JP3776039B2 - コーナーキューブアレイを有する表示装置 - Google Patents
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Description
【従来の技術】
従来から、周囲光を光源として利用することによって表示を行なう反射型の液晶表示装置が知られている。反射型液晶表示装置は、透過型液晶表示装置とは異なりバックライトを必要としない。このため、光源用電力の削減が可能であり、より小型のバッテリーを用いることが可能になる。また、バックライト用のスペースや重量を節約することができる。このようなことから、反射型液晶表示装置は、軽量薄型を目的とする機器において好適に用いられ得る。また、機器全体の大きさまたは重量を同一にした場合、反射型液晶表示装置では、バックライト用のスペースが不要な分だけ、透過型液晶表示装置に比べて大型のバッテリーを用いることが可能になる。従って、動作時間の飛躍的な拡大が期待できる。
【0002】
さらに、反射型液晶表示装置は、日中の屋外などでの使用に際して、表示画像のコントラスト特性が他のタイプの表示装置に比べて良好である。例えば、発光型表示装置であるCRT等では、日中の屋外で大幅なコントラスト比の低下が生じる。また、低反射処理の施された透過型液晶表示装置においても、直射日光下などの、周囲光が表示光に比べて非常に強い環境下で使用する場合には、コントラスト比の大幅な低下が避けられない。これに対し、反射型液晶表示装置では、周囲光量に比例した強度の表示光が得られるため、コントラスト比が大幅に低下することは防止される。従って、携帯情報端末機器、デジタルカメラ、または携帯ビデオカメラなどの、屋外で使用される機会の多い機器において好適に用いられる。
【0003】
しかし、このように非常に有望な応用分野を有していながら、特に暗所において十分なコントラスト比が得られないことや、フルカラー化、高精細表示、または動画表示などへの対応が不十分であったため、現在まで、十分な実用性を有する反射型カラー液晶表示装置は得られていない。
【0004】
反射型カラー液晶表示装置の表示性能を向上させる手段として、散乱型液晶表示モードと再帰性反射板とを組み合わせる手法が知られている。以下、図14を参照しながら、このような従来の反射型液晶表示装置の一例を説明する。
【0005】
図14に示すように、反射型液晶表示装置900は、カラーフィルタ9や対向電極8が設けられた光透過性の前面基板1と、前面基板1に対向するように配置された背面基板2とを備えている。これらの基板1,2の間には、散乱状態および透過状態を取り得る散乱型液晶層3が設けられている。
【0006】
背面基板2における液晶層3側の面には、スイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor)(不図示)、再帰性反射板5、透明画素電極50などが形成されている。TFTや画素電極50を用いて液晶層3に印加される電圧を制御することによって、液晶層3の散乱状態/透過状態が制御される。
【0007】
再帰性反射板5は、所定形状の反射面5aを有しており、反射面5aは平担化膜5bによって覆われている。なお、画素電極50は、平担化膜5b上に形成される。また、反射面5aは、例えば、互いに直交する3面を含むように構成された凹部を単位要素として、この単位要素の多数がカラーフィルター9のピッチ以下のピッチで並べられたような形状を有する。このように構成された再帰性反射板5を用いれば、表示装置900に入射した光を入射方向と同じ方向へと反射し得る。
【0008】
以下、図15(a)および(b)を参照しながら、上述の反射型液晶表示装置900の動作について説明する。なお、図15(a)および図15(b)には、それぞれ、表示装置900の黒表示状態および白表示状態が示されている。
【0009】
図15(a)に示すように、液晶層3が透過状態に制御されている場合、表示装置外部の光源52からの入射光54は、液晶層3を通過した後、再帰性反射板5によって光が入射した方向に反射60される。このため、光源52からの光は観察者58には届かない。この時、表示装置から観察者56に届く像は観察者自身の目である。従って、「黒」表示状態が得られる。
【0010】
他方、図15(b)に示すように、液晶層3が散乱状態に制御されている場合、光源52からの入射光54は液晶層3において散乱反射62される。すなわち、入射光54に対する再帰反射板5による再帰性が崩れ、入射光54の一部は観察者56にも届くことになる。従って、「白」表示状態が得られる。
【0011】
このような動作原理によって表示を行なう反射型液晶表示装置900は、例えばTN(ツイステッドネマティック)液晶表示モードで動作する液晶表示装置などとは異なり、偏光素子を使用せずとも白黒表示が可能である。このため、偏光素子を用いることによる光利用効率低下の影響を受けず、高明度の反射型液晶表示装置が実現可能となる。ただし、反射型液晶表示装置900において高コントラスト比を実現するためには、再帰性反射板の再帰反射率を向上させて、黒表示時に観察者へ届く不要な光をなるべく制限することが重要である。
【0012】
再帰反射率が最も高い再帰性反射板の一つとしては、互いに直交する3面から構成され、立方体の一角に対応した形状を持つコーナーキューブの複数個をアレイ状に配列させたコーナーキューブアレイから形成される反射板(コーナーキューブリフレクタ)が挙げられる。コーナーキューブアレイを微細化したもの(マイクロコーナーキューブアレイ:Micro Corner Cube Array(以下、「MCCA」と呼ぶこともある))を再帰性反射板として利用した反射型液晶表示装置が、例えば、米国特許第5,182,663号、本出願人による特願2001−090908号において開示されている。なお、MCCAは、例えば、結晶基板の表面を異方性エッチングする工程を利用して作製され得る(本出願人による特願2001−306052号)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コーナーキューブリフレクタを備える従来の反射型液晶表示装置は、図14に示したように、再帰性反射板5の反射面5aから離れた位置に透明画素電極50および液晶層3が設けられた構成を有している。このように、光変調機能を有する液晶層3と反射面5aとの間に距離が設けられている場合には視差の問題が生じ、これによって表示性能の劣化が起きることがある。再帰性反射板5を用いた表示装置では視差に対する許容度が比較的大きいものの、この視差を低減できればさらに良好な表示品位を達成できることが期待される。
