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JP3818865B2 - 液晶表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents

液晶表示パネルおよびその製造方法 Download PDF

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JP3818865B2
JP3818865B2 JP2001124385A JP2001124385A JP3818865B2 JP 3818865 B2 JP3818865 B2 JP 3818865B2 JP 2001124385 A JP2001124385 A JP 2001124385A JP 2001124385 A JP2001124385 A JP 2001124385A JP 3818865 B2 JP3818865 B2 JP 3818865B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対向する2枚の電極基板に挟まれた空間に液晶が封入される液晶表示パネル、およびその空間に真空注入法により液晶を注入する液晶表示パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、液晶表示パネルを構成する2枚の電極基板に挟まれた液晶層となる空間に液晶を注入する場合、パネルの間隔が通常5μm以下と非常に狭いので、基板間の圧力損失や液晶配向力によって注入時間は長くなる。そのため、液晶の注入が進むにつれて注入浸透速度は遅くなり、特に大型のパネルでは液晶を注入するのに時間がかかりすぎる問題がある。
【0003】
近年、液晶表示パネルに排気口と複数の注入口を持ち、注入時間の短縮をねらったパネル構造がある。このパネルへの注入は液晶パネルの一端部に形成された注入口から液晶を注入する一方、液晶パネルのほか、端部に形成された排気口から排気するようにした液晶注入方法がある。
【0004】
図12は、複数の注入口を同じ幅に設定した液晶表示パネルに同時注入した場合の液晶浸透状態を説明するための図である。図12(a)は、注入開始直後の液晶浸透状態を示す図であり、図12(b)は、注入途中の液晶浸透状態を示す図であり、図12(c)は、注入終了後の液晶浸透状態を示す図である。注入口102に取付けられた排気/注入切替コネクタ113によって、パネル109を構成する2枚の電極基板に挟まれた空間に液晶111が注入され、排気口101に取付けられた排気/注入切替コネクタ113からは空間内の空気が排気されて液晶111の注入を促進する。すべての注入口102から同時に液晶111を注入した場合、図12(a)に示す液晶浸透状態から図12(b)に示す液晶浸透状態を経て図12(c)に示す液晶浸透状態で注入を完了する。液晶111が浸透していく過程で、まず図12(a)に示す注入開始直後に、パネル109の角に液晶111の未注入空間115が形成され、図12(b)に示す液晶浸透状態を経るので、図12(c)に示すようなパネル109の中央で排気口101よりの部分にも未注入空間115が形成される。このように液晶111の浸透状態によって液晶111に囲まれた未注入空間115が形成され、その未注入空間115は液晶注入後に気泡として残る。
【0005】
前述のような複数注入口を有する液晶パネルへの液晶注入において、未注入空間が形成されないようにするため、たとえば特開平9−5761号公報に記載されているような液晶注入方法が必要である。該公報には、排気口と注入口との中間部分に中間注入口が形成され、液晶パネルの一端部の注入口から注入された液晶が中間注入口を通過した後に、中間注入口から液晶パネル内に液晶を注入することによって、パネル内の角や中央付近に液晶の未注入空間が形成されないようにしている注入方法が記載されている。
【0006】
図13は、複数の注入口を同じ幅に設定した液晶表示パネルにおいて各注入口からの注入時期を調節して注入した場合の液晶浸透状態を説明するための図である。図13(a)は、注入開始直後の液晶浸透状態を示す図であり、図13(b)は、注入途中の液晶浸透状態を示す図であり、図13(c)は、注入終了後の液晶浸透状態を示す図である。すなわち図13は、図12に示した液晶表示パネルにおいて、注入口102に取付けられた排気/注入切替コネクタ113への液晶111の供給を調節する開閉弁108を設け、開閉弁108の開閉によって各注入口102から液晶111が注入されたり注入されなかったりするようにした液晶表示パネルを示している。
【0007】
まず、液晶パネルの一端部の3つの注入口102aに取付けられた排気/注入切替コネクタ113に接続された液晶供給管の開閉弁108を開いて、パネル109内に液晶の供給を開始する。次いで、パネル109に液晶111が浸透し、中間注入口である2つの注入口102bを通過した直後に、当該注入口102bに取付けられた排気/注入切替コネクタ113に接続された開閉弁108を図13(a)に示すように開いて、液晶111をさらに注入する。次いで、液晶111が別の中間注入口である注入口102cを通過した直後に、当該注入口102cに接続された開閉弁108を図13(b)に示すように開いて液晶111をさらに注入する。最後に、液晶111がまた別の中間注入口である注入口102dを通過した直後に、当該102dに接続された開閉弁108を図13(c)に示すように開いて、液晶111をさらに注入する。
