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JP3799213B2 - 可動循環型生物脱臭装置 - Google Patents

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JP3799213B2
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  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微生物を利用した脱臭装置に関し、詳しくは、多孔質シートに微生物を担持させた複数枚のプレート状担体を積み重ねた領域を、プレート状担体の積み重ね方向に略平行に被処理ガスを通過させることにより、被処理ガス中の悪臭成分を除去して脱臭を行う可動循環型生物脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、下水処理施設、畜産業、食品加工業などを対象とした脱臭技術として、微生物を利用して脱臭を行う生物脱臭法が普及しつつある。
【0003】
そして、従来は、微生物を担持させる微生物担体として、土壌、ピート、コンポストなど、天然由来の物質が中心として用いられてきたが、近年では、セラミックに代表される無機物質や各種樹脂などが数多く提案されるに至っている。
【0004】
これらの多くは、通常、粒状の充填物として充填塔内に充填されて用いられており、充填塔の上部から散水して微生物の活性を維持しつつ、充填塔下部から被処理ガスを通気することにより、脱臭処理を行っている。
【0005】
また、最近の技術として、シート状担体を用いる方法や、シート状担体の回転体を用いる方法(例えば、シート状担体を取り付けた無端ベルトを走行させることにより、シート状担体を循環(回転)させる方法)などが提案されているが、これらの方法は、いずれも、シート状担体に均一に水分を供給して、微生物の活性を確実に維持することを主たる目的としている。
【0006】
ところで、生物脱臭法において、処理効率を向上させるためには、充填塔などの被処理ガスを処理すべき領域(処理領域)において、微生物の活性の均質化を実現することが不可欠であり、そのためには、微生物に対する被処理ガス中の悪臭成分の負荷を処理領域全体で均一にすることが必要となる。
【0007】
そして、そのための方法として、例えば、被処理ガスの導入口と排出口を定期的に切り換える(すなわち、一定期間ごとに、導入口を排出口とし、排出口を導入口とする)方法などが考えられるが、その場合にも、導入口から、その途中部分を経て、排出ロに至るまでの間において、微生物の活性に差異が生じることを避けることは困難である。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するものであり、被処理ガスを処理すべき処理領域における、微生物への被処理ガス(悪臭成分)の負荷の偏りを抑制し、被処理ガスの負荷変動に対応して、効率よく被処理ガス中の悪臭成分を除去することが可能な可動循環型生物脱臭装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明(請求項1)の可動循環型生物脱臭装置は、
多孔質シートに微生物を担持させた複数枚のプレート状担体が、互いに接触しないように積み重ねられた第1のプレート積層領域と、
前記第1のプレート積層領域と同様に、多孔質シートに微生物を担持させた複数枚のプレート状担体が、互いに接触しないように積み重ねられた第2のプレート積層領域と、
被処理ガスが、前記第1のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と略平行な方向に通過した後、前記第2のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と略平行な方向に通過するようなガス流路を構成するガス流路構成機構と、
前記第1のプレート積層領域及び前記第2のプレート積層領域の上部又は下部において、前記第1のプレート積層領域のプレート状担体を、前記第2のプレート積層領域に移行させる第1のプレート状担体移行手段と、
前記第1のプレート積層領域及び前記第2のプレート積層領域の上部又は下部(前記第1のプレート状担体移行手段が配設されていないほう)において、前記第2のプレート積層領域のプレート状担体を、前記第1のプレート積層領域に移行させる第2のプレート状担体移行手段と
を具備しており、
複数枚のプレート状担体が、順次、第1のプレート積層領域から第2のプレート積層領域に移行するとともに、第2のプレート積層領域から第1のプレート積層領域に移行することにより、プレート状担体が、順次、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環するように構成されていること
