JP3795555B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスクから再生した信号を二値化して読取る光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この発明は、光ディスクに対するデータの記録周波数がそのディスクの内周と外周で異なるゾーンCAVが採用されている。PLLの動作周波数による応答速度を内周と外周で2倍以上異なる。この場合、PLLの動作周波数によって決まる応答速度の最適値は内周と外周で異なることになる。従来、内周と外周のほぼ中間に対応する応答速度を設定していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、PLLの動作周波数による応答速度を内周と外周のそれぞれに適した最適値へと設定できることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明は、光ディスクに対するデータの記録周波数が光ディスクの内周と外周で異なるゾーンCAVとなっている光ディスクからデータを再生する光ディスク装置において、上記光ディスクに対してデータの再生を行う光学ヘッドと、この光学ヘッドからの再生信号を 2 値化する 2 値化手段と、この 2 値化手段による 2 値化信号と再生用の基本クロックとの位相差に相当する誤差信号を出力するPLL回路と、上記光ディスクの内周と外周とで異なる時定数の応答速度を記憶する記憶手段と、上記光学ヘッドが内周か外周かに基づいて、上記記憶手段により記憶されている時定数の 1 つを応答速度調整値として選定する選定手段と、上記PLL回路からの誤差信号に上記選定手段により選定された時定数を乗算する乗算手段と、この乗算手段による乗算結果を上記光学ヘッドからの再生信号に加算する加算手段とから構成される。
【0035】
【発明の実施の形態】
図3において、1は情報記憶媒体であるところの光ディスクで、モータ3によって例えば一定の速度で回転される。このモータ3は、モータ制御回路4により制御される。光ディスク1に対する情報の記録、再生は、光学ヘッド5によって行われる。光学ヘッド5は、リニアモータ6の可動部を構成する駆動コイル7に固定されており、その駆動コイル7はリニアモータ制御回路8に接続される。
【0036】
リニアモータ制御回路8に速度検出器9が接続され、その速度検出器9で検出される光学ヘッド5の速度信号がリニアモータ制御回路8に送られる。リニアモータ6の固定部に、図示しない永久磁石が設けられており、上記駆動コイル7がリニアモータ制御回路8によって励磁されることにより、光学ヘッド5が光ディスク1の半径方向に移動される。
【0037】
光学ヘッド5には、図示しないワイヤあるいは板ばねによって支持された対物レンズ10が設けられる。この対物レンズ10は、駆動コイル11の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能で、また駆動コイル 12の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。
【0038】
レーザ制御回路13の駆動制御により、半導体レーザ発振器9からレーザ光ビームが発せられる。レーザ制御回路13は、変調回路14とレーザ駆動回路15からなり、PLL回路16から供給される記録用クロック信号に同期して動作する。変調回路14は、エラー訂正回路32から供給される記録データを記録に適した信号つまり 2-7変調データに変調する。レーザ駆動回路15は、変調回路14からの 2-7変調データに応じて、半導体レーザ発振器(あるいはアルゴンネオンレーザ発振器)19を駆動する。
【0039】
PLL回路16は、記録時、水晶発振器から発せられる基本クロック信号を光ディスク1上の記録位置に対応した周波数に分周し、これにより記録用のクロック信号を発生すると共に、再生時は、再生した同期コードに対応の再生用クロック信号を発生し、さらに再生用クロック信号の周波数異常を検知する。この周波数異常の検知は、再生用クロック信号の周波数が、再生するデータの光ディスク1上の記録位置に対応した所定周波数の範囲内にあるか否かによりなされる。また、PLL回路16は、CPU30からの制御信号とデータ再生回路18のカウント部47からの信号に応じて、記録用あるいは再生用のクロック信号を選択的に出力する。
【0040】
半導体レーザ発振器19から発せられるレーザ光ビームは、コリメータレンズ20、ハーフプリズム21、対物レンズ10を介して光ディスク1上に照射される。光ディスク1からの反射光は、対物レンズ10、ハーフプリズム21、集光レンズ22、およびシリンドリカルレンズ23を介して光検出器24に導かれる。
