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JP3805801B2 - 固定化された有機ゲルマニウム化合物 - Google Patents

固定化された有機ゲルマニウム化合物 Download PDF

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JP3805801B2
JP3805801B2 JP21522693A JP21522693A JP3805801B2 JP 3805801 B2 JP3805801 B2 JP 3805801B2 JP 21522693 A JP21522693 A JP 21522693A JP 21522693 A JP21522693 A JP 21522693A JP 3805801 B2 JP3805801 B2 JP 3805801B2
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隆文 春見
紀博 柿本
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、固定化された有機ゲルマニウム化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属ゲルマニウム(Ge)は、半導体として旧くから研究の対象になっていたものであるが、同時にこれを含む有機化合物に関する研究も盛んに行われ、種々の有機ゲルマニウム化合物が合成された。そして、これまでに様々な有用性、特に生理活性を有する有機ゲルマニウム化合物が発表されている。例えば、式
【化6】
Figure 0003805801
で表わされるカルボキシエチルゲルマニウムセスキオキサイドについては、免疫能活性作用、抗酸化作用、メーラード反応阻止作用等を発揮することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、上記カルボキシエチルゲルマニウムセスキオキサイドに代表される有機ゲルマニウム化合物の薬理活性試験は、ほとんどの場合水系で行なわれ、試験中又は試験後これを回収したり再利用することが困難である。そこで当該有機ゲルマニウム化合物の生理活性部位を保持させ、且つ、その有用性を損なわない固定化された有機ゲルマニウム化合物を提供することができれば、その回収、再利用が可能になる。更には、生理的に不活性な生体内物質を活性化物質に変換させたり、低価値物質を高価値物質に変換させるような酵素又は触媒的な効果を期待する場合には、上述した固定化によって生体内活性物質の連続収得が可能になる。
【0004】
本発明は、上述した従来技術を背景とし、貴重な生理活性有機ゲルマニウム化合物を実験系で用いられる溶媒(特に水)に対し不溶化させ、更にその活性が損なわれないようにした固定化された有機ゲルマニウム化合物を提供することを目的として行なわれた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明が採用した固定化された有機ゲルマニウム化合物は、式(I)
【化7】
Figure 0003805801
(式中、
【化8】
Figure 0003805801
は担体を、Zは担体に由来するメチレン基、ヒドロキシトリメチレン基(但し、ヒドロキシ基はトリメチレン基の2位に結合する。)、オキシカルボニル基(但し、酸素原子はカルボニル基と担体との間に位置する。)又はカルボニル基を、R及びRは水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアシル基により保護された又は保護されないアミノ基を、Xは水酸基、O−低級アルキル基、アミノ基又はOYで表される塩[Yは金属を示す]を、nは1以上の整数をそれぞれ示す。)
で表されることを特徴とするか、或いは、式(II)
【化9】
Figure 0003805801
(式中、
【化10】
Figure 0003805801
は担体を(アミド基の窒素は担体に由来する。)、R乃至Rは水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアシル基により保護された又は保護されないアミノ基を、nは1以上の整数をそれぞれ示す。)
で表されることを特徴とするか、或いは、式(III)
【化11】
Figure 0003805801
(式中、R乃至Rは水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアシル基により保護された又は保護されないアミノ基を、Xは水酸基、O−低級アルキル基、アミノ基又はOYで表される塩[Yは金属を示す]を、nは1以上の整数をそれぞれ示す)
で表される有機ゲルマニウム化合物をイオン交換樹脂に固定したことを特徴とするものである。
【0006】
以下に本発明を詳細に説明する。
【0007】
本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物は、前記式(I)又は(II)で表されるように、担体Pに対して有機ゲルマニウム化合物を固定化した構造を有するものであるので、まずこのような有機ゲルマニウム化合物について説明する。
【0008】
