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JP3769055B2 - 車両のブレーキ装置 - Google Patents

車両のブレーキ装置 Download PDF

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JP3769055B2
JP3769055B2 JP26656195A JP26656195A JP3769055B2 JP 3769055 B2 JP3769055 B2 JP 3769055B2 JP 26656195 A JP26656195 A JP 26656195A JP 26656195 A JP26656195 A JP 26656195A JP 3769055 B2 JP3769055 B2 JP 3769055B2
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキ操作部材の操作力を車輪ブレーキに伝達可能な伝達系と、車輪ブレーキのブレーキ力を増減可能として前記伝達系の中間部に介装されるアクチュエータと、ブレーキ操作部材およびアクチュエータ間で伝達系に介設される減衰機構とを備える車両のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる車両のブレーキ装置において、ブレーキ操作部材に連なるインナーケーブルに連結される操作側部材と、アクチュエータに連なるインナーケーブルに連結されるとともに前記操作側部材に対して近接・離反移動可能な作動側部材と、操作側部材および作動側部材間に設けられるダンパばねとがダンパケーシング内に収納されて成る減衰機構が、ブレーキ操作部材およびアクチュエータ間で伝達系に介設されたものが、本出願人により既に提案(特願平6−296165号公報)されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記提案のものでは、ブレーキ操作部材の操作によって車輪ブレーキで十分なブレーキ力が得られるまで、操作側部材および作動側部材をダンパケーシング内で作動せしめる必要があり、操作側部材および作動側部材の充分なストロークをダンパケーシング内に確保する必要があることから減衰機構の小型化に限度があり、しかも減衰機構の両側で伝達ケーブルの遊び管理をそれぞれ行なう必要があり、組付時およびメンテナンス時の作業能率が優れているとは言い難い。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、減衰機構の小型化を可能とするとともに、組付時およびメンテナンス時の作業能率を向上させた車両のブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、ブレーキ操作部材の操作力を車輪ブレーキに伝達可能な伝達系と、前記ブレーキ操作部材への操作荷重を検出する荷重検知スイッチと、車輪ブレーキのブレーキ力を増減可能として前記伝達系の中間部に介装され前記荷重検知スイッチの検出結果に基づいて制御されるアクチュエータと、前記ブレーキ操作部材およびアクチュエータ間で前記伝達系に介設される減衰機構とを備える車両のブレーキ装置であって、前記伝達系が、前記ブレーキ操作部材およびアクチュエータに両端を連結させたインナーケーブルがアウターケーブル内に移動自在に挿通されて成る伝達ケーブルを備え、前記減衰機構が半径方向内方に張出した鍔部を一端側に有した筒状に形成される固定のダンパケーシングと、一端が前記ブレーキ操作部材側に固定されるアウターケーブルの他端が一端に固定されて前記ダンパケーシング内に軸方向相対移動可能に挿入される筒状の可動部材と、前記アウターケーブルを圧縮する方向のばね力を各々発揮してダンパケーシング内で該ダンパケーシング可動部材間に互いに直列に介設されるコイルばね及び皿ばねと、それらコイルばね及び皿ばね間を仕切るように前記ダンパケーシング内に所定の摺動ストロークを以て摺動可能に嵌合されると共に一端が前記鍔部に係合する円筒状の摺動部材とで構成され、前記荷重検知スイッチが前記可動部材の前記ダンパケーシングに対する軸方向相対移動を検出可能として該可動部材の一端に当接することを特徴とする。
【0006】