を特徴としている。
【0010】
第1のプレート積層領域と、第2のプレート積層領域と、被処理ガスが前記第1のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と略平行な方向に通過した後、前記第2のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と略平行な方向に通過するようなガス流路を構成するガス流路構成機構と、第1のプレート状担体移行手段と、第2のプレート状担体移行手段とを備えた構成とし、複数枚のプレート状担体を、順次、第1のプレート積層領域から第2のプレート積層領域に移行させるとともに、第2のプレート積層領域から第1のプレート積層領域に移行させることにより、プレート状担体が、順次、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環する。したがって、被処理ガスを所定の位置に配設されたガス導入口から導入し、所定の位置に配設されたガス排出口から排出するようにした場合にも、各プレート状担体が移動して、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環しているため、各プレート状担体への被処理ガスの負荷(すなわち、除去対象成分である悪臭成分の負荷)を均質にすることが可能になり、効率よく安定した生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0011】
なお、本発明において、「複数枚のプレート状担体を、互いに接触しないように積み重ねて」とは、プレート状担体を構成する多孔質シートが実質的に接触しないように積み重ねることを意味するものであり、例えば、微生物を担持させた多孔質シートに枠体を取り付けることによりプレート状担体が形成されている場合に、枠体が互いに接するように積み重ねられることを排除するものではない。
【0012】
また、本発明において、多孔質シートに担持させて、繁殖させる微生物としては、被処理ガスの種類などに応じて、種々のものを選択して用いることが可能である。
【0013】
また、請求項2の可動循環型生物脱臭装置は、前記多孔質シートが、多孔質繊維状のポリビニルアルコールからなるものであることを特徴としている。
【0014】
多孔質シートとして、多孔質繊維状のポリビニルアルコールからなるシートを用いた場合、微生物を効率よく担持させることが可能になる。また、ポリビニルアルコールが経済性に優れており、かつ、種々の特性のものを容易に入手することができるため、本発明をより実効あらしめることが可能になる。
【0015】
また、請求項3の可動循環型生物脱臭装置は、前記プレート状担体を構成する多孔質シートには、直径が0.5〜5cmの複数の円形孔が略均等な間隔で形成されており、かつ、積層されたプレート状担体を構成する各多孔質シートのうちの互いに隣接する多孔質シートの円形孔が、平面的にみた場合に互いに重ならないような態様で各プレート状担体が積み重ねられていることを特徴としている。
【0016】
プレート状担体を構成する多孔質シートに、直径が0.5〜5cmの複数の円形孔を略均等な間隔で形成し、かつ、隣接するプレート状担体の多孔質シートに形成された各円形孔が、平面的にみた場合に互いに重ならないような態様でプレート状担体を積み重ねた構成とした場合、被処理ガスがショートパスすることを防止して、被処理ガスを各多孔質シート(プレート状担体)に均一に、しかも密に接触させることが可能になり、生物脱臭処理の効率を向上させることが可能になる。
【0017】
また、請求項4の可動循環型生物脱臭装置は、前記第1のプレート積層領域と前記第2のプレート積層領域を循環するプレート状担体に、循環中の所定の領域で水が供給されるように構成されていることを特徴とするとしている。
【0018】
第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環するプレート状担体に、循環中の所定の領域で水が供給されるようにした場合、微生物の活性を確実に維持して、効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
なお、プレート状担体に水を供給する方法としては、プレート状担体を水に浸漬する方法や水を散布する方法などを用いることが可能である。
【0019】
また、請求項5の可動循環型生物脱臭装置は、前記第1のプレート積層領域と前記第2のプレート積層領域の下部が、水を溜める貯水部となっており、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環するプレート状担体が、前記貯水部を通過する際に水に浸漬されるように構成されていることを特徴としている。
【0020】
