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JP3782669B2 - 熱式流量測定装置 - Google Patents

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JP3782669B2
JP3782669B2 JP2001054106A JP2001054106A JP3782669B2 JP 3782669 B2 JP3782669 B2 JP 3782669B2 JP 2001054106 A JP2001054106 A JP 2001054106A JP 2001054106 A JP2001054106 A JP 2001054106A JP 3782669 B2 JP3782669 B2 JP 3782669B2
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圭一 中田
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    • GPHYSICS
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    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/6842Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow with means for influencing the fluid flow
    • GPHYSICS
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    • G01F15/12Cleaning arrangements; Filters

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の流量を検出する流量計測装置に係わり、特に流体が流れる主通路内に副通路を形成し、この副通路内を流れる流体の流量を計測する熱式流量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱式流量計測装置の従来の技術としては、特開平9−304140号公報に記載された熱式流量計がある。この公報記載の熱式流量計は、流路内にL字状の副通路が形成され、その中に流量検出用センサ素子が配された構造となっている。
【0003】
また、特開平9−287991号公報に記載された空気流量計は、空気通路内に逆U字状の副通路が形成され、その出口部近傍に流量検出用センサ素子が配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車の吸入空気を計測する空気流量計測装置では、例えぱ、雨天走行時にタイヤから大量の水滴を巻き上げながら走行する車両の後方を走行した場合や、大雨の中を走行した場合には、容易にエアクリーナーを経由して、細かい水滴が浸入してくる。
【0005】
熱式の空気流量計測装置は、流量検出用センサ素子に水滴が付着すると、水滴が蒸発するまでの間は出力異常となることが当業者の間では周知である。自動車用の空気流量検出用センサの出力が異常となると、適正な空燃比を得ることが困難となり、正常なエンジンの回転が維持できなくなるという問題がある。
【0006】
従来技術である上記特開平9−304140号公報に記載された技術では、水滴が浸入すると、直接、流量検出用センサ素子に衝突し、付着するために正常な出力を得ることが困難となってしまう。
【0007】
一方、上記特開平9−287991号公報に記載された技術では、流量検出用センサ素子はU宇状の通路内に配置されており、水滴が直接流量検出用センサ素子に衝突する可能性は低い。
【0008】
しかし、このようなU宇状の構造であっても、完全には、センサ素子への水滴付着を防止することはできない。すなわち、水滴が副通路内に浸入すると、その一部は副通路壁に付着し、やがて付着した水滴同志が結びついて大きな水滴に成長する。
【0009】
すると、大きな水滴は空気流によって吹き飛ばされやすくなり、吹き飛んだ水滴が流量検出用センサ素子に付着することが実験により判明した。
【0010】
本発明の目的は、流量検出用センサ素子に水滴等の液状体が付着することが防止され、信頼性の高い熱式流量測定装置を実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