また請求項2の発明は、請求項1の前記特徴に加えて、前記ダンパケーシングおよび可動部材間に並列に介設される一対の前記コイルばねが前記ダンパケーシング内に同心状に配置されることを特徴とする。
【0007】
また請求項の発明は、請求項1又は2の前記特徴に加えて、前記荷重検知スイッチが前記ダンパケーシングに固定されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した参考例及び本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】
図1ないし図8は参考例を示すものであり、図1はブレーキ装置の構成図、図2はアクチュエータの縦断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は連動ブレーキ時の第2遊星ギヤ機構の作動状態を示す図、図6は連動ブレーキ時の第1遊星ギヤ機構の作動状態を示す図、図7はアンチロックブレーキ制御時の第2遊星ギヤ機構の作動状態を示す図、図8はアンチロックブレーキ制御時の第1遊星ギヤ機構の作動状態を示す図である。
【0010】
先ず図1において、車両たとえばスクータ型自動二輪車の前輪WF には液圧の作用に応じて作動するディスクブレーキである前輪ブレーキBF が第1車輪ブレーキとして装着され、後輪WR には作動レバー1の作動量に応じた制動力を発揮する従来周知の機械式後輪ブレーキBR が第2車輪ブレーキとして装着される。また操向ハンドルの左、右両端には握持部2R ,2F が設けられ、操向ハンドルの右端部には握持部2F を握った右手で操作可能な第1ブレーキ操作部材としての第1ブレーキレバー3F が軸支され、操向ハンドルの左端部には握持部2R を握った左手で操作可能な第2ブレーキ操作部材としての第2ブレーキレバー3R が軸支される。
【0011】
第1ブレーキレバー3F と前輪ブレーキBF とは、第1ブレーキレバー3F の操作力を前輪ブレーキBF に伝達可能な第1伝達系4F を介して連結され、第2ブレーキレバー3R と後輪ブレーキBR の作動レバー1とは、第2ブレーキレバー3R の操作力を後輪ブレーキBR に機械的に伝達可能な第2伝達系4R を介して連結される。しかも両伝達系4F ,4R の中間部はアクチュエータ5に連結されており、このアクチュエータ5の作動により前輪ブレーキBF および後輪ブレーキBR の制動力を調整可能である。
【0012】
図2、図3及び図4を併せて参照して、アクチュエータ5は、第1遊星ギヤ機構61 と、第2遊星ギヤ機構62 と、電磁クラッチ7と、正逆回転自在なモータ8とを備える。
【0013】
アクチュエータ5のケーシング9は、モータ8が取付けられる第1ケース部10と、モータ8とは反対側で第1ケース部材10に結合される第2ケース部材11と、第1ケース部材10とは反対側で第2ケース部材11に結合される第3ケース部材12とで構成され、第3ケース部材12には、モータ8の回転軸線と同一軸線上で電磁クラッチ7が取付けられる。
【0014】
第1遊星ギヤ機構61 は、第2および第3ケース部材11,12間に形成される第1作動室131 内に収納、配設され、第2遊星ギヤ機構62 は、第1および第2ケース部材10,11間に形成される第2作動室132 内に収納、配設される。第2ケース部材11には、電磁クラッチ7およびモータ8の回転軸線と同軸であって両端を第1および第2作動室131 ,132 に臨ませた回転軸14が一対の軸受15,15を介して回転自在に支承される。
【0015】
第1遊星ギヤ機構61 は、第1作動室131 内で回転軸14の一端部に相対回転自在に支承される第1リングギヤ161 と、第1リングギヤ161 と同軸の軸線まわりに回転自在として第3ケース部材12に支承される第1サンギヤ171 と、第1リングギヤ161 および第1サンギヤ171 に噛合する複数の第1遊星ギヤ181 ,181 …と、それらの第1遊星ギヤ181 ,181 …をそれぞれ回転自在に支承して回転軸14の一端に固定される第1遊星キャリア191 とを備える。而して第1サンギヤ171 の一端部は電磁クラッチ7内に突入されており、電磁クラッチ7は第1サンギヤ171 を制動、停止することができる。
【0016】
