JP3800741B2 - 無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクセルペダルから足を放した時における無段変速機の足放しアップシフト変速を適切に実行するための変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
Vベルト式無段変速機や、トロイダル型無段変速機に代表される無段変速機は、エンジン要求負荷および車速などの走行条件から目標変速比を求め、実変速比が所定の応答をもってこの目標変速比に達するよう変速制御するのが普通である。
従って、運転者がアクセルペダルを踏み込んでエンジン要求負荷を増すような加速時は、目標変速比が大きくなる(低速側の変速比になる)よう変更され、無段変速機は当該大きくされた目標変速比に向けて無段階にダウンシフト変速され、
逆に運転者がアクセルペダルを戻してエンジン要求負荷を低下させるような低負荷運転時は、目標変速比が小さくなる(高速側の変速比になる)よう変更され、無段変速機は当該小さくされた目標変速比に向けて無段階にアップシフト変速される。
【0003】
従って、アクセルペダルから足を放す、所謂足放し時において無段変速機は、相対的に小さな高速側の変速比に向けてアップシフト変速されることになる。
この場合、目標変速比の低下速度が急なこともあって、実変速比が変速終了近辺において目標変速比よりも一旦小さくなる、変速比のアンダーシュートが生ずるのを免れない。
そして、当該アップシフト変速はエンジン回転数の低下を惹起し、上記のアンダーシュートはエンジン回転数を大きく低下させることとなる。
【0004】
図7のように、瞬時t1 にアクセルペダルから足を放してスロットル開度TVOが0/8の全閉になった場合について詳述すると、
当該足放しに伴い図示のごとく高速側の小さな変速比に急変した最終目標変速比iP0に対して指定の変速応答となるような、演算により求められた過渡目標変速比iPTに実変速比iP が追従するよう無段変速機は変速制御される。
かかる足放しアップシフト変速の進行にともない、エンジン回転数Ne も図示のごとくに低下する。
ところで、足放し時のアップシフト変速は上記したように最終目標変速比iP0の段差が大きくて急なこともあって、図7にハッチングAを付して示すように変速終了近辺で実変速比iP が最終目標変速比iP0よりも一旦小さくなる、変速比のアンダーシュートが生ずる。
そして、当該アンダーシュートAを伴ったアップシフト変速はエンジン回転数Ne を、図7にBで示すように一旦大きく低下させることとなる。
【0005】
一方で、上記のようにアクセルペダルから足を放した惰性走行時は、エンジンからの動力が不要であることから、エンジンの燃費を良くするために当該惰性走行中、エンジンへの燃料供給を中断(フューエルカット)するようにしたフューエルカット装置がエンジンには装備されている。
このフューエルカット装置は、フューエルカット中にエンジン回転数が低下してフューエルリカバー回転数になったところで、エンジンストール(エンジン停止)を回避するために、エンジンへの燃料供給を再開(フューエルリカバー)する用もなす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで図7に明示するが、上記のように一般の無段変速機において不可避な足放しアップシフト変速時のアンダーシュートAが原因で生ずるエンジン回転数の大幅な低下Bは、アクセルペダルから足を放した惰性走行故に実行されるフューエルカット中において、エンジン回転数Ne をフューエルリカバー回転数NcU T 以下の回転数に低下させてしまい、エンジンはフューエルリカバーで燃料供給を再開されることとなる。
かかるフューエルリカバーは、エンジンの燃費を悪化させるだけでなく、フューエルリカバーでエンジン出力が大きくなることから、また、当該惰性走行中はフューエルカット時間を稼ぐためにトルクコンバータを入出力要素間を直結したロックアップ状態にしていることとも相俟って、フューエルリカバーショックを生ずる。
【0007】
かと言って、前記変速比のアンダーシュート時にエンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下することのないよう、同じ走行条件でも目標変速比を大きく(低速側の変速比に)設定して定常のエンジン回転数を高くすることも考えられるが、この場合、エンジン回転数の高い状態が長時間続くことになって燃費の悪化を招くことから、実際的な解決策とは言えず、この対策は採用しないのが常識的である。
【0008】
請求項1に記載の第1発明は、上記の問題を生ずるような足放しアップシフト変速時は変速速度を低下させることにより、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのないようにして、上記の問題解決を実現することを目的とする。
【0009】
第1発明は更に、上記変速速度の低下を足放しアップシフト変速の終盤に行うだけで、上記のようなアンダーシュートを生ずることがなくなるとの事実認識にもとづき、上記変速速度の低下操作を必要最小限にすることをも目的とするものである。
【0010】
