JP3812460B2 - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、着用者の臀部に便が付着しないように配慮して臀部のスキントラブルの減少を図ると共に、尿の吸収も良好な吸収性物品に関する。
【0002】
なお、本発明における「吸収性物品」とは、乳幼児又は介護用のおむつや成人用失禁用品などを包含する。
【0003】
【従来の技術】
いわゆる使い捨ておむつなどにおける排泄物の漏れ防止手段としては、伸縮部材を配置したシートを着用者の肌に向けて立ち上げる立体ギャザーを形成する手段が知られており、この立体ギャザーを股下部から前身頃及び後身頃にかけて延在させることにより、排泄物の漏れを防止する工夫がされている。
【0004】
また、便が着用者の臀部などの皮膚にできるだけ接触しないように工夫した構造の使い捨ておむつも提案されている。使い捨ておむつの交換の際の処理の中でも、特に使い捨ておむつが便を含む場合には、着用者の臀部などをきれいに洗う必要があるため、そのための作業負荷が高くなる傾向にある。このような便の処理の際の負担は、着用者自身が便にできるだけ接触しないようにすることによって軽減できることから、特に便の漏洩を低減することと相俟って、便が着用者の臀部にできるだけ接触しないようにすることが求められている。
【0005】
このような要求を満たすため、便の漏れを防止する手段を後身頃にまで組み込んだ吸収性物品が特開昭61−41304号公報や特表平8−511444号公報に開示されている。特開昭61−41304号公報に開示された吸収性物品は、おむつの中央部の股下領域に開口部を形成し、この開口部に隣接しておむつの縦方向に弾性部材が配置されたシートを設けたものである。また、特表平8−511444号公報に開示された吸収性物品は、この吸収性物品の縦方向両端縁部に隣接する障壁カフスを設け、これら障壁カフスの間にトップシートの一部の上に延在するポケットカフスを配置したものである。しかし、シートが吸収体を覆ってしまっているため、着用者の肌を伝って尿がシート上に乗ってしまった場合、尿の漏れが発生し好ましくない。
【0006】
特開昭61−41304号公報や特表平8−511444号公報に開示された吸収性物品は、便が着用者の臀部に接触しにくくなるようにした点でいずれもそれなりの効果を奏するものの、特開昭61−41304号公報に開示された吸収性物品の場合、液不透過性のシートが吸収体を覆っているため、着用者の肌を伝って尿がこの液不透過性のシートに達すると、ここから尿が漏洩してしまうことがあって好ましくない。
【0007】
同様に、特表平8−511444号公報に開示された吸収性物品においても、液不透過性のポケットカフスが吸収体の上に配されたトップシートを覆っているため、着用者の肌を伝って尿がポケットカフスに達すると、ここから尿が漏洩してしまうおそれがあり、これも改善の余地がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、便の漏洩及び着用者の臀部に対する便の付着を抑制し、さらに尿に対する吸収性を改善することにより、交換の手間を省くことができる吸収性物品を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の各発明を包含する。
(1)液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収体と、前記トップシートの上面に配置されて前記トップシートとの間に空隙を形成し、少なくとも股下部領域に開口部を有するスキンコンタクトシートを具備する使い捨て吸収性物品において、前記スキンコンタクトシートの長手方向両側縁部及び両端縁部は前記トップシート上に接合されており、後身頃側スキンコンタクトシート上の少なくとも一部に前記吸収体とは別の補助吸収体が配置され、前記スキンコンタクトシートの開口部の端縁部には、該端縁部に沿って延び、後身頃側頂点部において互いに交差した後、又は接近した後に、吸収性物品の幅方向両側縁に向って互いに離反するように前記後身頃の腰周り部まで延びて固定されている伸縮弾性部材が伸長状態で配置されており、使い捨て吸収性物品を着用者に装着した際に、伸縮弾性部材の収縮によって該開口端縁部が立ち上がり、着用者の臀部に密着することを特徴とする使い捨て吸収性物品。
【0010】
(2)前記スキンコンタクトシートは、液不透過性のシートからなることを特徴とする(1)項記載の使い捨て吸収性物品。
【0012】
(3)前記スキンコンタクトシートの開口部は、吸収性物品の前身頃の腰周り端部から後身頃中間部まで長方形状に形成されていることを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の使い捨て吸収性物品。
【0015】
(4) 前記吸収性物品は、後身頃のスキンコンタクトシートとトップシートとの間に、追加の補助吸収体が配置固定されていることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の使い捨て吸収性物品。
【0016】