【0014】
また、再帰性反射板5の反射面5a上に平坦化部材5bを設ける構成では、平坦化部材5bで光の吸収が生じたり、平坦化部材5bと液晶層3との界面で非再帰性の反射が生じたりする。このため、明るい表示光を得られない、または、コントラスト比が低下するというような問題が発生する。
【0015】
また、このようなコーナーキューブリフレクタを有する反射型液晶表示装置において良好な表示性能を得るためには、コーナーキューブのピッチや配列パターンと、画素のピッチや配列パターンとが適切な関係を有していることがより重要になる。例えば、上述の米国特許第5,182,663号には、画素ピッチをコーナーキューブのピッチよりも大きくすることで所定の画素領域に入射した光が反射された後に隣接する画素領域から出射することを抑制でき、これによって表示品位を向上させ得ることが記載されている。しかし、米国特許第5,182,663号に記載の表示装置では、再帰性反射板上に画素電極としての透明電極が形成された構成が採用されているため上述のような問題が生じる。
【0016】
このように、コーナーキューブリフレクタを備える従来の反射型液晶表示装置において、視差や明るさの問題を解消しつつ、コーナーキューブの配列パターンと画素電極の配列パターンとを適切に設定することで表示性能をより向上させたものは実現されていなかった。
【0017】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、コーナーキューブアレイを用いて作製された再帰性反射板を備える表示装置において表示品位を向上させることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明による表示装置は、光媒体層と、前記光媒体層の片側に設けられたコーナーキューブアレイであって、複数のコーナーキューブを単位要素として有するコーナーキューブアレイと、前記コーナーキューブアレイ上に形成された反射電極層であって、互いに離間され、前記光媒体層に電圧を印加するために用いられる複数の反射電極を含む反射電極層とを備える表示装置であって、表示面内における少なくとも1つの方向において、前記コーナーキューブの配列パターンと、前記反射電極の配列パターンとが整合性を有する。
【0019】
ある好ましい実施形態において、前記コーナーキューブアレイは、前記反射電極の周縁に対応する複数の周縁コーナーキューブを含み、前記複数の周縁コーナーキューブは、前記反射電極が部分的に重畳され前記反射電極の周縁が形成されているコーナーキューブまたは前記反射電極の周縁に接するコーナーキューブの少なくともいずれかで一方あり、前記複数の周縁コーナーキューブにおいて、前記反射電極は前記周縁コーナーキューブの底点を覆わない。
【0020】
あるいは、本発明による表示装置は、光媒体層と、前記光媒体層の片側に設けられたコーナーキューブアレイであって、複数のコーナーキューブを単位要素として有するコーナーキューブアレイと、前記コーナーキューブアレイ上に形成された反射電極層であって、互いに離間され、前記光媒体層に電圧を印加するために用いられる複数の反射電極を含む反射電極層とを備える表示装置であって、前記反射電極層は、隣接する前記反射電極間に形成される非反射領域を含み、前記コーナーキューブアレイは、前記反射電極の周縁に対応する複数の周縁コーナーキューブを含み、前記周縁コーナーキューブは、前記反射電極および非反射領域の両方が形成されているコーナーキューブまたは前記反射電極の周縁に接するコーナーキューブの少なくともいずれかで一方あり、前記非反射領域と前記反射電極との境界は、前記周縁コーナーキューブと、前記周縁コーナーキューブに前記反射電極側において隣接するコーナーキューブとの境界において形成されるコーナーキューブ頂点部に対して、前記頂点部よりも反射電極側の位置を通らないように形成される。
【0021】
または、本発明による表示装置は、光媒体層と、前記光媒体層の片側に設けられたコーナーキューブアレイであって、複数のコーナーキューブを単位要素として有するコーナーキューブアレイと、前記コーナーキューブアレイ上に形成された反射電極層であって、互いに離間され、前記光媒体層に電圧を印加するために用いられる複数の反射電極を含む反射電極層とを備える表示装置であって、前記反射電極層は、隣接する前記反射電極間に形成される非反射領域を含み、前記コーナーキューブアレイは、前記反射電極の周縁に対応する複数の周縁コーナーキューブを含み、前記複数の周縁コーナーキューブは、前記反射電極および非反射領域の両方が形成されているコーナーキューブまたは前記反射電極の周縁に接するコーナーキューブの少なくともいずれかで一方あり、前記非反射領域は、前記周縁コーナーキューブと、前記周縁コーナーキューブに隣接するコーナーキューブとの境界部に形成されるコーナーキューブアレイの頂点部を覆わない。
【0022】
ある好ましい実施形態において、前記周縁コーナーキューブにおいて、前記非反射領域は、互いに隣接する前記周縁コーナーキューブの底点を結ぶ直線に沿って形成されている。
【0023】
ある好ましい実施形態において、前記非反射領域の幅の最小値は、前記周縁コーナーキューブの接触幅よりも小さい。
【0024】
