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JP3815597B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号処理装置に関し、特に、必要な処理を最小限に抑制し、ストリーム等の不連続を示すパケットを、より好適に挿入できるようにした信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、MPEG(Moving Picture Experts Group)2方式等の高能率符号化技術を利用して、例えば、映像データや音声データからなるテレビジョン番組データを圧縮し、衛星を介して放送するディジタルテレビジョン放送が普及しつつある。
【0003】
そして、視聴者は、ディジタルテレビジョン放送波の受信、再生端末であるSTB(Set Top Box)を操作し、EPG(Electronic Program Guide)等を表示させて番組を選択することができる。
【0004】
ところで、上述したMPEG2においては、番組データなどの複数のプログラムを伝送するためにマルチプログラム機能が設けられており、それぞれのプログラムをトランスポートパケットとよばれる比較的短い伝送単位で時分割多重するようになされている。
【0005】
そして、複数のトランスポートパケットからトランスポートストリームが構成され、STBにより処理される。
【0006】
図1は、STBにより処理されるトランスポートストリームを説明する図である。
【0007】
図の上段に示すストリームは、視聴者から、再生する番組の選択が未だされていない状態のストリーム(以下、フルストリームと称する)であり、チャンネル(番組)Aのデータであるパケット(第1、第5、第8パケット)と、チャンネルBのデータであるパケット(第2、第7、第10、第11パケット)と、チャンネルCのデータであるパケット(第3、第6、第9、第12パケット)から構成されている。
【0008】
また、番組を再生するために、どのパケットを抽出し、どのように復号すればよいかなどのサービス情報が記述されたパケットが、SI(Service Information)パケット(第4パケット)として、図1のフルストリームに含まれている。
【0009】
図1の下段に示すストリームは、視聴者から再生等が指示されることに応じてフルストリームから抽出されるストリーム(以下、パーシャルストリームと称する)であり、図1においては、視聴者がチャンネルAを選択した場合の例とされている。
【0010】
図1のパーシャルストリームに示すように、チャンネルAのデータである第1、第5、および第8パケットが抽出されるとともに、第4パケットに記述されているサービス情報が書き換えられ、新たなSIパケットが第23パケットとして含められている。
【0011】
すなわち、フルストリームのサービス情報のうち、視聴者により選択されたチャンネルAに関するディスクリプタのみがSIパケット(第23パケット)に記述され、放送で使用されたフルストリームのSIパケット(第4パケット)が、そのままパーシャルストリームに含まれないようになされている。
【0012】
また、フルストリームからパーシャルストリームを抽出し、サービス情報を書き換えた場合、ストリームとサービス情報の不連続(切り替え、または記述内容の変化)が生じることとなり、図1に示すように、そのポイントには、不連続点であることを示す不連続情報テーブル(DIT(Discontinuity Information Table))が格納されたパケット(第21、第22パケット)が挿入されるようになされている。
【0013】
なお、不連続情報テーブルは、上述したようにストリーム等の不連続点を示す情報であり、その情報に基づいて、ストリームの不連続点を再生することによる様々な不具合を回避するために用いられる。例えば、再生するストリームが映像ストリームである場合に、不連続点を再生しないようにしたり、再生したとしても、ブラックアウトするなどしてその映像を表示させないようにするために用いられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のSTBにおいては、不連続情報テーブルが記述されたパケットを挿入する場合、それに記述する情報を、その都度、全て記述し直す必要があり、処理の負荷が大きいという課題があった。
【0015】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、必要な処理を最小限に抑制し、不連続情報テーブルが記述されたパケットを、より好適に挿入できるようにしたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の信号処理装置は、トランスポートストリームの不連続点を示す第1の不連続情報テーブルパケットに記述する情報を設定する第1の記述内容設定手段と、第1の記述内容設定手段により設定された、第1の不連続情報テーブルパケットに記述する情報を不連続情報テーブルパケット生成用のものとして用意される第1の雛形に挿入し、第1の不連続情報テーブルパケットを生成する第1の生成手段と、第1の生成手段により生成された第1の不連続情報テーブルパケットの送出を制御する送出制御手段と、トランスポートストリームが不連続となることに付随して、不連続となるサービス情報の不連続点を示す第2の不連続情報テーブルパケットに記述する情報を設定する第2の記述内容設定手段と、第2の記述内容設定手段により設定された、第2の不連続情報テーブルパケットに記述する情報を、第1の雛形と異なる、不連続情報テーブルパケット生成用のものとして用意される第2の雛形に挿入し、第2の不連続情報テーブルパケットを生成する第2の生成手段とを備え、送出制御手段は、第1の不連続情報テーブルパケットの送出に加え、第1の不連続情報テーブルパケットと第2の不連続情報テーブルパケットの間にいずれのパケットも挿入されないように、第2の生成手段により生成された第2の不連続情報テーブルパケットの送出を制御することを特徴とする。
