JP3404213B2 JP3404213B2 JP08184696A JP8184696A JP3404213B2 JP 3404213 B2 JP3404213 B2 JP 3404213B2 JP 08184696 A JP08184696 A JP 08184696A JP 8184696 A JP8184696 A JP 8184696A JP 3404213 B2 JP3404213 B2 JP 3404213B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製本機の制御方法
及びその制御装置に関するものである。
及びその制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製本機は、図6および図7に示すよう
に、製本機1に給紙機30を連結し、この給紙機30に
印刷機40等を連結して印刷から製本まで一貫した一つ
の流れで自動的に行なわれる製本システムとして構成さ
れる場合がある。この製本システムについて、図6、図
7及び製本の処理工程(動作)を説明する説明図の図8
を参照して簡単に説明すると、製本機1はクランプ部
2、ミーリング部3、糊付け部4、ニッピング部5が設
けられ、可動クランプ板7と固定クランプ板8を備える
クランパー6が各部を順に移動するように構成されてい
る。
に、製本機1に給紙機30を連結し、この給紙機30に
印刷機40等を連結して印刷から製本まで一貫した一つ
の流れで自動的に行なわれる製本システムとして構成さ
れる場合がある。この製本システムについて、図6、図
7及び製本の処理工程(動作)を説明する説明図の図8
を参照して簡単に説明すると、製本機1はクランプ部
2、ミーリング部3、糊付け部4、ニッピング部5が設
けられ、可動クランプ板7と固定クランプ板8を備える
クランパー6が各部を順に移動するように構成されてい
る。
【0003】クランプ部2は、例えば、印刷機40等か
ら送られた葉紙15を頁順に積み重ね、一冊分積み重ね
た枚葉紙(以下、「本身」という。)16(図8参照)
をクランパー6の可動クランプ板7と固定クランプ板8
の間に、本身16の背面18をレベル板9側にして挿入
し、挿入された本身16を可動クランプ板7の固定クラ
ンプ板8側へ移動させて本身16をクランパー6に挟持
させる部(本身16の製本処理開始工程)である。
ら送られた葉紙15を頁順に積み重ね、一冊分積み重ね
た枚葉紙(以下、「本身」という。)16(図8参照)
をクランパー6の可動クランプ板7と固定クランプ板8
の間に、本身16の背面18をレベル板9側にして挿入
し、挿入された本身16を可動クランプ板7の固定クラ
ンプ板8側へ移動させて本身16をクランパー6に挟持
させる部(本身16の製本処理開始工程)である。
【0004】ミーリング部3は、クランプ部2でクラン
パー6に挟持された本身16の背面18をフライス盤1
0により面一に揃える部(本身16のミーリング処理工
程)である。ミーリング部3には固定ガイド板23と可
動ガイド板21がフライス盤10の上方に配置され、フ
ライス盤10に当接して通過する本身16の端縁が乱れ
ないように案内する。
パー6に挟持された本身16の背面18をフライス盤1
0により面一に揃える部(本身16のミーリング処理工
程)である。ミーリング部3には固定ガイド板23と可
動ガイド板21がフライス盤10の上方に配置され、フ
ライス盤10に当接して通過する本身16の端縁が乱れ
ないように案内する。
【0005】糊付け部4は、ミーリング部3で面一に揃
えられた本身16の背面18に糊付け機11により糊付
けする部(本身16の糊付け処理工程)である。ミーリ
ング部3及び糊付け部4での作業は、本身16をクラン
パー6に挟持させたままでクランパー6の移動とともに
行なわれる。
えられた本身16の背面18に糊付け機11により糊付
けする部(本身16の糊付け処理工程)である。ミーリ
ング部3及び糊付け部4での作業は、本身16をクラン
パー6に挟持させたままでクランパー6の移動とともに
行なわれる。
【0006】ニッピング部5は、予め表紙ストッカー
(あるいは給紙台)の表紙17の1枚がニップ板(締め
板)12、13上に運ばれて、所定の位置に位置決めさ
れてあり、表紙17のニップ板12、13の間に位置す
る上部にクランパー6に挟持された背面18に糊付けさ
れた本身16を位置させ、ニップ板12、13及び底板
14を少し上昇させ、本身16を表紙17を挟んでニッ
プ板12、13の間の底板14の上に当て本身16の背
面18に表紙17を貼着する。この貼着とほぼ同時にニ
ップ板12、13を移動して本身16の背面18側の縁
辺部近傍を両側から締め付けて表紙17を折り込み、表
紙17を本身16に沿わせる表紙付けする部(表紙付け
処理工程)である。
(あるいは給紙台)の表紙17の1枚がニップ板(締め
板)12、13上に運ばれて、所定の位置に位置決めさ
れてあり、表紙17のニップ板12、13の間に位置す
る上部にクランパー6に挟持された背面18に糊付けさ
れた本身16を位置させ、ニップ板12、13及び底板
14を少し上昇させ、本身16を表紙17を挟んでニッ
プ板12、13の間の底板14の上に当て本身16の背
面18に表紙17を貼着する。この貼着とほぼ同時にニ
ップ板12、13を移動して本身16の背面18側の縁
辺部近傍を両側から締め付けて表紙17を折り込み、表
紙17を本身16に沿わせる表紙付けする部(表紙付け
処理工程)である。
【0007】給紙機30は、印刷機40から頁順に供給
された葉紙15を用紙揃えガイド33に受け、一冊分の
本身を形成してモータ34の駆動により移動し、旋回ア
ーム31のクランパーに本身16を挿入する。旋回アー
ム31のクランパーに本身を挟持するとモータ32を駆
動し、旋回アーム31を旋回させて本身16を製本機1
のクランパー6の可動クランプ板7と固定クランプ板8
の間に挿入するようにされている。
された葉紙15を用紙揃えガイド33に受け、一冊分の
本身を形成してモータ34の駆動により移動し、旋回ア
ーム31のクランパーに本身16を挿入する。旋回アー
ム31のクランパーに本身を挟持するとモータ32を駆
動し、旋回アーム31を旋回させて本身16を製本機1
のクランパー6の可動クランプ板7と固定クランプ板8
