JP3826661B2 - ディーゼルパティキュレートフィルター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの排気ガス浄化装置に使用されるディーゼルパティキュレートフィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレート(PM:微粒子状物質)の排出量は、NOx,COそしてHC等と共に年々規制が強化されてきており、この厳しくなる規制値に対して、エンジンの改良だけでは対応が困難になってきている。
【0003】
そのため、エンジンから排出される排ガス中のPMをDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター:Diesel Particulate Filter )と呼ばれるフィルターで捕集して、外部へ排出されるPMの量を低減する技術が開発されている。
【0004】
このPMを直接捕集するフィルターには、セラミック製のモノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルターや、セラミックや金属を繊維状にした繊維型フィルタータイプのフィルター等がある。
【0005】
しかし、このPM捕集用のフィルターは、PMの捕集に伴って目詰まりが進行し、捕集したPMの量に比例して排ガス圧力が上昇するので、捕集したPMを電気ヒーターやバーナー等の熱源で加熱して燃焼したり、あるいは、逆洗用圧縮空気等により再生処理して、フィルターからPMを除去する必要がある。
【0006】
図12に、従来技術の電気ヒーター加熱タイプのDPFフィルターを使用した排ガス浄化装置30の一例を示す。この例では、エンジン11から出た排気管15は二系統の第1排気管31aと第2排気管31bに別れる。この両方の排気管31a,31bには、それぞれ第1シャッターバルブ32aと第2シャッターバルブ32b、第1電気加熱ヒーター33aと第2電気加熱ヒーター33b、第1フィルター34aと第2フィルター34bが設けられており、その下流で両系統の第1排気管31aと第2排気管31bは合流し、消音器12に接続している。
【0007】
この従来の排ガス浄化装置30では、図12に示すように、先ず、第1排気管31aの第1シャッターバルブ32aを開けて燃焼排ガスGを第1フィルター34aに流し、この第1フィルター34aでPMを捕集する。この排ガス浄化装置30では、第1及び第2フィルター34a,34bは、多孔質のセラミックのハニカムのチャンネルの入口と出口を交互に目封じしたモノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルターで形成されているので、燃焼排ガスG中のPMは多孔質のセラミックの壁でトラップされ捕集される。なお、繊維型フィルタータイプを採用した場合には、フィルターの繊維でPMをトラップして捕集する。
【0008】
そして、この時、もう一方の第2排気管31bでは、第2シャッターバルブ32bを閉じ、燃焼排ガスGの導入を止めると共に第2電気ヒーター33bに通電して第2フィルター34bを加熱し、それと共に、排ガス制御弁35の弁開度を調整して適量の燃焼排ガスGを第2フィルター34b側に導入し、PM再燃焼用の酸素を供給し、この酸素量の調整によりPMの燃焼状態を制御しながら、事前に捕集したPMを燃焼して、第2フィルター34bを再生する。
【0009】
この第1及び第2シャッターバルブ32a,32bの開閉の切替えは、PMを捕集しているフィルターにPMが溜まり、規定の排気圧力以上に排圧が上昇した時に行い、順次、第1及び第2シャッターバルブ32a,32bの開閉の切替えによって、燃焼排ガスGが流れる流路31a,31bを切替えて、また、この切替えに応じて再生側の第1及び第2電気ヒーター33a,33bへの通電を切替えることにより再生と捕集を繰り返しながら継続していく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この図12に例示したような従来技術の排気ガス浄化装置では、排気系を二系統を設けて、交互にPM捕集と再生とを別々の独立した排気系で行う構成であるため、排気浄化システムが大型で複雑になるという問題と、また、可動部を有する切替えバルブ等が有るため耐久性の面における問題がある。
【0011】
また、排気通路を二系統設けているために、一つのフィルターのPM捕集量が多くなってしまうので、再燃焼の時の燃焼制御が難しくなるという問題がある。
【0012】
更に、電気ヒーターによる再生加熱では、フィルター全体を同時に加熱しているので、加熱に要する電気エネルギーが大きくなり、エンジンシステムの全体としての効率が低下するという問題がある。
【0013】
その上、排圧上昇を検知してから加熱再生を行なうので、エンジンの燃費が悪化する。特に、排ガス流量、温度等のエンジンの運転条件によって再生能力が影響されるので、安定したPM再生を行なうことができないという問題がある。
