JP3816978B2 - 芳香族ニトリルの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、適当なアルデヒドをヒドロキシルアンモニウム塩および無機の無水硫酸塩と溶剤なしで反応させて芳香族ニトリルを製造する方法に関する。
【0002】
アルデヒドをヒドロキシルアンモニウム塩と反応させ、生成したオキシムを脱水してニトリルに導くことは、以前から公知である。この脱水のためには種々の方法が提案されている。たとえば、C.A. 85, 93176e(1976) には、ジメチルホルムアミド中において加熱する方法が提案されており;欧州特許080700号明細書には、水と非混和性であって共沸混合物を形成する溶剤を使用する共沸蒸留によって水を除去する方法が提案されている。さらに、Synthesis 1979/2, 112-113 (1979)およびHuaxue Shiji 12(5),314,292(1990)には、ギ酸中において加熱する方法が、Journal of Nanjing Univ., 26/2, 263-266(1990) には、ギ酸または氷酢酸中において加熱する方法が、さらにJ. Chem. Soc. IX, 43(1933)には無水酢酸中における加熱が、そして欧州特許609179号明細書にはプロピオン酸中における加熱が提案されている。
【0003】
欧州特許609179号明細書においては、1つの反応方程式の形で、プロピオン酸中においてベンズアルデヒドをヒドロキシルアンモニウム硫酸塩およびプロピオン酸ナトリウムと反応させると硫酸ナトリウムが生成されると主張されている。この場合に、溶剤としてプロピオン酸を使用することが決定的に重要である。しかも、この主張は開示されている化学量論と矛盾していて、化学量論的には硫酸水素ナトリウムが生成される。
【0004】
しかしながら、工業的規模における溶剤の使用は、今日では環境保全ならびに経済上の理由からできるだけ避けるべきであり、溶剤を使用しないニトリルの製造方法が望まれている。オキシムの製造は、アルミナに吸着されたフッ化カリウムの存在下においてアルデヒドとヒドロキシルアンモニウム塩化物とをマイクロ波で処理することによって溶剤なしで行うことができる[Chemistry & Industry 1991/5 (1991)] 。しかし、次のニトリルへ導く反応は、二硫化炭素とアセトニトリルとの添加を必要とする。たしかに、溶剤なしで、マイクロ波処理によって、または赤外線照射によってニトリルを得ることはできる。しかし、この場合には、反応物をメキシコベントナイト(Mexican bentonite)に吸着させなければならない[Synthetic Communications 22/14, 2125-2128(1992)] 。
【0005】
上記の公知方法のあるものは、きわめて不満足な収率を与えるにすぎないこと、また他の公知方法によって製造されるベンゾニトリルの純度が不十分であり、特に高品質ジケトピロロピロール顔料の製造に関しては、かなりの改良が望まれることが判明している。とりわけ、上記したベントナイト方法をアルデヒドに適用した場合には、明らかにその構造に関連する理由のために、多くのアルデヒドは、はなはだ劣悪な収量をもたらす。
【0006】
誠に驚くべきことながら、溶剤なしで、アルデヒドとヒドロキシルアンモニウム塩とを含む反応混合物を無水の無機硫酸塩と一緒に加熱するだけで、同じニトリルが卓越した純度で得られることが見いだされた。予期し得なかったことであるが、その収率は、溶剤としてプロピオン酸を使用した場合(欧州特許第609179号の場合)とほとんど同じであり、溶剤なしで粘土を使用する方法に比較すると驚くべきべきほどに高い。このため、より高い容積収率が得られるという利点もある。
これらの利点は、本発明の特徴を形成する無水の無機硫酸塩が酸反応を与えるものでなく、活性表面を有するものでもなく、有機分子に対して、なんら特別の吸着能も有していないものであるから、さらに一層驚くべきことである。
【0007】
本発明のかかる驚くべき優れた効果の決定的要因は、本発明による条件のもとにおいては、正確に制御された反応および短い反応時間を達成することが可能である。オキシム生成のために好ましい反応温度および次のニトリルへの脱水のために好ましい反応温度をそれぞれ独立的に選択することによって、迅速かつ高度に選択的な反応が促進される。その結果、副生成物の生成、特に望ましくないカルボキシアミドの生成の大部分が防止される。
【0008】
すなわち、本発明は下記式(I)
【化3】
(式中、
