JP3769505B2 - 主成分の酢酸およびギ酸からなる水性混合物を分離および精製するための方法 - Google Patents
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Description
本発明は主成分の酢酸およびギ酸からなる水性反応混合物を分離および精製するための方法に関する。
【0002】
例えばC4−炭化水素の気相酸化のように飽和および/または不飽和炭化水素を触媒酸化反応させることにより酢酸を製造する場合に、主成分としての酢酸、ギ酸および水を様々な組成で含有する生成物流が生じる。
【0003】
更なる後処理のためにこれらの生成物流をその個々の成分に分離する必要がある。酢酸、ギ酸および水からなる3成分系の酸−水混合物をその純粋な成分に蒸留による分離することは例えば、かなりの難問である。それというのもこの系は、2成分系の水−ギ酸極大共沸点の他に更に3成分系の水−ギ酸−酢酸鞍型共沸点を有するためである。
【0004】
このような混合物が高い水濃度を有する場合には、全ての水を低沸点成分としてカラムの頂部を介して蒸留させなければならないので、蒸留による分離の際に莫大な付加的エネルギー需要が生じる。
【0005】
HunsmannおよびSimmrock(Chemie-Ing.-Tec., 38, 1966)は60質量%より多い酢酸含有率および5質量%のギ酸含有率を有する水性混合物を分離するために、分離を簡単にし、かつその際に必要なエネルギーを低減するために共沸蒸留を使用することを推奨している。脱水のための共沸共留剤としてエチル−n−ブチルエーテルを提案している。水および共留剤からなる共沸混合物は約91℃で沸騰し、水約10質量%を含有する。この場合に共留剤のエチル−n−ブチルエーテルはギ酸および酢酸とともに共沸混合物を形成しない。
【0006】
DE−A1204214ではギ酸を分離除去するために、共留剤として塩化n−ブチルを用いる共沸混合物精留が推奨されている。この方法の欠点は共留剤として塩化炭化水素を使用することである。
【0007】
共沸蒸留により、ギ酸および酢酸からなる2成分系混合物を分離するための方法がUS−A5633402から公知である。ギ酸のための共留剤としてこの場合には、ギ酸メチルを使用する。水を分離除去することはこの方法には記載されていない。
【0008】
DE−A4426132、EP−A0635474、DE−A19610356(US−A5662780)から、種々の共留剤との共沸混合物を用いて酢酸を精製し、かつ脱水するための様々な方法が公知である。しかしこれらの方法のいずれも、酢酸およびギ酸からなる混合物の脱水を記載していない。
【0009】
US−A5173156、US−A5006205、US−A4877490およびUS−A4935100から、抽出精留によるギ酸の脱水法が公知である。これらの場合、共留剤として例えばシクロヘキサノン、シュウ酸、デカン酸およびサリチル酸メチルが挙げられる。
【0010】
EP−A156309(CA−A1238919)およびEP−A12321(US−A4262140)は助剤としてカルボキサミドを用いての抽出精留によるギ酸の脱水を記載している。しかしこれらの方法のいずれも酢酸およびギ酸からなる混合物の脱水は記載していない。
【0011】
Stanford Research Instituteの"Process Economics Program"(Report No. 37A(1973))から、ほぼ酢酸42質量%およびギ酸2質量%からなる水性混合物を分離する方法が公知である。この水性混合物をこの場合、ジイソプロピルエーテルを用いる対向流抽出により濃縮する。脱水カラムおよび溶剤回収カラムで、水およびジイソプロピルエーテルからなる共沸混合物として水を頂部から留去させる。水約0.12質量%を有する酢酸およびギ酸からなる混合物である底部生成物を共沸精留により更に分離する。ギ酸のための共留剤としてはベンゼンを使用する。この方法の大きな欠点は分離されたギ酸の低い品質であり、これはまだなお酢酸約1質量%および水約2質量%およびベンゼン約7質量%を含有する。方法でベンゼンを使用することおよびギ酸中にベンゼンが残留含有されることはこの方法を魅力の無いものとしている。
