JP3765350B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、バイポーラトランジスタおよびMOSトランジスタで構成され、正のCMOSレベルをLCMLレベル(Low level Current Mode Logic レベル、例えば、0V〜0.3V)やECLレベル(Emitter Coupled Logic レベル、例えば−0.9V〜−1.7V)に変換するレベル変換回路としての半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、正のCMOSレベルを負のLCMLレベルに変換する従来のレベル変換回路を示す回路図であり、図において、VDDは正の電源電圧、VEEは負の電源電圧、GNDは接地電位、1は正のCMOSレベル(例えば、ハイ(H)レベルは正の電源電圧、ロウ(L)レベルは接地電位)を入力する入力端子、2は負のLCMLレベル(例えば、Hレベルは接地電位、Lレベルは−0.3V)を出力する非反転出力端子、3はLCMLレベルを出力する反転出力端子、6はリファレンス電位VBB供給端子(例えば、VBB=−1.3V)、Q10、Q20、Q50、Q60、Q70はNPNトランジスタ(バイポーラトランジスタ)、MN10はNMOSトランジスタ、R10、R20、R70、R80は負荷抵抗としての抵抗素子、Is、Is1は定電流源、70はCMOS出力回路から出力された正のCMOSレベルを負のECLレベルに変換するCMOS−ECL変換部、80は負のECLレベルを負のLCMLレベルに変換するECL−LCML変換部である。
【0003】
図10は、正のCMOSレベルを負のECLレベルに変換する従来のレベル変換回路を示す回路図であり、図において、VDDは正の電源電圧、VEEは負の電源電圧、GNDは接地電位、1は正のCMOSレベルを入力する入力端子、4は負のECLレベル(例えば、Hレベルは−0.9V、Lレベルは−1.7V)を出力する非反転出力端子、5はECLレベルを出力する反転出力端子、6はリファレンス電位VBB供給端子(例えば、VBB=−1.3V)、Q10〜Q70はNPNトランジスタ、MN10はNMOSトランジスタ、R30〜R80は抵抗素子、Is、Is1は定電流源、70はCMOS出力回路から出力された正のCMOSレベルを負のECLレベルに変換するCMOS−ECL変換部、90はECL回路である。
【0004】
次に動作について説明する。
以下の説明では、図9に示す従来のレベル変換回路の動作において、入力端子1に入力される正のCMOSレベルが、Hレベルの場合と、Lレベルの場合について説明する。
【0005】
入力端子1へ入力される正のCMOSレベルがHレベルの場合、MOSトランジスタMN10がオンするので、NPNトランジスタQ60のエミッタ電極端子の電位は、接地電位よりVBB(ベース・エミッタ間順方向電圧≒0.8V)降下し、ECL−LCML変換部80の入力であるNPNトランジスタQ70のエミッタ端子の電位は、さらにVBE降下する(−2.0VBE)。このNPNトランジスタQ70のエミッタ端子の電位は、リファレンス電位VBBより低い値なので、定電流IsはNPNトランジスタQ20を流れることになる。これにより、LCMLレベル非反転出力端子2はHレベル(接地電位)となり、LCML反転出力端子3の電位は、GNDから電流Isと負荷抵抗R20とで決定される電圧降下が生じるため、Lレベル(例えば、−0.3V)となる。
【0006】
また、入力端子1へ入力される正のCMOSレベルがLレベルの場合、MOSトランジスタMN10がオフするので、ダイオードであるNPNトランジスタQ50に電源電圧VDDより電流が流れ、NPNトランジスタQ60のベース端子の電位はVBEとなる。従って、NPNトランジスタQ70のエミッタ端子の電位は−VBEとなる。このNPNトランジスタQ70のエミッタ端子の電位は、リファレンス電位VBBの電位より高いため、定電流IsはNPNトランジスタQ10へ流れる。従って、LCMLレベル非反転出力端子2の電位はLレベルとなり、LCMLレベル反転出力端子3の電位はHレベルとなる。
【0007】
図10に示す従来のレベル変換回路の動作原理は、上記した図9に示す従来のレベル変換回路の動作と同様なので、ここではその説明を省略するが、特に、図10に示す従来のレベル変換回路の場合は、出力振幅の大きさを決定する定電流Isの大きさと、負荷抵抗R50、R60の大きさとで決定される電圧降下が、図9に示したレベル変換回路の場合より大きい値(例えば、0.8V)となるので、レベルシフト用のエミッタフォロア出力回路が別途必要となる。また、ECL出力端子である非反転出力端子4または反転出力端子5の電位は、例えば、Hレベルが−0.9V、Lレベルが−1.7Vとなる。
【0008】
