JP3833781B2 - Exposure control device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光制御装置に係り、特に、LEDチップやLD(レーザダイオード)等の発光素子による露光の制御を行なう露光制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像データに基づいて感光材料に対して露光すると共に、この露光によって感光材料に記録された画像を普通紙等に転写して出力するプリンタ等の画像記録装置では、露光のために発光する発光素子としてのLEDチップを複数備え、これらのLEDチップによる露光は露光制御装置によって制御される。
【0003】
このような、従来の露光制御装置では、画像データがデジタル信号である場合、該画像データをアナログ信号に変換するためのデジタル/アナログコンバータ(以下、D/Aコンバータと称する)をチャンネル数分(LEDチップ数分)備えていた。
【0004】
しかしながら、DAコンバータは1チャンネル当りのコストが高く、チャンネル数分のDAコンバータを備えた場合、露光制御装置のコストが高くなるという問題点があった。
【0005】
このような問題点を解消するために、従来は図14に示すように、1チャンネル分のデジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ32の出力端に、アナログスイッチ34n (nは1〜N、以下同様)、コンデンサ36n 、及びバッファアンプ38n から構成されたサンプルホールド回路をチャンネル数分(図14ではNチャンネル分)並列接続し、DAコンバータ32の入力端に各チャンネルに対応するデジタル信号をチャンネル毎に分割して入力し、該入力のタイミングに同期したタイミングのサンプリング信号をタイミング生成回路46によって生成して、該サンプリング信号によりチャンネル毎に各アナログスイッチ34n のオン/オフの切換えを制御することによってDAコンバータ32から出力されたチャンネル毎のアナログ信号をコンデンサ36n にサンプルホールドし、該サンプルホールドされたチャンネル毎のアナログ信号の各バッファアンプ38n からの出力信号(1ch〜Nch)を各チャンネルのアナログ信号として用いていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、1チャンネル分のDAコンバータを多チャンネル化するために、チャンネル数分のサンプルホールド回路をDAコンバータの出力端に並列接続しているため、サンプルホールド回路を構成するバッファアンプ等の影響によりチャンネル毎に異なるオフセット電圧が出力に発生してしまうという問題点があった。このような多チャンネルDAコンバータを、チャンネル数分のLEDチップを発光させるための駆動回路として用いた場合、LEDチップを発光させたくない場合であってもオフセット電圧の影響で発光してしまうことになる。
【0007】
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、オフセット電圧に起因する発光素子の誤発光を防ぐことができる露光制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の露光制御装置は、1チャンネルのデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログコンバータと、前記デジタル/アナログコンバータに複数チャンネルのデジタル信号をチャンネル毎に分割して入力する入力手段と、前記デジタル/アナログコンバータの出力端に各々並列に接続されると共に、前記デジタル/アナログコンバータから出力されたチャンネル毎のアナログ信号に基づいて発光素子を発光させるための駆動信号を生成する複数の駆動回路と、前記複数の駆動回路の各々によって生成された所定の駆動信号により前記発光素子を発光させたときの光量と、前記所定の駆動信号と、に基づいて、前記複数の駆動回路の各々のオフセット電圧を検出するオフセット検出手段と、所定電圧を前記デジタル/アナログコンバータの出力に加える加算回路と、前記所定電圧が加えられることによって、前記オフセット検出手段により検出された前記複数の駆動回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされるように、前記デジタル/アナログコンバータに入力されるチャンネル毎のデジタル信号を変換する変換手段と、を備えている。
【0009】
請求項1に記載の露光制御装置によれば、発光素子を発光させるための駆動信号を生成する複数の駆動回路の各々のオフセット電圧がオフセット検出手段により検出される。ここで、オフセット電圧は、目標電圧と実際の電圧とのずれの電圧である。
【0010】
また、1チャンネルのデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログコンバータに対して、入力手段により複数チャンネルのデジタル信号がチャンネル毎に分割されて入力される。従って、デジタル/アナログコンバータから出力されるアナログ信号は、チャンネル毎に分割されたものとなる。
その後、デジタル/アナログコンバータの出力端に各々並列に接続された複数の駆動回路により、デジタル/アナログコンバータから出力されたチャンネル毎のアナログ信号に基づいて、発光素子を発光させるための駆動信号が生成される。
このように、請求項1記載の露光制御装置では、1つのデジタル/アナログコンバータからチャンネル毎に出力されたアナログ信号に基づいて駆動信号を生成し、発光素子を発光させることにより、多チャンネルに対応したデジタル/アナログコンバータを用いた露光制御装置が実現される。
さらに請求項1記載の露光制御装置では、加算回路により所定電圧がデジタル/アナログコンバータの出力に加えられると共に、所定電圧が加えられることによって複数の駆動回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされるように、デジタル/アナログコンバータに入力されるチャンネル毎のデジタル信号が変換手段により変換される。
したがって、複数チャンネルの駆動回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされる。
【0011】
このように、請求項1に記載の露光制御装置によれば、オフセット検出手段により複数の駆動回路の各々のオフセット電圧が検出され、検出されたオフセット電圧に基づいて複数の駆動回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされるので、複数チャンネルの出力のオフセット電圧の発生を防ぐことができ、複数の駆動回路の各々のオフセット電圧に起因する発光素子の誤発光を防ぐことができる。
【0012】
ところで、駆動回路にオフセット電圧がない場合には、所定の駆動信号によって、発光素子は駆動信号の大きさに応じた所定の光量で発光する。しかしながら、駆動回路にオフセット電圧がある場合には、該オフセット電圧に応じた光量分だけ上記所定の光量に比較して光量が増加、または減少する。
【0013】
このことを利用して、前記オフセット検出手段は、前記複数の駆動回路の各々によって生成された所定の駆動信号により前記発光素子を発光させたときの光量と、前記所定の駆動信号と、に基づいて前記複数の駆動回路の各々のオフセット電圧を検出する。
【0014】
一般に露光制御装置には、露光量の調整等を行なうために、発光素子の光量を検出するためのセンサ(フォトダイオード、フォトトランジスタ等)が設けられており、この光量センサを利用することによって安価にオフセット検出手段を構成することができる。
【0015】
このように、請求項1に記載の露光制御装置によれば、オフセット検出手段が、一般に露光制御装置に設けられている光量センサを利用して構成することができるので、安価に露光制御装置を構成することができる。
【0016】
なお、請求項2に記載の露光制御装置のように、請求項1に記載の露光制御装置における前記所定の駆動信号は、前記駆動回路のオフセット電圧が発生しないと仮定した場合に、前記発光素子を発光させない駆動信号であることが好ましい。
【0017】
このように、請求項1に記載の露光制御装置における所定の駆動信号を駆動回路のオフセット電圧が発生しないと仮定した場合に、発光素子を発光させないものとすることにより、このときの発光素子の光量が直接オフセット電圧に比例したものとなるので、所定の駆動信号をこのようにしない場合に比較して、より簡易にオフセット電圧の検出を行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本実施の形態では、本発明の露光制御装置を、画像データによりLEDチップの発光を制御して感光材料上に画像を記録する画像記録装置に適用した場合について説明する。
【0019】
[第1実施形態]
(全体構成「外観」)
図1乃至図3には、本第1実施形態に係る画像記録装置100が示されている。
【0020】
この画像記録装置100は、CD−ROM102やFD(フロッピーディスク)104(図3参照)に記録された画像データを読取り、画像データに基づいた画像を感光材料106に露光すると共に、この感光材料106に記録された画像を普通紙(受像紙108)に転写して出力する装置である。
【0021】
箱型のケーシング110の前面(図3の左側)の上部は傾斜面とされ、操作表示部112が設けられている。
【0022】
図2に示される如く、操作表示部112は、右側に位置するモニタ部114と左側に位置する入力部116とに分類され、モニタ部114は前記読み取った画像が写し出されるようになっている。
【0023】
また、入力部116は、複数の操作キー118と、入力データ確認用表示部120とで構成されており、記録枚数、サイズ設定、色バランス調整、ネガ/ポジ選択等、画像記録に必要なデータを入力することができるようになっている。
【0024】
操作表示部112の下方には、デッキ部122が配設されている。デッキ部122は、図2の右側に位置するCD−ROM用デッキ部124と、左側に位置するFDデッキ部126とで構成されている。