第1発明は更に、足放しアップシフト変速の終盤において行う上記変速速度の低下の好適な実行期間を定めることをも目的とする。
【0011】
請求項2に記載の第2発明は、上記変速速度の低下を一層簡単に実現可能にすることを目的とするものである。
【0012】
請求項3に記載の第3発明は、上記変速速度の低下が不必要な車速域で無駄に実行されることのないようにすることを目的とする。
【0013】
請求項4に記載の第4発明は、無段変速機のアップシフト変速時にエンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのないよう変速速度を低下させるが、かかる変速速度の低下が、変速比のアンダーシュートを生じない車速域で無駄に実行されることのないようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
これらの目的のため、先ず第1発明による無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置は、
アクセルペダルの踏み込み加減で出力を決定されるエンジンからの回転を変速して車輪に伝える無段変速機を搭載した車両であって、該無段変速機が、車両走行条件に応じ定めた最終目標変速比を所定応答で実現するための過渡目標変速比を求め、実変速比がこの過渡目標変速比に一致するよう変速制御されるものである車両において、
前記アクセルペダルからの足放しにより生ずる無段変速機のアップシフト変速時は、前記最終目標変速比および過渡目標変速比間における目標変速比偏差の絶対値が設定偏差に低下した時より足放しアップシフト変速速度を低下させることで、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのない構成にし、
前記設定偏差を車速に応じて変化させ、車速ごとに、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずる目標変速比偏差でのみ、前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせるよう構成したことを特徴とするものである。
【0015】
第2発明による無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置は、上記第1発明において、
前記無段変速機は前記最終目標変速比と所定の時定数とから前記過渡目標変速比を求めるものとし、該時定数を操作して前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせるよう構成したことを特徴とするものである。
【0018】
第3発明による無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置は、上記第1発明または第2発明において、
エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのない高車速域では、前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせないよう構成したことを特徴とするものである。
【0019】
第4発明による無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置は、
アクセルペダルの踏み込み加減で出力を決定されるエンジンからの回転を変速して車輪に伝える無段変速機を搭載した車両において、
前記アクセルペダルからの足放しにより生ずる無段変速機のアップシフト変速時は変速速度を低下させることで、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのない構成にし、
該変速比のアンダーシュートを生ずることのない高車速域では、前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせないよう構成したことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の効果】
エンジンはアクセルペダルの踏み込み加減で出力を決定され、無段変速機はエンジンからの回転を変速して車輪に伝え、車両を走行させる。
変速に際し無段変速機は、車両走行条件に応じ定めた最終目標変速比を所定応答で実現するための過渡目標変速比を求め、実変速比がこの過渡目標変速比に一致するよう変速制御される。
アクセルペダルから足を放すと無段変速機はアップシフト変速を行い、この足放しアップシフト変速時、第1発明においてはその変速速度を、最終目標変速比および過渡目標変速比間における目標変速比偏差の絶対値が設定偏差に低下した時より低下させる。
これにより、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることがなくなり、
当該アンダーシュート(エンジン回転数の低下)が原因で従来生じていた前記の問題、
つまり、アクセルペダルから足を放した惰性走行故に実行されているフューエルカットが一旦中断されてエンジンがフューエルリカバーされ、エンジンの燃費を悪化させるという問題や、
