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JP3776658B2 - 導光板、照明装置およびこの照明装置を備えた液晶表示装置 - Google Patents

導光板、照明装置およびこの照明装置を備えた液晶表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、所望の面状領域に光を照射するのに用いられる導光板、この導光板を用いた照明装置およびこの照明装置を備えた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示装置としては、フロントライト方式を採用した反射型の液晶表示装置が種々提案されている。この反射型の液晶表示装置によれば、バックライト方式を採用した半透過型の液晶表示装置とは異なり、液晶パネルを透過する光を減衰させる要因となる半透過反射板を用いていないために、表示画面を明るくし、コントラストを高めることが可能であるとともに、照明に必要な電力消費量も抑制できることが知られている。
【0003】
従来においては、このような反射型の液晶表示装置に用いられる照明装置の一例として、特開平10−188636号公報に所載のものがある。同公報に所載のものは、本願の図9に示すように、透明部材からなる導光板9と、LEDランプなどの点状光源3eとを組み合わせたものである。導光板9は、その裏面9bに円柱状の複数の突起90を形成したものであり、点状光源3eの光が導光板9の光入射面としての一端面91からその内部に入射すると、この光は導光板9の表裏面9a,9bによって全反射されながら一定方向に進行するようになっている。ただし、上記光が導光板9の各突起90に到達したときには、各突起90を透過して外部に出射するようになっており、導光板9の裏面9bが光出射面とされている。したがって、このような照明装置においては、液晶表示装置の液晶パネルなどの被照射物99の面状領域に光を照射することができる。また、光源としては、点状光源3eを用いているために、冷陰極管などの一定方向に延びるいわゆる線状光源を用いる場合と比較すると、部品コストを安価にすることができ、さらには照明装置全体の小型化を図るのに有利となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の手段においては、次のような不具合があった。
【0005】
すなわち、図10に示すように、従来の照明装置を平面視した場合、点状光源3eからは光が放射状に発せられ、この光は放射状のまま導光板9内に入射して進行する。このため、導光板9内のうち、点状光源3eの正面領域Saの光束密度は高くできるものの、それ以外の領域Sbの光束密度は低くなってしまい、導光板9内の各所に光を均一に行きわたらせることができない。このような光のむらは、点状光源3eの個数を少なくするほど大きくなり、図示されたように1個の点状光源3eのみを用いる場合には最も顕著となる。従来においては、このようなことに起因して、導光板9の裏面9bの各所から外部に出射する光量についても、不均一となっていた。これでは、上記照明装置をたとえば反射型の液晶パネルのフロントライトとして用いた場合に、液晶画面の明るさにばらつきが生じてしまう。
【0006】
なお、従来においては、図10に示す構成において、点状光源3eから適当な距離Laだけ離れた一定領域Sを光出射領域として、この領域Sの裏面9bのみから光を外部に出射させる手段もある。このようにすれば、点状光源3eと光出射領域Sとが離れている分だけ、光出射領域S内に進行する光の光束密度をある程度均一化し、出射光量のばらつきを少なくすることが可能である。ところが、このような手段において上記した光束密度の均一化を図るためには、上記の距離Laをかなり長くとる必要がある。したがって、このような手段では、導光板9の全体のサイズがかなり大きくなってしまい、線状光源よりも小サイズの点状光源3eを用いた有利性が損なわれてしまう。
【0007】
本願発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、光源として少数の点状光源を用いた場合であっても、導光板の大型化を抑制しつつ、所望の面状領域に対して光を均一に照射することができるようにすることをその課題としている。
【0008】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】