(1)主通路を流れる流体の一部を導入する副通路と、この副通路内に配置され、流体の流量を検出するセンサとを備える熱式流量計測装置において、上記センサよりも上流側の副通路側面に形成され、上記流体に含まれる液状体を捕獲し、移動させる捕獲手段を備える。
【0012】
(2)好ましくは、上記(1)において、上記捕獲手段により、捕獲され移動された液状体を上記副通路外に排出する排出手段を備える。
【0013】
(3)また、好ましくは、上記(1)において、上記液状体の捕獲手段、または捕獲手段と排出手段は、副通路側面に形成された複数の溝、または複数のはり状の突部、あるいは複数の溝とはり状の突部の組み合せであり、捕獲された液状体が上記複数の溝、または複数のはり状の突部を伝って移動する。
【0014】
(4)また、好ましくは、上記(3)において、上記の複数の溝、または複数のはり状の突部、あるいは複数の溝とはり状の突部の組み合せは、副通路内の流体の上流側から下流側にかけて形成されており、上記副通路内を通過する液状体が集まり難い副通路側面から、より集まりやすい副通路側面に向かうように形成されている。
【0015】
(5)また、好ましくは、上記(3)において、上記複数の溝、または複数のはり状の突部、あるいは複数の溝とはり状の突部の組み合せは、副通路内の上流側から下流側にかけて形成されており、上記副通路内を通過する流体による遠心力が小である上記副通路側面部位から、遠心力が大である上記副通路側面部位に向かうように形成される。
【0016】
(6)また、好ましくは、上記(3)において、上記複数の溝、または複数のはり状の突部、あるいは複数の溝とはり状の突部の組み合せは、副通路内の上流側から下流側にかけて形成されており、上記副通路内を通過する流体の流れ方向に対して傾斜して形成されている。
【0017】
(7)また、好ましくは、上記(2)において、上記液状体の捕獲手段、または捕獲手段と排出手段は、副通路側面に親水性を有し、液状体が上記副通路側面に付着したときに、その接触角が約30度以下になるように構成される。
【0018】
(8)また、好ましくは、上記(2)において、上記捕獲手段と排出手段は、副通路側面に形成された複数の溝、あるいは、はり状の突部であり、これら溝、あるいは、はり状の突部と結合した別の溝が入口部近傍から出口部近傍にわたりほぼ連続して形成されている。
【0019】
(9)また、好ましくは、上記(2)において、上記捕獲手段は、副通路側面に形成された複数の溝であり、さらに上記溝部以外の副通路側面に撥水性を持たせることで、液状体が上記副通路側面に付着したときに、その接触角が約90度以上になるように構成される。
【0020】
(10)また、好ましくは、上記(2)において、上記捕獲手段は副通路側面に形成された複数の溝であり、上記排出手段は、複数の溝の下流側に溝と接続された貫通穴である。
【0021】
(11)流体が流れる主通路と、この主通路中に配置され、流体の流量を検出するセンサとを備える熱式流量計測装置において、上記主通路は、上記センサが配置される上流側近傍で屈曲するとともに、屈曲した主通路の内面に、液状体の捕獲手段が形成されている。
【0023】
このようにして形成された溝、あるいははり状の突部は、副通路内面に付着した水滴等の液状体を捕獲して、液状体同志が結びついて成長し、流体の流れに吹き飛ぱされて飛散するのを防止することが可能である。
【0024】
また、液状体の飛散を防止しながら、浸入した液状体を効率よく副通路外部に排出することができるようになる。これにより、流量検出用センサへの液状体付着防止を図ることが可能となる。
【0025】
また、副通路内面に親水性を持たせることで、液状体が副通路内面に付着しても副通路内面に一様に濡れるため、流体の流れで吹き飛ばされることが無くなる。これにより、流量検出用センサへの液状体付着防止を図ることが可能となる。
【0026】
副通路内面に複数の溝、あるいははり状の突部を形成するとともに、この溝、あるいははり状の突部と結合した別の溝を、入口部近傍から出口部近傍にわたりほぼ連続して形成する。複数の溝、またははり状の突部によって捕獲された液状体は、入口部から出口部にわたって連続して形成された別の溝を経由して副通路外部へ排出することができる。これにより、流量検出用センサへの液状体の付着防止を図ることが可能となる。
【0027】
