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JP3773794B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流電源の電力変換を行い、所望の多相交流電力を出力する電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、交流電源を所望の3相電力に変換して出力する電力変換装置として、電力変換装置の大容量化、高電圧化を目的とし、また、出力波形を改善するために図11に示す構成のものが知られている。
【0003】
この従来の電力変換装置は、3相電源1から2次側に複数の巻線を持った変圧器2を介して3相交流電力を単相インバータ3へ供給する。単相インバータ3の出力は直列に接続され、さらにその一方を中性点として接続し、その他方を3相の誘導電動機(M)4に接続することにより、誘導電動機4に3相交流電力を供給する。誘導電動機4の回転速度は速度検出器5で検出され、制御回路6に入力される。また、電力変換装置から出力される電流は電流検出器7で検出され、制御回路6に入力される。
【0004】
制御回路6では、電動機4の速度が所定の速度となるように出力電圧基準Vu,Vv,Vwを決定し、PWM制御回路8に出力する。PWM制御回路8は出力電圧基準Vu,Vv,Vwに対応した出力電圧を発生するように各単相インバータ3のゲート信号を制御する。そしていずれかの単相インバータ3が故障した場合には、単相インバータ3の故障信号がPWM制御回路8に入力され、電力変換装置の動作を停止する。
【0005】
図12は図11の制御回路6の詳細図である。この制御回路6は広く知られた回路であり(例えば、電気書院発行、「ニュードライフエレクトロニクス」、6.2.4項)、誘導電動機4の電流をトルク電流と励磁電流に分解し、独立して制御するものである。
【0006】
この制御回路6では、速度制御器9を用いて速度指令ωr*と速度ωrの偏差がゼロになるようにトルク指令T*を調節する。一方、励磁指令Φ*は通常一定に保たれることが多い。図中では励磁指令Φ*の設定値をΦsetと示す。これらの値は、図12のブロック図に示す演算により、直交する2相d軸、q軸の各電流指令Id*,Iq*に変換され、それぞれの電流フィードバック信号Id,Iqとの偏差がゼロになるように、電流制御器10を用いてd軸及びq軸の電圧指令Vd,Vqを調節する。
【0007】
また、トルク指令T*と励磁指令Φ*よりすべり周波数ωsを求め、これに速度検出器5からフィードバックされる速度信号ωrを加えることにより、電力変換装置が出力する周波数ω1を決定する。この出力周波数ω1を積分して得られる出力位相θ1を用い、3相の電流検出値Iu,Iv,Iwから3相−2相変換器11によりd軸、q軸の各電流Id,Iqを求めると共に、d軸、q軸の電圧指令から2相−3相変換器12により出力電圧基準Vu,Vv,Vwを求める。
【0008】
図13は図11の単相インバータ3の詳細図である。変圧器2の2次巻線からの電力をダイオード整流回路13及び直流平滑コンデンサ14で直流電力に変換し、さらに単相インバータ回路15で任意の周波数、電圧を持った電力に変換する。故障検出器16は単相インバータ3の異常を検出し、故障信号を図11のPWM制御回路8に出力する。
【0009】
この単相インバータ3の異常の一例としては、直流電圧Vdcの上昇が考えられる。通常、直流電圧Vdcが所定値より上昇した場合に、過電圧により単相インバータ3内の部品が破損しないように故障検出して電力変換装置を停止することが一般的に行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された電力変換装置では、交流電動機4の回転速度に対して電力変換装置の出力周波数が低い場合には、交流電動機の機械的なエネルギが電力変換装置に回生され、直流電圧が回生エネルギにより充電され、直流電圧が上昇して過電圧故障を検出し、故障でもないのに装置を停止してしまう問題が生じる。
【0011】
この問題を解決するためには過電圧故障を検出する前に直流電圧Vdcの上昇を検出し、回生動作とならないように出力周波数を増加させるように制御すればよい。この制御をする場合には、それぞれの単相インバータ3の直流電圧値Vdcを制御回路6に取り込む必要がある。
【0012】