【0018】
送出制御手段は、第1の不連続情報テーブルパケット、および第2の不連続情報テーブルパケットのIEEE1394シリアルバスへの送出を制御するようにすることができる。
【0019】
送出制御手段は、第1の不連続情報テーブルパケットを送出してから所定期間経過後に第2の不連続情報テーブルパケットを送出し、期間に供給されてくる他のパケットの送出を禁止するようにすることができる。
【0023】
本発明の信号処理装置においては、トランスポートストリームの不連続点を示す第1の不連続情報テーブルパケットに記述する情報が設定され、設定された、第1の不連続情報テーブルパケットに記述する情報が不連続情報テーブルパケット生成用のものとして用意される第1の雛形に挿入され、第1の不連続情報テーブルパケットが生成される。また、生成された第1の不連続情報テーブルパケットの送出が制御される。さらに、トランスポートストリームが不連続となることに付随して、不連続となるサービス情報の不連続点を示す第2の不連続情報テーブルパケットに記述する情報が設定され、第2の不連続情報テーブルパケットに記述する情報が、第1の雛形と異なる、不連続情報テーブルパケット生成用のものとして用意される第2の雛形に挿入され、第2の不連続情報テーブルパケットが生成される。第1の不連続情報テーブルパケットの送出に加え、第1の不連続情報テーブルパケットと第2の不連続情報テーブルパケットの間にいずれのパケットも挿入されないように、第2の生成手段により生成された第2の不連続情報テーブルパケットの送出も制御される。
【0024】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明を適用したSTB(Set Top Box)2と、その周辺に設けられる機器の例を示す図である。
【0025】
アンテナ1で受信されたディジタル放送波の受信信号は、STB2に供給され、デスクランブル処理、およびデコード処理等が施され、得られた映像信号と音声信号がテレビジョン受像機3のモニタ3A(図2)、およびスピーカ3B(図2)にそれぞれ出力される。
【0026】
また、STB2には、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394シリアルバス4を介してDVCR(Digital Video Cassette Recorder)5が接続されており、STB2からの出力が、DVCR5に装着されているカセットに保存される。
【0027】
そして、後に詳述するように、STB2からの出力には、トランスポートストリームの不連続点(ストリームの切り替え位置)と、トランスポートストリームが不連続となることに付随して不連続となるサービス情報(SI(Service Information))等のセクション構造を有するデータの不連続点を示す不連続情報テーブル(DIT(Discontinuity Information Table))が格納されたパケット(以下、DITパケットと称する)が含まれている。
【0028】
そして、DVCR5により保存されているデータを再生するとき、STB2は、このDITパケットに記述されている不連続情報テーブルを参照し、それに応じて再生処理を行う。具体的には、STB2は、IEEE1394シリアルバス4を介して供給されてくるストリームが映像ストリームである場合、DITパケットに記述されている情報を参照し、不連続点の映像をモニタ3Aに表示させないように、その不連続点を再生する瞬間だけ、表示をブラックアウトさせたりする(モニタ3Aに映像を表示させないようにする)。
【0029】
これにより、ストリームの不連続点を再生することで、映像が乱れるといったことを抑制することができる。
【0030】
また、STB2は、IEEE1394シリアルバス4を介して供給されてくるストリームが音声ストリームである場合、DITパケットに記述されている情報を参照し、不連続点の音声をスピーカ3Bに出力させないようにし、不連続点が再生されることにより音声が聞きづらいものとなることを抑制する。
【0031】
以上のように、不連続情報テーブルは、不連続点を再生することによるSTB2の誤作動など、不連続点を含むストリームの再生時において、様々な不具合を抑制するために参照される。なお、ストリームの不連続は、表示させる番組(チャンネル)を変更させたときなどに生じるものであり、セクション構造を有するデータの不連続は、処理するストリームを変更させることに応じて、その記述内容が変更されるときに生じるものであるため、ストリームの不連続に付随して生じる。
【0032】
図3は、図2のSTB2の構成例を示すブロック図である。
【0033】
CPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22に格納されている制御プログラムをRAM(Random Access Memory)23に展開し、ユーザ(視聴者)からの入力に従って、STB2の全体の動作を制御する。
【0034】
アンテナ1で受信され、取得された受信信号は、フロントエンド部24に供給され、CPU21からの制御に基づいて、復調処理、およびエラー訂正処理等が施され、トランスポートストリームとしてデマルチプレクサ25に供給される。
