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JP3799058B2 - スペクトラム拡散通信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信装置 Download PDF

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JP3799058B2
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章綱 湯原
佳弘 山田
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Description

技術分野
この発明は、弾性表面波装置及び通信装置に関するものである。
背景技術
従来の直接拡散方式のスペクトラム拡散通信装置においては、例えば、1985年の超音波シンポジウム 講演論文集(1985 ULTRASONICS SYMPOSIUM proceedings)の、第145から148頁(p.145−p.148)に記載されているように、擬似雑音コードとしてBarkerコードが用いられていた。このコードは情報コード列の並び方に依存せず、自己相関サイドローブが1であることで知られている。
前記Barkerコードは、コード長が13以下で発見されており、それ以上のコード長では見つかっていない。したがってコード長で14以上の処理利得が必要な場合には、最長符号系列等の前記Barkerコード以外の符号を用いていたが、これらの符号系列では情報コードの符号反転時に大きなサイドローブの上昇をきたすため、一般的にはエラーレートが上昇してしまう。
本発明は、上述の問題を解決し、14以上のコード長を有する符号系列を用いて、情報コードの並びに依存せず、相関信号のサイドローブの上昇を押さえた新規なスペクトラム拡散通信装置の構造を提供することを目的としている。
発明の開示
上記目的は、本発明が使用する符号系列である表1から表9に示すコードを擬似雑音コードとして、入力信号の電力密度スペクトルの拡散のために用いることにより達成できる。
表1から表9に示すコードは、発明者等の計算によれば、自己相関係数のサイドローブが3以下であることが確認されている。従って、このコードを用いれば自己相関係数のサイドローブが14以上の処理利得を有し、情報コードの並びに依存せず、相関信号のサイドローブの上昇を押さえ、エラーレートの小さな新規なスペクトラム拡散通信装置及び通信システム、そしてこの特性を利用した弾性表面波装置が得られる。
また、本発明はコード長が14以上の処理利得を有し、かつ自己相関サイドローブが3以下の新規なコードに関するものであるが、コード長は、クリスタルの高調波(てい倍回路を用いた場合の発振周波数)を用いて定められる場合と、ベースバンドのディジタル回路のクロック周波数とは独立に生成される場合とがある。
クリスタルの高調波を用いて定められる場合には、例えば高調波成分を大きくするために、クロック周波数の発振波形を歪ませて高調波を生成すると、一般的に、高調波成分のうちの奇数成分のみが生成される。従って、その奇数成分を擬似雑音コード発生器のクロックとして用いると、擬似雑音コード発生器のクロックをベースバンドのディジタル回路のクロック周波数で除算した値、すなわちコード長が得られる。具体的には、15、17、19、………という奇数のコード長が得られる。
さらに、得られた奇数のコード長をスペクトラム拡散通信装置に適用する場合、2つのコード長を組み合わせて利用する場合もあり、具体的には、奇数のコード長の乗算の結果であって14以上の値である15、21、25、27、………がコード長として利用される。
次にベースバンドのディジタル回路のクロック周波数とは独立に生成される場合には、コード長が偶数であるか奇数であるかを問わないので、14以上の値である14、15、16、17、………が得られる。
なお、いずれの場合においても、各コード長における多くの組合せからなる擬似雑音コードが存在するが、本発明者等は、その中から、自己相関サイドローブが3以下である、入力信号の電力密度スペクトルの拡散のために用いる擬似雑音コードとして有効な新規なコードを見出し、それらのコードを用いて入力信号の電力密度スペクトルの拡散(または逆拡散)を実行することのできる新規な擬似雑音コード発生器を見出したのである。
以下に、本発明に関する擬似雑音コードを示した表1から表9を記載する。