第2遊星ギヤ機構62 は、第2作動室132 内で回転軸14の他端に相対回転自在に支承される第2リングギヤ162 と、第2リングギヤ162 と同軸にしてモータ8に連結される第2サンギヤ172 と、第2リングギヤ162 及び第2サンギヤ172 に噛合する複数の第2遊星ギヤ182 ,182 …と、それらの遊星ギヤ182 ,182 …をそれぞれ回転自在に支承して回転軸14の他端に固定される第2遊星キャリア192 とを備える。
【0017】
回転軸14と平行な軸線を有して中間部が第1作動室131 内に配置される第1制御軸201 が、その外端を第2ケース部材11から外方に突出させるようにして配置されており、第1制御軸201 および第2ケース部材11間に軸受211 が、第1制御軸201 および第3ケース部材12間に軸受221 が介設される。また回転軸14と平行な軸線を有して中間部が第2作動室132 内に配置される第2制御軸202 が、その外端を第2ケース部材11から外方に突出させるようにして配置されており、第2制御軸202 および第2ケース部材11間に軸受212 が、第2制御軸202 および第1ケース部材10間に軸受222 が介設される。すなわち回転軸14と平行な軸線を有する第1および第2制御軸201 ,202 がそれらの軸線まわりの回転を可能としてケーシング9に支承される。
【0018】
第1伝達系4F は、第1制御軸201 の外端に固着される第1伝動レバー231 と、第1ブレーキレバー3F および第1伝動レバー231 間に設けられるとともに減衰機構241 が介設される伝達ケーブル251 と、第1伝動レバー231 の作動に応じた液圧力を発生する液圧発生手段としてのマスタシリンダ26と、マスタシリンダ26および前輪ブレーキBF 間を結ぶ管路27とで構成される。
【0019】
伝達ケーブル251 は、第1ブレーキレバー3F および第1伝動レバー231 間を結ぶインナーケーブル301 がアウターケーブル291 内に移動自在に挿通されて成るものである。また減衰機構241 は、円筒状に形成されてアクチュエータ5のケーシング9に結合されるダンパケーシング31と、ダンパケーシング31内に軸方向相対移動可能に挿入される筒状の可動部材32と、アウターケーブル291 を圧縮する方向のばね力を発揮してダンパケーシング31および可動部材32間に並列に介設されて互いに同心状に配置されるコイルばねよりなる一対のばね33,34とを備える。
【0020】
ダンパケーシング31の一端側には半径方向内方に張出した鍔部31aが設けられ、可動部材32の一端側には該鍔部31aに内方側から係合可能として半径方向外方に張出した鍔部32aが設けられる。またダンパケーシング31内には、可動部材32の鍔部32aに内方側から係合する鍔部35aを一端に有して円筒状に形成される摺動部材35が所定の摺動ストロークを以て摺動可能に嵌合される。さらにダンパケーシング31の他端側内面には止め輪37が嵌着されており、該止め輪37で支承されるリング状の受け部材36と前記可動部材32の鍔部32aとの間にばね33が縮設され、受け部材36と摺動部材35の鍔部35aとの間にばね34が縮設される。
【0021】
可動部材32の一端側には、一端が第1ブレーキレバー3F 側に固定されるアウターケーブル291 の他端が固定され、アウターケーブル291 の他端から突出して可動部材32内に挿入されるインナーケーブル301 の他端は第1伝動レバー231 に連結される。而して両ばね33,34は、アウターケーブル291 を圧縮する方向のばね力を発揮する。
【0022】
ダンパケーシング31の一端側には、該ダンパケーシング31の一端から突出した可動部材32の一端に当接する荷重検知スイッチ381 が固定されており、第1ブレーキレバー3F からのブレーキ操作入力が所定荷重範囲にある状態、すなわち伝達ケーブル251 の牽引に応じて可動部材32がばね33,34を圧縮して所定範囲だけ移動した状態が荷重検知スイッチ381 により検出される。
【0023】
マスタシリンダ26は、アクチュエータ5のケーシング9に固定されるシリンダ体39と、前面を圧力室41に臨ませてシリンダ体39に摺動可能に嵌合されるピストン40と、圧力室41に収納されてピストン40を後方側(図3の左方側)に付勢するばね力を発揮する戻しばね42とを備え、シリンダ体39の前端に圧力室41に通じる管路27が接続される。
【0024】