【0008】
このように各注入口102に接続された開閉弁108を開く時期をずらすことによって、パネル109内に注入される液晶111の浸透状態を調節することができるので、前述のように液晶パネル内に気泡が発生することを防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように複数の注入口を有する液晶表示パネルにおいて、気泡が発生しないように液晶を注入するには、中間注入口からの液晶の注入を管理して、各注入口からの注入開始のタイミングを各注入口に接続された開閉弁によって機械的に制御することが必要である。
【0010】
本発明の目的は、複数の注入口からの液晶注入開始時期を機械的に制御することなく、短時間で液晶が注入されて気泡残りもない液晶表示パネルおよびその製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対向する2枚の電極基板と、電極基板に挟まれた空間に液晶が注入されて表示領域を形成する液晶層とを含む矩形状の液晶表示パネルであって、
前記表示領域の外周部に、前記空間内の排気を行う1つの排気口と、前記空間内に液晶を注入するための複数の液晶注入口とを有し、
一方の長辺の中央付近に排気口が設けられ、
もう一方の長辺に、複数の注入口が設けられるとともに、各短辺に複数の注入口が設けられ、
もう一方の長辺に設けられる各注入口は、等間隔に設けられ、かつ同一の開口幅に設定され、
各短辺に形成される各注入口は、長辺に設けられる注入口の開口幅よりも小さく、かつ排気口に近くなるにつれて小さい開口幅設定されることを特徴とする液晶表示パネルである。
本発明に従えば、表示領域の外周部において、一方の長辺の中央付近に1つの排気口が設けられ、もう一方の長辺(以下「他方の長辺」という)および各短辺に、複数の注入口が設けられる。他方の長辺に設けられる各注入口は、ほぼ等間隔に設けられ、かつ同一の開口幅に設定されている。各短辺に形成される各注入口は、他方の長辺に設けられる注入口の開口幅よりも小さく、かつ排気口に近くなるにつれて小さい開口幅に設定されている。
このように一方の長辺の中央付近に排気口を設け、かつ他方の長辺および各短辺に設けられる複数の注入口から液晶を注入することによって、液晶注入時間を短縮することができる。しかも各注入口の開口幅が、排気口に近くなるほど小さくなるように設計することによって、液晶層となる空間に注入口から注入される液晶量を、排気口に近い注入口ほど少なく制御することができる。したがって複雑な機構を持つ装置を用いることなく、各注入口から同時に液晶を注入し、パネル内での液晶浸透状態をパネル内に液晶の未注入空間が発生しないように制御することができ、気泡残りがない液晶表示パネルを提供することができる。
【0012】
また本発明は、対向する2枚の電極基板と、電極基板に挟まれた空間に液晶が注入されて表示領域を形成する液晶層とを含む矩形状の液晶表示パネルであって、
前記表示領域の外周部に、前記空間内の排気を行う1つの排気口と、前記空間内に液晶を注入するための複数の液晶注入口とを有し、
一方の長辺の中央付近に排気口が設けられ、
もう一方の長辺には、複数個所に注入口が設けられ、各短辺には、2個所に注入口が設けられ、
各注入口は、同一の開口幅を有し、もう一方の長辺には、各個所毎に、3つずつそれぞれ隣接して設けられ、各短辺には、排気口から遠い側の個所に、2つ隣接して設けられるとともに、排気口に近い側の個所に、1つだけ設けられることを特徴とする液晶表示パネルである。
本発明に従えば、表示領域の外周部において、一方の長辺の中央付近に1つの排気口が設けられ、もう一方の長辺(以下「他方の長辺」という)および各短辺に、複数の注入口が設けられる。各注入口は、同一の開口幅を有し、他方の長辺には、複数個所に設けられ、各短辺には、2個所に設けられる。さらに各注入口は、他方の長辺には、各個所毎に、3つずつそれぞれ隣接して設けられ、各短辺には、排気口から遠い側の個所に、2つ隣接して設けられるとともに、排気口に近い側の個所に、1つだけ設けられる。
このように一方の長辺の中央付近に排気口を設け、かつ他方の長辺および各短辺に設けられる複数の注入口から液晶を注入することによって、液晶注入時間を短縮することができる。しかも隣接して配置される注入口を一纏りとして1つの注入口部と見なすことができ、各注入口部の開口幅が、排気口に近くなるほど小さくなるように設計することによって、液晶層となる空間に注入口から注入される液晶量を、排気口に近い注入口ほど少なく制御することができる。したがって複雑な機構を持つ装置を用いることなく、各注入口から同時に液晶を注入し、パネル内での液晶浸透状態をパネル内に液晶の未注入空間が発生しないように制御することができ、気泡残りがない液晶表示パネルを提供することができる。
【0013】
また本発明は、対向する2枚の電極基板と、電極基板に挟まれた空間に液晶が注入されて表示領域を形成する液晶層とを含む矩形状の液晶表示パネルであって、
前記表示領域の外周部に、前記空間内の排気を行う1つの排気口と、前記空間内に液晶を注入するための複数の液晶注入口とを有し、
一方の短辺の一端部付近に排気口が設けられ、