第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域の下部を貯水部とし、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環するプレート状担体を、この貯水部で水に浸漬させるようにした場合、プレート状担体に確実に水を供給して、微生物の活性を確実に維持することが可能になり、効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0021】
また、請求項6の可動循環型生物脱臭装置は、
前記貯水部の液面高さを調整するための液面調整機構と、
前記貯水部の液面高さに応じて被処理ガスを導入するガス導入口、及び、処理された被処理ガスを排出するガス排出口の高さを調整するガス導入・排出位置調整機構と
を備えていることを特徴としている。
【0022】
貯水部の液面高さを調整する液面調整機構と、貯水部の液面高さに応じて被処理ガスを導入するガス導入口、及び、処理された被処理ガスを排出するガス排出口の高さを調整するガス導入・排出位置調整機構とを備えた構成とすることにより、被処理ガスとプレート状担体(多孔質シート)との接触条件や、プレート状担体の水への浸漬条件などを調整して、さらに効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0023】
また、請求項7の可動循環型生物脱臭装置は、
前記貯水内の水の溶存酸素濃度を検出する溶存酸素計と、
前記溶存酸素計と連動して稼働し、前記貯水内の水の溶存酸素濃度が所定の範囲に保持されるように貯水に空気を送って散気を行う散気手段と
を備えていることを特徴としている。
【0024】
貯水内の水の溶存酸素濃度を検出する溶存酸素計と、溶存酸素計と連動して稼働し、貯水内の水の溶存酸素濃度が所定の範囲に保持されるように貯水に空気を送って散気を行う散気手段を備えた構成とした場合、微生物の活性をさらに確実に維持することが可能になり、効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0025】
また、請求項8の可動循環型生物脱臭装置は、
前記第1のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域の最上部のプレート状担体を、第2のプレート積層領域の最上部に移行させるものであり、かつ、
前記第2のプレート状担体移行手段が、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体を、第1のプレート積層領域の最下部に移行させるものであって、
前記第1のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域のプレート状担体を、少なくとも一枚のプレート状担体の厚み分だけ上方に押し上げる第1のリフトと、前記第1のリフトにより押し上げられた第1のプレート積層領域の最上部のプレート状担体を略水平方向にスライドさせて、第2のプレート積層領域の、最上部のプレート状担体の上面側に移行させる第1のスライダーとを具備してなり、かつ、
前記第2のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域のプレート状担体を、少なくとも一枚のプレート状担体の厚み分だけ上方に押し上げる前記第1のリフトと、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体を除いた、下から2番目以降のプレート状担体を上方に押し上げる第2のリフトと、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体をスライドさせて、第1のプレート積層領域の、前記第1のリフトにより押し上げられた最下部のプレート状担体の下面側に移行させる第2のスライダーとを具備してなるものであること
を特徴としている。
【0026】
第1のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域のプレート状担体を、少なくとも一枚のプレート状担体の厚み分だけ上方に押し上げる第1のリフトと、第1のリフトにより押し上げられた第1のプレート積層領域の最上部のプレート状担体を略水平方向にスライドさせて、第2のプレート積層領域の最上部のプレート状担体の上面側に移行させる第1のスライダーとを備え、第2のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域のプレート状担体を、少なくとも一枚のプレート状担体の厚み分だけ上方に押し上げる第1のリフトと、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体を除いた、下から2番目以降のプレート状担体を上方に押し上げる第2のリフトと、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