JP3814073B2 - 缶用運搬容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶用運搬容器に関し、詳しくは、詳しくは、ジュース,コーヒー,ビール等の各種飲料を充填した飲料缶用を収容して保管,輸送,運搬及び店頭で陳列するために用いる運搬容器であって、特に合成樹脂を主体として形成した缶用運搬容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、各種飲料等が入った多数の缶を収容・保管・輸送・運搬するための運搬容器としては、段ボールを所定の箱状に折曲げ形成し、蓋部等を接着したものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記段ボール製の運搬容器は、耐水性に劣り、強度が低く、また、反復使用ができないという問題があった。さらに、段ボール製の運搬容器は、把手となる部分がないので、ハンドリングに難点があった。また、店頭で商品を陳列する際には、容器から取出したり、容器を切断したりしなければならなかった。
【0004】
そこで本発明は、反復使用が可能で、空容器の搬送や保管を効率よく行うことができ、店頭での商品の陳列も効果的に行える飲料缶用運搬容器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の缶用運搬容器は、略方形の基板の周縁に、収納する缶の略半分の高さの側壁を外方に拡開するように僅かに傾斜させた状態で立設し、該側壁の内周を収納部とした同形状の上下一対の箱状収納体からなり、該一対の箱状収納体は、両収納体の収納部を向かい合わせて前記側壁の先端同士を当接させた缶の収納状態において、前記側壁に、収納した缶の一部を露出させる窓部を有するとともに、上下いずれか一方の窓部に、該窓部の開口縁に沿う位置と、他方の窓部の開口縁に形成した係止部に係止する位置とに回動可能な係止具を有し、かつ、両収納体は、上方から垂直方向に加わる荷重により変形して前記荷重を収納した缶が受けるように形成されていることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
図は本発明の缶用運搬容器の一形態例を示すもので、図1は飲料缶を収納した運搬容器を積み重ねた状態を示す正面図、図2は箱状収納体の一部断面正面図、図3は同じく一部断面側面図、図4は空の箱状収納体をネスティングした状態を示す正面図、図5は係止具の一部断面正面図、図6は同じく断面側面図である。
【0007】
本形態例に示す運搬容器10は、長方形の基板11の周縁に、収納する飲料缶12の略半分の高さの側壁13を外方に拡開するように僅かに傾斜させた状態で立設し、その内周を収納部14とした同形状の上下一対の箱状収納体15からなる合成樹脂製のものであって、収納部14を上向きにした一つの箱状収納体15の基板11上に、所定数、例えば24本(6本パック×4)の飲料缶12を載置して収納部14内に並べた状態で、収納部14を下向きにした他の箱状収納体15を上方からかぶせるようにして両箱状収納体15の側壁13先端同士を当接させることにより、飲料缶12を収納した状態になる。
【0008】
前記基板11の内面には、収納した飲料缶12の横移動を防止するためのリブ11aが縦横に設けられており、基板11の外面には、接地用のリブ11bが外周縁に沿うように四角形状に設けられている。
【0009】
また、前記側壁13には、飲料缶12を収納した状態で、収納した飲料缶12の一部を外部から直接確認することができる窓部16が開口しており、該窓部16の開口縁を含む側壁13の先端には、外方に突出するフランジ13aと補強用のリブ13bとが設けられている。さらに、側壁13の先端面には、飲料缶収納時の両箱状収納体15の位置決めを行うための突起13cと凹部13dとが、両箱状収納体15を向かい合わせたときに凹凸係合する位置にそれぞれ設けられている。
【0010】
そして、前記窓部16の少なくとも一部、例えば、容器短辺側の一方の窓部16には、図5及び図6に示すような係止具17が設けられている。この係止具17は、窓部16の開口縁16aの外形に対応した略コ字状に形成され、両側の回動腕部17aの先端が、窓部16の開口端側に設けた回動軸17bにより回動可能に取付けられている。すなわち、この係止具17は、前記回動軸17bを中心として、窓部16の開口縁16aに沿う実線で示す位置と、他方の窓部16′の開口縁16a′のフランジを利用した係止部18に係止する想像線で示す位置とに回動可能に形成されている。
【0011】