【0025】
CD−ROM用デッキ部124は、開閉ボタン128を押圧操作することにより、トレイ130が開閉できるようになっている。このトレイ130上にCD−ROM102を載置することにより、CD−ROM102を装置内部に装填することができる。
【0026】
一方、FDデッキ部126は、FD挿入スロットル132が設けられ、FD104を挿入することにより、装置内部の駆動系が作動して、FD104を引き入れる構造となっている。なお、FD104を取り出す場合は、操作ボタン134を押圧することにより、FD104を引き出すことができる。
【0027】
なお、CD−ROMデッキ部124及びFDデッキ部126には、それぞれアクセスランプ136、138が設けられ、装置内でアクセス中はこのアクセスランプ136、138が点灯するようになっている。
【0028】
デッキ部122のさらに下方には、排出トレイ140が配設されている。この排出トレイ140は、通常は装置内に収容されており、把持部142に指をかけて引き出すことができるようになっている(図1参照)。
【0029】
この排出トレイ140上に、前記画像が記録された受像紙108が排出されるようになっている。
【0030】
受像紙108は、予めトレイ144に層状に収容されており、このトレイ144はケーシング110の上面に設けられた、トレイ装填口146に装填されるようになっている。このトレイ装填口146に装填されたトレイ144から、1枚づつ受像紙108を取り出し、画像を転写させた後、前記排出トレイ140へ案内される構成である。
【0031】
ケーシング110の右側面(図1の紙面手前側)には、2個の円形のカバー部材148、150が取付けられている。このカバー部材148、150は、個々着脱可能とされており、このカバー部材148、150の軸線方向に沿った装置内部には、図3に示される如く、ロール状の感光材料106を巻き取る供給リール152と巻取リール154とが配設されており、これらのリールは、カバー部材148、150を取り外した状態で取り出し、又は装填することができるようになっている。
【0032】
(受像紙搬送系)
図3に示される如く、トレイ装填口146に装填されたトレイ144は、その先端部上面が半月ローラ156に対向するようになっている。
【0033】
半月ローラ156は周面の一部が軸線と平行な面で切り欠かれており、通常は、この切欠部158がトレイ144内の最上層の受像紙108と、所定の間隔をおいて対向されている。ここで、半月ローラ156が回転すると、前記最上層の受像紙108と半月ローラ156の周面とが接触し、半月ローラ156が1回転することによって受像紙108が若干引き出される。引き出された受像紙108は、第1のローラ対160に挟持され、この第1のローラ対160の駆動力によって、トレイ144から完全に引き出される。
【0034】
第1のローラ対160の下流側には、第2のローラ対162、ガイド板164、第3のローラ対166が順に配設されており、受像紙108は第1のローラ対160に挟持された後、第2のローラ対162に挟持され、かつガイド板164に案内され、第3のローラ対166に挟持される。
【0035】
この第3のローラ対166では、感光材料106との重ね合わせも行われる。すなわち、第3のローラ対166は、感光材料106の搬送路としても使用される。
【0036】
(感光材料搬送系)
感光材料106は、供給リール152に層状に巻き取られた長尺の形で装置に装填されている。供給リール152は、前記カバー部材150(装置後方側)を取り外し、軸線方向に挿入することにより、所定位置に装填することができる。
【0037】
感光材料106が所定位置に装填されている状態で、最外層を引き出し初期設定として所定の搬送路に沿ってローディングが行われている。ローディングの手順は、供給リール152から最外層を引き出し、この供給リール152の装填位置近傍の第4のローラ対168に挟持させ、リザーバ部170、ガイド板172を介して、前記第3のローラ対166に挟持させた後、ヒートローラ174に巻き掛けて、巻取リール154に巻き掛けるようにしている。なお、この場合、ローディングに必要な長さ分のリーダテープを供給リール152に巻き取られた感光材料106の先端部に設けてもよい。
【0038】
なお、この感光材料106の搬送路の内、第4のローラ対168とリザーバ部170との間には露光部176が設けられている。また、リザーバ部170とガイド板172との間には、水塗布部178が設けられている。この露光部176及び水塗布部178の詳細については後述するが、工程として感光材料106に露光部176で画像が露光された後、乳剤面(露光面)に水が塗布された状態で第3のローラ対166で受像紙108と重ね合わされるようになっている。
【0039】
(ヒートローラ)
ヒートローラ174は、本装置の熱現像転写部であり、円筒状のローラ本体180と、このローラ本体180の内部の軸線に沿って設けられたヒータ182と、で構成されており、ヒータ182の作動によって、ローラ本体180の表面が加熱され、このローラ本体180に巻き掛けられる部材(感光材料106及び受像紙108)に熱を与える役目を有している。この加熱により、熱現像転写処理がなされ、感光材料106上に記録された画像が、受像紙108に転写されるようになっている。
【0040】
ヒートローラ174の左下近傍には剥離ローラ184と剥離爪186とが設けられ、ヒートローラ174に約1/3程度巻き掛けられた受像紙108を感光材料106から引き剥がし、排出トレイ140方向に受像紙108を案内する構造となっている。
【0041】
一方、感光材料106は、ヒートローラ174に約1/2程度巻き取られ、180°方向転換されて巻取リール154が装填された位置へ案内されるようになっている。
【0042】
(水塗布部)
図3に示される如く、水塗布部178は、画像形成用溶媒としての水を感光材料106又は受像紙108に付与し、両者の重ね合わせ面を密着させ、熱現像する役目を有しており、感光材料106の幅方向に沿って長尺の塗布片188と、水を貯留するタンク190とで構成されている。
【0043】
塗布片188は、フェルトやスポンジ等の吸収性の高い部材で、かつ適度な硬さを持ったもので、感光材料106が搬送時に所定の圧力で接触するようになっている。タンク190内の水は毛細管現象を利用して、塗布片188へ常に適度な量が移行するようになっており、前記感光材料106と塗布片188とが接触することにより、塗布片188によって感光材料106の表面(乳剤面)に水が塗布される構成である。
【0044】
また、塗布片188が適度な圧力で感光材料106に当接しているため、水は、均一に塗布される。
【0045】
タンク190内の水は、水塗布部178全体を取り外すことにより、補充するようになっているが、配管を施して、装置外部から常に水を供給するようにしてもよい。
【0046】
なお、本第1実施形態では、画像形成用溶媒として水を使用しているが、この水は純水に限らず、広く一般的に使用されている意味で水を含む。また、水とメタノール、DMF、アセトン、ジイソプチルケトン等の低沸点溶媒との混合溶媒であってもよい。さらに、画像形成促進剤、カブリ防止剤、現像停止剤、親水性熱溶媒等を含有させた溶液であってもよい。
【0047】
(露光部)
図4には、本第1実施形態に係る露光部176が示されている。
【0048】
露光部176は、感光材料106の搬送路上方に設けられた光源ユニット200を主構成として、コントローラ202に接続されている。コントローラ202には、画像データがメモリされており(前記CD−ROM102やFD104から読み取った画像データ)、この画像データに応じて、光源ユニット200内のフルカラー画像形成用光源部204を点灯させるようになっている。なお、本発明に特に関係するコントローラ202内のフルカラー画像形成用光源部204を点灯させる部分の構成、すなわち本発明の露光制御装置に相当する部分及びその周辺の構成については後述する。
【0049】
光源ユニット200は、後述する主走査ユニット206の駆動によって、感光材料106の幅方向(主走査方向)に移動可能となっており、感光材料106が露光部176をステップ移動するときの停止時に主走査が行われるようになっている。
【0050】
露光部176の光源ユニット200は、箱型の露光ケーシング214によって覆われており、この露光ケーシング214の上端面にフルカラー画像形成用光源部204が配設され、このフルカラー画像形成用光源部204の発光面が露光ケーシング214の開孔部側に向けられている。フルカラー画像形成用光源部204の発光面側には、発光色毎に矩形状の開孔部が設けられたアパーチャ216が配設され、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色に発光する発光素子としてのR−LEDチップ208R、G−LEDチップ208G、B−LEDチップ208B(各色それぞれ11個づつ、図5参照)からの光の広がりを制限している。
【0051】
アパーチャ216の下流側で露光ケーシング214の中央部には、レンズ212が配設され、フルカラー画像形成用光源部204からの光を集光し、感光材料106近傍に結像させる役目を有している。なお、結像される光の解像度は、300〜400dpi程度である。また、レンズ212では図面の上で単体で示しているが、複数枚のレンズを組み合わせて単一のレンズ系を構成してもよい。
【0052】
ここで、レンズ212は、複数枚のレンズと絞りで構成されており、像面の高さがある程度変わっても倍率が変動しない特性を持ったレンズであるとした場合、主走査ユニット206による主走査移動時や、LEDチップ208の取り付け状態による微小な誤差を吸収することができる。
【0053】
また、ピントは、図示しないオートフォーカス機構によって常に調整されている。
【0054】
光源ユニット200は、主走査ユニット206の一部を構成する互いに平行な一対のガイドシャフト218に支持されている。このガイドシャフト218は、感光材料106の幅方向(図4の矢印W方向)に沿って配設されており、フルカラー画像形成用光源部204は、このガイドシャフト218に案内されて、感光材料106の幅方向に移動可能とされている。