ある好ましい実施形態において、前記コーナーキューブの中心点が一直線上に並ぶ方向におけるコーナーキューブのピッチをPccとしたとき、前記非反射領域の幅の最小値は、Pccの1/√3以下である。
【0025】
ある好ましい実施形態において、前記コーナーキューブの中心点が一直線上に並ぶ方向におけるコーナーキューブのピッチをPccとし、前記非反射領域の幅の最小値をαとするとき、α/Pcc>2−√10/2を満たす。
【0026】
あるいは、本発明の表示装置は、光媒体層と、前記光媒体層の片側に設けられたコーナーキューブアレイであって、複数のコーナーキューブを単位要素として有するコーナーキューブアレイと、前記コーナーキューブアレイ上に形成された反射電極層であって、隣接する前記反射電極間に形成される非反射領域を介して互いに離間され、前記光媒体層に電圧を印加するために用いられる複数の反射電極を含む反射電極層とを備える表示装置であって、前記コーナーキューブの中心点が一直線上に並ぶ方向におけるコーナーキューブのピッチをPccとし、前記非反射領域の幅をαとするとき、α/Pcc<2−√10/2を満たし、前記非反射領域は、隣接する前記コーナーキューブの境界に形成される稜線に沿って延びる。
【0027】
ある好ましい実施形態において、前記稜線に沿って延びる非反射領域の中心線は、前記コーナーキューブの境界と略一致する。
【0028】
ある好ましい実施形態において、前記コーナーキューブアレイの前記反射電極層が形成された側とは反対側に設けられ、前記コーナーキューブアレイに形成されたコンタクトホールを介して前記反射電極と電気的に接続される電極をさらに有し、前記コンタクトホールは、前記コーナーキューブの凹部内に形成されている。
【0029】
ある好ましい実施形態において、前記光媒体層は、光散乱状態または光透過状態をとりうる液晶層である。
【0030】
ある好ましい実施形態において、前記複数の反射電極のそれぞれの反射面は、前記コーナーキューブの表面に沿って形成される。
【0031】
【発明の実施の形態】
まず、図1〜図4を参照しながら、本発明の表示装置の概要について説明する。例えば図4に示すように、本発明の表示装置では、コーナーキューブアレイ10上に、互いに離間された複数の反射電極12を含む反射電極層14が形成されている。このコーナーキューブアレイ10と反射電極層14とによって、再帰性反射板であるコーナーキューブリフレクタ20が構成されている。なお、図1(a)および(b)には、コーナーキューブアレイ10の平面図および斜視図をそれぞれ示している。
【0032】
このような表示装置では、図14に示したような再帰性反射板を備える従来の表示装置900とは異なり、液晶層のような光媒体層(調光層)と再帰性反射板の反射面との間に距離が設けられないため、視差が生じない。従って表示性能を向上させることができる。また、コーナーキューブリフレクタ20の表面は透明平坦化部材で覆われていないので、この透明平坦化部材による光吸収や光反射が発生しない。従って、表示性能を向上させることができる。
【0033】
ただし、コーナーキューブアレイ上に反射電極を設けることによって形成されたコーナーキューブリフレクタを用いる表示装置では、反射電極のサイズや配列パターンを適切に設定することが非常に重要になる。反射電極のそれぞれは、光媒体層における各画素ごとの表示に寄与する領域(画素領域)を規定するだけでなく、コーナーキューブリフレクタにおける再帰性反射が可能な領域をも規定するからである。以下、このことについて説明する。
【0034】
一般に、表示装置において、開口率(AR:aperture ratio)、すなわち、表示エリア全体に対する有効画素領域(画素における表示に寄与する領域)の面積比をできるだけ高くすることで、より明るい表示を行なうことが望まれている。開口率ARは、図2に示すように1画素のサイズ(画素面積:L×W[μm])と、画素電極間のギャップ(画素抜き部)の幅(α)とを用いて次式で表すことができる。
【0035】
【数1】
【0036】
ここで、(L−α)×(W−α)は、典型的には画素電極に対応して形成される有効画素領域15の面積であり、この面積が大きいほど開口率ARは高くなる。従って、開口率ARが高く明るい表示を行なうことができる表示装置を実現するためには、電極間ギャップの幅αをできるだけ小さくすることが望ましい。
【0037】
ただし、図4に示すようなコーナーキューブリフレクタ20を備える表示装置100では、電極間のギャップ16の幅αを可能な限り最小のサイズに設定した場合にも、このギャップ16が、コーナーキューブのどの位置において形成されているかによって、コーナーキューブリフレクタ20の再帰性能が変化する。従って、このような表示装置100においては、ギャップ幅αを最小となるようにしただけでは最適な表示性能を得ることができない。
【0038】
図3(a)および(b)は、同じ幅の画素間ギャップ(すなわち、非反射領域)G1,G2が、それぞれコーナーキューブの異なる位置に設けられた場合を示している。
【0039】
図3(a)に示すように、ギャップG1が一列に並ぶコーナーキューブ(底点を●で示す)C1内に設けられている場合、再帰反射不可能になる領域は、最大でも、そのコーナーキューブ列C1内の領域に限られる。
【0040】
なお、コーナーキューブに入射した光は、通常、直交する3面で1回ずつ反射されることで入射した方向へと戻る。このため、コーナーキューブにおける再帰反射が不可能な領域(非再帰反射領域)は、そのコーナーキューブに形成されている非反射領域だけでなく、そこへの入射光が反射後に前述の非反射領域に向かうような反射領域(非反射領域の対称領域)をも含むことになる。このため、コーナーキューブにおける非再帰反射領域は、通常、非反射領域よりも大きくなる。
【0041】