体をスライドさせて、第1のプレート積層領域の、前記第1のリフトにより押し上げられた最下部のプレート状担体の下面側に移行させる第2のスライダーとを備えた構成とした場合、複数枚のプレート状担体を、順次、第1のプレート積層領域から第2のプレート積層領域に移行させるとともに、第2のプレート積層領域から第1のプレート積層領域に移行させて、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を確実に循環させることが可能になり、被処理ガスを所定の位置に配設されたガス導入口から導入し、所定の位置に配設されたガス排出口から排出するようにした場合にも、各プレート状担体が移動して、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環しているため、各プレート状担体への被処理ガスの負荷を均質にすることが可能になり、効率よく安定した生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を示してその特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0028】
図1は、本発明の一実施形態にかかる可動循環型生物脱臭装置の構成を示す図である。
この実施形態の、可動循環型生物脱臭装置は、塔本体5内に設けられた、多孔質シート10に微生物を担持させた複数枚のプレート状担体1を、多孔質シート10が互いに接触しないように積み重ねてなる第1のプレート積層領域11、及び第1のプレート積層領域11と同様に、多孔質シート10に微生物を担持させた複数枚のプレート状担体1を、多孔質シート10が互いに接触しないように積み重ねてなる第2のプレート積層領域12と、被処理ガスが第1のプレート積層領域11をプレート状担体1の積み重ね方向と平行な方向(矢印Aの方向)に通過した後、第2のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と平行な方向(矢印Bの方向)に通過するようなガス流路2を構成するガス流路構成機構3と、第1のプレート積層領域11及び第2のプレート積層領域12の上部において、第1のプレート積層領域11の最上部のプレート状担体1(1a)を、第2のプレート積層領域12に移行させる第1のプレート状担体移行手段21と、第1のプレート積層領域11及び第2のプレート積層領域12の下部において、第2のプレート積層領域12の最下部のプレート状担体1(1b)を、第1のプレート積層領域11に移行させる第2のプレート状担体移行手段22とを備えており、複数枚のプレート状担体1が、第1のプレート状担体移行手段21より、第1のプレート積層領域11から第2のプレート積層領域12に移行するとともに、第2のプレート状担体移行手段22により、第2のプレート積層領域12から第1のプレート積層領域11に移行することにより、プレート状担体1が、順次、第1のプレート積層領域11と第2のプレート積層領域12を循環する循環ループが形成されるように構成されている。
【0029】
なお、この実施形態の可動循環型生物脱臭装置においては、プレート状担体1が、被処理ガスの流れ方向と同一方向にプレート状担体1が循環するように構成されているとともに、プレート状担体1の循環の速度を変えることができるように構成されている。
【0030】
また、この実施形態では、プレート状担体1を構成する、微生物を担持させる多孔質シート10として、多孔質繊維状のポリビニルアルコールからなるものが用いられている。
また、多孔質シート10には、例えば、図2(a),(b)に示すように、直径が0.5〜5cmの複数の円形孔4が略均等な間隔で形成されている。そして、各プレート状担体1は、図3に示すように、多孔質シート10に形成された円形孔4が、平面的にみた場合に互いに重ならないような態様で積み重ねられており、被処理ガスがショートパスすることがなく、微生物と確実にしかも密に接触するように構成されている。
【0031】
なお、プレート状担体1は、図2(a),(b)に示すように、多孔質シート10の周囲に環状の枠体10aを取り付けることにより形成されており、枠体10aには、多孔質シート10が所定の間隔をおいて積み重ねられるように、スペーサとしても機能する突起部10bが配設されている。
【0032】
また、この実施形態の可動循環型生物脱臭装置においては、第1のプレート積層領域11と第2のプレート積層領域12の下部(すなわち、塔本体5の下部)が、水を溜める貯水部7となっており、第1のプレート積層領域11と第2のプレート積層領域12を循環するプレート状担体1がこの貯水部7を通過することにより、水に浸漬され、多孔質プレート10に水が供給されるように構成されている。
【0033】