シリンダ体39の後端からはピストン40に連なるロッド43の後端部が突出されており、該ロッド43の後端部およびシリンダ体39の後端部間には、ゴム製のブーツ44が装着される。
【0025】
ロッド43の後端には、第1伝動レバー231 に設けられた押圧部23aが当接されており、第1ブレーキレバー3F のブレーキ操作時に、第1伝動レバー231 は前記押圧部23aでピストン40を押圧する方向(図3の反時計方向)に回動する。而して押圧部23aで押されることによりピストン40は圧力室41の容積を縮小する側に作動し、圧力室41で生じた液圧が管路27を介して前輪ブレーキBF に作用することになる。
【0026】
第2伝達系4R は、第2制御軸202 の外端に固着される第2伝動レバー232 と、第2ブレーキレバー3R および第2伝動レバー232 間に設けられるとともに減衰機構242 が介設される伝達ケーブル252 と、第2伝動レバー232 の作動に応じた力を後輪ブレーキBR に伝達する伝達ケーブル45とで構成される。
【0027】
伝達ケーブル252 は、アウターケーブル292 内にインナーケーブル302 が移動自在に挿通されて成るものである。また減衰機構242 は、第1伝達系4F の減衰機構241 と基本的に同一の構成を有するものであり、減衰機構242 と同一の構成要素に同一の符号を付して図示するのみで詳細な説明を省略する。而して伝達ケーブル252 のインナーケーブル302 は第2伝動レバー232 に連結され、第2ブレーキレバー3R からのブレーキ操作入力が所定荷重範囲にある状態は、荷重検知スイッチ382 により検出される。
【0028】
また伝達ケーブル45は、アウターケーブル46内にインナーケーブル47が移動自在に挿通されて成るものであり、アウターケーブル46の一端はアクチュエータ5のケーシング9に固定され、このアウターケーブル46の一端から突出したインナーケーブル47の一端が第2伝動レバー232 に連結され、伝達ケーブル45の他端は後輪ブレーキBR の作動レバー1に連結される。
【0029】
第1作動室131 内で第1制御軸201 には第1セクタギヤ481 が固定され、この第1セクタギヤ481 は第1リングギヤ161 に一体に設けられた被動ギヤ491 に噛合される。また第2作動室132 内で第2制御軸202 には第2セクタギヤ482 が固定され、この第2セクタギヤ482 は第2リングギヤ162 に固設された被動ギヤ492 に噛合される。すなわち両リングギヤ161 ,162 には第1および第2伝達系4F ,4R の中間部がそれぞれ連結されることになる。しかも両セクタギヤ481 ,482 とケーシング9との間には、第1および第2ブレーキレバー3F ,3R のブレーキ操作に伴う第1および第2伝動レバー231 ,232 すなわち第1および第2制御軸201 ,202 の回動方向とは逆方向に向けてセクタギヤ481 ,482 付勢する戻しばね501 ,502 が設けられる。
【0030】
アクチュエータ5のケーシング9には、第2制御軸202 の外端に連結される角度センサ51が固定され、この角度センサ51によりアクチュエータ5の作動量が検出される。また前輪WF には前輪速度センサ54が、後輪WR には後輪速度センサ55がそれぞれ装着される。ところで、アクチュエータ5における電磁クラッチ7のオン・オフ作動、ならびにモータ8の回転方向および作動量は、電子制御ユニット52により制御されるものであり、この電子制御ユニット52には、荷重検知スイッチ381 ,382 、角度センサ51、前輪速度センサ54および後輪速度センサ55の検出値がそれぞれ入力される。
【0031】
次にこの参考例の作用について説明すると、第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R によるブレーキ操作入力が所定値以下の状態では、アクチュエータ5を作動させずに第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R により前輪ブレーキBF あるいは後輪ブレーキBR で制動力を得るようにするものであり、荷重検知スイッチ381 ,382 がスイッチング作動しないときには、電子制御ユニット52によりモータ8の作動が停止されるとともに、電磁クラッチ7がオフ状態すなわち第1サンギヤ171 の自由回転を許容する状態とされる。
【0032】
