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JP3832152B2 - 車両制御装置とそれに用いるエンジン制御用マイクロコンピュータ - Google Patents

車両制御装置とそれに用いるエンジン制御用マイクロコンピュータ Download PDF

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JP3832152B2 JP20936899A JP20936899A JP3832152B2 JP 3832152 B2 JP3832152 B2 JP 3832152B2 JP 20936899 A JP20936899 A JP 20936899A JP 20936899 A JP20936899 A JP 20936899A JP 3832152 B2 JP3832152 B2 JP 3832152B2
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランスミッションのギア変速時にクラッチを一時的に切断し、そのクラッチ操作に合わせてエンジン回転数を制御する車両制御装置と、それに用いるエンジン制御用マイクロコンピュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の変速段を持ち自動変速可能なトランスミッションを備え、エンジンの出力を摩擦クラッチとトランスミッションとを介して車軸に伝達するよう構成される車両において、マイクロコンピュータ等により摩擦クラッチを切断又は接続する自動変速システムが提案されている。この自動変速システムは、摩擦クラッチの断続を制御すると共にトランスミッションのギア変速を制御するためのトランスミッションECUと、エンジンの運転状態を制御するためのエンジンECUとを備え、双方のECUは互いに通信可能な状態で接続されている。
【0003】
トランスミッションECUは、車両走行状態やドライバの意志に従いギア変速が要求されると、摩擦クラッチを切断した後にギア変速を行い、更にその後、エンジンECUに対して回転数制御を指示する。そして、その回転数制御の指示に従いエンジン回転数が制御されると、摩擦クラッチを接続する。このとき、エンジンECUは、トランスミッションECUから回転数制御の指示を受信すると、クラッチ再接続が可能な程度にエンジン回転数を一時的に制御する。
【0004】
この回転数制御について詳細には、クラッチの接続又は切断の状態がトランスミッションECU側で判断され、クラッチ切断と判断される場合にトランスミッションECUからエンジンECUへ回転数制御の指示が送信される。エンジンECUは、トランスミッションECUからの回転数制御の指示を受信すると、回転数指示モードに入り、指示された回転数にエンジン回転数を合わせるようにエンジン制御を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、ギア変速要求が発生してからギア変速が完了し、クラッチ再接続が終わるまでの間、すなわち、エンジンECUが回転数指示モードにある間、ドライバのアクセル要求が無視されるため、トランスミッションECU側の異常や通信異常等が原因でクラッチ再接続の完了後も回転数指示モードが解除されないと、ドライバのアクセル要求が無視され続け、アクセル操作による回転数制御ができなくなる。場合によっては、アクセルペダルを踏み込んでもエンジン回転数が上昇せずエンストしたり、予期せぬ回転上昇が続くという不都合が発生する。
【0006】
