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JP3773257B2 - 置換アザインドリリデン化合物及びその製造方法 - Google Patents

置換アザインドリリデン化合物及びその製造方法 Download PDF

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JP3773257B2 JP50274196A JP50274196A JP3773257B2 JP 3773257 B2 JP3773257 B2 JP 3773257B2 JP 50274196 A JP50274196 A JP 50274196A JP 50274196 A JP50274196 A JP 50274196A JP 3773257 B2 JP3773257 B2 JP 3773257B2
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Description

本発明は新規な置換アザインドリリデン化合物、その製造方法、該化合物を含有する医薬組成物及び治療薬としてのその使用に関する。
本発明は下記一般式(I)
Figure 0003773257
[式中、
1、X2、X3及びX4の1個はNであり、その他はCHであり、
Rは式(a)、(b)、(c)又は(d)
Figure 0003773257
の基であり、
1及びR3の各々は独立して水素、アミノ、カルボキシ、シアノ、−SO34、−SO2NHR5
Figure 0003773257
−COOR6、−CONH(CH2oPh、−CONHCH2(CHOH)nCH2OH、
Figure 0003773257
−N(CH2CH2OH)2、−NHCH2(CHOH)nCH2OH、−NHCONH2、−NHC(NH2)=NH、−NHCO(CHOH)nCH2OH、
Figure 0003773257
−NHSO27、−OCH2(CHOH)nCH2OH、−OOC(CHOH)nCH2OH、−OPO(OH)2、−OCH2SO2NH2、−CH2NH2、−C(NH2)=NH、−CH2NHC(NH2)=NH、
Figure 0003773257
−CH2OH、−CH2OOC(CHOH)nCH2OH、−CH2OPO(OH)2、−PO(OH)2であり、
2はH、C1−C6アルキル、C2−C6アルカノイル、−CH2OH、−CH2CH2CONH2、−SO2Me、−COCH2SO2NH2であり、
4はH、−CH2(CHOH)nCH2OH、C1−C6アルキルであり、
5はH、C1−C6アルキル、−CH2(CHOH)nCH2OH、−(CH2mNMe2であり、
6は非置換又はフェニルにより置換されたC1−C6アルキル、−CH2(CHOH)nCH2OHであり、
7はMe、−C64Meであり、
ZはCH2、O、NH、NCH2CH2OHであり、
nは0又は1であり、
mは2又は3であり、
oは0、1、2又は3であり、
pは1、2又は3であり、
但しRが(a)、(b)又は(c)であるときにはR1はH以外のものであり、Rが(d)であるときにはR1とR3の一方はH以外のものである]
を有する化合物、及び医薬的に許容可能なその塩を提供する。
本発明の化合物において置換基R及びR1の各々は独立して二環式アザインドール環のピリジン又はピロール部分に存在し得る。
本発明は式(I)の化合物の可能な全異性体、立体異性体、特にZ及びE異性体とその混合物、並びに代謝物及び代謝前駆物質又は生物前駆物質(プロドラッグとしても知られる)をその範囲に包含する。
置換基Rは好ましくはアザインドール環の2又は3位、特に3位に結合している。
置換基R1は好ましくはピリジン部分に存在する。好ましくは、R1とR3の一方は水素であり、他方は水素以外のものである。
3置換基は好ましくはオキシインドール環(d)の5位に存在する。
アルキル基及びアルカノイル基のアルキル部分は分枝鎖でも直鎖アルキル鎖でもよい。
1−C6アルキル基は好ましくはC1−C4アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル又はt−ブチル、特にメチル又はエチルである。
2−C6アルカノイル基は好ましくはC2−C3アルカノイル基、特にアセチル又はプロピオニルである。
本発明の化合物の医薬的に許容可能な塩は無機塩(例えば硝酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸及びリン酸)又は有機酸(例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、乳酸、蓚酸、マロン酸、リンゴ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸及びサリチル酸)との酸付加塩、及び無機塩基(例えばアルカリ金属、特にナトリウムもしくはカリウム塩基、又はアルカリ土類金属、特にカルシウムもしくはマグネシウム塩基)又は有機塩基(例えば非環式又は環式アミン、好ましくはトリエチルアミン又はピペリジン)との塩を含む。
上述のように、本発明は式(I)の化合物の医薬的に許容可能な生物前駆物質(プロドラッグとしても知られる)、即ち上記式(I)と異なる式を有するが、ヒトに投与すると直接又は間接的に式(I)の化合物にin vivo変換する化合物もその範囲に包含する。
本発明の好適化合物は式(I)中、
1、X2、X3及びX4が上記と同義であり、
Rが上記と同義であり、アザインドール環の2又は3位に結合しており、
2が水素又はC1−C4アルキルであり、
1及びR3の各々が独立して水素、アミノ、カルボキシ、シアノ、−SO3H、−SO2NH2
Figure 0003773257
−COOMe、−N(CH2CH2OH)2、−NH−CH2−CHOH−CH2OH、−NHCONH2、−NHC(NH2)=NH、−NHCOCHOHCH2OH、
Figure 0003773257
−NHSO2Me、−OCH2CHOHCH2OH、−OOC−CH2OH、−OOCCHOHCH2OH、−OPO(OH)2、−CH2NH2、−C(NH2)=NH、
Figure 0003773257
−CH2OH、−CH2PO(OH)2、−PO(OH)2であり、
但しRが(a)、(b)又は(c)であるときにはR1は水素以外のものであり、Rが(d)であるときにはR1とR3の一方は水素以外のものである化合物及び医薬的に許容可能なその塩である。
本発明のより好適な化合物は式(I)中、
1、X2、X3及びX4が上記と同義であり、
Rが上記と同義であり、アザインドール環の3位に結合しており、
2が水素であり、
1及びR3の各々が独立して水素、アミノ、カルボキシ、シアノ、−SO3H、−SO2NH2
Figure 0003773257
−N(CH2CH2OH)2、−NHCONH2、−NHC(NH2)=NH、
Figure 0003773257
−NHSO2Me、−OCH2CHOHCH2OH、−OOCCHOHCH2OH、−CH2NH2、−C(NH2)=NH、−CH2OH、−PO(OH)2であり、
3が好ましくはオキシインドール環の5位に結合しており、
但しRが(a)、(b)又は(c)であるときにはR1は水素以外のものであり、Rが(d)であるときにはR1とR3の一方は水素以外のものである化合物及び医薬的に許容可能なその塩である。
本発明の特定化合物の例は以下の化合物であり、適宜ZもしくはEジアステレオマー又はジアステレオマーのZ,E混合物でもよい。
2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、ナトリウム塩、
2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、ナトリウム塩、
2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、ナトリウム塩、
2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−スルホン酸、ナトリウム塩、
5−スルファモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−(N,N−ピペラジニルスルファモイル)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−[N,N−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジニルスルファモイル]]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−ジエタノールアミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−ウレイド−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−グアニジノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−グリセロイルアミド−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、二塩酸塩、
5−メシルアミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−グリセロイルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−イルホスフェート、
5−アミノメチル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−アミジノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−(2,3−ジヒドロキシプロピルアミン)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−カルボメトキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルメチル]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−[N,N−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジニルカルバモイル]]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−グリコロイルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、ジトリフルオロ酢酸塩、
5−カルボキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、ピペリジニウム塩、
5−シアノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−カルボエトキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−カルボベンジルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−カルボフェニルエチルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−フェニルカルバモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−ベンジルカルバモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