前記一方の短辺の他端と接する長辺に、複数の注入口が設けられ、
各注入口は、排気口に近くなるにつれて小さい開口幅に設定されることを特徴とする液晶表示パネルである。
本発明に従えば、表示領域の外周部において、一方の短辺の一端部付近に1つの排気口が設けられ、前記一方の短辺の他端に接する長辺に、複数の注入口が設けられる。各注入口は、排気口に近くなるにつれて小さい開口幅に設定されている。
このように一方の短辺の一端部付近に排気口を設け、かつ一方の短辺の他端に接する長辺に設けられる複数の注入口から液晶を注入することによって、液晶注入時間を短縮することができる。しかも各注入口の開口幅が、排気口に近くなるほど小さくなるように設計することによって、1つの辺にだけ注入口が設けられる構成とし、かつ液晶層となる空間に注入口から注入される液晶量を、排気口に近い注入口ほど少なく制御することができる。したがって1つの辺にだけ注入口が設けられる構成の液晶表示パネルにおいて、複雑な機構を持つ装置を用いることなく、各注入口から同時に液晶を注入し、パネル内での液晶浸透状態をパネル内に液晶の未注入空間が発生しないように制御することができ、気泡残りがない液晶表示パネルを提供することができる。
【0014】
また本発明は、対向する2枚の電極基板と、電極基板に挟まれた空間に液晶が注入されて表示領域を形成する液晶層とを含む矩形状の液晶表示パネルであって、
前記表示領域の外周部に、前記空間内の排気を行う1つの排気口と、前記空間内に液晶を注入するための複数の液晶注入口とを有し、
一方の長辺の中央付近に排気口が設けられ、
もう一方の長辺および各短辺には、同一開口幅の注入口が設けられ、
各注入口は、もう一方の長辺の中央から、表示領域の外周に沿って排気口の向かうにつれて、各注入口間の間隔が大きくなるように設けられることを特徴とする液晶表示パネルである。
本発明に従えば、表示領域の外周部において、一方の長辺の中央付近に1つの排気口が設けられ、もう一方の長辺(以下「他方の長辺」という)および各短辺に、複数の注入口が設けられる。各注入口は、他方の長辺の中央から、辺に沿って排気口の向かうにつれて、各注入口間の間隔が大きくなるように設けられる。
このように一方の長辺の中央付近に排気口を設け、かつ他方の長辺および各短辺に設けられる複数の注入口から液晶を注入することによって、液晶注入時間を短縮することができる。しかも前述のように排気口に近くなるにつれて表示領域の外周に沿う排気口までの距離が近いほど注入口と注入口との間隔を大きくなるように構成し、パネル内に浸透する液晶量を、排気口に近くて隣合う注入口間の間隔が大きいパネル内の領域ほど少なく制御することができる。したがって複雑な機構を持つ装置を用いることなく、各注入口から同時に液晶を注入し、パネル内での液晶浸透状態をパネル内に液晶の未注入空間が発生しないように制御することができ、気泡残りがない液晶表示パネルを提供することができる。
【0015】
また本発明は、前述の液晶表示パネルの製造方法であって、前記排気口に排気コネクタを取付け、複数の液晶注入口に液晶注入コネクタを取付け、排気しながら液晶の注入を行うことを特徴とする液晶表示パネルの製造方法である。
【0016】
本発明に従えば、前記液晶表示パネルにおいて、排気口からの排気とともに、コネクタ接続方式により複数の注入口から液晶を注入するので、複数の注入口から液晶を注入して液晶注入時間を短縮することができるだけでなく、同時に注入を開始してもパネル内に液晶の未注入空間が発生しないようにパネル内での液晶浸透状態を制御して、パネル内に気泡残りがない液晶表示パネルを製造することができる。
【0017】
また本発明は、前述の液晶表示パネルの製造方法であって、前記複数の液晶注入口を液晶に浸漬し、排気口から排気して液晶を注入することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法である。
【0018】
本発明に従えば、前記液晶表示パネルにおいて、排気口からの排気とともに、ディップ方式により複数の注入口から液晶を注入するので、複数の注入口から液晶を注入して液晶注入時間を短縮することができるだけでなく、パネル内での液晶浸透状態を制御して、パネル内に気泡残りがない液晶表示パネルを製造することができる。
【0019】
また本発明は、前述の液晶表示パネルの製造方法であって、前記排気口から排気して液晶を注入するときに、液晶注入口に液晶を滴下して供給することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法である。
【0020】
本発明に従えば、前記液晶表示パネルにおいて、排気口からの排気とともに、液晶滴下供給方式により複数の注入口から液晶を注入するので、複数の注入口から液晶を注入して液晶注入時間を短縮することができるだけでなく、同時に注入を開始してもパネル内での液晶浸透状態を制御して、パネル内に気泡残りがない液晶表示パネルを製造することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による液晶表示パネルについて、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1実施形態による液晶表示パネルの一例の構成を示す平面図である。該液晶表示パネルは、排気口1に近い中間注入口を含む注入口2,3,4ほど開口幅を狭くした注入口パターンを有することを特徴とする。該液晶表示パネルは、電極が形成された2枚の矩形のガラス基板が、その周囲を囲むシール剤で所定の間隙を設けた状態で貼合わされて構成されている。シール剤で囲まれて設けられた間隙によって形成されるパネル9内の空間に液晶が注入されると、液晶表示パネルの表示領域となる。液晶表示パネルの周囲を囲むシール剤は、その周囲の所々で描画されないで、液晶を注入するための注入口2,3,4とパネル9内の空間の空気を排気するための排気口1とが形成されている。