本発明は、上記問題に着目してなされたものであって、その目的とするところは、ギア変速後速やかに通常制御に復帰させ、良好なる車両走行を実現することができる車両制御装置とそれに用いるエンジン制御用マイクロコンピュータを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の車両制御装置では、エンジン制御用の第1のマイクロコンピュータと変速制御用の第2のマイクロコンピュータとが互いに通信可能に接続され、第1のマイクロコンピュータは、アクセル操作に基づいてエンジン回転数制御を実施する一方、ギア変速要求が発生してからギア変速が完了しクラッチ再接続が終わるまでの間には、第2のマイクロコンピュータからの実施要求を受けてアクセル操作を無視してクラッチ合わせのためのエンジン回転数制御を実施する。また特に、第1のマイクロコンピュータは、第2のマイクロコンピュータにより回転数制御が所定時間要求され続けると、すなわち、上記クラッチ合わせのためのエンジン回転数制御がクラッチの再接続が本来完了しているはずの時間になっても継続されているときには、そのクラッチ合わせのためのエンジン回転数制御を強制終了する。これにより、通信異常等が原因でドライバの意志に反した車両走行状態が必要以上に長引き、車両走行に支障を来すといった不都合が回避される。つまり、ギア変速後速やかに通常制御に復帰させ、良好なる車両走行が実現できる。
【0008】
また、請求項2に記載したように、ギア変速時に、第2のマイクロコンピュータからの実施要求を受けてエンジン出力トルクを一旦減少側に制御し、その後、クラッチ接続のための回転数制御を実施し、更にその後、元のトルクに復帰させるよう、第1のマイクロコンピュータを構成してもよい。
【0009】
請求項3に記載の発明では、エンジン回転数制御を強制終了した場合、第2のマイクロコンピュータからの受信確認を行わずに、回転数制御に続くトルク復帰の処理を実施するので、通信異常等が続いていてもギア変速後のトルク復帰を速やかに行うことができる。
【0010】
請求項4に記載の発明では、エンジン回転数制御を強制終了する場合、その旨を表すデータ情報をメモリに記憶するので、通信異常等の履歴を残すことができる。また、強制終了の旨のデータ情報を、トルク復帰など、後続の処理実行時に利用することができる。
【0011】
請求項5に記載の車両制御装置では、エンジン制御用の第1のマイクロコンピュータと変速制御用の第2のマイクロコンピュータとが互いに通信可能に接続され、第1のマイクロコンピュータは、アクセル操作に基づいてエンジン出力トルク制御を実施する一方、ギア変速が実施される際に、第2のマイクロコンピュータからの実施要求を受けてアクセル操作を無視してエンジン出力トルクを制御する。また、第1のマイクロコンピュータは、第2のマイクロコンピュータによりトルク制御が所定時間要求され続けると、すなわち、クラッチの接続が本来完了しているはずの時間になってもクラッチ合わせのためのエンジン出力トルク制御が継続されているときには、そのクラッチ合わせのトルク制御を強制終了する。これにより、通信異常等が原因でドライバの意志に反した車両走行状態が必要以上に長引き、車両走行に支障を来すといった不都合が回避される。つまり、ギア変速後速やかに通常制御に復帰させ、良好なる車両走行が実現できる。
【0012】
また、請求項6に記載のエンジン制御用マイクロコンピュータでは、変速制御用の別のマイクロコンピュータによりクラッチが一時的に切断された時、当該別のマイクロコンピュータからの実施要求を受けてアクセル操作を無視してクラッチ合わせのためのエンジン回転数制御を実施し、クラッチの再接続が本来完了しているはずの時間になってもその回転数制御が継続されているときには、そのクラッチ合わせのエンジン回転数制御を強制終了する。これにより上記各発明と同様に、通信異常等が原因でドライバの意志に反した車両走行状態が必要以上に長引き、車両走行に支障を来すといった不都合が回避される。つまり、ギア変速後速やかに通常制御に復帰させ、良好なる車両走行が実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態における車両制御システムでは、ディーゼルエンジンと自動変速可能なトランスミッションとを搭載した自動車を制御対象とし、エンジン出力はクラッチを介してトランスミッション側に伝達される。また、本車両制御システムでは、ディーゼルエンジンの運転状態を制御する第1のマイクロコンピュータとしてのエンジンECUと、車両走行状態等に応じてクラッチの切断及び接続を制御すると共にトランスミッションのギア変速を実施する第2のマイクロコンピュータとしてのトランスミッションECUとを備える。