並びに上記塩化合物に対応する遊離化合物及び上記遊離化合物の医薬的に許容可能な塩。
本発明の化合物及び医薬的に許容可能なその塩は以下の方法により得ることができる。
a)式(II):
Figure 0003773257
(式中、X1、X2、X3、X4、R1及びR2は上記と同義であり、置換基R1及び−CHOの各々は独立してピリジン又はピロール部分のいずれかに存在し得る)のアルデヒドをそれぞれ式(a’)、(b’)、(c’)又は(d’):
Figure 0003773257
(式中、R3は上記と同義である)の化合物と縮合させるか、
b)式(III):
Figure 0003773257
(式中、R1とR3は両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2は上記と同義である)の化合物をN−アルキル化し、こうしてR1とR3が両方とも−N(CH2CH2OH)2もしくは−NHCH2(CHOH)nCH2OHであるか又は水素が存在する場合には一方が−N(CH2CH2OH)2もしくは−NHCH2(CHOH)nCH2OHであり且つ他方が水素であり、n、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
c)R1とR3が両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をN−アシル化し、こうしてR1とR3が両方とも−NHCO(CHOH)nCH2OHもしくは
Figure 0003773257
であるか又は水素が存在する場合には一方が−NHCO(CHOH)nCH2OHもしくは
Figure 0003773257
であり且つ他方が水素であり、n、p、Z、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
d)R1とR3が両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をN−スルホニル化し、こうしてR1とR3が両方とも−NHSO27であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−NHSO27であり且つ他方が水素であり、R7、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
e)R1とR3が両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をN−アミジノ化し、こうしてR1とR3が両方とも−NHC(NH2)=NHであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−NHC(NH2)=NHであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
f)R1とR3が両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をN−カルバモイル化し、こうしてR1とR3が両方とも−NHCONH2であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−NHCONH2であり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
g)R1とR3が両方ともヒドロキシであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がヒドロキシであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をO−アルキル化し、こうしてR1とR3が両方とも−OCH2(CHOH)nCH2OHもしくは−OCH2SO2NH2であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−OCH2(CHOH)nCH2OHもしくは−OCH2SO2NH2であり且つ他方が水素であり、n、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
h)R1とR3が両方ともヒドロキシであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がヒドロキシであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をO−アシル化し、こうしてR1とR3が両方とも−OOC(CHOH)nCH2OHであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−OOC(CHOH)nCH2OHであり且つ他方が水素であり、n、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
i)R1とR3が両方ともヒドロキシであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がヒドロキシであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をO−リン酸化し、こうしてR1とR3が両方とも−OPO(OH)2であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−OPO(OH)2であり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
k)R1とR3が両方ともカルボキシであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がカルボキシであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をエステル化し、こうしてR1とR3が両方とも−COOR6であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−COOR6であり且つ他方が水素であり、R6、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
l)R1とR3が両方とも−C≡Nであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−C≡Nであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物にアンモニア付加し、こうしてR1とR3が両方とも−C(NH2)=NHであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−C(NH2)=NHであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
m)R1とR3が両方とも−CH2Clであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−CH2Clであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物をアミノ化し、こうしてR1とR3が両方とも
Figure 0003773257
であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が
Figure 0003773257
であり且つ他方が水素であり、Z、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(I)の化合物を得るか、
及び/又は式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に変換及び/又は式(I)の化合物を任意に塩化及び/又は塩を式(I)の対応する遊離化合物に変換及び/又は所望により異性体の混合物を単独異性体に分離することからなる方法により得ることができる。
方法ステップa)による式(II)の化合物と式(a’)、(b’)、(c’)又は(d’)の化合物との反応は下記のような公知方法により実施することができ、好ましくは塩基性触媒、例えばピリジン、ピペリジン、ジメチルアミン又は適切なアルカリ金属水酸化物もしくはアルコキシドの存在下で実施する。
例えば式(II)の化合物とそれぞれ式(a’)、(b’)、(c’)又は(d’)の化合物との反応は、例えばG.JonesによりOrganic Reactios 15,204(1967)中に記載されているようなクネベナーゲル反応条件下で実施し得る。適切な触媒はピリジン、ピペリジン又はジメチルアミン等の有機塩基である。
縮合は例えばピリジン、エタノール、メタノール、ベンゼン又はジオキサン等の不活性有機溶媒中で約0℃〜約100℃の範囲の温度で実施し得る。好ましくは、反応はピペリジン触媒の存在下に温エタノール溶液中で実施される。
方法ステップb)によるN−アルキル化は、例えばHouben−Weyl,Methoden der Organischen Chemie, Vol.XI/I,page 311(1957)に記載されているような公知方法に従って実施し得る。即ち、芳香族アミンを水溶液、アルコール溶液又はアルコール水溶液中で例えば0℃〜100℃の温度でエチレンオキシドと反応させる。好ましくは、反応はエチレンオキシドガスを導入することによりアルコール水性懸濁液中で約70〜80℃で実施される。他方、方法ステップb)によりN−アルキル化してR1及び/又はR3が−NHCH2(CHOH)nCH2OHである式(I)の化合物を得るには還元アミノ化、即ち例えばTietzeとEicheによりReactions and Synthesis in the Organic Chemistry Laboratory (1988),page 77に記載されているように還元剤の存在下で式CH2OH(CHOH)nCHOのアルデヒドと縮合させる。こうして芳香族アミンとアルデヒドのアルコール溶液に0℃から還流温度までの範囲の温度でシアノホウ水素化ナトリウムを滴下する。
方法ステップc)によるN−アシル化は、例えばHouben−Weyl, Vol.E5, part.II,page 960(1985)に記載されているような公知方法により実施し得る。即ち、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCCD)等の縮合剤を使用することにより、芳香族アミンを式CH2OH(CHOH)nCOOH又は
Figure 0003773257
(式中、Z、p及びnは上記と同義である)の対応するカルボン酸と反応させる。好ましくは、約0〜50℃の温度でTHF又はベンゼン等の不活性溶媒中で等モル量のアミン、カルボン酸及びジシクロヘキシルカルボジイミドを使用する。
方法ステップd)によるN−スルホニル化は、例えばHouben−Weyl, vol.IX, page 609(1955)に記載されているような公知方法により実施し得る。即ち、等モル量の芳香族アミンと一般式R5−SO2−Clのスルホクロリドを例えば−10℃〜50℃の温度でピリジン溶液中で反応させる。
方法ステップe)によるN−アミジノ化は、例えばP.D.DavisらによりJ.Med.Chem.1992,35,994中に記載されているように実施し得る。即ち、芳香族アミンを約1モル当量のNaHCO3の存在下で還流エタノール中で約1.5モル当量の3,5−ジメチルピラゾール−1−カルボキシアミジンで処理する。
方法ステップf)によるN−カルバモイル化は、例えばHouben−Weyl, vol.E4, page 362(1983)に記載されているように実施し得る。即ち芳香族アミン塩、好ましくは塩酸塩を例えば約50℃〜約100℃の範囲の温度で水溶液又はアルコール水溶液中でアルカリ金属シアン酸塩、好ましくはNaOCN又はKOCNと反応させる。