このような状態で、第1ブレーキレバー3F のみをブレーキ操作したときには、伝達ケーブル251 の牽引に伴う第1伝動レバー231 の回動によりマスタシリンダ26から液圧が出力され、その液圧が管路27を経て前輪ブレーキBF に作用することにより、前輪ブレーキBF で制動力が発揮されることになる。この際、第1伝動レバー231 から第1制御軸201 に回動動力が入力され、その動力がセクタギヤ481 から被動ギヤ491 すなわち第1遊星ギヤ機構61 の第1リングギヤ161 に与えられる。しかるに、モータ8が停止状態に在ることにより第2遊星ギヤ機構62 の第2サンギヤ172 は停止しており、また第2ブレーキレバー3R が非ブレーキ操作状態にあることに伴い第2遊星ギヤ機構62 の第2リングギヤ162 も停止しているので、回転軸14すなわち第1遊星キャリア191 が停止しており、第1リングギヤ161 の回転が第1遊星ギヤ181 で増速されて第1サンギヤ171 に伝達され、第1サンギヤ171 が空転することになる。
【0033】
またモータ8を停止するとともに電磁クラッチ7をオフ状態として、第2ブレーキレバー3R のみをブレーキ操作したときには、第2伝達系4R による機械的なブレーキ操作力伝達により後輪ブレーキBR で制動力が発揮されるとともに、第2伝動レバー232 から第2制御軸202 に回動動力が入力され、その動力がセクタギヤ482 から被動ギヤ492 すなわち第2遊星ギヤ機構62 の第2リングギヤ162 に与えられ、第2リングギヤ162 が回転せしめられる。このとき、第2遊星ギヤ機構62 の第2サンギヤ172 が停止しているので、第2遊星キャリア192 すなわち回転軸14が第2遊星ギヤ182 で減速されて回転するが、第1ブレーキレバー3F が非ブレーキ操作状態にあることに伴い第1遊星ギヤ機構61 の第1リングギヤ161 も停止しているので、第1遊星キャリア191 が第1遊星ギヤ181 によって第1サンギヤ171 を空転させながら回転することになる。
【0034】
このように、モータ8を停止するとともに電磁クラッチ7をオフ状態として、第1および第2ブレーキレバー3F ,3R の一方をブレーキ操作したときには、第1サンギヤ171 を空転させるだけであり、モータ8の回転フリクションによるブレーキ操作フィーリングの悪化を回避することができる。
【0035】
第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R によるブレーキ操作入力が所定値以上となったときには、アクチュエータ5を作動せしめて前輪ブレーキBF および後輪ブレーキBR を連動、作動させるようにするものであり、荷重検知スイッチ381 ,382 がスイッチング作動したときには、電子制御ユニット52によりモータ8が作動されるとともに、電磁クラッチ7がオン状態すなわち第1サンギヤ171 が制動される。
【0036】
ここで、第2ブレーキレバー3R を所定値以上の操作力でブレーキ操作したときを想定すると、図5で示すように、第2伝達系4R からの制動力増加方向への入力による第2リングギヤ162 の回転方向とは逆方向にモータ8が作動せしめられ、第2遊星ギヤ機構62 では第2サンギヤ172 が第2リングギヤ162 とは逆方向に回転し、第2リングギヤ162 および第2遊星キャリア192 間に生じる反力により第2リングギヤ162 がモータ8すなわち第2サンギヤ172 の回転方向とは逆方向で後輪ブレーキBR の制動力を増加する方向に回転する。
【0037】
一方、第1遊星ギヤ機構61 では、第1遊星キャリア191 が回転軸14を介して第2遊星キャリア192 と一体に回転するとともに第1サンギヤ171 が停止状態にあるので、図6で示すように、第1リングギヤ161 が第1遊星キャリア191 と同一方向、すなわち前輪ブレーキBF の制動力を増加する方向に回転する。
【0038】