ところが、図11に示すように、単相インバータ3を複数個使用する多重接続インバータ構成の電力変換装置では、直流回路が複数あるので直流電圧検出回路が非常に複雑、高価になる問題がある。また、多重接続インバータに関わらず単一のインバータの場合にも、制御回路と直流回路とは絶縁して電圧検出を行うこと一般的であるが、近年では電力変換装置が高圧化していて直流回路と制御回路との間を絶縁しているために、電圧検出回路が複雑になり、信頼性が低下したり検出精度が低下したりする問題がある。
【0013】
本発明は上記のような従来の問題点に鑑み、電力変換装置の入力又は出力の電圧、電流や電力変換装置を制御する制御量を利用して直流電圧を求めることにより、複雑な回路構成にせずとも高い精度で直流電圧を求めることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
【0014】
本発明はまた、求めた直流電圧を利用することにより、過電圧故障を誤検出して停止することがない電力変換装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、多相1次巻線と多相2次巻線から成る変圧器と、前記変圧器の2次巻線にそれぞれ接続され、多相交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、前記整流回路にそれぞれ接続され、前記直流電圧を電圧基準信号に対応した交流電圧に変換する単相インバータと、前記単相インバータの出力を直列又は並列に多重接続して多相交流電力を発生し、この多相交流電力を多相交流電動機に供給する電力変換装置において、前記変圧器の1次側の電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記交流電動機に流入する電力を演算する電動機入力電力演算手段と、前記変圧器の1次側の電圧と前記交流電動機に流入する電力から前記直流電圧を演算する直流電圧演算手段とを具備して成るものである。
【0016】
請求項1の発明の電力変換装置では、変圧器の1次側の電圧を検出し、また交流電動機に流入する電力を演算し、これらの変圧器の1次側の電圧と交流電動機に流入する電力とから電力変換装置の直流電圧を演算して求める。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1の電力変換装置において、前記直流電圧演算手段が、前記交流電動機に流入する電力が所定値以上の場合には、前記変圧器の1次側の電圧と前記交流電動機に流入する電力とから前記直流電圧を演算し、前記交流電動機に流入する電力が所定値以下の場合には、前記交流電動機に流入する電力を積分することを特徴とするものである。
【0018】
請求項2の発明の電力変換装置では、交流電動機に流入する電力が所定値以上の場合には、変圧器の1次側の電圧と交流電動機に流入する電力とから直流電圧を演算し、交流電動機に流入する電力が所定値以下の場合には、交流電動機に流入する電力を積分して直流電圧を求める。
【0019】
請求項3の発明は、多相1次巻線と多相2次巻線とから成る変圧器と、前記変圧器の2次巻線にそれぞれ接続され、多相交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、前記整流回路にそれぞれ接続され、前記直流電圧を電圧基準信号に対応した交流電圧に変換する単相インバータと、前記単相インバータの出力を直列又は並列に多重接続して多相交流電力を発生し、この多相交流電力を多相交流電動機に供給する電力変換装置において、前記変圧器の1次側の電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記変圧器の1次側の電流を検出する入力電流検出手段と、前記変圧器の1次側の電圧と前記変圧器の1次側の電流とから前記直流電圧を演算する直流電圧演算手段とを具備して成るものである。
【0020】
請求項3の発明の電力変換装置では、変圧器の1次側の電圧を検出し、また変圧器の1次側の電流を検出し、これらの変圧器の1次側の電圧と電流とから電力変換装置の直流電圧を演算して求める。
【0021】
請求項4の発明は、多相1次巻線と多相2次巻線から成る変圧器と、前記変圧器の2次巻線にそれぞれ接続され、多相交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、前記整流回路にそれぞれ接続され、前記直流電圧を電圧基準信号に対応した交流電圧に変換する単相インバータと、前記単相インバータの出力を直列又は並列に多重接続して多相交流電力を発生し、この多相交流電力を多相交流電動機に供給する電力変換装置において、前記交流電動機のトルク基準と励磁基準とにより当該電力変換装置への電圧基準信号を決定する手段と、当該電力変換装置が出力する周波数を検出する周波数検出手段又は前記交流電動機の速度を検出する速度検出手段と、当該電力変換装置が出力する周波数又は前記交流電動機の速度と前記励磁基準とから当該電力変換装置が出力する交流電圧を演算する交流電圧出力演算手段と、当該電力変換装置に対する電圧基準信号と当該電力変換装置が出力する交流電圧の前記演算値から前記直流電圧を演算する直流電圧演算手段とを具備して成るものである。
