JP3833731B2 - アンモニアの分解方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、アンモニア含有ガスを触媒の存在下に処理してアンモニアを無害な窒素と水に酸化分解する方法に関するものである。
さらに詳しくは本発明は、燃焼炉、各種工業装置などから排出される排ガス中の窒素酸化物をアンモニアガスで還元し、分解除去した後に残留するアンモニアを酸化分解する方法に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
近年、環境問題などの観点から燃焼炉や焼却炉などから排出される排ガス中の窒素酸化物(以下NOxということがある)の量を低レベルに抑えることが望まれている。排ガス中のNOxを除去する方法としては、排ガス中に還元剤としてアンモニアを注入して触媒の存在下にNOxを窒素と水に接触還元して除去する方法が主流である。この場合、NOxを高度に除去するためには、アンモニアの注入量を多くしてNH3/NOx比を1以上に高めることが必要である。しかし、NH3/NOx比を1以上に高めると、排ガス中のNOxの量は低レベルに抑えることができるものの、未反応のアンモニアの量が増加するという問題がある。
【0003】
アンモニアは悪臭が強く、アンモニアを含有するガスを大気中に直接放出することは、環境保全、公害防止の見地から好ましくない。
【0004】
排ガス中のアンモニアを処理する方法としては、酸水溶液による吸収法、硫酸鉄活性炭ゼオライトなどを主成分とする吸着剤を用いる方法、触媒を用いて300℃以下の低温で酸化分解する方法などが知られている。
例えば、特開平5−146634号公報には、排ガス中の窒素酸化物と該窒素酸化物の還元剤として排ガス中に注入されたアンモニアのうち、未反応状態のアンモニアをチタン、バナジウム、タングステン、モリブデンから選ばれる一種以上の元素の酸化物からなる組成物を第一成分とし、白金、パラジウム、ロジウムから選ばれる貴金属の塩類もしくはゼオライト、アルミナ、シリカなどの多孔体にあらかじめ担持された前記貴金属を含有する組成物を第二成分とした組成物からなる触媒を用いて分解する方法が記載されている。
しかし、従来のこれらの触媒を用いたアンモニア分解方法は、高温で処理した場合に、窒素酸化物(NOx)や処理の困難な亜酸化窒素(N2O)が多量に副生するという問題があった。
【0005】
そこで、従来の触媒を用いたアンモニア分解方法では、アンモニアの分解率を効率的に高めようとすれば、NOxやN2Oが副生せざるを得ず、多少の効率を犠牲にしても、触媒量を多くするなどしてできるかぎりNOxやN2Oが副生しない条件が使用されてきた。
【0006】
【発明の目的】
本発明の目的は、前述のような事情を考慮して反応温度を高くして少量の触媒量でアンモニアの分解効率を高くしても、NOxやN2Oなどの副生が抑制されるアンモニアの分解方法を提供する点にある。
【0007】
【発明の構成】
本発明は、アンモニア含有ガスを触媒の存在下に処理してアンモニアを窒素と水に分解する方法において、該アンモニア含有ガス中に硫黄化合物をSO2換算で10ppm以上存在させるとともに、該触媒が、
A成分として、チタン(Ti)を酸化物の重量%で70〜90%、
B成分として、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、バナジウム(V)から選ばれた少なくとも1種の元素を酸化物の重量%で0.2〜20%、
C成分として、マンガン(Mn)、レニウム(Re)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)から選ばれた少なくとも1種の元素を酸化物の重量%で0.01〜15%、
の範囲からなるものであることを特徴とするアンモニアの分解方法に関する。
【0008】
本発明で使用される硫黄化合物は、硫黄(S)元素を含有し、反応温度で気体の化合物であればよく、例えば、SO2、SO3、H2Sなどの無機硫黄化合物、硫化カルボニウムなどの有機硫黄化合物などが例示される。アンモニア含有ガス中に存在させる硫黄化合物は、SO2換算で10ppm以上である。SO2換算は化合物中の硫黄(S)原子が全てSO2であると仮定して計算される。アンモニア含有ガス中に存在する硫黄化合物の量がSO2として10ppmより少ない場合には、アンモニアの分解において、NOxやN2Oの副生を抑制する効果が得られない。好ましい硫黄化合物の割合は、SO2として20ppm以上、さらに好ましくは25〜500ppmの範囲である。硫黄化合物が500ppmよりも多くしてもその効果は変わらないが、硫黄化合物の量が多くなると、下流で硫黄化合物を処理する工程が必要となる場合も生じる。