【0012】
従来技術で公知の全ての方法は、2成分系混合物、例えば酢酸/水、ギ酸/水そして酢酸/ギ酸を十分に分離するために好適なだけであるか、または高濃度の酸(>60質量%)がそこに存在する水性酸混合物のために経済的に使用することができるだけである。更に、公知の方法のいくつかはベンゼンまたは塩化炭化水素の使用により、今日の安全性および環境的見地にもはやそぐわない。
【0013】
従って本発明の課題は、従来技術で挙げられた欠点を有しない、複数の酸からなる3成分系水性混合物をその純粋な成分に分離するための方法を提供することである。
【0014】
さて、第1の工程で溶剤を用いて循環法で抽出し、引き続き主に溶剤、酢酸、ギ酸、高沸点物質および水からなる抽出物流を一連の蒸留工程で、成分である、抽出に戻し導入される溶剤、水、ギ酸、酢酸および高沸点物質に分離し、かつ溶剤ストリッパーカラムを用いるもう1つの蒸留工程で、ラフィネート流から溶剤を除去すると、主成分の酢酸、ギ酸、水および高沸点物質からなる混合物(以下では、原料酸と記載)の分離および精製を特に良好に実施することができることを発見した。
【0015】
本発明の目的は、循環法で溶剤を用いる抽出により主成分の酢酸、ギ酸および高沸点物質からなる水性混合物を分離および精製するための方法であり、これは、水を循環から除去するために大部分が水であるラフィネート流を溶剤ストリッパーカラム(11)に供給し、かつ抽出物流を溶剤蒸留カラム(8)に導入し、そこから第1の工程で頂部からは、水および溶剤からなる混合物(A)を、底部からは酢酸、ギ酸および高沸点物質からなる混合物(B)を分離除去し、混合物(B)をカラム(29)でのギ酸の分離除去の後に、引き続き酢酸蒸留カラム(5)で純粋な酢酸と高沸点物質とに分離し、かつ混合物(A)を相分離器(25)に供給し、そこで生じた溶剤残分を有する水性相を溶剤ストリッパーカラム(11)に、かつ有機相を抽出器(7)に戻し供給することを特徴とする。
【0016】
本発明の方法(図1)の第1の工程(抽出)では、変動する割合の酢酸、ギ酸、水および高沸点物質からなる使用原料酸を管(6)を介して抽出器(7)に供給し、かつ溶剤と接触させる。その際、抽出器(7)は1段階で、または有利には複数段階からなっていてよい。この方法では溶剤流を原料酸の流の方向に合わせるか、または有利には原料酸に対して対向流にすることができる。この場合に溶剤として炭素原子4〜8個を有するエーテル、エステル、ケトン、アルコール、飽和、不飽和および環式炭化水素ならびにこれらの混合物、有利には炭素原子4〜7個を有するエーテルおよびエステル、特に有利にはメチルt−ブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ−n−プロピルエーテル、エチルブチルエーテル、酢酸エチルおよび酢酸イソプロピルを原料酸に対する混合比(容量/容量)0.5〜20倍、有利には1〜5倍、特に有利には1.5〜3.5倍(容量/容量比)で使用することができる。この抽出は、抽出溶剤および原料酸が液状で、かつ分離相として、即ちミシビリティギャップを伴って存在する温度および圧力範囲で行うことができる。温度範囲0〜60℃および圧力範囲1×105〜20×105Paが有利である。
【0017】
抽出器(7)から得られたラフィネートを管(15)を介して溶剤ストリッパーカラム(11)に供給し、そこで底部から純粋な水を取り出す(管(13))。溶剤ストリッパーカラムの塔頂生成物を相分離器(9)に供給する。ここで生じた水性相を管(10)を介して溶剤ストリッパーカラム(11)の頂部に戻し、生じた有機相を管(14)を介して抽出器(7)に戻し供給する。
【0018】
抽出器(7)から取り出した、変動成分の溶剤、酢酸、ギ酸、水および高沸点物質を含有する抽出物を抽出器から溶剤蒸留カラム(8)に供給する。
【0019】
溶剤蒸留カラム(8)は常圧下に、有利には高圧下に作動させることができる。
【0020】
