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JP3767874B2 - 油圧ショベルの制御装置及び制御方法 - Google Patents

油圧ショベルの制御装置及び制御方法 Download PDF

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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として油圧ショベルなど建設機械,作業車両の制御装置及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、バックホー油圧ショベルが水平均し作業を行っている場合の一姿勢を示す側面図である。図において、1は油圧ショベルの下部走行体、2は下部走行体1の上部に連接した上部旋回体、3は上部旋回体2の前部に装着した作業アタッチメント、4は作業アタッチメント3のブーム、5はアーム、6はバケット、7はバケット6先端部に取付けている爪、8はブームシリンダ、9はアームシリンダ、10はバケットシリンダである。図9に示すように油圧ショベルでは、上部旋回体2にブーム4、アーム5、バケット6をそれぞれ回動自在に順次連結し、前記ブーム4,アーム5,バケット6をそれぞれブーム用シリンダ8,アーム用シリンダ9,バケット用シリンダ10で駆動するようにしている。また図10は、図9における油圧ショベルが荷つり作業を行っている場合の一姿勢を示す側面図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示す油圧ショベルのブーム(4)上げ(ブーム4の回動方向は矢印イの方向)とアーム(5)引き(アーム5の回動方向は矢印ロの方向)の同時操作をして、いわゆる水平引き操作を行うときには、ブーム4とアーム5とがリンクモーションをおこすが、アーム5を遠方まで伸ばした状態からアーム引き操作をすると、ブーム上げに対してアーム引き操作が早いので、バケット6の爪(7)先が地面(G.L.)に向かって比較的速い速度で降下する。そのために前記爪(7)先が地面に突き刺さったり、食い込んだりする不具合をおこすことが多い。また図10に示すように油圧ショベルがアーム5を遠方まで伸ばした状態でつり荷を行っているとき、つり荷11を下ろすためにアーム(5)引き操作をすると、アーム5が比較的速い速度で下方に向かって回動し、つり荷11が揺れたり又は振れたりするので、具合が悪かった。本発明は、アームを遠方まで伸ばした状態のときはアーム用操作レバーの操作に対してアーム引き速度を小さくし、アームが手前に来るにつれてアーム速度を速めるようにすることで、遠方の水平引きやつり荷作業性を容易にし、且つ手前方向の動作のキレを良くするようにした油圧ショベルの油圧回路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上部旋回体に作業アタッチメントを連接した油圧ショベルにおいて、作業アタッチメント姿勢検出手段と、作業アタッチメント操作手段と、前記作業アタッチメント姿勢検出手段からの姿勢検出信号及び前記作業アタッチメント操作手段からの操作信号とが入力される演算手段と、前記演算手段からの出力信号により前記作業アタッチメントの移動速度を制御する制御手段を有し、前記演算手段は、前記姿勢検出信号が作業アタッチメントの所定位置と上部旋回体との距離が大であることを示すほど、前記操作信号に対応する前記作業アタッチメントの移動速度を小にする前記出力信号を出力するようにした。そして前記の場合における制御方法として、前記作業アタッチメント姿勢検出手段は前記油圧ショベルの上部旋回体に回動自在に順次連接されたブーム、アーム、作業工具の内、アームの先端位置を検出するアーム位置検出手段であり、前記作業アタッチメント操作手段は前記アームを駆動するアーム操作手段であり、前記アームの先端位置が前記上部旋回体から離れた位置にあるほど、前記アーム操作手段のアーム引き操作に基づく操作信号に対応した前記アームの先端位置の移動速度が低速となるようにし、或いはまた前記作業アタッチメント姿勢検出手段は前記油圧ショベルの上部旋回体に回動自在に順次連接されたブーム、アーム、作業工具の内、ブーム及びアームの姿勢を検出するそれぞれブーム姿勢検出手段及びアーム姿勢検出手段であり、前記作業アタッチメント操作手段は前記ブーム及びアームを駆動するそれぞれブーム操作手段及びアーム操作手段であり、前記アームの先端位置が前記上部旋回体から離れた位置にあるほど、前記ブーム操作手段及び前記アーム操作手段による前記アーム先端が前記上部旋回体に近づく方向への操作に基づく操作信号に対応した前記アームの先端位置の移動操作が低速となるようにする。