【0009】
本発明で処理されるアンモニア含有ガスは、燃焼炉や焼却炉などから排出される排ガス、各種工業装置あるいは複写機などの排ガス、あるいは、これらの排ガスをアンモニアを還元剤として用いた脱硝触媒でNOxを除去した後の排ガスなどが該当する。
【0010】
本発明で使用される触媒は、通常知られているアンモニア分解触媒を使用することが可能である。例えば、Cu、Co、Ni、Fe、Cr、Mn、V、Mo、W、Pt、Pd、Rhなどの活性金属成分をTiO2、Al2O3、SiO2、ゼオライトなどの担体に担持した触媒が例示される。特にSOxに対する耐被毒性の強い触媒が好適で、この様な触媒としては、本発明者らが先に提案した特願平6−311227号に記載の触媒が挙げられる。すなわち、本発明で使用して好ましいアンモニア分解触媒は、チタン(Ti)をA成分とし、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、バナジウム(V)から選ばれた少なくとも1種の元素をB成分とし、マンガン(Mn)、レニウム(Re)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)から選ばれた少なくとも1種の元素をC成分としてなる触媒であり、該触媒の組成割合については、酸化物の重量パーセントでA成分は70〜90%の範囲に、B成分は0.2〜20%の範囲にあり、C成分は選ばれる元素の種類によって適正な量が異なるが通常0.01〜15%の範囲にあることが望ましい。
【0011】
C成分が希土類(RE)、マンガン(Mn)、レニウム(Re)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)から選ばれた元素である場合は、1〜15%、好ましくは3〜10%の範囲が望ましく、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)から選ばれた元素である場合は、0.01〜3%、好ましくは0.05〜2%の範囲であることが望ましい。特に、C成分としてルテニウム(Ru)を含む触媒は、SOxに対する被毒にも強いので好適である。
【0012】
該触媒の組成が、前述の範囲外では、所望の分解活性、寿命などが得られないので好ましくない。
【0013】
(A)成分であるチタン元素として使用しうる原料としては、酸化チタン、オルトチタン酸、メタチタン酸、三塩化チタン、四塩化チタン、硫酸チタン、および有機チタン等が挙げられる。特に硫酸根を少量含む酸化チタンは好適である。
【0014】
(B)成分の原料としてはつぎのようなものを挙げることができる。すなわちタングステン元素源としては、タングステン酸化物、パラタングステン酸アンモン、メタタングステン酸アンモン、タングステン酸などが、モリブデン元素源としては、モリブデン酸化物、パラモリブデン酸アンモン、メタモリブデン酸アンモン、モリブデン酸などが、バナジウム元素源としては、五酸化バナジウム、メタバナジウム酸アンモンなどが使用できる。
【0015】
(C)成分の出発原料としては、各元素の酸化物、塩化物、硝酸塩、硫酸塩、金属酸、アンモニア等の錯化合物などが使用できる。たとえば、ルテニウム元素の場合には、酸化ルテニウム、水酸化ルテニウム、塩化ルテニウム、臭化ルテニウム、ヨウ化ルテニウム、硫化ルテニウム、ヘキサアンミンルテニウム(II)塩化物、などが挙げられる。
【0016】
該触媒は、前述の各成分の原料を、そのまま混合し、あるいは必要に応じて中和、洗浄、乾燥、焼成して製造される。特に(C)成分の量が少量の場合には、(A)成分と(B)成分の混合若しくは複合酸化物を形成させた後、これに、浸漬、含浸などの方法により(C)成分を添加することが望ましい。
【0017】
また、触媒は、球状、柱状、パイプ状、ハニカム状、シート状など任意の形状に成形することができる。成形に際しては、前述の触媒成分の外に、粘土鉱物、ガラス繊維、パルプなどの成形助剤を用いることもできる。所望の形状に成形された触媒の前駆体は、通常400〜900℃の温度で焼成して触媒とする。
【0018】