の間に挿入するようにされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで製本機1は、
製本処理時の本身16の乱れを防ぐために、各部の製本
処理動作に先立ちクランパー6の開き量、ガイド板2
1、23の開き量、ニップ板12、13の開き量を本身
の厚みに対応して調整する必要がある。従来、これらの
開き量は、手動で設定するか、製本する本身16の厚み
を逐次測定して、その厚み測定信号によりモータ等を駆
動して自動的に設定するようにされている。しかし、手
動で設定するにするにしても、また、厚み測定による自
動的に設定するようにしても、一冊分の厚みが変わる度
に一冊分の厚みを予め測定しなければならず、その設定
替えに時間の要するものになっている。
製本処理時の本身16の乱れを防ぐために、各部の製本
処理動作に先立ちクランパー6の開き量、ガイド板2
1、23の開き量、ニップ板12、13の開き量を本身
の厚みに対応して調整する必要がある。従来、これらの
開き量は、手動で設定するか、製本する本身16の厚み
を逐次測定して、その厚み測定信号によりモータ等を駆
動して自動的に設定するようにされている。しかし、手
動で設定するにするにしても、また、厚み測定による自
動的に設定するようにしても、一冊分の厚みが変わる度
に一冊分の厚みを予め測定しなければならず、その設定
替えに時間の要するものになっている。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みなされた
もので、製本機におけるクランパー等の開き量の設定
を、設定ミスが少なく短時間に自動的に行うことを可能
にし、厚みの異なる本身に対しても自動運転を可能にし
た製本機の制御方法及びその制御装置を提供することを
目的とする。
もので、製本機におけるクランパー等の開き量の設定
を、設定ミスが少なく短時間に自動的に行うことを可能
にし、厚みの異なる本身に対しても自動運転を可能にし
た製本機の制御方法及びその制御装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記
(1)〜(5)とすることにより達成される。
(1)〜(5)とすることにより達成される。
【0011】(1)本身を形成する葉紙の特定枚数およ
び前記特定枚数に対応するクランパーの開き量を設定す
る手段を備え、供給された本身を挾持して製本処理工程
を移動するクランパーの前記本身を挾持する際の開き量
を前記本身を形成する葉紙の枚数に応じて調整してなる
製本機の制御方法であって、前記本身を挾持する際、供
給される前記本身を形成する葉紙の枚数を計数し、前記
計数が前記設定枚数に到達するごとに前記設定したクラ
ンパーの開き量だけ前記クランパーを開いてなることを
特徴とする製本機の制御方法。
び前記特定枚数に対応するクランパーの開き量を設定す
る手段を備え、供給された本身を挾持して製本処理工程
を移動するクランパーの前記本身を挾持する際の開き量
を前記本身を形成する葉紙の枚数に応じて調整してなる
製本機の制御方法であって、前記本身を挾持する際、供
給される前記本身を形成する葉紙の枚数を計数し、前記
計数が前記設定枚数に到達するごとに前記設定したクラ
ンパーの開き量だけ前記クランパーを開いてなることを
特徴とする製本機の制御方法。
【0012】(2)供給された本身を挾持して製本処理
工程を移動するクランパーの前記本身を挾持する際の開
き量を前記本身を形成する葉紙の枚数に応じて調整して
なる製本機の制御装置であって、供給される葉紙を検出
する検出手段と、前記検出手段で検出された葉紙を計数
する計数手段と、葉紙の特定枚数を設定する第1の設定
手段と、前記計数手段の計数値と前記第1の設定手段の
設定値とを比較し、前記計数値が前記設定値と一致する
とき出力する比較手段と、前記比較手段の出力により前
記計数手段をリセットするリセット手段と、前記第1の
設定手段の設定値に対応して製本機のクランパーの本身
を挾持する際の開き量を設定する第2の設定手段と、前
記比較手段の出力毎に前記第2の設定手段の設定量だけ
前記クランパーの開き量を調整する調整手段とを備えて
なることを特徴とする製本機の制御装置。
工程を移動するクランパーの前記本身を挾持する際の開
き量を前記本身を形成する葉紙の枚数に応じて調整して
なる製本機の制御装置であって、供給される葉紙を検出
する検出手段と、前記検出手段で検出された葉紙を計数
する計数手段と、葉紙の特定枚数を設定する第1の設定
手段と、前記計数手段の計数値と前記第1の設定手段の
設定値とを比較し、前記計数値が前記設定値と一致する
とき出力する比較手段と、前記比較手段の出力により前
記計数手段をリセットするリセット手段と、前記第1の
設定手段の設定値に対応して製本機のクランパーの本身
を挾持する際の開き量を設定する第2の設定手段と、前
記比較手段の出力毎に前記第2の設定手段の設定量だけ
前記クランパーの開き量を調整する調整手段とを備えて
なることを特徴とする製本機の制御装置。
【0013】(3)製本処理工程を移動するクランパー
に本身を挾持させるクランプ部と、前記本身の背面の糊
付け部と、前記本身を表紙を介して締め付けるニップ板
を有するニッピング部と、前記本身を形成する葉紙の特
定枚数および前記特定枚数に対応するクランパーの開き
量を設定する手段とを備え、前記各部の動作を制御する
製本機の制御方法であって、前記本身を挾持する際、供
給される前記本身を形成する葉紙の枚数を計数し、前記
計数が前記設定枚数に到達するごとに前記設定したクラ
ンパーの開き量だけ前記クランパーを開くとともに、前
記ニップ板の開き量を前記クランパーの最終開き量に対
応する量に調整してなることを特徴とする製本機の制御
方法。
に本身を挾持させるクランプ部と、前記本身の背面の糊
付け部と、前記本身を表紙を介して締め付けるニップ板
を有するニッピング部と、前記本身を形成する葉紙の特
定枚数および前記特定枚数に対応するクランパーの開き
量を設定する手段とを備え、前記各部の動作を制御する
製本機の制御方法であって、前記本身を挾持する際、供
給される前記本身を形成する葉紙の枚数を計数し、前記
計数が前記設定枚数に到達するごとに前記設定したクラ
ンパーの開き量だけ前記クランパーを開くとともに、前