即ち、上記有機ゲルマニウム化合物としては、下記式(III)で表されるような、置換基R、R及びRと酸素官能基OXとを有するカルボン酸誘導体とゲルマニウム原子とが結合したゲルミルカルボン酸誘導体を基本骨格とし、当該基本骨格におけるゲルマニウム原子と酸素原子とが2:3の割合で結合したものを例示することができるのである。
【化12】
Figure 0003805801
【0009】
前記置換基R、R及びRは、同一或いは異なっており、それぞれ水素原子や、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基等のいわゆる低級アルキル基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアセチル基等により保護された又は保護されないアミノ基を、置換基Xは水酸基,O−低級アルキル基,アミノ基又はOYで表わされるカルボン酸の塩をそれぞれ示している。尚、Yはナトリウム,カリウム等の金属を示している。
【0010】
又、置換基R及びRは、ゲルマニウム原子に隣接する炭素に位置し(C)nで表される炭素鎖(但し、nは1以上の整数である)のそれぞれに、n=1、2・・・nとnが増加するに従いR11、R12・・・R1n及びR21、R22・・・R2nのように結合し、置換基Rは前記炭素鎖及び酸素官能基とにはさまれたメチン基に結合している。
【0011】
従って、本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物における有機ゲルマニウム化合物の部分に対応する有機ゲルマニウム化合物としては、以下の表1乃至表5に示すようなものを例示することができる。
【表1】
Figure 0003805801
【0012】
【表2】
Figure 0003805801
【0013】
【表3】
Figure 0003805801
【0014】
【表4】
Figure 0003805801
【0015】
【表5】
Figure 0003805801
【0016】
上記化合物中では、上記表1乃至表4に例示されるような、式(IV)
【化13】
Figure 0003805801
(式中、R乃至Rは水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアシル基により保護された又は保護されないアミノ基を、Xは水酸基、O−低級アルキル基、アミノ基又はOYで表される塩[Yは金属を示す]をそれぞれ示す)で表されるものが、原料として使用する際に入手が容易であるという点からは好ましい。
【0017】
而して、上記構造の有機ゲルマニウム化合物は様々な方法により製造することができるので、前記式(IV)で表される化合物について説明する。
【0018】
即ち、前記式(IV)においてX=OHのものは、例えば下記反応式に示すように、予め置換基R乃至Rを導入しておいたトリクロルゲルミルプロピオン酸等のトリハロゲルミルプロピオン酸を加水分解すれば良い。
【化14】
Figure 0003805801
【0019】
又、式(IV)においてX=O−低級アルキル基のようなものは、例えば、上記トリクロルゲルミルプロピオン酸にチオニルクロライド等を作用させて対応する酸ハロゲン化物に変換し、この酸ハロゲン化物に対し上記低級アルキル基に対応するアルコールを反応させた後に、加水分解すれば良く、又、式(IV)においてX=NHのものは、例えば前記酸ハロゲン化物にアンモニアを作用させた後に加水分解すれば良い。
【0020】
更に、式(IV)においてXがOYで表わされる金属塩であるものは、当該化合物に対し対応する金属水酸化物を作用させればよい。
【0021】
一方、前記式(III)において、nが1以上のものについても、原則として上記説明をした方法により製造することができる。
【0022】
上記のようにして得られた有機ゲルマニウム化合物に代表される本発明で使用する有機ゲルマニウム化合物について行った核磁気共鳴吸収(NMR)スペクトルや赤外線吸収(IR)スペクトル等の機器分析の結果は、これらの化合物が前記一般式で示されるものであることを良く支持している。
【0023】
尚、上記有機ゲルマニウム化合物を表わす式(III)は、結晶として単離した状態に相当するもので、水溶液中では、式、
【化15】
Figure 0003805801
なる構造をとり、担体と結合した後も同様のトリハイドロキシゲルミル構造をとることがわかっている。
【0024】
又、上記化合物(III)は、他の構造式によっても表すことができ、例えば、上記の化合物は下記構造式によって表される化合物と同一である。
【化16】
Figure 0003805801
【0025】
尚、本発明における有機ゲルマニウム化合物の毒性は極めて低く、例えば前記化合物(III)中、n=1、R=R=R=H、X=OHのもの(化合物番号:1、以下、有機ゲルマニウム化合物(1)のようにも表す)では、経口投与によるマウスのLD50で6g/Kg以上、ラットでは10g/Kg以上である。
【0026】
尚、前記式(III)で表される部分構造を有する有機ゲルマニウム化合物を適宜の担体に結合させる場合は、当該有機ゲルマニウム化合物を担体に直接に結合させても、スペーサー等を介して間接に結合させてもよい。