また、この実施形態の可動循環型生物脱臭装置においては、塔本体5と、塔本体5内に配設され、第1のプレート積層領域11と第2のプレート積層領域12を仕切るとともに、塔本体5の上部においては両者を連通させ、被処理ガスが第1のプレート積層領域11から第2のプレート積層領域12に流入できるようにするための仕切板6がガス流路構成機構3を構成している。なお、塔本体5の下部は、上述のように貯水部7となっており、水が溜められているため、塔本体5の下部において、第1のプレート積層領域11と第2のプレート積層領域12が連通して、被処理ガスのショートパスが発生することはない。
【0034】
また、この実施形態の可動循環型生物脱臭装置においては、貯水部7の液面高さを調整するための液面調整機構8と、貯水部7の液面高さに応じて被処理ガスを導入するガス導入口、及び、処理された被処理ガスを排出するガス排出口の高さを調整するガス導入・排出位置調整機構9とを備えている。
【0035】
なお、上記液面調整機構8は、給水管13を取り付けるフランジ14を高さ方向に異なる位置に3箇所配設することにより構成されている。
【0036】
また、ガス導入・排出位置調整機構9は、被処理ガスの導入管15を取り付けるためのフランジ16を高さ方向に異なる位置に3箇所配設するとともに、被処理ガスの排出管17を取り付けるためのフランジ18を高さ方向に異なる位置に3箇所配設することにより形成されている。なお、被処理ガスの導入管15には、ブロア15aが配設されている。
【0037】
さらに、この実施形態の可動循環型生物脱臭装置は、貯水部7内の水の溶存酸素濃度を検出する溶存酸素計19と、溶存酸素計19と連動して稼働し、貯水部7内の水の溶存酸素濃度が所定の範囲に保持されるように貯水部7に空気を送って散気を行う散気手段(ばっ気用エアポンプ)20を備えている。
【0038】
また、この実施形態の可動循環型生物脱臭装置において、第1のプレート積層領域11の最上部のプレート状担体1(1a)を第2のプレート積層領域12の最上部に移行させる第1のプレート状担体移行手段21は、第1のプレート積層領域11のプレート状担体1を少なくとも一枚のプレート状担体1の厚み以上の距離だけ上方に押し上げる第1のリフト31と、第1のリフト31により押し上げられた第1のプレート積層領域11の最上部のプレート状担体1(1a)を略水平方向にスライドさせて、第2のプレート積層領域12の最上部に移行させる第1のスライダー41から形成されている。
【0039】
また、第2のプレート積層領域12の最下部のプレート状担体1(1b)を第1のプレート積層領域11の最下部に移行させる第2のプレート状担体移行手段22は、第1のプレート積層領域11のプレート状担体1を、少なくとも一枚のプレート状担体1の厚み以上の距離だけ上方に押し上げる第1のリフト31と、第2のプレート積層領域12の最下部のプレート状担体1(1b)を除いた、2番目以降のプレート状担体1を上方に押し上げる第2のリフト32と、第2のプレート積層領域12の最下部のプレート状担体1(1b)をスライドさせて、第1のプレート積層領域11の最下部に移行させる第2のスライダー42などから形成されている。
【0040】
この実施形態の可動循環型生物脱臭装置においては、微生物を担持させたプレート状担体1が、複数個の円形孔4を備えた、繊維状ポリビニールアルコール板からなる多孔質シート10から形成されているため、圧力損失が少なく、微生物を効率よく担持することが可能な多孔質の構造体(プレート状担体)1を、コストの増大を招くことなく、容易に得ることが可能になる。したがって、従来の生物脱臭装置に比べて、通気時の圧力損失が少なく、しかも、被処理ガスとの接触効率が高い構造体を確保することが可能になる。
【0041】
また、プレート状担体が循環するように構成されているため、第1のプレート積層領域11と第2のプレート積層領域12を循環する各プレート状担体1への、被処理ガスの負荷(すなわち、除去対象成分である悪臭成分の負荷)に大きな偏りが生じることを防止して、生物脱臭処理を、効率よく安定して実施することができる。
【0042】
また、プレート状担体1の循環の速度を変えることができるように構成されていることから、被処理ガスの悪臭成分濃度や、被処理ガスの量などに応じて、適切な循環速度とすることが可能になり、さらに効率のよい生物脱臭処理を行うことができる。
【0043】
また、この実施形態の可動循環型生物脱臭装置においては、貯水部7の液面高さを調整するための液面調整機構8と、貯水部7の液面高さに応じて被処理ガスを導入するガス導入口、及び、処理された被処理ガスを排出するガス排出口の高さを調整するガス導入・排出位置調整機構9とを備えているため、被処理ガスとプレート状担体1との接触条件や、プレート状担体1の水への浸漬条件などを調整することが可能になり、高負荷や、負荷変動などに対する追随性を飛躍的に向上させることができるようになり、さらに効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0044】