記ニップ板の開き量を前記クランパーの最終開き量に対
応する量に調整してなることを特徴とする製本機の制御
方法。
【0014】(4)製本処理工程を移動するクランパー
に本身を挾持させるクランプ部と、前記本身の背面の糊
付け部と、前記本身を表紙を介して締め付けるニップ板
を有するニッピング部とを備え、前記各部の動作を制御
する製本機の制御装置であって、供給される前記本身を
形成する葉紙の枚数を計数する計数手段と、葉紙の特定
枚数を設定する第1の設定手段と、前記計数手段の計数
値と前記第1の設定手段の設定値とを比較し、前記計数
値が前記設定値と一致するとき出力する比較手段と、前
記比較手段の出力により前記計数手段をリセットするリ
セット手段と、前記第1の設定手段の設定値に対応して
製本機のクランパーの本身を挾持する際の開き量を設定
する第2の設定手段と、前記比較手段の出力毎に前記第
2の設定手段の設定量だけ前記クランパーの開き量を調
整する調整手段と、前記ニップ板の開き量を前記調整後
のクランパーの開き量に対応する量に調整する調整手段
を備えてなることを特徴とする製本機の制御装置。
に本身を挾持させるクランプ部と、前記本身の背面の糊
付け部と、前記本身を表紙を介して締め付けるニップ板
を有するニッピング部とを備え、前記各部の動作を制御
する製本機の制御装置であって、供給される前記本身を
形成する葉紙の枚数を計数する計数手段と、葉紙の特定
枚数を設定する第1の設定手段と、前記計数手段の計数
値と前記第1の設定手段の設定値とを比較し、前記計数
値が前記設定値と一致するとき出力する比較手段と、前
記比較手段の出力により前記計数手段をリセットするリ
セット手段と、前記第1の設定手段の設定値に対応して
製本機のクランパーの本身を挾持する際の開き量を設定
する第2の設定手段と、前記比較手段の出力毎に前記第
2の設定手段の設定量だけ前記クランパーの開き量を調
整する調整手段と、前記ニップ板の開き量を前記調整後
のクランパーの開き量に対応する量に調整する調整手段
を備えてなることを特徴とする製本機の制御装置。
【0015】(5)製本処理工程を移動するクランパー
に本身を挾持させるクランプ部と、前記本身の通過を案
内する間隔調整可能のガイド板を有するミーリング部
と、前記本身の背面の糊付け部と、前記本身を表紙を介
して締め付けるニップ板を有するニッピング部とを備
え、前記各部の動作を制御する製本機の制御装置であっ
て、供給される前記本身を形成する葉紙の枚数を計数す
る計数手段と、葉紙の特定枚数を設定する第1の設定手
段と、前記計数手段の計数値と前記第1の設定手段の設
定値とを比較し、前記計数値が前記設定値と一致すると
き出力する比較手段と、前記比較手段の出力により前記
計数手段をリセットするリセット手段と、前記第1の設
定手段の設定値に対応して製本機のクランパーの本身を
挾持する際の開き量を設定する第2の設定手段と、前記
比較手段の出力毎に前記第2の設定手段の設定量だけ前
記クランパーの開き量を調整する調整手段と、前記ガイ
ド板および前記ニップ板の開き量を前記調整後のクラン
パーの開き量に対応する量に調整する調整手段を備えて
なることを特徴とする製本機の制御装置。
に本身を挾持させるクランプ部と、前記本身の通過を案
内する間隔調整可能のガイド板を有するミーリング部
と、前記本身の背面の糊付け部と、前記本身を表紙を介
して締め付けるニップ板を有するニッピング部とを備
え、前記各部の動作を制御する製本機の制御装置であっ
て、供給される前記本身を形成する葉紙の枚数を計数す
る計数手段と、葉紙の特定枚数を設定する第1の設定手
段と、前記計数手段の計数値と前記第1の設定手段の設
定値とを比較し、前記計数値が前記設定値と一致すると
き出力する比較手段と、前記比較手段の出力により前記
計数手段をリセットするリセット手段と、前記第1の設
定手段の設定値に対応して製本機のクランパーの本身を
挾持する際の開き量を設定する第2の設定手段と、前記
比較手段の出力毎に前記第2の設定手段の設定量だけ前
記クランパーの開き量を調整する調整手段と、前記ガイ
ド板および前記ニップ板の開き量を前記調整後のクラン
パーの開き量に対応する量に調整する調整手段を備えて
なることを特徴とする製本機の制御装置。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る製本機は、図6ない
し図8を参照して説明した製本システムと同様に、製本
機に給紙機を連結し、この給紙機に印刷機等を連結して
印刷から製本まで一貫した一つの流れで自動的に行なわ
れる製本システムとして構成される。
し図8を参照して説明した製本システムと同様に、製本
機に給紙機を連結し、この給紙機に印刷機等を連結して
印刷から製本まで一貫した一つの流れで自動的に行なわ
れる製本システムとして構成される。
【0017】その際、図6ないし図8に示すように給紙
機30に印刷機40から供給される葉紙15の通過を検
出して出力する検出手段35を設置し、また、製本処理
工程を移動するクランパー6に本身の挿入の際、可動ク
ランプ板7と固定クランプ板8の間隔、つまりクランパ
ー6の開き量を調整する幅調整用のステッビングモータ
20を、ミーリング部の固定及び可動ガイド板23、2
1の間隔、つまりガイド板23、21の開き量を調整す
る幅調整用のステッピングモータ22を、本身16がニ
ップ板12、13の間に位置する際のニップ板12、1
3の間隔、つまりニップ板12、13の開き量を調整す
るステッピングモータ24をそれぞれに設けて構成され
る。
機30に印刷機40から供給される葉紙15の通過を検
出して出力する検出手段35を設置し、また、製本処理
工程を移動するクランパー6に本身の挿入の際、可動ク
ランプ板7と固定クランプ板8の間隔、つまりクランパ
ー6の開き量を調整する幅調整用のステッビングモータ
20を、ミーリング部の固定及び可動ガイド板23、2
1の間隔、つまりガイド板23、21の開き量を調整す
る幅調整用のステッピングモータ22を、本身16がニ
ップ板12、13の間に位置する際のニップ板12、1
3の間隔、つまりニップ板12、13の開き量を調整す
るステッピングモータ24をそれぞれに設けて構成され
る。
【0018】そして、各ステッピングモータ20、2
