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JP3775090B2 - リーフスプリング用樹脂製サイレンサ - Google Patents

リーフスプリング用樹脂製サイレンサ Download PDF

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JP3775090B2
JP3775090B2 JP2013499A JP2013499A JP3775090B2 JP 3775090 B2 JP3775090 B2 JP 3775090B2 JP 2013499 A JP2013499 A JP 2013499A JP 2013499 A JP2013499 A JP 2013499A JP 3775090 B2 JP3775090 B2 JP 3775090B2
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silencer
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curved
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光貴 松本
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルリンアイ形状を有するリーフスプリングにおいて、重ねられたリーフスプリング間に挿入されて、きしみ音等を防止するための樹脂製サイレンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、例えば特開平5−196076号公報に開示されたリーフスプリングの概要を示す説明図である。
全体を符号1で示すリーフスプリングは、最上部に配設される第1のリーフスプリング2と、第1のリーフスプリング2の下側に順次重ねられる第2のリーフスプリング3、第3のリーフスプリング4を有し、それぞれインターリーフ部材5を介して重ねられる。重ねられたリーフスプリングはパッド6を介して、2本のUボルト7とナット8によってアクスル9等の相手部材に固着される。
【0003】
第1のリーフスプリング2の両端部は、円弧状に湾曲されて、いわゆる目玉部21を形成する。第2のリーフスプリング3の端部31も円弧状に湾曲されて、第1のリーフスプリング2の目玉部21の外周部に重ねられる。各リーフスプリング2,3,4の目玉部の近傍には、サイレンサ10が挾み込まれて、リーフスプリング間で発生する摩擦によるきしみ音の発生を防止している。
【0004】
図7,図8は、第1のリーフスプリング2の目玉部と、第2のリーフスプリング3の端部との間にサイレンサを取り付けるための構造を示す。第1のリーフスプリング2の端部は円弧状に湾曲されて、いわゆるベルリンアイと呼ばれる目玉部22を形成する。この目玉部22の中心は、ほぼ第1のリーフスプリングの板の中心線上に形成される。第2のリーフスプリング3の端部には、この目玉部22に対して、下側から重ねられる弧状の湾曲部32が形成される。この湾曲部32には貫通穴33が設けられる。サイレンサ50は、この目玉22に当接する形状を有し、ボルト51と図示しないナット等により、サイレンサ50は第2のリーフスプリング3に固着される。
【0005】
図9は、第1のリーフスプリング2の端部が上向きに円弧状に湾曲される、いわゆるアップターン形状の目玉部23を有するリーフスプリングにサイレンサを取り付ける構造を示す。
第2のリーフスプリング3の端部にも、アップターンの湾曲部35が形成される。
サイレンサ60はフラットな形状を有し、取付部材61を介して第1のリーフスプリング2に対して固着される。この場合にも第1のリーフスプリング2の目玉部23の近傍に、取付用の貫通穴を設ける必要が生ずる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の構成にあっては、重ねられたリーフスプリングの間にサイレンサを保持するために、ボルト,ナット等の取付部材を必要とし、また、リーフスプリング側にも取付用の穴を加工する等の必要があった。
そこで本発明は、上述した問題を解消するリーフスプリング用のサイレンサを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の樹脂製サイレンサは、平坦部の端部に目玉部を有する第1のリーフスプリングと、第1のリーフスプリングの下側に配設される端部に湾曲部を有する第2のリーフスプリングの間に装備されるものである。そして、基本的な手段として、第のリーフスプリングの平坦部下方に配置される上面平坦部と、第2のリーフスプリングの湾曲部に当接する湾曲部と、この湾曲部の両側に形成されて第2のリーフスプリングの湾曲部に嵌合されるリブを備える。
【0008】
また、第2のリーフスプリングの湾曲部は、その幅寸法が先細りのテーパー形状を有し、サイレンサの湾曲部もリーフスプリングの湾曲部のテーパー形状に対応する幅寸法が先細りのテーパー形状を有するものである。さらに、サイレンサの平坦部の上面と湾曲部との境界にこのサイレンサの他の部分と比較して肉厚寸法が最大に形成される稜部を備えるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のサイレンサと、リーフスプリングの端部の構成を示す説明図、図2は本発明のサイレンサを装備したリーフスプリングの端部の側面図、図3は図2のA−A断面図である。