これに対し、図3(b)に示すように、画素間ギャップG2が、2列のコーナーキューブC21,C22をまたぐように形成されている場合、その半分以上がギャップG2で占められる一方のコーナーキューブ列C21は、その全体が再帰反射不可能な領域となる。さらに、他方のコーナーキューブ列C22では、非反射領域G3とその対称領域G4とが再帰反射不可能な領域となる。従って、図3(a)に示す場合と比べると、ギャップ幅は同一であるにも拘わらず、非再帰反射領域の面積が大きいものとなり再帰反射率は低下する。
【0042】
このように、コーナーキューブアレイ上に反射電極を形成することで得られた再帰性反射板を用いる場合には、コーナーキューブのサイズや配列パターンと、反射電極のサイズや配列パターンまたは電極間ギャップのパターンとの関係によって、コーナーキューブリフレクタの再帰反射性が変化する。従って、このような表示装置では、所望の再帰反射性が得られるようにこれらの関係を適切に規定することが表示性能を向上させるためには重要である。なお、このような課題は、図14に示したような再帰性反射板上に透明画素電極を形成するような表示装置900においては生じていなかったことである。
【0043】
本発明者は、以上に説明したような知見に基づき、コーナーキューブアレイ上に形成する反射電極のパターンの適切な条件を見出し、これによって、表示性能がより向上した表示装置を完成させた。
【0044】
以下、本発明の実施形態に係る反射型液晶表示装置について説明する。
【0045】
(実施形態1)
図4は、実施形態1の反射型液晶表示装置100の構成を示す。反射型液晶表示装置100は、カラーフィルタ9、透明対向電極8などが設けられた光透過性の前面基板1と、前面基板1に対向するように配置された背面基板2とを備えている。これらの基板1,2の間には、光媒体層として、散乱状態および透過状態を取り得る散乱型液晶層30が挟持されている。また、背面基板2の液晶層30側には、スイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor)4、その表面にコーナーキューブアレイ10が形成された層間絶縁膜5c、液晶層30に電圧を印加するための複数の反射電極12を含む反射電極層14などが設けられている。
【0046】
互いに離間された反射電極12のそれぞれは、Al、Ag、またはそれらの合金などの金属材料から形成されており、例えば、Alから形成される場合には厚さ約100nm、Agから形成される場合には厚さ約150〜200nmで層間絶縁膜5c上に配置されている。反射電極12は、前面基板1を介して液晶層30へと入射した光を反射することができる。なお、層間絶縁膜5cと液晶層30との屈折率差がわずかであり、これらの界面において屈折率差による反射がほとんど生じないため、反射電極12間のギャップ(画素抜き部)16は非反射領域を形成する。
【0047】
また、反射電極12の各々は、層間絶縁膜5cに形成されたコンタクトホール7を介して、それぞれの画素に対応するTFT4の出力電極6と電気的に接続されている。反射電極12のそれぞれ(および透明対向電極8)に印加する電圧を制御することによって、画素ごとに液晶層30の散乱状態/透過状態を制御することができる。
【0048】
なお、散乱型液晶層30としては、高分子分散型液晶、ネマティック−コレステリック相転移型液晶、または液晶ゲルなどを用いることができる。さらに、透過状態と少なくとも散乱作用が含まれる状態との間で変調され得るモードを有する限り他にも種々の材料を使用し得る。具体的には、液晶分子のドメインサイズを制御して拡散性を付与した透過−反射状態でスイッチングするコレステリック液晶、拡散光による露光により拡散性を付与した透過−反射状態でスイッチングするホログラフィック機能を有する高分子分散型液晶などを用いることができる。
【0049】
反射電極12が形成される層間絶縁膜5cの表面には、図1に示すような、互いに直交する略正方形の3面から構成される凹部形状を有するコーナーキューブ(単位要素)10aのアレイ10が形成されている。このコーナーキューブアレイ10上において、反射面(各反射電極12の表面)がコーナーキューブアレイ10の表面と略平行になるように、反射電極層14がコーナーキューブアレイ10上に沿って設けられることで、コーナーキューブリフレクタ20が得られる。このようにして形成されたコーナーキューブリフレクタ20は、液晶層30を介してコーナーキューブリフレクタ20に入射した光を、その入射方向と略同じ方向へと反射させることができる。
【0050】
なお、このようなコーナーキューブアレイ10を作製する方法としては、例えば、単結晶基板の表面を異方性エッチングする工程を利用して作製する方法(本出願人による特願2001−306052)を用いることができる。この方法によれば、単位要素として100μm以下の微細なコーナーキューブを有するコーナーキューブアレイを非常に高い形状精度で作製することが可能である。
【0051】
本実施形態の反射型液晶表示装置100は、従来の反射型液晶表示装置900(図14参照)と同様の動作で画像の表示を行なう。すなわち、反射電極12および透明対向電極8を用いて液晶層30に印加される電圧を適切に制御し液晶層30を透明状態にすれば、入射光は再帰反射されるため、黒表示が実現される。また、反射電極12および透明対向電極8を用いて液晶層30に印加される電圧を適切に制御し液晶層30を散乱状態にすれば、入射光は液晶層30で散乱されるため、白表示が得られる。液晶表示装置100では、偏光板を用いないため、明るい表示画像が得られる。
【0052】
この反射型液晶表示装置100では、散乱型液晶層30と、コーナーキューブリフレクタ20の反射面とは近接しており、反射面上に平坦化部材を設ける構成ではないので、平坦化部材での光の吸収や平坦化部材による非再帰性の反射が生じることがない。このため、明るくコントラストの高い表示が可能である。また、反射電極12と液晶層30との間に有意な距離が存在しないため、視差の発生を抑制することができる。なお、液晶層30と反射電極12とは必ずしも接している必要はなく、必要に応じて、反射電極12を覆うように、液晶層30の配向を規制するための配向膜(不図示)などの部材が設けられていても良い。