副通路内面に複数の溝を形成するとともに、溝部以外の副通路内面に撥水膜を形成する。これにより、副通路内面に付着した液状体は移動しやすくなり、液状態同志が結びついて成長する前に、溝に捕獲されやすくなる。
【0028】
これにより、液状態の飛散を防止し、流量検出用センサへの液状体の付着防止を図ることが可能となる。
【0029】
副通路内面に複数の溝を形成するとともに、溝の下流側に溝と接続された貫通穴を設けた構造として、捕獲した液状体を貫通穴から排出させる。これにより、液状態の飛散を防止するとともに、液状態が副通路内に溜まるのを防止する。
【0030】
主通路は副通路が取り付けられる近傍の上流側で屈曲するとともに、屈曲した主通路の内面に、液状体の捕獲手段が形成された構造とする。例えば、屈曲した主通路の内面に複数の溝、または複数のはり状の突部等を設けた構造とし、主通路内面からの液状体の飛散を防止する。
【0031】
これにより、主通路に付着した液状体の飛散が無くなるため、副通路内に浸入する液状体が減少し、流量検出用センサへの液状態の付着の確立を下げることが可能となる。
【0032】
以上に述べた構成によれば、液状体が流量検出用センサに付着することが無くなるために、安定した出力が得られるようになり、これにより信頼性の高い流量計を実現することが可能となる。
【0033】
また、本発明により、ブローバイガス中に含まれるエンジンオイルのような油滴を含んだ液状の汚損物質が副通路内に浸入しても、油滴の流量検出用センサ素子への付着防止ができるため、オイル汚損による特性変化も防止できる。
【0034】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【0035】
図1において、熱式流量計測装置1は、主通路31中の流体の一部が流入する副通路6を有しており、その中に流量を検知するための流量計測用センサ素子4が配置されている。また、熱式流量計測装置1は、流量計測用センサ素子4を駆動すると共に、流量信号を外部に出力するための制御回路32と、この制御回路32を収納するハウジング34とを備えている。
【0036】
そして、副通路6の、流体が流入する入口部7近傍の内壁には流体の流れ方向10に対して傾斜した、つまり、流れ方向10に対して、図上、時計方向に0より大で90度より小の角度傾斜した(副通路6の内回り面6bから外回り面6aに向かって傾斜した)複数の溝2、あるいは、はり状の突部3が形成されている。なお、5は測温抵抗体であり、33は、カバーである。
【0037】
図2は図1の副通路6を、A−A線に沿って切断した時の断面図であり、溝2の形状の一例を示す図である。副通路6はガラス繊維30%を含有するPBT樹脂のような部材で構成し、副通路6の厚さは約2mm、溝2の幅は0.3mm〜2mm程度、溝2の深さは0.2〜1mm程度である。
【0038】
なお、溝2の深さは特に制限があるものでは無く、副通路6の厚さが厚い場合は更に深い溝2であっても良い。
【0039】
また、図3は、図2と同様に、図1の副通路6を、A−A線に沿って切断した時の断面図であり、はり状の突部3の形状の一例を示す図である。副通路6の厚さは約2mm、はり状の突部3の幅は0.3mm〜2mm程度、はり状の突部3高さは0.2〜1mm程度である。
【0040】
なお、はり状の突部3の高さは、高すぎると流体の流れを阻害するため、無制限に高くすることはできない。通常、設計される副通路6の幅Lは10mm程度であり、その場合の、はり状の突部3の高さは、1mm程度が限界である。
【0041】
従って、副通路6の幅が広くなれば、はり状の突部3の高さを1mm以上にすることも可能である。
【0042】
このように、流量計測用センサ素子4が配置される副通路6内に、溝2、あるいは、はり状の突部3を形成することにより、流量計測用センサ素子4に水滴21が付着するのを防止することが可能となる。
【0043】
この水滴付着防止のメカニズムを図4、図5、図6により説明する。
図4は、副通路6内に溝2、あるいは、はり状の突部3が無い場合の主な水滴21移動の様子を示した図であり、図5は図4の構造の副通路6内壁に付着した水滴21の移動の様子を示した図である。一方、図6は、図4の構造に対して、副通路6内に複数個の溝2、あるいは、はり状の突部3が形成されている場合の副通路6内壁に付着した水滴21の移動の様子を示した図である。
【0044】
図4〜図6のいずれの図も、副通路6内に配置される流量計測用センサ素子4や測温抵抗体5は省略してあり、その配置は図1と同じである。