【0035】
デマルチプレクサ25は、フロントエンド部24から供給されてきたトランスポートストリームを構成するパケットを図示せぬバッファメモリに一旦保存させる。そして、デマルチプレクサ25は、バッファメモリに保存されているパケットを所定のタイミングで読み出し、そのデータ(パケット)にスクランブルが施されている場合、例えば、同様に図示せぬICカードに保存されている暗号鍵データを利用して復号し、CPU21からの指示に基づいて抽出したパケットを後段の処理部に出力する。
【0036】
以下、所定のトランスポートストリームを抽出する前の、フロントエンド部24からデマルチプレクサ25に供給されてきた全体のトランスポートストリーム(放送されてきた状態のトランスポートストリーム)をフルストリームと、デマルチプレクサ25が、CPU21からの指示に基づいてフルストリームから抽出したトランスポートストリームをパーシャルストリーム(個別ストリーム)とそれぞれ称する。すなわち、フルストリームは、複数のパーシャルストリームから構成されている。
【0037】
デマルチプレクサ25は、抽出したビデオデータをMPEG(Moving Picture Experts Group)ビデオデコーダ26に出力し、抽出したオーディオデータをMPEGオーディオデコーダ27に出力する。
【0038】
また、デマルチプレクサ25は、抽出したパーシャルストリームをDVCR5に供給することが指示されている場合、そのパーシャルストリームをIEEE1394インタフェース28に出力する。
【0039】
MPEGビデオデコーダ26は、デマルチプレクサ25からビデオデータが供給されてきたとき、例えば、そのデータをMPEG2フォーマットで伸長し、得られた映像データをテレビジョン受像機3のモニタ3Aに表示させる。MPEGオーディオデコーダ27は、デマルチプレクサ25からオーディオデータが供給されてきたとき、例えば、そのデータをMPEG2フォーマットで伸長し、得られた音声データをテレビジョン受像機3のスピーカ3Bに出力させる。
【0040】
IEEE1394インタフェース28は、デマルチプレクサ25から供給されてきたパーシャルストリームを構成するトランスポートパケットをIEEE1394のプロトコルに従って処理し、アイソクロナスパケット、またはアシンクロナスパケットに変換して、取得したそれらのパケットをIEEE1394シリアルバス4に送出する。
【0041】
このIEEE1394インタフェース28は、IEEE1394により規定されるリンク層のデバイスであるリンク層デバイス41と、同様にIEEE1394により規定される物理層のデバイスである物理層デバイス42から構成されている。
【0042】
ここで、図4を参照して、IEEE1394シリアルバスのレイヤ構造について説明する。
【0043】
IEEE1394プロトコルは、トランザクション層(Transaction Layer)、リンク層(Link Layer)、および物理層(Physical Layer)の3層の階層構造を有する。各階層は、相互に通信し、また、それぞれの階層は、シリアルバス管理(Serial Bus Management)と通信を行う。さらに、トランザクション層およびリンク層は、上位のアプリケーションとの通信も行う。この通信に用いられる送受信メッセージは、要求(Request)、指示(表示)(Indication)、応答(Response)、確認(Confirmation)の4種類があり、図4における矢印は、この通信を示している。
【0044】
なお、矢印の名称の最後に".req"がついた通信は要求を表し、".ind"は指示を表す。また、".resp"は応答を、".conf"は確認をそれぞれ表す。例えば、TR_CONT.reqは、シリアルバス管理から、トランザクション層に送られる、要求の通信である。
【0045】
トランザクション層は、アプリケーションからの要求により、他のIEEE1394機器(IEEE1394インタフェースを有する機器)とデータ通信を行う為のアシンクロナス(asynchronous)伝送サービスを提供し、ISO/IEC13213で必要とされるリクエストレスポンスプロトコル(Request Response Protocol)を実現する。
【0046】
すなわち、IEEE1394規格によるデータ転送方式としては、アイソクロナス伝送の他に、アシンクロナス伝送があり、トランザクション層は、アシンクロナス伝送の処理を行う。アシンクロナス伝送で伝送されるデータは、トランザクション層のプロトコルに要求する処理の単位であるリードトランザクション(read Transaction)、ライトトランザクション(write Transaction)、ロックトランザクション(lock Transaction)の3種類のトランザクションによって、IEEE1394機器間で伝送される。
【0047】
リンク層は、アクノリッジ(Acknowledge)を用いたデータ伝送サービス、アドレス処理、データエラー確認、データのフレーミング等の処理を行う。リンク層が行う1つのパケット伝送はサブアクションと呼ばれ、サブアクションには、アシンクロナスサブアクション(Asynchronous Subaction)およびアイソクロナスサブアクション(Isochronous Subaction)の2種類がある。
【0048】
アシンクロナスサブアクションは、ノード(IEEE1394においてアクセスできる単位)を特定する物理ID(Physical Identification)、およびノード内のアドレスを指定して行われ、データを受信したノードは、アクノリッジを返送する。但し、IEEE1394シリアルバス内の全てのノードにデータを送るアシンクロナスブロードキャストサブアクションでは、データを受信したノードは、アクノリッジを返送しない。