2、24の制御は、製本処理工程の各部の動作、例えば
クランパー6の移動、ニップ板12、13の締め付け動
作等を制御する制御装置により、その駆動が制御され
る。
2、24の制御は、製本処理工程の各部の動作、例えば
クランパー6の移動、ニップ板12、13の締め付け動
作等を制御する制御装置により、その駆動が制御され
る。
【0019】制御装置には、検出手段35の検出信号を
入力し、その検出信号を計数する第計数手段と、葉紙1
5の特定枚数、例えば12枚を設定する第1の設定手段
と、前記計数手段の計数値と前記第1の設定手段の設定
値とを比較し、前記計数値が前記設定値と一致するとき
出力する比較手段と、前記比較手段が出力されるとき前
記計数手段をリセットするリセット手段と、前記第1の
設定手段の設定値に対応して製本機のクランパー6の本
身を挾持する際の開き量、例えば1mmを設定する第2
の設定手段が設けられている。
入力し、その検出信号を計数する第計数手段と、葉紙1
5の特定枚数、例えば12枚を設定する第1の設定手段
と、前記計数手段の計数値と前記第1の設定手段の設定
値とを比較し、前記計数値が前記設定値と一致するとき
出力する比較手段と、前記比較手段が出力されるとき前
記計数手段をリセットするリセット手段と、前記第1の
設定手段の設定値に対応して製本機のクランパー6の本
身を挾持する際の開き量、例えば1mmを設定する第2
の設定手段が設けられている。
【0020】そして、印刷機40に一冊分の印刷枚数が
セットされた最初の一冊について、前記比較手段の出力
毎に前記第2の設定手段の設定量だけ前記クランパー6
の開き量を調整するクランパー6の開き量を調整する調
整手段、すなわち幅調整用のステッピングモータ20を
駆動する。この駆動は、印刷機40の一冊分の印刷終了
信号(以下、「セット終了信号」という。)を入力する
まで繰り返される。
セットされた最初の一冊について、前記比較手段の出力
毎に前記第2の設定手段の設定量だけ前記クランパー6
の開き量を調整するクランパー6の開き量を調整する調
整手段、すなわち幅調整用のステッピングモータ20を
駆動する。この駆動は、印刷機40の一冊分の印刷終了
信号(以下、「セット終了信号」という。)を入力する
まで繰り返される。
【0021】セット終了信号が入力されると、クランパ
ー6の開き量はその時の開き量、すなわち最終開き量
に、新たに頁数の異なる一冊分の印刷枚数が印刷機40
にセットされるまで維持される。この設定と同時にガイ
ド板23、21の開き量、ニップ板12、13の開き量
のそれぞれの幅調整用のステッピングモータ22、24
を駆動し、また、給紙機30の旋回アーム31のクラン
パーに本身16を挿入が開始され、本身16を挾持した
旋回アーム31が旋回して本身16がクランパー6に挿
入され、本身16はクランパー6に挾持される。
ー6の開き量はその時の開き量、すなわち最終開き量
に、新たに頁数の異なる一冊分の印刷枚数が印刷機40
にセットされるまで維持される。この設定と同時にガイ
ド板23、21の開き量、ニップ板12、13の開き量
のそれぞれの幅調整用のステッピングモータ22、24
を駆動し、また、給紙機30の旋回アーム31のクラン
パーに本身16を挿入が開始され、本身16を挾持した
旋回アーム31が旋回して本身16がクランパー6に挿
入され、本身16はクランパー6に挾持される。
【0022】ガイド板23、21の開き量、ニップ板1
2、13の開き量のそれぞれの幅調整用のステッピング
モータ22、24の駆動により、ガイド板23、21の
開き量、ニップ板12、13の開き量のそれぞれがクラ
ンパー6の最終開き量に対応する開き量に設定される
と、クランパー6の移動が開始、すなわち製本処理が開
始される。
2、13の開き量のそれぞれの幅調整用のステッピング
モータ22、24の駆動により、ガイド板23、21の
開き量、ニップ板12、13の開き量のそれぞれがクラ
ンパー6の最終開き量に対応する開き量に設定される
と、クランパー6の移動が開始、すなわち製本処理が開
始される。
【0023】二冊目からの制御は、一冊目で設定された
製本機のクランパー、ガイド板、ニップの開き量に設定
されて製本処理が行われる。なお、第1の設定手段に設
定された12枚、また第2の設定手段に設定された1m
mは、通常印刷される用紙が12枚でほぼ1mmの厚み
になることに基づくもので、これらの設定手段に設定さ
れる値は適宜に定められる。
製本機のクランパー、ガイド板、ニップの開き量に設定
されて製本処理が行われる。なお、第1の設定手段に設
定された12枚、また第2の設定手段に設定された1m
mは、通常印刷される用紙が12枚でほぼ1mmの厚み
になることに基づくもので、これらの設定手段に設定さ
れる値は適宜に定められる。
【0024】以上のように構成される製本機の制御によ
れば、製本機に連結される給紙機に送られてくる最初の
一冊目の枚数を計測しながら、製本機のクランパー等の
開き量の設定が行われるので、製本機のクランパー等の
開き量の設定に要する時間が短縮され、また、設定ミス
が少なく厚みの異なる本身に対しても自動運転を可能す
る。
れば、製本機に連結される給紙機に送られてくる最初の
一冊目の枚数を計測しながら、製本機のクランパー等の
開き量の設定が行われるので、製本機のクランパー等の
開き量の設定に要する時間が短縮され、また、設定ミス
が少なく厚みの異なる本身に対しても自動運転を可能す
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1ないし
図8を参照して説明する。図1は、一実施例の製本機の
制御装置のブロック図、図2は他の実施例の製本機の制
御装置のブロック図、図3ないし図5は実施例の動作説
明図、図6は各実施例の製本機設備の概略平面図、図7
は図6の製本機設備の概略側面図、図8は図6及び図7
の製本装置の処理工程(動作)を説明する説明図であ
る。なお、全図を通じ同一部分には同一の符号を付して
いる。また、図6ないし図8については、前述の通り
で、重複説明を避け、その詳細は省略する。
図8を参照して説明する。図1は、一実施例の製本機の
制御装置のブロック図、図2は他の実施例の製本機の制
御装置のブロック図、図3ないし図5は実施例の動作説
明図、図6は各実施例の製本機設備の概略平面図、図7