同じくフューエルリカバーでエンジン出力が一旦大きくなって、フューエルリカバーショックが生ずるという問題を解消することができる。
【0021】
また第1発明においては、上記アップシフト変速速度の低下を、目標変速比偏差の絶対値が設定偏差に低下した時より、つまり、変速の終盤においてのみ実行させるから、
上記の作用効果をそのまま達成しつつ、目標変速比偏差の絶対値が設定偏差に低下までのアップシフト変速の中盤までの間において無駄に変速速度の低下操作がなされるのを防止し、変速応答性の悪化を最小限にすることができる。
【0022】
第1発明においては更に、上記最終目標変速比および過渡目標変速比間における目標変速比偏差の絶対値が設定偏差に低下した時より、上記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせることから、
足放しアップシフト変速の終盤において行う上記変速速度の低下の実行期間を好適なものにすることができる。
第1発明においては更に、上記設定偏差を車速に応じて変化させることから、
車速ごとに、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずる目標変速比偏差でのみ、上記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせることができ、
足放しアップシフト変速の終盤において行う上記変速速度の低下の実行期間を一層好適なものにし得る。
【0023】
第2発明においては、前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせるに際し、最終目標変速機から過渡目標変速比を求めるときに用いる時定数を操作して当該変速速度の低下を実現するから、この変速速度の低下を一層簡単に実現可能である。
【0024】
第3発明においては、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのない高車速域では、上記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせないことから、
上記変速速度の低下が不必要な車速域で無駄に実行されることのなくなり、これによる変速応答の低下を回避することができる。
【0025】
第4発明においては、無段変速機の足放しアップシフト変速時にその変速速度を低下させるから、
エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることがなくなり、
当該アンダーシュート(エンジン回転数の低下)が原因で従来生じていた前記の問題、つまり、アクセルペダルから足を放した惰性走行故に実行されているフューエルカットが一旦中断されてエンジンがフューエルリカバーされ、エンジンの燃費を悪化させるという問題や、同じくフューエルリカバーでエンジン出力が一旦大きくなって、フューエルリカバーショックが生ずるという問題を解消することができる。
第4発明においては更に、上記変速比のアンダーシュートを生ずることのない高車速域では、前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせないことから、
上記足放しアップシフト変速速度の低下が不必要な車速域で無駄に実行されることのなくなり、これによる変速応答の低下を回避することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態になる無段変速機の変速制御装置10を機能別ブロック図により示すもので、
この変速制御装置10は、図示しなかったが入力側プーリであるプライマリプーリと、出力側プーリであるセカンダリプーリとの間にVベルトを掛け渡し、両プーリのV溝幅を変化させてこれらプーリに対するVベルトの巻き掛け円弧径を変更することにより変速比を無段階に変化させ得るVベルト式無段変速機のために構成した変速制御装置とする。
【0027】
変速制御装置10には、上記プライマリプーリの回転数Npri を検出するプライマリプーリ回転センサ11からの信号と、
上記セカンダリプーリの回転数Nsec を検出するセカンダリプーリ回転センサ12からの信号と、
車速VSPを検出する車速センサ13からの信号と、
無段変速機の前段におけるエンジンのスロットル開度TVOを検出するスロットル開度センサ14からの信号と、
無段変速機の選択レンジ(駐車レンジP、後進走行レンジR、前進通常走行レンジD、前進スポーツ走行レンジDS )を検出するインヒビタスイッチ15からの信号とを入力する。
【0028】
本実施の形態においては変速制御装置10を特に、目標プライマリ回転数演算部21と、最終目標変速比演算部22と、変速比リミッター23と、過渡目標変速比演算部24と、実変速比演算部25と、目標変速比偏差演算部26と、時定数演算部27と、時定数下限リミッター28と、時定数変化速度上限リミッター29と、モータ駆動信号演算部30とで構成する。
【0029】
目標プライマリ回転数演算部21は、センサ13および14で検出した車速VSPおよびスロットル開度TVOから、図2の変速線図に対応した変速マップをもとに、目標プライマリ回転数Npri * を検索し、