【0049】
一方、アイソクロナスサブアクションでは、データが、一定周期(前述したように、125μs)で、チャンネル番号を指定して伝送される。なお、アイソクロナスサブアクションでは、アクノリッジは返送されない。
【0050】
物理層は、リンク層で用いる論理シンボルを電気信号に変換する。さらに、物理層は、リンク層からのアービトレーション(IEEE1394シリアルバスを使用するノードが競合したときの調停)の要求に対する処理を行ったり、バスリセットに伴うIEEE1394シリアルバスの再コンフィグレーションを実行し、物理IDの自動割り当てを行ったりする。
【0051】
シリアスバス管理では、基本的なバス制御機能の実現とISO/IEC13212のCSR(Control&Status Register Architecture)が提供される。シリアスバス管理は、ノードコントローラ(Node Controllor)、アイソクロナスリソースマネージャ(Isochronous Resource Manager)、およびバスマネージャ(Bus Manager)の機能を有する。ノードコントローラは、ノードの状態、物理ID等を制御し、トランザクション層、リンク層、および物理層を制御する。アイソクロナスリソースマネージャは、アイソクロナス通信に用いられるリソースの利用状況を提供するもので、アイソクロナス通信を行うためには、IEEE1394シリアルバスに接続された機器の中に少なくとも1つ、アイソクロナスリソースマネージャの機能を有するIEEE1394機器が必要である。バスマネージャは、各機能の中では、最も高機能であり、IEEE1394シリアルバスの最適利用を図ることを目的とする。なお、アイソクロナスリソースマネージャとバスマネージャの存在は、任意である。
【0052】
このようなレイヤ構造に基づいて、IEEE1394インタフェース28は、供給されてきたパーシャルストリームに含まれるトランスポートパケットをアイソクロナスパケットやアシンクロナスパケットに適宜変換し、IEEE1394シリアルバス4に送出する。
【0053】
また、IEEE1394インタフェース28は、DITパケット挿入制御部29からの指示に基づいて、トランスポートパケットを変換して取得した、例えば、アイソクロナスパケットのストリーム上にDITパケットを挿入し、IEEE1394シリアルバス4に出力する。
【0054】
DITパケット挿入制御部29は、CPU21からの指示に基づいて、内蔵する各レジスタを設定し、その設定に基づいて、DITパケットに記述する情報、およびDITパケットの挿入タイミング等を制御する。
【0055】
図5は、DITパケット挿入制御部29の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0056】
記述内容設定レジスタ51は、ストリームレイヤ(PES(Packetized Elementary Stream)レイヤ)の不連続点を示すDITパケットの不連続情報テーブル、およびストリームに不連続が生ずることに付随して発生する、セクションレイヤの不連続点を示すDITパケットの不連続情報テーブルに規定されている各種の情報のうち、設定可能とされる所定の情報を設定する。
【0057】
以下、適宜、ストリームの不連続点を示すDITパケットを第1のDITパケットと、セクションの不連続点を示すDITパケットを第2のDITパケットとそれぞれ称する。
【0058】
具体的には、ストリームレイヤ雛形格納部55には、ストリームレイヤに関する不連続情報テーブルの雛形が予め用意されているため、記述内容設定レジスタ51は、その雛形のうちの、設定可能とされている所定の情報を設定する。また、セクションレイヤ雛形格納部56には、セクションレイヤに関する不連続情報テーブルの雛形が予め用意されているため、記述内容設定レジスタ51は、上述したものと同様にして、その雛形のうちの、設定可能とされている所定の情報を設定する。
【0059】
挿入タイミング設定レジスタ52は、第1のDITパケットの挿入タイミングを設定する。そして、DITパケット挿入制御部29は、挿入タイミング設定レジスタ52に設定されている情報を参照し、IEEE1394シリアルバス4の、例えば、アイソクロナスパケットからなるストリーム上に第1のDITパケットを挿入する。
【0060】
挿入間隔設定レジスタ53は、第1のDITパケットを挿入してから、第2のDITパケットを挿入するまでの期間を設定する。
【0061】
すなわち、第1のDITパケットと第2のDITパケットは、例えば、ストリームの不連続点を境界としてそれぞれ挿入されるとされており、挿入間隔設定レジスタ53は、その2つのDITパケットの挿入間隔を設定する。従って、DITパケット挿入制御部29は、第1のDITパケットを挿入してから、挿入間隔設定レジスタ53に設定した期間だけ経過したとき、IEEE1394シリアルバス4上に第2のDITパケットを挿入する。
【0062】
挿入終了通知レジスタ54は、2つのDITパケットの挿入が終了したとき、所定の情報を設定し、DITパケットの挿入が終了したことを各部に通知する。
【0063】
ストリームレイヤ雛形格納部55は、上述したように、第1のDITパケットに記述される不連続情報テーブルの雛形を格納する。
【0064】
図6は、ストリームレイヤ雛形格納部55に予め格納されている不連続情報テーブルの雛形の例を示す図である。
【0065】