【0005】
そして前記アーム操作手段のアーム引き操作に基づく操作信号に対応した前記アームの先端位置の移動速度が低速となるようにするために、前記アーム位置検出手段と、前記アーム操作手段と、前記アームを駆動するアームシリンダと、前記アームシリンダの作動を制御するアームコントロール弁と、前記アームシリンダに前記アームコントロール弁を介して圧油を供給する油圧ポンプと、前記アーム引き操作時に前記アームシリンダロッド側油室からの戻り油をアームシリンダヘッド側油室へ再生させる再生用通路を備えた前記制御手段である再生弁とを有し、前記再生弁は前記演算手段からの前記出力信号に基づいてそのメータアウト開口を変化させるようにした。或いはまた前記アーム位置検出手段と、前記アーム操作手段と、前記アームを駆動するアームシリンダと、前記アームシリンダの作動を制御するアームコントロール弁と、前記アームシリンダに前記アームコントロール弁を介して圧油を供給する油圧ポンプと、前記アームの引き操作時に前記アームシリンダロッド側油室からの戻り油をアームシリンダヘッド側油室へ再生させる再生用通路を備えた前記制御手段である再生弁とを有し、前記再生弁は前記演算手段からの前記出力信号に基づいて前記再生用通路を絞る再生圧油絞り部を有するようにした。或いはまた前記アーム位置検出手段と、前記アーム操作手段と、前記アームを駆動するアームシリンダと、前記アームシリンダの作動を制御するアームコントロール弁と、前記アームシリンダに前記アームコントロール弁を介して圧油を供給する油圧ポンプと、前記アームの引き操作時に前記アームシリンダロッド側油室をタンクへ連通する通路と前記アームシリンダロッド側油室を絞りを介して前記タンクへ連通する通路とを備えた前記制御手段であるメータアウト弁を有し、前記メータアウト弁は前記演算手段からの前記出力信号に基づいてそのメータアウト開口を変化させるようにした。
【0006】
また本発明では、前記アーム位置検出手段と、前記アーム操作手段と、前記アームを駆動するアームシリンダと、前記アームシリンダの作動を制御する前記制御手段であるアームコントロール弁と、前記アームシリンダに前記アームコントロール弁を介して圧油を供給する油圧ポンプとを有し、前記アームコントロール弁は前記演算手段からの前記出力信号に基づいて前記油圧ポンプから前記アームシリンダに供給する圧油流量を変化させるようにした。そして前記の場合、前記演算手段からの出力信号に基づいて前記油圧ポンプの吐出流量を変化させるポンプ吐出流量調整手段を有するようにした。
【0007】
本発明では、上部旋回体に連接した作業アタッチメントの内、ブーム及びアームの姿勢を検出するそれぞれブーム位置検出手段及びアーム位置検出手段を設け、前記ブーム位置検出手段、アーム位置検出手段からの信号をコントローラに入力するようにし、また前記アームの側面視中心線と、ブームの側面視中心線とが略鉛直状態角度位置となる付近より前記アームが遠方側にあるときには、アームコントロール弁のメータアウト開口をアーム操作手段の操作に対して緩く設定し、また前記アームが前記鉛直状態角度位置付近より手前側に来るにつれて比較的急な制御ゲインに設定するようにし、また前記アームが前記鉛直状態角度位置付近より遠方側にあるときには油圧ポンプの吐出量を前記アームの速度に比例した少ない量に制限し、前記アームが手前側に来るにつれて増大するようにした。それにより、前記アームを遠方まで伸ばした状態のときはアーム用操作レバーの操作に対してアーム引き速度を小さくし、アームが手前に来るにつれてアーム速度を速めるようにすることで、遠方の水平引きやつり荷作業性を容易にし、且つ手前方向の動作のキレを良くすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の制御装置を装備した油圧ショベルが水平引き作業を行っている状態を示す側面図である。