【0053】
以下、液晶表示装置100における、コーナーキューブの配列パターンと反射電極の配列パターンとについて説明する。
【0054】
本実施形態では、表示面内(すなわち、基板水平面内)における少なくとも1つの方向において、コーナーキューブの配列パターンと反射電極の配列パターンとが整合性を有している。ここで、コーナーキューブの配列パターンと反射電極の配列パターンとが整合性を有するという場合、典型的には、反射電極の配列パターンとコーナーキューブの配列パターンとが以下のような関係を有していることを意味する。
【0055】
すなわち、画素に対応して形成される反射電極(すなわち画素電極)が一様なパターンで配列されている場合、典型的には行列状に設けられる反射電極の各配列方向のうちの少なくとも一つの方向において、反射電極ピッチ(反射電極の長さと、隣接する反射電極間の幅との合計)が、コーナーキューブピッチの整数倍になっている。また、複数の反射電極で構成される反射電極グループ(例えば、互いに隣接する、画素R(赤)用画素電極、G(緑)用画素電極、B(青)用画素電極で構成されるグループ)が一様なパターンで配置されている場合、この画素電極グループの配列ピッチが、コーナーキューブピッチの整数倍になっている。
【0056】
なお、図5に示すように、コーナーキューブ10aの配列ピッチは、典型的には、各コーナーキューブ10aの中心(底点)Oが一直線上に並ぶ第1の方向D1におけるピッチP1と、これに垂直な第2の方向D2におけるピッチP2とで別個に規定され得る。また、反射電極12が第1の方向D1と第2の方向D2とにおいて行列状に配列されている場合、反射電極12のそれぞれの方向におけるピッチは、ピッチPX1およびPX2で別個に規定され得る。このような場合、本実施形態では、ピッチPX1がピッチP1の整数倍であるか、または、ピッチPX2がピッチP2の整数倍であるかの少なくともいずれかの条件が満たされていればよい。なお、反射電極12やコーナーキューブ10aの配列パターンの所定方向におけるピッチとは、その所定方向において見られる反射電極やコーナーキューブの周期的なパターンの最短周期に対応する長さを指す。なお、簡単のため、図5では、反射電極12の配列ピッチがコーナーキューブ10aの配列ピッチの1〜2倍の例を示しているが、反射電極12の配列ピッチは通常コーナーキューブ10aの配列ピッチの2倍以上に設定されることが好ましい。
【0057】
このようにコーナーキューブ10aの配列パターンと反射電極12の配列パターンとが整合性を有している場合、図5に示すように、各反射電極12によって覆われるコーナーキューブ10aのパターンを、各反射電極12について同様のものとすることが可能である。この場合、各反射電極において再帰反射率が同等のものとなる。従って、コントラスト比などの表示性能を画面全体で均一にすることができるので、良好な表示を行なうことができる。
【0058】
次に、隣接する一対の反射電極間に形成される非反射領域(画素抜き領域)を形成する位置について説明する。なお、ここでは、画素抜き幅がコーナーキューブのピッチの1〜2倍程度の大きさである場合を例に説明する。
【0059】
図6は、隣接する一対の反射電極12の周縁(エッジ部)の一部を拡大して示している。図に示すように、各反射電極12によって形成される反射領域R1の間には、非反射領域(すなわち反射電極12が設けられていない領域)R2が形成される。
【0060】
図からわかるように、本実施形態では、反射領域R1の周縁Rb(すなわち、反射領域R1と非反射領域R2との境界)は、コーナーキューブにおける底点(●)よりも電極12側に形成される。言いかえれば、反射領域R1の周縁Rbが形成されるコーナーキューブa1において、底点b1は、反射領域R1でなく、非反射領域R2内に位置する。
【0061】
なお、ここでは、反射電極12の周縁Rbに対応するコーナーキューブa1を周縁コーナーキューブと呼ぶ。周縁コーナーキューブa1は、図7に示すように、反射電極12(または反射領域R1)および非反射領域R2の両方が形成されているコーナーキューブa3または反射電極12の周縁Rbに接するコーナーキューブa4の少なくともいずれかで一方ある。
【0062】
再び図6を参照する。非反射領域R2と反射電極12との境界Rbは、周縁コーナーキューブa1と、周縁コーナーキューブa1に反射電極12側において隣接するコーナーキューブa2との境界において形成されるコーナーキューブ頂点部b2に対して、この頂点部b2よりも反射電極12側の位置を通らないように形成される。
【0063】
このような位置に非反射領域R2と反射電極12との境界Rbを形成するようにすれば、所定の反射電極間の間隔を確保しつつ、コーナーキューブリフレクタにおける再帰反射が可能な領域をなるべく大きくすることが可能である。例えば、図6に示す非反射領域の幅が、製造プロセス上の制約などから取り得る最小限の幅であると仮定した場合において、図6に示すように境界Rbが設けられている場合には、反射電極間における再帰性反射不可能な領域は、そのほとんどが非反射領域で占められる2列のコーナーキューブですむ。
【0064】
これに対して、反射電極の配列パターンとコーナーキューブの配列パターンとを図6に示す位置から少しずらし、左側の電極12の境界Rbが、例えば、頂点b2よりも所定距離だけ電極12側に形成されている場合、再帰性反射できない領域は、2列のコーナーキューブのコーナーキューブだけでなく、他のコーナーキューブの一部においても形成される。従って、再帰性反射率の高いコーナーキューブリフレクタを得るためには、上述のように、コーナーキューブのパターンに対する境界Rbの位置を適切に選択すればよいことがわかる。
【0065】
次に、図8を参照しながら、非反射領域(画素抜き部)R2の幅が、より狭い場合について説明する。
【0066】
