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JP3835546B2 - 散乱光式煙感知器 - Google Patents

散乱光式煙感知器 Download PDF

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JP3835546B2
JP3835546B2 JP2003004228A JP2003004228A JP3835546B2 JP 3835546 B2 JP3835546 B2 JP 3835546B2 JP 2003004228 A JP2003004228 A JP 2003004228A JP 2003004228 A JP2003004228 A JP 2003004228A JP 3835546 B2 JP3835546 B2 JP 3835546B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部から流入した検煙空間内の煙粒子による光の散乱光を受光して火災を検出する散乱光式煙感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の散乱光式煙感知器としては例えば図12のものがある(特許文献1)。図12(A)において、感知器本体100の下部にカバー102が装着され、その内部に煙が流入する検煙空間103を形成している。検煙空間103内の感知器本体100側にはホルダー104が装着され、ホルダー104には開口110,112を介して発光部106と受光部108が収納される。
【0003】
この構造にあっては、図12(B)に示すように、発光部106は光軸114の方向に光を出し、流入した煙に光が当たることによる散乱光を光軸116の方向から受光部108で受光している。
【0004】
ここで発光部106と受光部108は、感知器における仮想的な水平面上で光軸114,116が斜めに交差するように配置し、光軸交点118の散乱角θを所定の角度に設定している。ここで、散乱角θに対する補角となる光軸の交差角δを構成角と呼び、θ=180°−δの関係にある。
【0005】
更に間に二枚の遮光板120,122を配置し、遮光板120で受光部108に向かう直接光を遮り、次の遮光板122で手前の遮光板120の先端に当たった光の反射光を遮るための光トラップを形成している。
【0006】
尚、この従来構造にあっては、図12(A)のように、発光部106と受光部108の光軸を3°〜5°程度下向きにして光軸交点が検煙空間103の上部面に近づきすぎないように調整している。
【0007】
しかしながら、このような従来の散乱光式煙感知器の構造にあっては、感知器内部の煙が流入する検煙空間103に発光部106、受光部108、遮光板120,122等が突出しており、外部からの煙の流入に方向性を持つ可能性が高いという不具合がある。
【0008】
そこで検煙空間103への煙流入に方向性を持たないようにするため、例えば図13のような散乱光式煙感知器が知られている(特許文献2)。
【0009】
図13において、感知器本体200の下部にカバー202が装着され、その内部に煙が流入する検煙空間203を形成している。検煙空間203内の感知器本体200側にはホルダー204が装着され、ホルダー204には開口210,212を介して発光部206と受光部208が埋め込まれ、検煙空間203に飛び出すことのない構造となっており、煙の流入特性に方向性が無い構造をとっている。
【0010】
発光部206は光軸214の方向に光を出し、流入した煙に光が当たることによる散乱光を光軸216の方向に設置された受光部208で受光する。このため感知器内の仮想的な鉛直面に、発光部206と受光部208を対向しないように光軸214,216を斜め下向きに配置し、光軸交点218の散乱角θを所定の角度に設定している。なお、構成角δは、θ=180°−δの関係にある。
【0011】
一方で、火災による煙の種類は燃焼する材料等により、煙の粒子径は比較的大きなものから小さなものまで様々である。このため、様々な粒子径の煙に対し、極力感度に差のないようにすることがひとつの課題とされている。
【0012】
煙粒子径に対し、感度差の少ない散乱角θは60〜90°程度(構成角δでは90〜120°)であることが知られている(特許文献3)。