図において1’は油圧ショベルの下部走行体、2’は下部走行体1’の上部に連結した上部旋回体、3’は上部旋回体2’の前部に装着した作業アタッチメント、4’は作業アタッチメント3’のブーム、5’はアーム、6’は作業工具であるバケット、7’はバケット6’先端部に取付けている爪、8’はブームシリンダ、9’はアームシリンダ、10’はバケットシリンダ、12はブーム4’基端部を上部旋回体2’に結合しているピン、13はアーム5’基部をブーム4’先端部に結合しているピン、14はバケット6’基部をアーム5’先端部に結合しているピン、51はブーム4’の上部旋回体2’に対する角度位置を検出する角度センサ、31はアーム5’のブーム4’に対する角度位置を検出する角度センサである。なおピン13軸心とピン12軸心とを結ぶ直線(0−0’)がブーム4’の側面視中心線、ピン14軸心とピン13軸心とを結ぶ直線(P−P’)がアーム5’の側面視中心線、前記側面視中心線0−0’に対して側面視中心線P−P’がなす角度θがアーム5’のブーム4’に対する回動角度である。
【0009】
図2は、本発明の第1実施形態の制御装置を示す要部回路図である。図において、15はアームシリンダ9’を制御する方向切換弁であるアームコントロール弁、16L,16Rはアームコントロール弁15の左右のパイロットポート(16Rはアーム引き操作側パイロットポートである)、17はアームコントロール弁15の図示していないメインスプールであるアームスプール、18はアームシリンダ9’のボトム側油室19に対する再生用通路20をそなえた再生弁、21は再生弁18の再生スプール、23はアーム操作手段であるアーム用油圧リモコン弁、24はアーム用油圧リモコン弁23のアーム用操作レバー、25はメイン圧油を吐出する可変容量型の油圧ポンプ、26は油圧ポンプ25のレギュレータ、27はパイロット油圧源であるパイロットポンプ、28,29はそれぞれ電油変換器である電磁比例減圧弁、30は油タンク、32はアーム用操作レバー24のアーム引き操作を検出するためにアーム用油圧リモコン弁23のアーム引き操作側パイロット管路33に設けられた圧力センサ、34はコントローラである。なお符号a−aは、パイロット管路の接続を示す。
【0010】
次に、本発明の第1実施形態の制御装置の構成及び制御方法を図1及び図2について述べる。本第1実施形態では、ブーム4’に対してアーム5’の先端位置を検出するアーム位置検出手段として角度センサ31をピン13結合部に設け、前記角度センサ31からの信号をコントローラ34に入力するようにしている。またアームコントロール弁15のアーム引き操作時戻り油出口ポート35と、油タンク30とを連通する管路に、アーム用シリンダ9’のボトム側油室19(アーム引き操作時の負荷側油室である)に対する再生用通路20をそなえた再生弁18を介設し、また前記再生弁18のパイロットポート21と、前記コントローラ34との間に電磁比例減圧弁29を介設している。そして前記アーム5’の側面視中心線P−P’が前記ブーム4’の側面視中心線0−0’と略鉛直状態(図1における角度θが略90°をなす状態)になる角度位置付近より遠方側にあるときには前記再生弁18の再生スプール22のメータアウト開口(アームシリンダ9’の伸長作動によってアーム引きが行われるときロッド側油室36から油タンク30へ戻される戻り油を通すために再生スプール22が開く流路の開口面積)を前記アーム用操作レバー24の操作に対して小さく設定し、また前記アーム5’が前記鉛直状態角度位置付近より手前側に来るにつれて比較的大きくなるように設定した。
【0011】
また油圧ポンプ25のポンプ流量を制御するレギュレータ26と、コントローラ34との間に電磁比例減圧弁28を介設し、前記コントローラ34からの指令信号を前記電磁比例減圧弁28のソレノイド37に対して出力するようにし、前記アーム5’が前記鉛直状態角度位置付近より遠方側にあるときには前記油圧ポンプ25の吐出量を前記アーム5’の回動速度に比例した少ない量に制限し、前記アーム5’が手前側に来るにつれて増大するようにした。
【0012】