【0055】
フルカラー画像形成用光源部204の露光ケーシング214には、無端のタイミングベルト220の一部が固定されている。このタイミングベルト220の両端は、それぞれガイドシャフト218の両端近傍に位置するスプロケット222に巻き掛けられている。一方のスプロケット222の回転軸は変速機224を介してステッピングモータ226の回転軸と連結されており、このステッピングモータ226の往復回転によって、フルカラー画像形成用光源部204は、ガイドシャフト218に沿って往復移動される。
【0056】
ステッピングモータ226の駆動は、コントローラ202によって制御され、感光材料106のステップ移動と同期がとられている。すなわち、感光材料106が1ステップ移動して停止した状態で、ステッピングモータ226が回転を開始して感光材料106上をフルカラー画像形成用光源部204が感光材料106の幅方向に沿って移動する。所定パルスを確認した後、ステッピングモータ226を逆回転させることにより、フルカラー画像形成用光源部204は、元の位置に戻る。このフルカラー画像形成用光源部204の戻り動作と同時に感光材料106の次の移動が開始されるようになっている。
【0057】
光源ユニット200の光出力側、感光材料106との対向面かつ主走査開始位置近傍にはフォトダイオード228が配設され、フルカラー画像形成用光源部204からの光源の光量に比例した大きさのアナログ信号を出力するようになっている。このフォトダイオード228は、光量補正ユニット230に接続され、前記アナログ信号はこの光量補正ユニット230へ入力される。
【0058】
光量補正ユニット230では、検出した各色のLEDチップ208からの光量を比較して、光量、色バランス調整を行い、補正値をコントローラ202へ出力する役目を有している。この補正値に基づいて、フルカラー画像形成用光源部204へ送られる画像データが補正され、適正な光量で各LEDチップ208が点灯する。
【0059】
図5に示される如く、フルカラー画像形成用光源部204は、B−LEDチップ208B、G−LEDチップ208G、R−LEDチップ208Rが集合して構成されており、それぞれ基板210上で、感光材料106の幅方向(主走査方向)に沿って、同一の配列規則にしたがって取り付けられている。すなわち、基板210の平面視で右端には、11個のB−LEDチップ208Bが、2列、かつ千鳥状に配列され、左端には、11個のR−LEDチップ208Rが、2列、かつ千鳥状に配列され、中央には、11個のG−LEDチップ208Gが、2列、かつ千鳥状に配列されており、合計6列のLEDチップが配列されている。
【0060】
基板210には、所定の配線がエッチング処理等で施されているが、この配線間が短絡しないように、金属で被覆されており、放熱機能を有している。このため、LEDチップ208の点灯による発熱を抑制することができ、発光量の変動を抑えることができる。なお、LEDチップ208の外形寸法(x×y)は約360×360μmである。
【0061】
ところで、図5に示される如く、基板210にマウントすべきLEDチップ208の同一色の列間ピッチ(主走査方向のピッチ)Pは600μmで、各列の行ピッチ(副走査方向のピッチ)Lは520μm、千鳥状としたときの段差寸法Dは260μm、各色間の隙間寸法GはR−G間、G−B間で同一であることが好ましい。なお、図5に示すLEDチップ208の斜線部分は、実際に発光する領域であり、千鳥状とした同一発光色のLEDにおける隣り合う各行間の発光領域の境を一致させている。
【0062】
上記構造のフルカラー画像形成用光源部204により、感光材料106上には、各色共に1回の主走査で11本の主走査ラインが記録できることになる。なお、主走査ラインピッチ間は偶数の10となる。
【0063】
ここで、本第1実施形態では図6に示すように、感光材料106のステップ移動は、感光材料106上に記録される今回の第1番目の主走査ラインが、前回の6番目と7番目の間の主走査ラインの中間位置にくるピッチ(5.5 ラインピッチ)で副走査駆動、停止を繰り返すように制御されている。なお、図6において、細実線が前回の主走査によって形成された11本の主走査ラインであり、鎖線が今回の主走査によって形成される11本の主走査ラインであり、太実線が次回の主走査によって形成される11本の主走査ラインである。
【0064】
このように、LEDチップ208を奇数個とすることにより主走査ライン間を偶数個とし(すなわち、10間隔とし)、主走査ライン間の半数ずつにさらに主走査ラインを形成するようにして解像度を2倍に増加させている。このようにLEDチップ208を発光色毎に奇数個としてLEDチップ208の間隔を偶数個とし、主走査ラインの半数ずつに走査ラインを形成しているので、副走査ピッチを全て同一とすることができる。また、最初の主走査駆動時の第1番目から5番目の主走査ラインは、制御上書き込み無しとしている。
【0065】
次に図7を参照して、本発明に特に関係するコントローラ202内におけるフルカラー画像形成用光源部204を点灯させる部分の構成、すなわち本発明の露光制御装置に相当する部分及びその周辺の構成について詳細に説明する。
【0066】
コントローラ202は、入力された画像データを一時的に記憶する画像メモリ10を備えており、画像メモリ10の出力端は入力された画像データを所定の規則に従って変換する変換テーブルをチャンネル毎に予め記憶したメモリで構成されたルックアップテーブル(以下、LUTと称する)12の入力端に接続されており、LUT12の出力端は1チャンネル分のデジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ32の入力端に接続されている。
【0067】
なお、LUT12内のチャンネル毎に記憶された変換テーブルは、例えば図9(A)に示すように、16進数2桁の入力データ(‘00’〜‘FF’)を16進数3桁の出力データ(‘000’〜‘FFF’)に変換する。この際の変換は、図9(B)に示すように、DAコンバータ32からの出力電圧がDAコンバータ32の入力データ、即ちLUT12の出力データに比例するように、DAコンバータ32の入出力特性に応じて、例えば図9(A)に示すように、LUT12の入力データの最小値付近及び最大値付近に対するLUT12の出力データの範囲X1が、入力データの中心値付近に対する出力データの範囲X2より大きくなるようにする。なお、これ以降の説明では、LUT12内の各チャンネルに対応した変換テーブルとして、図9(A)に示す変換を行なうものが予め記憶されているものとする。
【0068】
DAコンバータ32の出力端は、所定電圧を生成してDAコンバータ32の出力に対して加える加算回路としてのオフセット加算回路14からの加算点を介して複数(本第1実施形態ではLEDチップ208の数に相当する33)に分岐しており、各々アナログスイッチ34n (nは1〜N、本第1実施形態ではN=33、以下同様)のスイッチ部の一端に接続されており、各アナログスイッチ34n のスイッチ部の他端は、コンデンサ36n の一端、及びバッファアンプ38n の非反転入力端に接続されている。また、コンデンサ36n の他端は接地されている。
【0069】
一方、バッファアンプ38n の出力端はバッファアンプ38n の反転入力端、及びアナログスイッチ40n のスイッチ部の一端に接続されており、アナログスイッチ40n のスイッチ部の他端はコンデンサ42n の一端、及びバッファアンプ44n の非反転入力端に接続されている。また、コンデンサ42n の他端は接地されている。
【0070】
一方、バッファアンプ44n の出力端はバッファアンプ44n の反転入力端に接続されていると共に、スイッチング用のトランジスタ46n のベースに接続されており、さらにトランジスタ46n のコレクタはフルカラー画像形成用光源部204における各々11個づつのLEDチップ208R、208G、及び208Bのカソードに接続されており、LEDチップ208R、208G、及び208Bのアノードは、各々抵抗48n を介して所定電圧が印加されている。なお、トランジスタ46n のエミッタは接地されている。
【0071】
また、アナログスイッチ34n の各々のスイッチ切換入力端は、タイミング生成回路46の各チャンネルに対応したサンプリング信号46Aの出力端に各々接続されており、アナログスイッチ40n の各々のスイッチ切換入力端は、タイミング生成回路46のサンプリング信号46Bの同一の出力端に接続されている。
【0072】
このようにアナログスイッチ34n 、コンデンサ36n 、及びバッファアンプ38n によって1段目のサンプルホールド回路が、アナログスイッチ40n 、コンデンサ42n 、及びバッファアンプ44n によって2段目のサンプルホールド回路が、各々構成されている。従って、各段のサンプルホールド回路に設けられたバッファアンプ38n 、44n 等の影響により、各チャンネルの2段目のサンプルホールド回路の出力端、すなわちバッファアンプ44n の出力端には各々異なるオフセット電圧が発生する。このオフセット電圧を0Vとする(キャンセルする)ために、本第1実施形態では、オフセット加算回路14によるDAコンバータ32の出力への所定電圧の加算、及びLUT12のチャンネル毎の変換テーブルの書き換えを行なうが、この詳細については後述する。なお、上記2段のサンプルホールド回路が本発明の駆動回路に相当する。
【0073】
コントローラ202には、光量補正ユニット230及び画像メモリ10に接続され、光量補正ユニット230から入力された補正値に基づいて画像メモリ10に記憶された画像データの補正を行なうCPU16が備えられている。
【0074】
CPU16は、さらにステッピングモータ226、タイミング生成回路46、及びLUT12にも接続されており、フルカラー画像形成用光源部204のステップ移動の制御、タイミング生成回路46に対する主走査方向に1画素分の画像記録を行なう際の1周期を示す画素クロック信号16A(図8参照)の出力、及びLUT12の各チャンネルの変換テーブルの書き換え等を行なう。
【0075】