【0041】
光検出器24は、4分割の光検出セル24a、24b、24c、24dにからなる。このうち、光検出セル24aの出力信号は、増幅器25aを介して加算器26aの一端に供給される。光検出セル24bの出力信号は、増幅器25bを介して加算器26bの一端に供給される。光検出セル24cの出力信号は、増幅器25cを介して加算器26aの他端に供給される。光検出セル24dの出力信号は、増幅器25dを介して加算器26bの他端に供給される。
【0042】
さらに、光検出セル24aの出力信号は、増幅器25aを介して加算器26cの一端に供給される。光検出セル24bの出力信号は、増幅器25bを介して加算器26dの一端に供給される。光検出セル24cの出力信号は、増幅器25cを介して加算器26dの他端に供給される。光検出セル24dの出力信号は、増幅器25dを介して加算器26cの他端に供給される。
【0043】
加算器26aの出力信号は差動増幅器OP2の反転入力端に供給され、その差動増幅器OPの非反転入力端に加算器26bの出力信号が供給される。差動増幅器OP2は、加算器26a、26bの両出力信号の差に応じた、フォーカス点に関する信号を出力する。この出力はフォーカシング制御回路27に供給される。フォーカシング制御回路27の出力信号は、フォーカシング駆動コイル12に供給される。これにより、レーザ光ビームが、光ディスク1上で常時ジャストフォーカスとなる制御される。
【0044】
加算器26cの出力信号は差動増幅器OP1の反転入力端に供給され、その差動増幅器OP1の非反転入力端に加算器26dの出力信号が供給される。差動増幅器OP1は、加算器26c、26dの両出力信号の差に応じたトラック差信号を出力する。この出力はトラッキング制御回路28に供給される。トラッキング制御回路28は、差動増幅器OP1からのトラック差信号に応じてトラック駆動信号を作成する。
【0045】
トラッキング制御回路28から出力されるトラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル11に供給される。また、トラッキング制御回路28で用いられるトラック差信号が、リニアモータ制御回路8に供給される。
【0046】
上記フォーカシングおよびトラッキングがなされることで、光検出器24の各光検出セル24a,…24dの出力信号の和信号には、つまり加算器26c、 26dの両出力信号の加算である加算器26eの出力信号には、トラック上に形成されたピット(記録情報)からの反射率の変化が反映される。この信号は、データ再生回路18に供給される。データ再生回路18は、PLL回路16からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。また、データ再生回路 18は、加算器26eの出力信号とPLL回路16からの再生用クロック信号とに基づいてプリフォーマットデータ内のセクタマークを検出すると共に、PLL回路16から供給される二値化信号および再生用クロック信号に基づき、その二値化信号からアドレス情報としてのトラック番号とセクタ番号を再生する。
【0047】
データ再生回路18の再生データはバス29を介してエラー訂正回路32に供給される。エラー訂正回路32は、再生データ内のエラー訂正コードECCによりエラーを訂正したり、あるいはインターフェース回路35から供給される記録データにエラー訂正コードECCを付与してメモリ2に出力する。
【0048】
このエラー訂正回路32でエラー訂正される再生データはバス29およびインターフェース回路35を介して外部装置としての記憶媒体制御装置36に供給される。記憶媒体制御装置36から発せられる記録データは、インターフェース回路35およびバス29を介してエラー訂正回路32に供給される。
【0049】
上記トラッキング制御回路28によって対物レンズ10が移動されているとき、リニアモータ制御回路8により、対物レンズ10が光学ヘッド5内の中心位置近傍に位置するようリニアモータ6つまり光学ヘッド5が移動される。
【0050】
D/A変換器31は、フォーカシング制御回路27、トラッキング制御回路 28、リニアモータ制御回路8と光ディスク装置の全体を制御するCPU30との間での情報の授受に用いられる。
【0051】
モータ制御回路4、リニアモータ制御回路8、レーザ制御回路15、PLL回路16、データ再生回路18、フォーカシング制御回路27、トラッキング制御回路28、エラー訂正回路32等は、バス29を介してCPU30によって制御される。CPU30は、メモリ2に記録されたプログラムによって所定の動作を行なう。
【0052】
このように構成された情報処理装置いわゆる光ディスク装置において、データ再生回路18に本発明の要部が搭載される。