【0045】
さて、水滴21が副通路6内に浸入すると、図4の(a)に示すように、水滴21の殆どは、内壁の外回り面6aにおけるU字状に曲がった付近に衝突し、副通路6内壁の外回り面6aに付着する。そして、図4の(b)に示すように、付着した水滴21は副通路6内の流れに沿って、副通路6の外回り面6aを伝って出口部8へ移動する。この際、流体の流れ10で発生する遠心力が水滴21に作用するために、水滴21は側壁から剥離することはない。
【0046】
そして、図4の(c)に示すように、水滴21は出口部8から副通路6外へ排出される。そのため、水滴21が流量計測用センサ素子4に付着することはない。
当初は、図4に示すようなU字形状の構造を採用すれば、流量計測用センサ素子4への水滴21の付着を防止することが可能と考えられていた。
【0047】
しかし、実際に霧状の水滴を、主通路31上流から浸入させて、流量計測用センサ素子4の出力をモニターすると、出力が頻繁に変動しており、U字形状の構造では、対策として不十分であることが判った。
【0048】
そこで、透明な樹脂製副通路6を製作し、水滴21を噴霧したときの副通路6内の水滴21の動きを観察した結果、図5に示す現象により、水滴21が流量計測用センサ素子4に付着することが判明した。
【0049】
すなわち、図5の(a)に示すように、副通路6内を通過する水滴21の一部は、外回り面6aと内回り面6bとの間の、副通路6の入口部7付近の内壁面(側面)にも付着し、流体の流れ10に押されながら側面を伝って移動する。この時の水滴21の大きさは直径で1mm以下である。
【0050】
次に、図5の(b)に示すように、水滴21は副通路6の側面を移動する過程で、多数の水滴21同志が結びついて成長し、大きな水滴21となる。水滴21は大きいものでは直径3mm程度にまで成長する。
【0051】
そして、図5の(c)に示すように、成長した水滴21は流体の流れ10に押されて吹き飛ぶようになり、吹き飛んだ水滴21の一部が流量計測用センサ秦子4に付着することになる。
【0052】
一方、図6に示した例の場合は、副通路6の側面に複数の溝2、あるいは複数の、はり状の突部3を形成したものである。複数の溝2、あるいは複数の、はり状の突部3は、流体の流れ10に対して、約45度の角度をつけて副通路6内の大きな遠心力を発生する方向に向かう構造である。
【0053】
図6の(a)に示すように、水滴21が副通路6の側面に付着するのは、図5の(a)に示した場合と同じである。しかし、図6の(b)に示すように、付着した水滴21は、複数の溝2、あるいは複数の、はり状の突部3に接触すると表面張力により、複数の溝2あるいは突部3に捕獲され、溝2、あるいは、はり状の突部3に沿って副通路6内の流体の流れ10により生じる遠心力が大きい側の側壁、つまり、外回り面6aに移動する。
【0054】
そして、図6の(c)に示すように、外回り面6aに到達した水滴21は、流体の流れによる遠心力を受けながら、外回り面6aに沿いながら、出口部8に向かうために、水滴21は外回り面6aから離脱することはない。
【0055】
このように、副通路6内に複数の溝2、あるいは、はり状の突部6(捕獲手段、排出手段)を形成することで水滴21を捕獲し、遠心力の大きい側の側壁である外回り面6aに沿って水滴21を移動させて、出口部8(排出手段)から外部に排出することで、水滴21が流量計測用センサ素子4に付着することが無くなり、信頼性の高い熱式流量計測装置を実現することができる。
【0056】
なお、複数の溝2、あるいは複数のはり状の突部3は、実際に水滴を流した時に、副通路内で水滴の集まりやすい内壁面に向かうように形成しても効果は同じである。
【0057】
また、本構造を適用すれば、水滴21に限らずブローバイガス中に含まれるエンジンオイルのような油滴を含んだ液状の汚損物質が副通路6内に浸入しても、油滴が流量検出用センサ素子4に付着することが防止できるため、オイル汚損による特性変化も防止できる。なお、本明細書においては、水滴、油滴等を液状体と定義することとする。
【0058】
なお、上述した複数の溝2、あるいは複数のはり状の突部3は、図7に示すような複数の溝2と、はり状の突部3を組み合わせたものでも効果は同じであり、同様の構造を有するものは本発明の複数の溝2、あるいは複数のはり状の突部3の概念に含まれるものである。
【0059】
また、図示した例では、溝2及び突部3は、直線状となっているが、直線状に限らず、曲線状であってもよい。