方法ステップg)によるO−アルキル化は、例えばHouben−Weyl, vol.VI/3, page 54(1965)に記載されているように実施し得る。即ちまず最初にフェノールをアルカリ金属アルコーラート又は水酸化物又はアミドで処理することによりアルカリ金属フェノラートに変換する。次にフェノラートを室温から還流温度までの範囲の温度でベンゼン及びTHF等の不活性溶媒中で一般式XCH2(CHOH)nCH2OH又はXCH2SO2NH2(式中、Xは塩素又は臭素である)のハロゲン化物と反応させる。好ましくは、反応はフェノールをまず最初に室温で理論量のNaNH2と反応させた後に還流温度で過剰のハロゲン化物と反応させることによりベンゼン溶液中で実施される。
方法ステップh)によるO−アシル化は、例えばHouben−Weyl, vol.VIII, page 543(1952)に記載されているような公知方法により実施し得る。即ちフェノールを例えば約0℃〜約50℃の範囲の温度でピリジン又はトリエチルアミン等の有機塩基の存在下に一般式CH2OH(CHOH)nCOClの酸ハロゲン化物と反応させる。あるいは、フェノールをジシクロヘキシルカルボジイミド(DCCD)等の縮合剤の存在下で酸CH2OH(CHOH)nCOOHと反応させる。好ましくは等モル量のフェノールとDCCDを使用し、約0℃〜約50℃の温度でTHF又はベンゼン等の不活性溶媒中で反応を実施する。
方法ステップi)によるO−リン酸化は、例えばHouben−Weyl, vol.XII/2, page 143(1964)に記載されているような公知方法による実施し得る。即ち、フェノールを室温から還流温度までの範囲の温度で水溶液又はアルコール水溶液中でリン酸又はその誘導体と反応させる。好ましくは、反応は約50℃〜約100℃の範囲の温度で反応体及び溶媒として作用するポリリン酸(リン酸とP25の混合物)中で実施される。
方法ステップk)によるエステル化は、例えばHouben−Weyl, vol.VIII, page 508(1952)に記載されているような周知方法により実施し得る。即ち、酸とアルコールの混合物をベンゼン又はクロロホルム等の不活性溶媒に溶解し、H2SO4又はHCl等の鉱酸の存在下に加熱還流する。好ましくは、形成された水をディーン−スターク冷却器で共沸留去する。
方法ステップl)によるニトリル変換は、例えばHouben−Weyl, vol.8, page 697及び702(1952)に記載されているような公知方法により実施し得る。即ち、ニトリルのエーテル又はクロロホルム溶液に等モル量のエタノールを加え、得られた溶液をHClガスで飽和する。次に、得られたイミノエーテル塩酸塩を室温で無水エタノール中でアンモニアと反応させることによりアミジンに変換する。
方法ステップm)によるアミノ化は、例えばHouben−Weyl, vol.II/I, page 24(1957)に記載されているような公知方法により実施し得る。即ち、クロロメチレン及びピペラジン化合物の混合物を反応が完了するまで例えば約50℃から150℃までの温度まで加熱する。
式(I)の化合物の塩化、塩から対応する遊離化合物への変換、異性体混合物の単独異性体分離、及び式(I)の化合物から式(I)の別の化合物への変換は公知方法により任意に実施し得る。
例えば、R1及び/又はR3が−SO3である式(I)の化合物をアミド化してR1及び/又はR3が−SO2NHR5又は
Figure 0003773257
である式(I)の化合物を得るには、方法ステップd)について上述した公知方法により実施し得る。
1及び/又はR3がーSO3Hである式(I)の化合物をR1及び/又はR3が−SO34である式(I)の対応する化合物に変換するには、例えば方法ステップk)について上述したような公知エステル化方法により実施し得る。
1及び/又はR3が−CH2NH2である式(I)の化合物をR1及び/又はR3が−CH2NH−C(NH2)=NHである式(I)の対応する化合物に変換するには、例えば方法ステップe)について上述したような公知アミジノ化方法により実施し得る。
1及び/又はR3が−CH2OHである式(I)の化合物をエステル化してR1及び/又はR3が−CH2OOC(CHOH)nCH2OHである式(I)の化合物を得るには、方法ステップk)について上述したように実施し得る。
1及び/又はR3が−CH2OHである式(I)の化合物をR1及び/又はR3が−CH2OPO(OH)2である式(I)の対応する化合物に変換するには、方法ステップi)について上述したように実施し得る。
1及び/又はR3が−COOR6であり、R6が好ましくはメチルである式(I)の化合物を、R1及び/又はR3
Figure 0003773257
である式(I)の対応する化合物に変換するには、例えばHouben−Weyl, vol.E2, page 983(1985)に記載されているようなアミノリシスにより実施し得る。好ましくは、カルボメトキシ化合物と式
Figure 0003773257
のアミン化合物の混合物を加熱還流し、形成されたメタノールを連続的に留去する。
式(I)の化合物の塩化と塩から遊離化合物への変換及び異性体混合物から単独異性体への分離は慣用方法により任意に実施し得る。例えば、幾何異性体(例えばシス及びトランス異性体)の混合物の分離は適切な溶媒からの分別結晶又は、カラムクロマトグラフィーもしくは高圧液体クロマトグラフィーのいずれかのクロマトグラフィーにより実施し得る。
式(II)の化合物は式(IV)
Figure 0003773257
(式中、X1、X2、X3、X4、R1及びR2は上記と同義である)の化合物から公知方法により得られる。
例えば、式(IV)の3−ホルミルアザインドール誘導体は周知のフィルスマイヤー−ハーク法(W.G.Jacksonら, J.Am.Chem.Soc,103,533,1981参照)に従ってN−メチルホルムアニリド又はDMF及びオキシ塩化リンでホルミル化することにより式(V)の化合物から得られる。3位が占有されると、2−ホルミルアザインドール誘導体が得られる。
式(IV)の化合物は公知であるか、又は公知化合物から公知方法により得ることもできる。例えばR.R.Lorenzら(J.Org.Chem.1965,30,2531)に従い、適当なアミノメチルピリジン(V)から出発してホルムイミデート(VI)及びホルムアミジン(VII)を経る下記3段階法により種々の親アザインドール(IVa)が得られる。
Figure 0003773257
即ち2−アミノ−3−メチルピリジン(V、X4=N、X1=X2=X3=CH)から7−アザインドール(IVa、X4=N、X1=X2=X3=CH)が得られ、4−アミノ−3−メチルピリジン(V、X2=N、X1=X3=X4=CH)から5−アザインドール(IVa、X2=N、X1=X3=X4=CH)が得られる。
4−アザインドール(IVa、X1=N、X2=X3=X4=CH)は3−アミノ−2−メチルピリジン(V、X1=N、X2=X3=X4=CH)から得られる。
1とR3が両方ともアミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、クロロメチルもしくはスルホン酸であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、クロロメチルもしくはスルホン酸であり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が上記と同義である式(III)の化合物は、R1が水素、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、クロロメチル又はスルホン酸であり、X1、X2、X3、X4及びR2が上記と同義である式(II)の化合物を式(a’)、(b’)、(c’)又は(d’)の化合物と縮合させることにより得られ、式(d’)の場合にはR3は水素、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、クロロメチル又はスルホン酸である。
式(a’)、(b’)、(c’)及び(d’)の化合物は公知であるか、又は公知化合物から公知方法により得られる。本発明の新規化合物及びその製造に使用する中間生成物中に上記反応前に保護する必要がある基が存在する場合には、有機化学分野で周知の方法により反応前に保護し、反応後に脱保護する。
薬理学
本発明の化合物は特異的チロシンキナーゼ阻害活性を有する。チロシンキナーゼ阻害剤は無制御な細胞増殖の制御、即ち細胞増殖疾患に極めて重要であると考えられている。従って、本発明の化合物はヒトを含む哺乳動物における病的増殖疾患の治療に有用であり得る。このような疾患の典型的な例は白血病を含む腫瘍及び乾癬である。本発明の化合物はアテローム斑の発生の抑制及び血管形成の制御及び抗転移剤としても有用であり得る。
新生物変換の分子基礎に関する最近の研究の結果、その異常発現により腫瘍形成をもたらす腫瘍遺伝子と呼ばれる遺伝子族が同定された。例えばRNA腫瘍ウイルスはこのような腫瘍遺伝子配列を有しており、該配列の発現が感染細胞の新生物変換を決定する。腫瘍遺伝子によりコードされるタンパク質のうちでpp60v-src、p70gag-yes、p130gag-fps、p70gag-fgrなど数種のタンパク質はタンパク質チロシンキナーゼ活性を示し、即ちg−リン酸がアデノシン三リン酸(ATP)からタンパク質基質中のチロシン残基に転移するのを触媒する。正常細胞において数種の成長因子レセプター、例えばPDGF、EGF、aTGF及びインシュリンのレセプターはチロシンキナーゼ活性を示す。
成長因子(GF)の結合はチロシンキナーゼレセプターを活性化させて自己リン酸化させると共にチロシン上のすぐ隣接する分子をリン酸化する。従って、これらのチロシンキナーゼレセプターのリン酸化はシグナル導入に重要な役割を果たし、正常細胞におけるチロシンキナーゼ活性の主要な機能は細胞成長を調節することであると考えられる。
腫瘍遺伝子チロシンキナーゼが過剰産生されるか及び/又は改変基質特異性を示すことによりこの活性が撹乱されると、成長制御の低下及び/又は新生物変換が生じ得る。従って、チロシンキナーゼの特異的阻害剤は癌形成、細胞増殖及び分化のメカニズムの研究に有用であり、癌の予防及び化学療法並びに例えば上記のような他の病的増殖症状に有効であり得る。本発明の化合物のチロシン特異的タンパク質キナーゼ活性は、例えば下記in vitro及びin vivo試験で活性であるという事実により立証される。
in vitroアッセイ
p45 v−ablキナーゼ精製
本試験で使用した酵素は(Abelsonマウス白血病ウイルスから単離した)Abelsonチロシンキナーゼの触媒ドメインに相当するp45 v−ablチロシンキナーゼである。p45 v−ablキナーゼはWangらによりJ.Biol.Chem 260,64(1985)中に記載され、FergusonらによりJ.Biol.Chem 260,3652(1985)及びBiochem J.257,321(1989)中に記載されているように生成及び単離した。
p45 v−ablキナーゼアッセイ