この要部の第1実施例を図1に示す。なお、図1において、従来の図11と同一部分には同一符号を付している。
【0053】
図1に示すように、光ディスク再生手段で再生される信号がプリアンプ41を介して振幅レベル調整回路61に供給される。
振幅レベル調整回路61は、再生信号の振幅レベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個の振幅レベルにCPU60からの指令に応じて変更するためのもので、後述する波形整形処理手段の前段に設けられる。振幅レベルの具体的な調整方法としては、複数の抵抗のうちの一つをアナログスイッチで切替えるもの、可変抵抗の抵抗値をディジタル的に切替えるものなどがある。
【0054】
振幅レベル調整回路61を経た再生信号は加算器42を介して再生信号増幅回路43に供給される。この再生信号増幅回路43で増幅される再生信号は、二値化回路44に供給され、そこで一定のスレッシュホールドレベルTHを基準に二値化される。
【0055】
二値化44の出力は、デコード回路46に送られてCPU60の制御の下にデコードされ、読取り信号となる。読取り信号は訂正回路47に送られ、適宜にエラー訂正処理が施される。この訂正回路47は、上記したエラー訂正回路32に対応する。すなわち、デコード回路46、訂正回路47、およびCPU60により、再生信号の内容を読取る読取手段が構成される。
【0056】
再生信号増幅回路43の出力端から加算器42にかけて波形整形回路45を含むフィードバック回路が設けられており、再生信号の振幅の包絡線変動に応じた波形整形処理が再生信号増幅回路43に入る前の再生信号に加えられる。すなわち、加算器42、再生信号増幅回路43、および波形整形回路45によって波形整形処理手段が構成されており、再生信号の振幅に包絡線変動があっても、その包絡線変動が解消される方向に波形整形が働く。
【0057】
CPU60は、デコード回路46および訂正回路47を制御する機能のほかに、次の制御手段を有する。デコード回路46および訂正回路47を含む読取手段の読取りが不能な場合に、上記読取手段の読取りを繰返せしめると共に、振幅レベル調整回路61の調整値を変化つまり選択されている振幅レベルとは異なる一個の振幅レベルを選択し直させ、かつそれでも読取り不能が続く場合には振幅レベルの選択し直し動作を所定回数の範囲で繰返せしめる制御手段。
【0058】
つぎに、上記の構成の作用を図2のフローチャートを参照して説明する。
振幅レベル調整回路61の調整値として、初めは標準的な値が設定されている。この状態で、光ディスク1の欠陥部分が再生され、再生信号の振幅に図13に示すような急瞬な包絡線変動が生じると、波形整形回路45を主体とするフィードバック系の波形整形処理だけではその包絡線変動を十分に吸収できず、二値化回路44での正しい二値化が困難となる。この場合、読取手段の読取りが不能となる。
【0059】
読取手段の読取りが不能であると、CPU60から光ディスク再生手段に再度の再生を指示するためのリトライの指令が送られ、光ディスク1の同じ箇所に対して再生が繰返される。同時に、振幅レベル調整回路61の調整値が変化され、リトライによる再生信号の振幅レベルが任意の方向(上昇方向または下降方向)に所定値ずつ変更される。
【0060】
こうして、読取手段の読取りが可能となるまで、再生リトライおよび振幅レベル変更が繰り返される。振幅レベルの変更は、初めは上昇方向に所定値、次は下降方向に所定値というように、所定のパターンでかつ所定回数の範囲で繰り返される。
【0061】
パターンおよび回数については、CPU60内に予めプログラムされている。リトライ回数を増やせば、リードできるチャンスは増えるが、リトライのための時間が増加するため、ホスト(CPU30)からのコマンドに対するタイムアウト時間も勘案しながらリトライ回数を決定する必要がある。
【0062】
振幅レベルの変更方向および変更レベル幅については様々に設定してあり、これらが適宜に選択される。光ディスク1の欠陥部分がどのようなものであるか (たとえば周波数成分によるもの)、またその欠陥が再生信号にどのような形で現われるか、実際に再生してみないと判らないからである。
【0063】
このように再生リトライおよび振幅レベル変更が繰り返されることにより、そのうち、再生信号に対する正しい二値化ができるようになる。
すなわち、再生信号の振幅に図13に示すような急瞬な包絡線変動が生じても、図4に示すように、振幅レベルが上昇方向に変化したとき、包絡線変動の部分にスレッシュホールドレベルTHがかからなくなる。これにより、二値化回路 44において常に正しい二値化が可能となる。
【0064】