【0014】
一方、発明者らは、PM中の炭素(スス)は導電性であるので、この性質を利用して、捕集したPMに直接高電圧を加えることにより、PM自体に電流を流すことができ、この電流により加熱すれば、PMを燃焼させることができると考えた。
【0015】
本発明は、この知見を得て、上述の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、フィルターで捕集しながら、部分的に堆積したPMを通電により加熱して燃焼させて再生処理することにより、PM再生を低エネルギーで行うことができるディーゼルパティキュレートフィルターを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するためのディーゼルパティキュレートフィルターは、次のように構成される。
【0017】
ディーゼルエンジンの燃焼排ガス中のパティキュレートを捕集するディーゼルパティキュレートフィルターであって、パティキュレート捕集手段を正負交互に配設された電極の間に設けると共に、該電極によって前記パティキュレート捕集手段により捕集されたパティキュレートに通電することによって、該捕集されたパティキュレートを加熱し燃焼させて、前記パティキュレート捕集手段を再生させるディーゼルパティキュレートフィルターにおいて、前記電極は、正負交互に配設された電極線からなり、前記パティキュレート捕集手段は前記電極線にフィルターとなる繊維を巻き付けて被覆して形成した糸状の非導電性繊維からなるように構成する。
【0020】
以上の構成によれば、接近して設置した積層電極板や電極板等の電極の間に高電圧を印加しておくことにより、PM中の炭素(スス)の導電性を利用して、この電極の間に捕集したPMに、直接電流を流すことができ、しかも、この電流はPM捕集量の増加により増加し発熱量も大きくなるので、捕集PMを加熱して燃焼することができる。
【0021】
これにより、PM捕集量が所定の値以上になって通電量が多くなった部分のみを加熱再生して、フィルターの再生を行うことができる。
【0022】
そのため、フィルターで捕集しながら、部分的に堆積したPMを燃焼させて再生処理ができるので、低エネルギーでPM再生が行えることになり、また、再生用と捕集用の二系統の排気通路を廃止できるので、フィルターシステムの小型化が可能となる。
【0023】
また、捕集量が多くなると自動的にその部分が発熱し部分的に再生が行われるので、フィルター全体の圧力損失が大きくならず、排圧上昇が少ないという効果も得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明のディーゼルパティキュレートフィルターの実施の形態について説明する。
【0025】
〔参考例〕
本発明の参考となるディーゼルパティキュレートフィルターは、電極板型高電圧再生フィルターとも言うべきである。
【0026】
このディーゼルパティキュレートフィルター1は、図1〜図3に示すように、セラミック等の絶縁物質で形成された円筒状のフィルター支持台2に、正負交互に配設された積層電極板3と、これらの電極板3の間に配置した長繊維フィルター部4を支持して構成される。
【0027】
このフィルター支持台2は円筒の円周壁2aに通気に十分な大きさと個数を持つ通気穴2bが開口し、一端側に開放して排ガス入口2cを設け、他端側は閉鎖して形成する。
【0028】
この長繊維フィルター部4は、円周壁2aの外周に、セラミックファイバー長繊維5の毛羽立った糸を一定の厚さで巻き付けて、PMを捕集するように形成する。
【0029】
また、電極板3は、長繊維フィルター部4を挟んで、一定間隔で設置される。この各電極板3は、電気配線3aにより正(+)負(−)交互に電圧を加えて、長繊維フィルター部4に捕集されたPMに通電できるように構成する。
【0030】
次に、このディーゼルパティキュレートフィルター1のPM捕集、再燃焼のメカニズムを図4と図5で説明する。
【0031】
図4に示すように、エンジンから排出された排ガスGは、フィルター支持台2の開放端の排ガス入口2cから入り、通気穴2b経由で内側から外に抜ける時に長繊維フィルター部4を通過し、セラミックファイバー長繊維5によってPMが捕集される。これにより、排ガス中のPMが除去され排ガスが浄化される。
【0032】
このセラミックファイバー長繊維5は電気抵抗が大きいので、PMが捕集されていない時には、積層電極3間には電流が流れず、通電による発熱も電気消費も生じない。
【0033】
そして、PMは電気抵抗が低く導電性があるため、セラミックファイバー長繊維5に捕集されたPMがある程度蓄積すると、図5に示すように、PMの捕集量に応じて積層電極3間に電流が流れるので、ある一定以上のPMが捕集されるとその部分の電流が大きくなり、発熱量が増え温度が高くなり、セラミックファイバー長繊維5に捕集されたPMを燃焼除去して長繊維フィルター部4の捕集能力と通気性能を再生させる。