Tris−HCl 25mM、pH8.0、MgCl210mM及びジチオトレイトール0.1mMを含有する緩衝液(キナーゼ緩衝液)50ml中で精製abl−キナーゼ40ng及び(g−32p)−ATPと共にインキュベートすることにより(Val5)−アンギオテンシンIIリン酸化を実施した。反応混合物を指定時間30℃でインキュベートし、5%トリクロロ酢酸50mlを加えることにより反応を停止した。氷上で短時間インキュベーション後、試験管を遠心した。上清をホスホセルロース紙の方形区画(Whatman P−81)にスポットし、酢酸で十分に洗浄した。乾燥したホスホセルロース紙の方形区画に結合した放射能を液体シンチレーションカウンターで測定した。各実験点を3回ずつ測定することによりIC50を計算した。固定濃度のペプチド(2mM)及びATP(50mM)の存在下で各阻害剤を0〜400mgの濃度で試験した。
in vivoアッセイ
K562細胞成長阻害アッセイ
懸濁成長させたK562細胞1mlを[3H]−チミジン1mCiの存在下に10%ウシ胎児血清と共に又はその不在下で66時間インキュベートした。細胞を回収し、冷PBSで3回洗浄し、氷上で5%トリクロロ酢酸で5分間処理した。エタノール:エーテル2:1で洗浄後、DNAを室温で2時間0.5N NaOHにより抽出した。抽出物を液体シンチレーションカウンターで計数した。上記in vitrop45 v−ablキナーゼアッセイ及びin vivoヒト慢性骨髄球性白血病K562細胞成長阻害アッセイの両者で得られた本発明の代表的化合物の阻害活性データを表1に示す。
Figure 0003773257
本発明の化合物は高活性で低毒性であるため、医薬で安全に使用することができる。例えば、用量を増加しながら本発明の化合物をマウスに1回投与し、投与から7日後に急性毒性概数値(LD50)を測定した処、その値は極めて低いことが判明した。
本発明の化合物は種々の剤形で投与することができ、例えば錠剤、カプセル、糖衣錠、フィルムコーティング錠、溶液又は懸濁液の形態で経口投与してもよいし、座薬形態で直腸投与してもよいし、例えば筋肉内又は静脈内注射又は注入により非経口投与してもよいし、局所投与してもよい。投与量は患者の年齢、体重、病状及び投与経路により異なり、例えば成人の経口投与量は1回約10〜約150〜200mgを1日1〜5回投与する。当然のことながらこれらの投与計画は最適治療応答を提供するように調節することができる。
本発明は(キャリヤーもしくは希釈剤であり得る)医薬的に許容可能な賦形剤と共に式(I)の化合物又はその医薬的に許容可能な塩を含有する医薬組成物を包含する。
本発明の化合物を含有する医薬組成物は通常は慣用方法に従って製造され、医薬的に適切な形態で投与される。
例えば、固定経口剤形は活性化合物と共に希釈剤(例えばラクトース、デキストロース、サッカロース、セルロース、コーンスター又はジャガイモ澱粉)、滑剤(例えばシリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム及び/又はポリエチレングリコール)、結合剤(例えば澱粉類、アラビアゴム、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース又はポリビニルピロリドン)、離解剤(例えば澱粉、アルギン酸、アルギン酸塩又はナトリウム澱粉グリコラート)、起泡混合物、色素、甘味剤、湿潤剤(例えばレシチン、ポリソルベート、ラウリルスルフェート)、及び一般に医薬製剤で使用される非毒性の医薬的に不活性な物質を含有し得る。このような医薬製剤は例えば混合、顆粒化、錠剤化、糖衣又はフィルムコーティング法により公知通りに製造することができる。
経口投与用分散液は例えばシロップ、エマルジョン及び懸濁液であり得る。
シロップはキャリヤーとして例えばサッカロース又はサッカロースとグリセリン及び/又はマンニトール及び/又はソルビトールを含有し得る。
懸濁液及びエマルジョンはキャリヤーとして例えば天然ガム、寒天、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース又はポリビニルアルコールを含有し得る。筋肉内注射用懸濁液又は溶液は活性化合物と共に例えば滅菌水、オリーブ油、オレイン酸エチル、グリコール類(例えばプロピレングリコール)等の医薬的に許容可能なキャリヤーと所望により適量の塩酸リドカインを含有し得る。静脈内注射又は注入用溶液はキャリヤーとして例えば滅菌水を含有してもよいし、あるいは好ましくは滅菌等張塩類水溶液の形態であり得る。
座薬は活性化合物と共に、例えばココアバター、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル界面活性剤又はレシチン等の医薬的に許容可能なキャリヤーを含有し得る。
例えばクリーム、ローション又はペースト等の局所投与用組成物は、活性成分を慣用油性又は乳化賦形剤と混合することにより製造することができる。
本発明の別の目的は当該治療を必要とするヒトを含む哺乳動物における癌の併用治療方法であり、該方法は、
1)式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩と、
2)治療的に有用な効果を生じるために十分な量で時間的に十分近接して投与する付加的な抗腫瘍剤とを投与することからなる。
本発明の目的は、式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩と、抗癌療法で同時、別個又は順次使用する併用製剤としての付加的抗腫瘍剤とを含む製品を提供することでもある。
「抗腫瘍剤」なる用語は臨床慣例に従い、単独抗腫瘍薬剤と「カクテル」即ちこのような薬剤の混合物との両者を意味する。
本発明の化合物と調合するか又は併用療法で投与し得る抗腫瘍剤は例えばドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、エトポサイド、フルオロウラシル、メルファラン、シクロホスファミド、ブレオマイシン、ビンブラスチン及びマイトマイシン又はこれらの2種以上の混合物である。
従って、本発明の化合物は癌を改善するための治療で使用することができる。本発明の化合物は抗腫瘍剤、例えば上記のようなアントラサイクリングリコシド(例えばドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン又はイダルビシン)で治療可能な癌患者にこれらの抗腫瘍剤と共に投与することができる。
本発明の化合物とアントラサイクリングリコシド等の抗腫瘍剤は骨髄芽球性白血病等の白血病、リンパ腫、肉腫、神経芽腫、ウィルムス腫又は、膀胱、乳房、肺もしくは甲状腺の悪性新生物患者の症状を改善するために投与することができる。
以下、実施例により本発明を非限定的に説明する。
実施例1
5−スルファモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R3=5−SONH2、R1=R2=H)
3−ホルミル−7−アザインドール(1.46g,10mmol)、5−スルファモイル−2−オキシインドール(2.122g,10mmol)及びピペリジン(0.255g,3mmol)の無水エタノール(50ml)溶液を3時間還流処理した。反応混合物を室温まで冷却し、沈殿を濾過し、残渣を氷冷エタノールで洗浄し、減圧乾燥した。こうして約70%の収率でほぼ純粋な標記化合物を得た。
エタノールから結晶させてより高純度の化合物を得た。C161143Sの計算値:C56.63,H3.27,N16.51,S9.45;実測値:C56.55,H3.15,N16.35,S9.35。
MS m/z 339。
IR cm-1:3600−3100(NH),1655(CO),1610,1550,1540。
上記手順に従い、式(II)とそれぞれ式(a')、(b')、(c')又は(d')の適当な化合物から出発して下記化合物を単独E又はZ異性体及びそのE,Z混合物として製造することができる。
2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、ナトリウム塩、
2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、ナトリウム塩、
2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシ)プロポキシ−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、ナトリウム塩、
2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−スルホン酸、ナトリウム塩、
5−(N,N−ピペラジニルスルファモイル)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−[N,N−(4−ヒドロキシエチル)ピペラジニルスルファモイル]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−ジエタノールアミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−ウレイド−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−グアニジノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−グリセロイルアミド−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、二塩酸塩、
5−メシルアミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−グリセロイルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−イルホスフェート、
5−アミノメチル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−アミジノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−(2,3−ジヒドロキシプロピルアミン)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−カルボメトキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルメチル]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−[N,N−4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジニルカルバモイル]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−グリコロイルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、ジトリフルオロ酢酸塩、
5−カルボキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、ピペリジニウム塩。
5−シアノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール。
17104Oの計算値:C71.32,H3.52,N19.54; 実測値:C71.25,H3.60,N19.21。
MS m/z 286。
NMRδppm:6.89(d=,J=8.1Hz,1H), 7.22(dd,J=4.8及び8.0Hz,1H), 7.49(dd,J=8.1及び1.7Hz,1H), 8.30(m,3H), 8.55(dd,J=8.0及び1.6Hz,1H), 9.42(s,1H), 10.9(bs,1H), 12.5(bs,1H)。
5−カルボエトキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール。
191533の計算値:C68.46,H4.54,N12.61; 実測値:C68.35,H4.46,N12.53。