【0023】
該液晶表示パネルは、たとえば長辺360mm×短辺275mmの矩形のパネル9において、一方の長辺の中央付近に排気口1が設けられ、もう一方の長辺には複数個所にほぼ等間隔で注入口2が設けられている。これらの長辺に設けられた排気口1および複数の注入口2は、いずれも同じ開口幅、たとえば15mmに設定される。注入口2を4個所設ける場合、それらの注入口2は、たとえば両端のパネルコーナーから30mm離し、各注入口2間は等間隔で設けられる。両方の短辺には、各短辺を3等分する位置である2個所に中間注入口3,4を設けている。排気口に近い中間注入口4は、排気口1から遠い中間注入口3より開口幅を狭くして設け、該中間注入口3は排気口1からより遠い注入口2より開口幅を狭くしている。たとえば、注入口2が設けられた長辺側から、1/3の位置に開口幅5mmの中間注入口3を、2/3の位置に開口幅3mmの中間注入口4を設ける。中間注入口3,4の設置場所は、開口幅と注入時間ごとの液晶の浸透量との関係を示す下記表1に基づいて設定することができる。表1における浸透量は、注入口からの直線距離(mm)で示す。
【0024】
【表1】
Figure 0003818865
【0025】
次に、図1に示した液晶表示パネルの製造方法について説明する。
まず、ガラス基板上に液晶駆動用の電極などを形成する。電極が形成されたガラス基板上にパネル9のセル厚を決めるため、たとえば5μmのプラスチックビーズからなるスペーサを散布する。次いで、もう一枚のカラーフィルタとなるガラス基板上にも電極などを形成する。そのガラス基板上に、液晶表示パネルの表示領域となる部分の外周部に、表示領域となる部分を囲むようにして、たとえばエポキシ樹脂からなるシール剤を描画する。このシール剤を描画する際のシールパターンによって、液晶を注入するための注入口2となる部分と、パネル9内の空気を排気するための排気口1となる部分とを形成する。次いで、スペーサが散布されたガラス基板とシール剤が描画された基板とを、スペーサによって間隙を設けた状態で貼合わせ、液晶注入前の液晶表示パネルが形成される。
【0026】
次に、この液晶表示パネルにコネクタ接続注入方式により液晶を注入する。液晶の注入方法については、前記例示したサイズの液晶表示パネルに液晶を注入した実施例に基づいて、図2および図3を参照して説明する。この実施例は実施例1とする。
【0027】
図2は、図1の液晶表示パネルにおける注入開始後16分経過時の液晶浸透状態を示す平面図である。図3は、図1の液晶表示パネルにおける注入開始後30分経過時の液晶浸透状態を示す平面図である。
【0028】
まず、前記例示した長辺360mm×短辺275mmの液晶未注入の液晶表示パネルにおいて、排気口1にパネル9内の空気を排気する排気コネクタ7を取付け、4つの注入口2および4つの中間注入口3,4には、液晶11を供給する注入コネクタ8を取付けた。次いで、パネル9内の空気を排気コネクタ7から1Paで排気するとともに、パネル9内のすべての注入コネクタ8から液晶11の注入を開始した。注入開始後16分経過時には、図2に示す液晶浸透状態となり、開口幅5mmの中間注入口3から浸透する液晶11と、長辺側の4つの注入口2から浸透する液晶11とが接触しているが、開口幅3mmの中間注入口4から浸透する液晶11とはまだ接触していなかった。またパネルコーナーに未注入空間は発生していなかった。さらに注入開始後30分経過時には、図3に示す液晶浸透状態となり、注入口2および中間注入口3から注入された液晶11は、注入口2が設けられた長辺側からパネル9内の半分程度まで浸透し、開口幅3mmの中間注入口4から浸透する液晶11と接触した。またさらに注入開始から約75分で液晶注入を完了し、パネル9内中央で排気口1より部分に未注入空間は発生せず、パネル9内に気泡は全く残らなかった。
【0029】
このように排気口1に近いほど注入口2または中間注入口3,4の開口幅を狭くすることによって液晶11の注入量を制御できることが確認された。
【0030】
比較例1として、実施例1と同じ長辺360mm×短辺275mmのパネルにおいて、一方の長辺に排気口と他方の長辺に実施例1と同様に注入口とを設け、短辺には中間注入口を設けない液晶表示パネルを作製し、該液晶表示パネルに実施例1と同様にして液晶を注入した。すなわち、排気口に取付けた排気コネクタから1Paで排気するとともに、開口幅15mmの4つの注入口に注入コネクタを取付け、これらすべての注入コネクタから液晶の注入を同時に開始した。約20分で注入口が設けられた長辺側からパネル内1/3まで液晶が浸透し、約60分で2/3まで浸透し、約110分で液晶注入を完了した。
【0031】