【0060】
また、図示した例では、溝2及び突部3は連続した一直線となっているが、点線のように、分離した形状となっていてもよい。
【0061】
さらに、溝2及び突部3は、製造上の制限さえ無ければ、副通路の内壁面全面に形成されていてもよい。
【0062】
次に、本発明の第2の実施形態を図8を参照して説明する。
図1、図4、図5、図6に示した副通路6構造は、全てU字状のものであったが、本発明の第2の実施形態においては、図8に示すように、副通路6を渦巻き状にして、その中に流量計測用センサ素子4を配置する。
【0063】
そして、流量計測用センサ素子4の位置よりも上流側に、流体の流れ10に対して緩やかな傾斜を有する複数の溝2、または複数のはり状の突部3が形成されている。そして、これらの溝2、または、はり状の突部3は、流体の流れ10によって強く遠心力を生じる外周部にまで延在するように形成される。
【0064】
副通路壁に付着した水滴21は、溝2、あるいは、はり状の突部3にトラップされ、外周部、出口部8を経由して副通路6外に排出される。副通路6の形状を渦巻き状にすることの有利な点は副通路6内に急激な屈曲部が無いため、溝2、あるいは、はり状の突部3にトラップされた水滴21を外周部に移動させ易く、また、水滴21を、外周部を経由して出口部8へ移動させ易いことである。
【0065】
これにより、排水性もよくなり、水滴21の付着防止効果が高くなる。
【0066】
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる他、副通路6の形状が渦巻き状となっているため、溝2、あるいは、はり状の突部3にトラップされた水滴21を外周部を経由して出口部8へ移動させ易く、排水性もよくなり、水滴21の付着防止効果が高くなるという効果を有する。
【0067】
次に、本発明の第3の実施形態を図9を参照して説明する。
図9に示した例においては、U字状の副通路6内に複数の枝状の溝2aが形成され、それが中央の溝2に結合している。この中央の溝2は、流れ10の方向と同様な方向に延び、副通路6の入口部7近傍から出口部8近傍にまで繋がった形状である。
【0068】
なお、図9においては、副通路6内に配置される流量計測用センサ秦子4は省略してあり、その配置は図1と同じである。
【0069】
本発明の第3の実施形態による構造では、溝2、2aに捕獲された水滴21は出口部8近傍まで溝2を経由して副通路6の外部に排出される。このような構造にすれば、水滴21の捕獲手段と排出手段は全て溝2、2aにより達成できる。
【0070】
この第3の実施形態によっても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0071】
なお、図示はしないが、枝状の溝2aの代わりに、はり状の突部3として中央の溝2に結合した構造であっても、同様の効果が得られる。また、図示した例においては、溝2、2aは一本の繋がったものであるが、枝状の溝2aは、図1を用いて説明した「複数の溝2」と同じ効果を有しており、「複数の溝2」という基本的な概念に変わりはない。
【0072】
次に、本発明の第4の実施形態を図10を参照して説明する。
図10に示した例は、U宇状の副通路6内に屈曲した一本の溝2が形成されるとともに、溝2以外の副通路6内壁には撥水性を有する環状シリコーンポリマー、あるいはフッ素系の化合物等の撥水膜22が形成されたものである。
【0073】
なお、ここで述べる「撥水性を有する」とは通常の樹脂材料では、水との接触角が70度から90度以下であるのに対し、約90度以上の接触角を有するものを指している。
【0074】
副通路6内壁に撥水膜22を形成することで、副通路6内壁に付着した水滴21は移動しやすくなり、水滴21同志が結びついて大きく成長する前に溝2に捕獲されやすくなる。
【0075】
このような構成にすると、特に流速の低い状態で優れた水滴21捕獲性が得られる。
以上のように、本発明の第4の実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0076】
なお、ここに示した溝2は、一本の屈曲部を有する溝であるが、構造的には図1に示した「複数の溝2」と同じ役割を果たしており、「複数の溝2」という基本的な概念に変わりはない。
【0077】
次に、本発明の第5の実施形態を、図11を参照して説明する。