従来の半導体集積回路であるレベル変換回路は以上のように構成されていたので、正のCMOSレベルを負のLCMLレベルや負のECLレベルに変換する際に、一旦、ECLレベルに変換していたので余計なゲート、例えば、NPNトランジスタQ60、Q70、定電流源Is1、および負荷抵抗R80で構成されるゲートを必要とし、動作の遅延時間が増大し、消費電力も増加し、また半導体集積回路の集積度を向上できない等の課題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、遅延時間が小さく消費電力の少ない、また集積度を向上できるレベル変換回路としての半導体集積回路を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る半導体集積回路は、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗にそれぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよび第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列に接続された第2のNMOSトランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタからなる対のバイポーラトランジスタとを備え、対のバイポーラトランジスタ内の第1のバイポーラトランジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタは共通に接続され、第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電位より所定電位低い電圧が第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力される構成を有する。そして、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ小さな遅延時間で、即ち高速に変換し、また消費電力を削減するものである。
【0011】
請求項2記載の発明に係る半導体集積回路は、第2のNMOSトランジスタのソースにベースが接続され、エミッタが第1のバイポーラトランジスタのベースに接続された第3のバイポーラトランジスタと、第1のバイポーラトランジスタのコレクタにベースが接続され、コレクタの電位より所定電位低下させた電圧を第2のバイポーラトランジスタのベースへ供給する第4のバイポーラトランジスタとを備え、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ小さな遅延時間で変換し、また消費電力を削減するものである。
【0012】
請求項3記載の発明に係る半導体集積回路は、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよび第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列に接続された第2のNMOSトランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタからなり、第1のバイポーラトランジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタが共通接続され、第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電圧が前記第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力される構成を持つ対のバイポーラトランジスタとを備え、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ小さな遅延時間で、即ち高速で変換し、また消費電力を削減するものである。
【0013】
請求項4記載の発明に係る半導体集積回路は、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよび前記第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列に接続された第2のNMOSトランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタからなり、第1のバイポーラトランジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタが共通接続され、第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電圧より所定電位低い電圧が第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力される構成を持つ対のバイポーラトランジスタとを備え、正帰還の正のCMOSレベルを負のECLレベルへ、小さな遅延時間で、即ち高速で変換し、また消費電力を削減するものである。
【0014】
請求項5記載の発明に係る半導体集積回路は、第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタのそれぞれのバックゲートが電源電圧へ直接に接続された構成を有しており、これにより製造プロセス工程数を削減するものである。
【0015】