【0034】
このPMの燃焼は、通電によりPMが燃焼する600℃以上の温度に上昇させて、流入して来る燃焼排ガスG中に含まれる少量の酸素を使用して、再燃焼することにより行われる。
【0035】
〔実施の形態〕
本発明の実施の形態のディーゼルパティキュレートフィルターは、電極線型高電圧再生フィルターとも言うべきである。
【0036】
このディーゼルパティキュレートフィルター1Aは、図6〜図7に示すように、金属等の物質で形成された円筒状のフィルター支持台2Aに、線状のフイルター部材7を巻き付けて形成する。
【0037】
このフィルター支持台2Aは円筒の円周壁2aに通気に十分な大きさと個数を持つ通気穴2bを開口し、一端側に開放して排ガス入口2cを設け、他端側は閉鎖する。
【0038】
また、この線状のフィルター部材7は、図9に示すように、中心に電極線6を配置すると共に、この電極線6を長繊維セラミックス繊維のセラミックスファイバー長繊維5の毛羽立った糸を一定の厚さで巻き付けて被覆して形成する。
【0039】
この中心に電極線6を有するフィルター部材7を、フィルター支持台2Aに巻き付けているので、電極線6は一定間隔でセラミックファイバー長繊維5を挟んで設置される。そして、この電極線6に対して、正(+)負(−)電圧を交互に加えて隣接する電極線6の間に電圧が生じるように構成する。
【0040】
このディーゼルパティキュレートフィルター1AのPM捕集、再燃焼のメカニズムを図7と図8で説明する。
【0041】
図7に示すように、エンジンから排出された排ガスGは、フィルター支持台2Aの開放端の排ガス入口2cから入り、通気穴2b経由で内側から外に抜ける時にフィルター部材7の外側のセラミックファイバー長繊維5の部分を通過し、排ガスG中のPMが捕集される。これにより、排ガス中のPMが除去され排ガスが浄化される。
【0042】
このセラミックファイバー長繊維5は電気抵抗が大きいので、PMが捕集されていない時には、電極線6の間には電流が流れず、通電による発熱も電気消費も生じない。
【0043】
そして、PMは電気抵抗が低く導電性があるため、セラミックファイバー長繊維5に捕集されたPMがある程度蓄積すると、図8に示すように、PMの捕集量に応じて電極線6間に電流が流れるので、ある一定以上のPMが捕集されるとその部分の電流が大きくなり、発熱量が増え温度が高くなり、セラミックファイバー長繊維5に捕集されたPMを燃焼除去して、セラミックファイバー長繊維5の捕集能力と通気性能を再生させる。
【0044】
次に、これらのディーゼルパティキュレートフィルター1,1Aを車両排気系に設置した場合のレイアウトを図11に示す。このディーゼルパティキュレートフィルター1,1Aは他のフィルターシステムと同様にエンジン11と消音器12の間の排気管15の途中に設置される。
【0045】
そして、その位置は、再生エネルギーを考慮するとエンジン11に近い位置が望ましい。また、PMが捕集され、所定の捕集量以上になると、積層電極板3や電極線6の間の電気抵抗がPMによって低下し通電が生じ、その部分のPMが発熱して燃焼し再生が行われるように、積層電極板3や電極線6へ常時電圧をかけておくように構成する。
【0046】
この再生用の通電の制御について説明する。
【0047】
この電極への印加電圧は昇圧器によって電圧を上げているが、この印加電圧はPM捕集量やエンジンの排気ガスの出口側排圧を検出ししながら、効率よくPMの再燃が生じるように、電子制御される。
【0048】
図10に印加電圧電子制御フローチャートを示す。このような印加電圧の制御により、エンジンの運転状態を示すエンジン回転、負荷等から排出PM量を算出して、PMの多い運転条件が続く場合には、加電圧を上げ、PMの再生を早めるように制御される。
【0049】
この図10に例示した印加電圧の制御フローについて説明する。
【0050】
この制御フローがスタートすると、ステップS10で、初期印加電圧を印加し、ステップS11で排出PM量を初期化する。次に、ステップS12で回転数センサや負荷センサや圧力センサの出力値を読み込む。ステップS13でこの出力値の回転数や負荷から排出PM量を算出し、この排出PM量から排出PM量を積算する。
【0051】
これらの値を使用して、ステップS14とステップS15で排圧と所定圧、排出PM量と所定量を比較し、排圧が所定圧より大きく、かつ、排出PM量が所定量より大きい場合に、ステップS16に行き、そうでない場合には、ステップS12に戻る。
【0052】
ステップS16で電極印加電圧の上昇の指示を出力した後、ステップS17で高電圧通電時間カウンタをゼロにセットする。そして、ステップS18で高電圧通電時間をカウントし、ステップS19で高電圧通電時間が所定時間以上か否かをチェックし、所定時間以上になったら、ステップS20でキーがOFFか否かを判定し、OFFでなけば、ステップS10に戻り、OFFであれば、制御をストップする。る。
【0053】