第1のリーフスプリング110は、平坦状のリーフスプリングから目玉部への基端部112が一度下向きに折り曲げられ、その先端部が円弧状に折り曲げられて目玉部114を形成する、いわゆるベルリンアイを有するリーフスプリングである。
【0010】
この第1のリーフスプリング110の下側に配設される第2のリーフスプリング120は、第1のリーフスプリング110のベルリンアイの下側に重ね合わされる形状の湾曲部122を有する。この湾曲部122は、リーフスプリングの先端部126に向けて、リーフスプリングの板幅の両側部124が先細りとなるテーパー形状に形成されている。
【0011】
本発明のサイレンサ200は、その上面が第1のリーフスプリング110の下面の平坦部下方に配置される上面平坦部210と、第2のリーフスプリング120の弧状の湾曲部122に当接する湾曲部220を有する。そして、この湾曲部220は、その幅方向の両端部にリブ222を有する。このリブ222は、第2のリーフスプリング120の湾曲部122の両側部の外側に嵌合される方向に折り曲げられた構造を有する。そして、両端にリブ222を有する湾曲部220は、その先端部224に向けて、幅方向の寸法が先細りとなるテーパー状に形成されている。そこで、このサイレンサ200は、第2のリーフスプリング120のテーパー状の湾曲部122に対して確実に係合される構造を有するものである。
【0012】
図4は、本発明のサイレンサの形状構造を示す図面である。サイレンサ200は、上面が平坦面212で形成され、下面が円弧面で形成される上面平坦部210と、上面平坦部210に連続する湾曲部220を有する。湾曲部220は、その幅方向の両側部にリブ222が形成される。そして、この湾曲部220は、その先端部224に向けて、幅寸法が先細りとなるテーパー形状に形成されている。上面平坦部210上面の平坦面212と湾曲部220の接合する稜部214は、その肉厚寸法tが他の部分の肉厚寸法より大きくなるように形成されており、稜線を形成している。
【0013】
図5は、本発明のサイレンサの作用を示す説明図である。車両に装備されたリーフスプリングは、車両の振動により、各リーフスプリングの間で相対的に変位し、変位が大きいとサイレンサが脱落することもある。本発明にあっては、図5において、サイレンサが矢印C方向に移動しようとすると、湾曲部220の表面220aが第1のリーフスプリング110の目玉部114の基端部112の裏面部112aに衝突し、その移動が規制される。平坦面212と湾曲220の間に稜214を設けてあるので、矢印C方向への移動が確実に規制される。
【0014】
次に、サイレンサが矢印D方向に移動しようとすると、テーパーが付された湾曲部220の両側のリブ222が、第2のリーフスプリング120の湾曲部122のテーパーが付された両側部124に当接し、矢印D方向への移動が規制される。したがって、このサイレンサは、第1のリーフスプリング110の目玉部114と、第2のリーフスプリング120の湾曲部122との間に、確実に挾持される構造を有する。
【0015】
【発明の効果】
本発明は以上のように、目玉部の基端部が下向きに折り曲げられる、いわゆるベルリンアイ形状の目玉部を有するリーフスプリングに装備される樹脂製のサイレンサにあって、サイレンサをリーフスプリングに固定するための取付具を用いることなしに、サイレンサをリーフスプリング間に保持することができる。
したがって、部品点数も削減され、また、組立も容易となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサイレンサを備えたリーフスプリングの目玉部の部品構成図。
【図2】本発明のサイレンサを備えたリーフスプリングの目玉部の側面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】本発明のサイレンサの(A)側面図、(B)F矢視図、(C)E矢視図。
【図5】本発明の作用を示す説明図。
【図6】リーフスプリングの構造を示す説明図。
【図7】従来のサイレンサの構成を示す説明図。
【図8】従来のサイレンサの取付構造を示す説明図。
【図9】従来のサイレンサの取付構造を示す説明図。
【符号の説明】
110 第1のリーフスプリング
112 目玉部の基端部
114 目玉部
120 第2のリーフスプリング
122 湾曲部
124 側部
126 先端部
200 サイレンサ
210 平坦部
214 稜部
220 湾曲部
222 リブ

Claims (3)

  1. 平坦部の端部に目玉部を有する第1のリーフスプリングと、第1のリーフスプリングの下側に配設される端部に湾曲部を有する第2のリーフスプリングの間に装備される樹脂製サイレンサであって、第のリーフスプリングの平坦部下方に配置される上面平坦部と、第2のリーフスプリングの湾曲部に当接する湾曲部と、この湾曲部の両側に形成されて第2のリーフスプリングの湾曲部に嵌合されるリブを備えるリーフスプリング用樹脂製サイレンサ。
  2. 第2のリーフスプリングの湾曲部は、その幅寸法が先細りのテーパー形状を有し、サイレンサの湾曲部もリーフスプリングの湾曲部のテーパー形状に対応する幅寸法が先細りのテーパー形状を有する請求項1記載のリーフスプリング用樹脂製サイレンサ。
  3. サイレンサの平坦部の上面と湾曲部との境界にこのサイレンサの他の部分と比較して肉厚寸法が最大に形成される稜部を備える請求項1記載のリーフスプリング用樹脂製サイレンサ。
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