図11に示した例は、U字状の副通路6の内壁に、流体の流れ方向に対して傾斜して形成された複数の溝2が形成されるとともに、溝2の下流側には水滴排出用の貫通穴9が形成された構造である。
【0078】
なお、図11においては、副通路6内に配置される流量計測用センサ素子4は省略してあり、その配置は図1に示した例と同じである。
【0079】
本発明の第5の実施形態における構造では、水滴21の捕獲手段は溝2であり、排出手段は溝2の下流側に形成された貫通穴9である。このように、水滴排出用の貫通穴9を複数形成した構造であれば、大量の水滴21が、副通路6内に浸入した場合であっても、効率よく水滴21の排出を行うことができる。
【0080】
また、副通路6の内壁に貫通穴9を形成することにより、副通路6内の流体の流速を向上することができる。
【0081】
つまり、副通路6の内壁に貫通穴が形成されていない場合、副通路6の中心部付近においては、流体の流速は速いが、内壁近辺は、流体が滞留する。このため、副通路6全体としては、流体の流速が、主通路における流速より遅くなってしまうこととなる。
【0082】
これに対して、副通路6の内壁に貫通穴が形成されている場合には、この貫通穴は主通路と通じているので、上記滞留部分を減少することができ、副通路6内の流体の流速を向上することができる。
【0083】
なお、副通路6の内壁に溝や突起が形成されている場合も、上記滞留部分を減少することができ、副通路6内の流速を向上することができる。
【0084】
次に、本発明の第6の実施形態を、図12、図13を参照して説明する。
図12は熱式流量計測装置1の部分断面図であり、図13は図12のA−A線に沿った断面図である。
【0085】
図12に示すように、流量計測用センサ素子4は直管状の副通路6内に納められ、副通路6の内壁には空気の流れに対して傾斜した複数の溝2が形成された構造である。そして、図13に示すように、直管状の副通路6は空気の流れ方向に対して傾斜した構造を有しており、水滴21等が流量計測用センサ素子4に直接衝突しない構造となっている。
【0086】
しかし、このような構成であっても副通路6内壁に溝2が形成されていないと、図5を用いて説明したメカニズムにより水滴21が流量計測用センサ素子4に付着してしまう。
【0087】
本発明の有利な点は、ここで示すような単純な直管状の副通路6であっても水滴21の付着防止が可能なことである。なお、溝21の代わりに、はり状の突部3、あるいは溝2とはり状の突部3の組み合せる構造であっても効果は同じである。
【0088】
次に、本発明の第7の実施形態を、図14を参照して説明する。
図14に示すように、主通路31の上流側には曲がった上流側ダクト41が接続されており、その下流側の主通路31内に直管状の副通路6が配置されている。また、副通路6の内壁には溝2が形成されており、この溝2は図示しないが図12に示したように、流体の流れ方向に対して傾斜を有している。
【0089】
この曲がった上流側ダクト41により、主通路31及び副通路6内を通過する水滴の流れ11が慣性効果により曲がるため、直管状の副通路6であっても、水滴21の殆どは、直接流量計測用センサ素子4に衝突することがなくなる。
【0090】
しかし、副通路6内の側壁に付着する水滴21の量は増加するため、副通路6内壁に溝2を形成した本発明を適用しないと、流量計測用センサ素子4への水滴21付着を防止することはできない。
【0091】
なお、溝2の代わりに、はり状の突部3、あるいは溝2と、はり状の突部3とを組み合せた構造であっても効果は同じである。また、その他の実施形態としては、図示はしないが、水滴21が激しく副通路6内壁に衝突し、その衝突の反動で水滴21が飛散する場合は、副通路6内壁に親水性を有する親水膜を形成しておくと有利である。
【0092】
なお、ここで述べる「親水性を有する」とは親水膜と水との接触角が約30度以下の接触角を有するものを指している。
【0093】
界面活性剤などを用いて実験を行った結果、親水性が高いほど、水滴21は副通路6内壁に一様に濡れ広がるため、飛散しなくなる。この場合は、溝2や、はり状の突部3が無くても十分な水滴21の付着防止効果が得られる。
【0094】
次に、本発明の第8の実施形態を、図15を参照して説明する。
図15に示すように、主通路31、31aは、副通路6が取り付けられる近傍で屈曲するとともに、屈曲した主通路31aの内壁面には複数の溝2、又は複数の、はり状の突部3が形成された構造となっている。主通路31aに浸入した水滴は、慣性効果により主通路31aの屈曲部付近で内壁面に付着する。