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【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の適用例を示すスペクトラム拡散通信装置のシステムブロックであり、第2図は、信号符号系列の説明図であり、第3図は、本発明の第2の適用例を示す通信装置の一部のシステムブロックであり、第4図は、本発明の第2の適用例を用いる弾性表面波装置であり、第5図は、本発明の第3の適用例を示すスペクトラム拡散通信装置のシステムブロックであり、第6図は、本発明の第3の適用例に使用する符号系列であり、第7図は、本発明の第3の適用例に使用する整合信号であり、第8図は、本発明の第3の適用例を用いるマッチドフィルタの周波数特性であり、第9図は、従来のBarkerコード(13チップ)であり、第10図は、従来のBarkerコード(13チップ)を用いた場合の整合信号であり、第11図は、従来のBarkerコード(13チップ)を用いた場合のマッチドフィルタの周波数特性であり、第12図は、本発明の第4の適用例を使用するマッチドフィルタのタップ係数であり、第13図は、本発明の第4の適用例に使用する整合信号であり、第14図は、本発明の第5の適用例を使用するマッチドフィルタのタップ係数であり、第15図は、本発明の第5の適用例に使用する整合信号であり、第16図は、本発明の第6の適用例を示すスペクトラム拡散通信装置のシステムブロックであり、第17図は、本発明の第7の適用例を示す通信装置の一部のシステムブロックであり、第18図は、本発明の第8の適用例を示す通信装置の一部のシステムブロックであり、第19図は、本発明の第9の適用例を示す通信装置の一部のシステムブロックであり、第20図は、本発明の第10の適用例を示す通信装置の一部のシステムブロックであり、第21図は、本発明の第11の適用例を示す通信装置の一部のシステムブロックであり、第22図は、本発明の第12の適用例に示す装置を用いた通信システムである。
発明を実施するための最良の形態
以下に、第1図から第23図を用いて本発明を実施するための形態について説明する。
しかし、以下に示すいくつかの形態は、本発明を実施するための適用例を説明するものであって、本発明を実施するための形態は、決してここで説明する適用例に限定されるものではない。
第1図は、本発明を適用したスペクトラム拡散通信装置を模式的に示した図である。情報信号は、入力端子1より入力され、混合器2により擬似雑音コード発生器3からの信号と乗算され、さらに混合器4により発信器5からの搬送波と乗算され、増幅器6により増幅されアンテナ7より出力される。ここで擬似雑音コードとしては表1から表9に示したコードを用いた。
受信系ではアンテナ7から入力した信号は増幅器8により増幅され、復調され、方形波出力回路9によりデジタル信号に変換され、出力端子10より情報信号として取り出される。ここで情報の復調のための参照コードは上記と同様のコードとした(送信器の擬似雑音コードと一致)。第2図は信号符号系列を示す図である。信号符号系列Skは同期検波方式の場合、情報コードの1、0に対応し、
Figure 0003799058
と表される。ここでmj(j=1〜n,n:コード長)は表1から表9に示す擬似雑音コードbjに対応し、
Figure 0003799058
と表される。同様に遅延検波方式の場合、信号符号系列Skは、
Figure 0003799058
と表される。受信側の参照コードをMjとおくと、相関係数Okは、
Figure 0003799058
と表される。Mj=mjの場合は自己相関係数を表し、
Figure 0003799058
の式で示される。相関ピーク以外(mod(k/n)≠1)のサブピークをサイドローブと称し、この値が小さいほど、一般には受信機のエラーレートが小さい。符号長14以上の場合に関して、上記数5で表される式で計算したサイドローブの値が3以下のものを表1から表9に示す。ここでの計算は、情報コード0、1の全ての並び(0,0)(0,1)(1,0)(1,1)に対応し(上記情報コード0、1は互いに反転符号の関係にあることを示す。)、mjにかけられる符号が(+,+,−)であるSkの並びに関して計算した(残る(−,−,+)の場合は上記の結果と絶対値が等しく異符号の結果となるため、すなわち極性が異なるのみであるため、上述した計算のみで十分である。)。
表1から表9の中で、bjは求めた符号列、numberはbjを2進数として10進数に変換したもの、max corr.(forward)はサイドローブの値、max corr.(backward)は符号を左右逆転した場合の相関値の最大値、dc levelはmjの(n個の)総和である。これらのコードは、符号反転(1⇔0)を行っても同様の結果が得られることは言うまでもない。計算時間が膨大にかかるため、符号長の長いものでは反転符号は省略している。これらのコードを擬似雑音コードとして用いれば、自己相関サイドローブにおける処理利得が14以上で、受信整合信号の時間軸サイドローブが小さく、エラーレートが小さい良好な特性を有するスペクトラム拡散通信機が得られる。