本第1実施形態の制御装置を具備した油圧ショベルでは、まずアーム5’を図1に示すように遠方まで伸ばした状態(図1に示すようにアーム5’の回動角度θは小さい)から、アーム用操作レバー24(図2に示す)のアーム引き操作(矢印ハの方向に操作)を開始すると、アーム用油圧リモコン弁23から導出されるパイロット二次圧を圧力センサ32が検出してその信号がコントローラ34に入力されるとともに、ブーム4’に対するアーム5’の回動角度θを角度センサ31が検出してその信号がコントローラ34に入力される。それとともに、前記パイロット二次圧は管路33を通じてアームコントロール弁15のパイロットポート16Rに作用する。またそれと同時にコントローラ34は前記圧力センサ32及び角度センサ31からの信号に基づき判断し、電磁比例減圧弁29を介し再生弁18のパイロットポート21に指令信号を出力する。アームコントロール弁15は、中立位置よりアーム引き位置ニへ切換作動を始める。なお図3は、ブーム4’に対するアーム5’の回動角度θと、電磁比例減圧弁29から導出され再生弁18のパイロットポート21に作用するパイロット圧PiAとの関係を示す図表である。図3に示すように前記パイロット圧PiAは、アーム5’が鉛直状態角度位置付近(以下、鉛直状態付近という)まで回動されないときには前記パイロット圧PiAが減圧されないので、再生弁18は絞り部38付通路位置へに切換わる。アームコントロール弁15のアーム引き操作時戻り油出口ポート35からの戻り油が、管路39を経て、前記絞り部38付通路位置へでメータアウト開口が絞られた状態となる。一方、前記の状態の場合それと同時に、コントローラ34から電磁比例減圧弁28を介して油圧ポンプ25のレギュレータ26に指令信号が出力される。この場合アーム5’が前記鉛直状態付近より遠方側にあるときには前記油圧ポンプ25の吐出量は、アーム5’の回動速度に比例した少ない量に制限される。したがって前記アーム5’を遠方まで伸ばした状態から、ブーム上げとアーム引きのいわゆる水平引きを開始した時点には、アーム用操作レバー24の操作に応じてアーム引き速度を小さくして、バケット6’の爪7’先が地面に食い込むのを防止することができる。そしてアーム5’がブーム4’に対して鉛直状態付近より手前側に来たときには、前記コントローラ34からの指令信号により、電磁比例減圧弁29,28を介して、前記再生弁18は再生用通路20付位置ホに切換わり、また油圧ポンプ25のレギュレータ26は吐出量増大側へ作動する。アームコントロール弁15のアーム引き操作時戻り油出口ポート35から排出される戻り油は管路39、再生弁18のホ位置を通じて油タンク30へ向けて送油されるが前記戻り油の一部は、前記ホ位置内の再生用通路20を通り、管路40、チェック弁41、管路42、アームコントロール弁15のニ位置、管路43を経て、アームシリンダ9’のボトム側油室19へ再生供給される。なお図4は、アーム用操作レバー24のアーム引き操作時にアーム油圧リモコン弁23より導出されるパイロット二次圧PiBと、油圧ポンプ25の吐出量Qとの関係を示す図表である。したがってアーム5’が手前に来るにつれてアーム速度が速められ、手前方向の動作のキレを良くすることができる。
【0013】
なお、前記第2実施形態の制御装置ではコントローラ34からの指令信号により再生弁18のメータアウト開口を制御するようにしているが、再生弁18のメータアウトでなく、再生用通路20そのものをアーム5’の角度位置に応じて可変自在(図示していない)に制御することも可能である。またアーム位置検出手段として角度センサ31を用いているが、角度センサに限らず、アームシリンダ9’に対し例えばストロークセンサ(図示していない)などを設けるようにしてもよい。
【0014】
次に図5は、本発明の第2実施形態の制御装置を示す要部回路図である。図において、図2に示す第1実施形態の制御装置と同一構成要素を使用しているものに対しては同符号を付す。15’はアームシリンダ9’を制御するアームコントロール弁、16’L,16’Rはアームコントロール弁15’の左右のパイロットポート(16’Rはアーム引き操作側パイロットポートである)、17’はアームコントロール弁15’の図示していないメインスプールであるアームスプール、44は絞り部45付通路をそなえたメータアウト弁、46はメータアウト弁44のパイロットポートである。図5に示す第2実施形態の制御装置の構成が第1実施形態の場合と異なる点は、図2における再生弁18の代りにメータアウト弁44を設けた点である。
【0015】