MS m/z 333。
NMRδppm(DMSO):1.35(t,J=7.2Hz,3H), 4.33(g,J=7.2Hz,2H), 6.95(d,J=7.9Hz,1H), 7.29(dd,J=4.8及び8.2Hz,1H), 7.82(dd,J=7.9及び1.7Hz,1H), 8.34(dd,J=4.8及び1.4Hz,1H), 8.36(s,1H), 8.52(d,J=1.7Hz,1H), 8.75(dd,J=8.2及び1.4Hz,1H), 9.59(s,1H), 10.98(s,1H), 12.5(bs,1H)。
5−カルボベンジルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール。
241733の計算値:C72.90,H4.33,N10.63; 実測値:C72.85,H4.21,N10.45。
MS m/z 395。
NMRδppm(DMSO):5.22(s,2H), 5.37(s,2H), 6.94(d,J=8.6Hz,1H), 6.99(d,J=8.6Hz,1H), 7.1−7.6(m,6Hz,6He), 7.8−8.0(m,3He,1Hz), 8.14(d,J=1.8Hz,1H), 8.2−8.4(m,2He,2Hz), 8.57(d,J=1.8Hz,1H), 8.74(dd,J=1.5及び7.9Hz,1H), 9.53(s,1H), 10.95(s,1H), 10.99(s,1H), 12.6(bs,1He+1Hz)。
5−カルボフェニルエチルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール。
実施例2
3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−スルホン酸
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R3=5−SO3H、R1=R2=H)
3−ホルミル−7−アザインドール(1.46g,0.010mmol)及び2−オキシインドール−5−スルホン酸(2.559g,0.012mmol)の無水エタノール(10ml)溶液を1時間加熱還流した。反応混合物を氷水で冷却し、沈殿を濾過し、残渣を氷冷エタノールで洗浄し、減圧乾燥した。約70%の収率(2.389g)でほぼ純粋な標記化合物を得た。
161134Sの計算値:C56.30,H3.25,N12.31,S9.39;実測値:C56.25,H3.19,N12.35,S9.31。
MS m/z 341。
IR cm-1:3600−3100(NH),1650(CO),1600,1580,1530(C=C)。
実施例3
5−(2,3−ジヒドロキシプロピルアミノ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=NHCH2CHOHCH2OH)
5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.773g,10mmol)のメタノール(30ml)溶液を撹拌しながら該溶液に無水塩化メチルアンモニウム(0.60g,10mmol)を加えた。次にシアノホウ水素化ナトリウム(0.378g,6mmol)を滴下した。最後にグリセルアルデヒド(0.901g,10mmol)を30分間かけて滴下し、溶液を室温で50時間撹拌した。ガス発生(HCN)が停止し、溶液のpHが2になるまで氷冷6NHClを加えた。メタノールを減圧蒸発させ、残留水溶液をCHCl3で洗浄した。pHが12になるまで固体KOHを加えた。固体NaClを飽和まで加え、溶液をCHCl3で2回抽出した。CHCl3抽出物を飽和NaCl溶液で洗浄し、K2CO3で乾燥し、蒸発させた。CHCl3−MeOH混合物を溶離剤として使用して残渣をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。こうして約60%の収率で純粋な標記化合物を得た。
191843の計算値:C65.13,H5.18,N15.99;実測値:C65.05,H5.05,N15.85。
MS m/z 350。
実施例4
5−グリセロイルアミド−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=NHCOCHOHCH2OH)
5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.773g,10mmol)とグリセリン酸(1.061g,10mmol)のベンゼン(200ml)溶液を撹拌しながら該溶液にジシクロヘキシルカルボジイミド(2.063g,10mmol)を加えた。得られた懸濁液を50〜60℃で1時間、次いで室温で3日間撹拌した。次いでN,N−ジシクロヘキシルウレアを濾去し、濾液を蒸発させ、CHCl3−MeOH混合物を溶離剤として使用して残渣をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。こうして約50%の収率で純粋な標記化合物を得た。
191644の計算値:C62.63,H4.43,N15.38;実測値:C62.55,H4.35,N15.40。
MS m/z 364。
IR cm-1:3600−2500(NH,OH),1680(CO),1650(CO),1620(アミド),1600,1580,1550。
実施例5
5−メシルアミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=NHSO2Me)
5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.773g,10mmol)のピリジン(10ml)溶液を撹拌しながら該溶液に冷却下に0〜5℃でメシルクロリド(1.146g,10mmol)を漸次加えた。反応混合物を0〜5℃で約5時間、次いで室温で15時間撹拌した。
混合物を氷水混合物上に注ぎ、沈殿を濾去し、残渣を十分に水洗した後、CHCl3−MeOH混合物を溶離剤として使用して残渣をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。こうして約70%の収率で純粋な標記化合物を得た。
171443Sの計算値:C57.62,H3.98,N15.81,S9.05;実測値:C57.55,H3.85,N15.75,S9.01。
MS m/z 354。
IR cm-1:3600−3000(NH),1650(CO),1600,1580(C=C)。
実施例6
5−グアニジノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=NH−C(NH2)=NH)
還流エタノール(100ml)中の5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.773g,10mmol)と重炭酸ナトリウム(0.168g,2mmol)の混合物を3,5−ジメチルピラゾール−1−カルボキサミジン硝酸塩(3.018g,15mmol)で20時間処理した。溶媒を冷却溶液から除去し、残渣をシリカゲル上で勾配溶離(CHCl3中1→5%EtOH)によりクロマトグラフィーにかけ、約50%の収率で純粋な標記化合物を得た。
17146Oの計算値:C64.14,H4.43,N26.40;実測値:C64.10,H4.35,N26.30。
MS m/z 318。
IR cm-1:3600−3100(NH),1680(C=NH),1655(CONH),1620,1600,1580(C=C)。
実施例7
5−ウレイド−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=NHCONH2
氷水(20ml)中の5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.773g,10mmol)の混合物に5N HCl(2ml,10mmol)を撹拌下に加えた。次に混合物を70〜80℃まで加熱し、シアン酸ナトリウム(0.715g,11mmol)を滴下し、この温度で更に4時間撹拌を続けた。
冷却後に粗生成物をCHCl3で抽出し、有機層を塩類溶液で中性まで洗浄し、乾燥し、減圧蒸発させた。
CHCl3−MeOH混合物を溶離剤として使用してシリカゲル上で残渣をクロマトグラフィーにかけ、約50%の収率で純粋な標記化合物を得た。
171352の計算値:C63.95,H4.10,N21.93;実測値:C63.88,H3.95,N21.85。
MS m/z 319。
IR cm-1:3600−3100(NH),1660(CO),1650(CO),1620,1590(C=C)。
実施例8
5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=OCH2CHOHCH2OH)
5−ヒドロキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.773g,10mmol)のトルエン(100ml)溶液に窒素雰囲気下でNaH80%(0.300g,10mmol)を滴下した。塩化の完了後に3−クロロ−1,2−プロパンジオール(1.547g,14mmol)を加え、混合物を5時間加熱還流した。
冷却後に水を加え、有機相を洗浄して蒸発乾涸した。CHCl3−MeOH混合物を溶離剤として使用して残渣をフラッシュクロマトグラフィーにかけ、約70%の収率で純粋な標記化合物を得た。
191734の計算値:C64.95,H4.88,N11.96;実測値:C64.88,H4.75,N11.89。
MS m/z 351。
IR cm-1:3600−2600(NH,OH),1660(CO),1610,1590,1550(C=C)。
実施例9
5−グリコロイルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=OCOCH2OH)
5−ヒドロキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.773g,10mmol)のピリジン(10ml)溶液を撹拌しながら該溶液に冷却下に0〜5℃で塩化グリコロイル(0.945g,10mmol)を漸次加えた。反応混合物を0〜5℃で約4時間、次いで室温で15時間撹拌した。混合物を氷水混合物上に注ぎ、沈殿を濾去し、残渣を十分に水洗した後、CHCl3−MeOH混合物を溶離剤として使用してシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。こうして約60%の収率で純粋な標記化合物を得た。
181334の計算値:C64.48,H3.91,N12.53;実測値:C64.35,H3.85,N12.45。
MS m/z 335。
IR cm-1:3600−2600(NH,OH),1740(CO),1660(CO),1610,1580。
実施例10
3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−イルホスフェート
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=OPO(OH)2
5−ヒドロキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.773g,10mmol)、リン酸85%(13g)及び五酸化リン(10g)の混合物を2時間60℃に加熱した。通常通りに処理して約50%の収率で標記化合物を得た。
16123PO5の計算値:C53.79,H3.39,N11.76,P8.67;実測値:C53.65、H3.35,N11.69,P8.55。