次に本発明を適用した2つめの例に関して第3図を用いて説明する。1つめの例を示した第1図と同様個所には同一番号を付した。第3図は本発明を適用した2つめの例の受信部を示した図である。アンテナ7より取り込まれた受信信号は、増幅器8により増幅され、マッチドフィルタ11により整合信号に変換され、検波回路12により、検波され、復調され、方形波出力回路13により、デジタル信号に変換され出力端子10から出力される。本適用例では復調素子としてマッチドフィルタを用いているため、回路を簡単に形成できるという特徴を有する。
次に本発明を適用した3つめの例に関して第4図、第5図を用いて説明する。
第4図は、本適用例のSAW(Surface Acoustic Wave,弾性表面波)マッチドフィルタ18を模式的に示した図である。弾性表面波基板14上に、入力すだれ状電極15及び出力すだれ状電極16を配置している。また、基板端面からの反射波を抑圧するため、吸音材17が塗布されている。入力すだれ状電極15は電極極性(上部共通電極に接続するか、下部共通電極に接続するかで電気的極性が異なる。)を1つずつ反転させた構造で、出力すだれ状電極16は擬似雑音符号に対応して、電極の極性を反転させたマッチドフィルタ構造となっている。基板14には、温度による中心周波数のシフトを防ぐため、STカット水晶基板を用いている。
第5図は、本適用例のシステムブロック図である。図中1つめの例の第1図と同様個所には同一番号を付した。アンテナ7より取り込まれた受信信号は、増幅器8により増幅され、本適用例のSAWマッチドフィルタ18により整合信号に変換され、SAW遅延線19により遅らされた1情報ビット前の信号と混合器20において乗算されることにより検波され、方形波出力回路13によってデジタル信号に変換され出力端子10から出力される。本適用例ではSAW素子を用いて遅延検波を行っているため、検波回路をより簡単に形成できるという特徴を有する。
ここで、本発明の擬似雑音コードを用いた場合の復調信号波形に関して説明する。
第6図は表7の番号(num)947565の25チップコードbjに対応したmjを示す図である。
第7図は送信側にこのmjコードを用い、受信側のマッチドフィルタの参照コードも同一とした場合の整合信号波形を示す図である。搬送波周波数は300MHz、情報速度は1Mbpsである。ここでは良好なサイドローブ抑圧度(ピークとサイドローブの比(D/U)は、D/U=18.2dB)が得られている。
第8図は本適用例のマッチドフィルタの周波数特性を示す図である。図中において周波数特性上のリップルがサイドローブ劣化に対応する。比較のため、従来の13チップBarkerコードを用いた場合に関しても説明を行う。
第9図はこのBarkerコードに対応したmjを示す図である。
第10図は送信側にこのmjコードを用い、受信側のマッチドフィルタの参照コードも同一とした場合の整合信号波形を示す図である。
本適用例と同様、搬送波周波数を300MHz、情報速度1Mbpsとした。サイドローブ抑圧度(ピークとサイドローブとの比(D/U)は、D/U=22.1bB)が得られている。
第11図はBarkerコードを用いた場合のマッチドフィルタの周波数特性を示す図である。リップルが比較的小さく、サイドローブ抑圧度が大きいことを示している。
上述したとおり、本適用例のコードを用いれば、従来のBarkerコードを用いた場合に比べ、若干サイドローブを劣化させるだけで、チップ長25の通信装置が得られ、大幅な処理利得向上が可能となる。
次に、本発明を適用した4つめの例に関して、第12図、第13図を用いて説明する。前述の3つめの例では、サイドローブ抑圧度がD/U=18.2dBであったが、本適用例では、さらにサイドローブを抑圧する。
第12図は本適用例の受信側の参照25チップタップ係数Mjを示す図である。整合信号のサイドローブを抑圧するため、各タップに重み付けを施している。
第13図は送信側に3つめの例のmjコードを用い、受信側のマッチドフィルタの各タップに上記参照コードMjに対応した重み付けを行った場合の整合信号波形を示す図である。第13図の係数は、最適化アルゴリズムを用いて求めた。搬送波周波数は300MHz、情報速度は1Mbpsである。このようにすると、受信側のタップ数を増加させることなく、3つめの例に比べ良好なサイドローブ抑圧度(ピークとサイドローブの比(D/U)、D/U=19.8dB)が得られている。