タイミング生成回路46は、さらに画像メモリ10に接続されており、CPU16から入力された画素クロック信号16Aに基づいて画像メモリ10に記憶された画像データをLUT12を介してDAコンバータ32に対して入力する。
【0076】
また、上記のように、フルカラー画像形成用光源部204におけるLEDチップ208R、208G、及び208Bの光量に比例した大きさのアナログ信号を出力するフォトダイオード228の出力端が、アナログ/デジタル変換を行なうアナログ/デジタルコンバータ(以下、ADコンバータと称する)50を介してCPU16に接続されている。CPU16は、ADコンバータ50によりデジタル信号に変換されたフォトダイオード228の出力信号に基づいて、LUT12の変換テーブルによる画像データの変換と、オフセット加算回路14による所定電圧の加算との組み合わせにより、各チャンネルの2段のサンプルホールド回路のオフセット電圧をキャンセルするようにLUT12の各チャンネルに対応する変換テーブルの内容を書き換える。上記フォトダイオード228、ADコンバータ50が本発明のオフセット検出手段に相当する。
【0077】
なお、上記アナログスイッチ34n 、40n としては、FETスイッチ、リードリレー等を適用することができる。
【0078】
(リザーバ部)
リザーバ部170は、前述の如く露光部176と水塗布部178との間に配設されており、2対の挟持ローラ対192、194と、1個のダンサーローラ196とで構成されている。感光材料106は、2対の挟持ローラ対192、194に掛け渡されており、この間で感光材料106に略U字型の弛みを設けている。この弛みに対応してダンサーローラ196を上下動するようになっており、弛み部の感光材料106を保持している。
【0079】
露光部176では、感光材料106はステップ移動するが、水塗布部178では、水の均一な塗布のために一定速度で搬送させる必要がある。このため、露光部176と水塗布部178との間に感光材料106の搬送速度差が生じる。この速度差を吸収するために、ダンサーローラ196を上下動させ、感光材料106の弛み量を調整し、感光材料106のステップ移動と定速移動とを同時に行えるようにしている。
【0080】
以下に本第1実施形態の作用を説明する。なお、本第1実施形態では、各チャンネルの2段のサンプルホールド回路のオフセット電圧をキャンセルするために、オフセット加算回路14によるDAコンバータ32の出力への所定電圧の加算が行なわれると共に、CPU16によるLUT12の各チャンネルに対応する変換テーブルの書き換えが予め装置毎に行なわれているが、この詳細については後述する。
【0081】
まず、画像記録のための全体の流れを説明する。
トレイ144をトレイ装填口146に装填しておき、感光材料106を巻き取った状態の供給リール152及び空状態の巻取リール154をそれぞれ所定位置に装填し、かつローディングが完了した状態で、操作表示部112のプリント開始キーを操作すると、コントローラ202では、CD−ROM102又はFD104から画像データを読取り、画像メモリ10に記憶する。
【0082】
コントローラ202で画像データを記憶すると、供給リール152が駆動して、感光材料106の搬送を開始する。
【0083】
感光材料106が露光部176の所定位置に至ると、感光材料106は一旦停止して、コントローラ202から画像データがフルカラー画像形成用光源部204へ出力される。この画像データは、11ライン毎に出力され、フルカラー画像形成用光源部204は、ステッピングモータ226の駆動によってガイドシャフト218に案内され感光材料106の幅方向に沿って移動する(主走査)。
【0084】
なお、この画像データの出力の開始前にフォトダイオード228によってフルカラー画像形成用光源部204からの各色の光量を検出し、光量補正ユニット230において、光量、色バランス等を調整するための補正値をコントローラ202のCPU16へ供給し、画像データを補正している。この補正は1画像毎に実行される。
【0085】
図6に示される如く、1回の主走査が終了すると、感光材料106は、1ステップ(5.5 ラインピッチ)移動して停止し、2回目の主走査がなされる。これを繰り返すことにより、感光材料106上に1フレーム分の画像が記録される。すなわち、LEDチップ208の配置ピッチの半分のピッチで主走査ラインが形成されることになり、解像度が向上する。この場合、1画面上の最初の主走査駆動時の上から5本までと、最後の主走査駆動時の下から5本は、未露光(LEDチップ208の消灯)とすればよい。
【0086】
なお、記録が終了した感光材料106は、リザーバ部170の上流側の挟持ローラ対192のみの駆動(下流側の挟持ローラ対194は停止)によって、ダンサーローラ196に巻き掛けられるようにリザーバ部170で弛んだ状態で保持され、水塗布部178へは至らないようになっている。
【0087】
リザーバ部170に、1画像分の長さの感光材料106がたまると、リザーバ部170の下流側の挟持ローラ対194が駆動を開始する。これにより、感光材料(画像記録済)106が水塗布部178へ搬送される。水塗布部178では、感光材料106は定速搬送され、塗布片188によって水が均一に塗布される。
【0088】
この塗布片188には、タンク190から水が常に送られており、かつ所定の圧力で感光材料106を押圧しているため、適量の水が感光材料106へ塗布される。
【0089】
水が塗布された感光材料106は、ガイド板172に案内されて第3のローラ対166へと搬送される。
【0090】
一方、受像紙108は、半月ローラ156が1回転することにより、半月ローラ156の周面と受像紙108の先端部とが接触し、最上層の受像紙108が引き出され、第1のローラ対160に挟持される。この第1のローラ対160の駆動によって、受像紙108はトレイ144から引き出され、第2のローラ対162に挟持された状態で、感光材料106の到着を待つ。
【0091】
感光材料106がガイド板172を通過するのに同期して、第1のローラ対160及び第2のローラ対162の駆動が開始され、受像紙108は、ガイド板164に案内されて第3のローラ対166へと搬送される。
【0092】
第3のローラ対166では、感光材料106と受像紙108とが重ね合わされた状態で挟持し、ヒートローラ174へ送り出す。このとき、感光材料106に塗布された水によって、両者が密着される。
【0093】
重ね合わされた状態の感光材料106と受像紙108は、ヒートローラ174に巻き掛けられ、ヒータ182からの熱を受け、熱現像転写処理がなされる。すなわち、感光材料106に記録された画像が受像紙108へ転写され、顕像化される。
【0094】
ヒートローラ174に約1/3程度巻き掛けられた状態で熱現像転写は完了し、受像紙108は、剥離ローラ184及び剥離爪186によって感光材料106から剥がされ、剥離ローラ184に巻き掛けられる形で排出トレイ140上に排出される。
【0095】
一方、感光材料106は、ヒートローラ174に約1/2巻き掛けられた後、接線方向に移動して、巻取リール154に巻き取られる。
【0096】
次に、フルカラー画像形成用光源部204のLEDチップ208を発光させる部分、すなわち本発明の露光制御装置に相当する部分の動作を、図7の回路図及び図8のタイムチャートを参照して説明する。
【0097】
まず、オフセット加算回路14によるDAコンバータ32の出力に対する所定電圧の加算動作を開始する。
【0098】
次に、タイミング生成回路46は、CPU16から入力されている画素クロック信号16Aがハイレベルになる(図8参照)と、画素クロック信号16Aの1周期を時分割によって均等に2分割した各々の期間SH1、SH2における期間SH1をさらにN分割(チャンネル数に分割)した各区間において、各チャンネルに対応するアナログスイッチ34n をチャンネル順にオンするようにしたサンプリング信号46Aを生成し、サンプリング信号46Aの各アナログスイッチ34n への印加を開始する。これと同時に、タイミング生成回路46は、期間SH1の間アナログスイッチ40n をオフするように生成したタイミング信号46Bのアナログスイッチ40n への印加を開始する。なお、本第1実施形態で使用するアナログスイッチ34n 、40n は、スイッチ切換入力端に印加される信号がローレベルである場合にオンされる。
サンプリング信号46Aの各アナログスイッチ34n のスイッチ切換入力端への印加及びサンプリング信号46Bの各アナログスイッチ40n のスイッチ切換入力端への印加が開始されると、タイミング生成回路46は、画像メモリ10からLUT12を介してDAコンバータ32へのNチャンネル分の画像データ、すなわちフルカラー画像形成用光源部204に設けられたN個のLEDチップ208を発光させるための画像データの入力を開始する。この際の各チャンネルの画像データの入力は、図8に示すように各チャンネルに対応するサンプリング信号46Aがローレベルの期間内、即ちアナログスイッチ34n がオンされている期間内に収まり、かつ各チャンネルに対応するコンデンサ36n に各チャンネルの画像データをサンプルホールドすることができる期間に亘るようにチャンネル毎に分割して入力する。なお、この際DAコンバータ32へ入力されるNチャンネル分の各々の画像データは、LUT12内のチャンネル毎に記憶された変換テーブルによって、各々変換されたものとなる。
【0099】
以上のサンプリング信号46Aの各アナログスイッチ34n のスイッチ切換入力端への印加、及び画像データのDAコンバータ32への入力によって、各アナログスイッチ34n に接続されたコンデンサ36n には、各チャンネルの画像データに対応した電圧がサンプリングされ、各コンデンサ36n に接続された各々のバッファアンプ38n の出力電圧、すなわち1段目のサンプルホールド回路の出力電圧は、図8に示すように各チャンネルの画像データのDAコンバータ32への入力と略同時に立ち上がりを開始し、Nチャンネル目に対応するサンプリング信号46Aのローレベルの印加が終了した時点では、全てのチャンネルの画像データに対応する出力電圧がホールドされた状態となる。
【0100】