この場合に溶剤蒸留カラム(8)を有利には圧力1×105〜50×105Pa、有利には1×105〜25×105Pa、特に有利には1×105〜5×105Paで作動させる。このカラムで、抽出物を蒸留により2つの分流に分ける。溶剤および水からなる混合物からなる分留(混合物(A))をこの場合に、カラムの頂部から取り出し、かつ相分離器(25)に供給する(管(24))。溶剤残分を有する水性相を管(26)を介して分離除去し、かつ溶剤ストリッパーカラム(11)に有利にはラフィネートの供給部分の所で供給する。有機相を管(27)を介して取り出し、かつ抽出器(7)に戻し供給する。
【0021】
カラム(8)から得られる、成分の酢酸、ギ酸および高沸点物質からなる第2の分流(混合物(B))を溶剤蒸留カラム(8)から底部を介して取り出し、かつ中間接続された蒸留カラム(29)に供給する(管(28))。カラム(29)も同様に、常圧下に、有利には1×105〜50×105Pa、有利には1×105〜25×105Pa、特に有利には1×105〜5×105Paの高圧化に作動させる。このカラム(29)から頂部を介して純粋なギ酸を管(19)を介して取り出す。底部を介して、酢酸および高沸点物質からなるギ酸不含混合物を取り出し、かつ管(31)を介して酢酸蒸留カラム(5)に供給し、ここで残流を純粋な酢酸と高沸点物質とに分ける。酢酸を頂部から管(17)を介して取り出し、かつ高沸点物質を塔底から管(18)を介して分離除去する。
【0022】
本発明の方法の特別な1実施態様(図2)では、底部から管(28)を介して一部の水を一緒に取り出し、かつ酢酸、ギ酸および高沸点物質と一緒に、中間接続された蒸留カラム(29)に移すように、溶剤蒸留カラムを作動させる。この場合、蒸留カラム(29)から、付加的な側面取り出し口を介して水を少量の酢酸およびギ酸と共に管(35)を介して取り出し、かつ廃棄するか、または管(35)を介して原料酸入り口(6)に、または抽出器(7)の別の位置に戻し供給する。
【0023】
この実施態様では、溶剤カラム(8)での分離処理が図1に示した方法よりも、水を一緒に取り出すことによりかなり簡単になる。さらにギ酸蒸留カラム(29)の付加的な側面取り出し口により、純粋なギ酸と酢酸および高沸点物質を含有する塔底生成物とへの分離も簡単になる。
【0024】
本発明の方法のもう1つの実施態様(図3)でも同様に、分離を簡単にするための溶剤蒸留カラム(8)を、底部で管(28)を介して分離除去される分流(混合物(B))がなお少量の水を含有するように作動させる。酢酸、ギ酸および水残分からなるこの塔底生成物を中間接続された蒸留カラム(29)中で、酢酸および高沸点物質を含有するギ酸不含塔底生成物とギ酸、水および少量の酢酸を含有する混合塔頂生成物とに分離する。
【0025】
ギ酸、水および少量の酢酸を含有する蒸留カラム(29)の塔頂生成物を引き続き、管(19)を介してギ酸精製蒸留カラム(33)に供給する。このカラム(33)をこの場合、中間接続された蒸留カラム(29)よりも低い圧力で作動させる。カラム(33)とカラム(29)との圧力差はこの場合、0.1×105Pa〜25×105Pa、有利には0.5×105〜5×105Paである。ギ酸精製蒸留カラム(33)で生成物流を、塔頂生成物として管(34)を介する純粋なギ酸と酢酸、ギ酸および水を含有する混合塔底生成物とに分離する。この塔底生成物を管(32)を介して、抽出物流に、または溶剤蒸留カラム(8)の別の供給部位に戻し供給する。
【0026】
抽出器(7)からのラフィネート流(15)および相分離器(25)からの水性相(26)を溶剤ストリッパーカラム(11)に供給する。このカラムの底部で管(13)を介して純粋な水を取り出す。このカラムの塔頂生成物を相分離器(9)に供給する。そこで生じる有機相を抽出器(7)に戻し供給し、水性相は管(10)を介してストリッパーカラム(11)の頂部に供給する。
【0027】
この方法実施態様の大きな利点は、分離カラム(29)においてよりも低い圧力での付加的なギ酸精製蒸留(33)により、分離カラム(29)の分離精度に対する要求が明らかに低いことである。これにより、比較しうる方法に比べて著しく改善されたギ酸純度で明らかなエネルギー節約が生じる。
【0028】