MS m/z 357。
実施例11
5−カルボメトキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=5−COOMe)
5−カルボキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(3.053g,10mmol)、メタノール(3.2g,0.1mol)及びH2SO495%(1g)のベンゼン(100ml)溶液をソックスレー装置で10時間加熱した。留出物を連続的に乾燥するために、ソックスレーのキャップに無水MgSO4を入れた。冷却後に水を加え、有機相を繰り返し水洗した後、減圧蒸発させた。こうして約90%の収率でほぼ純粋な標記化合物を得た。
181333の計算値:C67.71,H4.10,N13.16;実測値:C67.65,H4.05,N13.01。
MS m/z 319。
IR cm-1:3600−3200(NH),1720(COOMe),1660(CO),1620,1600,1580。
5−カルボエトキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−カルボベンジルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−カルボフェニルエチルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール。
実施例12
5−アミジノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、塩酸塩
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=C(NH2)=NH)
5−シアノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(2.863g,10mmol)の無水ジエチルエーテル(100ml)溶液に理論量のエタノール(0.460g,10mmol)を加え、溶液を塩化水素ガスで飽和させた。溶液を一晩冷蔵庫で保存し、イミノエーテル塩酸塩を沈殿させた。
沈殿したイミノエーテル塩酸塩をエタノール(50ml)に溶解させ、これに無水アルコールアンモニア溶液を加えた。次いで溶液を数日間室温に維持し、沈殿した少量のNH4Clを濾去した。溶液を減圧蒸発させ、こうしてほぼ純粋な標記化合物を得た。
17135O・HClの計算値:C60.09,H4.15,N20.61,Cl10.43;実測値:C59.95,H4.05,N20.55,Cl10.33。
MS m/z 339。
実施例13
5−(4−ヒドロキシエチル−1−ピペラジニルメチル)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、塩酸塩
1N NaOH(20ml,20mmo)中の5−(クロロメチル)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(3.098g,10mmol)、4−ヒドロキシエチルピペラジン(2.604g,20mmol)の混合物を48時間還流させた。反応混合物を冷却してエーテルで抽出し、エーテル抽出物に希塩酸を加えて震盪した。水性酸性層を炭酸カリウムでアルカリ性にし、エーテルで抽出した。乾燥したエーテル抽出物に塩化水素を加えて粗塩酸塩を沈殿させ、これをメタノールとエーテルの混合物から2回結晶させた。
2326ClN52の計算値:C62.79,H5.96,N15.92,C18.06;実測値:C62.71,H5.91,N15.85,C18.01。
MS m/z 439。
実施例14
5−[N,N−(4−ヒドロキシエチル)ピペラジニルカルバモイル]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール
Figure 0003773257
ベンゼン(50ml)中の5−メトキシカルボニル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(3.193g,10mmol)、4−ヒドロキシエチルピペラジン(1.302g,10mmol及びナトリウムメトキシド(0.540g,10mmol)の混合物を10時間加熱還流した。冷却後に水を慎重に加え、有機相を十分に水洗した後、減圧蒸発させた。CHCl3−MeOH混合物を溶離剤として使用してシリカゲル上で残渣をカラムクロマトグラフィーにかけた。こうして約60%の収率で純粋な標記化合物を得た。
232353の計算値:C66.17,H5.55,N16.77;実測値:C66.09,H5.47,N16.58。
MS m/z 417。
NMRδppm:6.76(d=,J=8.1Hz,1H), 7.25(dd,J=4.7及び8.1Hz,1H), 7.46(dd,J=8.1及び1.5Hz,1H), 8.13(d,J=1.5Hz,1H), 8.20(s,1H), 8.33(dd,J=4.7及び1.5Hz,1H), 8.74(dd,J=8.1及び1.5Hz,1H), 9.54(s,1H), 10.63(s,1H), 12.4(bs,1H)。
5−フェニルカルバモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
5−ベンジルカルバモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール。
241842の計算値:C73.08,H9.60,N14.20;実測値:C72.95,H4.51,N14.05。
MS m/z 394。
NMRδppm(DMSO):4.51(d=,J=5.7Hz,2H), 6.89(d,J=7.9Hz,1H), 7.1−7.4(m,6H), 7.74(dd,J=7.9及び1.7Hz,1H), 8.20(s,1H), 8.34(dd,J=4.8及び1.4Hz,1H), 8.40(d,J=1.7Hz,1H), 8.60(dd,J=8.2及び1.4Hz,1H), 8.84(t,J=5.7Hz,1H), 9.5(s,1H),10.83(s,1H), 12.4(bs,1H)。
実施例15
3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−スルホン酸、ナトリウム塩
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=5−SO3Na)
3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−スルホン酸(3.414g,10mmol)の1N NaOH(10ml,10mmol)溶液にイソプロパノール(30ml)を加え、混合物を撹拌下に0〜5℃まで冷却した。沈殿したナトリウム塩を濾過し、氷冷イソプロパノールで洗浄し、減圧乾燥した。
161034SNaの計算値:C52.89,H2.77,N11.57,S8.82,Na6.33;実測値:C52.85,H2.65,N11.45,S8.75,Na6.25。
MS m/z 363。
実施例16
5−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、二塩酸塩
Figure 0003773257
5−(3−ピペリジノ)プロピオニルアミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(0.416g,1mmol)のエタノール(10ml)溶液にN NHCl(2ml,2mmol)を加え、得られた混合物を減圧下に蒸発乾涸させ、こうして約100%の収率で純粋な標記化合物を得た。
242752Cl2の計算値:C59.02,H5.57,N14.34,Cl14.52;実測値:C58.95,H5.45,N14.27,Cl14.60。
MS m/z 488。
NMRδppm(DMSO):1.3−1.9(m,6H), 2.9(m,4H), 3.33(m,2H), 3.42(m,2H), 6.80(d,J=8.1Hz,1H), 7.26(dd,J=1.8及び8.1Hz,1H), 7.31(dd,J=4.8及び7.7Hz,1H), 7.98(m,2H), 8.37(dd,J=1.1及び4.8Hz,1H), 8.56(dd,J=1.1及び7.7Hz,1H), 9.52(d,J=2.6Hz,1H), 10.17(s,1H), 10.2(bs,1H), 10.56(s,1H), 12.6(bs,1H)。
実施例17
5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、ジトリフルオロ酢酸塩
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=5−NH2
5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(0.276g,1mmol)のエタノール(10ml)溶液にトリフルオロ酢酸(0.228g,2mmol)を加え、溶液を小容量まで減圧濃縮した。エーテルを加えて塩を沈殿させ、混合物を氷冷し、固体を濾去し、冷エーテルで洗浄して減圧乾燥した。こうして約90%の収率でほぼ純粋な標記化合物を得た。
2014465の計算値:C47.63,H2.80,N11.11,F22.60;実測値:C47.55,H2.75,N11.05,F22.62。
MS m/z 504。
実施例18
5−カルボキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、ピペリジニウム塩
(I、X4=N、X1=X2=X3=CH、R=d、R1=R2=H、R3=5−COOH)
5−カルボキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール(0.305g,1mmol)のエタノール(10ml)溶液にピペリジン(0.085g,1mmol)を加え、混合物を小容量まで減圧濃縮した。混合物を氷冷してエーテルを加え、沈殿を濾去し、氷冷エーテルで洗浄して減圧乾燥した。こうして約80%の収率でほぼ純粋な標記化合物を得た。
222243の計算値:C67.68,H5.68,N14.35;実測値:C67.61,H5.55,N14.20。
MS m/z 390。
NMRδppm(DMSO):1.52(m,6H), 2.89(m,4H), 6.82(d,J=7.9Hz,1H), 7.25(dd,J=7.9及び4.6Hz,1H), 7.77(dd,J=7.9及び1.5Hz,1H), 8.21(s,1H), 8.32(dd,J=4.6及び1.5Hz,1H), 8.43(d,J=1.5Hz,1H), 8.71(dd,J=7.9及び1.5Hz,1H), 9.52(s,1H), 10.7(bs,1H)。
実施例19
7−アザインドール−3−カルボキシアルデヒド
(II、X4=N、X1=X2=X3=CH、R1=R2=H)
7−アザインドール(23.6g,0.20mol)及びヘキサメチレンテトラアミン(42g,0.30mol)の33%酢酸(84g,1.4mol及び168mlH2O)溶液を6時間還流させた。得られた透明な黄色い溶液を水で希釈し、生成物を冷蔵庫で一晩結晶させた。粗生成物を水から再結晶させ、約50%の収率(14.9g)でほぼ純粋な標記化合物を得た。m.p.216−218℃。
862Oの計算値:C65.74,H4.13,N19.17;実測値:C65.65,H4.05,N19.05。
MS m/z 146。
それぞれ4−、5−又は6−アザインドールから出発して上記手順により異性体4−、5−又は6−アザインドール−3−カルボキシアルデヒドを得ることができる。
実施例20