(5)前記スキンコンタクトシートは、伸長状態で配置固定されている伸縮弾性シートであることを特徴とする(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載の使い捨て吸収性物品。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の使い捨て吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収体と、前記トップシート上面に配置されて該トップシートとの間に空隙を形成する、股下部分に開口部を有するスキンコンタクトシートとを具備し、さらに、該吸収性物品の後身頃側スキンコンタクトシート上の少なくとも一部に、前記吸収体とは別の補助吸収体が配置されている構造を有することを特徴とする使い捨て吸収性物品である。
【0018】
本発明の吸収性物品は、その後身頃領域のスキンコンタクトシート上に補助吸収体が配置されている。
また、補助吸収体は、さらにトップシートとスキンコンタクトシートの間にも設置することができる。
【0019】
トップシートとスキンコンタクトシートの間の空隙は、スキンコンタクトシートの少なくとも幅方向両縁部から後身頃領域にかけてトップシートとの間に形成される。
【0020】
スキンコンタクトシートの開口部の端縁部に沿って伸縮可能な弾性部材が配置されていることが好ましい。このような弾性部材を配置する場合は、弾性部材はスキンコンタクトシート開口部の端縁部に沿って前身頃側端部から後身頃領域に延び、後身頃領域の頂部において互いに交差した後か、あるいは互いに接近した後に、吸収性物品の両側縁に向かって互いに離反するように広がって延びた状態で固定されている。
【0021】
本発明の使い捨て吸収性物品におけるトップシートは、親水化処理を施した不織布、織布、多孔性プラスチックフィルムなどを用いることが可能であり、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維又は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロンなどを2つ以上含む複合繊維等などで構成することができる。特に、ポリエステル/ポリエステル複合繊維又はポリプロピレン/ポリエチレン複合繊維が強度の面から好ましいが、これらに限定されるものではない。
【0022】
トップシートは、単一のシートで形成することも可能であるが、複数のシート、例えば吸収体を覆うセンタートップシートとその幅方向両側縁部に接合されるサイドトップシートとで構成することも可能である。この場合、センタートップシートとサイドトップシートは、同一の素材で形成することも可能であるが、これらを異なる素材で形成することも有効である。例えば、親水性のセンタートップシートに対して、サイドトップシートを撥水性にしたり、さらにサイドトップシートに熱可塑性樹脂フィルムをラミネートし、液不透過性にすることも可能である。
【0023】
本発明の吸収性物品におけるバックシートとしては、液不透過性のポリエチレンフィルムなどを採用することができる。より好ましくは、蒸れを防止するために気体分子の通過は許容するが液体分子は透過させないものが使用される。例えば、多数の微孔を設けたポリエチレンフィルム、熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸した透湿性フィルム、あるいはこれらのフィルムの外側に不織布を貼り合わせた複合シートを用いると、余分な水分を外部に放出してむれやかぶれが起こりにくく、肌触りなどの点でもより快適なものとすることができる。
【0024】
本発明の吸収性物品における吸収体及び補助吸収体は、主として綿状パルプ及び高吸水性物質で構成されるが、特にこれらに限定されるものではない。例えば、吸水性スポンジや吸水性シートでもよく、吸水性を持っていればいずれも使用可能であるが、全体をティッシュで包み込んだ積層構造とすることが好ましい。また、吸収体の形状は砂時計や矩形の輪郭を採用することができるが、砂時計状の輪郭の方がより良好なフィット性を得ることができる。
【0025】
補助吸収体としては、パルプをバインダーでシート上に固定したパルプシートや高吸収性物質を不織布などに固定した高吸収性シートなどを用いることができる。シート状である方が製造過程において加工がしやすく、また、薄いので、着用時のフィット感も良くなり好ましい。また、補助吸収体は、親水化処理した不織布などで覆うこともできる。
【0026】
上述した綿状パルプは、化学パルプ、機械パルプ、あるいは化学機械パルプのシートを粉砕機で綿状にしたものである。パルプ原料としては、針葉樹に限らず、広葉樹、わら、竹、及びケナフなども用いることができる。綿状パルプの使用量は、目的とする吸収体の構成、すなわち単独で用いるか、複数積層して用いるか、他の吸収体を併用するかなどにより異なるが、一般的には一平方メートル当たり50〜400グラムに設定される。また、綿状パルプとともに合成繊維、熱融着成分、接着剤などを混入しても構わない。
【0027】
上述した高吸収性物質は、自重の20倍以上の水を吸収するものであり、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系などを使用することができるが、ポリアクリル酸系のものが吸収性能の点から最も好ましい。その形状に関しては、繊維状、粒状、シート状など任意の形状であって良い。
【0028】