【0095】
そして、付着した水滴は、複数の溝、又は複数の、はり状の突部で捕獲されるため、水滴の成長を抑えることができ、副通路6内に飛散して浸入する水滴を減少させることができる。
【0096】
なお、本発明の第8の実施形態では、副通路6を設けた構成の熱式流量計を用いて説明したが、主通路での水滴飛散防止策をとることにより、副通路を設けない構造の熱式流量計測装置1であっても、水滴付着防止を図ることが可能となる。このため、副通路を形成する必要がなくなり、熱式流量計測装置の価格を低下することができるという効果もある。
【0097】
また、水滴の浸入しやすい車両等では、さらに副通路内壁にも水滴飛散防止策を施すことにより、より一層の改善を図ることが可能となる。
【0098】
なお、複数の溝、又は複数の、はり状の突部を設ける代わりに、屈曲部の内壁面に親水膜を形成しても同様の効果がえられる。
【0099】
図16は、内燃機関、特にガソリンエンジンにおいて、空気流量を測定する場合に、本発明の熱式流量測定装置を適用した場合の例を示す断面図である。
図16において、エアクリーナ102、ボディ105、ダクト106、スロットル角度センサ107、アイドルエアーコントロールバルブ108、スロットルボディ109は、吸気マニホールド110と一体となり、吸気通路を形成している。
【0100】
エンジンヘの吸入空気101は、上記吸気通路を流れる途中の通路あるいはバイパス通路中で、本発明による熱式流量センサ1に流量を検知される。そして、検知された流量の信号が電圧、周波数等の信号形態で、コントロールユニット111に取り込まれ、インジェクタ112、回転速度計113、エンジンシリンダ114、排気マニホールド115、ガス116、酸素濃度計117から構成される燃焼部構造及びサブシステムの制御に用いられる。
【0101】
この燃焼部構造及びサブシステムの制御に、本発明による熱式流量計測装置1を適用することにより、水滴や油滴がセンサ素子に付着することが防止されるため、正確な空気流量を測定でき、エンジンコントロール精度が向上される
なお、図示しないが、ディーゼルエンジンの場合も、基本構成はほぼ同じであり、本発明を適用することができる。
【0102】
また、本発明は、空気のみならず、他の流体の流量も測定可能である。例えば、燃料電池の水素ガスの流量を測定する場合にも、適用可能である。この水素ガスの測定に用いる場合、湿度100%のガスを使用するため、水滴が発生し易く、本発明を適用すれば、測定精度を向上することができる。また、プロパンガスの流量を測定する場合にも、本発明は適用可能である。
【0103】
【発明の効果】
本発明によれぱ、副通路若しくは主通路に水滴又は油滴等の液状体の捕獲手段を形成し、捕獲手段により、捕獲された液状体を、流量検出用センサ素子とは、離隔した経路を介して、副通路外部に排出するように構成したので、
流量検出用センサ素子に水滴等の液状体が付着することが防止され、信頼性の高い熱式流量測定装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【図2】図1に示す熱式流量計測装置の一例のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図1に示す熱式流量計測装置の他の例のA−A線に沿った断面図である。
【図4】本発明を説明するための副通路内に浸入した水滴の挙動を示す模式図である。
【図5】本発明を説明するための副通路内に浸入した水滴の挙動を示す模式図である。
【図6】本発明を説明するための副通路内に浸入した水滴の挙動を示す楳式図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の変形例を示す副通路の断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【図11】本発明の第5の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【図12】本発明の第6の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【図13】図12に示す熱式流量計測装置のA−A線に沿った断面図である。
【図14】本発明の第7の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【図15】本発明の第8の実施形態である熱式流量計測装置の部分断面図である。