図6の1段目に示すsync_byteは、再生時にトランスポートパケットの先頭であることを検出するためのデータであり、2段目に示すtransport_error_indicatorは、パケット中のビットエラーの有無を示すデータであり、3段目に示すpayload_unit_statusは、新たなPESパケットが、パケットのペイロード(実効的なデータ)から始まることを示すデータである。
【0066】
また、4段目に示すtransport_priorityは、パケットの重要度を示すデータであり、5段目に示すPID(Packet ID)は、パケットの識別情報であり、6段目に示すtransport_scrambleは、パケットのペイロードに記述されているデータにスクランブルが施されているか否かを示すデータである。
【0067】
さらに、7段目に示すadaptation_fieldは、このパケットにおけるアダプテーションフィールドの有無、およびペイロードの有無を示すデータであり、8段目に示すcontinuity_counterは、同一のPIDを有するパケットが途中で一部棄却されたか否かを検出するデータである。
【0068】
9段目以降に示す各データは、このDITパケットのアダプテーションフィールドに記述されるデータである。アダプテーションフィールドは、パーシャルストリームに関する付加情報や、スタッフィングバイト(無効データバイト)をオプションで入れることができるフィールドであり、各種の情報を設定することによりストリームの動的な情報を伝送することができる。
【0069】
そして、9段目に示すadaptation_field_lengthは、このアダプテーションフィールドの長さを示すデータであり、10段目に示すdiscountinuity_indicatorは、次の同じPIDを有するパケットにおいて、システムクロックがリセットされ、新たな内容になることを示すデータであり、11段目に示すrandom_access_indicatorは、ビデオのシーケンスヘッダ、またはオーディオのフレームの始まりを示し、ランダムアクセスのエントリーポイントであることを示すデータである。
【0070】
また、12段目に示すelementary_stream_pは、このストリームの重要なデータが、ペイロードに記述されていることを示すデータであり、13段目に示すPCR(Program Clock Reference)_flagは、符号器側で意図した値にセットした基準時刻に関する情報の有無を示すデータであり、14段目に示すOPCR(Original PCR)_flagは、オリジナルPCRの情報の有無を示すデータである。
【0071】
さらに、15段目に示すsplicing_point_flagは、ストリームの接合部の有無(同一のPIDを有するパケットの数)を示すデータであり、16段目に示すtransport_private_dateは、トランスポートプライベートのデータの有無を示すデータであり、17段目に示すadaptation_field_exteは、アダプテーションフィールドの拡張の有無を示すデータであり、18段目に示すstuffing_byteは、無効データである。
【0072】
そして、図6の例においては、上述した各種のデータに関して、ビット長と、その値がそれぞれ示されている。また、transport_priority(4段目)とPID(5段目)、およびcontinuity_counter(8段目)のそれぞれの値は、図5に示した記述内容設定レジスタ51により設定することが可能であるとされている。
【0073】
すなわち、DITパケット挿入制御部29は、transport_priorityとPID、およびcontinuity_counterの値を設定し、図6に示した雛形に挿入することにより、第1のDITパケットを生成する。
【0074】
図5の説明に戻り、セクションレイヤ雛形格納部56は、第2のDITパケットに記述される不連続情報テーブルの雛形を格納する。
【0075】
図7は、セクションレイヤ雛形格納部56に予め格納されている不連続情報テーブルの雛形の例を示す図である。
【0076】
図7の1段目乃至8段目に示す各データは、図6を参照して説明したものと同様のデータであるため、その説明は省略する。
【0077】
9段目に示すpointer_fieldは、このパケットでのポインタフィールドの有無を示すデータであり、10段目に示すtable_idは、テーブルの識別情報であり、11段目に示すSection_syntax_indicaorは、セクションの構造を示すデータである。
【0078】
また、12段目、13段目、および16段目にそれぞれ示すreserve_future_use(1),reserve_future_use(2),reserve_future_use(3)は、ともに、各種のデータを記述する必要が生じたときのための予備のデータ領域である。
【0079】
14段目に示すsection_lengthは、セクションの長さを示すデータであり、15段目に示すtransition_flagは、セクションの状態が遷移した(切り替わった)ことを示すデータであり、17段目に示すstuffing_byteは、無効データである。
【0080】
そして、図7の例においても、上述した各種のデータに関して、ビット長と、その値がそれぞれ示されている。また、transport_priority(4段目)とPID(5段目),continuity_counter(8段目),reserve_future_use(1)(12段目),reserve_future_use(2)(13段目),transition_flag(15段目)、およびreserve_future_use(3)(16段目)のそれぞれの値は、図5に示した記述内容設定レジスタ51により設定することが可能であるとされている。