したがって、読取り能力の増大および信頼性の向上が図れ、たとえば、ある光ディスク装置で記録されたデータを別の光ディスク装置で再生できないといった不具合が解消される。
【0065】
次に、この発明の第2実施例について図5により説明する。なお、図面において従来の図14と同一部分には同一符号を付している。
光ディスク再生手段で再生される信号がプリアンプ41および加算器42を介して再生信号増幅回路43に供給される。再生信号増幅回路43で増幅される再生信号は、二値化回路44に供給され、そこで変動型のスレッシュホールドレベルTHを基準に二値化される。この場合のスレッシュホールドレベルTHは、当該二値化回路44に入力される信号の振幅の包絡線変化に追従して変動する。
【0066】
二値化回路44の出力信号は、PLL回路48に供給され、光ディスク再生手段の再生用クロック信号に同期したデータ系列に変換される。PLL回路48は、図3のPLL回路16に対応する。
【0067】
PLL回路48の出力は、デコード回路46に送られてCPU60の制御の下にデコードされ、読取り信号となる。読取り信号は訂正回路47に送られ、適宜にエラー訂正処理が施される。
【0068】
PLL回路48から加算器42にかけて、時定数回路49および応答速度調整回路62を含むフィードバック回路が設けられている。このフィードバック回路において、PLL回路48から応答速度調整回路62に供給される信号は、光ディスク再生手段の再生用クロック信号と二値化回路44からの二値化信号との位相ずれに相当する誤差信号である。
【0069】
応答速度調整回路62は、複数種の時定数をあらかじめ記憶しており、これら時定数の一つをCPU60からの指令に応じた応答速度調整値として選定し、それをPLL回路48からの誤差信号に対し乗算する。時定数の乗算は、誤差信号に対する当該フィードバック系の応答速度を早すぎないよう遅すぎないよう適切な値に設定するためのものである。
【0070】
PLL回路48、応答速度調整回路62、波形整形回路45、加算器42、および再生信号増幅回路43によって波形整形処理手段が構成されており、再生用クロック信号と二値化信号との位相ずれが解消する方向に二値化回路44のスレッシュホールドレベルTHが変化するよう、再生信号に対し波形整形が加えられる。
【0071】
CPU60は、デコード回路46および訂正回路47を制御する機能のほかに、次の制御手段を有する。デコード回路46および訂正回路47を含む読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能となるまで所定回数の範囲で、光ディスク再生手段の再生を繰返せしめるとともに、応答速度調整回路62の調整値を変化させる制御手段。
【0072】
つぎに、上記の構成の作用を図6のフローチャートを参照して説明する。
応答速度調整回路62の調整値として、初めは標準的な時定数が選定されるが、光ディスク1の欠陥部分が再生されると、応答速度調整回路62を含むフィードバック系の応答速度が不適切となり、二値化回路44での正しい二値化が困難となる。この場合、読取手段の読取りが不能となる。
【0073】
読取手段の読取りが不能になると、CPU60から光ディスク再生手段に再度の再生を指示するためのリトライの指令が送られ、光ディスク1の同じ箇所に対して再生が繰返される。同時に、応答速度調整回路62の調整値として別の時定数が選定される。
【0074】
こうして、読取手段の読取りが可能となるまで、再生リトライおよび時定数変更が繰り返される。時定数の変更は、読取りが可能となるまで、所定回数の範囲で繰り返される。選定される時定数の大きさ、および変更の回数については、 CPU60内に予めプログラムされている。
【0075】
リトライ回数を増やせば、リードできるチャンスは増えるが、リトライのための時間が増加するため、ホスト(CPU30)からのコマンドに対するタイムアウト時間も勘案しながらリトライ回数を決定する必要がある。
【0076】
こうして再生リトライおよび時定数変更が繰り返されることにより、そのうち、応答速度調整回路62を含むフィードバック系の応答速度が欠陥部分の再生信号に適したものとなり、再生信号に対する正しい二値化ができるようになる。
【0077】
すなわち、図7および図8に示すように、再生信号の振幅の包絡線変化に対し、波形整形のためのC点電圧(波形整形回路45の出力電圧)が適切な速度で追従するようになり、再生用クロック信号と二値化信号との位相ずれが解消する方向に二値化回路44のスレッシュホールドレベルTHが最適変化する。
【0078】
したがって、読取り能力の増大および信頼性の向上が図れ、たとえば、ある光ディスク装置で記録されたデータを別の光ディスク装置で再生できないといった不具合が解消される。