その後、タイミング生成回路46では、期間SH2においてサンプリング信号46Bをアナログスイッチ40n をオンさせる状態、すなわちローレベルとする。
【0101】
このようにアナログスイッチ40n をオンさせるサンプリング信号46Bが各アナログスイッチ40n の全てのスイッチ切換入力端に同時に印加されることによって、バッファアンプ44n の出力端、すなわち2段目の各サンプルホールド回路の出力端における出力が同時に開始される。したがって、バッファアンプ44n の各々の出力端に接続されたトランジスタ46n のベースには同時に画像データに対応した信号が印加されるので、トランジスタ46n のスイッチング動作によって、各LEDチップ208には同時に画像データに対応したドライブ電流が流れて期間SH2の間点灯する。
【0102】
以上の動作により、各LEDチップ208による主走査方向の1画素目の11ライン分の感光材料106への露光が行なわれる。
【0103】
これ以降、上記と同様に、主走査方向の2画素目以降の画像データに対応した露光を行なう。
【0104】
次に、各チャンネルの2段のサンプルホールド回路のオフセット電圧をキャンセルするために行なわれる、オフセット加算回路14によるDAコンバータ32の出力への所定電圧の加算、及びLUT12の各チャンネルに対応する変換テーブルの書き換えについて詳細に説明する。まず、オフセット加算回路14によるDAコンバータ32の出力への所定電圧の加算について説明する。
【0105】
本第1実施形態では、オフセット加算回路14によりDAコンバータ32の出力に対して加算する所定電圧の値は、予め経験的に得られているコントローラ202内の2段のサンプルホールド回路のオフセット電圧として発生し得る最大電圧より大きな電圧とする。また、オフセット加算回路14による所定電圧の加算は、例えばDAコンバータ32の出力に対して、上記最大電圧より大きな電圧を逆極性かつ直列に印加することにより行なわれる。これによって、2段のサンプルホールド回路の各々の出力電圧は、全てそれまでとは逆極性の電圧となる。
【0106】
次にLUT12内の各チャンネルに対応する変換テーブルの書き換えについて説明する。
【0107】
まず、各チャンネルに対応する2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧を、例えば次の手順により検出する。
【0108】
まず、全てのアナログスイッチ34n 、40n をオン状態とすると共に、オフセット加算回路14によるDAコンバータ32の出力への所定電圧の加算を行なわない状態でDAコンバータ32に対して‘0’を入力する。次に、この状態における各11個のLEDチップ208R、208G、及び208Bの各々の光量をフォトダイオード228によって検知する。フォトダイオード228は、検知した各LEDチップの光量に比例した大きさのアナログ信号をADコンバータ50に対して出力するので、ADコンバータ50によってデジタル化された信号の大きさから各チャンネルの2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧を特定することができる。
【0109】
すなわち、上記のようにオフセット加算回路14によるDAコンバータ32の出力への所定電圧の加算を行なわず、かつDAコンバータ32に対して‘0’を入力した状態では、2段のサンプルホールド回路の各々に印加される電圧値は0Vであり、各サンプルホールド回路にトランジスタ46n を介して接続されたLEDチップは、各サンプルホールド回路によるオフセット電圧の大きさのみに応じた光量で発光するので、この光量をフォトダイオード228にて検知することにより、フォトダイオード228からADコンバータ50を介してCPU16に出力される信号の大きさにより、CPU16は各サンプルホールド回路のオフセット電圧を知ることができる。
【0110】
2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧が検出されると、次に、オフセット加算回路14によりDAコンバータ32の出力に加えられる所定電圧と、上記により検出した各チャンネルの2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧と、に基づいて、DAコンバータ32の出力に対してオフセット加算回路14により上記所定電圧が加えられることによって、各チャンネルの2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされるように、LUT12に記憶されている各チャンネルの変換テーブルの内容をCPU16により書き換える。
【0111】
例えば、オフセット加算回路14によりDAコンバータ32の出力に加えられる所定電圧が−50mVであり、各チャンネルのサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧が、図10に示すように、50mV、30mV、・・・である場合、オフセット加算回路14からDAコンバータ32の出力に対しては常に−50mVが加えられ、これによって1チャンネル目のオフセット電圧(50mV)はキャンセルされるので、LUT12の1チャンネル目に対応する変換テーブルの内容は変更する必要がない。従って、1チャンネル目に対応する変換テーブルは、図9(A)に示した状態のまま書き換えない。
【0112】
この結果、1チャンネル目の2段目のサンプルホールド回路の出力電圧は、図9(B)に示すようにDAコンバータ32への入力データの大きさに比例し、入力データが0の場合は出力電圧が0Vとなり、入力データが最大値(本第1実施形態では16進数‘FFF’)の場合は出力電圧が最大電圧Vmax となり、オフセット電圧が発生しないものとなる。なお、この際のLEDチップ208のドライブ電流は、図9(C)に示すように、1チャンネル目の2段目のサンプルホールド回路の出力電圧、すなわちLEDチップ208の入力電圧の大きさに比例して増加し、入力電圧が最大電圧Vmax のとき、LEDチップ208のドライブ電流はLEDチップ208の最大許容電流である最大ドライブ電流Imax となるようにする。
【0113】
一方、2チャンネル目のオフセット電圧は30mVであり、オフセット加算回路14によるDAコンバータ32の出力に対する−50mVの加算によって、2段目のサンプルホールド回路の出力には−20mVのオフセット電圧が発生することになるので、このオフセット電圧をキャンセルするために図11(A)に示すように、LUT12内の2チャンネル目に対応する変換テーブルを、DAコンバータ32の出力電圧の最小値が20mVとなるように書き換える。
【0114】
この書き換えによって、2チャンネル目の2段目のサンプルホールド回路の出力電圧は、図11(B)に示すように、図9(B)に示した変換テーブルを書き換えない場合に比較して全体的に20mV低くなり、DAコンバータ32の入力データが最大値(本第1実施形態では16進数‘FFF’)である場合に、最大電圧Vmax より20mV低くなる。従って、LEDチップ208に印加される最大電圧は、図11(C)に示すように最大電圧Vmax より20mV低くなり、LEDチップ208の最大ドライブ電流は変換テーブルを書き換えない場合の最大ドライブ電流Imax より若干小さくなるが、図12(A)に示すように、LEDチップ208の最大出力電力を、最大ドライブ電流Imax より小さい電流IDminが入力されたときに、感光材料106に記録される画像の濃度が最小濃度Dmin (ポジ感光材料の場合、ネガ感光材料の場合は最大濃度)とされる出力電力WDminとすることにより(図12(B)参照)、LEDチップ208の最大ドライブ電流が若干低下しても画像品質が低下することはない。
【0115】
以上によって、書き換えられたLUT12の2チャンネル目に対応する変換テーブルによる画像データの変換及びオフセット加算回路14による−50mVの加算によって結果的に2チャンネル目のサンプルホールド回路のオフセット電圧30mVはキャンセルされることになる。
【0116】
以下同様に、LUT12内の3チャンネル〜Nチャンネルに対応する変換テーブルを、結果的に各チャンネルのサンプルホールド回路のオフセット電圧をキャンセルすることができるように書き換える。
【0117】
以上詳細に説明したように、本第1実施形態に係る露光制御装置は、2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧を検出して、検出された各々のオフセット電圧に基づいて、オフセット加算回路14によりDAコンバータ32の出力に対して所定電圧が加えられることによって各チャンネルのサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧が結果的にキャンセルされるように、LUT12に入力されたチャンネル毎の画像データが変換されるようにLUT12内の各チャンネルに対応した変換テーブルが書き換えられるので、各チャンネルの出力のオフセット電圧の発生を防ぐことができ、オフセット電圧に起因する発光素子の誤発光を防ぐことができる。
【0118】
また、本第1実施形態に係る露光制御装置は、サンプルホールド回路の各々のオフセット電圧を検出する手段として、画像記録装置100に予め備えられているフォトダイオード228を用いているので、本発明の露光制御装置を低コストで構成することができる。
【0119】
なお、本第1実施形態では、オフセット加算回路14による所定電圧の加算をDAコンバータ32の出力に対して行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各チャンネルのサンプルホールド回路の各々の出力に対して加算する形態としてもよい。
【0120】
また、本第1実施形態では、オフセット加算回路14により加えられる所定電圧を、予め経験的に得られているコントローラ202内の2段のサンプルホールド回路のオフセット電圧として発生し得る最大電圧より大きな値の電圧とする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば所定電圧を0Vとしてもよい。この場合は、LUT12の変換テーブルによる画像データの変換のみによって、オフセット電圧がキャンセルされるようにする。