【0081】
すなわち、DITパケット挿入制御部29は、transport_priorityとPID,continuity_counter,reserve_future_use(1),reserve_future_use(2),transition_flag、およびreserve_future_use(3)のそれぞれの値を設定し、図7に示した雛形に挿入することにより、第2のDITパケットを生成する。
【0082】
次に、図8のフローチャートを参照して、DITパケットの挿入タイミングを制御するSTB2の処理について説明する。
【0083】
ステップS1において、DITパケット挿入制御部29は、デマルチプレクサ25からIEEE1394インタフェース28にパーシャルストリームが供給されてきたか否かを判定し、供給されてきたと判定するまで待機する。
【0084】
デマルチプレクサ25は、CPU21(ユーザ)からの指示に基づいて、復調処理、エラー訂正処理等が施され、フロントエンド部24から供給されてきたフルストリームからパーシャルストリームを抽出する。そして、パーシャルストリームをDVCR5に保存することが指示されている場合、デマルチプレクサ25は、抽出したパーシャルストリームをIEEE1394インタフェース28に供給する。
【0085】
また、デマルチプレクサ25は、パーシャルストリームを抽出したとき、そのパーシャルストリームに応じてサービス情報等を書き換え、書き換えたサービス情報からなるパケットをパーシャルストリームに含めてIEEE1394インタフェース28に供給する。より具体的には、デマルチプレクサ25は、フルストリームに対するサービス情報のディスクリプタのうち、パーシャルストリームに対するサービス情報として必要なディスクリプタをセレクション情報テーブル(SIT(Selection Information Table))に記述して出力する。
【0086】
DITパケット挿入制御部29は、ステップS1において、デマルチプレクサ25からIEEE1394インタフェース28にパーシャルストリームが供給されてきたと判定した場合、ステップS2に進む。
【0087】
ステップS2において、IEEE1394インタフェース28は、DITパケット挿入制御部29からの制御に基づいて、パーシャルストリームを構成するトランスポートパケットをアイソクロナスパケット等に変換し、それをIEEE1394シリアルバス4に送出する。
【0088】
そして、DITパケット挿入制御部29は、ステップS3において、DITパケットの記述内容を設定する。
【0089】
すなわち、DITパケット挿入制御部29は、ストリームの不連続点を示す不連続情報テーブルの雛形に挿入する、図6に示したtransport_priority(4段目)とPID(5段目)、およびcontinuity_counter(8段目)のそれぞれのデータの値を記述内容設定レジスタ51に設定する。
【0090】
また、DITパケット挿入制御部29は、セクションの不連続点を示す不連続情報テーブルの雛形に挿入する、図7に示したtransport_priority(4段目)とPID(5段目),continuity_counter(8段目),reserve_future_use(1)(12段目),reserve_future_use(2)(13段目),transition_flag(15段目)、およびreserve_future_use(3)(16段目)のそれぞれのデータの値を記述内容設定レジスタ51に設定する。
【0091】
ステップS4において、DITパケット挿入制御部29は、第1のDITパケットを挿入するタイミングを挿入タイミング設定レジスタ52に設定する。また、DITパケット挿入制御部29は、ステップS5において、第1のDITパケットを挿入してから、第2のDITパケットを挿入するまでの間隔(期間)を挿入間隔設定レジスタ53に設定する。
【0092】
そして、ステップS6において、DITパケット挿入制御部29は、ステップS4で設定した情報を参照し、第1のDITパケットを挿入するタイミングとなったか否かを判定し、挿入するタイミングとなったと判定するまで待機する。
【0093】
DITパケット挿入制御部29は、ステップS6において、第1のDITパケットを挿入するタイミングとなったと判定した場合、ステップS7に進み、記述内容設定レジスタ51に設定されている各データを、ストリームの不連続点を示す、例えば、図6に示したような不連続情報テーブルの雛形に挿入し、第1のDITパケットを生成する。
【0094】
ステップS8において、IEEE1394インタフェース28は、DITパケット挿入制御部29からの制御に基づいて、ステップS7で生成された第1のDITパケットをIEEE1394シリアルバス4に送出する。また、IEEE1394インタフェース28は、ステップS9において、他のトランスポートパケットが供給されてきた場合であっても、そのパケットの送出を遮断(禁止)する。
【0095】
すなわち、第1のDITパケットと、第2のDITパケットとの間には、いずれのトランスポートパケット(アイソクロナスパケット)も挿入されないこととなる。これにより、保存したストリームを再生する場合に、ストリームの不連続点、およびセクションの不連続点を、より確実に検出することができる。
【0096】
第1のDITパケットを送出することに続けて、DITパケット挿入制御部29は、ステップS10において、第2のDITパケットを挿入するタイミングとなったか否かを判定し、挿入するタイミングとなったと判定するまで待機する。