本願発明の第1の側面によって提供される導光板は、表裏面を有する透明部材を具備して構成されており、かつ上記透明部材の一部の面は、光入射面とされているとともに、上記透明部材の一定領域は、上記光入射面から上記透明部材内に入射した光を進行させつつ上記表裏面のいずれかから上記透明部材の外部に出射させる光出射領域とされている、導光板であって、上記光入射面は、上記表裏面が離間する方向と直交する第1の幅方向中央寄りに設けられており、上記光出射領域は、上記表裏面が離間する方向および上記第1の幅方向のいずれとも直交する第2の幅方向において、上記光入射面から離間した位置に設けられており、上記第2の幅方向において、上記光入射面と上記光出射領域との間に位置するとともに、上記第1の幅方向において互いに離間配置されており、かつそれぞれが上記光入射面から上記透明部材内に入射した光を、上記第1の幅方向に向けて反射可能な第1の光反射面を形成する複数の凹部または貫通穴が設けられており、上記複数の凹部または貫通穴を上記第1の幅方向において挟む配置とされており、かつ上記複数の第1の光反射面から上記第1の幅方向に進行してきた光を上記第2の幅方向へと反射する1対の第2の光反射面を備えていることを特徴としている。
【0010】
このような構成の導光板においては、光入射面から透明部材内に入射した光の少なくとも一部については、第1の光反射面および第2の光反射面によって順次反射させることによって、この第2の光反射面から光出射領域に向けて光を進行させることができる。このため、光源として点状光源が用いられ、かつ光入射面から透明部材内に光が放射状に広がるように入射しても、その光の一部については、放射状に広がらない光線束として、光出射領域の所望箇所に進行させることができる。したがって、光入射面から光出射領域に向けて光を放射状に進行させていただけの従来の手段と比較すると、光出射領域の各所に到達する光の量に大きなバラツキを生じないようにすることができる。その結果、光出射領域の各所からの出射光量の均一化を図ることができ、所望の面状領域に対する光の照射も均一に行うことが可能となる。また、本願発明においては、光入射面と光出射領域との間の距離をさほど大きくする必要はなく、導光板の大型化も抑制することができる。また、透明部材のサイズの大型化を生じさせるようなことなく、第1の光反射面および第2の光反射面を導光板に容易に設けることができる。
【0013】
本願発明の第2の側面によって提供される照明装置は、本願発明の第1の側面によって提供される導光板と、上記導光板の上記光入射面に対向して設けられた点状光源と、を備えていることを特徴としている。
【0014】
このような構成の照明装置によれば、本願発明の第1の側面によって提供される導光板について上述したのと同様な効果が得られることとなり、照明装置の大型化を抑制しつつ、所望の面状領域に対して光を均一に照射することが可能となる。
【0015】
本願発明の第3の側面によって提供される液晶表示装置は、液晶パネルと、この液晶パネルの正面に配された導光板を介して上記液晶パネルに光を照射する照明装置と、上記液晶パネルの背後に設けられ、かつ上記導光板から上記液晶パネルを透過してきた光を上記液晶パネルに向けて反射する反射板と、を備えている液晶表示装置であって、上記照明装置として、本願発明の第2の側面によって提供される照明装置が用いられていることを特徴としている。
【0016】
このような構成の液晶表示装置によれば、液晶パネルの各所に光を均一に照射することができ、液晶表示画像の画質を高めることが可能となる。また、照明装置が大きく嵩張らないようにすることができるため、液晶表示装置全体を小型に製作する上でも有利となる。
【0017】
本願発明のその他の特徴および利点については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0019】
図1ないし図4は、本願発明に係る照明装置の一例を示している。図1によく表れているように、本実施形態の照明装置Aは、導光板2と、点状光源の一例としてのLED光源3とを具備して構成されている。
【0020】
LED光源3は、たとえば白色LEDを用いて構成されたものであり、たとえばLEDチップ(LEDベアチップ)が樹脂封止されていることによって、全体が面実装型のチップ状の光源装置とされたものである。ただし、これに代えて、リード端子を有するLEDランプタイプのものを用いることもできる。さらには、LEDベアチップを図示されていない適当な基板に直接実装するなどして、LEDベアチップをそのまま用いることもできる。
【0021】
導光板2は、略平板状の透明部材20を具備して構成されている。ただし、本実施形態においては、導光板2が透明部材20のみによって構成されており、透明部材20の構成と導光板2の構成とが一致したものとなっている。透明部材20の具体的な材質としては、透明度に優れるポリカーボネート、あるいはPMMA(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル樹脂))が好適に用いられる。透明部材20は、表面20a、裏面20b、第1の端面20c、第2の端面20d、および一対の側面20eを有しており、これらの面および後述する第1の光反射面24や第2の光反射面25は、いずれも滑らかな面(鏡面)とされている。なお、本実施形態においては、第1および第2の端面20c,20dがそれぞれ延びる方向を第1の幅方向とするとともに、それと直交する方向を第2の幅方向とする。
