JP3768108B2 - Ofdm受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はクロック周波数制御方式、FFT(Fast Fourie Transform)時間窓のタイミング制御方式およびそれに用いる送信装置と受信装置に係わり、特に直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Divisional Multiplexing)変調方式で変調されたデータ伝送装置の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動体向けディジタル伝送や、地上系ディジタルテレビジョン放送への応用に適した変調方式として、マルチパスフェージングやゴーストに強いという特徴のある直交周波数分割多重変調方式(以下、OFDM方式と称す)が注目を浴びている。 OFDM方式は、マルチキャリア変調方式の一種であって、互いに直交するn本(nは数十〜数百)の搬送波(キャリア)にそれぞれディジタル変調を施した伝送方式である。
上記したキャリアのディジタル変調方式としては、4相差動位相偏移変調方式(DQPSK:Differential Quadrature Phase Shift Keying)がよく用いられるが、16値直交振幅変調(16QAM:16 Quadrature Amplitude Modulation)や64QAMなどの多値変調方式を用いることも可能である。
OFDM信号は、図2に示す様に、上記搬送波が互いに直交関係を保つように加算され、OFDM時間軸波形が生成される。 この加算処理は、各キャリアに対しIFFT(Inverse Fast Fourie Transform)処理を行うことで実現できる。IFFT処理における処理単位、即ち、FFTサンプル数は、一般に1024あるいは8192等の2のべき乗の単位として用いられ、時間軸変換されたOFDM信号のサンプル数はFFTサンプル数と等しくなる。
OFDM信号の構成は、図3に示すように、上記IFFT処理後の時間軸波形である有効シンボルと、有効シンボルの一部を複写して有効シンボルの前に付加したガードインターバルからOFDMシンボルが構成される。
OFDM方式は、ガードインターバルを付加することで、ガードインターバル期間内の遅延時間の遅延波に対しては、そのシンボル間干渉による劣化を避けることが出来るため、マルチパスフェージングに対して、強い耐性を有することができる。
上記の処理により、送信装置において生成されたOFDM信号は、中間周波数(IF)帯域、高周波(RF)に周波数変換した後、送信される。
【0003】
受信装置においては、受信信号は、RF帯域、IF帯域を経て、ベースバンド帯域に周波数変換された後、A/D変換器にてサンプリングされる。
OFDM信号に対する復調処理は、得られた受信サンプル値系列に対し、送信装置と逆にFFT演算処理を施し、時間軸信号から周波数軸信号へと変換する。FFT演算処理は、得られた受信サンプル系列上に有効シンボル期間長の時間窓を設け、時間窓内に含まれるサンプル信号に対してFFT演算処理を施す。
この様にして得られた各キャリア毎の振幅、位相情報に基づいて、DQPSKや16QAM等の復調を行い、OFDM伝送を完了する。
このような、OFDM受信機の復調処理に関しては、映像情報メディア学会誌vol.53,No.11,pp1538〜1549(1999)に記載されている。
次に、受信装置においてOFDM信号を復調する際に必要となり、本発明に係わる二点の処理について説明する。
第一点目として、OFDM方式は各キャリア間の周波数間隔が狭いため、送受信装置間のキャリア周波数誤差や、復調系のサンプリングクロック周波数誤差によるキャリア間の干渉が生じ易く、それらの周波数の再生には、高い精度が要求される。 OFDM信号を正しく受信し続けるためには、サンプリングクロック周波数を送信信号のサンプリングクロック周波数に常に高精度に一致させ続けるというサンプリングクロック再生処理の必要がある。