【0022】
請求項4の発明の電力変換装置では、交流電動機のトルク基準と励磁基準とにより当該電力変換装置への電圧基準信号を決定し、当該電力変換装置が出力する周波数又は交流電動機の速度を検出し、この電力変換装置が出力する周波数又は交流電動機の速度と励磁基準とから当該電力変換装置が出力する交流電圧を演算する。そして、当該電力変換装置に対する上述の電圧基準信号と当該電力変換装置が出力する上述の交流電圧の演算値とから当該電力変換装置の直流電圧を演算して求める。
【0023】
請求項5の発明は、請求項1〜4の電力変換装置において、前記直流電圧が所定値以上になったときに当該電力変換装置の出力する周波数が増加する方向に前記直流電圧を補正する直流電圧補正手段又は前記周波数の減少を抑制する周波数減少抑制手段を具備したものである。
【0024】
請求項5の発明の電力変換装置では、請求項1〜4の発明において演算により求めた電力変換装置の直流電圧が所定値以上になったときに、当該電力変換装置の出力する周波数が増加する方向に直流電圧を補正し、又は当該電力変換装置の出力する周波数の減少を抑制する。
【0025】
請求項6の発明は、請求項1〜4の電力変換装置において、前記直流電圧が所定値以上になったときに当該電力変換装置の出力を停止する出力停止手段を具備したものである。
【0026】
請求項6の発明の電力変換装置では、請求項1〜4の発明において演算により求めた電力変換装置の直流電圧が所定値以上になったときに当該電力変換装置の出力を停止する。
【0027】
請求項7の発明は、請求項1〜4の電力変換装置において、前記直流電圧の演算値と電圧基準信号とから当該電力変換装置が出力する交流電圧を演算する出力電圧演算手段を具備したものである。
【0028】
請求項7の発明の電力変換装置では、請求項1〜4の発明において演算により求めた電力変換装置の直流電圧と電圧基準信号とから当該電力変換装置の出力する交流電圧を演算して求める。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
【0030】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について、図1を用いて説明する。図1に示した第1の実施の形態の電力変換装置の構成要素において、図11に示した従来例と同一の構成要素については同一番号を用いて示してある。図11の従来例と異なる点は、変圧器2の1次電圧の実効値Vac(以降、「入力電圧」と呼ぶ)を入力電圧検出器17で検出し、これを制御回路6Aで読み込んで直流電圧Vdcの演算処理に使用するようにした点である。
【0031】
図2は制御回路6Aの制御ブロック図を示している。図2に示した制御回路6Aの構成要素において、図12に示した従来例の制御回路6と同一の構成要素については、同一番号を用いて示してある。図12の従来例と異なる点は、トルク指令T*と速度ωrから交流電動機4の出力Pを求め、これと入力電圧Vacとを用い直流電圧Vdcを演算する点である。
【0032】
この直流電圧Vdcの計算は、交流電圧Vacと直流電圧Vdcとは略比例関係にあるが、変圧器2の負荷が増大すると変圧器2のインピーダンスドロップ分だけ直流電圧Vdcが低下する特性を模擬している。
【0033】
この第1の実施の形態の電力変換装置によれば、演算により直流電圧Vdcを求めるので、直流電圧検出回路又は直流電圧を制御回路へ取り込む伝送回路が不要な電力変換装置を構成することができる。
【0034】
なお、第1の実施の形態では電動機4に流入する電力を電動機出力Pと略等価としてトルク指令T*と速度ωrの積から求めているが、当該電力変換装置が出力する電圧、電流を検出して求める構成にしてもよく、また電力変換装置に指令する電圧基準信号と電流検出値等から求める構成にしてもよい。
【0035】
さらに、第1の実施の形態は変圧器2の負荷が増大すると変圧器2のインピーダンスドロップ分だけ直流電圧Vdcが低下する特性を利用した簡便な構成にしたが、電動機4に流入する電力と当該電力変換装置の変換効率、入力電圧等から変圧器2に流れる電流を計算し、その電流と変圧器2のインピーダンスから厳密にインピーダンスドロップを計算して直流電圧Vdcを求める構成にしてもよい。