次に、本発明を適用した5つめの例に関して、第14図、第15図を用いて説明する。4つめの例では、タップ数を送信側及び受信側ともに同一の25としたが、本適用例では、さらにサイドローブを抑圧するために受信側のタップ数を49とした。
第14図の本適用例の受信側の参照49チップタップ係数Mjを示す図である。整合信号サイドローブを抑圧するため、各タップに重み付けを施している。
第15図は送信側に第3の適用例のmjコードを用い、受信側のマッチドフィルタの各タップに上記参照コードMjに対応した重み付けを行った場合の整合信号波形を示す図である。第14図の係数は、最適化アルゴリズムを用いて求めた。搬送波周波数は300MHz、情報速度は1Mbpsである。従来のBarkerコードを用いた場合に比べても良好なサイドローブ抑圧度(ピークとサイドローブとの比(D/U)は、D/U=24.4dB)が得られている。
次に、本発明を適用した6つめの例に関して、第16図を用いて説明する。3つめの例の第5図と同様個所には同一番号を付した。3つめの例では直接送信信号帯で復調を行っているが、高周波であるため、信号処理が難しい場合がある。本適用例では、混合器21により発信器22から生じた信号受信信号と乗算することにより、周波数を低減させた後に、復調処理を行っている。本適用例を用いれば、比較的低周波帯復調処理が可能であるため、回路設計が容易であるという特徴を有する。
次に、本発明を適用した7つめの例に関して、第17図を用いて説明する。
第17図は7つめの例の通信装置の受信部を示す図である。2つめの例の第3図と同様個所には同一番号を付した。2つめの例ではマッチドフィルタで復調を行っているが、情報速度が遅い場合には、マッチドフィルタのデバイスサイズが大きくなってしまう。本適用例では、送信側と同様に擬似雑音コード発生器23から出力される信号に、混合器24において搬送波と同一周波数の発振器25のキャリア信号を乗算し、さらにその信号と受信信号との同期を取って混合器26で乗算することにより、復調信号を得ることができる。本適用例を用いれば、比較的情報速度が遅い場合でも、装置を大きくすることなく信号の復調が可能であるという特徴を有する。
次に、本発明を適用した8つめの例に関して、第18図を用いて説明する。
第18図は8つめの例の通信装置の受信部を示す図である。2つめの例の第3図と同様個所には同一番号を付した。7つめの例では擬似送信信号を作成して復調を行っているが、受信側にも信号発生器が必要になるため、回路規模が大きくなってしまう。本適用例では、搬送波周波数発振器28と受信信号とを混合器27を用いて乗算し、さらに、検波回路29、方形波出力回路30によりデジタル信号に変換され、デジタル相関信号処理回路31において数4の式、数5の式により処理を行っている。本適用例では、相関復調処理をデジタル処理で行うことができるため、比較的情報速度が遅い場合、あるいは、擬似雑音コード長が短い場合には、比較的低コストで装置を作ることができるという特徴を有する。
次に、本発明を適用した9つめの例に関して、第19図を用いて説明する。
第19図は9つめの例の通信装置の受信部を示す図である。6つめの例の第17図と同様個所には同一番号を付した。8つめの例ではデジタル回路にて復調を行っているが、情報速度が速く、擬似雑音コード長が長い場合にはデジタル回路のクロック周波数が低いため、処理できない場合がある。本適用例では、擬似雑音コード発生器23から出力される信号に、混合器24において搬送波と同一周波数の発振器25のキャリア信号を乗算し、さらにその信号と受信信号とを相関素子であるコンボルバー32により畳み込み積分処理を行って、さらに検波回路33を通して復調を行っている。本適用例では、キャリア周波数、擬似雑音コードサイクルの同期が取れれば情報速度が速く、擬似雑音コード長が長い場合にでも比較的容易に、復調信号を得ることができるという特徴を有する。
上記6つめの例から9つめの例に比べ、2つめの例及び3つめの例のマッチドフィルタを用いた場合には、受信側のコードが固定であるため、信号同期が不要であるという特徴を有する。また逆に、前者はコードが可変であるため、送信側のコードに対応し、受信側の参照コードを自由に変えることができるという特徴を有する。
次に、本発明を適用した10番目の例に関して、第20図を用いて説明する。
第20図は10番目の例の通信装置の検波部を示す図である。本適用例は検波方式として遅延検波方式を用いたものであり、遅延線34により1情報ビット前の信号と現在の信号とを混合器35で乗算することにより復調を行っている。本適用例では検波回路の簡略化を果たすことができる。
次に、本発明を適用した11番目の例に関して、第21図を用いて説明する。