第二点目として、FFT演算処理を行う際に受信サンプル系列上に設ける時間窓は、図4に示すようにガードインターバル期間内のマルチパスの影響を軽減するため、シンボル期間の終了時点に配置されるのが望ましい。 しかしながら、サンプリングクロック周波数誤差やマルチパス等によって、隣り合うシンボルの信号を含んだ位置にFFT窓を設けてしまった場合には、シンボル間干渉が発生してしまう。
OFDM信号によるシンボル間干渉は、ガウス雑音の混入としてみなされるため、結果的にC/N(キャリア対雑音比:Carrier/Noise)の劣化として現れ、符号誤り率の劣化が生じてしまう。 従って、受信サンプリング系列上からシンボルの遷移時点を高精度に検出し、FFT時間窓をシンボル間干渉が発生しないように設けるというFFT時間窓位置制御処理の必要がある。
【0004】
上記二点を解決するために、OFDM信号を複数の同期シンボル群と、それに続くデータシンボル群としてフレームを構成する。 この同期シンボルとして、例えば、無信号期間のヌルシンボルや、周波数をシンボル期間に渡って周波数帯域の下限から上限までスイープさせるスイープシンボル等がある。
上記サンプリングクロック再生処理、およびFFT時間窓位置制御処理を上記同期シンボルに基づいて行う方法は、特開平7−321762号公報に記載されており、この手段によりOFDM信号を精度良く復調することが出来る。
また、OFDM伝送はその方式上、マラソン中継等の移動体伝送に用いられることが多い。 屋外での伝送は、その地形に応じて送信機から直接到来する主波の他に、建物等から反射して遅延時間を伴って到来する反射波が存在するマルチパス通信路が形成される。 更に、移動体伝送においては、主波と反射波のレベルも時々刻々と変化するフェージング環境も発生することがある。 このようなマルチパスは伝送誤りを引き起こし易く、マラソン中継においては、伝送誤りにより画像のフリーズを引き起こしてしまうことがある。
中継の信頼性を上げるためには、伝搬路特性を観測し、伝搬路特性に基づいた伝送を行うことは非常に有効な手段となる。
伝搬路特性を観測する手段として最も良く用いられている方法に、主波や反射波のレベルと遅延時間を算出する遅延プロファイルがある。 これは、上記に示したスイープシンボルと受信サンプル系列との相互相関演算を施すことにより、精度良く遅延プロファイルを算出することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術におけるOFDM方式では、受信信号を精度良く復調するため、OFDM信号に同期シンボルを付加する必要があった。 しかし、同期シンボルを付加すると、その分の伝送効率を低下させてしまうという欠点が挙げられる。例えば、400シンボルに4シンボルの割合で同期シンボルを付加した場合は、伝送効率が1%低下してしまう。
また、同期シンボルを用いない場合に、遅延プロファイルを精度良く算出することは困難であり、遅延プロファイルが得られたとしても、近接した遅延時間のマルチパスを判別することは困難であった。
本発明は、これらの欠点を除去し、同期シンボルを持たないOFDM信号から受信サンプリングクロックを再生し、正確にシンボル遷移点を検出し、検出結果に基づいてFFT時間窓を設定できるOFDM受信装置を提供することを目的とする。 更に、同期シンボルを用いない場合においても、遅延プロファイルを高精度に算出することが可能なOFDM受信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、有効シンボル期間の一部に、当該有効シンボル期間の信号の一部が複写されたガードインターバル期間を有するOFDM信号を受信する受信装置において、当該受信信号をサンプリングした受信サンプル系列信号と当該受信サンプル系列信号を有効シンボル期間遅延した遅延信号との各サンプル毎の相互相関演算を施す相関演算手段と、得られた相関演算値系列信号をシンボル方向にフィルタリングする手段と、当該フィルタリングされた相関演算値系列信号から上記ガードインターバル位置を検出するガードインターバル位置検出手段を具備したOFDM受信装置である。