【0027】
更に詳しく説明すれば、前記式(I)で表される固定化された有機ゲルマニウム化合物を得るには、例えば置換基Rとしてアミノ基を有する有機ゲルマニウム化合物を、そのアミノ基と反応する官能基を有する担体と結合させればよく、以下のような反応により例示される。
【化17】
Figure 0003805801
【0028】
尚、上記式中の(Ge)−NHは置換基Rとしてアミノ基を有する有機ゲルマニウム化合物を、又、Pを付した◇は担体をそれぞれ表す(以下、同様とする)。
【0029】
又、上記の例とは逆に、例えばアミノ基を有する担体を、そのアミノ基と反応する官能基を有する有機ゲルマニウム化合物と結合させることにより、前記式(II)で表される固定化された有機ゲルマニウム化合物を得るようにしてもよく、以下のような反応により例示される。
【化18】
Figure 0003805801
【0030】
更に詳しく説明すれば、本反応において、本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物では、最終的に前記式(II)で表される構造を有するようになればよく、この構造は、以下の反応式に示すように、有機ゲルマニウム化合物のカルボキシル基を何らかの型で活性化し、担体に結合した後に酸化して導入することができる。
【化19】
Figure 0003805801
【0031】
尚、上記式で表わされる化合物中の−Ge(O1/2の存在形態は、一部は構造間で縮合してGe−O−Geとなり、残部はGe−OHとなっている。
【0032】
一方、本発明で使用する担体としては、アミノ基を有するものとして、キトサン、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、ポリリジン、水溶性キチン、ポリアミノポリスチレン等で代表されるポリアミン類、又はこれを架橋処理したものを、又、すでに架橋処理をほどこしてある商品である、アミノトヨパール、キトパール”BASIC”等を例示することができる。
【0033】
又、カルボキシル基を有するものとして、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸等で代表されるポリカルボン酸、又は、これらを架橋処理したものを、又、すでに架橋処理をほどこしてある商品であるCH−キトパール、AF−カルボキシトヨパール等をN−ヒドロシキこはく酸イミドエステル等で活性化した化合物を例示することができる。更に、トレシル基で活性化された担体は、ポリビニルアルコール、セルロース等で代表されるポリオール類をトレシルクロライドで処理して得ることができる。
【0034】
尚、すでに市販されている担体を用いるか、又は、通常の反応に倣い、例えば下記反応式の組み合わせにより、自在にスペーサーが結合した担体を得ることができる。
【化20】
Figure 0003805801
【0035】
更に、担体が本来有している反応活性部位の数を増やすために、担体を以下の反応式に示すような方法で修飾することもできる。
【化21】
Figure 0003805801
【0036】
又、前記式(III)で表される部分構造を有する有機ゲルマニウム化合物をイオン結合により担体に結合させる場合、担体としては、アンバーライトIRA400(商品名)、アンバーライトIRA410(商品名)、DEAEセファデックスA−25(商品名)に代表されるような種々の陰イオン交換樹脂、又は、アンバーライトIR−120B(商品名)に代表されるような種々の陽イオン交換樹脂を例示することができる
【0037】
上記説明した本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物については、様々な実験系に入れ又は取り出して検討をしたところ、有機ゲルマニウム化合物の一部がアルドヘキソースであるグルコースをケトヘキソースであるフルクトースへ異性化することを確認することができた。
【0038】
異性化糖は、グルコース(ブドウ糖)の一部を異性化して得られるグルコースとフルクトース(果糖)との混合物で、甘味の少ないグルコースを甘味の強いフルクトースへ一部変換し、砂糖(ショ糖)に近い甘味を持たせたものであり、現在では、トウモロコシデンプン等のデンプンを液化し、グルコアミラーゼで糖化した糖液中のグルコースを異性化酵素によりフルクトースに異性化することにより製造されている。
【0039】
そして、上記異性化は、約60℃の反応温度でグルコースの約50%をフルクトースへ異性化することができるのであるが、この異性化を前記本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物の存在下に行ったところ、異性化率が有意に向上したのである。
【0040】
【実施例】
次に本発明を実施例により更に詳細に説明する。
【0041】
(有機ゲルマニウム化合物の合成)
アクリル酸(CHCHCOOH)に対しトリクロルゲルマン(ClGeHを付加させてトリクロルゲルミルプロピオン酸(ClGeCHCHCOOH)を得、これを加水分解することにより、化合物番号(1)の有機ゲルマニウム化合物(以下、有機ゲルマニウム化合物(1)のようにも表す)を合成し、更に同様の方法により他の有機ゲルマニウム化合物を合成した。