また、本発明において、多孔質シートに担持させて、繁殖させる微生物としては、被処理ガスの種類により種々のものを用いることが可能であるが、主要な有効微生物が好気性、嫌気性のいずれであるか、あるいは従属栄養性、独立栄養性のいずれかなどにより、適切な供給水量や、供給水の組成(溶存酸素濃度など)を選択することが必要になる。
なお、従属栄養微生物の繁殖促進のための栄養源供給は、従来の装置でも可能であったが、本発明の可動循環型生物脱臭装置では、プレート状担体の水への浸漬と、酸素供給の有無により、好気性のみならず嫌気性の微生物の生育環境をも設定することが可能であり、窒素化合物の脱窒作用等による無害化も期待される。
【0045】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、プレート状担体や、プレート状担体移行手段の構成などに関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0046】
【発明の効果】
上述のように、本発明(請求項1)の可動循環型生物脱臭装置は、第1のプレート積層領域と、第2のプレート積層領域と、被処理ガスが、前記第1のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と略平行な方向に通過した後、前記第2のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と略平行な方向に通過するようなガス流路を構成するガス流路構成機構と、第1のプレート状担体移行手段と、第2のプレート状担体移行手段とを備えた構成とし、複数枚のプレート状担体を、順次、第1のプレート積層領域から第2のプレート積層領域に移行させるとともに、第2のプレート積層領域から第1のプレート積層領域に移行させるようにしているので、プレート状担体が、順次、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環する。したがって、被処理ガスを所定の位置に配設されたガス導入口から導入し、所定の位置に配設されたガス排出口から排出するようにした場合にも、各プレート状担体が移動して、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環しているため、各プレート状担体への被処理ガスの負荷を均質にすることが可能になり、効率よく安定した生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0047】
また、請求項2の可動循環型生物脱臭装置のように、多孔質シートとして、多孔質繊維状のポリビニルアルコールからなるシートを用いた場合、微生物を効率よく担持させることが可能になる。また、ポリビニルアルコールが経済性に優れており、かつ、種々の特性のものを容易に入手することができるため、本発明をより実効あらしめることができる。
【0048】
また、請求項3の可動循環型生物脱臭装置のように、プレート状担体を構成する多孔質シートに、直径が0.5〜5cmの複数の円形孔を略均等な間隔で形成し、かつ、隣接するプレート状担体の多孔質シートに形成された各円形孔が、平面的にみた場合に互いに重ならないような態様でプレート状担体を積み重ねた構成とした場合、被処理ガスがショートパスすることを防止して、被処理ガスを各多孔質シート(プレート状担体)に均一に、しかも密に接触させることが可能になり、生物脱臭処理の効率を向上させることができる。
【0049】
また、請求項4の可動循環型生物脱臭装置のように、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環するプレート状担体に、循環中の所定の領域で水が供給されるようにした場合、微生物の活性を確実に維持して、効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0050】
また、請求項5の可動循環型生物脱臭装置のように、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域の下部を貯水部とし、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環するプレート状担体を、この貯水部で水に浸漬させるようにした場合、プレート状担体に確実に水を供給して、微生物の活性を確実に維持することが可能になり、効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0051】
また、請求項6の可動循環型生物脱臭装置のように、貯水部の液面高さを調整する液面調整機構と、貯水部の液面高さに応じて被処理ガスを導入するガス導入口、及び、処理された被処理ガスを排出するガス排出口の高さを調整するガス導入・排出位置調整機構とを備えた構成とした場合、被処理ガスとプレート状担体(多孔質シート)との接触条件や、プレート状担体の水への浸漬条件などを調整して、さらに効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0052】