R1、R2およびR3は互いに独立的に水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、カルボキシル、C1-C18アルキル、C1-C18アルコキシ、C1-C18アルキルチオ、C1-C18アルキルスルホニル、C1-C18アルキルアミノ、ジ(C1-C18- アルキル)アミノ、R4−C6-C10アリール、R4−C6-C10アリールオキシ、R4−C6-C10アリールチオ、R4−C6-C10アリールスルホニルまたはR4−C6-C10アリールアミノであるか、または
R2とR3とは互いにオルトの位置にあって、R2とR3とが両者一緒で、基R4によって置換された飽和またはモノ−不飽和またはジ−不飽和の四員の炭素ブリッジを形成する、そしてR4は水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、カルボキシル、C1-C18アルキル、C1-C18アルコキシ、C1-C18アルキルチオ、C1-C18アルキルスルホニル、C1-C18アルキルアミノまたはジ(C1-C18アルキル)アミノである)のニトリルの製造方法であって、式(II)
【化4】
(式中、R1、R2およびR3は前記に定義した通りである)のアルデヒドをヒドロキシルアンモニウム塩と反応させ、続いて高められた温度に加熱して脱水することによって式(I)のニトリルを製造する方法において、該反応を無水の無機硫酸塩の存在下かつカルボン酸、強極性非プロトン溶剤、硫黄化合物、複素芳香族性塩基性窒素化合物からなる群より選択された希釈剤の不存在下において実施することを特徴とする方法を提供する。
【0009】
好ましい無水の無機硫酸塩は、酸性化時に安定な硫酸水素塩を与えるものである。使用可能なものの例は、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸リチウムまたは硫酸アンモニウムであり、硫酸ナトリウムを使用するのが好ましい。
ヒドロキシルアンモニウム塩の例は、ヒドロキシルアンモニウム塩化物またはヒドロキシルアンモニウム硫酸塩であり、ヒドロキシルアンモニウム硫酸塩が好ましい。
ハロゲンは、たとえば塩素、臭素またはフッ素である。
【0010】
C1-C8 アルキルそれ自体、またはC1-C18アルキル、C1-C18アルコキシ、C1-C18アルキルチオ、C1-C18アルキルスルホニル、C1-C18アルキルアミノ、ジ(C1-C18アルキル)アミノの一部分としての、たとえばC1-C8 アルキルの例はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルまたはイソブチル、あるいはn−ペンチル、n−ヘキシル、n−オクチル、2、2−ジメチルプロピルまたは1、1、3、3−テトラメチルブチルである。
C6-C10アリールそれ自体、またはR4−C6-C10アリール、R4−C6-C10アリールオキシ、R4−C6-C10アリールチオ、R4−C6-C10アリールスルホニル、R4−C6-C10アリールアミノの一部分としての、C6-C10アルキルはフェニルまたはナフチルである。
【0011】
本発明の方法においては、有機成分は有利には液体の形態であるから、溶剤の完全な不存在下において、融点≦125℃の芳香族アルデヒドを、融点≦170℃かつ沸点≦170℃/1ミリバールの芳香族ニトリルを製造するために、使用することができる。
【0012】
しかしながら、カルボン酸、複素芳香族性塩基性窒素化合物、硫黄化合物および強極性非プロトン溶剤は除外して、不活性希釈剤を少量添加することも可能である。このことは、たとえば粘度または分散性の改良、最初のアルデヒドの溶融の促進、あるいは形成されるニトリルの沈殿防止を図り、しかしてオキシムおよび/またはニトリルを与える所望の反応を有利にすることが可能であることを意味する。
【0013】
不活性希釈剤は、極性の低い(双極性モーメントμ≦2x10-18 esu ),融点が≦70℃の固体または高沸点の液体でありうる。たとえば、次のような沸点が≧150℃/1バール、好ましくは≧150℃/5ミルバールである炭化水素、エーテル、アルコール、またはこれらの混合物でりうる。たとえば石油留分、石油、低融点ワックス、Shell-Sol (商標)、Solvesso(商標)、 Dowtherm(商標)、トルクロロベンゼン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、n−オクタノール、安息香酸エチル等である。