また、検出したガードインターバル位置に基づき高速フーリエ変換の時間窓の位置を制御する手段と、フィルタリングされた相関演算値系列信号に基づき受信サンプリングクロック周波数を送信装置のクロック周波数に同期するよう可変制御する手段を具備したOFDM受信装置である。
また、フィルタリングされた相関演算値系列信号に対し微分処理を行い、遅延プロファイルを生成する手段を具備したOFDM受信装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるディジタル伝送装置の受信装置について、図1に図示する実施形態により詳細に説明する。
図示しない送信装置から伝送路を経由して受信装置に到達したOFDM受信信号は、従来の技術と同様に、IF/BB変換部11にて中間周波数(IF)帯域の信号からベースバンド周波数帯域の信号に変換される。 IF/BB変換部11からの出力はA/D変換部12にてVCO1Bから供給される受信サンプリングクロックを用いてアナログ/ディジタル変換される。
OFDM受信信号から復調を行うためには、上記に述べたように、受信サンプリングクロック周波数の制御、及びFFT時間窓位置の制御を高精度に行う必要がある。
本発明はこれらの制御方式に係わるものであり、以下にこれらについて説明する。
A/D変換器12により得られた受信サンプル系列Sは、相関演算器14及び遅延回路13に入力され、遅延回路13の出力Dは相関演算器14のもう一方の入力端子に接続される。 遅延回路13では受信サンプル系列に対して有効シンボル期間の遅延、例えば、1024サンプリングクロックの遅延を行う。
相関演算器14では、図5に示すように受信サンプル系列Sと遅延した信号Dの各サンプル毎の相関演算を行う。 ここで、前述のように、OFDM信号は、有効シンボルの後端部(図5のa,b)を複写し、有効シンボルの前端部(図5のa',b')にガードインターバルとして付加した信号構成である。
そのため、図5に示す様に、有効シンボル期間遅延した遅延信号Dが、ガードインターバル期間の信号(a',b')である時、対応する受信サンプル値系列Sは遅延信号Dと同じ成分(a,b)となる。
従って、各サンプル毎の相関結果Cは、遅延信号Dがガードインターバルの信号(a',b')期間で相関係数は大きくなる。 そして、遅延信号Dがガードインターバル期間以外の信号期間では、受信サンプル値系列Sとは無相関な信号となるため、相関係数も小さくなる。
しかし、例えガードインターバル期間の信号であっても、OFDM信号の振幅分布はガウス分布に近い分布形態であるため、受信サンプル値系列Sの信号レベルが小さい時には相関値も小さくなり、1シンボルの相関演算で得られた相関値Cには、OFDM信号のレベルにより、ばらつきが存在してしまう。
【0008】
そこで、この相関値系列のレベルのばらつきを抑えるため、相関演算器14からの相関値系列信号Cをノイズ除去フィルタ15に入力し、ノイズ成分の除去を行う。
ノイズ除去フィルタ15は、例えば、(1/α)倍された相関値系列信号Cに、(1−1/α)倍された1シンボル遅延した相関値系列信号Cを巡回的にフィードバック加算する、周知のIIRフィルタである。 このノイズ除去フィルタ15により、相関演算器14からの相関系列出力Cをシンボル方向にフィルタリングを行い、即ち、1シンボル遅延した相関値系列信号Cを巡回的にフィードバック加算することにより、ノイズ成分を除去した相関値系列Fを出力する。
この様にして得られた相関値系列Fは、図5に示すようにガードインターバル期間のみ相関値レベルが大きくなる矩形波状の波形を形成する。
ノイズ除去フィルタ15からの出力Fは、シンボルタイミング検出器16に入力され、該シンボルタイミング検出器16で、相関値系列Fからガードインターバル位置を検出する。
この検出手段については、まず、入力された相関値系列Fに対して所定のしきい値を設け、相関値系列Fとこのしきい値との大小関係を比較する。
相関値系列がしきい値よりも大きなレベルである時は、その信号がガードインターバル信号であると判断し、その立ち上がり位置をガードインターバルの開始位置として検出する。
【0009】