【0121】
さらに、本第1実施形態では、予め装置毎にオフセット加算回路14により加算される所定電圧の設定、及びLUT12内の各チャンネルの変換テーブルの書き換えを行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば画像記録を行なう毎に行なうようにしてもよい。
【0122】
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。
【0123】
本第2実施形態に係る画像記録装置のコントローラ202内におけるフルカラー画像形成用光源部204を点灯させる部分以外の構成、及び画像記録のための全体の流れは第1実施形態と同様であるのでここでの説明は省略し、本第2実施形態のコントローラ202内におけるフルカラー画像形成用光源部204を点灯させる部分の構成を図13を参照して説明する。なお、図13における図7に示された第1実施形態における各構成と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0124】
本第2実施形態のコントローラ202内におけるフルカラー画像形成用光源部204を点灯させる部分の構成は、LUT12が変換テーブル以外の記憶領域にDAコンバータ33に入力すべきデジタルデータを記憶したLUT12Aとされている点、オフセット加算回路14がない点、各チャンネルのオフセット電圧をキャンセルするための電圧を発生する加算回路としてのDAコンバータ33が付加されている点、及びタイミング生成回路46がLUT12Aへも接続されている点が第1実施形態の構成とは異なっている。なお、DAコンバータ33の入力端はLUT12Aの出力端に接続されており、DAコンバータ33の出力端はDAコンバータ32の出力に対する加算点に接続されている。
【0125】
本第2実施形態のLUT12Aには、図9(A)に示すような変換を行なう変換テーブルの他に、DAコンバータ32の出力に加えられることによって、各チャンネルのサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされる電圧をDAコンバータ33に発生させることができるデジタルデータ(以下、キャンセルデータと称する)を予めチャンネル毎に記憶しておき、各チャンネルに対応した画像データがDAコンバータ32に入力されるタイミングに同期して当該チャンネルに対応するキャンセルデータをLUT12AからDAコンバータ33に入力することによってDAコンバータ33により電圧を発生させてDAコンバータ32からの出力に対して加えることにより、各チャンネルのサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧をキャンセルする。従って、本第2実施形態では、LUT12内の変換テーブルはチャンネル毎に用意する必要がなく、サンプルホールド回路のオフセット電圧を考慮しない、例えば図9(A)に示すような基本的なものが1つあればよい。
【0126】
ここで、上記キャンセルデータは、例えば各チャンネルの2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧と略同一の電圧をDAコンバータ33に発生させることができるデジタルデータとすればよく、該キャンセルデータにより発生された電圧を逆極性かつ直列にDAコンバータ32の出力に印加すればよい。
【0127】
この際の各チャンネルの2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧は、例えば上記第1実施形態と略同様に、全てのアナログスイッチ34n 、40n をオン状態としてDAコンバータ32に対して‘0’を入力し、その時のLEDチップ208R、208G、及び208Bの各々の光量をフォトダイオード228によって検知することによって検出することができる。
【0128】
なお、本第2実施形態では上記の各チャンネルに対応した画像データのDAコンバータ32への入力、及び該入力のタイミングに同期した当該チャンネルに対応するキャンセルデータのLUT12AからDAコンバータ33への入力は、タイミング生成回路46により行なっている。
【0129】
以上詳細に説明したように、本第2実施形態に係る露光制御装置は、DAコンバータ32の出力に加えられることによって各チャンネルのサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされる電圧がDAコンバータ33により発生されてDAコンバータ32の出力に加えられるので、各チャンネルの出力のオフセット電圧の発生を防ぐことができ、オフセット電圧に起因する発光素子の誤発光を防ぐことができるという第1実施形態と同様の効果を奏すると共に、変換テーブルをチャンネル毎に記憶する必要がないので、第1実施形態に比較してLUT12Aの記憶容量を小さくすることができるという効果を有する。
【0130】
なお、本第2実施形態では、DAコンバータ33による所定電圧の加算をDAコンバータ32の出力に対して行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各チャンネルのサンプルホールド回路の各々の出力に対して加算する形態としてもよい。
【0131】
また、本第2実施形態では、上記キャンセルデータをLUT12Aの空き領域に記憶する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、LUT12A以外の記憶手段を新たに設けて、該記憶手段に記憶する形態としてもよい。
【0132】
また、上記各実施形態では、2段のサンプルホールド回路の各々に対して0Vを印加したときの各LEDチップ208の光量をフォトダイオード228により検知して、フォトダイオード228から光量に比例して出力される信号の大きさに基づいて2段のサンプルホールド回路の各々のオフセット電圧を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば各トランジスタ46n の各々のコレクタとLEDチップ208のカソードとの間の接続線を分岐し、この分岐点における電圧を検出して、検出された電圧をオフセット電圧とする形態としてもよい。
【0133】
さらに、上記各実施形態では、LEDチップ228の光量を検知する手段としてフォトダイオード228を使用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばフォトトランジスタ等の光電変換素子によりLEDチップ228の光量を検知する形態としてもよい。
【0134】
【発明の効果】
請求項1記載の露光制御装置によれば、オフセット検出手段により複数の駆動回路の各々のオフセット電圧が検出され、検出されたオフセット電圧に基づいて複数の駆動回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされるので、複数チャンネルの出力のオフセット電圧の発生を防ぐことができ、複数の駆動回路の各々のオフセット電圧に起因する発光素子の誤発光を防ぐことができる、という効果が得られる。
【0135】
また、オフセット検出手段が、一般に露光制御装置に設けられている光量センサを利用して構成することができるので、安価に露光制御装置を構成することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像記録装置の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る画像記録装置の正面図である。
【図3】本実施の形態に係る画像記録装置の内部構成を示す側面断面図である。
【図4】露光部の概略構成を示す正面図である。
【図5】光源部におけるLEDチップの配置状態を示す平面図である。
【図6】主走査ラインの状態及び副走査ピッチを示す感光材料平面図である。
【図7】第1実施形態に係るコントローラ内の光源部を点灯させる部分の回路構成を示す回路図である。
【図8】コントローラ202の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図9】(A)はルックアップテーブルの変換テーブルにおける入力データと出力データとの関係の一例を示すグラフであり、(B)はDAコンバータの入力データと各チャンネルの出力電圧との関係を示すグラフであり、(C)はLEDチップに入力される電圧とLEDドライブ電流との関係を示すグラフである。
【図10】各チャンネルのサンプルホールド回路のオフセット電圧の一例を示すグラフである。
【図11】(A)は書き換え後の変換テーブルにおける入力データと出力データとの関係を示すグラフであり、(B)はその時のDAコンバータの入力データと各チャンネルの出力電圧との関係を示すグラフであり、(C)はその時のLEDチップに入力される電圧とLEDドライブ電流との関係を示すグラフである。
【図12】(A)はLEDドライブ電流とLED出力電力との関係を示すグラフであり、(B)はLED出力電力と感光材料に記録される画像の濃度との関係を示すグラフである。
【図13】第2実施形態に係るコントローラ内の光源部を点灯させる部分の回路構成を示す回路図である。
【図14】従来の多チャンネルDAコンバータの回路構成を示す回路図である。
【符号の説明】
14 オフセット加算回路(加算回路)
33 DAコンバータ(加算回路)
50 ADコンバータ(オフセット検出手段)
228 フォトダイオード(オフセット検出手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an exposure control apparatus, and more particularly to an exposure control apparatus that controls exposure by a light emitting element such as an LED chip or an LD (laser diode).