最終目標変速比演算部22は、上記の目標プライマリ回転数Npri * をセカンダリプーリの回転数Nsec で除算することにより、最終(定常)目標変速比iP0(=Npri * /Nsec )を算出する。
変速比リミッター23は、上記の最終目標変速比iP0の上限値および下限値をハードウエア限界値に制限して過渡目標変速比演算部24に出力するもので、以下において最終目標変速比iP0と称するは全て、かように制限された後における最終目標変速比を意味するものとする。
【0030】
実変速比演算部25は、センサ11により検出したプライマリプーリの回転数Npri を、センサ12により検出したセカンダリプーリの回転数Nsec で除算することで、実変速比iP (=Npri /Nsec )を算出し、
目標変速比偏差演算部26は、変速比リミッター23からの最終目標変速比iP0と、詳しくは後述するが過渡目標変速比演算部24で求めた過渡目標変速比iPTとの間における目標変速比偏差eiP(=iP0−iPT)を算出する。
【0031】
時定数演算部27は、センサ13および14で検出した車速VSPおよびスロットル開度TVOと、
インヒビタスイッチ15からの選択レンジ(駐車レンジP、後進走行レンジR、前進通常走行レンジD、前進スポーツ走行レンジDS )に関する信号と、
上記の目標変速比偏差eiPをぞれぞれ入力され、これら入力情報をもとに、以下のごとくに変速制御の時定数Tを決定する。
ここで時定数Tは、最終目標変速比iP0に対する過渡目標変速比iPTの応答性を、例えば図6や図7に示すように決定して変速速度を定めるためのもので、過渡目標変速比演算部24が最終目標変速比iP0から過渡目標変速比iPTを算出する時に用いるものである。
【0032】
時定数演算部27の処理内容を、図3のフローチャートにより以下に説明するに、先ずステップ41において、基本時定数T0 、スロットル係数K1 、車速係数K2 をそれぞれ検索する。
ここで基本時定数T0 は、図4に対応するマップをもとに上記の目標変速比偏差eiPから検索し、例えば、最終目標変速比iP0への変速がリニアに進行するような値を、目標変速比偏差eiPごとに予め求め、これをマップ化しておくものとする。
またスロットル係数K1 および車速係数K2 はそれぞれ、基本時定数T0 に乗じてこれらスロットル開度TVOおよび車速VSPに応じて要求される変速速度となるような時定数Tを求めるための係数で、スロットル開度TVOおよび車速VSPから検索により求めるものとする。
【0033】
次のステップ42では、インヒビタスイッチ15からの信号をもとに、運転者が前進通常走行レンジDを選択している否かを判定し、
ステップ43では、スロットル開度TVOが0/8の全閉か否かを判定し、
ステップ44では、車速VSPが設定車速VSPS 未満か否かを判定し、
ステップ45では、上記目標変速比偏差eiPの極性からアップシフト変速か否かを判定し、
ステップ46では、目標変速比偏差eiPの絶対値が、図5に実線で示すように予め定めておいた設定値α未満か否かを判定する。
【0034】
ここで、ステップ44における設定車速VSPSは、足放しアップシフト変速時に図7につき前述したごとく、エンジン回転数Neがフューエルリカバー回転数NcUTまで低下するような変速比のアンダーシュートAを生ずる車速域と、当該アンダーシュートAを生じない車速域との境界における車速値とする。
従って、車速VSPがこの設定車速VSPS未満であれば、エンジン回転数Neがフューエルリカバー回転数NcUTまで低下するような変速比のアンダーシュートAを生ずると判断することができ、車速VSPがこの設定車速VSPS以上であれば、エンジン回転数Neがフューエルリカバー回転数NcUTまで低下するような変速比のアンダーシュートAを生じないと判断することができる。
【0035】
また、ステップ46における判定で用いる、図5に実線で示した目標変速比偏差設定値αは、上記のアンダーシュートAを回避するための後述する変速速度低下操作を開始すべき目標変速比偏差の値を示し、
目標変速比偏差eiPの絶対値が当該設定値αより小さくなった時以後の変速終盤において後述の変速速度低下操作を行えば、上記のアンダーシュートAを防止することができることとなる。
なお目標変速比偏差設定値αは、無段変速機によっては図5に実線で示したものに代え、同図に1点鎖線または2点鎖線で示すようなものにすることができる。
【0036】
ステップ42において、前進通常走行レンジDが選択されていないと判定した時、または、ステップ43において、スロットル開度TVOが0/8の全閉でないと判定した時、或いは、ステップ44において、車速VSPが設定車速VSPS以上であると判定した時、若しくは、ステップ45において、アップシフト変速でないと判定した時、または、ステップ46において、目標変速比偏差eiPの絶対値が未だ設定値α以上であると判定した時は、
前記のアンダーシュートAを生じないためにこれに対する対処がもともと必要でないか、若しくは、当該アンダーシュートに対する対処を実行するには未だ早すぎる変速初期であることから、
ステップ47において、制御をステップ47に進め、時定数Tを通常通りにT=T0×K1×K2により求め、この時定数Tで決まる変速速度を、変速ショックなどの要件が満足される周知の常識的なものとし、