希釈剤について不活性というのは、反応の間その希釈剤がまったく変化しない、あるいはその二次生成物(follow-on products)が最終目的生成物にせいぜい痕跡量(たとえばニトリルを基準に≦1重量%)の不純物をもたらすにすぎないことを意味する。
カルボン酸、複素芳香族性塩基性窒素化合物、硫黄化合物および強極性の化合物(双極性モーメントμ≧2x10-18 esu )、たとえばプロピオン酸、酢酸、ギ酸、ピリジン、キノリン、二硫化炭素、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドなどは、反応の進行に好ましくない影響を及ぼしたり、仕上操作を妨害したりするので希釈剤として不適当である。
【0014】
式(II)のアルデヒドは公知化合物であり、例示すれば以下のものである:
ベンズアルデヒド、
2−、3−または4−クロロベンズアルデヒド、
2−または3−メトキシベンズアルデヒド、
アニスアルデヒド、
2−、3−または4−トルアルデヒド、
4−tert−ブチルベンズアルデヒド、
ビフェニル−4−カルボアルデヒド
メシチレン−2−カルボアルデヒド、
1−または2−ナフトアルデヒド、
3−または4−フェノキシベンズアルデヒド、
テトラリン−2−カルボアルデヒド。
式(II) のアルデヒドに公知でない化合物があった場合には、それらは公知方法で製造することができる。
融点≦125℃の式(II)のアルデヒドから、沸点≦170℃/1ミリバールの式(I)の芳香族ニトリルを製造するのが好ましい。
【0015】
同じく、式中の符号が下記の意味を有する式(I)の芳香族ニトリルの製造が好ましい:
R1、R2およびR3が互いに独立的に水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、カルボキシル、C1-C8 アルキル、C1-C8 アルコキシ、C1-C8 アルキルチオ、C1-C8 アルキルアミノ、ジ(C1-C8 アルキル)アミノ、R4−C6-C10アリール、R4−C6-C10アリールオキシ、R4−C6-C10アリールチオまたはR4−C6-C10アリアミノであるか、または
R2とR3とが互いにオルト位置にあって、両者一緒で基R4によって置換された飽和またはモノ−またはジ−不飽和の四員の炭素ブリッジを形成する、そして
R4は水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、カルボキシル、C1-C8 アルキル、C1-C8 アルコキシ、C1-C8 アルキルチオ、C1-C8 アルキルアミノまたはジ(C1-C8 アルキル)アミノである。
【0016】
特に好ましいのは、式中の符号が下記の意味を有する式(I)の芳香族ニトリルの製造である:
R1、R2およびR3が互いに独立的に水素、ハロゲン、C1-C4 アルキル、C1-C4 アルコキシ、ジ(C1-C4 アルキル)アミノ、R4−C6-C10アリール、R4−C6-C10アリールオキシまたはR4−ジ(C6-C10アリール)アミノであり、そしてR4が水素、ハロゲン、C1-C2 アルキル、C1-C2 アルコキシまたはジ(C1-C2-アルキル)アミノである。
とりわけ、
R1が水素、塩素、メチル、メトキシ、tert−ブチルまたはフェニル、特に好ましくは4−メチル、4−tert−ブチルまたは4−フェニル、格別に好ましくは4−フェニルであり、
R2とR3とがそれぞれ水素であるか、または両者一緒でω−ブタ−1、3−ジエニレンであり、そして
R4が水素である、
ヒドロキシルアンモニウム塩は、好ましくは少なくとも化学当量で使用され、特に好ましくは少過剰量で、すなわちアルデヒド1モル当り(NH2OH2)2・H2SO4 0.505乃至0.58モルの量で使用される。
無水硫酸塩は、アルデヒド1モル当り1乃至20モル、好ましくは2乃至12モルの量で好都合に使用される。
【0017】
特に良好な再現性をもって驚くべき高収率が得られる本発明の1つの実施例は、粒度が≦50μmである画分が、無水硫酸塩の全量の少なくとも1%を占めるような無水硫酸塩を使用する。粒度が≦50μmである画分を2乃至20重量%、より好ましくは5乃至15重量%、とりわけ約10重量%含有している無水硫酸塩が特に好ましい。粒度が≦50μmである画分は、当該無水硫酸塩を50μmふるいにかけてふるい選別することによって測定することができる。
粒度が≦50μmである画分を10重量%含有する無水硫酸塩は、たとえば比較的粗い無水硫酸塩(たとえば50μmふるい上に残るもの)90重量部と比較的細かな無水硫酸塩(たとえば摩砕して50μmふるいを通したもの)10重量部との密接な混合物をつくることによって得ることができる。