そして、これら2つのECUは、通信により互いに情報を交換しながら、車両走行中にギア変速やそれに付随するエンジン制御等を適宜実施する。以下にその構成及び作用を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本車両制御システムの概要を示す全体構成図である。図1において、エンジン10は多気筒ディーゼルエンジンからなり、燃料噴射装置11から供給される燃料が各気筒に噴射供給される。燃料噴射装置11は、例えばコモンレール式燃料噴射装置であり、図示しないコモンレール(蓄圧配管)に高圧状態で蓄えられた燃料が電磁式のインジェクタの駆動に伴い各気筒に噴射され、その噴射燃料が各気筒で燃焼に供される。エンジン10の回転数は、例えば図示しないクランク軸に配設されるエンジン回転数センサ12により検出される。
【0015】
エンジン10には、空圧制御式の摩擦クラッチ13を介して複数の変速段を持つトランスミッション14が接続されている。摩擦クラッチ13は、エンジン10の出力軸10aに接続されるフライホイール15と、それに対向するクラッチ板16とを有し、クラッチアクチュエータ17の駆動に伴いクラッチ板16がフライホイール15に対して圧接又は離間の位置に制御される。すなわち、クラッチアクチュエータ17が非動作状態から動作状態へ移行すると、クラッチ板16がフライホイール15に圧接されて摩擦クラッチ13が切断状態から接続状態に変わる。また、クラッチアクチュエータ17が動作状態から非動作状態へ移行すると、クラッチ板16がフライホイール15から離れて摩擦クラッチ13が接続状態から切断状態に変わる。
【0016】
クラッチアクチュエータ17の詳細な構成の図示は省略するが、概ねそれは以下の構成を有する。つまり、クラッチアクチュエータ17は主要な構成として、エアタンク18との間のエア通路19を断続する電磁開閉弁と、この電磁開閉弁を経て供給されるエア圧により動作するエアシリンダとを有し、例えばドライバによりクラッチペダルが操作された時に摩擦クラッチ13を切断する。また、同クラッチアクチュエータ17は、車両走行中のギア変速に際し、後述するトランスミッションECU40からの制御信号に従い摩擦クラッチ13を一時的に切断する。
【0017】
ここで、摩擦クラッチ13には、同クラッチ13の切断又は接続の状態を検出するためのクラッチタッチセンサ20と、トランスミッション14の入力軸14aに配設され、クラッチ板16側(入力軸14a)の回転数を検出するためのクラッチ回転数センサ21とが取り付けられている。
【0018】
トランスミッション14には、そのギア変速時にトランスミッションECU40からの制御信号に従い動作するギアシフトアクチュエータ22が取り付けられている。ギアシフトアクチュエータ22は、エアタンク18からの高圧の作動エアにより図示しないパワーシリンダを駆動させものであり、これにより目標とする変速段にギア位置が切り替えられる。トランスミッション14にはギア位置を検出するギア位置センサ23が取り付けられ、トランスミッション14の図示しない出力軸(車軸)には車速を検出するための車速センサ24が取り付けられている。
【0019】
エンジンECU30とトランスミッションECU40は各々、CPU、ROM、RAM、入出力回路等からなる周知の論理演算回路を備え、双方のECU30,40が互いに通信可能に接続されている。エンジンECU30には、前述したエンジン回転数センサ12、クラッチタッチセンサ20及び車速センサ24からそれぞれの検出信号が入力されると共に、その他に、アクセルペダルセンサ25によるアクセルペダルの踏み込み操作量の検出信号が入力される。エンジンECU30は、これら入力した各センサの検出信号に基づいて、トランスミッション14のギア変速に際し、燃料噴射装置11による燃料噴射量を制御してエンジン10の出力トルクや回転数を調整する。
【0020】