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, an image recording apparatus such as a printer that exposes a photosensitive material based on image data and transfers and outputs an image recorded on the photosensitive material by this exposure to plain paper or the like emits light for exposure. A plurality of LED chips as light emitting elements are provided, and exposure by these LED chips is controlled by an exposure control device.
[0003]
In such a conventional exposure control apparatus, when the image data is a digital signal, a digital / analog converter (hereinafter referred to as a D / A converter) for converting the image data into an analog signal is equal to the number of channels ( LED chip number).
[0004]
However, the DA converter has a high cost per channel, and when the DA converter is provided for the number of channels, there is a problem that the cost of the exposure control apparatus becomes high.
[0005]
In order to solve such problems, conventionally, as shown in FIG. 14, an analog switch 34 is connected to the output end of a
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional technique, in order to make the DA converter for one channel into multiple channels, the sample and hold circuits for the number of channels are connected in parallel to the output terminal of the DA converter. There is a problem in that an offset voltage different for each channel is generated in the output due to an amplifier or the like. When such a multi-channel DA converter is used as a drive circuit for emitting LED chips for the number of channels, even if it is not desired to emit LED chips, light is emitted due to the influence of the offset voltage. Become.
[0007]
The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide an exposure control apparatus that can prevent erroneous light emission of a light emitting element due to an offset voltage.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an exposure control apparatus according to
[0009]
According to the exposure control apparatus of claim 1., DepartureGenerate a drive signal for causing the optical element to emit lightpluralDriving circuitEach ofIs detected by the offset detection means. Here, the offset voltage is a voltage that is a difference between the target voltage and the actual voltage.
[0010]
In addition, a digital signal of a plurality of channels is divided for each channel by an input unit and input to a digital / analog converter that converts a digital signal of one channel into an analog signal. Therefore, the analog signal output from the digital / analog converter is divided for each channel.
afterwards,A plurality of drive circuits each connected in parallel to the output terminal of the digital / analog converter generates a drive signal for causing the light emitting element to emit light based on the analog signal for each channel output from the digital / analog converter. .
In this way, the exposure control apparatus according to
Further, in the exposure control apparatus according to
Therefore,Multi-channelDriving circuitEach ofThe offset voltage is canceled.
[0011]
Thus, according to the exposure control apparatus of the first aspect, the offset detection meanspluralDriving circuitEach ofOffset voltage is detected and based on the detected offset voltagepluralDriving circuitEach ofBecause the offset voltage ofIt can prevent the occurrence of offset voltage in the output of multiple channels.Driving circuitEach ofIt is possible to prevent erroneous light emission of the light emitting element due to the offset voltage.
[0012]
By the way, when there is no offset voltage in the drive circuit, the light emitting element emits light with a predetermined light amount corresponding to the magnitude of the drive signal by a predetermined drive signal. However, when the drive circuit has an offset voltage, the light amount is increased or decreased compared to the predetermined light amount by the amount of light corresponding to the offset voltage.
[0013]
Take advantage of this,in frontThe offset detection meanspluralDriving circuitEach ofBased on the amount of light when the light emitting element is caused to emit light by the predetermined drive signal generated by the above and the predetermined drive signal,Each of a plurality of drive circuitsDetect offset voltage.
[0014]
In general, an exposure control apparatus is provided with a sensor (photodiode, phototransistor, etc.) for detecting the amount of light emitted from a light emitting element in order to adjust the amount of exposure. An offset detecting means can be configured.
[0015]
Thus, the claim1According to the exposure control device described inTheSince the facet detection means can be configured using a light quantity sensor that is generally provided in the exposure control apparatus, the exposure control apparatus can be configured at low cost.
[0016]
Claims2As in the exposure control apparatus according to
[0017]
Thus, the claim1Assuming that the offset voltage of the drive circuit is not generated for the predetermined drive signal in the exposure control apparatus described in 1., the light quantity of the light emitting element at this time is directly proportional to the offset voltage. Therefore, the offset voltage can be detected more easily than in the case where the predetermined drive signal is not used in this way.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present embodiment, a case will be described in which the exposure control apparatus of the present invention is applied to an image recording apparatus that records an image on a photosensitive material by controlling light emission of an LED chip based on image data.
[0019]
[First Embodiment]
(Overall configuration "Appearance")
1 to 3 show an image recording
[0020]
The
[0021]
The upper part of the front surface (left side in FIG. 3) of the box-shaped
[0022]
As shown in FIG. 2, the
[0023]
The
[0024]
A
[0025]
The CD-
[0026]
On the other hand, the
[0027]
The CD-
[0028]
A
[0029]
On the
[0030]
The
[0031]
Two
[0032]
(Image receiving paper transport system)
As shown in FIG. 3, the
[0033]
The half-
[0034]
A
[0035]
In the
[0036]
(Photosensitive material transport system)
The
[0037]
In a state where the
[0038]
An
[0039]
(Heat roller)
The
[0040]
A peeling
[0041]
On the other hand, the
[0042]
(Water application part)
As shown in FIG. 3, the
[0043]
The
[0044]
Further, since the
[0045]
The water in the
[0046]
In the first embodiment, water is used as the image forming solvent. However, this water is not limited to pure water, and includes water in a widely used sense. Further, it may be a mixed solvent of water and a low boiling point solvent such as methanol, DMF, acetone, diisoptyl ketone or the like. Further, it may be a solution containing an image formation accelerator, an antifoggant, a development stopper, a hydrophilic thermal solvent, and the like.
[0047]
(Exposure part)
FIG. 4 shows an
[0048]
The
[0049]
The
[0050]
The
[0051]
A
[0052]
Here, the
[0053]
The focus is always adjusted by an autofocus mechanism (not shown).
[0054]
The
[0055]
A part of an
[0056]
The driving of the stepping
[0057]
A
[0058]
The light
[0059]
As shown in FIG. 5, the full-color image forming
[0060]
The
[0061]
By the way, as shown in FIG. 5, the pitch between columns (the pitch in the main scanning direction) P of the same color of the
[0062]
With the full-color image forming
[0063]
Here, in the first embodiment, as shown in FIG. 6, the step movement of the
[0064]
In this way, by setting the odd number of
[0065]
Next, referring to FIG. 7, the configuration of the portion for turning on the full-color image forming
[0066]
The
[0067]
Note that the conversion table stored for each channel in the
[0068]
The output terminal of the
[0069]
On the other hand, the buffer amplifier 38nThe output terminal is the buffer amplifier 38nInverting input terminal and analog switch 40nIs connected to one end of the switch portion of the analog switch 40nThe other end of the switch part is a capacitor 42.nOne end, and buffer amplifier 44nIs connected to the non-inverting input terminal. Further, the
[0070]
On the other hand, the buffer amplifier 44nOutput terminal of the buffer amplifier 44nAnd the switching
[0071]
In addition, the analog switch 34nEach switch switching input terminal is connected to the output terminal of the
[0072]
Thus, the analog switch 34n, Capacitor 36nAnd buffer amplifier 38nAs a result, the first-stage sample and hold circuit is connected to the analog switch 40.n,
[0073]
The
[0074]
The
[0075]
The
[0076]
Further, as described above, the output terminal of the
[0077]
The analog switch 34n, 40nFor example, an FET switch or a reed relay can be applied.