【0042】
実施例1
前記反応式(1)に従い、AF−TresylTOYOPEARL(商品名)ゲル1gに有機ゲルマニウム化合物(18)0.5gの水酸化ナトリウム水溶液を加え、pH=10で一夜振盪した。得られたゲルをカラムにつめて蒸留水約1.2リットルで洗い、フェニルフルオロン試薬で発色しないことを確認した。このゲルの一部(3ml)を濾取、乾燥(50℃、14時間、3mmHg)したもののゲルマニウム含有量については、原子吸光分析により3.55mg/乾燥ゲル1gの値を得た。
【0043】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、同様の方法により固定化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表6に示す。尚、表中のゲルマニウム含有量の単位は、mg/乾燥ゲル1gである(以下、同様とする)。
【表6】
Figure 0003805801
【0044】
実施例2
前記反応式(2)に従い、AF−EpoxyTOYOPEARL(商品名)ゲル1gに有機ゲルマニウム化合物(18)0.5gの炭酸カリウム水溶液を加えpH≒9.5で一夜振盪した。得られたゲルをカラムにつめて蒸留水で充分に洗い、フェニルフルオロン試薬で発色しないことを確認した後、このゲル1mlを濾取、乾燥して、0.2gを得た。原子吸光分析よれば、このゲルのゲルマニウム含有量は9.82mgであった。
【0045】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、同様の方法により固定化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表7に示す。
【表7】
Figure 0003805801
【0046】
実施例3
前記反応式(3)に従い、”CNBr活性化”Sepharose4B(商品名)ゲル1gに有機ゲルマニウム化合物(18)0.5gの0.1mol炭酸カリウム水溶液を加え、pH≒8.5で一夜振盪した。得られたゲルをカラムにつめて蒸留水約1リットルで洗い、フェニルフルオロン試薬で発色しないことを確認した後、このゲル3mlを濾取、乾燥し、乾燥ゲル0.11gを得た。原子吸光分析よれば、このゲルのゲルマニウム含有量は乾燥ゲル1gに23.2mgであった。
【0047】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、同様の方法により固定化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表8に示す。
【表8】
Figure 0003805801
【0048】
実施例4
前記反応式(4)に従い、活性化CH−Sepharose4B(商品名)3gに、0.1mol炭酸カリウムでpH=8.5に設定した有機ゲルマニウム化合物(18)2.5g(6.8mmol)の溶液を加え、室温で16時間振盪した。反応終了後、ゲルを濾取し、カラムにつめて、水、1.5リットルで洗浄した。原子吸光分析値よれば、このゲルのゲルマニウム含有量は21mgであった。
【0049】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、同様の方法により固定化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表9に示す。
【表9】
Figure 0003805801
【0050】
実施例5
前記反応式(4)に従い、活性化CH−Sepharose4B(商品名)2gにグリシルグリシン(m.w=132.12)2gを0.1mol炭酸水素ナトリウムでpH=8.3に設定した溶液を加え、超音波をかけた後、16時間振盪した。ゲルを濾取し、カラムにつめて、水1リットルで洗浄した。ゲルを濾取して、DMFで洗い、DMF50mlに懸濁し、N−ヒドロキシこはく酸イミド(m.w=115.09)3g(0.026mol)、DCC5.7g(0.028mol)のDMF溶液を加え、超音波をかけた後、18時間振盪した。ゲルを濾取して、DMFで洗い、カラムにつめて、DMF1.5リットルで洗浄した。
【0051】
上記ゲルを濾取し、これに0.1mol炭酸カリウムでpH=8.5に設定した。有機ゲルマニウム化合物(18)3.5gの溶液を加え、超音波をかけた後、28時間振盪した。反応終了後、ゲルを濾取してカラムにつめ水2.5リットルで洗浄した後、メタノール1lで洗浄した。原子吸光分析によれば、このゲルのゲルマニウム含有量は17mgであった。尚、このゲルは有機ゲルマニウム化合物18をグリシルグリシンを介して固定化したものである。
【0052】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、同様の方法により固体化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表10に示す。
【表10】
Figure 0003805801
【0053】
実施例6