図8に示す形態では、反射電極間に形成される非反射領域R2が、周縁コーナーキューブa1とその周縁コーナーキューブa1に反射電極12側において隣接するコーナーキューブa2との境界部において形成されるコーナーキューブアレイの頂点部b2を覆わないように形成されている。このために、非反射領域R2は、隣接する2つのコーナーキューブの接触幅d2よりも小さい幅d1を有し、連続して隣接するコーナーキューブa1の底点b1を結ぶ直線に沿って形成される。
【0067】
このように、非反射領域R2がコーナーキューブの底点b1を通り、コーナーキューブの頂点b2を覆わないように形成すれば、再帰性反射不可能な領域を低減することができる。すなわち、非反射領域R2がコーナーキューブ間の頂点b2を覆わないので、非反射領域R2が多くの割合を占めるコーナーキューブa1に隣接するコーナーキューブa2では、非反射領域R2の対称領域が存在せず、非再起反射領域が形成されない。従って、非再帰反射領域を、非反射領域が設けられているコーナーキューブa1だけにすることができるので、コーナーキューブリフレクタとしての再帰反射率を向上させることができる。
【0068】
なお、上述のように1列のコーナーキューブにおいてのみ非反射領域R2が設けられるようにするためには、非反射領域R2の幅の最小値d1は、周縁コーナーキューブの接触幅d2よりも小さい必要がある。この最小値d1は、コーナーキューブの中心が一直線上に並ぶ方向におけるピッチPccとの関係において規定され得る。
【0069】
図9は、コーナーキューブのピッチPccとコーナーキューブの接触幅d2とを示す。この図からわかるように、各コーナーキューブは正六角形の形状を有し、隣接するコーナーキューブにおける接触幅d2は、Pccの1/√3倍の大きさを持つことになる。従って、反射領域R2の幅の最小値d1は、Pcc/√3以下であればよいことがわかる。
【0070】
このように、コーナーキューブアレイ上に形成する反射電極の配列パターンを適切に選択することで、各画素領域における再帰性反射率を向上させることができる。従って、よりコントラスト比の高い表示を行なうことが可能になる。
【0071】
なお、反射電極非形成領域(非反射領域)16は、図10に示すように、コーナーキューブの底点に沿って設けられるような形状であれば、コーナーキューブに対応した形状を有していても良い。
【0072】
また、以上に説明した配列パターンを有する反射電極層は、従来の反射型表示装置と同様の方法によって容易に作製され得る。すなわち、コーナーキューブアレイを覆う導電膜を形成するプロセス、この導電膜をパターニングするプロセスなどによって作製することができる。上述のような反射電極の配列パターンを実現するためには、コーナーキューブアレイ上の導電膜をパターニングする際に、上記配列パターンに対応したレジストパターン(またはこのレジストパターンを形成するためのフォトマスク)を用いればよい。
【0073】
(実施形態2)
本実施形態では、実施形態1の場合に比べて、非反射領域の幅が、コーナーキューブのピッチに比べて十分に狭いような場合に適切に採用され得る反射電極のパターンを説明する。
【0074】
図11は、本実施形態における画素抜き部(非反射領域)16の一部を示す図である。図からわかるように、本実施形態では、実施形態1とは異なり、画素抜き部がコーナーキューブアレイの底点(●)を覆うのではなく、頂点(○)を覆うように形成されている。また、画素抜き部16は、コーナーキューブアレイの稜線に沿って形成されている。なお、ここでいう稜線とは、凸部を形成する複数の面(本実施形態では、互いに直交する3面)による交差線を意味し、各コーナーキューブを区別する境界線に対応する。
【0075】
このように、稜線に沿って画素抜き部16を形成する場合、上述のような導電膜をパターニングして反射電極層を形成する工程において、より正確にパターニングできるという利点が得られる。例えば、画素抜き部16は、導電膜をエッチングすることによって形成されるが、稜線上の導電膜をエッチングするのであれば比較的容易である。従って、製造プロセスが容易になり、パターニング精度を向上させることができる。
【0076】
ただし、上述の実施形態1において説明したように、非反射領域R2がコーナーキューブアレイの頂点や稜線に設けられ、隣接するコーナーキューブに跨って非反射領域R2が存在する場合、上記隣接するコーナーキューブのそれぞれで再帰反射不可能な対称領域17が形成され得るため、再帰性反射率はより低下するおそれがある。
【0077】
しかしながら、画素抜き部16の幅が比較的狭く、結果的に、コーナーキューブリフレクタの再帰反射率を大幅に損なうものでない限りにおいて、上述のような利点が得られることを考慮すると本実施形態のような配列パターンを採用することが望ましい場合もある。本発明者は、図10に示したような連続するコーナーキューブが非再帰反射領域となるような形態と同程度の再帰反射性が得られれば良いものと仮定して、上記のような電極パターンを採用し得る条件を見出した。以下、本実施形態のような電極パターンを用いた場合による再帰反射率の低下の程度について説明する。
【0078】
図12(a)〜(c)は、図11に示したような電極パターンを採用した場合における、上下に隣接する2つのコーナーキューブでの画素抜き部および非再起反射領域を示す図である。
【0079】
図12(a)に示すように、画素抜き部16は上下2つのコーナーキューブの何れにおいても形成される。この場合、各コーナーキューブにおいて、画素抜き部16によって生じる非再帰反射領域が規定される。すなわち、図12(b)に示すように、各コーナーキューブにおいて、この画素抜き部16の対称領域17もが、非再帰反射領域となり、図12(c)に示すように、図12(a)で示す領域16と、図12(b)で示す領域17とを足し合わせた領域18が、全体的な非再帰反射領域として規定される。
【0080】
ここで、画素抜き部16の幅と、最終的に非再帰反射領域として規定される領域の面積との関係を説明する。尚、ここで述べる面積とは、表示装置の法線方向から見た面積、即ち法線に垂直な面への射影である。