また、トランスミッションECU40には、前述したクラッチタッチセンサ20、クラッチ回転数センサ21及びギア位置センサ23からのそれぞれの検出信号が入力されると共に、その他に、シフトレバー26による変速段選択の信号(変速信号)と、クラッチペダルセンサ27によるクラッチペダルの操作状態の検出信号とが入力される。トランスミッションECU40は、これら入力した各センサの検出信号に基づいて、トランスミッション14のギア変速に際し、クラッチアクチュエータ17を操作して摩擦クラッチ13の切断及び接続を行うと共に、ギアシフトアクチュエータ22を操作してギア変速を行う。
【0021】
因みに本実施の形態では、シフトレバー26の変速装置として、ドライバが手動でシフト位置を切り替えることが可能なマニュアルレンジと、自動でシフト位置が切り替わるオートマチックレンジとが設けられており、マニュアルレンジでは変速段のアップ/ダウン(シフトアップ、シフトダウン)が手動で操作できる。また、オートマチックレンジでは、車両走行状態に応じてギア変速の要否が判断されてギア変速が行われる。
【0022】
次に、エンジンECU30とトランスミッションECU40により実施されるギア変速時の動作を図2〜図5のフローチャートと、図6のタイムチャートを参照して説明する。なお、図6では、両ECU30,40間の信号の授受の様子と、エンジン回転数の推移と、エンジン出力トルクの推移と、摩擦クラッチ13の断続状態と、ギア変速動作とを示す。
【0023】
図2は、トランスミッションECU40によるメインルーチンを示すフローチャートであり、同図において車両走行状態に応じてギア変速要求が発生すると(ステップ100がYES)、トランスミッションECU40は、トルク減少、回転数指示、トルク復帰の3つの処理モードを順次実施する(ステップ110,130,150)。例えば、シフトレバーがマニュアルレンジにあり、ドライバにより手動でシフトアップ又はシフトダウン操作が行われる時、或いはシフトレバーがオートマチックレンジにあり、ギア位置、アクセルペダルの踏み込み操作量、車速等によりギア変速が必要であると判断される時、ステップ100が肯定判別される。
【0024】
ギア変速時に上記3つの処理モードが順次実施される場合、トランスミッションECU40は、後述する図3(a)、図4(a)、図5(a)の処理を実施する。また、これに対し、エンジンECU30は、トランスミッションECU40から送信される指示に従い、後述する図3(b)、図4(b)、図5(b)の処理を実施する。以下、上記3つのモードの処理内容を詳細に説明する。
【0025】
先ず始めに、トルク減少モードにおいて、トランスミッションECU40は図3(a)の処理を実行する。つまり、ステップ111では、エンジン出力トルクを減少させる旨を表すトルク減少コマンドをエンジンECU30に対して送信する。ステップ112,113では、エンジンECU30から受信した信号に基づき、エンジンECU30のモード状態とエンジン出力トルクとを読み込み、続くステップ114では、前記読み込んだモード状態とエンジン出力トルクとからトルク減少モードが完了したか否かを判別する。トルク減少モードの完了でなければ、ステップ111〜114を繰り返し実行し、トルク減少モードの完了であれば、ステップ115に進む。
【0026】
ステップ115では、クラッチアクチュエータ17を操作して摩擦クラッチ13をそれまでの接続状態から切断状態へと変化させる。続くステップ116では、ギアシフトアクチュエータ22を操作してギア変速の制御を実施し、その後本ルーチンを終了する。
【0027】
これに対し、エンジンECU30は、図3(b)の処理を例えば10msec毎に実行する。つまり、図3(b)において、ステップ211では、トルク減少コマンドをトランスミッションECU40から受信したか否かを判別する。そして、トルク減少コマンドを受信すると、トルク減少モードに突入すると共に、トルク減少の処理を実施する(ステップ212,213)。実際には、燃料噴射装置11による燃料噴射量を減少させてエンジン出力トルクを所定値(例えば0)まで減少させる。このとき、出力トルク情報は、トランスミッションECU40に逐次送信される。
【0028】