さらに蒸留カラム(29)の凝縮熱を熱接続で、ギ酸蒸留カラム(33)および溶剤カラム(11)を加熱するために使用することができる。この分離処理の前に接続された反応、例えば炭化水素の触媒気相酸化の反応熱も同様に、溶剤蒸留カラム(8)、蒸留カラム(29)、ギ酸蒸留カラム(33)および酢酸蒸留カラム(5)を加熱するために使用することができる。
【0029】
次の実施例で本発明の方法を図面を参照しつつ詳述する:
実施例1:
実施態様図3に示した装置で、抽出器(7)(定常スチール製充填物を有する対向流抽出カラム、有機相を分散)に管(6)を介して酢酸12.9kg/h、ギ酸2.6kg/h、水48.4kg/hおよび高沸点物質0.8kg/hからなる原料酸流を供給した。管(27)および管(14)を介して抽出器(7)に定常状態で、メチルt−ブチルエーテル(MTBE)135.4kg/h、水4.0kg/h、酢酸0.5kg/hおよびギ酸0.2kg/hを含有する溶剤戻し流を供給した。抽出器(7)から出た抽出物流はMTBE133.9kg/h、酢酸13.1kg/h、水8.1kg/h、ギ酸2.6kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hからなった。抽出器(7)から管(15)を介して出たラフィネート流は水44.7kg/h、MTBE1.5kg/h、酢酸0.4kg/h、ギ酸0.2kg/hおよび高沸点物質0.7kg/hからなった。
【0030】
溶剤蒸留カラム(8)および蒸留カラム(29)を圧力2.75×105Paで作動させた。ギ酸精製カラム(33)および酢酸精製カラム(5)を圧力1×105Paで作動させた。
【0031】
溶剤カラム(8)の底部で管(28)を介して温度147℃で、酢酸13.4kg/h、ギ酸3.7kg/h、水0.2kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hからなる流を排出させた。管(24)を介してカラム(8)の頂部と接続された相分離器(25)から、MTBE133.8kg/h、酢酸0.5kg/h、ギ酸0.2kg/hおよび水4.1kg/hを含有する有機相を管(27)を介して、抽出器(7)の溶剤入り口に戻し供給した。管(26)を介しての水性相の排出流は酢酸0.03kg/h、ギ酸0.01kg/h、水4.1kg/hおよびMTBE0.1kg/hからなった。
【0032】
蒸留カラム(29)の底部から温度154.1℃で、酢酸12.6kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hを含有する流を管(31)を介して取り出した。酢酸精製カラム(5)の底部で、温度143.6℃で管(18)を介して、酢酸0.06kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hを含有する流を取り出した。
【0033】
ギ酸精製カラム(33)の頂部から管(34)を介しての排出流はギ酸2.4kg/hであった。管(32)を介して、ギ酸精製カラム(33)の底部から温度106.2℃で、酢酸0.8kg/h、ギ酸1.3kg/hおよび水0.2kg/hからなる流を溶剤蒸留カラム(8)の入り口に戻し供給した。
【0034】
溶剤ストリッパーカラム(11)の底部から管(13)を介する水排出流は水48.4kg/h、酢酸0.4kg/h、ギ酸0.2kg/hおよび高沸点物質0.7kg/hを含有した。抽出器(7)の溶剤入り口への、溶剤ストリッパー(11)の相分離器(9)から管(14)を介する有機相の戻し流はMTBE1.6kg/h、酢酸0.01kg/h、ギ酸0.01kg/hおよび水0.05kg/hからなった。
【0035】
原料酸混合物を99.9質量%濃度のギ酸2.4kg/h、99.9質量%濃度の酢酸12.5kg/hおよび97.5質量%濃度の水49.6kg/hに分離するために、蒸留カラム前での供給物予備加熱を行うことなく、次のエネルギー使用が必要であった:
溶剤蒸留カラム(8)での底部加熱20.5kW
分離カラム(29)での底部加熱:10kW
ギ酸精製カラム(33)での底部加熱:5kW
酢酸精製カラム(5)での底部加熱:3.4kW
溶剤ストリッパーカラム(11)での底部加熱:4kW
合計43kW(酸1kg当たり2.87kWに相当)。
【0036】
実施例2:
実施態様図3に示した装置で、抽出器(7)に(定常スチール製充填物を有する対向流抽出カラム、有機相を分散)に管(6)を介して、酢酸12.9kg/h、ギ酸2.6kg/h、水48.4kg/hおよび高沸点物質0.8kg/hを含有する原料酸流を供給した。管(27)および管(14)を介して抽出器(7)に、メチルt−ブチルエーテル(MTBE)135.4kg/h、水4.0kg/h、酢酸0.5kg/hおよびギ酸0.2kg/hを含有する溶剤戻し流を供給した。抽出器(7)から出た抽出物流はMTBE133.9kg/h、酢酸13.1kg/h、水8.1kg/h、ギ酸2.6kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hからなった。管(15)を介して抽出器(7)から出たラフィネート流は水44.6kg/h、MTBE1.5kg/h、酢酸0.4kg/h、ギ酸0.2kg/hおよび高沸点物質0.7kg/hからなった。
【0037】
溶剤蒸留カラム(8)および蒸留カラム(29)を圧力1.0×105Paで作動させた。ギ酸精製カラム(33)を圧力0.25×105Paで作動させた。酢酸精製カラム(5)を圧力1×105Paで作動させた。
【0038】
溶剤カラム(8)の底部で温度110℃で管(28)を介して、酢酸13.4kg/h、ギ酸3.7kg/h、水0.2kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hを含有する流を排出させた。管(24)を介してカラム(8)の頂部と接続されている相分離器(25)から、管(27)を介してMTBE133.8kg/h、酢酸0.5kg/h、ギ酸0.2kg/hおよび水4.0kg/hを含有する有機相を抽出器(7)の溶剤入り口に戻し供給した。管(26)を介する水性相の排出流は酢酸0.03kg/h、ギ酸0.01kg/h、水4.0kg/hおよびMTBE0.1kg/hからなった。
【0039】
蒸留カラム(29)の底部で温度117.8℃で管(31)を介して、酢酸12.6kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hからなる流を取り出した。酢酸精製カラム(5)の底部で管(18)を介して温度143.6℃で、酢酸0.1kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hからなる流を取り出した。
【0040】
管(34)を介するギ酸精製カラム(33)の頂部からの排出流はギ酸2.4kg/hであった。管(32)を介して、ギ酸精製カラム(33)の底部から温度68.6℃で、酢酸0.8kg/h、ギ酸1.3kg/hおよび水0.2kg/hからなる流を溶剤蒸留カラム(8)の入り口に戻し供給した。
【0041】
溶剤ストリッパーカラム(11)の底部からの管(13)を介する水排出流は水48.4kg/h、酢酸0.4kg/h、ギ酸0.2kg/hおよび高沸点物質0.7kg/hを含有した。抽出器(7)の溶剤入り口への、溶剤ストリッパー(11)の相分離器(9)からの管(14)を介する有機相の戻し流はMTBE1.6kg/h、酢酸0.01kg/h、ギ酸0.01kg/hおよび水0.01kg/hからなった。
【0042】
原料酸混合物を99.9質量%濃度のギ酸2.4kg/h、99.9質量%濃度の酢酸12.5kg/hおよび97.5質量%濃度の水49.6kg/hに分離するために、蒸留カラムの前で供給物予備加熱することなく、次のエネルギー使用が必要であった:
溶剤蒸留カラム(8)での底部加熱30kW
分離カラム(29)での底部加熱:18kW
ギ酸精製カラム(33)での底部加熱:3kW
酢酸精製カラム(5)での底部加熱:5kW
溶剤ストリッパーカラム(11)での底部加熱:4.5kW
合計60.5kW(酸1kg当たり4.05kWに相当)。
【0043】
実施例3:
実施態様図2に示した装置で抽出器(7)(定常スチール製充填物を有する対向流抽出カラム、有機相を分散)に管(6)を介して、酢酸12.8kg/h、ギ酸2.5kg/h、水48.6kg/hおよび高沸点物質0.8kg/hからなる原料酸流を供給した。管(27)および管(14)を介して抽出器(7)に、メチルt−ブチルエーテル(MTBE)179.7kg/h、水1.9kg/h、酢酸0.4kg/hおよびギ酸0.1kg/hからなる溶剤戻し流を供給した。抽出器(7)から出た抽出物流はMTBE178.3kg/h、酢酸13.1kg/h、水9.8kg/h、ギ酸2.6kg/hおよび高沸点物質0.2kg/hからなった。抽出器(7)から管(15)を介して出たラフィネート流は水40.7kg/h、MTBE1.3kg/h、酢酸0.2kg/h、ギ酸0.1kg/hおよび高沸点物質0.6kg/hからなった。
【0044】
溶剤蒸留カラム(8)および蒸留カラム(29)を圧力2.75×105Paで作動させた。酢酸精製カラム(5)を圧力1×105Paで作動させた。
【0045】
溶剤カラム(8)の底部で管(28)を介して温度148.7℃で、酢酸12.6kg/h、ギ酸2.4kg/h、水0.1kg/hおよび高沸点物質0.2kg/hを含有する流を排出させた。頂部を介して管(24)により分離除去された分流を相分離器(25)に供給し、そこで分離した。MTBE177.9kg/h、酢酸0.4kg/h、ギ酸0.1kg/hおよび水1.8kg/hからなる得られた有機相を管(27)を介して抽出器(7)に戻し供給した。管(26)を介しての水性相の排出流は酢酸0.03kg/h、ギ酸0.02kg/h、水7.8kg/hおよびMTBE0.4kg/hからなった。
【0046】
蒸留カラム(29)の底部で管(31)を介して温度154.2℃で、酢酸12.5kg/h、ギ酸0.01kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hからなる流を取り出した。酢酸精製カラム(5)の底部で管(18)を介して温度150℃で、酢酸0.04kg/hおよび高沸点物質0.1kg/hからなる流を取り出した。
【0047】
管(19)を介する蒸留カラム(29)の頂部からの排出流は酢酸0.01kg/h、ギ酸2.4kg/hおよび水0.01kg/hを含有した。管(35)を介してカラム(29)から、酢酸0.05kg/h、ギ酸0.8kg/hおよび水0.1kg/hを含有する側面排出流を取り出した。
【0048】
溶剤ストリッパーカラム(11)の底部からの管(13)を介する水排出流は水48.5kg/h、酢酸0.3kg/h、ギ酸0.08kg/hおよび高沸点物質0.6kg/hを含有した。溶剤ストリッパー(11)の相分離器(9)からの管(14)を介する、抽出器への有機相の戻し流はMTBE1.7kg/h、酢酸0.01kg/h、ギ酸0.01kg/hおよび水0.05kg/hからなった。
【0049】
原料酸混合物を98.6質量%濃度のギ酸1.6kg/h、99.99質量%濃度の酢酸12.5kg/hおよび98.1質量%濃度の水49.4kg/hに分離するために、蒸留カラム前で供給物予備加熱を行うことなく、次のエネルギー使用が必要であった:
溶剤蒸留カラム(8)での底部加熱:22.5kW
分離カラム(29)での底部加熱:10kW
酢酸精製カラム(5)での底部加熱:4kW
溶剤ストリッパーカラム(11)での底部加熱:4.5kW
合計41kW(酸1kg当たり2.9kWに相当)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するための装置の1実施態様。
【図2】 本発明を実施するための装置の1実施態様。
【図3】 本発明を実施するための装置の1実施態様。
【符号の説明】
5 酢酸蒸留カラム、 8 溶剤蒸留カラム、 11 溶剤ストリッパーカラム、 29 中間接続された蒸留カラム、 33 ギ酸精製蒸留カラム
Claims (17)
- 循環法で溶剤を用いる抽出により主成分の酢酸、ギ酸および高沸点物質からなる水性混合物を分離および精製するための方法において、水を循環から除去するために大部分が水であるラフィネート流を溶剤ストリッパーカラム(11)に供給し、かつ抽出物流を溶剤蒸留カラム(8)に導入し、そこから第1の工程で頂部からは、水および溶剤からなる混合物(A)を、底部からは酢酸、ギ酸および高沸点物質からなる混合物(B)を分離除去し、混合物(B)をカラム(29)でのギ酸の分離除去の後に、引き続き酢酸蒸留カラム(5)で純粋な酢酸と高沸点物質とに分離し、かつ混合物(A)を相分離器(25)に供給し、その際、溶剤残分を有する水性相を溶剤ストリッパーカラム(11)に、かつ有機相を抽出器(7)に戻し供給することを特徴とする、主成分の酢酸、ギ酸および高沸点物質からなる水性混合物を分離および精製するための方法。