実施例1では、液晶注入時間が比較例1より32%短縮されただけでなく、パネル内に気泡も全く残らなかった。注入時間の短縮については、単に中間注入口から注入される液晶分だけ短縮されたのではなく、パネル内の液晶未注入部分と中間注入口からの液晶とが接触する境界面が弧を描いているので、比較例1のように直線状にのみ浸透が進む場合に比べて、浸透するエリアが広くとれることによって浸透が促進されていると考えられる。すなわち中間注入口からの液晶は、注入口からの液晶のように注入開始後すぐに隣接する注入口からの液晶が接触するようなことがなく、中間注入口ごとに液晶の浸透が促進されて、複数注入口を持つ効果が現れていると考えられる。
【0032】
図4は、本発明の第1実施形態による液晶表示パネルのその他の例の構成を示す平面図である。該液晶表示パネルは、図1に示した第1実施形態の一例の液晶表示パネルのように、排気口に近い注入口または中間注入口ほど開口幅を狭くする替わりに、同じ開口幅の注入口を隣接して注入口部または中間注入口部を形成し、排気口に近い注入口部または中間注入口部ほど隣接する注入口数を少なくした注入口のパターンを有することを特徴とする。したがって、注入口部および中間注入口部以外は、第1実施形態の一例の液晶表示パネルと同様であるので、その構成については説明を省略する。
【0033】
該液晶表示パネルでは、図1の注入口2に対応する位置に、たとえば開口幅5mmの注入口10を3つ隣接して注入口部12を設け、図1の中間注入口3に対応する位置に、開口幅5mmの注入口10を2つ隣接して中間注入口部13を設け、図1の中間注入口4に対応する位置に、開口幅5mmの注入口10が1つだけの中間注入口部14を設けている。
【0034】
したがって、図4に示した液晶表示パネルの製造方法についても、前述の第1実施形態の一例の液晶表示パネルの製造方法と同様である。すなわち、各注入口部12、中間注入口部13,14から同時に液晶注入を開始して、第1実施形態の一例の液晶表示パネルと同様に短時間で液晶注入を完了することができるとともに、パネル19内に気泡が残ることもない。
【0035】
このように排気口に近いほど注入口部2または中間注入口部3,4の注入口数を少なくすることによって液晶の注入量を制御することができる。
【0036】
図5は、本発明の第2実施形態による液晶表示パネルの構成を示す平面図である。該液晶表示パネルは、表示領域の外周に沿う排気口までの距離が近いほど注入口と注入口との間隔を広くした注入口パターンを有することを特徴とする。該液晶表示パネルは、第1実施形態による液晶表示パネルと同様、電極が形成された2枚の矩形のガラス基板が所定の間隙を保って、表示領域の周囲を囲むシール剤で貼合わされている。
【0037】
また、該液晶表示パネルは、第1実施形態と同様、矩形のパネル29において、一方の長辺の中央付近に排気口1と、もう一方の長辺の複数個所に注入口22と、両方の短辺の複数個所に中間注入口23,24とが設けられる。第1実施形態とは異なり、排気口1および注入口22だけでなく、中間注入口23,24も同じ開口幅に設定される。また、注入口22および中間注入口23,24は、表示領域の外周に沿って排気口1から最も遠い長辺の中央から該長辺端部のパネルコーナー、該パネルコーナーから短辺の他方の端部へ、そこに位置する注入口と注入口との間隔を順次より広くなるように設定される。すなわち、長辺の中央に位置する注入口22と注入口22との間隔をaとし、中央から該長辺端部のパネルコーナーを経て短辺の他方の端部に向かって、順に間隔をb、c、dとする場合、a<b<c<dとなるように設定する。たとえば第1実施形態の実施例1と同じ長辺360mm×短辺275mmの矩形のパネル29であれば、長辺の中央に位置する注入口22と注入口22との間隔aを60mm、その隣の注入口22と注入口22との間隔bを75mmに設定する。また、その隣の注入口22と中間注入口23との間隔c、すなわち注入口22からパネルコーナーへの距離とパネルコーナーから中間注入口23への距離との和となる間隔cを85mmとし、その隣の中間注入口23と中間注入口との間隔dを90mmに設定する。
【0038】
第2実施形態による液晶表示パネルの製造方法は、第1実施形態による液晶表示パネルの製造方法と同様である。すなわち、シール剤を描画する部分が異なることを除けば第1実施形態と全く同様にして、液晶注入前の液晶表示パネルを形成する。この液晶表示パネルに液晶を注入して液晶表示パネルを形成する方法についても第1実施形態と同様であるが、液晶表示パネルにおける液晶浸透状態が若干異なるので、前記例示したサイズの液晶表示パネルに液晶を注入した実施例に基づいて、図6および図7を参照して説明する。この実施例は実施例2とする。
【0039】
図6は、図5の液晶表示パネルにおける注入開始後7分経過時の液晶浸透状態を示す平面図である。図7は、図1の液晶表示パネルにおける注入開始後30分経過時の液晶浸透状態を示す平面図である。
【0040】
