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JP3795112B2 - 油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法 - Google Patents

油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法 Download PDF

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JP3795112B2
JP3795112B2 JP30196995A JP30196995A JP3795112B2 JP 3795112 B2 JP3795112 B2 JP 3795112B2 JP 30196995 A JP30196995 A JP 30196995A JP 30196995 A JP30196995 A JP 30196995A JP 3795112 B2 JP3795112 B2 JP 3795112B2
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hydraulic control
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JP30196995A
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Inventor
一俊 北沢
Original Assignee
川崎油工株式会社
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  • Control Of Presses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス加工分野における油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
多品種少量等のプレス成形品について、金型の製作にその試作品等を成形するトライアルプレスが使用されている。
【0003】
従来、トライアルプレスでは、多種多様なプレス条件を充足できるように一般に油圧プレスが採用されている。そして、プレス成形品のメカニカルプレスの金型製作用のトライアルプレスとして、高速の加圧速度が要求されることから、プレス成形用の加圧シリンダーを所要の大容量吐出量の加圧ポンプで駆動したり、また大容量のアキュムレーターを使用して対応している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の油圧トライアルプレスで金型を製作してメカニカルプレスにその金型を取り付けて成形すると、成形材料の一部が破損したり、成形品の肉厚が不均一となったりして、上手く成形できないことがしばしば発生している。そのため、その都度金型を修正しているが、金型の修正に多大な時間を要するものであった。
【0005】
その原因としては、図3のように油圧プレスとメカニカルプレスのスライドのスピードの違いが主たるものであると考えられ、油圧プレスのプレスモーションカーブとメカニカルプレスのプレスモーションカーブを一致させることが重要であると考えた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、油圧プレスでメカニカルプレス用の金型を製作する油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法であって、スライドの加圧シリンダーとアキュムレーターとの間の油圧制御回路に小流量から大流量まで油量制御できる金型トライアル用の油圧制御弁を配設し、メカニカルプレスのプレスモーションカーブの金型閉塞直前の段階からスライドの下死点の間を多数の点に分割して、油圧プレスのスライドをメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致するように上記それぞれの分割点で上記金型成形トライアル用の油圧制御弁を制御して、金型を閉塞して成形材料を加圧成形するようにしたことを特徴とする油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法を提供するにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、スライドの加圧シリンダーとアキュムレーターとの間の油圧制御回路に、小流量から大流量まで油量制御できる金型トライアル用の油圧制御弁を配設し、メカニカルプレスのプレスモーションカーブの金型閉塞直前の段階からスライドの下死点の間を多数の点に分割して、油圧プレスのスライドをメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致するように上記それぞれの分割点で上記金型成形トライアル用の油圧制御弁を制御して、金型を閉塞して成形材料を加圧成形するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本発明の油圧プレスは、加圧シリンダーを油圧ポンプで駆動してスライドを制御しているとともに、所定容量のアキュムレーターを接続して加圧シリンダーを所定の速度に制御するものである。
【0009】
特に、上記加圧シリンダーとアキュムレーターの油圧制御回路に、小流量から大流量まで油量制御できる金型成形トライアル用の油圧制御弁を配設し、メカニカルプレスのプレスモーションカーブと一致するように油圧制御するようにしている。
【0010】
上記油圧制御弁としては、1個の弁で流量制御するのが好ましいが、実用上入手できないため、所定容量の油圧制御弁を所定量並設して、これらの油圧制御弁を組み合わせて所定の流量制御が可能となるようにしている。
【0011】
そして、その制御方法としては、メカニカルプレスの所定のプレスモーションカーブの金型閉塞直前の段階からスライドの下死点の間を適切な多数の点に分割し、そのそれぞれの分割点で所定の流量となるような上記油圧制御弁の設定にもとづいて油圧制御して、メカニカルプレスのプレスモーションカーブと一致するようにしている。
【0012】
上記プレスモーションカーブの多数点の分割制御としては、スライド位置について分割して制御する速度制御や、スライドスピードについて分割して制御する位置制御方法を挙げることができる。
【0013】
また、上記多数点分割としては、等分割するほか、下死点に近づくにしたがってより細かく分割してメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致するように制御したりするなど適切に実施することができる。
【0014】
なお、スライドの下死点付近では、上記したアキュムレーターによる油圧制御回路の制御から、油圧ポンプ単独の加圧制御にして、その間にアキュムレーターに油圧を補給するようにすることができる。
【0015】
【実施例】
図1、図2は、上記した本発明の一実施例で、トライアルプレスの油圧プレスに実施したものである。油圧プレスは、図1のようにクラウンの上に油圧タンク2を設置していて、プレフィル弁3を介して加圧シリンダー4に配管接続し、スライド5を昇降するようにしている。
【0016】
そして、上記加圧シリンダー4には、図1のように3位置4方向の切換弁6を介してアキシャルプランジャータイプのサーボポンプの油圧ポンプ7に接続しているとともに、所定圧力の圧油を放出できるように必要容量のアキュムレーター8を接続している。
【0017】
上記アキュムレーター8は、必要により油圧ポンプ7と共働して加圧シリンダー4を高速で駆動してプレス成形するのに必要な油量を供給できる放出量としているとともに、図1のように小流量から大流量まで油量制御できるように電磁比例弁の金型成形トライアル用の油圧制御弁9を複数個配設し、これらを適宜に組み合わせて所要の流量制御ができるようにしている。
【0018】
そしてまた、図2のようにメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致するようにスライド位置検出器10からの信号を上記油圧制御弁9に送信して、アキュムレーター8および油圧ポンプ7から所要の流量を加圧シリンダー4に供給するようにしている。
【0019】
上記スライド位置検出器10には、金型閉塞直前からスライドの下死点までの間を等分割等の多数点に分割して出力できるようにし、上記した複数個並設した油圧制御弁9を適切に組み合わせてメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致するように制御しているものである。
【0020】
上記した金型成形トライアル用の油圧制御弁9は、油量を連続的に、かつ円滑に制御できるように同一容量等のものを10〜20個位併設し、順序よく開閉制御したりするなど適宜に組み合わせて行えるものである。
【0021】
11はプレッシャースイッチ、12は油圧ポンプ油圧制御回路、13はアキュムレーター油圧制御回路14の遮断用の開閉制御弁、15はアキュムレーター充填用油圧回路である。
【0022】
上記の実施例の油圧プレス1を作動すると、図2のようにスライド5が無負荷状態で高速下降し、金型閉塞の直前で油圧ポンプ油圧制御回路12を遮断し、アキュムレーター油圧制御回路13の複数個併設した油圧制御弁9を順次開閉制御して、図2のようにメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致させてスライド5を下降制御していくものである。
【0023】
したがって、油圧プレスであっても、メカニカルプレスのプレスモーションカーブでスライドを下降制御できてメカニカルプレスで使用する金型を製作でき、金型の修正をできるだけ少なくできて、金型製作の時間を短縮化できるものである。
【0024】
なお、スライド5の下死点付近で、上記したアキュムレーター8によるアキュムレーター油圧制御回路13を遮断して、油圧ポンプ油圧制御回路12に切り替えて油圧ポンプ7による加圧制御とし、アキュムレーター8に別の油圧ポンプのアキュムレーター充填用油圧回路15から油圧油を補給するようにできる。
【0025】
上記実施例では、アキュムレーターが1本のものを示しているが、所定の本数とすることができ、また所定の吐出量制御のシリンダー式の蓄圧吐出リミッター付きのものとすることもできる。
【0026】
また、上記した金型成形トライアル用の油圧制御弁としては、サーボ弁、その他、本発明の趣旨にもとづいた適宜なものを使用することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明にあっては、メカニカルプレスのプレスモーションカーブの金型閉塞直前の段階からスライドの下死点の間を多数の点に分割して、油圧プレスのスライドをメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致するように上記それぞれの分割点で上記金型成形トライアル用の油圧制御弁を制御して油圧制御するので、油圧プレスであっても、メカニカルプレスのプレスモーションカーブでスライドを下降制御できてメカニカルプレスで使用する金型を製作でき、金型の修正をできるだけ少なくできて、金型製作の時間を短縮化できるものである。
【0028】
そして、スライドの金型閉塞直前の位置から下死点までの間を多点に等分割し、その分割点からそれぞれの金型成形トライアル用の油圧制御弁を制御することによって、油圧プレスのスライドを容易にメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致させるように油圧制御できる。
【0029】
また、スライドの下死点付近で、スライドの加圧制御をアキュムレーターによる油圧制御から油圧ポンプによる油圧制御に切り替えることによって、メカニカルプレスのプレスモーションカーブの下死点付近の制御が容易で、かつアキュムレーターへの油圧油の補給が容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要説明図、
【図2】同上のプレスモーションカーブ図、
【図3】従来のメカプレスプレスと油圧プレスのプレスモーションカーブの対比図。
【符号の説明】
1…油圧プレス 5…スライド 7…加圧ポンプ
8…アキュムレーター 9…油圧制御弁 10…スライド位置検出器