本発明で、アンモニア含有ガス中に硫黄化合物を存在させると、アンモニアの酸化分解でNOxやN2Oの生成が抑制される理由は明らかでないが、反応中にアンモニア含有ガス中に硫黄化合物を添加していて硫黄化合物の添加を止めると徐々にNOxやN2Oの生成が増加し、硫黄化合物を再度添加し始めると再びNOxやN2Oの生成は減少することが分った。硫黄化合物は、触媒に吸着され平衡状態を維持しているものと思われる。
【0019】
本発明の方法では、通常のアンモニア分解方法での反応条件が採用可能である。例えば、反応温度は200〜600℃の範囲で、空間速度は1,000〜50,000h-1の範囲で行うことができる。
以下に実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。
【0020】
【実施例】
実施例1、参考例
【0021】
〈触媒A〉(参考例)
比表面積130(m2/g)のアナターゼ型酸化チタン粉末15kgに水8kgを加え、1時間混練した後、カルボキシメチルセルロース500gと水2kgを加え、加熱混練する。この捏和物を水分調節した後、ピストン式押出機でペレット状に成形した。この成形物を110℃で1夜乾燥し、500℃で5時間焼成した。ペレットの寸法は、直径4mmで平均長さは6mmであった。
このペレットをRuCl3・3H2Oの水溶液を含浸し、500℃で5時間焼成しRuとして0.5wt%のRuを含むTiO2触媒を得た。
【0022】
〈触媒B〉(参考例)
触媒Aで得られた酸化チタンペレットにRuCl3・3H2Oの水溶液の代りにReCl3・2H2O(塩化レニウム)の水溶液を含浸し、500℃で5時間焼成し、Reとして1.0wt%を含むTiO2触媒を得た。
【0023】
〈触媒C〉
比表面積50(m2/g)のアナターゼ型酸化チタン粉末15kgに、WO3として50wt%を含むメタタングステン酸アンモン2.5kg及び水7kgを加え、アンモニア水でpH8.5とした。この混合物を30分混練し、カルボキシメチルセルロース700g及び水2kgを加えて1時間混練する。
この混合物に熱を加え、水分調節した後、ピストン押出機でペレットを成形し、110℃で1夜乾燥後、500℃で5時間焼成した。この酸化チタンと酸化タングステンからなるペレットに硝酸イリジウムの水溶液を含浸し、乾燥後500℃で5時間焼成し、直径4mmで長さ6mmの形状でIr=2wt%、WO3=10wt%、TiO2=88wt%の組成の触媒を得た。
【0024】
〈触媒D〉(参考例)
比表面積90(m2/g)のアナターゼ型酸化チタン粉末10kgに、比表面積150(m2/g)の酸化珪素3.8kgおよび水10kgを加え、混練する。この混練物にアンモニア水を加え、pHを9.0にする。これに、カルボキシメチルセルロース450gとポリエチレンオキサイド100g加え混練する。
この捏和物を水分調節した後、ピストン式押出機で円柱状に成形した。この成形物を110℃で1夜乾燥し、500℃で5時間焼成した。ペレットの寸法は、直径4mmで平均長さは6mmであった。
このペレットをRuCl3・3H2Oを溶解した水溶液に浸し、40℃で1昼夜乾燥し、500℃で5時間焼成した。得られた触媒の組成は、TiO2=75.5wt%、SiO2=25.5wt%、Ru=0.9wt%であった。
【0025】
〈触媒E〉
比表面積90(m2/g)のアナターゼ型酸化チタン粉末10kgにモノエタノールアミンと水にパラモリデン酸アンモンを1.3kgを溶解した液を加え混練する。この混練物に硝酸第二鉄3kgを溶解した水溶液を加え、更に硝酸第二鉄の結晶1kgを加え、次いで、アンモニア水を加え捏和物のpHを7.5にした後、加熱しながら1時間混練する。水分調節した後、ピストン式押出機で円柱状に成形した。この成形物を90℃で2日間乾燥した後、350℃で2時間焼成した後、450℃で5時間焼成した。得られた触媒の形状は外径4.0mm、長さ6mmの円柱状の物であった。
そしてその組成は、TiO2=87.3wt%、MoO3=9.1wt%、Fe2O3=3.6wt%であった。
【0026】
〈触媒F〉(参考例)
比表面積45(m2/g)の酸化チタン粉末10kgに、メタバナジン酸アンモンの結晶状物を390g加え、水5kgを加え混練する。アンモニア水を加え捏和物のpHを9.0にし、さらに2時間混練する。加熱しながら混練し、水分調節した後、ピストン押出機で円柱状物を成形する。120℃で一昼夜乾燥した後、450℃で5時間焼成する。
得られたペレットは、外径4mm、長さ7mmの円柱状物であった。このペレットを塩化ルテニウムの水溶液に浸し、450℃で5時間焼成した。
本触媒の組成は、TiO2=97.0wt%、V2O5=2.5wt%、Ru=0.5wt%であった。