- 溶剤蒸留カラム(8)を常圧下に作動させる、請求項1に記載の方法。
- 溶剤蒸留カラム(8)を1×105〜50×105Paの高圧下に作動させる、請求項1に記載の方法。
- 抽出器を1段階または複数段階で作動させる、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
- 抽出器中の溶剤循環を原料酸に対して対向流で流れさせる、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
- 溶剤として、炭素原子4〜8個を有する飽和、不飽和および/または環式炭化水素を使用する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
- 溶剤として、エーテル、エステル、ケトン、炭化水素およびアルコールからなる群からの1種または複数の化合物を使用する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
- 溶剤として、メチルt−ブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ−n−プロピルエーテル、エチルブチルエーテル、酢酸エチルおよび酢酸イソプロピルからなる群からの1種または複数の化合物を使用する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
- 温度0〜60℃および圧力1×105〜20×105Paで抽出を実施する、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
- 溶剤が、原料酸に対して混合比(容量/容量)0.5〜20倍で存在する、請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
- 中間接続された蒸留カラム(29)を圧力1×105〜50×105で作動させる、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
- なお少量の水が生成物流に残留するように、溶剤蒸留カラム(8)を作動させる、請求項1から11までのいずれか1項に記載の方法。
- 中間接続された蒸留カラム(29)が側面取り出し口を備えていて、そこから分流を取り出す、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
- 成分の酢酸、ギ酸、高沸点物質および水残分からなる混合物(B)を中間接続された蒸留カラム(29)中で、酢酸および高沸点物質を含有するギ酸不含塔底生成物とギ酸、水および少量の酢酸を含有する混合塔頂生成物とに分離し、その際、カラム(29)からの塔底生成物を後に接続された酢酸蒸留カラム(5)で純粋な酢酸と高沸点物質とに分離し、かつカラム(29)からの塔頂生成物をギ酸精製蒸留カラム(33)に供給し、そこでこれを塔頂生成物としての純粋なギ酸と、酢酸、ギ酸および水を含有する混合塔底生成物とに分離し、後者を溶剤蒸留カラム(8)への抽出物流に戻し供給する、請求項1から13までのいずれか1項に記載の方法。
- 中間接続された蒸留カラム(29)よりも0.1×105〜25×105Pa低い圧力でギ酸精製蒸留カラム(33)を作動させる、請求項14に記載の方法。
- 蒸留カラム(29)の凝縮熱を、ギ酸蒸留カラム(33)および/または溶剤蒸留カラム(11)を加熱するために使用する、請求項1から15までのいずれか1項に記載の方法。
- 前に接続された、炭化水素の接触気相酸化の反応の反応熱を、溶剤蒸留カラム(8)、蒸留カラム(29)、酢酸蒸留カラム(5)およびギ酸蒸留カラム(33)を含むカラムの1つまたは複数を加熱するために使用する、請求項1から16までのいずれか1項に記載の方法。
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