は図6の製本機設備の概略側面図、図8は図6及び図7
の製本装置の処理工程(動作)を説明する説明図であ
る。なお、全図を通じ同一部分には同一の符号を付して
いる。また、図6ないし図8については、前述の通り
で、重複説明を避け、その詳細は省略する。
【0026】図1において、50は製本機の制御装置
で、中央処理装置(CPU)51、CPU51での制御
や演算プログラムを格納するメモリ(ROM)52、制
御や演算データ等を格納するメモリ53で構成され、伝
送線(バスライン)55に接続されている。バスライン
55には、製本機駆動制御回路25、給紙機30の給紙
駆動制御回路36および印刷機40から供給される葉紙
15の通過を検出して出力する検出手段35、印刷機4
0の制御装置41が接続されている。
で、中央処理装置(CPU)51、CPU51での制御
や演算プログラムを格納するメモリ(ROM)52、制
御や演算データ等を格納するメモリ53で構成され、伝
送線(バスライン)55に接続されている。バスライン
55には、製本機駆動制御回路25、給紙機30の給紙
駆動制御回路36および印刷機40から供給される葉紙
15の通過を検出して出力する検出手段35、印刷機4
0の制御装置41が接続されている。
【0027】R1、R2は葉紙15の通過を検出して出
力する検出手段35の出力をカウント(計数)するカウ
ンタ(計数手段)、C1は葉紙の枚数を設定する枚数設
定器(第1の設定手段)、C2はクランパー6の開き量
を設定する開き量設定器(第2の設定手段)である。こ
の実施例では、第1の設定手段C1には12枚が、第2
の設定手段C2には1mmが設定されている。
力する検出手段35の出力をカウント(計数)するカウ
ンタ(計数手段)、C1は葉紙の枚数を設定する枚数設
定器(第1の設定手段)、C2はクランパー6の開き量
を設定する開き量設定器(第2の設定手段)である。こ
の実施例では、第1の設定手段C1には12枚が、第2
の設定手段C2には1mmが設定されている。
【0028】以上のように構成される製本機の制御装置
50は図3ないし図5に示すように動作する。すなわ
ち、製本スタートにより、給紙機30および製本機1の
モータを起動させ(ステップS1)、各ステッピングモ
ータ20、22、24を原点に復帰させた後、製本機1
のクランパー6の開き量、ガイド板23、21の開き
量、ニップ板12、13の開き量を1mmの幅に調整し
(ステップS2)、第1の計数手段(COUNT)R
1、および第2の計数手段(TOTAL)R2を0にリ
セットし(ステップS3)、印刷機40からの葉紙15
の排出信号を待つ(ステップS4)。
50は図3ないし図5に示すように動作する。すなわ
ち、製本スタートにより、給紙機30および製本機1の
モータを起動させ(ステップS1)、各ステッピングモ
ータ20、22、24を原点に復帰させた後、製本機1
のクランパー6の開き量、ガイド板23、21の開き
量、ニップ板12、13の開き量を1mmの幅に調整し
(ステップS2)、第1の計数手段(COUNT)R
1、および第2の計数手段(TOTAL)R2を0にリ
セットし(ステップS3)、印刷機40からの葉紙15
の排出信号を待つ(ステップS4)。
【0029】印刷機40からの葉紙15の排出信号を受
けると、給紙機30の用紙揃えガイド33をスタートさ
せ、ストッパ36(図7)等をセットして葉紙15の受
取を完成させる(ステップS5)。検出手段35により
葉紙15の通過が検出されると(ステップS6)、第1
及び第2の計数手段R1、R2とも1が加算される(ス
テップS7)。第2の計数手段R2の計数値と第1の設
定手段C1の設定値12とを比較し(ステップS8)、
第2の計数手段R2の計数値が第1の設定手段C1の設
定値12を越えない場合には、第1の計数手段R1の計
数値と第1の設定手段C1の設定値12とを比較し(ス
テップS9)、第1の計数手段R1の計数値が第1の設
定手段C1の設定値12に一致すると第1の計数手段R
1を0にリセットする(ステップS10)。
けると、給紙機30の用紙揃えガイド33をスタートさ
せ、ストッパ36(図7)等をセットして葉紙15の受
取を完成させる(ステップS5)。検出手段35により
葉紙15の通過が検出されると(ステップS6)、第1
及び第2の計数手段R1、R2とも1が加算される(ス
テップS7)。第2の計数手段R2の計数値と第1の設
定手段C1の設定値12とを比較し(ステップS8)、
第2の計数手段R2の計数値が第1の設定手段C1の設
定値12を越えない場合には、第1の計数手段R1の計
数値と第1の設定手段C1の設定値12とを比較し(ス
テップS9)、第1の計数手段R1の計数値が第1の設
定手段C1の設定値12に一致すると第1の計数手段R
1を0にリセットする(ステップS10)。
【0030】ステップS9において、第1の計数手段R
1の計数値が第1の設定手段C1の設定値12に達しな
いときはステップS6からステップS9が繰り返し行わ
れる。この繰り返し中に印刷機40からセット終了信号
が入力された(ステップS11)ときは、枚数エラー処
理、例えば印刷停止処理が行われる。この実施例ではス
テップS6からステップS11が設定されていて、一冊
の本身16の枚数が12枚よりも少ない場合に製本処理
をしないようにされている。
1の計数値が第1の設定手段C1の設定値12に達しな
いときはステップS6からステップS9が繰り返し行わ
れる。この繰り返し中に印刷機40からセット終了信号
が入力された(ステップS11)ときは、枚数エラー処
理、例えば印刷停止処理が行われる。この実施例ではス
テップS6からステップS11が設定されていて、一冊
の本身16の枚数が12枚よりも少ない場合に製本処理
をしないようにされている。
【0031】ステップS8で第2の計数手段R2の計数
値と第1の設定手段C1の設定値12とを比較し、第2
の計数手段R2の計数値が第1の設定手段C1の設定値
12を越えると、第1の計数手段R1の計数値と第1の
設定手段C1の設定値12とを比較し(ステップS1
2)、第1の計数手段R1の計数値が第1の設定手段C
1の設定値12に一致すると第1の計数手段R1を0に
リセットすると共に、開き量設定手段C2に設定された
設定値1mmを製本機駆動制御回路25に送り、製本機