第21図は11番目の例の通信装置の検波部を示す図である。本適用例は検波方式として同期検波方式を用いたものであり、クロック検出回路36により再生されたクロックを混合器35で信号と乗算することにより復調を行っている。本適用例では遅延検波方式に比べエラーレートが良い。
次に、本発明を適用した12番目の例に関して、第22図を用いて説明する。
第22図は12番目の例の通信システムを示す図である。本適用例はLANに本方式の通信装置を用いたものである。LAN用ケーブル38に本通信装置41、42が接続され、各端末39、44には本通信装置40、43が接続されている。また各端末45、48に本通信装置46、47を接続し、各端末間で(有線系を介さず)自由に通信を行うことができる。本適用例を用いれば、各端末ではLANケーブルに接続する必要がないため、端末を自由に動かすことができる。
産業上の利用可能性
以上、本発明によれば、擬似雑音コード長を14以上として相関係数のサイドローブを抑圧することができるため、スペクトラム拡散通信装置及びそれを用いた通信システムのエラーレートの低減、処理利得の向上が可能となる。

Claims (13)

  1. デジタル情報に対応し、擬似雑音コードの極性を反転させて使用する直接拡散通信装置において、
    前記擬似雑音コードは、コード長が14以上で、かつ信号側コードの反転時である、信号側コードの位相を(+、+、−)とした際の、対応させた自己相関サイドローブの絶対値が3以下であり、かつ、相関関数Ok、信号符号系列Sk、擬似雑音コードbjに対応した参照コードmjとしたとき、
    Figure 0003799058
    の計算式に従って導き出さされる、相関ピーク以外のサイドローブの絶対値が、その符号長で最小ある、実施例の表1〜表9に示されるコードであることを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。
  2. 前記擬似雑音コードのコード長が、14以上でかつ奇数であることを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  3. 前記擬似雑音コードのコード長が、15、21、25あるいは27のいずれかであることを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  4. 受信信号を復調して、得られた出力整合信号のサイドローブを低減させるための、フィルタ機能を有していることを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  5. 受信信号を復調するための復調素子として、マッチドフィルタを用いたことを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  6. 前記出力整合信号のサイドローブを低減させるためのフィルタ機能として、マッチドフィルタの各タップに重み付けを有していることを特徴とする請求項4または5に記載のスペクトラム拡散通信装置。
  7. 前記復調素子として、マッチドフィルタ型の弾性表面波装置を用い、前記弾性表面波装置の入力または出力すだれ状電極のうち一方の電極は、極性反転がなく、他方のすだれ状電極にくらべて表面波通過時間が短い電極であって、かつ他方のすだれ状電極は、極性反転があることを特徴とする請求項5記載のスペクトラム拡散通信装置。
  8. 前記擬似雑音コードに高周波キャリアを乗算した信号を受信信号に混合することにより、前記受信信号の復調を行うことを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  9. 受信信号を復調した後検波されて得られるデジタル信号と、予めメモリ内に蓄えられたコードとの相関処理を行うことを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  10. 前記擬似雑音コードに高周波キャリアを乗算した信号と受信信号との相関処理を行う相関素子を用いて復調処理を行うことを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  11. 復調された受信信号を検波する方式として遅延検波方式を用いたことを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  12. 復調された受信信号を検波する方式として同期検波方式を用いたことを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載のスペクトラム拡散通信装置のいずれかを用いたことを特徴とする通信システム。
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