請求項6記載の発明に係る半導体集積回路は、第1のNMOSトランジスタのソースとバックゲートが接続され、第2のNMOSトランジスタのソースとバックゲートが接続され、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベルまたはECLレベルへ、小さな遅延時間で変換するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す回路図であり、図において、VDDは正の電源電圧(例えば、3.3V)、VEEは負の電源電圧(−3.3V)、GNDは接地電位、1は正のCMOSレベル(例えば、ハイ(H)レベルは正の電源電圧、ロウ(L)レベルは接地電位)を入力する入力端子、2は負のLCMLレベル(例えば、Hレベルは接地電位GND、Lレベルは−0.3V)を出力する非反転出力端子、3はLCMLレベルを出力する反転出力端子である。
【0017】
Q1〜Q4はNPNトランジスタ(それぞれ、第1のバイポーラトランジスタ、第2のバイポーラトランジスタ、第3のバイポーラトランジスタ、第4のバイポーラトランジスタ)、MP1、MP2はP型MOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタという)、MN1〜MN4はN型MOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタという)、特に、MN3はNMOSトランジスタ(第1のNMOSトランジスタ)、NM4はNMOSトランジスタ(第2のNMOSトランジスタ)、R1〜R4は抵抗素子(負荷抵抗)であり、特に、抵抗素子(第1の負荷抵抗、第2の負荷抵抗)R1、R2の値は同一である。Isは定電流源、10は正のCMOSレベルを負のLCMLレベルに変換するCMOS−LCML変換部、NMおよびNMBは接続ノードである。尚、PMOSトランジスタMP1およびMP2とNMOSトランジスタMN1およびMN2とは、CMOS−LCML変換部10へ相補レベルを供給するCMOS出力回路100を構成する。また、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートはソースへ接続されている。
【0018】
図2は、図1に示す実施の形態1のレベル変換回路の構成要素であるNMOSトランジスタMN1、MN2、MN3、MN4およびPMOSトランジスタMP1、MP2のそれぞれを示す断面図であり、図において、101はP形半導体基板、102はPウェル、103はNウェル、104はボトムNウェル、105はゲート端子、106は酸化分離膜、107および108は、それぞれPMOSトランジスタのソース/ドレイン端子、NMOSトランジスタのソース/ドレイン端子である。
【0019】
実施の形態1の半導体集積回路は、正のCMOSレベルを負のLCMLレベルに変換するレベル変換回路である。この実施の形態1のレベル変換回路は、負荷抵抗R1、R2と並列に接続されたNMOSトランジスタMN3、MN4のゲート端子にノードMNB、NMがダイレクトに接続され、これによりCMOS出力を直接入力し、また負荷抵抗R1、R2とNMOSトランジスタMN3、MN4に対して直列に接続された対のバイポーラトランジスタQ1、Q2を備えレベル変換を遅延時間を少なくして高速に実行するものである。
【0020】
次に動作について説明する。
先ず、CMOS−LCML変換部10の動作について説明する。CMOS−LCML変換部10の入力電位となるノードNMBの電位と、ノードNMの電位が同電位であるとする。この状態から、ノードNMBの電位が上昇し、ノードNMの電位が下降する場合について説明する。尚、ノードNMBの電位が下降し、ノードNMの電位が上昇する場合については、CMOS−LCML変換部10の構成が左右対称であり、その動作は基本的に同じなので、ここではその説明を省略する。
【0021】
初期状態において、ノードNMBの電位とノードNMの電位が同電位の場合(即ち、NMOSトランジスタMN3とMN4のゲート端子の電位が等しい電位である場合)、バイポーラトランジスタQ1およびQ2を流れる電流はともにIs/2の大きさであり、NMOSトランジスタMN3およびMN4のソース端子の電位はともに等しくなる。
【0022】
この状態から、ノードNMBの電位が降下すると、NMOSトランジスタMN3のゲート−ソース間の電圧が増加するので(NMOSトランジスタMN3のコンダクタンスが増加するので)、並列接続構成のNMOSトランジスタMN3および抵抗素子R1の抵抗値は、初期状態と比較して減少し、NMOSトランジスタMN3のソース端子の電位は増加する。また、ノードNMの電位が降下すると、NMOSトランジスタMN4のゲート−ソース間の電圧は減少するため、並列接続構成のNMOSトランジスタMN4および負荷抵抗R2の抵抗値は初期状態に対して減少し、その結果、NMOSトランジスタMN4のソース端子の電位は下降する。
【0023】