【0013】
しかし、図13の従来構造にあっては、煙粒子径に対する感度差を少なくするために散乱角θを例えば60°というように大きくすると、ホルダー204の設置面に対し光軸交点218'のように下にさがり、その分、感知器の高さを大きくしなければならず、さらに天井面からの反射光の影響を避けるため感知器(検煙部)を薄型化できないために、鉛直面上で散乱角θを60〜90°といった適切な角度範囲とすることができない。
【0014】
この場合、散乱角を60〜90°とするために発光部206と受光部208の間隔を狭くすれば、薄型化が可能であるが、受光部に対する電気的な誘導や直接の漏れ光の影響の問題が発生する。すなわち発光部と受光部は極力遠ざけて配置する必要があるため、検煙空間の高さを変えずに散乱角を60°〜90°にしようとすると、検煙部を薄型にすることができない。
【0015】
そこで本願出願人にあっては、検煙部を更に薄型に構成し、かつ散乱角を自在に設定可能とし、検煙空間への煙流入に方向性が無く、更に発光部と受光部を極力遠ざけて配置できる光電式煙感知器を提案している(特願2002−4221)。
【0016】
この散乱光式煙感知器は、検煙部の取付側に発光部および受光部を、検煙空間内に突出することなく発光側開口部と受光側開口部を開けて埋設し、検煙空間に向かう発光部からの光軸と検煙空間内の煙粒子によって散乱されて受光部に向かう散乱光の光軸が、水平方向に所定の角度で交差し且つ鉛直方向に所定の角度で交差するように、発光部と受光部をホルダーに固定している。
【0017】
ところで、このようなホルダーに発光部と受光部を組込んだ構造の散乱光式煙感知器にあっては、発光部に対向する検煙空間の面に光トラップを設け、発光部からの光が直接あたっても受光させないようにしている。
【0018】
図14は光トラップを備えた従来の煙感知器であり(特許文献3)、支持枠313に発光素子311と受光素子312が組込まれ、垂直方向に所定の角度を持つように配置している。支持枠313に相対する蓋体305の内面には光トラップ300が形成され、発光素子311からの光を光トラップ300で受けて減衰拡散させ、反射光を受光素子312に直接入射させないようにしている。
【0019】
【特許文献1】
実公昭59−10606号公報
【特許文献2】
特開昭60−10393号
【特許文献3】
特開平7−72073号
【特許文献4】
実開昭55−141895号公報
【特許文献5】
実開昭63−103190号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このよう発光部と受光部を検煙空間に対するホルダー側に埋め込んで少なくとも垂直方向の所定の角度を持つように配置した散乱光式煙感知器にあっては、発光部からの光は対向する位置に形成した光トラップにより減衰拡散され、受光部に反射光が入射しないようにしているが、光トラップにより拡散された光が更に他の部分で多重反射して受光部に入射し、受光部のS/N比を悪化させる要因となっている。
【0021】
即ち、光トラップは断面三角形状の突条を連続配置した構造であり、理論的には頂点エッジが点であることから、頂点エッジに光が当たっても乱反射は起きないが、実際の光トラップは合成樹脂の成型品として作られており、頂点エッジが点とならずにアールが付き、頂点アール部分に当たった光の乱反射による光が受光部に入射し、受光部のS/Nを低下させている。
【0022】
このような反射の問題は、検煙空間の周囲に配置されたラビリンス部材についても同様であり、発光部からの光がラビリンス部材の内面に当たって反射した後に、他の部分で多重反射して受光部に入射し、これも受光部のS/N比を悪化させる要因となっている。
【0023】
本発明は、発光部からの光の反射光による受光部への影響を最小限に抑えてS/N比を改善する散乱光式煙感知器を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、検煙空間に向けて光を発する発光部と、検煙空間内の煙粒子による発光部からの光の散乱光を受光する受光部と、外部からの煙を流入すると共に外部からの光を遮断するラビリンス部材を周囲に配置すると共に上下に部材を配置することで内部に検煙空間を形成し、発光部および受光部を一方の部材に設け、他方の部材の内面に光トラップを設けた検煙部とを備えた散乱光式煙感知器であって、光トラップは、三角突条と水平底部で構成されると共に水平底部は、三角突条の頂点を通る発光部からの光が到達する深さ以上の深い位置に形成されたことを特徴とする。