図6のタイムチャートでは、時刻t1以降、トランスミッションECU40からエンジンECU30へトルク減少コマンドが送信され(図のA1)、その逆にエンジンECU30からトランスミッションECU40へはトルク減少モード突入を示す信号と、エンジン出力トルクを示す信号とが送信される(図のB1)。その後、エンジンECU30によりトルク減少の処理が実施され、時刻t2でエンジン出力トルクが例えば0まで減少すると、トランスミッションECU40によりトルク減少モード完了が判断され、摩擦クラッチ13が切断される。その微少時間後に、ギア変速が行われる。但し、図6にはギア変速段が上げられる事例を示す。
【0029】
また、回転数指示モードでは、トランスミッションECU40は図4(a)の処理を実行する。図4(a)において、先ずステップ131では、回転数指示コマンドをエンジンECU30に対して送信する。ステップ132では、エンジンECU30から受信した信号に基づき、エンジンECU30のモード状態を読み込み、続くステップ133では、前記読み込んだモード状態からエンジンECU30が回転数指示モードに突入したか否かを判別する。回転数指示モードに突入していなければ、ステップ131〜133を繰り返し実行し、回転数指示モードに突入していれば、ステップ134に進む。
【0030】
ステップ134では、再び回転数指示コマンドをエンジンECU30に対して送信し、ステップ135では、エンジンECU30から受信した信号に基づき、エンジン回転数を読み込む。また、ステップ136では、クラッチ回転数センサ21の検出結果に基づいてクラッチ回転数を読み込む。その後、ステップ137では、エンジン回転数とクラッチ回転数とが一致し、摩擦クラッチ13の再接続が可能な状態になったか否かを判別する。クラッチ接続が可能でなければ、ステップ134〜137を繰り返し実行し、クラッチ接続が可能であれば、ステップ138に進む。
【0031】
ステップ138では、クラッチアクチュエータ17を操作して徐々に摩擦クラッチ13を接続する。ステップ139〜141では再び、回転数指示コマンドの送信、エンジン回転数の読み込み、クラッチ回転数の読み込みを行う。その後、ステップ142では、摩擦クラッチ13の接続が完了したか否かを判別する。クラッチ接続が完了していなければ、ステップ138〜142を繰り返し実行し、クラッチ接続が完了していれば、そのまま本ルーチンを終了する。
【0032】
これに対し、エンジンECU30は図4(b)の処理を実行する。つまり、図4(b)において、ステップ231では、回転数指示コマンドをトランスミッションECU40から受信したか否かを判別し、ステップ232では、クラッチタッチセンサ20の検出信号を基に、摩擦クラッチ13が実際に切断されているか否かを判別する。そして、ステップ231,232が共にYESの場合のみ、ステップ233でトルク減少モードを解除すると共に、ステップ234で回転数指示コマンドに従い回転数指示モードに突入する。
【0033】
更に、ステップ235では、燃料噴射装置11による燃料噴射量を調整して回転数制御を実施する。このとき、エンジン回転数情報は、トランスミッションECU40に逐次送信される。その後、ステップ236では、トランスミッションECU40でのクラッチ接続が完了したか否かを判別し、完了していればそのまま本ルーチンを終了する。
【0034】
また、クラッチ接続が完了していなければ、ステップ237に進み、回転数指示コマンドを受信して回転数指示モードに突入してから所定時間Ta(例えば1秒)が経過したか否かを判別する。所定時間Taの経過前であれば、ステップ235に戻って回転数制御を継続する。また、所定時間Taが経過していれば、ステップ238で回転数指示モードを直ちに強制終了し、ステップ239でその旨を表すフラグXFに「1」をセットする。つまり、回転数指示モードへの突入後、所定時間Taが経過してもクラッチ接続の完了が判定できないと、通信異常又はトランスミッションECU40側の異常等、何らかの異常が発生したとみなされ、回転数指示モードが強制終了される。なお、所定時間Taは、クラッチ接続が本来完了しているはずの時間、若しくはそれよりも僅かに長い時間である。
【0035】