【0022】
第1の端面20cの一部は、光入射面21とされており、この光入射面21に対向してLED光源3が設けられている。光入射面21は、LED光源3を進入配置させることが可能な凹部22を規定する略円弧状の凹状面とされている。このようにすれば、図2によく表れているように、LED光源3から放射状に発せられる光が光入射面21の各所に到達したときの各所における光の入射角を小さくし、透明部材20内に光を進行し易くすることができる。また、光が光入射面21に入射してから透明部材20内を進行する際の光の広がり角度を大きくするのにも役立つ。ただし、本願発明はこれに限定されず、光入射面21を平面状にしてもよい。
【0023】
透明部材20の光入射面21の近傍領域には、複数の凹部23が設けられていることによって、複数の第1の光反射面24が形成されている。すなわち、各凹部23は、空気が内在する空洞部とされていることによって、プリズムと同様な役割を果たすものとなっている。各第1の光反射面24は、各凹部23の一内壁面であり、光入射面21から透明部材20内に入射してきた光を受けると、その光を矢印Naに示す透明部材20の第1の幅方向に全反射させる面となっている。複数の凹部23は、光入射面24から透明部材20内に進行した光の一部のみを矢印Na方向に反射し、かつそれ以外の光については反射しないように、互いに適当な間隔を隔てて設けられている。本実施形態においては、各凹部23が空洞状態とされているが、本願発明はこれに限定されず、各凹部23内に透明部材20とは屈折率が相違する物質を充填した構成とすることもできる。
【0024】
図3に示すように、各凹部23は透明部材20を貫通しないように設けられているが、本願発明はこれに限定されず、たとえば図5に示すように、上記した各凹部23に代えて、透明部材20を貫通する穴23Aを設けることにより、第1の光反射面24を形成してもかまわない。このようにすれば、第1の光反射面24の面積を大きくし、上記の矢印Na方向への反射光量を多くすることができる。また、本願発明においては、図6に示すように、底部に進むほど幅狭となる断面三角形状の凹部23Bを透明部材20に設けることにより、第1の光反射面24を形成した構成とすることもできる。
【0025】
図1および図2によく表れているように、第1の端面20cの両端には、透明部材20の側面としての一対の第2の光反射面25が形成されている。各第2の光反射面25は、第1の端面20cの両端に傾斜して繋がっており、上記した第1の光反射面24から矢印Na方向に反射された光を受けると、その光を第2の端面20dに向かう矢印Nb方向に進行させるように全反射可能である。
【0026】
透明部材20の各部のうち、複数の凹部23の形成箇所よりも第2の端面20d寄りの領域S1は、透明部材20内に光を進行させつつその光を外部に出射可能とする光出射領域とされている。この光出射領域S1における透明部材20の表面20aは凹凸状に形成されている。より具体的には、図4に示すように、透明部材20の表面20aには、傾斜の向きおよび角度が相違する2種類の傾斜面26a,26bを有する側面視三角状の複数の凸部26が透明部材20の第2の幅方向に連続して形成されている。各凸部26は、透明部材20の第1の幅方向に一様に延びている。透明部材20の第2の幅方向における複数の凸部26のピッチは、たとえば百数十μm程度である。
【0027】
透明部材20の裏面20bは、表面20aとは異なり、その全域が平面状とされており、上記した表面20aの凹凸状の領域に対向する部分が、光出射面27とされている。図4に示すように、光入射面21から透明部材20内に光が入射すると、その光は、表面20aおよび裏面20bによる全反射を繰り返しながら第2の端面20dに向けて進行する。透明部材20内を進行する光が表面20aの傾斜面26aに到達した場合、この傾斜面26aが所定方向に傾斜している分だけ、この傾斜面26aに対する光の入射角が大きくなるため、その入射角が透明部材20の屈折率によって定まる所定の全反射臨界角よりも大きくなり、全反射される可能性が高い。したがって、透明部材20の表面20aから光が出射する可能性を低くすることができる。その一方、表面20aの傾斜面26bは受けた光を透明部材20の裏面20bに対して小さな入射角で入射させるように反射する役割を果たす。したがって、傾斜面26bを経由してから裏面20bに到達した光は、その入射角が全反射臨界角よりも小さくなってそのまま裏面20bを透過する可能性が高くなり、光出射面27の各所からは光が下向きに効率良く出射するのである。
【0028】