【0025】
このような本発明の検煙部内に設けた光トラップによれば、三角突条と水平底部とが交互に繰り返す構造であるため、従来の三角突条が連続的に繰り返す光トラップに比べ、検煙部内面に占める光トラップの合成樹脂成型でアールが付いた頂点エッジの割合が少なくなり、アール付きの頂点エッジに当たった光の乱反射がその分低下し、受光部に入射する内部反射による光量を低減し、S/N比を改善する。
【0026】
ここで光トラップは、例えば所定間隔で形成した三角突条を1つおきに間引きし水平底部とし、三角突条と水平底部とを交互に複数形成している。
【0027】
トラップは深いほど光の減衰能力が高くなる。しかし、光トラップを深くすると感知器の高さ方向の寸法が大きくなり、薄型化を損なう。
【0028】
光トラップを深くすると、当然に隣り合う三角突条の頂点エッジの間隔がひろがる。このため本発明の三角突条と水平底部とが交互に繰り返す光トラップは、頂点エッジの間隔を広げたことになり、実質的に光トラップを深くしたことに相当する。
【0029】
この場合、光トラップの深さは、頂点エッジを通過した発光部からの光が、その先の三角突条のトラップ面に当たれば光トラップとして機能することから、それより深い部分はトラップ面は必要ない。そこで本発明は、トラップ面として必要がなくなる位置を水平底部とし、高さ方向の寸法の拡大を防止している。
【0030】
光トラップの三角突条は、発光部の反対側に位置するトラップ面が水平底部から垂直に起立した垂直面であり、発光部側に位置するトラップ面が所定の頂点鋭角を与える傾斜面である。これによって傾斜トラップ面に当たって反射した発光部からの光を垂直トラップ面で受けてトラップ内にとじこめるように反射させる。
【0031】
本発明の別の形態は、検煙空間に向けて光を発する発光部と、検煙空間内の煙粒子による発光部からの光の散乱光を受光する受光部と、外部からの煙を流入すると共に外部からの光を遮断するラビリンス部材を周囲に配置すると共に上下の部材によって内部に検煙空間を形成し、発光部および受光部を一方の部材に設け、煙の発生を検出する検煙部とを備えた散乱光式煙感知器であって、検煙部は、発光部および受光部を検煙空間内に突出することなく開口部を設けて埋設すると共に、検煙空間に向かう発光部からの光軸と検煙空間内の煙粒子によって散乱されて受光部に向かう散乱光の光軸が、水平方向に所定の角度で交差し且つ鉛直方向に所定の角度で交差するように、発光部と受光部を配置し、更に、発光部に対向した位置のラビリンス部材内面に三角突条を複数形成した光トラップを設けたことを特徴とする。これによってラビリンス部材内面に直接当たった発光部からの光を減衰散乱させ、受光部への入射を防いで受光出力のS/N比を改善する。
【0032】
更に、ラビリンス部材の内面に三角突条を複数形成した光トラップは、発光部に対向した位置のラビリンス部材のみならず、その周囲或いは全てのラビリンス部材に設けたことを特徴とする。
【0033】
また、このように発光部と受光部を水平方向及び垂直方向の両方に所定の角度を持つように埋め込み配置したことで、取付面に対する光軸交点の飛び出し高さを低くし、検煙空間全体として更に薄型にできる。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による散乱光式煙検知器の実施形態を示した断面図である。図1において、散乱光式煙感知器は、感知器本体1とカバー2で構成される。感知器本体1は、検煙部本体5の下部に取り付けられた検煙部カバー6と検煙部本体5の上部に取り付けられた端子盤13で構成されている。
【0035】
検煙部本体5の下部に配置された検煙部カバー6内には、検煙空間4が形成されている。検煙空間4の周囲には検煙部カバー6と一体にラビリンス部材14が形成され、外部からの煙を容易に流入させる経路をつくると同時に、外部からの光の入射を遮っている。
【0036】
このラビリンス部材14の周囲に位置するカバー2の部分には煙流入口3が開口されている。更に検煙部本体5に相対した検煙部カバー6の内面には光トラップ11が形成されている。