1のクランパー6の開き量を1mm拡大する(ステップ
S13)。
値と第1の設定手段C1の設定値12とを比較し、第2
の計数手段R2の計数値が第1の設定手段C1の設定値
12を越えると、第1の計数手段R1の計数値と第1の
設定手段C1の設定値12とを比較し(ステップS1
2)、第1の計数手段R1の計数値が第1の設定手段C
1の設定値12に一致すると第1の計数手段R1を0に
リセットすると共に、開き量設定手段C2に設定された
設定値1mmを製本機駆動制御回路25に送り、製本機
1のクランパー6の開き量を1mm拡大する(ステップ
S13)。
【0032】この動作は、ステップS6からステップS
13が印刷機40からセット終了信号が入力される(ス
テップS14)まで繰り返される。印刷機40からセッ
ト終了信号、すなわち最初の一冊分の本身16の印刷を
終えた信号が入力されると、クランパー6の開き量は最
終の値に調整された状態となり(ステップS15)、ま
た、第1の計数手段(COUNT)R1は0にリセット
されるが、第2の計数手段(TOTAL)R2は、その
値(本身16を形成する一冊分の葉紙15の枚数)が保
持される。
13が印刷機40からセット終了信号が入力される(ス
テップS14)まで繰り返される。印刷機40からセッ
ト終了信号、すなわち最初の一冊分の本身16の印刷を
終えた信号が入力されると、クランパー6の開き量は最
終の値に調整された状態となり(ステップS15)、ま
た、第1の計数手段(COUNT)R1は0にリセット
されるが、第2の計数手段(TOTAL)R2は、その
値(本身16を形成する一冊分の葉紙15の枚数)が保
持される。
【0033】ほぼ同時に、製本機駆動制御回路25に信
号を送り各ステッピングモータ22、24を駆動し、ガ
イド板23、21の開き量、ニップ板12、13の開き
量をクランパー6の最終の開き量に対応する量に調整す
る(ステップS16)。また、給紙機30の用紙揃えガ
イド33に最初の一冊分の本身16が形成されていて、
その本身16を旋回アーム31のクランパーに挿入し、
旋回アーム31を旋回させて本身16を製本機1のクラ
ンパー6に挿入する(ステップS17)。
号を送り各ステッピングモータ22、24を駆動し、ガ
イド板23、21の開き量、ニップ板12、13の開き
量をクランパー6の最終の開き量に対応する量に調整す
る(ステップS16)。また、給紙機30の用紙揃えガ
イド33に最初の一冊分の本身16が形成されていて、
その本身16を旋回アーム31のクランパーに挿入し、
旋回アーム31を旋回させて本身16を製本機1のクラ
ンパー6に挿入する(ステップS17)。
【0034】各ステッピングモータ22、24の駆動に
より、ガイド板23、21の開き量、ニップ板12、1
3の開き量の設定が終了する(ステップS18)と、製
本機1のクランパー6が駆動され製本処理が開始される
(ステップS18)。このようにして最初の一冊目で設
定された製本機1のクランパー6の開き量、ガイド板2
3、21の開き量、ニップ板12、13の開き量は記憶
され、一連の冊子数の製本時に使用される。また、新た
な印刷がセットされた場合には上記の動作が行われる。
より、ガイド板23、21の開き量、ニップ板12、1
3の開き量の設定が終了する(ステップS18)と、製
本機1のクランパー6が駆動され製本処理が開始される
(ステップS18)。このようにして最初の一冊目で設
定された製本機1のクランパー6の開き量、ガイド板2
3、21の開き量、ニップ板12、13の開き量は記憶
され、一連の冊子数の製本時に使用される。また、新た
な印刷がセットされた場合には上記の動作が行われる。
【0035】二冊目からの製本は、葉紙を検出する検出
手段35から検出信号が出力されると(ステップS2
0)、その信号を第1のカウンタR1で計数し(ステッ
プS21)、印刷機40からセット終了信号、すなわち
一冊分の本身16の印刷を終えた信号が入力されると
(ステップS22)、そのときの第1の計数手段R1の
計数値と第2の計数手段(TOTAL)R2の値(最初
の一冊で本身16を形成する葉紙15の枚数が保持され
ている)とを比較し(ステップS23)、一致しないと
き枚数エラー処理、例えば印刷を停止する(ステップS
30)が、一致すると、給紙機30の用紙揃えガイド3
3に一冊分の本身16が形成されていて、その本身16
を旋回アーム31のクランパーに挿入し、旋回アーム3
1を旋回させて本身16を製本機1のクランパー6に挿
入する(ステップS24)。
手段35から検出信号が出力されると(ステップS2
0)、その信号を第1のカウンタR1で計数し(ステッ
プS21)、印刷機40からセット終了信号、すなわち
一冊分の本身16の印刷を終えた信号が入力されると
(ステップS22)、そのときの第1の計数手段R1の
計数値と第2の計数手段(TOTAL)R2の値(最初
の一冊で本身16を形成する葉紙15の枚数が保持され
ている)とを比較し(ステップS23)、一致しないと
き枚数エラー処理、例えば印刷を停止する(ステップS
30)が、一致すると、給紙機30の用紙揃えガイド3
3に一冊分の本身16が形成されていて、その本身16
を旋回アーム31のクランパーに挿入し、旋回アーム3
1を旋回させて本身16を製本機1のクランパー6に挿
入する(ステップS24)。
【0036】本身16を製本機1のクランパー6に挿入
後、製本機1のクランパー6が駆動され製本処理が開始
され(ステップS25)、ほぼ同時に第1の計数手段R
1が0にリセットされる(ステップS26)。以後製本
終了信号が入力されるまでステップS20からステップ
S26が繰り返される。製本終了信号が入力されると一
連の製本処理は終了する(ステップS28)。
後、製本機1のクランパー6が駆動され製本処理が開始
され(ステップS25)、ほぼ同時に第1の計数手段R
1が0にリセットされる(ステップS26)。以後製本
終了信号が入力されるまでステップS20からステップ
S26が繰り返される。製本終了信号が入力されると一
連の製本処理は終了する(ステップS28)。
【0037】図1に示す実施例は、いわゆるコンピュー
タを用いて制御するものであるが、同様の制御はハード
ウェアーによっても構成することができる。図2は、そ
の場合の実施例をブロック図で示すもので、60は製本