【0036】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について、図1及び図3を用いて説明する。第2の実施の形態の電力変換装置の全体的な構成は第1の実施の形態と同様に、図1に示すものである。そして制御回路6Aの詳細な構成が図3に示すものであり、図2に示した第1の実施の形態のものとは異なっている。なお、図3において、図2に示した第1の実施の形態の制御回路と同一の構成要素については同一の符号を用いて説明する。
【0037】
本実施の形態における制御回路6Aにおいて、図2に示した第1の実施の形態のものと異なる点は、電動機出力Pの極性を極性判定器18で判定し、極性が正の場合は第1の実施の形態と同じ方法で直流電圧Vdcを演算して出力し、負の場合は回生時直流電圧演算器19で演算した直流電圧Vdcを出力するように切り替える点である。
【0038】
この回生時直流電圧演算器19は、次のように動作する。図1の電力変換装置における単相インバータ3は、従来例として図13に示した単相インバータ3と共通の構成であり、ダイオードから成る整流回路13を具備している。そこで、電力変換装置が回生状態になった場合には、すべてのダイオードがオフして整流回路13の入力と直流回路が切り離された状態となる。すなわち、電動機4からの電力は全て直流平滑コンデンサ14に充電される。回生時直流電圧演算器19は、回生時に電動機4からの回生電力でこの平滑コンデンサ14が充電され、直流電圧が上昇するのを模擬して直流電圧Vdcを演算する。演算の具体的な方法は、次の通りである。
【0039】
回生状態に入る前の平滑コンデンサ14の充電エネルギUoは、その時点の直流電圧Vdcを用いて数1式で得られる。
【0040】
【数1】
Figure 0003773794
ただし、C:コンデンサの容量。
【0041】
回生状態に入ってt秒が継続しているときの直流電圧Vdcと電力Pとコンデンサの充電エネルギUとの関係は、数2式で得られる。
【0042】
【数2】
Figure 0003773794
この数2式から、直流電圧の演算値Vdcを数3式によって求める。
【0043】
【数3】
Figure 0003773794
すなわち、図3において回生時直流電圧演算器19の内部ブロックが示すように、回生が始まった時点の直流電圧から積分の初期値Uoを積分器に設定し、回生中の電力Pを積分して平方根を求めることにより回生中の直流電圧Vdcを演算するのである。
【0044】
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得られると共に、電動機4から回生電力がある場合にも直流電圧Vdcを正しく求めることができる。
【0045】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について、図4及び図5を用いて説明する。図4に示した本実施の形態の電力変換装置の構成要素において、図1に示した第1の実施の形態と同一の構成要素については同一番号をつけて示してある。本実施の形態において、図1の第1の実施の形態と異なる点は、電流検出器7Aと入力電流検出器20により変圧器2の1次電流実効値Iac(以降、「入力電流」と称す)を検出し、制御回路6Bが入力電流Iacを読み込んで直流電圧Vdcの演算処理に使用する点である。
【0046】
図5を用いて、第3の実施の形態における制御回路6Bの制御動作について説明する。図5に示した制御回路6Bの構成要素において、図12に示した従来例の制御回路6と同一の構成要素については同一番号をつけて示してある。図12の従来例と異なる点は、入力電圧Vacと入力電流Iacを用い直流電圧Vdcを演算するようにした点である。
【0047】
直流電圧Vdcの演算では、直流電圧Vdcが入力交流電圧Vacと略比例関係にあるが、変圧器2の電流が増大すると変圧器2のインピーダンスドロップ分だけ直流電圧Vdcが低下する特性を模擬する。
【0048】
第3の実施の形態においても、演算により直流電圧Vdcを求めるようにしたので、直流電圧検出回路又は直流電圧を制御回路へ取り込む伝送回路が不要な電力変換装置を構成することができる。
【0049】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について図6を用いて説明する。第4の実施の形態の電力変換装置は、基本的な回路構成を図11の従来例と共通するが、制御回路6を図6に示す制御回路6′の構成とした点で異なる。
【0050】