第1実施形態の実施例1と同様、前記例示した長辺360mm×短辺275mmの液晶未注入の液晶表示パネルにおいて、排気口1に排気コネクタ7を取付け、注入口22および中間注入口23,24に注入コネクタ8を取付け、排気コネクタ7から1Paで排気するとともに、パネル29内のすべての注入コネクタ8から液晶11の注入を開始した。注入開始後7分経過時には、図6に示す液晶浸透状態となり、中間注入口23から浸透する液晶11と、長辺側の4つの注入口22から浸透する液晶11とが接触した。パネルコーナーに未注入空間は発生していなかった。さらに注入開始後30分経過時には、図7に示す液晶浸透状態となり、注入口22および中間注入口23から注入された液晶11は、注入口22が設けられた長辺側からパネル29内の半分程度まで浸透し、中間注入口24から浸透する液晶11と接触した。またさらに注入開始から約73分で液晶注入を完了し、パネル29内中央で排気口1より部分に未注入空間は発生せず、パネル29内に気泡は全く残らなかった。
【0041】
このように表示領域の外周に沿う排気口1までの距離が近いほど注入口と注入口との間隔を広くすることによって、注入口の開口幅を狭くした第1実施形態の実施例1と同様、注入時間を短縮しつつ、パネル内に気泡を残すことがないように、液晶11の注入量を制御できることが確認された。
【0042】
図8は、本発明の第3実施形態による液晶表示パネルの構成を示す平面図である。該液晶表示パネルは、第1実施形態による液晶表示パネルと同様、排気口に近い注入口ほど開口幅を狭くした注入口のパターンを有することを特徴とする。また、第1実施形態による液晶表示パネルは、コネクタ接続注入方式による液晶注入に適する注入口のパターンであるのに対し、本第3実施形態による液晶表示パネルは、ディップ方式による液晶注に適する注入口のパターンである。本第3実施形態による液晶表示パネルは、第1実施形態による液晶表示パネルと同様、電極が形成された2枚の矩形のガラス基板が所定の間隔を保って、表示領域の周囲を囲むシール剤で貼合わされている。
【0043】
また、本第3実施形態による液晶表示パネルは、たとえば第1実施形態による液晶表示パネルと同サイズの長辺360mm×短辺275mmの矩形のパネル39において、一方の短辺の一端部付近に排気口31を設け、排気口31が設けらた短辺の他端と接する長辺の複数個所に、排気口31に近いほど開口幅を狭くした注入口32が設けられている。すなわち、長辺において排気口1に近い方から順に開口幅をe,f,g,h,iおよびjとする場合、e<f<g<h<i<jとなるように設定する。たとえば、排気口31は開口幅15mmで、注入口32は6つ設け、注入口32の開口幅は排気口31に近い方から順に5,6,8,11,15および20mmと設定する。また、注入口32が設けられた長辺において排気口31に近いパネルコーナーから最も近い注入口32までの間隔kを40mmとし、注入口32と隣の注入口32との間隔lは5個所すべて45mmに設定する。
【0044】
次いで、本実施形態による液晶表示パネルの製造方法について説明する。液晶注入方法については、前記例示したサイズの液晶表示パネルに液晶を注入した実施例に基づいて、図9を参照して説明する。この実施例は実施例3とする。
【0045】
図9は、図8の液晶表示パネルにおけるディップ方式による注入途中の液晶浸透状態を示す平面図であり、液晶皿30は断面で示す。
【0046】
本第3実施形態の注入口のパターンに合わせてシール剤を描画することを除けば、第1実施形態による液晶表示パネルと同様にして、液晶注入前の液晶表示パネルを形成する。次いで、液晶11を満たす液晶皿30を用意する。形成した液晶表示パネルを、その注入口32を設けた長辺側が液晶11にわずかに浸漬(ディップ)するように、液晶皿30内に設置する。次いで、排気口1に排気コネクタ7を接続し、1Paでパネル39内の空気を排気することによって、注入口32から液晶11の注入を開始した。注入途中には、図9に示す液晶浸透状態となり、各注入口32から注入される液晶11は、排気口31により近い方からより遠くなるにつれてより多く浸透していた。すなわち、排気口31により近くてより開口幅を狭く設定した注入口32より、排気口31からより遠くてより開口幅を広く設定した注入口32からほど、より多量の液晶が注入されていた。注入開始から約95分で注入を完了し、パネル39内に未注入空間は発生せず、気泡残りは全く発生しなかった。
【0047】
このようにディップ方式による液晶注入方法に適する注入口のパターンにおいて、排気口に近い注入口ほど開口幅を狭くすることによって、ディップ方式の液晶注入方法でも、注入時間を短縮しつつ、パネル内に気泡を残すことがないように、液晶11の注入量を制御できることが確認された。
【0048】
なお、第2実施形態として図5に示した液晶表示パネルの注入口のパターンを、ディップ方式の液晶注入方法に適するように設ければ、同様の効果を得ることができる。すなわち、図8に示した第3実施形態による液晶表示パネルと同様に、矩形の液晶表示パネルの一方の短辺の一端付近に排気口を設け、その短辺の他端に接する長辺の複数個所に注入口を設ける。ただし、注入口の開口幅はすべて同じとし、その代わりに排気口に近いほど注入口と注入口との間隔を広くする。このような構成によって、間隔が広いところでは注入量が少なくなり、間隔が狭いところでは注入量が多くなるので、第3実施形態による液晶表示パネルと同様の液晶浸透状態とすることができる。したがって、排気口に近いほど注入口と注入口との間隔を広く設定した液晶表示パネルに、ディップ方式で液晶を注入する場合でも、注入時間を短縮しつつ、パネル内に気泡を残すことがないように、液晶の注入量を制御できる。
【0049】