機1の制御装置、61は論理制御回路、62は計数比較
回路、63はTOTALカウンタ、64はカウンタ、6
5は設定器でクランパー6の開き量や葉紙15の枚数が
設定される。論理制御回路61の出力は、製本機1の駆
動制御回路や給紙機30の駆動制御回路68に出力され
る。
タを用いて制御するものであるが、同様の制御はハード
ウェアーによっても構成することができる。図2は、そ
の場合の実施例をブロック図で示すもので、60は製本
機1の制御装置、61は論理制御回路、62は計数比較
回路、63はTOTALカウンタ、64はカウンタ、6
5は設定器でクランパー6の開き量や葉紙15の枚数が
設定される。論理制御回路61の出力は、製本機1の駆
動制御回路や給紙機30の駆動制御回路68に出力され
る。
【0038】この制御装置60のTOTALカウンタ6
3は第2の計数手段、カウンタ64は第1の計数手段、
設定器65は第1および第2の設定手段として図1の実
施例に対応し、計数比較回路62は第1及び第2の計数
値と第1の設定手段(葉紙15の枚数を設定)の各値を
比較する場合の比較手段であり、制御動作は図3ないし
図5を参照して説明した動作と同様であるので、その説
明は省略する。なお、66、67は例えば波形整形等の
信号処理回路である。
3は第2の計数手段、カウンタ64は第1の計数手段、
設定器65は第1および第2の設定手段として図1の実
施例に対応し、計数比較回路62は第1及び第2の計数
値と第1の設定手段(葉紙15の枚数を設定)の各値を
比較する場合の比較手段であり、制御動作は図3ないし
図5を参照して説明した動作と同様であるので、その説
明は省略する。なお、66、67は例えば波形整形等の
信号処理回路である。
【0039】なお、各実施例では、第1の設定手段に特
定する葉紙の枚数として12枚を設定し、また12枚の
葉紙に対応するクランパー6の開き量を第2の設定手段
に1mmに設定しているが、これらの数値は製本処理に
先だって適宜に設定される。また、ステップS9ないし
S11、および第2の計数手段は必ずしも必要とするも
のではない。
定する葉紙の枚数として12枚を設定し、また12枚の
葉紙に対応するクランパー6の開き量を第2の設定手段
に1mmに設定しているが、これらの数値は製本処理に
先だって適宜に設定される。また、ステップS9ないし
S11、および第2の計数手段は必ずしも必要とするも
のではない。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
製本機に連結される給紙機に送られてくる最初の一冊目
の枚数を計測しながら、製本機のクランパー等の開き量
の設定が行われるので、製本機のクランパー等の開き量
の設定が自動化され、その設定に要する時間が短縮さ
れ、また、設定ミスが少なく厚みの異なる本身に対して
も製本機の自動運転が可能となる。
製本機に連結される給紙機に送られてくる最初の一冊目
の枚数を計測しながら、製本機のクランパー等の開き量
の設定が行われるので、製本機のクランパー等の開き量
の設定が自動化され、その設定に要する時間が短縮さ
れ、また、設定ミスが少なく厚みの異なる本身に対して
も製本機の自動運転が可能となる。
【図1】本発明の実施例の製本機の制御装置のブロック
図である。
図である。
【図2】本発明の他の実施例の製本機の制御装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】本発明の実施例の製本機の制御装置の動作説明
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例の製本機の制御装置の動作説明
図である。
図である。
【図5】本発明の実施例の製本機の制御装置の動作説明
図である。
図である。
【図6】本発明の実施例の製本システムの構成を示す平
面図である
面図である
【図7】図6の実施例の側面図である。
【図8】図6及び図7の実施例の動作説明図である。
1 製本装置
2 クランプ部
3 ミーリング部
4 糊付け部
5 ニッピング部
6 クランパー
7 可動クランプ板
8 固定クランプ板
9 レベル板
12、13 ニップ板
15 葉紙
16 本身(枚葉紙)
20、22、24 ステッピングモータ
21、23 ガイド板
25 製本駆動制御回路
30 給紙機
31 旋回アーム
32、34 モータ
33 用紙揃えガイド
35 用紙検出センサ(葉紙検出検出器)
36 給紙機駆動制御回路
40 印刷機
41 印刷機制御装置
55、60 製本機制御装置
51 中央処理装置(CPU)
52 ROM
53 メモリ
61 論理制御回路
62 計数比較回路
63、R2 カウンタ(第2の計数手段)
64、R1 カウンタ(第1の計数手段)
65 設定器
C1 葉紙枚数設定器(第1の設定手段)
C2 クランパーの開き量設定器(第2の設定器)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 野川 正人
滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601
番地 ホリゾン・インターナショナル株
式会社内
(72)発明者 内田 仁
滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601
番地 ホリゾン・インターナショナル株
式会社内
(56)参考文献 特開 平4−35994(JP,A)
実開 昭55−156966(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B42C 19/00 - 19/08
B42C 11/00 - 11/04
Claims (5)
- 【請求項1】 本身を形成する葉紙の特定枚数および前
記特定枚数に対応するクランパーの開き量を設定する手
段を備え、供給された本身を挾持して製本処理工程を移
動するクランパーの前記本身を挾持する際の開き量を前
記本身を形成する葉紙の枚数に応じて調整してなる製本
機の制御方法であって、前記本身を挾持する際、供給さ
れる前記本身を形成する葉紙の枚数を計数し、前記計数
が前記設定枚数に到達するごとに前記設定したクランパ
ーの開き量だけ前記クランパーを開いてなることを特徴