図6に示した本実施の形態の制御回路6′の構成要素において、図12の制御回路と同一の構成要素については同一番号を用いて説明する。図12の従来例の制御回路と異なる点は、磁束指令Φ*と速度ωrの積から電圧指令V*を演算し、出力電圧基準Vu,Vv,Vwから変調率演算器21によりPWM制御回路8の変調率αを求め、その比V*/αから直流電圧Vdcを演算する点である。
【0051】
この演算の具体的な方法を次に説明する。図6に示すベクトル制御回路6′は高精度に磁束及びトルク制御できることが知られている。電動機4の入力電圧Vは数4式と等しくなる。
【0052】
【数4】
Figure 0003773794
一方、変調率αと電力変換装置の出力電圧(=電動機4の入力電圧)Vと直流電圧Vdcとの関係は、数5式となる。
【0053】
【数5】
Figure 0003773794
ここで、K:比例定数。
【0054】
これら数4式及び数5式より、直流電圧Vdcは数6式によって求めることができる。
【0055】
【数6】
Figure 0003773794
この第4の実施の形態では、第1〜第3の実施の形態で必要であった変圧器2の1次側の電圧や電流の検出が不要であり、制御変数だけで直流電圧Vdcの検出が可能である利点がある。また、力行時と共に回生時にも直流電圧の検出ができる利点もある。
【0056】
なお、本実施の形態では速度ωrを直流電圧演算に用いたが、これに代えて出力周波数ω1を用いることができる。
【0057】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について、図1及び図7を用いて説明する。本実施の形態の回路構成は第1の実施の形態と同様に、図1に示したものであるが、制御回路6Aが図7に示す構成である点が異なる。図7に示した制御回路6Aの構成要素において、図2の制御回路と同一の構成要素については同一番号を用いて説明する。
【0058】
本実施の形態の制御回路6Aにおいて、図2に示した第1の実施の形態の制御回路と異なる点は、演算で検出した直流電圧Vdcと直流電圧基準Vdc*の差分を負側リミッタ22に入力し、差分出力が正の場合だけ電圧制御器23により速度指令ωr*に対して増加方向に補正入力するようにした点である。
【0059】
直流電圧指令Vdc*を当該電力変換装置の単相インバータ3に対する過電圧保護レベルよりも小さく設定することで、直流電圧上昇時に過電圧保護が動作する前に、交流電動機4の速度を加速して直流電圧Vdcの上昇を抑制することができ、過電圧保護によって装置が誤停止するのを防止できる。
【0060】
なお、図示していないが、電力変換装置の外部からの速度基準を変化率制限して電力変換装置の速度基準とする場合があるが、外部からの速度基準が低減して電動機4が回生状態とり、直流電圧Vdcが直流電圧基準Vdc*を超過した場合に電力変換装置の速度基準の変化を0とする方法も、電力変換装置の速度基準が外部速度基準に対して相対的に増加方向に補正されることを意味するので、本発明に含まれる。
【0061】
また、上記の第5の実施の形態では、第1の実施の形態で演算した直流電圧Vdcを用いているが、直流電圧Vdcには、すでに説明した第2〜第4の実施の形態のいずれで演算した直流電圧Vdcを用いてもよい。
【0062】
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について図8及び図9を用いて説明する。図8に示した第6の実施の形態の電力変換装置の構成要素において、図1に示した第1の実施の形態のものと同一の構成要素については同一番号をつけて示してある。本実施の形態において、図1に示した第1の実施の形態の電力変換装置と異なる点は、各単相インバータ3の故障信号をPWM制御回路8Aに入力していない点と、直流電圧Vdcが過電圧保護レベル以上になった場合に制御回路6Cが停止信号GBをPWM制御回路8Aへ出力して装置を停止させる点である。
【0063】
図9を用いて、この制御回路6Cの制御動作について説明する。図9に示した制御回路6Cの構成要素において、図2の制御回路6Aと同一の構成要素については同一番号を用いて説明する。
【0064】
本実施の形態の制御回路6Cにおいて、図2の制御回路と異なる点は、演算で求めた直流電圧Vdcと直流電圧保護設定Vdc**とを比較器24で比較し、直流電圧Vdcが保護設定Vdc**を超えた場合に停止信号GBをPWM制御回路8Aへ出力するようにした点である。
【0065】