【0037】
検煙部本体5はその裏側となる上部に回路基板12を配置すると共に、検煙空間4側に発光部7と受光部8を設けており、それぞれのリード線を回路基板12に接続し、発光駆動及び受光処理を行うようにしている。
【0038】
発光部7は発光側開口部9を介して検煙空間4に光を照射し、検煙空間4に煙が流入した際の煙粒子に光があたった時に生ずる散乱光を、受光側開口部10を介して受光部8に入射するようにしている。
【0039】
ここで本発明にあっては、検煙空間4に向かう発光部7からの光軸と、検煙区間内の煙粒子によって散乱されて受光部8に向かう散乱光の光軸が水平方向に所定の角度αで交差し、且つ鉛直方向に所定角度βで交差するように検煙部本体5に発光部7と受光部8を配置している。
【0040】
図2は図1の散乱光式煙感知器の組立分解図である。図2において、感知器本体1は、端子盤13に対し下側より検煙部本体5を組み付け、更に検煙部本体5に対し下側から検煙部カバー6を組み付けている。組立の済んだ感知器本体1はカバー2に収納され、図1のような組立状態を得ることができる。
【0041】
図3は本発明における検煙部本体5を検煙空間側から見た斜視図である。検煙部本体5の検煙空間側の面には発光側開口部9と受光側開口部10が形成されている。
【0042】
図4は本発明における検煙部本体5と検煙部カバー6を組み合わせた検煙部アッセンブリの断面図であり、図1,図2に対し上下を逆にして示している。図4において、検煙部本体5に対し発光部7及び受光部8は検煙空間4に向かう発光部7からの発光光軸25と、検煙空間4内の煙粒子によって散乱された受光部8に向かう散乱光の受光光軸26が、後の説明で明らかにするように、水平方向に所定の角度αで交差し、且つ鉛直方向に角度βで交差するように配置している。
【0043】
また発光部7の収納部に続いては円筒孔15が形成され、この円筒孔15に続いて開口凹部16が形成され、円筒孔15は開口凹部16の内壁面に開口している。同様に受光部8側についても受光孔18と開口凹部19が形成され、開口凹部19に受光孔18が開口している。
【0044】
図5(A)は図3の検煙部本体5に設けている発光部7と受光部8の設置位置に対応した光学的な位置関係を3次元座標空間で模式的に表している。
【0045】
図5(A)において、発光部7による発光点Pからの発光光軸25をベクトルで示し、光軸交点Oからの散乱光が入射する受光光軸26を受光部8の受光点Qに対するベクトルで示している。
【0046】
この発光点P、光軸交点O及び受光点Qを結ぶ三角形が本発明の煙感知器構造における散乱光式煙検知のための仮想的な光学面であり、三角形POQを形成する面はxy平面となる水平面及びzx平面となる鉛直面のそれぞれに対し、ある角度を持って配置されている。
【0047】
説明を簡単にするため発光点Pのx軸上への投影を投影点Aとなるように配置しており、従って発光光軸25の鉛直方向の傾斜角φは、この場合x軸に対する角度となる。
【0048】
ここで発光光軸25と受光光軸26をxy平面となる水平面から見ると図5(B)のように、投影点Aが発光点Pに対応し、投影点Bが受光点Qに対応する。すなわち発光光軸25と受光光軸26は、水平方向において、所定の角度αをもって交差している。一方、発光光軸25と受光光軸26を面ABQPに投影すると、発光光軸と受光光軸が鉛直方向において、所定の角度βをもって交差する。
【0049】
例えば垂直方向の傾斜角φ=30°に設定し、水平面でのみかけ上の構成角α=120°とすると、構成角δ=97°となる。また水平面でのみかけ上の構成角αをα=120°、傾斜角φをφ=9.8°に設定していると、構成角δはδ=117°となる。
【0050】
これをまとめると、みかけ上の構成角α=120°を一定に保った場合の傾斜角φ=9.8°,30°に対し、実際の構成角δ=117°,97°となり、発光点Pと受光点Qの水平方向での位置を変化させない場合、垂直方向の傾斜角φを大きくすれば、逆に実際の構成角δを小さくする関係が得られる。もちろん垂直方向の傾斜角φを小さくすれば光軸交点Oの高さが低くなることから、より薄型化することになる。
【0051】
図5のような発光から受光までの光軸の3次元関係に基づき、本発明の実施形態では、発光光軸25と受光光軸26の構成角δを略110°としている。もちろんこの構成角δ=110°に対応する散乱角θはθ=180°−δ=70°である。