各々活性物質25mgを含有する各重量0.150gの錠剤は次のように製造することができる。
組成(10,000錠):
5-アミノ-3-[(7-アザインドール-3-イル)メチレン]-2-オキシインドール、ジトリフルオロ酢酸塩 250g
ラクトース 800g
コーンスターチ 415g
タルク粉末 30g
ステアリン酸マグネシウム 5g
5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドールジトリフルオロ酢酸塩、ラクトース及びコーンスターチの半量を混合した後、混合物を0.5mmメッシュサイズの篩にかける。
コーンスターチ(10g)を温水(90ml)に懸濁し、得られたペーストを使用して粉末を顆粒化する。顆粒を乾燥し、1.4mmメッシュサイズの篩にかけた後、コーンスターチの残量、タルク及びステアリン酸マグネシウムを加え、注意しながら混合し、錠剤に加工する。
実施例21
各々活性物質20mgを含有する各用量0.200gのカプセルは次のように製造することができる。
500カプセルの組成:
3-[(7-アザインドール-3-イル)メチレン]-2-オキシインドール-5-スルホン酸、ナトリウム塩 10g
ラクトース 80g
コーンスターチ 5g
ステアリン酸マグネシウム 5g
この組成物を各カプセル当たり0.200gの用量で2個構成硬質ゼラチンカプセルに封入する。

Claims (13)

  1. 式(I)
    Figure 0003773257
    [式中、
    4はNであり、X1、X2及びX3はそれぞれCHであり、
    Rは式(a)、(b)、(c)又は(d)
    Figure 0003773257
    の基であり、アザインドール環の3位に結合しており、
    1及びR3の各々は独立して水素、アミノ、カルボキシ、シアノ、−SO34、−SO2NHR5
    Figure 0003773257
    −COOR6、−CONH(CH2OPh、−CONHCH2(CHOH)nCH2OH、
    Figure 0003773257
    −N(CH2CH2OH)2、−NHCH2(CHOH)nCH2OH、−NHCONH2、−NHC(NH2)=NH、−NHCO(CHOH)nCH2OH、
    Figure 0003773257
    −NHSO27、−OCH2(CHOH)nCH2OH、−OOC(CHOH)nCH2OH、−OPO(OH)2、−OCH2SO2NH2、−CH2NH2、−C(NH2)=NH、−CH2NHC(NH2)=NH、
    Figure 0003773257
    −CH2OH、−CH2OOC(CHOH)nCH2OH、−CH2OPO(OH)2、−PO(OH)2であり、
    2はH、C1−C6アルキル、C2−C6アルカノイル、−CH2OH、−CH2CH2CONH2、−SO2Me、−COCH2SO2NH2であり、
    4はH、−CH2(CHOH)nCH2OH、C1−C6アルキルであり、
    5はH、C1−C6アルキル、−CH2(CHOH)nCH2OH、−(CH2mNMe2であり、
    6は非置換又はフェニルにより置換されたC1−C6アルキル、−CH2(CHOH)nCH2OHであり、
    7はMe、−C64Meであり、
    ZはCH2、O、NH、NCH2CH2OHであり、
    nは0又は1であり、
    mは2又は3であり、
    oは0、1、2又は3であり、
    pは1、2又は3であり、
    但しRが(a)、(b)又は(c)であるときにはR1はH以外のものであり、Rが(d)であるときにはR1とR3の一方はH以外のものであり、且つRが(d)であり、R 1 が水素であるときにはR 3 はアミノ基以外のものである
    の化合物又は医薬的に許容可能なその塩。
  2. Rが請求項1と同義であり、
    2が水素又はC1−C4アルキルであり、
    1及びR3の各々が独立して水素、アミノ、カルボキシ、シアノ、−SO3H、−SO2NH2
    Figure 0003773257
    −COOMe、−N(CH2CH2OH)2、−NH−CH2−CHOH−CH2OH、−NHCONH2、−NHC(NH2)=NH、−NHCOCHOHCH2OH、
    Figure 0003773257
    −NHSO2Me、−OCH2CHOHCH2OH、−OOC−CH2OH、−OOCCHOHCH2OH、−OPO(OH)2、−CH2NH2、−C(NH2)=NH、
    Figure 0003773257
    −CH2OH、−CH2PO(OH)2、−PO(OH)2であり、
    但しRが(a)、(b)又は(c)であるときにはR1は水素以外のものであり、Rが(d)であるときにはR1とR3の一方は水素以外のものであり、且つRが(d)であり、R 1 が水素であるときにはR 3 はアミノ基以外のものである請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩。
  3. Rが上記と同義であり、
    2が水素であり、
    1及びR3の各々が独立して水素、アミノ、カルボキシ、シアノ、−SO3H、−SO2NH2
    Figure 0003773257
    −N(CH2CH2OH)2、−NHCONH2、−NHC(NH2)=NH、
    Figure 0003773257
    −NHSO2Me、−OCH2CHOHCH2OH、−OOCCHOHCH2OH、−CH2NH2、−C(NH2)=NH、−CH2OH、−PO(OH)2であり、
    3が好ましくはオキシインドール環の5位に結合しており、
    但しRが(a)、(b)又は(c)であるときにはR1は水素以外のものがあり、Rが(d)であるときにはR1とR3の一方は水素以外のものであり、且つRが(d)であり、R 1 が水素であるときにはR 3 はアミノ基以外のものである請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩。
  4. 下記化合物:
    2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、ナトリウム塩、
    2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
    2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
    2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−7−アザインドール−3−イル]アクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)アクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、ナトリウム塩、
    2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
    2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
    2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−7−アザインドール−3−イル]チオアクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)チオアクリルアミド、
    2−シアノ−3−(4−スルホ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、ナトリウム塩、
    2−シアノ−3−[(N,N−ピペラジニル−4−スルファモイル)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
    2−シアノ−3−(4−ウレイド−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
    2−シアノ−3−(4−グリセロイルアミド−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
    2−シアノ−3−[4−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
    2−シアノ−3−(4−メシルアミノ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
    2−シアノ−3−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−7−アザインドール−3−イル]アクリロニトリル、
    2−シアノ−3−(4−アミノメチル−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
    2−シアノ−3−(4−アミジノ−7−アザインドール−3−イル)アクリロニトリル、
    3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−スルホン酸、ナトリウム塩、
    5−スルファモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−(N,N−ピペラジニルスルファモイル)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−[N,N−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジニルスルファモイル]]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−ジエタノールアミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−ウレイド−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−グアニジノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−グリセロイルアミド−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−(3−ピペリジノプロピオニルアミノ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、二塩酸塩、
    5−メシルアミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−グリセロイルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール−5−イルホスフェート、
    5−アミノメチル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−アミジノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−(2,3−ジヒドロキシプロピルアミン)−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−カルボメトキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルメチル]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−[N,N−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジニルカルバモイル]]−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−グリコロイルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−アミノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、ジトリフルオロ酢酸塩、