このように構成することにより、各単相インバータ3で個々に直流電圧の過電圧保護検出を行う必要が不要となる。ただし、各単相インバータ3で直流過電圧保護と本実施の形態の直流過電圧保護とを併用する場合も本発明に含まれる。
【0066】
また、制御回路6CからGB信号をPWM制御回路8Aへ出力してインバータを停止させることは、第1〜第5の実施の形態、あるいは第7の実施の形態で求める直流電圧Vdcを直流過電流保護設定Vdc**と比較して行うようにすることもできる。
【0067】
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態について、図1及び図10を用いて説明する。本実施の形態の電力変換装置は、図1に示した第1の実施の形態と共通する回路構成を備えている。ただし、制御回路6Aが図10に示した構成である点が第1の実施の形態とは異なる。図10に示す制御回路6Aにおいて、図2の制御回路と同一の構成要素については同一番号を用いて示してある。
【0068】
本実施の形態の制御回路6Aにおいて、図2の制御回路と異なる点は、変調率演算器21を用いて変調率αを求め、演算で求めた直流電圧Vdcと変調率αとの積から当該電力変換装置の出力電圧Vmotを求めるようにした点である。
【0069】
このように構成することにより、出力電圧検出回路が不要となる。なお、本実施の形態の制御回路6Aで求めた出力電圧は、電圧の表示、出力電圧制御、出力電圧の過電圧保護等に利用できる。しかしながら、求めた出力電圧の用途について特に限定されることはなく、本実施の形態は、直流電圧を演算し、それをもとに出力電圧を求めることを特徴とする。
【0070】
なお、第7の実施の形態では第1の実施の形態で演算した直流電圧Vdcを用いたが、これに代えて、第2〜第4の実施の形態で演算した直流電圧を用いることができる。
【0071】
また、図示はしないが、U,V,W相の出力電圧基準Vu,Vv,Vwと演算で求めた直流電圧Vdcとの積から各相の出力電圧を演算で求める方法や、d軸、q軸の出力電圧基準Vd,Vqと演算で求めた直流電圧Vdcとの積からd軸、q軸電圧を求める方法も本発明に含まれる。
【0072】
以上で第1〜第7の実施の形態について説明した。それぞれの実施の形態において各単相インバータ3内で直流過電圧を検出する方法を例に説明したが、各単相インバータ3内で直流過電圧を検出しなくても本発明に含まれる
【0073】
さらに、これらの実施の形態では速度検出器5を用いた速度制御について説明したが、速度検出器を用いずに、速度推定によって速度制御を実施するような場合や、速度制御を行わず、出力周波数を調節するような場合も本発明に含まれる。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば電力変換装置の直流電圧を演算により求めるようにしたので、直流電圧を直接に検出する必要がなく、直流電圧検出回路を簡略化できる。
【0075】
また、電力回生等で直流電圧が上昇するような状態で、装置が過電圧保護により停止動作する前に直流電圧の上昇を抑制するようにすれば、電力変換装置の運転が継続できるようになる。
【0076】
さらに、直流電圧を演算で求めると共に電力変換装置の出力電圧も検出器を用いることなく演算で求めるようにすれば、交流電圧の検出回路も簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電力変換装置の構成を示す回路図。
【図2】上記の第1の実施の形態における制御回路の制御ブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態における制御回路の制御ブロック図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の電力変換装置の構成を示す回路図。
【図5】上記の第3の実施の形態における制御回路の制御ブロック図。
【図6】本発明の第4の実施の形態における制御回路の制御ブロック図。
【図7】本発明の第5の実施の形態における制御回路の制御ブロック図。
【図8】本発明の第6の実施の形態の電力変換装置の構成を示す回路図。
【図9】上記の第6の実施の形態における制御回路の制御ブロック図。
【図10】本発明の第7の実施の形態における制御回路の制御ブロック図。
【図11】従来例の電力変換装置の構成を示す回路図。
【図12】従来例における制御回路の制御ブロック図。
【図13】従来例における単相インバータの構成を示す回路図。
【符号の説明】
1…3相電源
2…変圧器
3…単相インバータ
4…電動機
5…速度検出器
6,6′,6A,6B,6C…制御回路
7,7A…電流検出器
8,8A…PWM制御回路