【0052】
このように本発明にあっては、発光部7の光軸25と受光部8の光軸26を構成角δ=110°に設定した状態で水平面におけるみかけ上の構成角α及び垂直面における傾斜角φをもつように検煙部本体5内に埋め込み配置することで、煙粒子の大きさに対する感度の影響の少ない最適な角度配置を行っても、煙に対する光軸交点の飛び出し量を低く抑え、感知器の薄型構造を実現できる。
【0053】
図6は本発明における検煙部を光トラップ形成側から透視して示した平面図である。
【0054】
図6において、煙検知器本体5と検煙部カバー6の間に形成される検煙空間4は複数のラビリンス部材14を周囲に配置しており、この実施形態においてラビリンス部材14は平面から見て、V字型の形状をもっており、外部からの煙が流入すると共に外部からの光を遮断する。また検煙部本体5に相対した検煙部カバー6(図2参照)の検煙空間4に対する面には、光トラップ11が設けられている。
【0055】
図7は本発明の検煙部に設けた光トラップの説明図であり、図7(A)に検煙部本体5と検煙部カバー6で構成される検煙部の概略構造を示し、図7(B)に検煙部カバー6側に形成された光トラップ11を取り出して拡大している。
【0056】
図7(A)において、発光部7及び受光部8を埋め込み状態で組み込んだ検煙部本体5に検煙空間4を介して相対する検煙部カバー6の内面には光トラップ11が形成されている。この光トラップ11は、図7(B)に拡大して示すように、三角突条11aを間に水平底部11bを設けて交互に繰り返し配置した構造を持ち、この実施形態にあっては三角突条11aにおける頂点エッジ11cの頂角γをγ=30°とした場合を例にとっている。
【0057】
ここで頂点エッジ11cは設計上は三角頂点を持つものであるが、実際には検煙部カバー6が合成樹脂の型成型により製造され、この際に頂点エッジは図示のようにアールのついた頂点エッジ11cとなる。
【0058】
光トラップ11における三角突条11aは水平底部11bから垂直に起立したトラップ面11dと、トラップ面11dとの交差で頂角γ=30°を与えるように水平底部11bから斜めに立ちあがった傾斜面となるトラップ面11eで形成されている。
【0059】
この三角突条11aにおけるトラップ面11d,11eのうち、傾斜面となるトラップ面11eが図7(A)のように発光部7側に位置し、トラップ面11dが発光部7からみて裏側に位置する。
【0060】
また光トラップ11における三角突条11aの底部間隔をL1、水平底部11bの間隔をL2とすると、L1=L2となるように設けられている。この事は間隔L1で連続して形成していた三角突条11aを1つおきに間引きして水平底部11bとした構造に相当する。
【0061】
図8は本発明の光トラップ11における深さを決める水平底部11bの位置設定の条件を示した説明図である。図8において、三角突条11aを持つ光トラップ11は、隣合う三角突条11aの間に想像線で示すトラップ溝27を本来持っている。このトラップ溝27は、隣合う三角突条11aの間隔Lが広くなるほど溝の深さDが深くなり、光トラップとしての減衰能力が高くなる。
【0062】
しかしながら、光トラップ溝27を深くすると検煙部カバー6における高さ方向の寸法が増大し、感知器の薄型化を損なう。
【0063】
一方、発光部7からの光トラップに対する光軸が例えば光軸28であったとすると、光軸28は手前の三角突条11aの頂点を通って次の三角突条11aのトラップ面11eにあたる。この光軸28がトラップ面11eに当たる点をP点とすると、本発明における光トラップの水平底部11bは少なくともこのP点より溝が浅くならない位置に、位置させる必要がある。
【0064】
もし水平底部11bがP点を超えて溝が浅くなる方向に配置されたとすると、光軸28による発光部からの光は直接、水平底部11bに当たって受光部8側に反射され、受光部8に入射する可能性が高くなる。
【0065】
これに対しP点より深い位置に水平底部11bが配置されていれば、光軸28からの光は必ずトラップ面11eにあたって向かいあうトラップ面11d側に反射されることになり、水平底部11bに直接当たって受光部側へ反射してしまうことを回避できる。
【0066】