本発明の吸収性物品におけるスキンコンタクトシートは、液不透過性を有することが好ましく、不織布、織布、プラスチックフィルムなどで構成することが可能である。具体的な素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン又はこれらを2つ以上含む複合材料などで構成することができる。この他に、伸縮部材や、伸縮部材と不織布、フィルムなどを複合化した材料を使用することもできるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0029】
本発明における弾性部材は、ウレタンフィルム、ウレタン糸、ウレタンフォーム、糸ゴム、天然ゴムなど、従来から使い捨ておむつに使用される伸縮可能なものを使用することができ、これらの弾性部材は、製造時に伸張状態で配置され、ホットメルト、澱粉系又はカルボキシメチルセルロース(CMC)などの水溶性の糊又は流動性の高い接着剤、もしくは熱や超音波による接着により接着固定されている。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の使い捨て吸収性物品を展開形おむつに応用した実施例について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではなく、前記特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であり、それらのものも本発明の範囲に包含されるものである。
【0031】
図1は、本実施例の吸収性物品を展開した状態を示す図であり、図2は、そのII−II矢視断面構造を示し、図3は、そのIII−III矢視断面構造を示す図である。
本実施例における展開型おむつ11は、液不透過性のバックシート12と、このバックシート12の上に重ね合わされる液透過性のセンタートップシート13C及びこのセンタートップシート13Cの幅方向両側端縁にそれぞれ結合される一対のサイドトップシート13S(以下、これらをトップシート13と略記する)と、これらトップシート13とバックシート12との間に配置される吸収体14と、トップシート13を介して吸収体14の上に重なるように前身頃領域のウエスト周り開口部となる長手方向端縁15から後身頃領域にわたって配置され、その幅方向外側の側縁部とその長手方向両端部とがトップシート13に接合されるスキンコンタクトシート16とを有する。バックシート12及びトップシート13は、前記吸収体14の幅方向両側縁から外側へ延出する前後一対のサイドフラップ部17、18を有し、サイドフラップ部17、18の間には、着用者に足周り開口部となる一対の繰り抜き部19が形成されている。
【0032】
後身頃側のサイドフラップ部18の幅方向両側縁には、着用時に前身頃側のサイドフラップ部17に重ね合わせてこれらをつなぎ、繰り抜き部19によって脚周り開口部を形成し得る左右一対のファスニングテープ20が取り付けられており、このファスニングテープ20は前身頃側のバックシート12に接合された図示しないベーステープに対して繰り返し剥離可能に接合される。
【0033】
また、吸収体14の両側縁の外側の長手方向に沿った股下領域から前身頃側及び後身頃側にかけ、バックシート12とトップシート13との間には、装着時の脚周りフィット性を良好にするレッグギャザーを形成するための脚周り弾性部材21が伸長状態で固定されている。
【0034】
スキンコンタクトシート16の幅方向中央部には、前身頃領域のウエスト周り開口部となる長手方向端縁15から股下領域に至る切り欠き部22が本発明のスキンコンタクトシート16の開口部として形成されており、この切り欠き部22に沿って弾性部材23が伸長状態で配置されている。本実施例におけるスキンコンタクトシート16は、2枚のシート材料を重ねて形成したものであり、上述した弾性部材23はこれら2枚のシート材料に挟まれた状態となっている。従って、この弾性部材23の収縮力によりトップシート13とスキンコンタクトシート16との間に空隙24が形成され、ここに便を導くことができる。
【0035】
スキンコンタクトシート16に配置された弾性部材23は、切り欠き部22に沿って配置される。更に、切り欠き部22の頂点部分において、左右の弾性部材23が交差するか、あるいは、接近し、更に、後身頃領域において、吸収性物品の幅方向両側縁に向かって広がるように配置すると、切り欠き部22に沿って弾性部材23が全域にわたって配置されるため隙間なく着用者の臀部に密着させることができ、また、後身頃領域で、弾性部材23が幅方向両側縁に向かって広がっていることで、着用時に幅方向に広げられるため、より着用者に密着させることができ、好ましい。特に、後身頃領域で広がる弾性部材23がファスニングテープ20近傍に配置されていると、着用時に幅方向に広げられる力が増すためより好ましい。
【0036】
本発明の吸収性物品におけるスキンコンタクトシート16は、トップシート13上に配置されて、前身頃領域から後身頃領域にわたって延在し、その長手方向両端部がトップシート13のウエスト周り開口部となる長手方向両端縁15にそれぞれ接合され、このスキンコンタクトシート16の後身頃領域には、補助吸収体25がその幅方向中央部に配置され、補助吸収部Tが形成されている。
【0037】