[0078]
(Reservoir part)
As described above, the
[0079]
In the
[0080]
The operation of the first embodiment will be described below. In the first embodiment, the offset
[0081]
First, the overall flow for image recording will be described.
The
[0082]
When image data is stored by the
[0083]
When the
[0084]
Before starting the output of this image data, the light amount of each color from the
[0085]
As shown in FIG. 6, when one main scanning is completed, the
[0086]
The
[0087]
When the
[0088]
The
[0089]
The
[0090]
On the other hand, when the
[0091]
In synchronism with the passage of the
[0092]
In the
[0093]
The
[0094]
The heat development transfer is completed in a state of being wound about 1/3 around the
[0095]
On the other hand, the
[0096]
Next, the operation of the part that emits the
[0097]
First, the operation of adding a predetermined voltage to the output of the
[0098]
Next, when the
Each analog switch 34 of the
[0099]
Each analog switch 34 of the
[0100]
Thereafter, the
[0101]
Thus, the analog switch 40nSampling signal 46B for turning on each analog switch 40nAre simultaneously applied to all switch switching input terminals of the buffer amplifier 44.nThe output at the output end of the first sample hold circuit at the second stage is started simultaneously. Therefore, the buffer amplifier 44n
[0102]
As a result of the above operation, the exposure of the
[0103]
Thereafter, similarly to the above, exposure corresponding to the image data of the second and subsequent pixels in the main scanning direction is performed.
[0104]
Next, addition of a predetermined voltage to the output of the
[0105]
In the first embodiment, the value of the predetermined voltage added to the output of the
[0106]
Next, rewriting of the conversion table corresponding to each channel in the
[0107]
First, each offset voltage of the two-stage sample and hold circuit corresponding to each channel is detected by the following procedure, for example.
[0108]
First, all analog switches 34n, 40nIs turned on and ‘0’ is input to the
[0109]
That is, in the state where the offset
[0110]
When the offset voltage of each of the two-stage sample and hold circuits is detected, the predetermined voltage applied to the output of the
[0111]
For example, the predetermined voltage applied to the output of the
[0112]
As a result, the output voltage of the second-stage sample and hold circuit of the first channel is proportional to the size of the input data to the
[0113]
On the other hand, the offset voltage of the second channel is 30 mV, and by adding -50 mV to the output of the
[0114]
By this rewriting, as shown in FIG. 11B, the output voltage of the second-stage sample-and-hold circuit of the second channel is totally compared with the case where the conversion table shown in FIG. 9B is not rewritten. When the input data of the
[0115]
As a result, the offset voltage 30 mV of the sample and hold circuit of the second channel is canceled as a result of the conversion of the image data by the conversion table corresponding to the second channel of the rewritten
[0116]
Similarly, the conversion table corresponding to
[0117]
As described in detail above, the exposure control apparatus according to the first embodiment detects the offset voltage of each of the two-stage sample and hold circuits, and based on each detected offset voltage, the offset
[0118]
Further, the exposure control apparatus according to the first embodiment uses the
[0119]
In the first embodiment, the case where the offset
[0120]
In the first embodiment, the predetermined voltage applied by the offset adding
[0121]
Furthermore, in the first embodiment, the case where the predetermined voltage added by the offset
[0122]
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
[0123]
Since the configuration other than the portion that turns on the full-color image forming
[0124]
The configuration of the portion that turns on the full-color image forming
[0125]
In the
[0126]
Here, the cancel data may be digital data that can cause the
[0127]
At this time, the offset voltages of the two-stage sample-and-hold circuits of each channel are all analog switches 34, for example, substantially the same as in the first embodiment.n, 40nCan be detected by detecting the amount of light of each of the LED chips 208R, 208G, and 208B with the
[0128]
In the second embodiment, the image data corresponding to each channel is input to the
[0129]
As described above in detail, in the exposure control apparatus according to the second embodiment, the voltage at which each offset voltage of the sample hold circuit of each channel is canceled by being added to the output of the
[0130]
In the second embodiment, the case where the
[0131]
In the second embodiment, the case where the cancel data is stored in the empty area of the
[0132]
In each of the above embodiments, the light amount of each
[0133]
Further, in each of the above embodiments, the case where the
[0134]
【The invention's effect】
According to the exposure control apparatus of
[0135]
AlsoTheSince the facet detection means can generally be configured using a light quantity sensor provided in the exposure control apparatus, an effect that the exposure control apparatus can be configured at low cost is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an image recording apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a front view of the image recording apparatus according to the present embodiment.
FIG. 3 is a side sectional view showing an internal configuration of the image recording apparatus according to the present embodiment.
FIG. 4 is a front view showing a schematic configuration of an exposure unit.
FIG. 5 is a plan view showing an arrangement state of LED chips in a light source unit.
FIG. 6 is a plan view of a photosensitive material showing a state of a main scanning line and a sub-scanning pitch.
FIG. 7 is a circuit diagram showing a circuit configuration of a part for turning on a light source unit in the controller according to the first embodiment.
FIG. 8 is a time chart for explaining the operation of the
9A is a graph showing an example of the relationship between input data and output data in the conversion table of the lookup table, and FIG. 9B shows the relationship between the input data of the DA converter and the output voltage of each channel. (C) is a graph which shows the relationship between the voltage input into an LED chip, and LED drive current.
FIG. 10 is a graph showing an example of an offset voltage of a sample hold circuit of each channel.
11A is a graph showing the relationship between input data and output data in the rewritten conversion table, and FIG. 11B shows the relationship between the input data of the DA converter and the output voltage of each channel at that time. It is a graph and (C) is a graph which shows the relationship between the voltage input into the LED chip at that time, and LED drive current.
12A is a graph showing the relationship between LED drive current and LED output power, and FIG. 12B is a graph showing the relationship between LED output power and the density of an image recorded on a photosensitive material.
FIG. 13 is a circuit diagram showing a circuit configuration of a part for turning on a light source unit in a controller according to a second embodiment.
FIG. 14 is a circuit diagram showing a circuit configuration of a conventional multi-channel DA converter.
[Explanation of symbols]
14 Offset addition circuit (addition circuit)
33 DA converter (adder circuit)
50 AD converter (offset detection means)
228 photodiode (offset detection means)
Claims (2)
前記デジタル/アナログコンバータに複数チャンネルのデジタル信号をチャンネル毎に分割して入力する入力手段と、
前記デジタル/アナログコンバータの出力端に各々並列に接続されると共に、前記デジタル/アナログコンバータから出力されたチャンネル毎のアナログ信号に基づいて発光素子を発光させるための駆動信号を生成する複数の駆動回路と、
前記複数の駆動回路の各々によって生成された所定の駆動信号により前記発光素子を発光させたときの光量と、前記所定の駆動信号と、に基づいて、前記複数の駆動回路の各々のオフセット電圧を検出するオフセット検出手段と、
所定電圧を前記デジタル/アナログコンバータの出力に加える加算回路と、
前記所定電圧が加えられることによって、前記オフセット検出手段により検出された前記複数の駆動回路の各々のオフセット電圧がキャンセルされるように、前記デジタル/アナログコンバータに入力されるチャンネル毎のデジタル信号を変換する変換手段と、
を備えた露光制御装置。 A digital / analog converter for converting a digital signal of one channel into an analog signal;
Input means for dividing and inputting a digital signal of a plurality of channels into the digital / analog converter for each channel;
A plurality of drive circuits connected in parallel to the output terminals of the digital / analog converter and generating drive signals for causing the light emitting elements to emit light based on the analog signals for each channel output from the digital / analog converter When,
Based on the light amount when the light emitting element is caused to emit light by the predetermined drive signal generated by each of the plurality of drive circuits and the predetermined drive signal, the offset voltage of each of the plurality of drive circuits is calculated. Offset detecting means for detecting;
An adding circuit for applying a predetermined voltage to the output of the digital / analog converter ;
The digital signal for each channel input to the digital / analog converter is converted so that the offset voltage of each of the plurality of drive circuits detected by the offset detection unit is canceled by applying the predetermined voltage. Conversion means to
An exposure control apparatus comprising:
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1997
- 1997-06-30 JP JP17380997A patent/JP3833781B2/en not_active Expired - Lifetime
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