上記構成の照明装置Aにおいては、図1および図2に示すように、LED光源3から放射状に発せられた光は、光入射面21を介して導光板2(透明部材20)内に進行する。すると、その光の一部は、複数の凹部23に到達し、第1の光反射面24および第2の光反射面26によって順次全反射されることにより、光出射領域S1に進行する。この場合、第2の光反射面26によって反射された各光を、互いに平行または略平行な光線束にすることが可能である。一方、複数の凹部23どうしの間を通過する光については、そのまま導光板2内を直進させることができ、たとえばLED光源3の真っ正面方向に進行する光の一部については、第2の光反射面26によって反射される光と略平行な光線束として光出射領域S1に進行させることができる。
【0029】
このように、この照明装置Aにおいては、LED光源3から発せられた光は、その全てがLED光源3を中心として放射状に広がるようにして光出射領域S1に進行するのではなく、光出射領域S1の一側方の幅広い領域、すなわち光入射面21や第2の光反射面25が形成されている領域の各所から光出射領域S1に向けて光を進行させることができる。しかも、その光の全体または一部を、互いに平行または略平行な光線とすることができる。したがって、光出射領域S1の各所に対しては均等または略均等に光を進行させることができ、光出射面27の各所から下向きに出射する光量についても均一化を図ることが可能となる。導光板2の光入射面21と光出射領域S1との間には、複数の凹部23が設けられているものの、これら複数の凹部23は小さなサイズに形成することができる。また、各第1の光反射面24は、導光板2の第1の幅方向に光を反射させるようにしているために、各第1の光反射面24と各第2の光反射面25とは、導光板2の第2の幅方向においてオーバラップするように設けることが可能である。したがって、導光板2の第2の幅方向における光入射面21から光出射領域S1までの距離を短くし、導光板2の全体のサイズも小さくすることが可能となる。
【0030】
図7は、上記した構成の照明装置Aを具備して構成された液晶表示装置の一例を示している。図示された液晶表示装置Bは、フロントライト方式を採用した反射型の液晶表示装置であり、液晶パネル1の正面(上方)に上記した照明装置Aの導光板2が設けられている。ただし、導光板2と液晶パネル1との間には、偏光板4aが設けられている。液晶パネル1の背面部には、偏光板4bおよび反射板5が設けられている。
【0031】
液晶パネル1は、たとえばカラー表示が可能に構成されたものであり、ガラス製の一対の透明基板10a,10bおよびシール部材11によって囲まれた領域に液晶12を封入したものである。透明基板10aには、R,G,Bの各色のカラーフィルタ6(6R,6G,6B)がマトリクス状に設けられているとともに、それらカラーフィルタ6どうしの間には、ブラックマトリクス60が設けられている。透明基板10a,10bには、液晶分子にねじれを与えるための配向膜13a,13b、および透明電極14a,14bも設けられている。この液晶パネル1においては、アクティブマトリクス駆動方式が採用されており、1つの液晶セルには、この液晶セルに印加される電圧を保持するための薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transister)15が配されている。より具体的には、図8によく表れているように、透明基板10bの片面には、一定面積を有する複数の透明電極14b(クロスハッチング部分)がマトリクス状に設けられているとともに、それら複数の透明電極14bどうしの隙間領域には、ラインまたはデータ線と称される複数の配線部15a,15bが縦横に延びて設けられており、これらの配線部15a,15bと各透明電極14bとは薄膜トランジスタ15を介して導通する構成となっている。透明基板10aの透明電極14aは、コモン電極とされており、透明基板10aの片面の広い面積にわたって設けられている。
【0032】
上記した構成の液晶表示装置Bにおいては、照明装置Aの導光板2の光反射面27から偏光板4aを介して液晶パネル1に光を照射させると、その光は液晶パネル1および偏光板4bを下方に向けて透過した後に、反射板5によって上方に向けて反射される。すると、その光は、偏光板4bおよび液晶パネル1を再度透過してから偏光板4aおよび導光板2を透過し、液晶表示装置Bの正面に出射する。このような作用により、液晶パネル1による画像の表示が導光板2を介してその正面から見ることができる。なお、照明装置AのLED光源3を駆動させない場合においては、外光を利用した画像表示を行わせることもできる。すなわち、外光を利用する場合には、外光が導光板2、偏光板4a、液晶パネル1および偏光板4bを順次下向きに透過した後に反射板5によって上向きに反射されることにより、その光が上記各部を上記とは逆に透過して液晶表示装Bの正面に出射することとなる。この反射型の液晶表示装置Bにおいては、照明装置Aからの光を利用する場合と外光を利用する場合とのいずれにおいても、液晶パネル1を下方に透過した光を反射板5によって高い反射率で正面に反射させることができるために、半透過反射板を用いる半透過型の液晶表示装置と比較すると、液晶画面を明るくすることが可能である。