9…速度制御器
10…電流制御器
11…3相−2相変換器
12…2相−3相変換器
13…整流回路
14…平滑コンデンサ
15…単相インバータ回路
16…故障検出器
17…入力電圧検出器
18…極性判定器
19…回生時直流電圧演算器
20…入力電流検出器
21…変調率演算器
22…負側リミッタ
23…電圧制御器
24…比較器

Claims (7)

  1. 多相1次巻線と多相2次巻線から成る変圧器と、前記変圧器の2次巻線にそれぞれ接続され、多相交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、前記整流回路にそれぞれ接続され、前記直流電圧を電圧基準信号に対応した交流電圧に変換する単相インバータと、前記単相インバータの出力を直列又は並列に多重接続して多相交流電力を発生し、この多相交流電力を多相交流電動機に供給する電力変換装置において、
    前記変圧器の1次側の電圧を検出する入力電圧検出手段と、
    前記交流電動機に流入する電力を演算する電動機入力電力演算手段と、
    前記変圧器の1次側の電圧と前記交流電動機に流入する電力から前記直流電圧を演算する直流電圧演算手段を具備して成る電力変換装置。
  2. 前記直流電圧演算手段は、前記交流電動機に流入する電力が所定値以上の場合には、前記変圧器の1次側の電圧と前記交流電動機に流入する電力とから前記直流電圧を演算し、前記交流電動機に流入する電力が所定値以下の場合には、前記交流電動機に流入する電力を積分するものであることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 多相1次巻線と多相2次巻線とから成る変圧器と、前記変圧器の2次巻線にそれぞれ接続され、多相交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、前記整流回路にそれぞれ接続され、前記直流電圧を電圧基準信号に対応した交流電圧に変換する単相インバータと、前記単相インバータの出力を直列又は並列に多重接続して多相交流電力を発生し、この多相交流電力を多相交流電動機に供給する電力変換装置において、
    前記変圧器の1次側の電圧を検出する入力電圧検出手段と、
    前記変圧器の1次側の電流を検出する入力電流検出手段と、
    前記変圧器の1次側の電圧と前記変圧器の1次側の電流とから前記直流電圧を演算する直流電圧演算手段とを具備して成る電力変換装置。
  4. 多相1次巻線と多相2次巻線から成る変圧器と、前記変圧器の2次巻線にそれぞれ接続され、多相交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、前記整流回路にそれぞれ接続され、前記直流電圧を電圧基準信号に対応した交流電圧に変換する単相インバータと、前記単相インバータの出力を直列又は並列に多重接続して多相交流電力を発生し、この多相交流電力を多相交流電動機に供給する電力変換装置において、
    前記交流電動機のトルク基準と励磁基準とにより当該電力変換装置への電圧基準信号を決定する手段と、
    当該電力変換装置が出力する周波数を検出する周波数検出手段又は前記交流電動機の速度を検出する速度検出手段と、
    当該電力変換装置が出力する周波数又は前記交流電動機の速度と前記励磁基準とから当該電力変換装置が出力する交流電圧を演算する交流電圧出力演算手段と、
    当該電力変換装置に対する電圧基準信号と当該電力変換装置が出力する交流電圧の前記演算値から前記直流電圧を演算する直流電圧演算手段とを具備して成る電力変換装置。
  5. 前記直流電圧が所定値以上になったときに当該電力変換装置の出力する周波数が増加する方向に前記直流電圧を補正する直流電圧補正手段又は前記周波数の減少を抑制する周波数減少抑制手段を具備したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 前記直流電圧が所定値以上になったときに当該電力変換装置の出力を停止する出力停止手段を具備したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電力変換装置。
  7. 前記直流電圧の演算値と電圧基準信号とから当該電力変換装置が出力する交流電圧を演算する出力電圧演算手段を具備したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電力変換装置。
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