とする製本機の制御方法。 - 【請求項2】 供給された本身を挾持して製本処理工程
を移動するクランパーの前記本身を挾持する際の開き量
を前記本身を形成する葉紙の枚数に応じて調整してなる
製本機の制御装置であって、供給される葉紙を検出する
検出手段と、前記検出手段で検出された葉紙を計数する
計数手段と、葉紙の特定枚数を設定する第1の設定手段
と、前記計数手段の計数値と前記第1の設定手段の設定
値とを比較し、前記計数値が前記設定値と一致するとき
出力する比較手段と、前記比較手段の出力により前記計
数手段をリセットするリセット手段と、前記第1の設定
手段の設定値に対応して製本機のクランパーの本身を挾
持する際の開き量を設定する第2の設定手段と、前記比
較手段の出力毎に前記第2の設定手段の設定量だけ前記
クランパーの開き量を調整する調整手段とを備えてなる
ことを特徴とする製本機の制御装置。 - 【請求項3】 製本処理工程を移動するクランパーに本
身を挾持させるクランプ部と、前記本身の背面の糊付け
部と、前記本身を表紙を介して締め付けるニップ板を有
するニッピング部と、前記本身を形成する葉紙の特定枚
数および前記特定枚数に対応するクランパーの開き量を
設定する手段とを備え、前記各部の動作を制御する製本
機の制御方法であって、前記本身を挾持する際、供給さ
れる前記本身を形成する葉紙の枚数を計数し、前記計数
が前記設定枚数に到達するごとに前記設定したクランパ
ーの開き量だけ前記クランパーを開くとともに、前記ニ
ップ板の開き量を前記クランパーの最終開き量に対応す
る量に調整してなることを特徴とする製本機の制御方
法。 - 【請求項4】 製本処理工程を移動するクランパーに本
身を挾持させるクランプ部と、前記本身の背面の糊付け
部と、前記本身を表紙を介して締め付けるニップ板を有
するニッピング部とを備え、前記各部の動作を制御する
製本機の制御装置であって、供給される前記本身を形成
する葉紙の枚数を計数する計数手段と、葉紙の特定枚数
を設定する第1の設定手段と、前記計数手段の計数値と
前記第1の設定手段の設定値とを比較し、前記計数値が
前記設定値と一致するとき出力する比較手段と、前記比
較手段の出力により前記計数手段をリセットするリセッ
ト手段と、前記第1の設定手段の設定値に対応して製本
機のクランパーの本身を挾持する際の開き量を設定する
第2の設定手段と、前記比較手段の出力毎に前記第2の
設定手段の設定量だけ前記クランパーの開き量を調整す
る調整手段と、前記ニップ板の開き量を前記調整後のク
ランパーの開き量に対応する量に調整する調整手段を備
えてなることを特徴とする製本機の制御装置。 - 【請求項5】 製本処理工程を移動するクランパーに本
身を挾持させるクランプ部と、前記本身の通過を案内す
る間隔調整可能のガイド板を有するミーリング部と、前
記本身の背面の糊付け部と、前記本身を表紙を介して締
め付けるニップ板を有するニッピング部とを備え、前記
各部の動作を制御する製本機の制御装置であって、供給
される前記本身を形成する葉紙の枚数を計数する計数手
段と、葉紙の特定枚数を設定する第1の設定手段と、前
記計数手段の計数値と前記第1の設定手段の設定値とを
比較し、前記計数値が前記設定値と一致するとき出力す
る比較手段と、前記比較手段の出力により前記計数手段
をリセットするリセット手段と、前記第1の設定手段の
設定値に対応して製本機のクランパーの本身を挾持する
際の開き量を設定する第2の設定手段と、前記比較手段
の出力毎に前記第2の設定手段の設定量だけ前記クラン
パーの開き量を調整する調整手段と、前記ガイド板およ
び前記ニップ板の開き量を前記調整後のクランパーの開
き量に対応する量に調整する調整手段を備えてなること
を特徴とする製本機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08184696A JP3404213B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 製本機の制御方法及びその制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08184696A JP3404213B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 製本機の制御方法及びその制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09234974A JPH09234974A (ja) | 1997-09-09 |
JP3404213B2 true JP3404213B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=13757851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08184696A Expired - Fee Related JP3404213B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 製本機の制御方法及びその制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3404213B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6685416B2 (en) | 2001-07-11 | 2004-02-03 | Dynic Corporation | Bookbinding device and method |
JP4706341B2 (ja) * | 2005-06-08 | 2011-06-22 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 糊付け製本装置 |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP08184696A patent/JP3404213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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