次にアンチロックブレーキ制御を行うときには電磁クラッチ7をオン状態とするとともにモータ8を上記連動作動時とは逆方向に作動せしめる。そうすると、図7で示すように、第2遊星ギヤ機構62 では、第2リングギヤ162 および第2遊星キャリア192 間に生じる反力により、第2リングギヤ162 がモータ8すなわち第2サンギヤ172 の回転方向とは逆方向すなわち後輪ブレーキBR の制動力を減少する方向に回転し、後輪ブレーキBR の制動力が緩められる。また第1遊星ギヤ機構62 では、第1遊星キャリア191 が回転軸14を介して第2遊星キャリア192 と一体に回転するとともに第1サンギヤ171 が停止状態にあるので、図8で示すように、第1リングギヤ161 が第1遊星キャリア191 と同一方向、すなわち前輪ブレーキBF の制動力を減少する方向に回転し、前輪ブレーキBF の制動力が緩められる。
【0039】
しかも第1および第2伝達系4F ,4R において、アクチュエータ5と第1および第2ブレーキレバー3F ,3R との間には、減衰機構241 ,242 がそれぞれ介設されており、アンチロックブレーキ制御における制動力再増力時には、モータ8を非作動状態とすることによりそれらの減衰機構241 ,242 で蓄えられた反発力を利用することが可能となり、またアンチロックブレーキ制御実行中に第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R にアクチュエータ5側からの力が直接作用することを回避して、良好な操作フィーリングを得ることができる。
【0040】
このようにして、モータ8の作動および電磁クラッチ7のオン・オフ作動を電子制御ユニット52で制御することにより、前輪ブレーキBF および後輪ブレーキBR の連動およびアンチロック作動を可能とし、その制動力の配分は第1および第2遊星ギヤ機構61 ,62 におけるギヤ比を選択することによって、より広い範囲で適宜調整可能である。それによりアンチロックブレーキ作動の一括制御の問題点として考えられる制動力低下を緩和することが可能となる。この結果、アクチュエータ5および電子制御ユニット52を1チャンネルとして単純化し、コストおよび重量の大幅低減を可能とし、低コストであるスクータ等の車両への適用が容易となる。
【0041】
ところで、アクチュエータ5において、モータ8の作動時に第1サンギヤ171 を制動するための手段は、モータ8から第2遊星ギヤ機構62 により減速されて回転軸14に伝えられた動力を、第1遊星ギヤ機構61 で再び増速させた部分に配置されればよいので、モータ8の出力トルクよりもわずかに大きなトルクを発生可能なものであればよく、電磁クラッチ7等の小型かつ簡単な構造のものを用いることができる。
【0042】
また減衰機構241 ,242 は、該減衰機構241 ,242 および両ブレーキレバー3F ,3R 間にそれぞれ設けられる伝達ケーブル251 ,252 のアウターケーブル291 ,292 にばね33,34のばね力を作用させて該アウターケーブル291 ,292 を伸縮させるようした構造であり、ダンパケーシング31の小型化すなわち減衰機構241 ,242 の小型化を図ることが可能となる。しかも第1および第2ブレーキレバー3F ,3R と第1および第2伝動レバー231 ,232 との間は、単一のインナーケーブル301 ,302 で結ばれるものであるので、第1および第2ブレーキレバー3F ,3R と第1および第2伝動レバー231 ,232 との間での伝達ケーブル251 ,252 の遊び管理が容易であり、組付時およびメンテナンス時の作業能率を向上することができる。
【0043】
また減衰機構241 ,242 のダンパケーシング31は、アクチュエータ5のケーシング9に結合されるものであり、ダンパケーシング31を固定するための専用手段を設けることが不要となり、伝達ケーブル251 ,252 のインナーケーブル301 ,302 を各伝動レバー231 ,232 に直接連結可能として、アクチュエータ5および両ブレーキレバー3F ,3R 間のケーブル本数を低減し、ケーブル結合部を減少させることによりケーブル系のがたつきを抑えることが可能となる。
【0044】
さらに第1伝達系4F において、アクチュエータ5および前輪ブレーキBF 間では、マスタシリンダ26の発生液圧を管路27で伝えるようにしたので、操作力を機械式に伝達することがその伝達効率や転舵の制約等から困難である場合に有効であり、伝達系配設位置の制約を小さくすることができる。
【0045】
図9は本発明の施例を示すものであり、上記参考例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0046】