希釈剤は、所望により、使用アルデヒドを基準にして、150重量%まで、好ましくは50重量%までの量で添加することができる。
【0018】
反応混合物の加熱のための最適温度プログラムは、使用されるアルデヒドに依存する。加熱を二段階にわけ、1乃至5時間かけて実施するのが好ましい。この場合、第一段階では25℃から50乃至100℃へ、そして第二段階では100乃至200℃へ加熱する。この場合に、第一段目の温度段階においてはオキシムが生成することと硫酸塩からの硫酸を確実にすることとが主として起こり、そして第二段目の高い温度段階においてはニトリルの完全な生成が起こり、生成された反応水が留去される。
高温の第二段階における反応時間は、できるだけ短いのが好ましい。したがって、減圧下において、好ましくは2乃至100ミリバール、特に好ましくは5乃至50ミリバールにおいて反応を実施するのが有利であり、この場合、生成した反応水は特に迅速に留去されうる。
【0019】
仕上げは、常法により、たとえば有機溶剤を補助的に使用してまたは使用しないで、粗生成物を不溶性塩から分離することによって、あるいはまた無機成分を水中に溶解し、そしてその水性相を分離することによって実施することができる。このあと、粗生成物から純生成物が、たとえば結晶化、蒸留または他の当技術分野に通常の知識を有する者にとっては熟知の各種方法のうちの任意のものを使用して得られる。
仕上げを通常方法で実施する場合には、低沸点(約40乃至120℃)の不活性有機溶剤、たとえばアセトン、メチルエチルケトン、メタノール、酢酸エチルまたはトルエンを使用するのが好ましい。トルエンがより好ましく、メタノールが特に好ましい。
【0020】
しかしながら、好ましい仕上げ操作は、脱水の直後に温度を上げおよび/または圧力を下げて反応混合物から純生成物を直接蒸留する方法である。この方法によって、特に高純度でニトリルを得ることが可能である。
蒸留の方式で仕上げを実施する場合には、適切な蒸留条件を選択することによって、純生成物の純度をさらに向上させることができる。たとえば、複数の理論段数を有し、そしてトップに高い還流比を有する蒸留カラムを選択することによって純度を上げることができる。蒸留パラメーターに影響を及ぼして、所望の品質を設定することは当技術分野に通常の知識を有する者にとって公知である。
しかしながら、一般的にいって、本生成物の蒸留に特別の手段を取ることは不必要である。なぜならば、本発明によって製造される生成物の純度は、すでに驚くべきほどに高いからである。
【0021】
蒸留によって実質的にアルデヒドとニトリルとを含有する混合留分が得られた場合には、それらが含有しているアルデヒドの割合に応じて、その混合留分を本発明による方法の出発物質として有利に再使用することができる。したがって、未反応アルデヒドをこのようにリサイクルできるということは、本発明のさらにいま1つの利点を意味する。
【0022】
本発明の方法によって得られるニトリルは、特に1、4−ジケト−2、5−ジヒドロ−3、6−ジアリールピロロ[4,3−c]ピロール顔料の製造のための価値ある中間体である。この顔料の製造のためには、高純度のニトリルが格別に適当である。ニトリル類から出発するジケトピロロピロール顔料の製造法は周知であり、そして、たとえば米国特許第4579949号明細書に記載されている。
以下の実施例によって本発明をさらに説明する。
【0023】
実施例1
撹拌(20rpm)しながら、室温においてタービンドライヤーに無水硫酸ナトリウム1007重量部、ビフェニル−4−カルボアルデヒド222重量部およびヒドロキシルアンモニウム硫酸塩105重量部を装填する。この後、13ミリバールまで減圧し、この混合物を70℃に加熱し、この温度において3時間撹拌する。続いて130℃に加熱し、この間に約43重量部の水を留去する。30分後に、圧力を4ミリバールまで下げ、そしてジャケット温度を60乃至70分間にわたって170℃へ連続的に上昇させて生成物を分別蒸留にかける。約96乃至99%のすばらしい純度(HPLC)を有する融点83乃至85℃のビフェニル−4−カルボニトリル194重量部を、やや低純度の留分10重量部とともに得た。
【0024】
実施例2