従って、このような展開型おむつ11を着用した状態では、弾性部材23の収縮力によって、スキンコンタクトシート16が着用者の肌に密着し、尿は切り欠き部22から入り、トップシート13を透過して吸収体14に迅速に吸収される。便は切り欠き部22からトップシート13上に導かれ、このトップシート13とスキンコンタクトシート16との間に形成される空隙24に保持される。軟便の場合には、その水分がトップシート13を通過して吸収体14に吸収される。
【0038】
本実施例では、スキンコンタクトシート16の後身頃側端縁がトップシート13に接合されているため、切り欠き部22以外からの便の漏洩を確実に防止することができる。また、尿や着用者の臀部を洗った時に着用者の肌に付着する水などがスキンコンタクトシート16と着用者の肌との間に入った場合、これらはスキンコンタクトシート16を伝って、補助吸収部Tから補助吸収体25に吸収される。特に、成人においては、排便後に洗浄瓶を用いて着用者の臀部を水などで洗浄する場合があり、この洗浄後の水などが着用者の肌を伝っておむつ外に流れ出てしまう危険があるが、本実施例のように補助吸収体を吸収性物品に配置することにより、展開型おむつ11の外部に漏れてしまうような不具合を抑制することができる。
【0039】
また、この展開型おむつ11が成人用の場合には、補助の液吸収パッドをトップシート13とスキンコンタクトシート16との間に差し込んで使用することも可能であり、この場合には、スキンコンタクトシート16の外周縁部がトップシート13に接合されているため、液吸収パッドの位置ずれを防止することが可能である。
【0040】
上述した実施例では、全て展開型おむつ11に付いて説明したが、本発明は展開型おむつ11における前後のサイドフラップ部17、18の左右両端部をあらかじめ一体的に接合したパンツ型おむつや、おむつパッドなどにも応用することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品によると、トップシートとの間に空隙を形成し、少なくとも股下領域に開口部を有するスキンコンタクトシートをトップシートの上に配置し、このスキンコンタクトシートの後身頃領域の少なくとも一部に補助吸収体部を設けたので、便を開口部からスキンコンタクトシートとトップシートの間に形成された空隙に導くことができるため、便の漏洩を防ぐと共に、便が着用者の臀部に対してスキンコンタクトシートにより仕切られており、便が着用者の肌に接触しにくくなり、吸収性物品の交換時における負担を軽減することができる。しかも、尿が着用者の肌を伝ってスキンコンタクトシートに達しても、補助吸収体部の存在によってこれを吸収体に導くことができるため、尿の漏洩も抑制することができる。
【0042】
また、スキンコンタクトシートに伸縮可能な弾性部材を配置して着用者の肌にスキンコンタクトシートを密着させることができるため、吸収性部材のフィット性が向上し、便を確実に開口部からスキンコンタクトシートとトップシートの間に形成された空隙に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸収性物品を展開型おむつに応用した一実施例の平面図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図1のIII−III矢視断面図である。
【符号の説明】
11 展開型おむつ
12 バックシート
13C センターシート
13S サイドトップシート
14 吸収体
15 長手方向端縁
16 スキンコンタクトシート
17、18 サイドフラップ部
19 繰り抜き部
20 ファスニングテープ
21 脚周り弾性部材
22 切り欠き部(開口部)
23 弾性部材
24 空隙
25 補助吸収体
T 補助吸収部
Claims (3)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収体と、前記トップシートの上面に配置されて前記トップシートとの間に空隙を形成し、少なくとも股下部領域に開口部を有するスキンコンタクトシートを具備する使い捨て吸収性物品において、前記スキンコンタクトシートの長手方向両側縁部及び両端縁部は前記トップシート上に接合されており、後身頃側スキンコンタクトシート上の少なくとも一部に前記吸収体とは別の補助吸収体が配置され、前記スキンコンタクトシートの開口部の端縁部には、該端縁部に沿って延び、後身頃側頂点部において互いに交差した後、又は接近した後に、吸収性物品の幅方向両側縁に向って互いに離反するように前記後身頃の腰周り部まで延びて固定されている伸縮弾性部材が伸長状態で配置されており、使い捨て吸収性物品を着用者に装着した際に、伸縮弾性部材の収縮によって該開口端縁部が立ち上がり、着用者の臀部に密着することを特徴とする使い捨て吸収性物品。
- 前記スキンコンタクトシートは、液不透過性のシートからなることを特徴とする請求項1記載の使い捨て吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、後身頃のスキンコンタクトシートとトップシートとの間に追加の補助吸収体が配置固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の使い捨て吸収性物品。
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