前記反応式(5b)に従い、N−アセチル−3−トリヒドロゲルミルアラニンとN−ヒドロキシこはく酸イミドからDCCを作用させて得た、N−アセチル−3−トリヒドロゲルミルアラニンのN−ヒドロキシこはく酸イミドエステル(分子量:302.811)3.0g(0.01mol)のDMF溶液をEAH−Sepharose4B3gに加えて、一夜振盪した。ゲルを濾取して、DMFメタノールで洗って、再びメタノールに懸濁し、m−クロロ過安息香酸(以下、MCPBAと略す)2gを加え、一夜振盪した。ゲルを濾取し、メタノールで洗ってカラムにつめ、更に、メタノール約1.5lで洗浄した。この一部を濾取して80℃、3mmHgで3時間乾燥したもののゲルマニウム含有量は、27mgであった。
【0054】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、同様の方法により固定化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表11に示す。
【表11】
Figure 0003805801
【0055】
実施例7
前記反応式(5b)に従い、30%ポリエチレンイミン水溶液をエバポレートして、水を除き、メタノール溶液を調製した。この一部をエバポレートして、ポリエチレンイミン0.23g(0.0053mol)得た。これをTHF20mlに溶解して、攪拌下、以下の式で示される有機ゲルマニウム化合物3gのTHF溶液を加えたところ、瞬間的に不溶性のゲルが析出したが、DMF20mlを加えて、一夜攪拌を続けた。
【化22】
Figure 0003805801
【0056】
このゲルの一部をとって、濾取し、アセトン、メタノールで洗浄して、乾燥し、IRスペクトルを測定したところ、2068(s,sharp) 937(m) 828 (vs)cm−1にGeHの吸収が、1636cm−1(vs)にアミドの吸収が確認された。このゲルの上ずみ液を除き、メタノールを加え、再び上ずみ液を除く操作を3回行ない、MCPBAのメタノール溶液を加えて15分超音波にかけた後、一夜攪拌し、ゲルを濾取、メタノール洗い、アセトン洗いをした。この一部を乾燥し、IRスペクトルを測定したところ、HGeの吸収は消失して、800〜900cm−1近傍にブロードの吸収が観測された。このゲルのゲルマニウム含有量は124mgであった。尚、このゲルは有機ゲルマニウム化合物1を固定化したものである。
【0057】
上記と同様にして、有機ゲルマニウム化合物9を固定化した。得られたゲルのゲルマニウム含有量は124mgであった。
【0058】
実施例8
前記反応式(5c)と同様にして、キトパール”Basic”(商品名)(1ml=5×10−5mol活性)50mlをメタノールで置換し、以下の式で示される有機ゲルマニウム化合物(以下、この化合物をゲルマニウム酸無水物と略す。)2.35g(0.0125mol)のメタノール溶液を加えて200mlとし、一夜攪拌した。濾取し、メタノール洗浄してその一部を乾燥し、IRスペクトルを測定したところ、2080cm−1にゲルマンの吸収が観られた。
【化23】
Figure 0003805801
【0059】
尚、上記ゲルマニウム酸無水物は、イタコン酸にトリクロルゲルマンを付加させてトリクロルゲルミル体とし、該トリクロルゲルミル体を水素化ホウ素ナトリウム等で還元してトリヒドロ体とし、該トリヒドロ体に前記DCCを作用させて得られたものである。
【0060】
上記ゲルをメタノールに懸濁し、MCPBA3gを加えて一夜攪拌し、ゲルを濾取、メタノールで洗浄し、水洗した。このゲルのゲルマニウム含有量は25.2mgであった。尚、このゲルは有機ゲルマニウム化合物8を固定化したものである。
【0061】
実施例9
前記反応式(5c)に従い、EAH−Sepharose4B(商品名)3gをメタノール25mlに懸濁し、前記ゲルマニウム酸無水物1.1g(5.8mmol)のメタノール溶液を加え、一夜振盪した。
【0062】
反応終了後、ゲルを濾取して、メタノールで洗浄し、再びメタノール35mlに懸濁して、MCPBA1.5g(8.7mmol)を加え、超音波をかけた後、一夜振盪した。ゲルを濾取して、カラムにつめ、メタノール800cc、水500ccで洗浄した。このゲルのゲルマニウム含有量は31mgであった。
【0063】
実施例10
前記反応式(5c)と同様にして、キトサン(分子量:(161.16))1.0g(0.0062mol)を20mlの3%酢酸水溶液に少量づつ加えて溶解し、メタノール220mlを加え、超音波を10分かけた後、前記ゲルマニウム酸無水物10gを加え、超音波を2時間かけた。
【0064】
反応終了後、エバポレートして反応液を約100mlとし、ゲルを濾取してメタノールで洗浄し、再びメタノールに懸濁し、MCPBA4.2gのメタノール溶液を加えて超音波を2時間かけた。ゲルを濾取、メタノール、アセトンで洗浄し乾燥した。原子吸光分析によれば、このゲルのゲルマニウム含有量は乾燥ゲル1g中133mgであった。尚、このゲルは有機ゲルマニウム化合物8を固定化したものである。
【0065】
実施例11
前記反応式(5c)と同様にして、ポリアリルアミン塩酸塩(分子量:(93589))1.0g(0.0107mol)を水に溶解し、氷冷下、攪拌しながら水酸化ナトリウム0.43gの水溶液を加えた。エバポレートし、エタノールを加えて反応液を濾取し、塩化ナトリウムを除去した。このエタノール溶液に攪拌下、前記ゲルマニウム酸無水物2.1gを加え、超音波を30分間かけた。