撹拌(20rpm)しながら、室温においてタービンドライヤーに無水硫酸ナトリウム1800重量部、4−tert−ブチルベンズアルデヒド365重量部およびヒドロキシルアンモニウム硫酸塩194重量部を装填する。この後、25ミリバールまで減圧し、この混合物を100℃まで加熱し、この温度において2時間撹拌する。次いで125℃に加熱し、この間に約82重量部の水を留去する。このあと、ニトリルの蒸留を開始し、そして圧力を10ミリバールまで連続的に低下させ、かつジャケット温度を170℃まで上昇させて蒸留を制御する。約98乃至99%のすばらしい純度(HPLC)を有する4−tert−ブチルベンゾニトリル300重量部を、やや低純度の留分18重量部とともに得た。
【0025】
実施例3
撹拌(20rpm)しながら、室温においてタービンドライヤーに無水硫酸ナトリウム8000重量部、4−メチル−ベンズアルデヒド1602重量部およびヒドロキシルアンモニウム硫酸塩1149重量部を装填する。この後、35ミリバールまで減圧し、この混合物を80℃に加熱し、この温度において2時間半撹拌する。次いで80ミリバールの圧力において125℃に加熱し、そして10分間保持する。このあと、圧力を60ミリバールまで下げ、そしてさらに20分間保持する。この間に全部で約480重量部の水を留去する。このあと、ニトリルの蒸留を開始し、そして圧力を10ミリバールまで連続的に低下させ、かつジャケット温度を170℃まで上昇させて蒸留を制御する。98%以上の純度(HPLC)を有する4−メチルベンゾニトリル1265重量部を得た。さらに、4−メチルベンゾニトリルと4−メチルベンズアルデヒドとから実質的になる混合留分37重量部をも同時に得た。
【0026】
実施例4
撹拌(20rpm)しながら、室温においてタービンドライヤーに無水硫酸ナトリウム4000重量部、バニリン951重量部およびヒドロキシルアンモニウム硫酸塩538.6重量部を装填する。この後、10ミリバールまで減圧し、この混合物を85℃まで加熱し、この温度において3時間撹拌する。次いで、130℃まで加熱し、そして同じ圧力に25分間保持する。全部で約250重量部の水を一緒に留去する。ニトリルの蒸留を開始し、そして圧力を5ミリバールまで減圧し、続いてジャケット温度を200℃まで上昇させて蒸留を制御する。98%以上の純度(HPLC)を有する、融点87.5乃至89.5℃のバニリン酸ニトリル693重量部を得た。さらに、バニリン酸ニトリルとバニリンとから実質的になる混合留分43.5重量部を同時に得た。
【0027】
実施例5
撹拌(20rpm)しながら、室温においてタービンドライヤーに無水硫酸ナトリウム4000重量部、バニリン951重量部およびヒドロキシルアンモニウム硫酸塩538.6重量部を装填する。この後、10ミリバールまで減圧し、この混合物を85℃まで加熱し、この温度において3時間撹拌する。次いで、130℃まで加熱し、そして同じ圧力に25分間保持する。全部で約250重量部の水を一緒に留去する。次に、この反応混合物を100℃まで冷却し、そして大気圧に到達するまで窒素を導入する。トルエン3000重量部を添加した後、この混合物を100℃に20分間保持し、そのあとさらに撹拌しながら室温まで冷却する。この懸濁物を濾過し、濾過ケーキを各3000重量部のトルエンを用いて3回抽出する。溶剤抽出物を最初の濾液と一緒にし、蒸発乾固する。残留物(約875重量部)を5500重量部のジクロロメタン中に溶解し、そしシリカゲル60[70乃至230メッシュ(Merck)]2100重量部およびジクロロメタン33000重量部を溶離剤として使用したカラムクロマトグラフィーにかける。最初にカラムの死容積に対応する部分を捨てた後、次の30000重量部を1つの画分として集め、蒸発乾固する。98%以上の純度(TLC)を有する、融点88乃至90℃のバニリン酸ニトリル719重量部を得た。
【0028】
実施例6
撹拌(20rpm)しながら、室温においてタービンドライヤーに無水硫酸ナトリウム4000重量部、4−(メチルチオ)−ベンズアルデヒド950重量部およびヒドロキシルアンモニウム硫酸塩538.4重量部を装填する。その後、25ミリバールまで減圧し、この混合物を80℃まで加熱し、この温度において3時間撹拌する。次いで、130℃まで加熱し、そして同じ圧力に30分間保持する。全部で約240重量部の水を一緒に留去する。ニトリルの蒸留を開始し、そして圧力を5ミリバーるまで下げ、ついでジャケット温度を150℃まで上げてニトリルの蒸留を制御する。
しかして、98%以上の純度(TLC)を有する4−(メチルチオ)ベンゾニトリル708重量部を得た。また、4−(メチルチオ)ベンゾニトリルと4−(メチルチオ)ベンズアルデヒドとから実質的になる混合留分18重量部をも得た。集められた4−(メチルチオ)ベンゾニトリルは61乃至63℃の融点を有する。
【0029】
実施例7