    5−カルボキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、ピペリジニウム塩、
    5−シアノ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−カルボエトキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−カルボベンジルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−カルボフェニルエチルオキシ−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−フェニルカルバモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    5−ベンジルカルバモイル−3−[(7−アザインドール−3−イル)メチレン]−2−オキシインドール、
    並びに上記塩化合物に対応する遊離化合物及び上記遊離化合物の医薬的に許容可能な塩から構成される群から選択され、適宜ZもしくはEジアステレオマー又は該ジアステレオマーのZ,E混合物であり得る化合物。
  5. 請求項1に記載の式(I)の化合物及び医薬的に許容可能なその塩の製造方法であって、
    a)式(II):
    Figure 0003773257
    (式中、X1、X2、X3、X4、R1及びR2は請求項1と同義であり、置換基R1及び−CHOの各々は独立してピリジン又はピロール部分のいずれかに存在し得る)のアルデヒドをそれぞれ式(a’)、(b’)、(c’)又は(d’):
    Figure 0003773257
    (式中、R3は請求項1と同義である)の化合物と縮合させるか、
    b)式(III):
    Figure 0003773257
    (式中、R1とR3は両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2は請求項1と同義である)の化合物をN−アルキル化し、こうしてR1とR3が両方とも−N(CH2CH2OH)2もしくは−NHCH2(CHOH)nCH2OHであるか又は水素が存在する場合には一方が−N(CH2CH2OH)2もしくは−NHCH2(CHOH)nCH2OHであり且つ他方が水素であり、n、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    c)R1とR3が両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をN−アシル化し、こうしてR1とR3が両方とも−NHCO(CHOH)nCH2OHもしくは
    Figure 0003773257
    であるか又は水素が存在する場合には一方が−NHCO(CHOH)nCH2OHもしくは
    Figure 0003773257
    であり且つ他方が水素であり、n、p、Z、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    d)R1とR3が両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をN−スルホニル化し、こうしてR1とR3が両方とも−NHSO27であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−NHSO27であり且つ他方が水素であり、R7、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    e)R1とR3が両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をN−アミジノ化し、こうしてR1とR3が両方とも−NHC(NH2)=NHであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−NHC(NH2)=NHであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    f)R1とR3が両方ともアミノであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がアミノであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をN−カルバモイル化し、こうしてR1とR3が両方とも−NHCONH2であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−NHCONH2であり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    g)R1とR3が両方ともヒドロキシであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がヒドロキシであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をO−アルキル化し、こうしてR1とR3が両方とも−OCH2(CHOH)nCH2OHもしくは−OCH2SO2NH2であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−OCH2(CHOH)nCH2OHもしくは−OCH2SO2NH2であり且つ他方が水素であり、n、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    h)R1とR3が両方ともヒドロキシであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がヒドロキシであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をO−アシル化し、こうしてR1とR3が両方とも−OOC(CHOH)nCH2OHであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−OOC(CHOH)nCH2OHであり且つ他方が水素であり、n、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    i)R1とR3が両方ともヒドロキシであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がヒドロキシであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をO−リン酸化し、こうしてR1とR3が両方とも−OPO(OH)2であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−OPO(OH)2であり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    k)R1とR3が両方ともカルボキシであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方がカルボキシであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をエステル化し、こうしてR1とR3が両方とも−COOR6であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−COOR6であり且つ他方が水素であり、R6、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    l)R1とR3が両方とも−C≡Nであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−C≡Nであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物にアンモニア付加し、こうしてR1とR3が両方とも−C(NH2)=NHであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−C(NH2)=NHであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    m)R1とR3が両方とも−CH2Clであるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が−CH2Clであり且つ他方が水素であり、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(III)の化合物をアミノ化し、こうしてR1とR3が両方とも
    Figure 0003773257
    であるか又は水素が存在する場合にはR1とR3の一方が
    Figure 0003773257
    であり且つ他方が水素であり、Z、X1、X2、X3、X4、R及びR2が請求項1と同義である式(I)の化合物を得るか、
    及び/又は式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に変換及び/又は式(I)の化合物を任意に塩化及び/又は塩を式(I)の対応する遊離化合物に変換及び/又は所望により異性体の混合物を単独異性体に分離することからなる方法。
  6. 適切なキャリヤー及び/又は希釈剤と、活性成分としての請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩を含有する医薬組成物。
  7. チロシンキナーゼ阻害剤として使用する請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩。
  8. チロシンキナーゼ阻害剤として使用する医薬を製造するための請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩の使用方法。
  9. 抗細胞増殖剤として使用する請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩。
  10. 抗細胞増殖剤として使用する医薬を製造するための請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩の使用方法。
  11. 抗癌剤として又は冠動脈疾患の治療又は血管形成の制御に使用する請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩。
  12. 抗癌剤として又は冠動脈疾患の治療又は血管形成の制御に使用する医薬を製造するための請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩の使用方法。
  13. 請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩と、抗癌療法で同時、別個又は順次使用する併用製剤としての抗癌剤とを含有する製品。
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