図5に示す第2実施形態の制御装置を具備した油圧ショベルでは、まずアーム5’を遠方まで伸ばした状態から、アーム用操作レバー24のアーム引き操作(矢印ハの方向に操作)を開始すると、アーム用油圧リモコン弁23から導出されるパイロット二次圧を圧力センサ32が検出してその信号がコントローラ34に入力されるとともに、ブーム4’に対するアーム5’の回動角度(図1に示す角度θ)を角度センサ31が検出してその信号がコントローラ34に入力される。それとともに、前記パイロット二次圧は管路33を通じてアームコントロール弁15’のパイロットポート16’Rに作用する。またそれと同時にコントローラ34は前記圧力センサ32及び角度センサ31からの信号に基づき判断し、電磁比例減圧弁29を介しメータアウト弁44のパイロットポート46に指令信号を出力する。アームコントロール弁15’は、中立位置よりアーム引き位置ニ’へ切換作動を始める。なお図6は、ブーム4’に対するアーム5’の回動角度θと、電磁比例減圧弁29から導出されメータアウト弁44のパイロットポート46に作用するパイロットPiA’との関係を示す図表である。アーム5’が鉛直状態まで回動されないときには、前記電磁比例減圧弁29から導出されるパイロット圧PiA’は減圧されない。メータアウト弁44は、絞り部45付位置トに切換わる。それと同時に前記第1実施形態の制御装置の場合と同様に、コントローラ34から電磁比例減圧弁28を介して油圧ポンプ25のレギュレータ26に指令信号が出力信号される。したがってアームコントロール弁15’のアーム引き操作時戻り油出口ポート35からの戻り油が、管路39を経て、メータアウト弁44の絞り部45付通路位置トでメータアウト開口が絞られた状態となる。そしてアーム5’がブーム4’に対して鉛直状態付近より手前側に来たときには、前記コントローラ34からの指令信号により、電磁比例減圧弁29,28を介して、メータアウト弁44は開通位置チに切換わり、また油圧ポンプ25のレギュレータ26は吐出量増大側へ作動する。アームコントロール弁15’のアーム引き操作時戻り油出口ポート35’から排出される戻り油は管路39、メータアウト弁44のチ位置を経て、すべて油タンク30に戻される。すなわち前記アーム5’を遠方まで伸ばした状態から、ブーム上げとアーム引きのいわゆる水平引きを開始した時点には、アーム用操作レバー24の操作に対してアーム引き速度を小さくして、バケット6’の爪7’先が地面に食い込むのを防止することができる。そしてアーム5’が手前に来るにつれてアーム速度が速められ、手前方向の動作のキレを良くすることができる。したがってこの第2実施形態の制御装置の作用としては、前記第1実施形態の場合と同様である。
【0016】
次に図7は、本発明の第3実施形態の制御装置を示す要部回路図である。図において、図2に示す第1実施形態の制御装置と同一構成要素を使用しているものに対しては同符号を付す。47はアームシリンダ9’を制御するアームコントロール弁、48L,48Rはアームコントロール弁47の左右のパイロットポート(48Rはアーム引き操作側パイロットポートである)、49はアームコントロール弁47の図示していないメインスプールであるアームスプール、29’は電磁比例減圧弁、50は電磁比例減圧弁29’のソレノイドである。図7に示す第3実施形態の制御装置の構成が第1実施形態の場合と異なる点は、図2における再生弁18を設けないで、アームコントロール弁47のアーム引き操作側パイロットポート48Rと、コントローラ34との間に電磁比例減圧弁29’を介設した点である。
【0017】
図7に示す第3実施形態の制御装置を具備した油圧ショベルでは、まずアーム5’を遠方まで伸ばした状態から、アーム用操作レバー24のアーム引き操作(矢印ハの方向に操作)を開始すると、アーム用油圧リモコン弁23から導出されるパイロット二次圧を圧力センサ32が検出してその信号がコントローラ34に入力されるとともに、ブーム4’に対するアーム5’の回動角度(図1に示す角度θ)を角度センサ31が検出してその信号がコントローラ34に入力される。コントローラ34は前記圧力センサ32及び角度センサ31からの信号に基づき判断し、それぞれ電磁比例減圧弁28,29’を介して、油圧ポンプ25のレギュレータ26と、アームコントロール弁47のパイロットポート48に対し指令信号を出力する。