【0027】
〈触媒G〉(参考例)
比表面積90(m2/g)のアナターゼ型酸化チタン粉末9.3kgにWO3として50%を含むメタタングステン酸アンモン2kgとイオン交換水5リットルを加え、1時間混練する。この混練物にカルボキシメチルセルロース200gとイオン交換水2kgを加え、加熱しながら1時間混練する。
この捏和物を水分調節した後、ピストン式押出機で円柱状に成形した。この成形物を110℃で1昼夜乾燥し、250℃で2時間焼成した。さらに、550℃で5時間焼成した。得られたペレットの寸法は、外径4.0mm、長さは6.0mmの円柱状であった。
このペレットを塩化白金酸の水溶液に浸して白金を含浸し、450℃で5時間焼成した。得られた触媒の組成は、Pt=0.2wt%、WO3=9.8wt%、TiO2=90.0wt%であった。
【0028】
実施例2
実施例1の触媒A〜G(但し、CとE以外のA、B、D、F、Gは参考例)について、アンモニア含有ガス中に硫黄化合物を存在させた場合(条件I)(本発明)と、硫黄化合物を存在させない場合(条件II)(対照例)についてNH3の分解特性を測定した。
評価条件を次に示す。
空間速度 15,000h−1
反応温度 380℃
アンモニア含有ガス;
条件I NH3=200ppm SO2=100ppm
O2=5%
H2O=10%
N2=balance
条件II NH3=200ppm SO2=0ppm
O2=5%
H2O=10%
N2=balance
(ガス分析法)
NH3分析法 :インドフェノール法によった。
NOx分析 :化学発光法によった。
N2O分析法 :非分散型赤外吸収法によった。
評価結果を表1に示す。
【0029】
なお、NH3分解率、NOx発生率、N2O発生率は以下の計算に従った。
【0030】
【表1】
表1の結果から分かる様に本発明の方法(触媒C、Eにおける反応条件I)では、NH3分解率の値はあまり変わらないが、NOxおよびN2Oの生成が抑制されている。
【0031】
本発明の実施態様項を以下に列記する。
1.アンモニア含有ガスを触媒の存在下に処理してアンモニアを窒素と水に分解する方法において、該アンモニア含有ガス中に硫黄化合物をSO2換算で10ppm以上存在させることを特徴とするアンモニアの分解方法。
2.前記触媒が、チタン(Ti)をA成分とし、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、バナジウム(V)から選ばれた少なくとも1種の元素をB成分とし、マンガン(Mn)、レニウム(Re)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)から選ばれた少なくとも1種の元素をC成分としてなる触媒であって、該触媒の組成が、酸化物の重量%でA成分が70〜90%、B成分が0.2〜20%、C成分が0.01〜15%の範囲よりなるものである前項1記載のアンモニアの分解方法。
3.前記C成分がルテニウム(Ru)である前項2記載のアンモニアの分解方法。
4.前記アンモニアの分解反応は、反応温度200〜600℃、空間速度1,000〜50,000h−1の条件で実施するものである前項1、2または3記載のアンモニアの分解方法。
5.アンモニア分解率が97%以上、NOxが20%以下、N2O発生率が2%以下である前項1、2、3または4記載のアンモニアの分解方法。
【0032】
【効果】
本発明により、アンモニアの酸化分解反応において、アンモニアの分解率を下げることなく、NOxやN2Oの生成を大幅に抑制できる。
Claims (1)
- アンモニア含有ガスを触媒の存在下に処理してアンモニアを窒素と水に分解する方法において、該アンモニア含有ガス中に硫黄化合物をSO2換算で10ppm以上存在させるとともに、該触媒が、
A成分として、チタン(Ti)を酸化物の重量%で70〜90%、
B成分として、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、バナジウム(V)から選ばれた少なくとも1種の元素を酸化物の重量%で0.2〜20%、
C成分として、マンガン(Mn)、レニウム(Re)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)から選ばれた少なくとも1種の元素を酸化物の重量%で0.01〜15%、
の範囲からなるものであることを特徴とするアンモニアの分解方法。
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