なお、図示していないが、制御の途中においても適当な時間間隔で、キーのON/OFFをチェックしてOFFであれば、制御をストップするように構成する。
【0054】
以上の構成のディーゼルパティキュレートフィルター1,1Aによれば、フィルター1,1A全体を加熱することなく、堆積したPMを直接発熱させて加熱することができる。そのため、低エネルギーでPM再生を行うことができる。
【0055】
また、PM捕集量が多くなると自動的にその部分が発熱し部分的に再生が行われるので、フィルター全体の圧力損失が大きくなることを防止でき、フィルターをPM捕集中に再生処理できるので、再生用と捕集用の二経路のフィルターシステムが必要なくなり、機構が単純化し、フィルターシステムを小型化できる。
【0056】
また、耐久性等の面で問題となる切替えバルブ等の可動部を無くすことができる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るディーゼルパティキュレートフィルターによれば、次のような効果を奏することができる。
【0058】
フィルター全体を加熱せず、PM捕集量が所定の値以上になって通電量が多くなった部分のみを加熱再生するので、低エネルギーでPM再生を行うことができる。
【0059】
また、捕集量が多くなると自動的にその部分が発熱し部分的に再生が行われるので、フィルター全体の圧力損失が大きくならないので、排圧上昇が少なく、エンジンの燃費の悪化が少ない。
【0060】
そして、フィルターをPMを捕集中に再生できるので、再生用と捕集用の二経路のフィルターシステムが必要なくなり、機構が単純化し、フィルターシステムを小型化でき、また、切替えバルブ等の可動部が無くなるので、耐久性等の問題を生じない。
【0061】
この小型化により、従来は適用が困難であった小型ディーゼル自動車に対してもディーゼルパティキュレートフィルターシステムを使用できるようになる。
【0062】
そして、従来技術の最大の欠点である、排ガス流量、温度等のエンジンの運転条件によって再生能力が影響され、安定したPM再生が行われないという問題点を解決し、どんな運転条件でも、何時でも安定した確実なPM再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考となるディーゼルパティキュレートフィルターの構成図である。
【図2】図1のディーゼルパティキュレートフィルターの構造を示す分解構成図である。
【図3】図1のディーゼルパティキュレートフィルターの構造を示す断面図である。
【図4】図1のディーゼルパティキュレートフィルターによる排ガス浄化の作用効果のメカニズムを示す模式的部分断面図で、PMが捕集されない時を示す。
【図5】図1のディーゼルパティキュレートフィルターによる排ガス浄化の作用効果のメカニズムを示す模式的部分断面図で、PMが捕集されている時を示す。
【図6】 本発明の実施の形態のディーゼルパティキュレートフィルターの構造を示す断面図である。
【図7】図6のディーゼルパティキュレートフィルターによる排ガス浄化の作用効果のメカニズムを示す模式的部分断面図で、PMが捕集されない時を示す。
【図8】図6のディーゼルパティキュレートフィルターによる排ガス浄化の作用効果のメカニズムを示す模式的部分断面図で、PMが捕集されている時を示す。
【図9】図6のディーゼルパティキュレートフィルターに使用されるフィルター部材の構成を示す図である。
【図10】本発明に係るディーゼルパティキュレートフィルターを使用した場合の印加電圧の制御フローを示すフローチャートである。
【図11】排気ガス浄化装置の配置位置を示す自動車の構成図である。
【図12】従来技術の排気ガス浄化装置の構成図である。
【符号の説明】
1,1A ディーゼルパティキュレートフィルター
2,2A フィルター支持台
3 積層電極板(電極)
4 長繊維フィルター部(パティキュレート捕集手段)
5 セラミックファイバー長繊維
6 電極線(電極)
7 フイルター部材(パティキュレート捕集手段)
11 ディーゼルエンジン
Claims (1)
- ディーゼルエンジンの燃焼排ガス中のパティキュレートを捕集するディーゼルパティキュレートフィルターであって、パティキュレート捕集手段を正負交互に配設された電極の間に設けると共に、該電極によって前記パティキュレート捕集手段により捕集されたパティキュレートに通電することによって、該捕集されたパティキュレートを加熱し燃焼させて、前記パティキュレート捕集手段を再生させるディーゼルパティキュレートフィルターにおいて、前記電極は、正負交互に配設された電極線からなり、前記パティキュレート捕集手段は前記電極線にフィルターとなる繊維を巻き付けて被覆して形成した糸状の非導電性繊維からなることを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルター。
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