【0097】
DITパケット挿入制御部29は、ステップS10において、第2のDITパケットを挿入するタイミングとなったと判定した場合、ステップS11に進み、記述内容設定レジスタ51に設定されている各データを、セクションの不連続点を示す、例えば、図7に示したような不連続情報テーブルの雛形に挿入し、第2のDITパケットを生成する。
【0098】
ステップS12において、DITパケット挿入制御部29は、ステップS11で生成した第2のDITパケットをIEEE1394シリアルバス4に送出する。
【0099】
図9は、DITパケット挿入制御部29、およびIEEE1394インタフェース28により、その送出タイミング等が制御されるパケットを説明する図である。
【0100】
図9(A)は、デマルチプレクサ25からIEEE1394インタフェース28に供給されるパーシャルストリームの例を示す図であり、第31パケット乃至第36パケットのトランスポートパケットから構成されている。
【0101】
図9(B)は、DITパケット挿入制御部29により、その送出が制御されるDITパケットの例を示す図である。なお、第1のDITパケットがIEEE1394シリアルバス4に送出されてから、第2のDITパケットが送出されるまでの期間は、挿入間隔設定レジスタ53により設定されている期間に相当する。
【0102】
図9(C)は、アイソクロナスパケットに変換されて、IEEE1394シリアルバス4上に送出された、図9(A)のトランスポートパケット、および図9(B)のDITパケットの例を示す図である。なお、図9においては、トランスポートパケットとアイソクロナスパケットが、ともにほぼ同一幅で図示されているが、実際には、それぞれのトランスポートパケットは、125μs周期の所定の幅に分割されて、アイソクロナスパケットとしてIEEE1394シリアルバス4上に送出されている。
【0103】
図9(C)の例においては、パーシャルストリームの第32パケットがIEEE1394インタフェース28に供給されてきたタイミングで、第1のDITパケットがIEEE1394シリアルバス4上に送出されている。また、パーシャルストリームの第35パケットがIEEE1394インタフェース28に供給されてきたタイミングで、第2のDITパケットがIEEE1394シリアルバス4上に送出されている。
【0104】
また、図9(C)に示すように、第1および第2のDITパケットの間には、いずれのトランスポートパケットも挿入されていないため、再生時において、不連続点をより確実に検出することができる。
【0105】
図8の説明に戻り、第2のDITパケットを送出した後、DITパケット挿入制御部29は、ステップS13において、挿入終了通知レジスタ54に所定の情報を設定し、DITパケットの挿入が完了したことを各部に通知する。
【0106】
IEEE1394シリアルバス4に送出された、図9(C)に示すようなアイソクロナスパケットは、DVCR5により処理され、装着されているカセットに保存される。
【0107】
そして、カセットに保存されているデータを再生するとき、図9(C)に示すアイソクロナスパケットが供給されてくるため、IEEE1394インタフェース28は、それをトランスポートパケットに変換してデマルチプレクサ25に供給する。デマルチプレクサ25は、DITパケットが含まれているストリームが供給されてきたとき、そのDITパケットに記述されている不連続情報テーブルを参照し、それに基づいて、トランスポートパケットの再生を行い、不連続点を再生することによる不具合を回避する。
【0108】
以上のように、不連続情報テーブルの雛形を予め用意し、DITパケットを送出するときに、その一部の情報を設定してDITパケットを生成し、送出するようにしたので、不連続情報テーブルに含まれる情報を、その都度、全て記述する場合に較べて、CPU21等の処理負担を、より軽減させることができる。
【0109】
また、第1のDITパケットと第2のDITパケットの送出タイミングを容易に設定、または変更することができるので、再生時に、より確実に不連続点を検出するようにすることができる。例えば、再生するストリームの種類に応じて送出タイミングを設定することにより、より好適にストリームの不連続に対応することができる。
【0110】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。この場合、例えば、STB2は、図10に示されるようなパーソナルコンピュータにより構成される。
【0111】
図10において、CPU71は、ROM72に記憶されているプログラム、または、記憶部78からRAM73にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM73にはまた、CPU71が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0112】
CPU71、ROM72、およびRAM73は、バス74を介して相互に接続されている。このバス74にはまた、入出力インタフェース75も接続されている。
【0113】
入出力インタフェース75には、キーボード、マウスなどよりなる入力部76、CRT(Cathode Ray Tube),LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部77、ハードディスクなどより構成される記憶部78、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部79が接続されている。通信部79は、ネットワークを介しての通信処理を行う。