なお図8は、アーム用操作レバー24のアーム引き操作時にアーム用油圧リモコン弁23より導出されるパイロット二次圧PiBと、電磁比例減圧29’より導出されアームコントロール弁47のパイロットポート48に作用するパイロット圧PiCとの関係を示す図表である。すなわちアームコントロール弁47のアームスプール49ストロークは、前記電磁比例減圧弁29’によって制御される。それとともに油圧ポンプ25のレギュレータ26は、電磁比例減圧弁28から導出されるパイロット圧によって作動される。したがってアーム5’を遠方まで伸ばした状態から、ブーム上げとアーム引きのいわゆる水平引きを開始した時点には、アーム用操作レバー24の操作に対してアーム引き速度を小さくして、バケット6’の爪7’先が地面に食い込むのを防止することができるし、しかもアーム5’が手前に来るにつれてアーム速度が速められ、手前方向の動作のキレを良くすることができる。この第3実施形態の制御装置の作用としては、前記第1実施形態の場合と同様である。
【0018】
【発明の効果】
本発明の油圧ショベルの制御装置及び制御方法では、上部旋回体に連接した作業アタッチメントの内、ブーム及びアームの姿勢を検出するそれぞれブーム位置検出手段及びアーム位置検出手段を設け、前記ブーム位置検出手段,アーム位置検出手段からの信号をコントローラに入力するようにし、また前記アームの側面視中心線と、ブームの側面視中心線とが略鉛直状態角度位置となる付近より前記アームが遠方側にあるときには、アームコントロール弁のメータアウト開口をアーム操作手段の操作に対して緩く設定し、また前記アームが前記鉛直状態角度位置付近より手前側に来るにつれて比較的急な制御ゲインに設定するようにし、また前記アームが前記鉛直状態角度位置付近より遠方側にあるときには油圧ポンプの吐出量を前記アームの速度に比例した少ない量に制限し、前記アームが手前側に来るにつれて増大するようにした。それにより、前記アームを遠方まで伸ばした状態のときはアーム用操作レバーの操作に対してアーム引き速度を小さくし、アームが手前に来るにつれてアーム速度を速めるようにすることができる。したがってオペレータが過度の神経を使わなくても遠方の水平引きやつり荷作業性を容易に行うことができるとともに、手前方向に操作するアーム動作のキレを良くし、十分な作業性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置を装備した油圧ショベルが水平引き作業を行っている状態を示す側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の制御装置を示す要部回路図である。
【図3】本発明におけるブームに対するアームの回動角度θと再生弁に作用するパイロット圧PiAとの関係を示す図表である。
【図4】本発明におけるアーム用油圧リモコン弁より導出されるパイロット二次圧PiBと油圧ポンプの吐出量Qとの関係を示す図表である。
【図5】本発明の第2実施形態の制御装置を示す要部回路図である。
【図6】本発明におけるブームに対するアームの回動角度θとメータアウト弁に作用するパイロット圧PiA’との関係を示す図表である。
【図7】本発明の第3実施形態の制御装置を示す要部回路図である。
【図8】アーム用油圧リモコン弁より導出されるパイロット二次圧PiBとアームコントロール弁に作用するパイロット圧PiCとの関係を示す図表である。
【図9】油圧ショベルが水平均し作業を行っている場合の一姿勢を示す側面図である。
【図10】図9における油圧ショベルが荷つり作業を行っている場合の一姿勢を示す側面図である。
【符号の説明】
4,4’ ブーム
5,5’ アーム
9,9’ アームシリンダ
15,15’,47 アームコントロール弁
18 再生弁
20 再生用通路
23 アーム用油圧リモコン弁
24 アーム用操作レバー
25 油圧ポンプ
26 レギュレータ
28,29,29’ 電磁比例減圧弁
31,51 角度センサ
32 圧力センサ
34 コントローラ
35,35’ アーム引き操作時戻り油出口ポート
44 メータアウト弁

Claims (8)