【0066】
析出したゲルを濾取し、再びメタノールに懸濁し、MCPBA7gを加えて超音波を2時間かけた。ゲルを濾取、アセトンで洗浄し乾燥した。原子吸光分析によれば、このゲルのゲルマニウム含有量は乾燥ゲル1g中195mgであった。尚、このゲルは有機ゲルマニウム化合物8を固定化したものである。
【0067】
実施例12
前記反応式(7)に従い、エポキシトヨパール2gを水20ccに懸濁し、ペンタエチレンヘキサミン1.5gを加え、超音波を2時間かけた後、室温で24時間振盪した。得られたゲルを超音波にかけ、水洗を繰り返した後、フィルターで濾取して得たゲルをカラムにつめ、水約1リットルで洗浄し、さらにメタノール約0.5リットルで洗浄した。このゲルをメタノール20mlに懸濁して、前記ゲルマニウム酸無水物1.5gのメタノール溶液8ccを加え、室温で18時間振盪した。
【0068】
このゲルを濾取して、メタノールで洗浄し、再びメタノールに懸濁させて、MCPBA3gを加え、20時間振盪した。ゲルを濾取して、カラムにつめて、メタノール500ccで洗浄し、次にpH=8.5の炭酸カリウム水溶液で洗浄、次にpH=4の希塩酸で洗浄した。原子吸光分析によれば、このゲルのゲルマニウム含有量は59.9mgであった。尚、このゲルは有機ゲルマニウム化合物8をペンタエチレンヘキサミンを介して固定化したものである。
【0069】
実施例13
前記反応式(7)と同様にして、トレシルトヨパール3gを30ccの水に懸濁し、ペンタエチレンヘキサミン1.5g(6.5mmol)を加え、3日間振盪した。ゲルを濾取して、カラムにつめ、水700ccで洗浄した。このゲルをメタノール30mlに懸濁して、以下の式で示される有機ゲルマニウム化合物2g(8.1mmol)を加え、超音波を30分かけた後、2日間振盪した。
【化24】
Figure 0003805801
【0070】
ゲルをカラムにつめて、1.5リットルのメタノールで洗浄した後、再びメタノール35mlに懸濁して、MCPBA2.5g(15mmol)を加え、超音波を30分かけた後、3日間振盪した。ゲルを濾取し、カラムにつめて、メタノール700cc、水1.5リットルで洗浄した。このゲルのゲルマニウム含有量は19.53mgであった。尚、このゲルは有機ゲルマニウム化合物1をペンタエチレンヘキサミンを介して固定化したものである。
【0071】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、実施例1と同様の方法により固定化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表12に示す。
【表12】
Figure 0003805801
【0072】
実施例14
イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400(OH−)10mlをカラムに詰め、有機ゲルマニウム化合物(18)の水容液を通過させ、固定化した。原子吸光分析によれば、このゲルのゲルマニウム含有量は0.36gであった。
【0073】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、固定化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表13に示す。
【表13】
Figure 0003805801
【0074】
実施例15
DEAESephadex(A−25)(商品名)10gを常法により洗浄、活性化し濾取して36.84gを得た。この1/10量(3.7g)をカラムに充填して水洗した後、有機ゲルマニウム化合物(18)1.05g(28mmol)の水溶液を加え、ペリスタルチェックポンプを使って循環した。過剰の有機ゲルマニウム化合物を回収し、約500ccの蒸留水で洗浄しニンヒドリン試薬でチェックして、水洗されたことを確認した。水洗濾液を濃縮し、回収分画と合わせ0.85g得た。従って、有機ゲルマニウム化合物の含有量(吸着量)は0.2gであった。このゲルを1ml定容として濾取、乾燥(3mmHg、80C、3時間)したもののゲルマニウム含有量は22.7mgであった。
【0075】
他の有機ゲルマニウム化合物を使用し、同様の方法により固定化された有機ゲルマニウム化合物を得た。結果を以下の表14に示す。
【表14】
Figure 0003805801
【0076】
実施例16
反応式(5d)に従い、ポリ(ビニルベンジルクロライド)(分子量:[152.67])10g(0.655mol)を、1リットルのフラスコ内でo−ジクロルベンゼン150mlに溶解し、この溶液に予め調製したp−アミノけい皮酸ナトリウム水溶液100ml(12.8g/3.3gNaOH/100ml水)、アドゲン464(商品名、アルドリッチ社製界面活性剤)(1.5g)を加え、100℃で2時間反応させたところ、ゲルが析出した。2.5時間反応させ、反応系を室温に戻した後、ゲルを濾集した。ベンゼン、メタノール及び蒸留水でゲルを洗った後、乾燥して、IRスペクトルを測定した。
IR:1703cm−1(COOH)
【0077】