ステップ48でこの時定数Tを出力する。
【0037】
ステップ42〜46において、前進通常走行レンジDの選択中であり、且つ、スロットル開度TVOが0/8の全閉であり、且つ、車速VSPが設定車速VSPS未満であり、且つ、アップシフト変速中であり、且つ、目標変速比偏差eiPの絶対値が設定値α未満であると判定した時は、
前記の問題となるアンダーシュートAが発生する低車速域での足放しアップシフト変速であり、しかも、このアンダーシュートAに対する対処が必要な変速終盤期間であることから、
制御をステップ49に進め、ここで時定数Tを通常とは異なり、足放しアップシフト係数KLFSをも考慮したT=T0×K1×K2×KLFSの演算により求め、これをステップ48において出力する。
【0038】
ここで、上記の足放しアップシフト係数KLFS は1より大きな正の値とし、これによりステップ49で求める足放しアップシフト変速時の時定数Tを、ステップ47で求める通常値よりも大きくする。
かくて、後述するところから明らかなようにステップ42〜46,49を経由する足放しアップシフト変速時は、変速速度が通常よりも低下されることとなる。
そして、足放しアップシフト係数KLFS を決定するに際しては、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような前記変速比のアンダーシュートを生ずることのないぎりぎりのところまで変速速度が低下するように、足放しアップシフト係数KLFS を決定する。
【0039】
図1における時定数演算部27が上記のようにして求めた時定数Tは、下限リミッター28および変化速度上限リミッター29により下限値および変化速度の上限を制限されて過渡目標変速比演算部24に入力される。
なお、以下において時定数Tと称するは全て、これら下限リミッター28および変化速度上限リミッター29により下限値および変化速度の上限を制限された後の時定数を意味するものとする。
過渡目標変速比演算部24は、前記した変速比リミッター23からの最終目標変速比iP0と、時定数Tおよびラプラス演算子Sとを用いて過渡目標変速比iPTを、iPT=〔1/(1+T)〕iP0なる演算により求め、これをモータ駆動信号演算部30に出力する。
【0040】
モータ駆動信号演算部30は、過渡目標変速比iPTと実変速比iP との偏差に応じ、実変速比iP を過渡目標変速比iPTに一致させるためのモータ駆動信号を演算し、これを無段変速機の変速制御用ステップモータ31に出力する。
ステップモータ31は当該駆動信号に応動して図示せざる変速制御弁をストロークさせ、これからの変速制御油圧により無段変速機を上記の過渡目標変速比iPTとなるよう変速させる。
【0041】
ところで、図3のステップ42〜46において、前進通常走行レンジDの選択中であり、且つ、スロットル開度TVOが0/8の全閉であり、且つ、車速VSPが設定車速VSPS 未満であり、且つ、アップシフト変速中であり、且つ、目標変速比偏差eiPの絶対値が設定値α未満であると判定した時は、以下のごとくに変速制御が進行される。
【0042】
つまり、Dレンジにした設定車速VSPS 未満での前進低速走行中、図6のように瞬時t1 でアクセルペダルの釈放がなされてスロットル開度TVOが0/8の全閉にされた結果、最終目標変速比iP0が同図に実線で示すように時系列変化する場合について説明すると、
当初は、ステップ46における判定が|eiP|≧αであることから、ステップ47で通常通りに求められた時定数Tで決まる変化割合で過渡目標変速比iPTが最終目標変速比iP0に追従し、実変速比iP をこの過渡目標変速比iPTに一致させるフィードバック型式の変速制御が実行される。
【0043】
ところで、かかる変速の進行につれて目標変速比偏差eiPが漸減し、ステップ46における判定が|eiP|<αとなる図6の瞬時t2 以後は、ステップ49で前記の式により求められた相対的に大きな時定数Tで決まる、通常よりもゆるやかな変化割合で過渡目標変速比iPTが最終目標変速比iP0に追従し、実変速比iP をこの過渡目標変速比iPTに一致させるフィードバック型式の変速制御が実行される。
よって瞬時t2 以後は、過渡目標変速比iPTの時間変化割合の低下に呼応して変速速度も図6のように低下され、これにより図7につき前述した、エンジン回転数Ne がフューエルリカバー回転数NcUT まで低下してしまうような変速比のアンダーシュートAを防止することができ、
よって、当該エンジン回転数Ne の低下でフューエルリカバーがなされて燃費の悪化を生じたり、フューエルリカバーショックが生ずるという問題を回避することができる。
【0044】
しかして、かかる変速速度の低下を、目標変速比偏差eiPの絶対値が設定値α未満になる変速終盤においてのみ行わせ、それまでは変速速度を通常のままに維持することから、上記変速速度の低下による変速応答遅れを最小にしつつ上記の作用効果を達成することができる。
また、目標変速比偏差の設定値αを図5の実線、または2点鎖線で示すごとく、車速VSPに応じて高車速ほど低下させたから、変速比のアンダーシュートを防止するための変速速度の低下を、変速終盤の本当に必要な期間のみに行わせることができ、変速速度の低下による変速応答遅れを最小にしつつ前記の作用効果を達成するという特長を更に顕著なものにすることができる。