図6のタイムチャートでは、時刻t3以降、トランスミッションECU40からエンジンECU30へ回転数指示コマンドが送信され(図のA2)、その逆にエンジンECU30からトランスミッションECU40へは回転数指示モード突入を示す信号と、エンジン回転数を示す信号とが送信される(図のB2)。そして、時刻t4では、エンジン回転数がクラッチ回転数に一致してクラッチの再接続が可能であると判断され、トランスミッションECU40によりクラッチ接続が開始される。時刻t4以降、クラッチ接続に伴い出力トルク、エンジン回転数が共に上昇する。そして、時刻t5では、クラッチ接続が完了したと判断される。
【0036】
また仮に、時刻t3で回転数指示モードに突入してから所定時間Ta(例えば1秒)が経過してもクラッチ接続完了の旨がエンジンECU30で認識できない場合には、所定時間Ta経過の時点でフラグXFがセットされる。
【0037】
更にトルク復帰モードにおいて、トランスミッションECU40は図5(a)の処理を実行する。つまり、先ずステップ151では、エンジン出力トルクを復帰させる旨を表すトルク復帰コマンドをエンジンECU30に対して送信する。ステップ152,153では、エンジンECU30から受信した信号に基づき、エンジンECU30のモード状態とエンジン出力トルクとを読み込み、続くステップ154では、前記読み込んだモード状態とエンジン出力トルクとからトルク復帰モードが終了したか否かを判別する。トルク復帰モードの完了でなければ、ステップ151〜154を繰り返し実行し、トルク復帰モードの完了であればそのまま本ルーチンを終了する。
【0038】
これに対し、エンジンECU30は図5(b)の処理を実行する。つまり、図5(b)において、ステップ250では、前記図4(b)で操作されるフラグXFが「1」であるか否かを判別する。そして、XF=1であれば、すなわち、図4(b)の処理で回転数指示モードが強制終了されていれば、ステップ251を飛ばしてステップ252に進み、XF=0であればステップ251に進む。ステップ251では、トルク復帰コマンドをトランスミッションECU40から受信したか否かを判別し、トルク復帰コマンドを受信すると、ステップ252に進む。ステップ252では回転数指示モードを解除し、続くステップ253ではトルク復帰コマンドに従いトルク復帰モードに突入する。
【0039】
例えば、XF=1の場合、通信異常等が発生したと考えられ、トルク復帰コマンドが正常に受信できないことも想定されるが、ステップ231を飛ばしてトルク復帰モードに突入することで、通信異常等が続いていてもそれが原因でトルク復帰モードが開始できないことはなく、トルク復帰モードが速やかに開始される。
【0040】
その後、ステップ254では、燃料噴射装置11による燃料噴射量を制御してトルク復帰の処理を実施し、続くステップ255では、エンジン出力トルクがドライバの要求値まで復帰したか否かを判別する。ステップ255がNOであればトルク復帰の処理を継続し、ステップ255がYESであれば、ステップ256でトルク復帰モードを解除し、更にステップ257でフラグXFをクリアした後、本ルーチンを終了する。
【0041】
図6のタイムチャートでは、時刻t5以降、トランスミッションECU40からエンジンECU30へトルク復帰コマンドが送信され(図のA3)、その逆にエンジンECU30からトランスミッションECU40へはトルク復帰モード突入を示す信号と、エンジン出力トルクを示す信号とが送信される(図のB3)。そして、トルク復帰の処理によりエンジン出力トルクが増加し、時刻t6では、トルク復帰完了の旨が判断される。
【0042】
また、回転数指示モードの突入後、所定時間Ta経過の時点でフラグXFがセットされた場合には、XFセットに伴いトルク復帰モードに突入し、前記時刻t5〜t6の期間に相当する図の時間Tbの期間でトルク復帰の処理が実施される。トルク復帰後、フラグXFはクリアされる。
【0043】
以上詳述した本実施の形態によれば、以下に示す効果が得られる。