上記ポリマーをクロロホルム150mlに懸濁し、撹拌下にトリクロルゲルマン28g(0.155mol)を加え、1時間の超音波処理を行った後、室温で24時間撹拌した。濃塩酸を加えて撹拌し、塩酸層を分離して未反応のトリクロルゲルマンを除去し、ゲルを濾集し、濃塩酸、クロロホルム及びメタノールで洗った。更にゲルを蒸留水で数回洗った後、乾燥して、IRスペクトルを測定した
IR:1717cm−1(COOH)
【0078】
上記のようにして得られた樹脂を、ビーカー中で撹拌下、PH=11を維持しつつ水酸化ナトリウム溶液で洗うことにより、以下の式で表される目的化合物を得た。原子吸光分析によるゲルマニウム含有量は24%であった。尚、得られた化合物におけるmとmとの比は、約1:2であった。
【化25】
Figure 0003805801
【0079】
参考例1
グルコースのフルクトースへの異性化(I)
(1)基質溶液
1Mグルコース−40mMマグネシウム溶液を0.5MMOPS含有するMOP緩衝液(pH8.0)で2倍に希釈し、0.5Mグルコース−20mMマグネシウム溶液を得た。
【0080】
(2)酵素液
放線射菌Streptomyces griseofuscus S−41より抽出、精製したグルコースイソメラーゼを用いた。比活性は19.77(U/mg)、蛋白量は1.87(mg/ml)であった。
【0081】
(3)固定化された有機ゲルマニウム溶液
表15に示す固定化された有機ゲルマニウム化合物を使用し、24時間振盪(60往復/分)して溶解した。
Figure 0003805801
【表15】
Figure 0003805801
4)酵素異性化反応
1.5ml容のエッペンドルフチューブに、前記基質溶液0.25mlと、有機ゲルマニウム溶液A、B、C各0.25mlを入れ、よく混合した後、氷中で冷やしつつ前記酵素溶液0.25mlを加えた。pHを測定し0時間目のサンプリングをした後、60℃の恒温槽で24時間反応させた。サンプリングは、予め25μlの0.5N次亜塩素酸を入れた1.5ml容のエッペンドルフチューブに反応液から25μl添加する方法で行った。グルコース/フルクトース量の分析は、450μlの超純水で20倍に希釈し、800rpmで3分間遠心した後、高速液体クロマトグラフィー(島津LC9A、SCR−101(C)カラム)で行った。又、再使用試験は、反応終了後、反応液のpHを酸性にして固定化有機ゲルマニウムを沈澱回収し、水で3回洗浄した。これを再度アルカリで溶解させた後、基質及び酵素溶液を加えて反応させた。
【0082】
(4)結果
以下の表16のとおりであり、固定化された有機ゲルマニウム化合物を添加しない対照区では、24時間後の異性化率は50%に留まったが、本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物を添加した場合は、異性化率でブランクを上回った。
【表16】
Figure 0003805801
【0083】
(5)再使用
上記固定化された有機ゲルマニウム化合物を再使用した場合の活性については、同様に若干の低下がみられるが、活性を維持しており、本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物は回収及び反復使用が可能であることが明かとなった。
【0084】
参考例2
グルコースのフルクトースへの異性化(II)
酵素を使用することなく上記参考例1と同様にグルコースのフルクトースへの異性化を行ったところ、以下の表17に示すような結果を得た。尚、表17における「対照」は酵素を使用した場合の異性化率を示している。
【表17】
Figure 0003805801
【0085】
参考例3
グルコースのフルクトースへの異性化(III)
(1)基質溶液
30gのグルコース及び739.5mgの硫酸マグネシウム7水塩を、約80mlの加温した0.25M MOPS緩衝液(pH8.0)中に添加し、完全に溶解した後、同緩衝液で100mlとした。
【0086】
(2)酵素液
放線菌Streptomyces griseofuscus S−41より抽出、精製したグルコースイソメラーゼを用いた。比活性は19.77(U/mg)、蛋白量は1.87(mg/ml)であった。
【0087】
(3)酵素異性化反応
以下に示す固定化された有機ゲルマニウム化合物1ml(膨潤容積)を採り、濾紙上に置いて水分を充分吸い取った後、3ml容のサンプルチューブに入れ、前記基質溶液0.7〜0.8mlを加えて(樹脂がすべて浸るように)一夜放置した。ピペットで余分な基質溶液を吸い取って除去した後、新しい基質溶液0.25mlを添加し、60℃の恒温槽に2〜3分浸した後、酵素液0.25mlを加えて振盪(90往復/分)しながら24時間反応させた。
Figure 0003805801
【0088】
(4)結果
有機ゲルマニウム化合物無添加の対照では、やはり約6時間で反応は平衡に達し、異性化率は50%に留まったが、本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物を添加した場合は、異性化率でブランクを上回った。即ち、表18に示す様に24時間後の異性化率は、固定化された有機ゲルマニウム化合物(4)を使用した場合で66.4%、固定化された有機ゲルマニウム化合物(5)を使用した場合で69%、固定化された有機ゲルマニウム化合物(6)を使用した場合70%であった。