図10は、本発明の第4実施形態による液晶表示パネルの構成を示す平面図である。該液晶表示パネルは、第1実施形態による液晶表示パネルと同様、排気口に近い注入口ほど開口幅を狭くした注入口のパターンを有することを特徴とする。ただし、第1実施形態による液晶表示パネルは、コネクタ接続方式による液晶注入に適する構成であるのに対し、本第4実施形態による液晶表示パネルは、注入口に滴下した液晶を注入する液晶滴下供給方式に適する構成としている。具体的には、液晶表示パネルの注入口を設けた辺において、液晶駆動用基板45を他方のカラーフィルタ基板46より広く設定し、ディスペンサ47から液晶11を滴下する滴下領域48を確保する。たとえば、第1実施形態による液晶表示パネルと同サイズの長辺360mm×短辺275mmの矩形のパネル49において、図1に示した第1実施形態の注入口2,中間注入口3,4と同様に注入口42,43,44が設けられた3つの辺で、液晶駆動用基板45をカラーフィルタ基板46より5mm広くする。該液晶駆動用基板45をカラーフィルタ46より広く設定した以外は、第1実施形態による液晶表示パネルと全く同様であるので、その他の構成の説明は省略する。
【0050】
次いで、本実施形態による液晶表示パネルの製造方法について説明する。液晶注入方法については、前記例示したサイズの液晶表示パネルに液晶を注入した実施例に基づいて、図11を参照して説明する。この実施例は実施例4とする。
【0051】
図11は、図10の液晶表示パネルにおける液晶滴下供給方式による注入途中の液晶浸透状態を示す平面図である。
【0052】
注入口42,43,44を設けた辺でカラーフィルタ基板46より液晶駆動用基板45が5mm広くなるように、基板を貼合わせた以外は、第1実施形態による液晶表示パネルと同様にして、液晶注入前の液晶表示パネルを形成する。次いで、形成した液晶表示パネルを水平に固定し、その各滴下領域48の上方に液晶11を滴下するためのディスペンサ47を設置する。次いで、すべての注入口42,43,44に対応する液晶駆動用基板45上の滴下領域48に、ディスペンサ47から液晶11を滴下するとともに、排気口1に排気コネクタ7を接続し、1Paでパネル49内の空気を排気することによって、すべての注入口42,43,44から液晶11の注入を開始した。注入後まもなくして、図11に示す液晶状態となり、第1実施形態の実施例1と同様、注入口42,43,44からの液晶11の浸透は、注入口42,43,44の幅に応じて規制されていた。すなわち、開口幅15mmの注入口42から注入される液晶の浸透が最も多く、開口幅5mmの注入口43からの浸透が中程度で、開口幅3mmの注入口44からの浸透が最も少なかった。その後、液晶11は、図2および図3に示した実施例1の浸透状態と同様にパネル49内に浸透し、約70分で注入を完了し、パネル49内には液晶未注入空間が発生することもなかった。
【0053】
このように排気口に近い注入口ほど開口幅を狭くすることによって、液晶滴下供給方式による液晶注入方法においても、同様のパネル構造においてコネクタ接続注入方式により液晶を注入した実施例1と同様、注入時間を短縮しつつ、パネル内に気泡を残すことがないように、液晶11の注入量を制御できることが確認された。
【0054】
なお、図10に示した注入口パターンの替わりに、第2実施形態として図5に示した液晶表示パネルの注入口パターンを採用してもよい。すなわち、注入口の開口幅はすべて同じで、表示領域の外周に沿う排気口までの距離が近いほど注入口と注入口との間隔を広くした注入口パターンとし、液晶駆動用基板を他方のカラーフィルタ基板より広く設定する。このような構成によって、液晶滴下供給方式の液晶注入方法においても、第2実施形態による液晶表示パネルと同様の液晶浸透状態とすることができ、第2実施形態と同様、注入時間を短縮しつつ、パネル内に気泡を残すことがないように、液晶の注入量を制御することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、表示領域の外周部において1個所に排気口と複数個所に注入口とを設け、排気口に近い注入口ほどその開口幅が狭くなるように、または、表示領域の外周に沿う排気口までの距離が近いほど隣合う注入口間の間隔が広くなるように設計することによって、複数の注入口から液晶を注入して液晶注入時間を短縮することができるだけでなく、複雑な制御機構を用いることなくパネル内での液晶浸透状態を制御して、
液晶未注入による気泡が発生することがない液晶表示パネルを提供することができる。
【0056】
また本発明によれば、前記注入口の構成を有する液晶表示パネルは、コネクタ接続方式、ディップ方式および液晶滴下供給方式のいずれの液晶注入方法によっても液晶を注入することができ、液晶注入時間を短縮しつつ、気泡が発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による液晶表示パネルの一例の構成を示す平面図である。
【図2】図1の液晶表示パネルにおける注入開始後16分経過時の液晶浸透状態を示す平面図である。
【図3】図1の液晶表示パネルにおける注入開始後30分経過時の液晶浸透状態を示す平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態による液晶表示パネルのその他の例の構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による液晶表示パネルの構成を示す平面図である。