しかし、ガードインターバル期間以外の信号であっても、稀にノイズ等の影響により相関値がしきい値より大きくなる場合がある。 このような時に、ガードインターバル位置が誤検出されることを防ぐため、正確にガードインターバル位置であるということを判断する手段が必要となる。
例えば、シンボルタイミング検出器16でガードインターバル期間を特定するための判断基準として、しきい値よりも大きな相関値信号の発生が、数シンボルに渡って安定して検出された場合、その位置がガードインターバル期間であると判断する。
また、シンボルタイミング検出器16に設けるしきい値の算出方法としては、例えば、相関値系列の平均値を算出し、その値の逓倍に設定する。 あるいは、受信サンプル値系列の平均値を算出し、その値の逓倍に設定することなどが挙げられる。
ガードインターバル信号の検出結果は、ガードインターバルの位置情報として得られ、シンボルタイミング検出器16では、この位置情報に基づいて、図6に示すように、シンボルカウンタ19にリセット信号RSを出力する。
シンボルカウンタ19は、リセットパルスRSに基づきカウンタ値をリセットし、VCO1Bから供給されるクロック単位でシンボル周期をカウントする。
シンボルカウンタ19からのシンボル同期タイミングSSTは、OFDM受信装置全体のタイミングを司り、FFT時間窓もシンボル同期タイミングに基づいて設定される。
シンボルタイミング検出器16では、一旦、リセットパルスRSが出力された (同期が取れた)後は、ガードインターバル位置を誤検出した時にシンボルカウンタ19がリセットされることを防ぐため、同期が外れるまでリセットパルスRSの出力は行わないように動作する。
更に、シンボルタイミング検出器16では、受信サンプリングクロック周波数を送信クロック周波数に同期させるように、VCO制御部1Aに制御信号を出力する機能も有している。
【0010】
以下に、シンボルタイミング検出器16において相関値系列Fから受信サンプリングクロック周波数の制御信号を算出する方法についての実施例を説明する。第一の実施例は、相関値系列Fから最大値を検出し、最大値位置を制御信号として算出するものである。
相関値系列Fではガードインターバル期間のレベルが大きくなるため、最大値を検出することで、ガードインターバル位置をガードインターバルのサンプル数以内の精度で検出することが出来る。
また、OFDM信号はランダム信号であるため、最大値として検出される位置もガードインターバル期間内でランダムな位置となる。 こうしてシンボル毎に最大値位置の検出を行い、前シンボルにて検出した最大値位置と、現在のシンボルにて算出した最大値位置との誤差をVCO1Bへの制御情報として出力する。ここで、送信装置と受信装置のクロック周波数が同期していれば、この最大値の位置誤差の平均値は0になるが、受信クロック周波数が送信のそれよりも高い場合には、平均値は負の値になり、低い場合には、逆に正の値となる。
従って、この最大値位置誤差をVCO1Bの制御情報とし、最大値位置誤差が0になるように制御を行えば、受信サンプリングクロック周波数を送信クロック周波数に同期させることが出来る。
【0011】
第二の実施例は、上記に示したしきい値より大きなレベルとなる相関値系列Fの両端のレベル差を制御信号として算出するものである。
上記に示したように、送信装置と受信装置のクロック周波数が同期していればガードインターバル期間内の相関値レベルの平均値は等しくなる。 しかしながら、受信クロック周波数が送信のそれよりも高い場合は、相関値系列Fの前端のサンプルに無相関となる信号成分が含まれるため、相関値レベルは小さくなる。逆に周波数が低い場合には、後端の相関値レベルが小さくなるため、これらのサンプルのレベルが等しくなるように制御することで、受信サンプリングクロック周波数制御が可能となる。
以上に示した実施例において、シンボルタイミング検出器16から出力される制御情報はVCO制御部1Aに入力される。
VCO制御部1Aでは制御情報に基づいてVCO1Bの周波数を制御する為、制御情報を周波数制御電圧に変換して出力する。
以上の処理により、受信サンプリングクロック周波数を送信クロック周波数に同期させることが可能となる。
【0012】