Claims (4)

  1. 油圧プレスでメカニカルプレス用の金型を製作する油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法であって、
    スライドの加圧シリンダーとアキュムレーターとの間の油圧制御回路に小流量から大流量まで油量制御できる金型トライアル用の油圧制御弁を配設し、メカニカルプレスのプレスモーションカーブの金型閉塞直前の段階からスライドの下死点の間を多数の点に分割して、油圧プレスのスライドをメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致するように上記それぞれの分割点で上記金型成形トライアル用の油圧制御弁を制御して、金型を閉塞して成形材料を加圧成形するようにしたことを特徴とする油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法。
  2. スライドの金型閉塞直前の位置から下死点までの間を多点に等分割し、その分割点でそれぞれの金型成形トライアル用の油圧制御弁を油圧プレスのスライドをメカニカルプレスのプレスモーションカーブに一致するように制御するようにした請求項1に記載の油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法。
  3. 金型成形トライアル用の油圧制御弁を同一容量のものを複数個併設して開閉制御するようにした請求項2に記載の油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法。
  4. スライドの下死点付近で、スライドの加圧制御をアキュムレーターによる油圧制御から油圧ポンプによる油圧制御に切り替えるようにする請求項1ないし3のいずれかに記載の油圧プレスの金型成形トライアル油圧制御方法。
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