このような理由から本発明の光トラップ11における水平底部11bの位置は、発光部7からの光が直接水平底部11bに当たらないような深さとなるように設定されている。
【0067】
実際には図7(A)のように発光部7からの光は光トラップ11における領域6aの部分で直接当たっており、この領域6aの部分の光トラップ11について図8のような条件を満たす位置に水平底部11bが設定されていればよい。
【0068】
また図7(A)における発光部7からの光の下側の部分は検煙空間4の周囲に配置されたラビリンス部材14の内面にあたった後に、光トラップ11側に反射しており、このラビリンス部材14からの反射光に対しても光トラップ11が効果的に光を減衰して受光部8側への反射を抑えている。
【0069】
図9は頂角γを45°とした光トラップを用いた本発明による検煙部の説明図である。図9(A)は検煙部本体5と検煙部カバー6で形成される検煙部の概略構成であり、図9(B)に光トラップの一部を取り出して拡大して示している。
【0070】
図9(A)の検煙部カバー6の内面に形成された光トラップ31は、図9(B)に取り出して示すように、三角突条31aと水平底部31bを交互に複数形成しており、両者の間隔L1,L2は図7の場合と同様L1=L2としている。
【0071】
ここで三角突条31aの頂点エッジ31cを形成する頂角γはγ=45°に設定されている。このように頂角γ=45°とすることで水平底部31bに対する三角突条31aの高さを小さくすることができ、その分、検煙部を薄型化することができる。
【0072】
また三角突条31aは水平底部31bから垂直に立ち上がったトラップ面31dとトラップ面31dに交差して頂角γ=45°なるように水平底部31bから斜めに立ち上がった傾斜面となるトラップ面31eを備えている。
【0073】
この頂角γ=45°とした場合の三角突条31aと水平底部31bの関係も図8に示したと同様、発光部7からの三角突条31aの頂点を通る光軸の光がトラップ面31eにあたった点をP点とし、このP点以下の深さに水平底部31bを設ける。
【0074】
また図10は本発明によるラビリンス部材に光トラップを設けた実施形態の説明図である。図10において、ラビリンス部材14は図6に示した検煙部における検煙部本体5側に設けている発光側開口部9からの発光光軸25が内側にあたるラビリンス部材であり、この発光部に対した位置のラビリンス部材14の内面に光トラップ32を形成している。
【0075】
光トラップ32は頂点が所定の鋭角、例えば30°もしくは45°といった頂角を持った二等辺三角形の形状を持った三角突条を縦方向に複数形成している。
【0076】
この光トラップ32を内側に形成したラビリンス部材14は、例えば図7(A)のように、発光部7からの光を直接受ける領域14aの部分を持っており、この領域14aの部分には光トラップ32が形成されているため光トラップ32が形成されていない場合に比べ、発光部7からのラビリンス部材14の内側にあたった光を減衰拡散し、検煙空間4の天井面となる光トラップ11側への反射光を十分に抑制し、受光部8側の光の入射を最小限に抑えることができる。
【0077】
図11は本発明によるラビリンス部材に光トラップを設けた他の実施形態の説明図であり、この実施形態にあっては、図10の発光部からの光が直接あたるラビリンス部材のみならず、その周囲のラビリンス部材或いは全てのラビリンス部材の内面に光トラップ32を設けるようにしたことを特徴とする。
【0078】
このようにラビリンス部材の内面の全てに光トラップ32が形成されることで、更に受光部に対する光の入射を最小限に抑えることができる。
【0079】
尚、上記の実施形態にあっては検煙空間4を介して相対する検煙部カバー6の内面に光トラップ31を設け、且つ発光部7からの光軸があたるラビリンス部材14の内側に光トラップ32を形成しているが、検煙部カバー6の内面の光トラップ31のみの構成としても良いし、ラビリンス部材14の内側に光トラップ32のみを形成した構造としても良い。
【0080】
更に光トラップ11,31の三角突条として頂角γを30°又は45°とした場合を例にとるものであったが、この頂角γも必要に応じて適宜の鋭角角度としても良い。
【0081】