【図6】図5の液晶表示パネルにおける注入開始後7分経過時の液晶浸透状態を示す平面図である。
【図7】図1の液晶表示パネルにおける注入開始後30分経過時の液晶浸透状態を示す平面図である。
【図8】本発明の第3実施形態による液晶表示パネルの構成を示す平面図である。
【図9】図8の液晶表示パネルにおけるディップ方式による注入途中の液晶浸透状態を示す平面図である。
【図10】本発明の第4実施形態による液晶表示パネルの構成を示す平面図である。
【図11】図10の液晶表示パネルにおける液晶滴下供給方式による注入途中の液晶浸透状態を示す平面図である。
【図12】複数の注入口を同じ幅に設定した液晶表示パネルに同時注入した場合の液晶浸透状態を説明するための図である。
【図13】複数の注入口を同じ幅に設定した液晶表示パネルにおいて各注入口からの注入時期を調節して注入した場合の液晶浸透状態を説明するための図である。
【符号の説明】
1,31,101 排気口
2,10,22,32,42,102 注入口
3,4,23,24,43,44 中間注入口
7 排気コネクタ
8 注入コネクタ
9,19,29,39,49,109 パネル
11,111 液晶
12 ディスペンサ
13,14 中間注入口部
30 液晶皿
47 ディスペンサ
48 滴下領域
113 排気/注入切替コネクタ
115 未注入空間

Claims (7)

  1. 対向する2枚の電極基板と、電極基板に挟まれた空間に液晶が注入されて表示領域を形成する液晶層とを含む矩形状の液晶表示パネルであって、
    前記表示領域の外周部に、前記空間内の排気を行う1つの排気口と、前記空間内に液晶を注入するための複数の液晶注入口とを有し、
    一方の長辺の中央付近に排気口が設けられ、
    もう一方の長辺に、複数の注入口が設けられるとともに、各短辺に複数の注入口が設けられ、
    もう一方の長辺に設けられる各注入口は、等間隔に設けられ、かつ同一の開口幅に設定され、
    各短辺に形成される各注入口は、長辺に設けられる注入口の開口幅よりも小さく、かつ排気口に近くなるにつれて小さい開口幅設定されることを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 対向する2枚の電極基板と、電極基板に挟まれた空間に液晶が注入されて表示領域を形成する液晶層とを含む矩形状の液晶表示パネルであって、
    前記表示領域の外周部に、前記空間内の排気を行う1つの排気口と、前記空間内に液晶を注入するための複数の液晶注入口とを有し、
    一方の長辺の中央付近に排気口が設けられ、
    もう一方の長辺には、複数個所に注入口が設けられ、各短辺には、2個所に注入口が設けられ、
    各注入口は、同一の開口幅を有し、もう一方の長辺には、各個所毎に、3つずつそれぞれ隣接して設けられ、各短辺には、排気口から遠い側の個所に、2つ隣接して設けられるとともに、排気口に近い側の個所に、1つだけ設けられることを特徴とする液晶表示パネル。
  3. 対向する2枚の電極基板と、電極基板に挟まれた空間に液晶が注入されて表示領域を形成する液晶層とを含む矩形状の液晶表示パネルであって、
    前記表示領域の外周部に、前記空間内の排気を行う1つの排気口と、前記空間内に液晶を注入するための複数の液晶注入口とを有し、
    一方の短辺の一端部付近に排気口が設けられ、
    前記一方の短辺の他端と接する長辺に、複数の注入口が設けられ、
    各注入口は、排気口に近くなるにつれて小さい開口幅に設定されることを特徴とする液晶表示パネル。
  4. 対向する2枚の電極基板と、電極基板に挟まれた空間に液晶が注入されて表示領域を形成する液晶層とを含む矩形状の液晶表示パネルであって、
    前記表示領域の外周部に、前記空間内の排気を行う1つの排気口と、前記空間内に液晶を注入するための複数の液晶注入口とを有し、
    一方の長辺の中央付近に排気口が設けられ、
    もう一方の長辺および各短辺には、同一開口幅の注入口が設けられ、
    各注入口は、もう一方の長辺の中央から、表示領域の外周に沿って排気口の向かうにつれて、各注入口間の間隔が大きくなるように設けられることを特徴とする液晶表示パネル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の液晶表示パネルの製造方法であって、前記排気口に排気コネクタを取付け、複数の液晶注入口に液晶注入コネクタを取付け、排気しながら液晶の注入を行うことを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の液晶表示パネルの製造方法であって、前記複数の液晶注入口を液晶に浸漬し、排気口から排気して液晶を注入することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の液晶表示パネルの製造方法であって、前記排気口から排気して液晶を注入するときに、液晶注入口に液晶を滴下して供給することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
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