また、請求項7の可動循環型生物脱臭装置のように、貯水内の水の溶存酸素濃度を検出する溶存酸素計と、溶存酸素計と連動して稼働し、貯水内の水の溶存酸素濃度が所定の範囲に保持されるように貯水に空気を送って散気を行う散気手段を備えた構成とした場合、微生物の活性をさらに確実に維持することが可能になり、効率よく生物脱臭処理を行うことが可能になる。
【0053】
また、請求項8の可動循環型生物脱臭装置のように、第1のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域のプレート状担体を、少なくとも一枚のプレート状担体の厚み分だけ上方に押し上げる第1のリフトと、第1のリフトにより押し上げられた第1のプレート積層領域の最上部のプレート状担体を略水平方向にスライドさせて、第2のプレート積層領域の最上部のプレート状担体の上面側に移行させる第1のスライダーとを備え、第2のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域のプレート状担体を、少なくとも一枚のプレート状担体の厚み分だけ上方に押し上げる第1のリフトと、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体を除いた、下から2番目以降のプレート状担体を上方に押し上げる第2のリフトと、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体をスライドさせて、第1のプレート積層領域の、前記第1のリフトにより押し上げられた最下部のプレート状担体の下面側に移行させる第2のスライダーとを備えた構成とした場合、複数枚のプレート状担体を、順次、第1のプレート積層領域から第2のプレート積層領域に移行させるとともに、第2のプレート積層領域から第1のプレート積層領域に移行させて、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を確実に循環させることが可能になり、被処理ガスを所定の位置に配設されたガス導入口から導入し、所定の位置に配設されたガス排出口から排出するようにした場合にも、各プレート状担体が移動して、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環しているため、各プレート状担体への被処理ガスの負荷を均質にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる可動循環型生物脱臭装置の構成を示す図である。
【図2】 (a)は本発明の一実施形態にかかる可動循環型生物脱臭装置において用いられているプレート状担体1の構成を示す正面断面図、(b)は平面図である。
【図3】 本発明の一実施形態にかかる可動循環型生物脱臭装置において用いられているプレート状担体を積み重ねた場合における多孔質シートの積層状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 プレート状担体
1a 第1のプレート積層領域の最上部のプレート状担体
1b 第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体
2 ガス流路
3 ガス流路構成機構
4 多孔質シートに形成された円形孔
5 塔本体
6 仕切板
7 貯水部
8 液面調整機構
9 ガス導入・排出位置調整機構
10 多孔質シート
10a 枠体
10b 枠体に形成された突起部
11 第1のプレート積層領域
12 第2のプレート積層領域
13 給水管
14 給水管を取り付けるフランジ
15 被処理ガスの導入管
15a ブロア
16 被処理ガスの導入管を取り付けるフランジ
17 被処理ガスの排出管
18 被処理ガスの排出管を取り付けるフランジ
19 溶存酸素計
20 散気手段(ばっ気用エアポンプ)
21 第1のプレート状担体移行手段
22 第2のプレート状担体移行手段
31 第1のリフト
32 第2のリフト
41 第1のスライダー
42 第2のスライダー
A,B 被処理ガスの流れ方向

Claims (8)

  1. 多孔質シートに微生物を担持させた複数枚のプレート状担体が、互いに接触しないように積み重ねられた第1のプレート積層領域と、
    前記第1のプレート積層領域と同様に、多孔質シートに微生物を担持させた複数枚のプレート状担体が、互いに接触しないように積み重ねられた第2のプレート積層領域と、
    被処理ガスが、前記第1のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と略平行な方向に通過した後、前記第2のプレート積層領域をプレート状担体の積み重ね方向と略平行な方向に通過するようなガス流路を構成するガス流路構成機構と、