【0114】
入出力インタフェース75にはまた、必要に応じてドライブ80が接続され、磁気ディスク81、光ディスク82、光磁気ディスク83、或いは半導体メモリ84などが適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部78にインストールされる。
【0115】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0116】
この記録媒体は、図10に示すように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク81(フロッピディスクを含む)、光ディスク82(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク83(MD(登録商標)(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ84などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM72や、記憶部78に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0117】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0118】
【発明の効果】
本発明の信号処理装置によれば、不連続情報テーブルに規定されている情報を、その都度、全て記述することなく、必要な処理を最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パーシャルストリームに挿入されるDITパケットを説明する図である。
【図2】本発明を適用したSTBと、その周辺機器の例を示すブロック図である。
【図3】 STBの構成例を示すブロック図である。
【図4】 IEEE1394シリアルバスのレイヤ構造を示す図である。
【図5】図3のDITパケット挿入制御部の、より詳細な構成例を示すブロック図である。
【図6】 DITパケットに記述される不連続情報テーブルの雛形の例を示す図である。
【図7】 DITパケットに記述される不連続情報テーブルの雛形の他の例を示す図である。
【図8】 STBの処理を説明するフローチャートである。
【図9】 STBにより挿入されるDITパケットを説明する図である。
【図10】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 STB, 21 CPU, 22 ROM, 23 RAM, 24 フロントエンド部, 25 デマルチプレクサ, 26 MPEGビデオデコーダ, 27 MPEGオーディオデコーダ, 28 IEEE1394インタフェース, 29 DITパケット挿入制御部, 51 記述内容設定レジスタ, 52 挿入開始タイミング設定レジスタ, 53 挿入間隔設定レジスタ, 54 挿入終了通知レジスタ, 55 ストリームレイヤ雛形格納部, 56 セクションレイヤ雛形格納部, 71 CPU, 72 ROM, 73 RAM, 74 バス, 75 入出力インタフェース, 76 入力部, 77 出力部, 78 記憶部, 79 通信部,80 ドライブ, 81 磁気ディスク, 82 光ディスク, 83 光磁気ディスク, 84 半導体メモリ

Claims (3)

  1. トランスポートストリームの不連続点を示す第1の不連続情報テーブルパケットに記述する情報を設定する第1の記述内容設定手段と、
    前記第1の記述内容設定手段により設定された、前記第1の不連続情報テーブルパケットに記述する情報を不連続情報テーブルパケット生成用のものとして用意される第1の雛形に挿入し、前記第1の不連続情報テーブルパケットを生成する第1の生成手段と、
    前記第1の生成手段により生成された前記第1の不連続情報テーブルパケットの送出を制御する送出制御手段と
    前記トランスポートストリームが不連続となることに付随して、不連続となるサービス情報の不連続点を示す第2の不連続情報テーブルパケットに記述する情報を設定する第2の記述内容設定手段と、
    前記第2の記述内容設定手段により設定された、前記第2の不連続情報テーブルパケットに記述する情報を、前記第1の雛形と異なる、不連続情報テーブルパケット生成用のものとして用意される第2の雛形に挿入し、前記第2の不連続情報テーブルパケットを生成する第2の生成手段と
    を備え、
    前記送出制御手段は、前記第1の不連続情報テーブルパケットの送出に加え、前記第1の不連続情報テーブルパケットと前記第2の不連続情報テーブルパケットの間にいずれのパケットも挿入されないように、前記第2の生成手段により生成された前記第2の不連続情報テーブルパケットの送出を制御する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記送出制御手段は、前記第1の不連続情報テーブルパケット、および前記第2の不連続情報テーブルパケットのIEEE1394シリアルバスへの送出を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記送出制御手段は、前記第1の不連続情報テーブルパケットを送出してから所定期間経過後に前記第2の不連続情報テーブルパケットを送出し、前記期間に供給されてくる他のパケットの送出を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
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