撹拌(20rpm)しながら、室温においてタービンドライヤーに無水硫酸ナトリウム1280重量部、3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド462重量部、ヒドロキシルアンモニウム硫酸塩172重量部および1−クロロナフタレン298重量部を装填する。この後、70ミリバールまで減圧し、この混合物を130℃まで加熱し、この温度に3時間半保持する。次いで、この反応混合物を30℃まで冷却し、そして大気圧に到達するまで窒素を導入する。ジクロロメタン2650重量部を添加した後、この懸濁物をさらに撹拌しながら20分間室温に保持し、そのあと濾過する。濾過ケーキを各2000重量部のジクロロメタンを用いて3回抽出する。溶剤抽出物を最初の濾液と一緒にし、体積が3分の1になるまで濃縮する。この粗生成物のジクロロメタン中の溶液を、シリカゲル60[70乃至230メッシュ(Merck)]1400重量部およびジクロロメタン26500重量部を溶離剤として使用したカラムクロマトグラフィーにかける。最初にカラムの死容積に対応する部分を捨てた後、次の17000重量部を1つの画分として集め、蒸発乾固する。吸着された1−クロロナフタレンの痕跡を真空中80℃において残留物から放逐する。98%以上の純度(TLC)および144乃至145℃の融点を有する3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンゾニトリル334.5重量部を得た。
【0030】
実施例8
撹拌(20rpm)しながら、室温においてタービンドライヤーに無水硫酸ナトリウム1280重量部、3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド462重量部およびヒドロキシルアンモニウム硫酸塩172重量部を装填する。この後、圧力を25ミリバールまで減圧し、この混合物を130℃まで加熱し、この温度に3時間半保持する。次いで、この反応混合物を30℃まで冷却し、そして大気圧に到達するまで窒素を導入する。ジクロロメタン2650重量部を添加した後、この懸濁物をさらに撹拌しながら20分間室温に保持し、そのあと濾過する。濾過ケーキを各2000重量部のジクロロメタンを用いて3回抽出する。溶剤抽出物を最初の濾液と一緒にし、体積が3分の1になるまで濃縮する。この粗生成物のジクロロメタン中の溶液を、シリカゲル60[70乃至230メッシュ(Merck)]1400重量部およびジクロロメタン26500重量部を溶離剤として使用してカラムクロマトグラフィーにかける。最初にカラムの死容積に対応する部分を捨てた後、次の17000重量部を1つの留分として集め、蒸発乾固する。この残留物を80℃において乾燥する。
しかして、95%以上の純度(TLC/残分=3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド)、融点139乃至142℃の3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンゾニトリル281重量部を得た。
Claims (2)
- 下記式(I)
R1、R2およびR3は互いに独立的に水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、カルボキシル、C1-C18アルキル、C1-C18アルコキシ、C1-C18アルキルチオ、C1-C18アルキルスルホニル、C1-C18アルキルアミノ、ジ(C1-C18アルキル)アミノ、R4−C6-C10アリール、R4−C6-C10アリールオキシ、R4−C6-C10アリールチオ、R4−C6-C10アリールスルホニルまたはR4−C6-C10アリールアミノであるか、または
R2とR3とは互いにオルトの位置にあって、R2とR3とが一緒になって、基R4によって置換された飽和またはモノ−不飽和またはジ−不飽和の四員の炭素ブリッジを形成する、そしてR4は水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、カルボキシル、C1-C18アルキル、C1-C18アルコキシ、C1-C18アルキルチオ、C1-C18アルキルスルホニル、C1-C18アルキルアミノまたはジ(C1-C18- アルキル)アミノである)のニトリルを、式(II)
- 請求項1記載の方法によって式(I)のニトリルを製造し、これを1、4−ジケト−2、5−ジヒドロ−3、6−ジアリールピロロ[4,3−c]ピロール顔料の製造に使用する方法。
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