    前記第1のプレート積層領域及び前記第2のプレート積層領域の上部又は下部において、前記第1のプレート積層領域のプレート状担体を、前記第2のプレート積層領域に移行させる第1のプレート状担体移行手段と、
    前記第1のプレート積層領域及び前記第2のプレート積層領域の上部又は下部(前記第1のプレート状担体移行手段が配設されていないほう)において、前記第2のプレート積層領域のプレート状担体を、前記第1のプレート積層領域に移行させる第2のプレート状担体移行手段と
    を具備しており、
    複数枚のプレート状担体が、順次、第1のプレート積層領域から第2のプレート積層領域に移行するとともに、第2のプレート積層領域から第1のプレート積層領域に移行することにより、プレート状担体が、順次、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環するように構成されていること
    を特徴とする可動循環型生物脱臭装置。
  2. 前記多孔質シートが、多孔質繊維状のポリビニルアルコールからなるものであることを特徴とする請求項1記載の可動循環型生物脱臭装置。
  3. 前記プレート状担体を構成する多孔質シートには、直径が0.5〜5cmの複数の円形孔が略均等な間隔で形成されており、かつ、積層されたプレート状担体を構成する各多孔質シートのうちの互いに隣接する多孔質シートの円形孔が、平面的にみた場合に互いに重ならないような態様で各プレート状担体が積み重ねられていることを特徴とする請求項1又は2記載の可動循環型生物脱臭装置。
  4. 前記第1のプレート積層領域と前記第2のプレート積層領域を循環するプレート状担体に、循環中の所定の領域で水が供給されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可動循環型生物脱臭装置。
  5. 前記第1のプレート積層領域と前記第2のプレート積層領域の下部が、水を溜める貯水部となっており、第1のプレート積層領域と第2のプレート積層領域を循環するプレート状担体が、前記貯水部を通過する際に水に浸漬されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の可動循環型生物脱臭装置。
  6. 前記貯水部の液面高さを調整するための液面調整機構と、
    前記貯水部の液面高さに応じて被処理ガスを導入するガス導入口、及び、処理された被処理ガスを排出するガス排出口の高さを調整するガス導入・排出位置調整機構と
    を備えていることを特徴とする請求項に記載の可動循環型生物脱臭装置。
  7. 前記貯水内の水の溶存酸素濃度を検出する溶存酸素計と、
    前記溶存酸素計と連動して稼働し、前記貯水内の水の溶存酸素濃度が所定の範囲に保持されるように貯水に空気を送って散気を行う散気手段と
    を備えていることを特徴とする請求項5又は6記載の可動循環型生物脱臭装置。
  8. 前記第1のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域の最上部のプレート状担体を、第2のプレート積層領域の最上部に移行させるものであり、かつ、
    前記第2のプレート状担体移行手段が、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体を、第1のプレート積層領域の最下部に移行させるものであって、
    前記第1のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域のプレート状担体を、少なくとも一枚のプレート状担体の厚み分だけ上方に押し上げる第1のリフトと、前記第1のリフトにより押し上げられた第1のプレート積層領域の最上部のプレート状担体を略水平方向にスライドさせて、第2のプレート積層領域の、最上部のプレート状担体の上面側に移行させる第1のスライダーとを具備してなり、かつ、
    前記第2のプレート状担体移行手段が、第1のプレート積層領域のプレート状担体を、少なくとも一枚のプレート状担体の厚み分だけ上方に押し上げる前記第1のリフトと、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体を除いた、下から2番目以降のプレート状担体を上方に押し上げる第2のリフトと、第2のプレート積層領域の最下部のプレート状担体をスライドさせて、第1のプレート積層領域の、前記第1のリフトにより押し上げられた最下部のプレート状担体の下面側に移行させる第2のスライダーとを具備してなるものであること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の可動循環型生物脱臭装置。
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