また上記の実施形態は検煙空間の発光部に対する天井面側の光トラップ11,31は三角突条として断面形状が直角三角形としたものを例にとって、またラビリンス部材14の内側の光トラップ32については三角突条を二等辺三角形とした場合を例にとっているが、三角突条の断面三角形状としては適宜の三角形状としても良い。
【0082】
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0083】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、検煙空間の一方の発光部及び受光部が埋め込まれた部材に相対した反対側の対向面に形成した光トラップとして三角突条と水平底部とが交互に繰り返す構造としたことで、三角突条が連続的に繰り返す従来の光トラップに比べ、発光部からの光また反射光があたったときに散乱光を生ずる三角突条のアール付頂点エッジの光トラップに占める割合を少なくでき、頂点エッジの割合が少なくできた分、アール付頂点エッジにあたった光の散乱によって受光部に入射する光量を低減し、受光部からの出力のS/N比を改善することができる。
【0084】
更に本発明にあっては少なくとも発光部からの光が直接あたる位置のラビリンス部材の内面に光トラップを設けたことで、発光部から直接ラビリンス部材の内面にあたった光反射量を抑え、受光部への入射を防いで受光出力のS/N比を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による散乱光式煙感知器の実施形態を示した断面図
【図2】図1の散乱光式煙感知器の組立分解図
【図3】本発明における検煙部本体の検煙空間側から見た斜視図
【図4】本発明における検煙部本体と検煙部カバーを組み合わせた検煙部アッセンブリの断面図
【図5】本発明における発光部と受光部の位置関係の説明図
【図6】本発明における検煙部を光トラップ形成側から透視して示した平面図
【図7】頂角γを30°とした光トラップを用いた本発明による検煙部の説明図
【図8】本発明の光トラップに必要な深さの説明図
【図9】頂角γを45°とした光トラップを用いた本発明による検煙部の説明図
【図10】本発明によるラビリンス部材に設けた光トラップの実施形態の説明図
【図11】本発明によるラビリンス部材に設けた光トラップの他の実施形態の説明図
【図12】従来の感知器構造の説明図
【図13】検煙空間に発光部、受光部等を突出させない従来構造の説明図
【図14】光トラップを設けた従来の煙感知器の説明図
【符号の説明】
1:感知器本体
2:カバー
3:煙流入口
4:検煙空間
5:検煙部本体
6:検煙部カバー
7:発光部
8:受光部
9:発光側開口部
10:受光側開口部
11,31,32:光トラップ
11a,31a:三角突条
11b,31b:水平底部
11c,31c:頂点エッジ
11d,11e,31e,31d:トラップ面
12:回路基板
13:端子盤
14:ラビリンス部材
15:円筒孔
16,19:開口凹部
25:発光光軸
26:受光光軸

Claims (3)

  1. 検煙空間に向けて光を発する発光部と、
    前記検煙空間内の煙粒子による前記発光部からの光の散乱光を受光する受光部と、
    外部からの煙を流入すると共に外部からの光を遮断するラビリンス部材を周囲に配置すると共に上下に部材を配置することで内部に前記検煙空間を形成し、前記発光部および受光部を前記一方の部材に設け、前記他方の部材の内面に光トラップを設けた検煙部と、
    を備えた散乱光式煙感知器に於いて、
    前記光トラップは、三角突条と水平底部で構成されると共に前記水平底部は、前記三角突条の頂点を通る発光部からの光が到達する深さ以上の深い位置に形成されたことを特徴とする散乱光式煙感知器。
  2. 請求項1記載の散乱光式煙感知器において、前記光トラップは、所定間隔で形成した三角突条を1つおきに間引きして水平底部とし、前記三角突条と前記水平低部とを交互に複数形成したことを特徴とする散乱光式煙感知器。
  3. 請求項1記載の散乱光式煙感知器において、前記光トラップの三角突条は、発光部の反対側に位置するトラップ面が水平底部から垂直に起立した垂直面であり、発光部側に位置するトラップ面が所定の頂点鋭角を与える傾斜面であることを特徴とする散乱光式煙感知器。
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