【0089】
(5)再使用
上記固定化された有機ゲルマニウム化合物を再使用した場合の活性については、同様に、若干の低下がみられるが、活性を維持しており、本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物は回収及び反復使用が可能であることが明かとなった。
【表18】
Figure 0003805801
【0090】
他の固定化された有機ゲルマニウム化合物を使用した場合も、以下の表19に示すように上記とほぼ同様の結果を得た。
【表19】
Figure 0003805801
【0091】
参考例4
グルコースのフルクトースへの異性化(IV)
酵素を使用することなく上記参考例3と同様にグルコースのフルクトースへの異性化を行ったところ、以下の表20に示すような結果を得た。尚、表20における「対照」は酵素を使用した場合の異性化率を示している。
【表20】
Figure 0003805801
【0092】
参考例5
実施例16で製造したポリマー7gをPH=11の水溶液に一夜浸しておいたところ、溶液はPH=9.7になっていた。ポリマーを濾集、水洗して30mlフタ付きバイアルに入れ、純水10mlを加え、スターラーとPH電極をセットした後、NaOH水溶液(0.5g/50ml)でPH=11.31とした。この溶液に窒素ガスをバブリングした後、グルコース100mgを加え、撹拌下にPHを測定したところ、PH=10.9まで低下していた。PH=11.21に再度調整して、フタをしめて1時間、70℃の湯浴で加熱した。冷却後、G3のグラスフィルターで吸引下にポリマーを濾集した。10mlの純水で2回洗いPH=0.8の希塩酸で中和して濃縮することにより、第1液20mlを得た。次に、110mlの純水で洗い中和して濃縮することにより第2液10mlを得た。最後に、PH=0.8の希塩酸で洗い、水洗してPH=2.7の溶液を得、これを希NaOH水溶液で中和して濃縮することにより第3液10mlとした。
【0093】
上記第1乃至第3液のグルコース含有率及びフルクトース含有率を、高速液体クロマトグラフにより測定した。結果を以下の表21に示す。
【表21】
Figure 0003805801
即ち、フルクトース異性化率は49.11%であり、第2液及び第3液では、グルコースがわずか4.8%であるのに対し、フルクトースは35.8%でありグルコースとフルクトースの合計は85.81%であった。
【0094】
【発明の効果】
本発明は、上記説明のとおり所定の構造を有する有機ゲルマニウム化合物を適宜の担体に固定化してなるものであるから、当該有機ゲルマニウム化合物の生理活性部位を保持しつつ、その有用性を損なうこともなく、貴重な生理活性物質の回収、再利用が可能になった。
【0095】
実際にも、本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物をグルコースに対し作用させてみると、前記グルコースのフルクトースへの異性化が有意に促進され、しかも、グルコースに対し複数回作用させても、本発明の固定化された有機ゲルマニウム化合物は高い活性を保持していた。

Claims (3)

  1. 式(I)
    Figure 0003805801
    (式中、
    Figure 0003805801
    は担体を、Zは担体に由来するメチレン基、ヒドロキシトリメチレン基(但し、ヒドロキシ基はトリメチレン基の2位に結合する。)、オキシカルボニル基(但し、酸素原子はカルボニル基と担体との間に位置する。)又はカルボニル基を、R及びRは水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアシル基により保護された又は保護されないアミノ基を、Xは水酸基、O−低級アルキル基、アミノ基又はOYで表される塩[Yは金属を示す]を、nは1以上の整数をそれぞれ示す。)
    で表されることを特徴とする固定化された有機ゲルマニウム化合物。
  2. 式(II)
    Figure 0003805801
    (式中、
    Figure 0003805801
    は担体を(アミド基の窒素は担体に由来する。)、R乃至Rは水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアシル基により保護された又は保護されないアミノ基を、nは1以上の整数をそれぞれ示す。)
    で表されることを特徴とする固定化された有機ゲルマニウム化合物。
  3. 式(III)
    Figure 0003805801
    (式中、R乃至Rは水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基又はアシル基により保護された又は保護されないアミノ基を、Xは水酸基、O−低級アルキル基、アミノ基又はOYで表される塩[Yは金属を示す]を、nは1以上の整数をそれぞれ示す。)
    で表される有機ゲルマニウム化合物をイオン交換樹脂に固定したことを特徴とする固定化された有機ゲルマニウム化合物。
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