エンジンECU30は、ギア変速時に回転数指示モードの突入後、所定時間が経過してもクラッチ接続が完了したと判断されず回転数制御が継続されていると、その時点で当該回転数制御を強制終了するので、トランスミッションECU40側の異常や両ECU30,40間の通信異常等が原因でドライバの意志に反した走行状態が必要以上に長引き、車両走行に支障を来すといった不都合が回避される。つまり、ギア変速後速やかに通常制御に復帰させ、良好なる車両走行が実現できる。この場合、ドライバがアクセルペダルを操作してもエンジン回転数が上昇しない、或いは予期せずエンジンストールが発生するといった不都合が解消される。
【0044】
また、エンジン回転数制御を強制終了する場合、その旨を表すデータ情報(フラグXF)をメモリに記憶するので、通信異常等の履歴を残すことができる。また、強制終了の旨のデータ情報を、トルク復帰など、後続の処理実行時に利用することができる。
【0045】
エンジン回転数制御を強制終了した場合(XF=1の場合)、トルク復帰コマンドの受信確認を行わずにトルク復帰モードに突入するので、通信異常等が続いていてもトルク復帰モードへ速やかに移行することができる。
【0046】
更に、エンジンECU30は、トランスミッションECU40からの回転数指示コマンドと、クラッチタッチセンサ20によるクラッチ切断の信号とを共に入力した時に(図4(b)のステップ231,232が共にYESの時)、摩擦クラッチ13が実際に切断されていると判断し、回転数指示モードに突入するので、クラッチ切断の2重チェックにより回転数制御が実施される。従って、通信異常等に起因して、ギア変速に関係なく不用意に回転数制御が実施されるといった不都合が回避される。例えば、クラッチ接続の状態でトランスミッションECU40から回転数指示コマンドが誤って送信されてきても、回転数指示モードに突入することはなく、ドライバの意志に反した回転数制御が不当に実施されることはない。
【0047】
特に本実施の形態の車両制御システムは、エンジンから駆動系への伝達トルクが大きく、流体トルクコンバータを採用するには不向きなトラック等の車両に好適に具体化できる。
【0048】
なお本発明は、上記以外に次の形態にて具体化できる。
上記実施の形態では、図4(b)の処理において、所定時間が経過してもクラッチ接続完了が判定されないと、回転数指示モードを強制終了してその旨を表すフラグXFに「1」をセットしたが、2ビット以上の情報を記憶させてもよい。また、そのフラグ情報をダイアグ情報(自己診断情報)としてメモリに記憶させるように構成してもよい。
【0049】
上記実施の形態では、ギア変速時にトルク減少、回転数制御及びトルク復帰の各処理を実施する際、燃料噴射量を制御したが、これに代えてアクセル開度を制御するようにしてもよい。この場合、ギア変速後に、ドライバの意志に反したアクセル操作が継続されるといった不都合が解消される。
【0050】
上記実施の形態では、クラッチアクチュエータ17、ギアシフトアクチュエータ22を空圧制御することとしたが、これを油圧制御に代えるなど、他の構成としてもよい。また、ディーゼルエンジン以外に、ガソリンエンジンへの適用も可能である。
【0051】
上記空圧制御式の摩擦クラッチに代えて、流体トルクコンバータを備えた車両に本発明を具体化してもよい。この場合、エンジンECU(第1のマイクロコンピュータ)は、ギア変速が実施される際に、トランスミッションECU(第2のマイクロコンピュータ)からの実施要求を受けてエンジン出力トルクを制御する。例えば、変速ショックが緩和されるよう出力トルクを制御する。また、エンジンECUは、トランスミッションECUによりトルク制御が所定時間要求され続けると、すなわち、所定時間が経過してもクラッチ接続が完了したと判断されずトルク制御が継続されていると、その時点でトルク制御を強制終了する。かかる場合にも既述の通り、通信異常等が原因でドライバの意志に反した走行状態が必要以上に長引き、車両走行に支障を来すといった不都合が回避される。つまり、ギア変速後速やかに通常制御に復帰させ、良好なる車両走行が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における車両制御システムの概要を示す全体構成図。
【図2】トランスミッションECUのメインルーチンを示すフローチャート。