したがって、飲料缶12を収納するときに、上記係止具17を設けた窓部16と、係止部18を設けた窓部16′とが向き合うようにして箱状収納体15を重ねた後、一方の窓部16の係止具17を回動させて他方の窓部16′の係止部18に係止させることにより、両箱状収納体15を、飲料缶12を収納した状態に保持することができる。
【0012】
このように形成した飲料缶収納状態の運搬容器10は、図1に示すように、多段に積み重ねて垂直方向の荷重が加わると、外方に拡開している側壁13がさらに拡開するように変形して上部側の基板11が下方に移動し、その内面が飲料缶12の上端部に圧接し、前記荷重を飲料缶12の剛性によって受ける状態となる。したがって、運搬容器10を形成する箱状収納体15自体には、ほとんど剛性を必要としないので、運搬容器10の軽量化が図れるとともに、製造コストの低減が図れる。また、飲料缶収納状態の運搬容器10を運搬する際には、側壁13のフランジ13a等に手を掛けることにより、容易に行うことができる。
【0013】
さらに、販売店において飲料缶12を展示販売する際には、上部側の箱状収納体15を取外すだけでよく、購入者による飲料缶12の取出しも容易に行える。しかも、この状態で下段の運搬容器10内に収納した飲料缶も直接確認することができる。加えて、箱状収納体15を多色成形することにより、ディスプレイ効果の向上も図れる。
【0014】
また、側壁13を適度に外方に拡開させているので、空の箱状収納体15は、図4に示すようにしてネスティング状態で積重ねることができ、空容器の搬送等の際の容積を縮小することができる。
【0015】
したがって、箱状収納体15を合成樹脂等の耐久性を有する材料で形成することにより、十分な耐久性や耐水性を得ることができるので、反復使用が可能となり、空容器をネスティングして回収できるため、空容器の返送,回収も容易に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の缶用運搬容器は、側壁に設けた窓部から収容した飲料缶を直接確認でき、店頭での陳列も容易かつ効果的に行うことができる。また、缶収納時には、係止具を回動させるだけで上下一対の箱状収納体を確実に保持することができ、収容した飲料缶等で荷重を受けるようにしたので、容器自体に大きな剛性を必要とせず、運搬容器の軽量化が図れる。さらに、反復使用が可能であり、空容器はネスティングして搬送できるので、コストの低減や資源の有効利用が図れ、環境対策にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 飲料缶を収納した運搬容器を積み重ねた状態を示す正面図である。
【図2】 箱状収納体の一部断面正面図である。
【図3】 同じく一部断面側面図である。
【図4】 空の箱状収納体をネスティングした状態を示す正面図である。
【図5】 係止具の一形状例を示す一部断面正面図である。
【図6】 同じく断面側面図である。
【符号の説明】
10…運搬容器、11…基板、12…飲料缶、13…側壁、14…収納部、15…箱状収納体、16…窓部、17…係止具、18…係止部
Claims (1)
- 略方形の基板の周縁に、収納する缶の略半分の高さの側壁を外方に拡開するように僅かに傾斜させた状態で立設し、該側壁の内周を収納部とした同形状の上下一対の箱状収納体からなり、該一対の箱状収納体は、両収納体の収納部を向かい合わせて前記側壁の先端同士を当接させた缶の収納状態において、前記側壁に、収納した缶の一部を露出させる窓部を有するとともに、上下いずれか一方の窓部に、該窓部の開口縁に沿う位置と、他方の窓部の開口縁に形成した係止部に係止する位置とに回動可能な係止具を有し、かつ、両収納体は、上方から垂直方向に加わる荷重により変形して前記荷重を収納した缶が受けるように形成されていることを特徴とする缶用運搬容器。
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JP08712398A JP3814073B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 缶用運搬容器 |
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- 1998-03-31 JP JP08712398A patent/JP3814073B2/ja not_active Expired - Fee Related
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