  1. 上部旋回体に作業アタッチメントを連接した油圧ショベルにおいて、作業アタッチメント姿勢検出手段と、作業アタッチメント操作手段と、前記作業アタッチメント姿勢検出手段からの姿勢検出信号及び前記作業アタッチメント操作手段からの操作信号とが入力される演算手段と、前記演算手段からの出力信号により前記作業アタッチメントの移動速度を制御する制御手段を有し、前記演算手段は、前記姿勢検出信号が前記作業アタッチメントの所定位置と上部旋回体との距離が大であることを示すほど、前記操作信号に対応する前記作業アタッチメントの移動速度を小にする前記出力信号を出力することを特徴とする請求項1記載の油圧ショベルの制御装置。
  2. 前記作業アタッチメント姿勢検出手段は前記油圧ショベルの上部旋回体に回動自在に順次連接されたブーム、アーム、作業工具の内、アームの先端位置を検出するアーム位置検出手段であり、前記作業アタッチメント操作手段は前記アームを駆動するアーム操作手段であり、前記アームの先端位置が前記上部旋回体から離れた位置にあるほど、前記アーム操作手段のアーム引き操作に基づく操作信号に対応した前記アームの先端位置の移動速度が低速となるようにしたことを特徴とする油圧ショベルの制御方法。
  3. 前記作業アタッチメント姿勢検出手段は前記油圧ショベルの上部旋回体に回動自在に順次連接されたブーム、アーム、作業工具の内、ブーム及びアームの姿勢を検出するそれぞれブーム姿勢検出手段及びアーム姿勢検出手段であり、前記作業アタッチメント操作手段は前記ブーム及びアームを駆動するそれぞれブーム操作手段及びアーム操作手段であり、前記アームの先端位置が前記上部旋回体から離れた位置にあるほど、前記ブーム操作手段及び前記アーム操作手段による前記アーム先端が前記上部旋回体に近づく方向への操作に基づく操作信号に対応した前記アームの先端位置の移動速度が低速となるようにしたことを特徴とする油圧ショベルの制御方法。
  4. 前記アーム位置検出手段と、前記アーム操作手段と、前記アームを駆動するアームシリンダと、前記アームシリンダの作動を制御するアームコントロール弁と、前記アームシリンダに前記アームコントロール弁を介して圧油を供給する油圧ポンプと、前記アームの引き操作時に前記アームシリンダロッド側油室からの戻り油をアームシリンダヘッド側油室へ再生させる再生用通路を備えた前記制御手段である再生弁とを有し、前記再生弁は前記演算手段からの前記出力信号に基づいてそのメータアウト開口を変化させる事を特徴とする請求項1乃至2記載の油圧ショベルの制御装置。
  5. 前記アーム位置検出手段と、前記アーム操作手段と、前記アームを駆動するアームシリンダと、前記アームシリンダの作動を制御するアームコントロール弁と、前記アームシリンダに前記アームコントロール弁を介して圧油を供給する油圧ポンプと、前記アームの引き操作時に前記アームシリンダロッド側油室からの戻り油をアームシリンダヘッド側油室へ再生させる再生用通路を備えた前記制御手段である再生弁とを有し、前記再生弁は前記演算手段からの前記出力信号に基づいて前記再生用通路を絞る再生圧油絞り部を有する事を特徴とする請求項1乃至2記載の油圧ショベルの制御装置。
  6. 前記アーム位置検出手段と、前記アーム操作手段と、前記アームを駆動するアームシリンダと、前記アームシリンダの作動を制御するアームコントロール弁と、前記アームシリンダに前記アームコントロール弁を介して圧油を供給する油圧ポンプと、前記アーム引き操作時に前記アームシリンダロッド側油室をタンクへ連通する通路と前記アームシリンダロッド側油室を絞りを介して前記タンクへ連通する通路とを備えた前記制御手段であるメータアウト弁を有し、前記メータアウト弁は前記演算手段からの前記出力信号に基づいてそのメータアウト開口を変化させる事を特徴とする請求項1乃至2記載の油圧ショベルの制御装置。
  7. 前記アーム位置検出手段と、前記アーム操作手段と、前記アームを駆動するアームシリンダと、前記アームシリンダの作動を制御する前記制御手段であるアームコントロール弁と、前記アームシリンダに前記アームコントロール弁を介して圧油を供給する油圧ポンプとを有し、前記アームコントロール弁は前記演算手段からの前記出力信号に基づいて前記油圧ポンプから前記アームシリンダに供給する圧油流量を変化させる事を特徴とする請求項1乃至2記載の油圧ショベルの制御装置。
  8. 前記演算手段からの出力信号に基づいて前記油圧ポンプの吐出流量を変化させるポンプ吐出流量調整手段を有することを特徴とする請求項1乃至7記載の油圧ショベルの制御装置。
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