【図16】内燃機関、特にガソリンエンジンにおいて、空気流量を測定する場合に、本発明の熱式流量測定装置を適用した場合の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱式流量計測装置
2、2a 溝
3 はり状の突部
4 流量計測用センサ素子
5 測温抵抗体
6 副通路
7 入口部
8 出口部
9 貫通穴
10 流体の流れ
11 水滴の流れ
20 吸気温センサ
21 水滴
22 撥水膜
31、31a 主通路
32 制御回路
33 カバー
34 ハウジング
35 支持体
41 上流側ダクト
42 下流側ダクト
101 吸入空気
102 エアクリーナー
105 ボディ
106 ダクト
107 アイドルエアーコントロールバルブ
108 スロットル角度センサ
109 スロットルボディ
110 吸気マニホールド
111 コントロールユニヅト
112 インジェクタ
113 回転速度計
114 エンジンシリンダ
115 排気マニホールド
116 ガス

Claims (11)

  1. 主通路を流れる流体の一部を導入する副通路と、この副通路内に配置され、流体の流量を検出するセンサとを備える熱式流量計測装置において、
    上記センサよりも上流側の副通路側面に形成され、上記流体に含まれる液状体を捕獲し、移動させる捕獲手段を備えることを特徴とする熱式流量測定装置。
  2. 請求項1において、上記捕獲手段により、捕獲され移動された液状体を上記副通路外に排出する排出手段を備えることを特徴とする熱式流量計測装置。
  3. 請求項1において、上記液状体の捕獲手段、または捕獲手段と排出手段は、副通路側面に形成された複数の溝、または複数のはり状の突部、あるいは複数の溝とはり状の突部の組み合せであり、捕獲された液状体が上記複数の溝、または複数のはり状の突部を伝って移動することを特徴とする熱式流量計測装置。
  4. 請求項3において、上記の複数の溝、または複数のはり状の突部、あるいは複数の溝とはり状の突部の組み合せは、副通路内の流体の上流側から下流側にかけて形成されており、上記副通路内を通過する液状体が集まり難い副通路側面から、より集まりやすい副通路側面に向かうように形成されていることを特徴とする熱式流量計測装置。
  5. 請求項3において、上記複数の溝、または複数のはり状の突部、あるいは複数の溝とはり状の突部の組み合せは、副通路内の上流側から下流側にかけて形成されており、上記副通路内を通過する流体による遠心力が小である上記副通路側面部位から、遠心力が大である上記副通路側面部位に向かうように形成されることを特徴とする熱式流量計測装置。
  6. 請求項3において、上記複数の溝、または複数のはり状の突部、あるいは複数の溝とはり状の突部の組み合せは、副通路内の上流側から下流側にかけて形成されており、上記副通路内を通過する流体の流れ方向に対して傾斜して形成されていることを特徴とする熱式流量計測装置。
  7. 請求項2において、上記液状体の捕獲手段、または捕獲手段と排出手段は、副通路側面に親水性を有し、液状体が上記副通路側面に付着したときに、その接触角が約30度以下になるようにしたことを特徴とする熱式流量計測装置。
  8. 請求項2において、上記捕獲手段と排出手段は、副通路側面に形成された複数の溝、あるいは、はり状の突部であり、これら溝、あるいは、はり状の突部と結合した別の溝が入口部近傍から出口部近傍にわたりほぼ連続して形成されていることを特徴とする熱式流量計測装置。
  9. 請求項2において、上記捕獲手段は、副通路側面に形成された複数の溝であり、さらに上記溝部以外の副通路側面に撥水性を持たせることで、液状体が上記副通路側面に付着したときに、その接触角が約90度以上になるようにしたことを特徴とする熱式流量計測装置。
  10. 請求項2において、上記捕獲手段は副通路側面に形成された複数の溝であり、上記排出手段は、複数の溝の下流側に溝と接続された貫通穴であることを特徴とする熱式流量計測装置。
  11. 流体が流れる主通路と、この主通路中に配置され、流体の流量を検出するセンサとを備える熱式流量計測装置において、
    上記主通路は、上記センサが配置される上流側近傍で屈曲するとともに、屈曲した主通路の内面に、液状体の捕獲手段が形成されていることを特徴とする熱式流量計測装置。
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