【0081】
図12(a)に示すように、コーナーキューブの中心点が一直線上に並ぶ方向におけるコーナーキューブのピッチをPccとし、画素抜き部16の幅をαとすると、図12(c)に示す上側のコーナーキューブにおける非再起反射領域の面積S1は、コーナーキューブの面積Scc(=√3Pcc 2/2)を用いて、
【0082】
【数2】
【0083】
で表される。
【0084】
一方、図12(c)に示す下側のコーナーキューブにおける非再起反射領域の面積S2は、
【0085】
【数3】
【0086】
で表される。
【0087】
従って、非再帰反射領域Slineの面積は、
【0088】
【数4】
【0089】
で表される。
【0090】
これらの結果から、非再帰反射面積Slineが、コーナーキューブ面積Sccよりも小さくなる条件は、
α/Pcc<2−√10/2
であることがわかる。
【0091】
すなわち、画素抜き部16の線幅αがコーナーキューブピッチPccに比べて或る程度小さければ、非再帰反射領域の面積は、コーナーキューブ面積よりも小さくできるので、上述のようなコーナーキューブの稜線にギャップを設けるようなパターンを採用し得る。なお、上述のように稜線に沿って延びる非反射領域の中心線は、コーナーキューブの境界(稜線)と略一致することが望ましい。
【0092】
また、以上に説明したように、コーナーキューブのピッチをPcc(R2)の幅の最小値をαとするとき、α/Pcc>2−√10/2を満たす場合には、本実施形態のように、稜線に沿って画素抜き部16を形成すると、非再帰反射領域の面積がコーナーキューブ面積よりも大きくなり、再帰性反射率が大きく低下するために望ましくない。従って、α/Pcc>2−√10/2の場合には、実施形態1で説明したようなパターンで反射電極を形成することが望ましい。
【0093】
(実施形態3)
本実施形態では、図4に示したような実施形態1に示す表示装置において、層間絶縁膜上に形成される反射電極と、層間絶縁膜下に形成される下層電極とを接続するコンタクトホールを形成する工程について説明する。マイクロコーナーキューブアレイと散乱型液晶表示方式を組み合わせた表示装置100において、コンタクトホールに求められる特徴は、
(1) コンタクトホールによる開口率低下を最小限に留める事
(2) 反射電極12と下層電極19(例えば、TFT素子4の出力電極6など)とが電気的に確実に接続され、断線が防止できること
である。
【0094】
コンタクトホール7による開口率低下を最小限に押さえるためには、加工を施した影響が複数のコーナーキューブに影響を与えない様に加工する事が重要である事から、コンタクトホール7は単位コーナーキューブ内に形成することが望ましい。
【0095】
また、断線の発生を抑制するためには、下層電極19と反射電極12との距離が短い程よい。
【0096】
以上の事からコンタクトホール7はコーナーキューブの凹部内(特に底点付近)に形成する事が望ましい。図13(a)は、コンタクトホール7を、コーナーキューブの底点部に形成した場合を示し、図13(b)は、コンタクトホール7を、コーナーキューブの頂点部に形成した場合を示す。これらの図からわかるように、頂点に形成した場合は、コンタクトホールが深く、下層電極19と画素電極間の断線が発生しやすくなるうえ、隣接するコーナーキューブにコンタクトホール7を形成した事により発生したコーナーキューブの欠けた部分の影70が発生する。
【0097】
これに対し、図13(a)のように、底点部分でコンタクトホール7を形成した場合、コンタクトホール7も浅く形成され、コーナーキューブの欠けによる影響も隣接したコーナーキューブに及ばない。
【0098】
従って、コーナーキューブアレイに形成されるコンタクトホール7は、コーナーキューブの凹部内に形成されていることが望ましく、コーナーキューブの底点近傍に形成されていることがさらに望ましい。
【0099】
以上、本発明の実施形態として反射型液晶表示装置について説明したが、本発明の表示装置は、コーナーキューブ上に反射電極を有するEL素子などを用いる他のタイプの表示装置であってもよい。
【0100】
【発明の効果】
本発明によれば、画素電極としてコーナーキューブアレイ上に設けられる反射電極のパターンを適切に選択することで、画面全体で均一な表示性能を実現することができる。また、再帰性反射領域を大きくすることができるので、コントラスト比などに優れた表示を実現することができる。さらに、コーナーキューブ上に所定のパターンの反射電極を形成する際に製造工程上容易に作製し得るパターンにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表示装置で用いられるコーナーキューブアレイを示す図であり、(a)は平面図(b)は斜視図である。
【図2】 開口率を説明するための図である。
【図3】 電極ギャップを設ける位置によって再帰反射率が変化することを説明するための図である。
【図4】 本発明の実施形態1に係る表示装置をしめす断面図である。
【図5】 実施形態1に係る電極の配置パターンを示す平面図である。
【図6】 実施形態1に係る電極の配置パターンを示す別の平面図である。
【図7】 周縁コーナーキューブを説明するための平面図である。
【図8】 実施形態1に係る電極の配置パターンを示すさらに別の平面図である。
【図9】 コーナーキューブのピッチとギャップ幅との関係を示す図である。
【図10】 実施形態1に係る電極の配置パターンを示すさらに別の平面図である。
【図11】 本発明の実施形態2に係る電極配置パターンを示す平面図である。
【図12】 実施形態2に係る非再帰反射を説明するための図である。
【図13】 (a)は実施形態3に係る表示装置の構成を示し、(b)は比較例を示す。
【図14】 従来の表示装置の断面図である。
【図15】 再帰性反射板を備える表示装置の動作原理を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2 基板