【0079】
光ディスク1に対するデータの記録周波数がそのディスクの内周と外周で異なるZCAV(ゾーンCAV)が採用されている場合、PLLの動作周波数が内周と外周で2倍以上異なることが少なくない。この場合、PLLの動作周波数によって決まる応答速度(時定数)の最適値は内周と外周で異なることになる。従来は、この内周と外周のほぼ中間に対応する応答速度(時定数)を設定していたが、本実施例では応答速度(時定数)を内周と外周のそれぞれに適した最適値へと設定することができる。
【0080】
この発明の第3実施例について図9により説明する。
第2実施例の構成に第1実施例の振幅レベル調整回路61を加えた構成となっている。
【0081】
CPU60は、デコード回路46および訂正回路47を制御する機能のほかに、次の制御手段を有する。デコード回路46および訂正回路47を含む読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能となるまで所定回数の範囲で、光ディスク再生手段の再生を繰返せしめるとともに、振幅レベル調整回路61の調整値または応答速度調整回路62の調整値を変化させる制御手段。
【0082】
作用を図10のフローチャートを参照して説明する。
振幅レベル調整回路61の調整値として、初めは標準的な値が設定されている。この状態で、光ディスク1の欠陥部分が再生され、読取手段の読取りが不能になると、CPU60から光ディスク再生手段に再度の再生を指示するためのリトライの指令が送られ、光ディスク1の同じ箇所に対して再生が繰返される。同時に、振幅レベル調整回路61の調整値が変化され、リトライによる再生信号の振幅レベルが変更される。
【0083】
これでも読取りが不能であれば、再生リトライが繰り返されると同時に、今度は応答速度調整回路62の調整値つまり時定数が変更される。
これでも読取りが不能であれば、再生リトライが繰り返されると同時に、再び振幅レベル調整回路61の調整値が変化される。
【0084】
こうして、読取手段の読取りが可能となるまで、再生リトライが繰り返されながら、振幅レベル変更と時定数変更とが交互に実行される。
そのうち、再生信号に対する正しい二値化ができるようになる。第1実施例および第2実施例と同様の効果が得られる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
【0085】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、PLLの動作周波数による応答速度を内周と外周のそれぞれに適した最適値へと設定できることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例の作用を説明するためのフローチャート。
【図3】この発明に関わる光ディスク装置の制御回路の構成を示すブロック図。
【図4】図1における各部の信号波形を示す図。
【図5】第2実施例の構成を示すブロック図。
【図6】第2実施例の作用を説明するためのフローチャート。
【図7】図5における各部の信号波形を示す図。
【図8】図5における各部の信号波形を示す図。
【図9】第3実施例の構成を示すブロック図。
【図10】第3実施例の作用を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
41…プリアンプ、42…加算器、43…再生信号増幅回路、44…二値化回路、45…波形整形回路、46…デコード回路、47…訂正回路、60…CPU、61…振幅レベル調整回路、62…応答速度調整回路。
Claims (1)
- 光ディスクに対するデータの記録周波数が光ディスクの内周と外周で異なるゾーンCAVとなっている光ディスクからデータを再生する光ディスク装置において、
上記光ディスクに対してデータの再生を行う光学ヘッドと、
この光学ヘッドからの再生信号を 2 値化する 2 値化手段と、
この 2 値化手段による 2 値化信号と再生用の基本クロックとの位相差に相当する誤差信号を出力するPLL回路と、
上記光ディスクの内周と外周とで異なる時定数の応答速度を記憶する記憶手段と、
上記光学ヘッドが内周か外周かに基づいて、上記記憶手段により記憶されている時定数の 1 つを応答速度調整値として選定する選定手段と、
上記PLL回路からの誤差信号に上記選定手段により選定された時定数を乗算する乗算手段と、
この乗算手段による乗算結果を上記光学ヘッドからの再生信号に加算する加算手段と、
を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
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