【0045】
さらに、前記問題となる変速比のアンダーシュートを生ずることがない車速域においては、つまり、車速VSPが設定車速VSPS 以上の高車速においては、図3のステップ44がステップ47を選択するようにして上記変速速度の低下を行わせないこととしたから、当該高車速域において無駄に変速速度の低下がなされるといった弊害を回避することができる。
【0046】
なお上記実施の形態においては、上記変速速度の低下を、過渡目標変速比の算出に当たって用いる時定数Tを大きくして変速速度を低下させるようにしたため、簡単に変速速度を低下させることができて大いに有利であるが、変速速度の低下操作はこれに限られるものではなく、他の周知の様々な方法で変速速度の低下を行うことができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になる足放しアップシフト変速制御装置を具えた無段変速機の変速制御部を示す機能別ブロック線図である。
【図2】同無段変速機の目標プライマリプーリ回転数を示す変速制御パターン図である。
【図3】図1における時定数演算部が行うべき時定数演算作業を示すフローチャートである。
【図4】同時定数演算部が求める基本時定数の変化特性を示す線図である。
【図5】同時定数演算部が時定数の変更により変速速度を低下させ始める目標変速比偏差の設定値を示す変化特性線図である。
【図6】本発明による足放しアップシフト変速制御を行った場合における変速比およびエンジン回転数の時系列変化タイムチャートである。
【図7】従来装置による足放しアップシフト変速制御を行った場合における変速比およびエンジン回転数の時系列変化タイムチャートである。
【符号の説明】
10 変速制御装置
11 プライマリプーリ回転センサ
12 セカンダリプーリ回転センサ
13 車速センサ
14 スロットル開度センサ
15 インヒビタスイッチ
21 目標プライマリ回転数演算部
22 最終目標変速比演算部
23 変速比リミッター
24 過渡目標変速比演算部
25 実変速比演算部
26 目標変速比偏差演算部
27 時定数演算部
28 時定数下限リミッター
29 時定数変化速度上限リミッター
30 モータ駆動信号演算部
31 変速制御用ステップモータ
Claims (4)
- アクセルペダルの踏み込み加減で出力を決定されるエンジンからの回転を変速して車輪に伝える無段変速機を搭載した車両であって、該無段変速機が、車両走行条件に応じ定めた最終目標変速比を所定応答で実現するための過渡目標変速比を求め、実変速比がこの過渡目標変速比に一致するよう変速制御されるものである車両において、
前記アクセルペダルからの足放しにより生ずる無段変速機のアップシフト変速時は、前記最終目標変速比および過渡目標変速比間における目標変速比偏差の絶対値が設定偏差に低下した時より足放しアップシフト変速速度を低下させることで、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのない構成にし、
前記設定偏差を車速に応じて変化させ、車速ごとに、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずる目標変速比偏差でのみ、前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせるよう構成したことを特徴とする無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置。 - 請求項1において、前記無段変速機は前記最終目標変速比と所定の時定数とから前記過渡目標変速比を求めるものとし、該時定数を操作して前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせるよう構成したことを特徴とする無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置。
- 請求項1または2において、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのない高車速域では、前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせないよう構成したことを特徴とする無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置。
- アクセルペダルの踏み込み加減で出力を決定されるエンジンからの回転を変速して車輪に伝える無段変速機を搭載した車両において、
前記アクセルペダルからの足放しにより生ずる無段変速機のアップシフト変速時は変速速度を低下させることで、エンジン回転数がフューエルリカバー回転数まで低下するような変速比のアンダーシュートを生ずることのない構成にし、
該変速比のアンダーシュートを生ずることのない高車速域では、前記足放しアップシフト変速速度の低下を行わせないよう構成したことを特徴とする無段変速機の足放しアップシフト変速制御装置。
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