4 TFT
5c 層間絶縁膜
6 出力電極
7 コンタクトホール
8 対向電極
9 カラーフィルタ
10 コーナーキューブアレイ
12 反射電極(画素電極)
14 反射電極層
16 画素抜き部
20 コーナーキューブリフレクタ(再帰性反射板)
30 散乱型液晶層
100 表示装置
Claims (13)
- 光媒体層と、
前記光媒体層の片側に設けられたコーナーキューブアレイであって、複数のコーナーキューブを単位要素として有するコーナーキューブアレイと、
前記コーナーキューブアレイ上に形成された反射電極層であって、互いに離間され、前記光媒体層に電圧を印加するために用いられる複数の反射電極を含む反射電極層と
を備える表示装置であって、
表示面内における少なくとも1つの方向において、前記複数の反射電極および複数のコーナーキューブはそれぞれ一定のピッチで配列され、前記反射電極のピッチは前記コーナーキューブのピッチの整数倍である表示装置。 - 前記コーナーキューブアレイは、前記反射電極の周縁に対応する複数の周縁コーナーキューブを含み、前記複数の周縁コーナーキューブは、前記反射電極が部分的に重畳され前記反射電極の周縁が形成されているコーナーキューブまたは前記反射電極の周縁に接するコーナーキューブの少なくともいずれかで一方あり、
前記複数の周縁コーナーキューブにおいて、前記反射電極は前記周縁コーナーキューブの底点を覆わない請求項1に記載の表示装置。 - 光媒体層と、
前記光媒体層の片側に設けられたコーナーキューブアレイであって、複数のコーナーキューブを単位要素として有するコーナーキューブアレイと、
前記コーナーキューブアレイ上に形成された反射電極層であって、互いに離間され、前記光媒体層に電圧を印加するために用いられる複数の反射電極を含む反射電極層と
を備える表示装置であって、
前記反射電極層は、隣接する前記反射電極間に形成される非反射領域を含み、
前記コーナーキューブアレイは、前記反射電極の周縁に対応する複数の周縁コーナーキューブを含み、前記複数の周縁コーナーキューブは、前記反射電極および非反射領域の両方が形成されているコーナーキューブまたは前記反射電極の周縁に接するコーナーキューブの少なくともいずれか一方であり、
前記非反射領域と前記反射電極との境界は、前記周縁コーナーキューブと、前記周縁コーナーキューブに前記反射電極側において隣接するコーナーキューブとの境界において形成されるコーナーキューブ頂点部に対して、前記頂点部よりも反射電極側の位置に形成されない表示装置。 - 光媒体層と、
前記光媒体層の片側に設けられたコーナーキューブアレイであって、複数のコーナーキューブを単位要素として有するコーナーキューブアレイと、
前記コーナーキューブアレイ上に形成された反射電極層であって、互いに離間され、前記光媒体層に電圧を印加するために用いられる複数の反射電極を含む反射電極層と
を備える表示装置であって、
前記反射電極層は、隣接する前記反射電極間に形成される非反射領域を含み、
前記コーナーキューブアレイは、前記反射電極の周縁に対応する複数の周縁コーナーキューブを含み、前記複数の周縁コーナーキューブは、前記反射電極および非反射領域の両方が形成されているコーナーキューブまたは前記反射電極の周縁に接するコーナーキューブの少なくともいずれか一方であり、
前記非反射領域は、前記周縁コーナーキューブと、前記周縁コーナーキューブに隣接するコーナーキューブとの境界部に形成されるコーナーキューブアレイの頂点部を覆わない表示装置。 - 前記周縁コーナーキューブにおいて、前記非反射領域は、互いに隣接する前記周縁コーナーキューブの底点を結ぶ直線に沿って形成されている請求項3または4に記載の表示装置。
- 前記非反射領域の幅の最小値は、前記周縁コーナーキューブの接触幅よりも小さい請求項5に記載の表示装置。
- 前記コーナーキューブの中心が一直線上に並ぶ方向におけるコーナーキューブのピッチをPccとしたとき、前記非反射領域の幅の最小値は、Pccの1/√3以下である請求項6に記載の表示装置。
- 前記コーナーキューブの中心が一直線上に並ぶ方向におけるコーナーキューブのピッチをPccとし、前記非反射領域の幅の最小値をαとするとき、α/Pcc>2−√10/2を満たす請求項3から7のいずれかに記載の表示装置。
- 光媒体層と、
前記光媒体層の片側に設けられたコーナーキューブアレイであって、複数のコーナーキューブを単位要素として有するコーナーキューブアレイと、
前記コーナーキューブアレイ上に形成された反射電極層であって、隣接する前記反射電極間に形成される非反射領域を介して互いに離間され、前記光媒体層に電圧を印加するために用いられる複数の反射電極を含む反射電極層と
を備える表示装置であって、
前記コーナーキューブの中心が一直線上に並ぶ方向におけるコーナーキューブのピッチをPccとし、前記非反射領域の幅の最小値をαとするとき、α/Pcc<2−√10/2を満たし、
前記非反射領域は、隣接する前記コーナーキューブの境界に形成される稜線に沿って延びる表示装置。 - 前記稜線に沿って延びる非反射領域の中心線は、前記コーナーキューブの境界と略一致する請求項9に記載の表示装置。
- 前記コーナーキューブアレイの前記反射電極層が形成された側とは反対側に設けられ、前記コーナーキューブアレイに形成されたコンタクトホールを介して前記反射電極と電気的に接続される電極をさらに有し、
前記コンタクトホールは、前記コーナーキューブの凹部内に形成されている請求項1から10のいずれかに記載の表示装置。 - 前記光媒体層は、光散乱状態および光透過状態を取り得る液晶層である請求項1から11のいずれかに記載の表示装置。
- 前記複数の反射電極のそれぞれの反射面は、前記コーナーキューブの表面に沿って形成される請求項1から12のいずれかに記載の表示装置。
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