【0033】
上記した液晶表示装置Bにおいては、照明装置Aを用いて液晶パネル1に光を照射させる場合に、既に述べた作用から理解されるように、導光板2の光出射面27から液晶パネル1の各所に対して光を均一に照射させることができる。したがって、液晶パネル1の表示画像の明るさにむらを生じないようにし、その画質を高めることができる。照明装置Aの光源としては、1つのLED光源3のみを用いているために、電力消費量も少なくすることができる。さらに、導光板2を比較的小さく形成できるために、液晶表示装置Bの全体のサイズも大きくならないようにすることができる。
【0034】
本願発明は、上述の実施形態の内容に限定されるものではなく、各部の具体的な構成は種々に設計変更自在である。
【0035】
たとえば、本願発明に係る第1の光反射面や第2の光反射面の具体的な個数、大きさ、位置、形成方法などは種々に設計変更自在である。本願発明に係る導光板としては、図9に示した従来の導光板のように、片面に複数の円柱状の突起が形成された形態にしてもかまわないことは勿論のこと、透明部材内に入射した光を外部に出射させるための形態としては種々の形態にすることが可能である。また、本願発明に係る照明装置としては、点状光源の種類は限定されず、さらにはその個数も1個に限定されず、複数の点状光源を用いてもかまわない。本願発明に係る導光板および照明装置の用途は、必ずしも液晶表示装置の照明用途のみに用いられる必要はなく、面状領域に光を照射するための種々の用途に用いることが可能であり、その具体的な用途も限定されない。さらに、本願発明に係る液晶表示装置としては、カラー画像表示およびモノクロ画像表示のいずれであってもよく、また液晶の種類やその駆動方式なども限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る照明装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の要部平面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】本願発明の他の例を示す断面図である。
【図6】本願発明の他の例を示す断面図である。
【図7】本願発明に係る液晶表示装置の一例を示す断面図である。
【図8】図7の液晶表示装置に用いられている透明基板および透明電極を示す要部斜視図である。
【図9】従来例を示す説明図である。
【図10】従来例を示す平面説明図である。
【符号の説明】
A 照明装置
B 液晶表示装置
S1 光出射領域
1 液晶パネル
2 導光板
3 LED光源(点状光源)
5 反射板
20 透明部材
20a 表面(透明部材の)
20b 裏面(透明部材の)
20c 第1の端面(透明部材の)
21 光入射面
23 凹部
24 第1の光反射面
25 第2の光反射面
27 光出射面

Claims (3)

  1. 表裏面を有する透明部材を具備して構成されており、かつ上記透明部材の一部の面は、光入射面とされているとともに、上記透明部材の一定領域は、上記光入射面から上記透明部材内に入射した光を進行させつつ上記表裏面のいずれかから上記透明部材の外部に出射させる光出射領域とされている、導光板であって、
    上記光入射面は、上記表裏面が離間する方向と直交する第1の幅方向中央寄りに設けられており、
    上記光出射領域は、上記表裏面が離間する方向および上記第1の幅方向のいずれとも直交する第2の幅方向において、上記光入射面から離間した位置に設けられており、
    上記第2の幅方向において、上記光入射面と上記光出射領域との間に位置するとともに、上記第1の幅方向において互いに離間配置されており、かつそれぞれが上記光入射面から上記透明部材内に入射した光を、上記第1の幅方向に向けて反射可能な第1の光反射面を形成する複数の凹部または貫通穴が設けられており、
    上記複数の凹部または貫通穴を上記第1の幅方向において挟む配置とされており、かつ上記複数の第1の光反射面から上記第1の幅方向に進行してきた光を上記第2の幅方向へと反射する1対の第2の光反射面を備えていることを特徴とする、導光板。
  2. 請求項1に記載の導光板と、この導光板の光入射面に対向して設けられた点状光源と、を備えていることを特徴とする、照明装置。
  3. 液晶パネルと、この液晶パネルの正面に配された導光板を介して上記液晶パネルに光を照射する照明装置と、上記液晶パネルの背後に設けられ、かつ上記導光板から上記液晶パネルを透過してきた光を上記液晶パネルに向けて反射する反射板と、を備えている液晶表示装置であって、
    上記照明装置として、請求項2に記載の照明装置が用いられていることを特徴とする、液晶表示装置。
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