第2ブレーキレバー3R あるいは第1ブレーキレバー3F (図1参照)に一端がそれぞれ連結される伝達ケーブル252 あるいは251 の他端は減衰機構242 ′あるいは241 ′を介して伝動レバー232 あるいは伝動レバー231 に連結される。
【0047】
減衰機構242 ′は、ダンパケーシング31と、ダンパケーシング31内に軸方向相対移動可能に挿入される可動部材32と、アウターケーブル292 を圧縮する方向のばね力を発揮してダンパケーシング31および可動部材32間に介設されるばね33,34,53とを備える。
【0048】
ダンパケーシング31内には、可動部材32の鍔部32aに内方側から対向する鍔部35a′を一端に有する円筒状の摺動部材35′が摺動可能に嵌合される。而して可動部材32の鍔部32aとダンパケーシング31に支持される受け部材36との間に、その間を並列に接続し且つ互いに同心状に配置された一対のコイルばね33,34が縮設され、可動部材32の鍔部32aと摺動部材35′の鍔部35a′との間に皿ばねであるばね53が介設され、従って、その皿ばね53とコイルばね33,34とは直列に配置される。
【0049】
また減衰機構241 ′も、上記減衰機構242 ′と同様に構成される。
【0050】
この参考例によれば、ブレーキレバー3F ,3R 側からの入力ストロークに対して荷重検知スイッチ381 ,382 のオン領域での無効ストロークを小さくすることができる。すなわち、参考例で示した減衰機構241 ,242 では、荷重検知スイッチ381 ,382 にコイルばねであるばね33,34によって荷重が与えられるので、図10の点線で示すように、入力ストロークの小さいときの荷重変化が小さいため、減衰機構を用いないときを基準としたときの荷重ロスが比較的大きくなるのに対し、この施例によるときには、荷重検知スイッチ381 ,382 に皿ばねであるばね53によって荷重が与えられるので、図10の実線で示すように、入力ストロークの小さいときの荷重変化を大きくし、減衰機構を用いないときを基準としたときの荷重ロスを比較的小さくすることが可能となり、ブレーキ操作フィーリングに違和感を生じることがないように無効ストロークを小さくすることができる。
【0051】
本発明のさらに他の実施例として、アクチュエータおよび両車輪ブレーキBF ,BR 間の伝達系を、ケーブルにより機械的に力を伝達するように構成することも可能である。
【0052】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、伝達系は、ブレーキ操作部材およびアクチュエータに両端を連結させたインナーケーブルがアウターケーブル内に移動自在に挿通されて成る伝達ケーブルを備え、減衰機構は、半径方向内方に張出した鍔部を一端側に有した筒状に形成される固定のダンパケーシングと、一端がブレーキ操作部材側に固定されるアウターケーブルの他端が一端に固定されてダンパケーシング内に軸方向相対移動可能に挿入される筒状の可動部材と、アウターケーブルを圧縮する方向のばね力を各々発揮してダンパケーシング内で該ダンパケーシング可動部材間に互いに直列に介設されるコイルばね及び皿ばねと、それらコイルばね及び皿ばね間を仕切るようにダンパケーシング内に所定の摺動ストロークを以て摺動可能に嵌合されると共に一端が前記鍔部に係合する円筒状の摺動部材とで構成され、荷重検知スイッチが可動部材のダンパケーシングに対する軸方向相対移動を検出可能として該可動部材の一端に当接するので、ダンパケーシングの小型化すなわち減衰機構の小型化を図ることが可能となり、伝達ケーブルの遊び管理を容易として組付時およびメンテナンス時の作業能率を向上することができる。また前記可動部材の一端に当接する荷重検知スイッチにより、ブレーキ操作部材からのブレーキ操作入力が所定荷重範囲にある状態を検出可能である。また荷重検知スイッチに皿ばねによって荷重が与えられるようにすることで、ブレーキ操作部材側からの入力ストロークの小さいときの荷重変化を大きくし、減衰機構を用いないときを基準としたときの荷重ロスを比較的小さくすることが可能となり、ブレーキ操作フィーリングに違和感を生じることがないように無効ストロークを小さくすることができる。
【0054】
また特に請求項の発明によれば、ダンパケーシングおよび可動部材間に並列に介設される一対の前記コイルばねがダンパケーシング内に同心状に配置される。