次に、遅延プロファイルの算出手段の実施例について説明する。
ノイズ除去フィルタ15の出力Fは、微分器17に入力される。 微分器17では、図7の(a)に示すような相関値系列Fに対し、1サンプル前の信号と現在のサンプル信号との差分を演算し、微分係数K(図7の(b))を算出する。
ここで、相関値系列信号がガードインターバル期間になると、急激に相関値レベルが大きくなるため、その時の微分係数Kは大きな値となる。
また、マルチパスが混入した時の相関値系列Fは、図8の(a)に示すように、主波によるガードインターバル信号の相関係数と反射波によるガードインターバル信号の相関係数とが合成された波形となり、その微分係数Kも主波と反射波の切り替わり時点で大きな値(図8の(b))を有する。
微分器17からの出力Kは比較器18に入力され、この微分係数Kから正の値を有する信号のみを抽出し、負の値を有する信号は、所定の値(例えば0)に変換して出力する。(図7、図8の(c))
この信号は主波と反射波の位置に、それぞれのレベルに応じた急峻なピークが存在するため、近接した遅延時間の反射波も区別することが可能となる。
以上の処理により遅延プロファイル波形を算出することで、伝搬路特性を正確に観測することが可能となる。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による受信装置では、同期シンボルが存在しないOFDM信号であっても、受信信号に対して相互相関演算を行うことで、ガードインターバル信号を高精度に検出することが出来、符号間干渉のないFFT時間窓を設けることが可能となる。
また、検出したガードインターバル信号から送信装置と受信装置とのクロック周波数誤差を検出し、受信クロック周波数を送信クロック周波数に同期させるように制御を行うことが可能となる。
更に、相関波形を微分処理することで、高精度な遅延プロファイルを提供することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受信装置の構成を示すブロック図
【図2】OFDM変調信号の信号形態を示す模式図
【図3】OFDMシンボル波形を示す模式図
【図4】FFT時間窓を示す模式図
【図5】本発明の相関演算処理状況を説明するための模式図
【図6】本発明のシンボル同期状況を説明するためのタイミングチャート
【図7】本発明のマルチパスが混入していない場合の遅延プロファイルを示す模式図
【図8】本発明のマルチパスが混入した場合の遅延プロファイルを示す模式図
【符号の説明】
11:IF/BB変換器、12:A/D変換器、13:遅延回路、14:相関演算器、15ノイズ除去フィルタ、16:シンボルタイミング検出器、17:微分器、18比較器、19:シンボルカウンタ、1A:VCO制御部、1B:VCO、1C:FFT演算部、1D:復調部
Claims (2)
- 有効シンボル期間の一部に、当該有効シンボル期間の信号の一部が複写されたガードインターバル期間を有する直交周波数分割多重変調信号(以下、OFDM信号と称す)を受信する受信装置において、当該受信信号をサンプリングした受信サンプル系列信号と当該受信サンプル系列信号を有効シンボル期間遅延した遅延信号との各サンプル毎の相互相関演算を施す相関演算手段と、得られた各サンプル毎の相関演算値系列信号をシンボル方向にフィルタリングする手段と、当該フィルタリングされた各サンプル毎の相関演算値系列信号から上記ガードインターバル位置を検出するガードインターバル位置検出手段と、上記検出したガードインターバル位置に基づき高速フーリエ変換の時間窓の位置を制御する手段と、上記フィルタリングされた相関演算値系列信号に基づき受信サンプリングクロック周波数を送信装置のクロック周波数に同期するよう可変制御する手段を具備したことを特徴とするOFDM受信装置。
- 請求項1において、上記フィルタリングされた各サンプル毎の相関演算値系列信号に対して微分処理を行い遅延プロファイルを生成する手段を具備したことを特徴とするOFDM受信装置。
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