【図3】トルク減少モードの処理を示すフローチャート。
【図4】回転数指示モードの処理を示すフローチャート。
【図5】トルク復帰モードの処理を示すフローチャート。
【図6】ギア変速時の動作をより具体的に示すタイムチャート。
【符号の説明】
10…エンジン、13…摩擦クラッチ、14…トランスミッション、30…エンジンECU(第1のマイクロコンピュータ,エンジン制御用マイクロコンピュータ)、40…トランスミッションECU(第2のマイクロコンピュータ)。

Claims (6)

  1. エンジンの出力をトランスミッションに伝達するためのクラッチと、
    エンジンの運転状態を制御するための第1のマイクロコンピュータと、
    車両走行状態に応じてクラッチの切断及び接続を制御すると共に、トランスミッションのギア変速を実施するための第2のマイクロコンピュータとを備え、
    第1及び第2のマイクロコンピュータが互いに通信可能に接続された車両制御装置であって
    第1のマイクロコンピュータは、アクセル操作に基づいてエンジン回転数制御を実施する一方、ギア変速要求が発生してからギア変速が完了しクラッチ再接続が終わるまでの間には、第2のマイクロコンピュータからの実施要求を受けてアクセル操作を無視してクラッチ合わせのためのエンジン回転数制御を実施このクラッチ合わせのためのエンジン回転数制御がクラッチの再接続が本来完了しているはずの時間になっても継続されているときには、そのクラッチ合わせのためのエンジン回転数制御を強制終了することを特徴とする車両制御装置。
  2. ギア変速時に、第1のマイクロコンピュータは、第2のマイクロコンピュータからの実施要求を受けてエンジン出力トルクを一旦減少側に制御し、その後、クラッチ接続のための回転数制御を実施し、更にその後、元のトルクに復帰させる請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両制御装置において、
    第1のマイクロコンピュータは、エンジン回転数制御を強制終了した場合、第2のマイクロコンピュータからの受信確認を行わずに、回転数制御に続くトルク復帰の処理を実施する車両制御装置。
  4. エンジン回転数制御を強制終了する場合、その旨を表すデータ情報をメモリに記憶する請求項1〜3の何れかに記載の車両制御装置。
  5. エンジンの運転状態を制御するための第1のマイクロコンピュータと、
    車両走行状態に応じてトランスミッションのギア変速を実施するための第2のマイクロコンピュータとを備え、
    第1及び第2のマイクロコンピュータが互いに通信可能に接続され、第1のマイクロコンピュータは、アクセル操作に基づいてエンジン出力トルク制御を実施する一方、ギア変速が実施される際に、第2のマイクロコンピュータからの実施要求を受けてアクセル操作を無視してエンジン出力トルクを制御する車両制御装置において、
    第1のマイクロコンピュータは、クラッチの接続が本来完了しているはずの時間になってもクラッチ合わせのためのエンジン出力トルク制御が継続されているとき、そのクラッチ合わせのためのトルク制御を強制終了することを特徴とする車両制御装置。
  6. トランスミッションのギア変速時に一時的に切断されるクラッチの再接続時にクラッチ合わせのためのエンジン回転数制御を実施する車両制御装置に用いられ、クラッチの切断及び接続とトランスミッションのギア変速とを実施する別のマイクロコンピュータに対して通信可能に接続されるエンジン制御用マイクロコンピュータであり、
    前記別のマイクロコンピュータによりクラッチが一時的に切断された時、当該別のマイクロコンピュータからの実施要求を受けてアクセル操作を無視してクラッチ合わせのためのエンジン回転数制御を実施し、クラッチの再接続が本来完了しているはずの時間になってもその回転数制御が継続されているときには、そのクラッチ合わせのエンジン回転数制御を強制終了することを特徴とする車両制御装置に用いるエンジン制御用マイクロコンピュータ。
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