【0055】
また特に請求項の発明によれば、前記荷重検知スイッチがダンパケーシングに固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例のブレーキ装置の構成図である。
【図2】 アクチュエータの縦断面図である。
【図3】 図2の3−3線断面図である。
【図4】 図2の4−4線断面図である。
【図5】 連動ブレーキ時の第2遊星ギヤ機構の作動状態を示す図である。
【図6】 連動ブレーキ時の第1遊星ギヤ機構の作動状態を示す図である。
【図7】 アンチロックブレーキ制御時の第2遊星ギヤ機構の作動状態を示す図である。
【図8】 アンチロックブレーキ制御時の第1遊星ギヤ機構の作動状態を示す図である。
【図9】 本発明の実施例の減衰機構の縦断面図である。
【図10】 参考例及び実施例の減衰機構の特性比較図である。
【符号の説明】
F ,3R ・・・ブレーキ操作部材としてのブレーキレバー
F ,4R ・・・伝達系
5・・・アクチュエータ
241 ,241 ′,242 ,242 ′・・・減衰機構
251 ,252 ・・・伝達ケーブル
291 ,292 ・・・アウターケーブル
301 ,302 ・・・インナーケーブル
31・・・ダンパケーシング
32・・・可動部材
33,34,53・・・ばね
35′・・・摺動部材
381 ,382 ・・・荷重検知スイッチ
53・・・・皿ばね
F ,BR ・・・車輪ブレーキ

Claims (3)

  1. ブレーキ操作部材(3F ,3R )の操作力を車輪ブレーキ(BF ,BR )に伝達可能な伝達系(4F ,4R )と、前記ブレーキ操作部材(3 F ,3 R )への操作荷重を検出する荷重検知スイッチ(38 1 ,38 2 )と、車輪ブレーキ(BF ,BR )のブレーキ力を増減可能として前記伝達系(4F ,4R )の中間部に介装され前記荷重検知スイッチ(38 1 ,38 2 )の検出結果に基づいて制御されるアクチュエータ(5)と、前記ブレーキ操作部材(3F ,3R )およびアクチュエータ(5)間で前記伝達系(4F ,4R )に介設される減衰機構(241 ,242 ;241 ′,242 ′)とを備える車両のブレーキ装置であって、
    前記伝達系(4F ,4R )は、前記ブレーキ操作部材(3F ,3R )およびアクチュエータ(5)に両端を連結させたインナーケーブル(301 ,302 )がアウターケーブル(291 ,292 )内に移動自在に挿通されて成る伝達ケーブル(251 ,252 )を備え、
    前記減衰機構(241 ,242 ;241 ′,242 ′)は、半径方向内方に張出した鍔部(31a)を一端側に有した筒状に形成される固定のダンパケーシング(31)と、一端が前記ブレーキ操作部材(3F ,3R )側に固定されるアウターケーブル(291 ,292 )の他端が一端に固定されて前記ダンパケーシング(31)内に軸方向相対移動可能に挿入される筒状の可動部材(32)と、前記アウターケーブル(291 ,292 )を圧縮する方向のばね力を各々発揮してダンパケーシング(31)内で該ダンパケーシング(31)可動部材(32)間に互いに直列に介設されるコイルばね(33,34)及び皿ばね(53)と、それらコイルばね(33,34)及び皿ばね(53)間を仕切るように前記ダンパケーシング(31)内に所定の摺動ストロークを以て摺動可能に嵌合されると共に一端が前記鍔部(31a)に係合する円筒状の摺動部材(35′)とで構成され
    前記荷重検知スイッチ(38 1 ,38 2 )は前記可動部材(32)の前記ダンパケーシング(31)に対する軸方向相対移動を検出可能として該可動部材(32)の一端に当接することを特徴とする、車両のブレーキ装置。
  2. 前記ダンパケーシング(31)および可動部材(32)間に並列に介設した一対の前記コイルばね(33,34)が前記ダンパケーシング(31)内に同心状に配置されることを特徴とする、請求項に記載の車両のブレーキ装置。
  3. 前記荷重検知スイッチ(381 ,382 )は前記ダンパケーシング(31)に固定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両のブレーキ装置。
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