NMOSトランジスタMN3のソース端子の電位が下降すると、バイポーラトランジスタQ4により、NMOSトランジスタMN3のソース端子の電位からVBE低い電位がバイポーラトランジスタQ2のベース端子へ印可される。これにより、バイポーラトランジスタQ2のコレクタ電流は増加するので、NMOSトランジスタMN4のソース端子の電位はさらに下降する。
【0024】
NMOSトランジスタMN4のソース端子の電位が下降すると、バイポーラトランジスタQ3により、NMOSトランジスタMN4のソース端子の電位からVBE低い電位がバイポーラトランジスタQ1のベース端子へ印可される。これにより、バイポーラトランジスタQ1のベース端子の電位は下降し、バイポーラトランジスタQ1のコレクタ電流は減少するので、NMOSトランジスタMN3のソース端子の電位はさらに下降する。
【0025】
定電流Isの電流配分は、バイポーラトランジスタQ1、Q2のベース端子の電位差により決定される。NMOSトランジスタMN3のソース端子の電位が、NMOSトランジスタMN4のソース端子の電位より高い場合、バイポーラトランジスタQ1よりQ2の方に定電流Isが流れる。即ち、バイポーラトランジスタQ2のコレクタ電位が下降し、バイポーラトランジスタQ1のコレクタ電位が上昇する。そして、完全にスイッチングすると定電流Isは全てバイポーラトランジスタQ2へ流れる。
【0026】
LCML非反転出力端子2の電位は、接地電位GNDから定電流Isと、並列構成のNMOSトランジスタMN4および負荷抵抗R2の抵抗値とにより決定される電圧降下分だけ下降し、Lレベル(例えば、−0.3V)となり、LCML反転出力端子3の電位は、Hレベル(接地電位GND)となる。
【0027】
即ち、CMOS−LCML変換部10は、正帰還の回路構成を有しており、定常状態でのLCML出力端子である非反転出力端子2および反転出力端子3の電位は、Lレベル(例えば、−0.3V)あるいはHレベル(接地電位GND)のいずれかとなる。
【0028】
図1に示したレベル変換回路は、CMOS−LCML変換部10へ相補レベルを入力するための、PMOSトランジスタMP1、MP2およびNMOSトランジスタMN1およびMN2で構成されたCMOS出力回路100を備えた構成を有している。従って、正のCMOS入力端子1の電位がLレベルの場合、LCML非反転出力端子2の電位はLレベル(例えば、−0.3V)となり、一方、LCML反転出力端子3の電位はHレベル(接地電位GND)となる。また、正のCMOS入力端子1の電位がHレベルの場合、LCML非反転出力端子2の電位はHレベル(接地電位GND)となり、一方、LCML反転出力端子3の電位はHレベル(例えば、−0.3V)となる。
【0029】
以上のように、この実施の形態1によれば、負荷抵抗R1およびR2のそれぞれに並列にNMOSトランジスタMN3およびMN4を、CMOS出力回路100から供給される相補レベルを用いて直接に駆動するので、図9に示した従来のレベル変換回路の場合と比較してゲートの段数が少ないため小さな遅延時間で動作し、即ち高速に動作し、さらに消費電力を削減でき、また半導体集積回路の集積度を向上できる。つまり、電源電圧VDDから電源電圧VEEへの貫通電流(図9に示す従来のレベル変換回路におけるデータ電流Is1に相当する電流)がなくなり、その分、レベル変換回路全体の消費電力を削減できる。
【0030】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す回路図であり、図において、20はCMOS−LCML変換部である。CMOS−LCML変換部20では、図1に示す実施の形態1のCMOS−LCML変換部10内のバイポーラトランジスタQ3、Q4および負荷抵抗R3およびR4を取り外した構成を有している。実施の形態2のレベル変換回路内の他の構成要素は、実施の形態1のレベル変換回路(半導体集積回路)のものと同一なので、ここではその説明を省略する。
【0031】
実施の形態2のレベル変換回路は、正のCMOSレベルを負のLCMLレベルに小さな遅延時間で、高速に変換するものである。
【0032】
次に動作について説明する。
実施の形態2のレベル変換回路の動作は、実施の形態1のレベル変換回路の動作と同じである。特に、実施の形態1のレベル変換回路では、バイポーラトランジスタQ1、Q2が飽和するのを防止するために設けられたバイポーラトランジスタQ3およびQ4により、NMOSトランジスタMN3およびMN4のソース端子の電位から電位VBEを差し引いたレベルの電位が、バイポーラトランジスタQ1およびQ2のベース端子に入力される。この実施の形態2のレベル変換回路はLCMLレベル変換を行うので、特に、バイポーラトランジスタQ3およびQ4を備える必要はなく、従って、実施の形態2のCMOS−LCML変換部20はバイポーラトランジスタQ3およびQ4を備えていない構成なので、NMOSトランジスタMN3およびMN4のソース端子の電位が、直接バイポーラトランジスタQ1およびQ2のベース端子へ入力される。
【0033】
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1の場合と同様に、負荷抵抗R1およびR2のそれぞれに並列にNMOSトランジスタMN3およびMN4を、CMOS出力回路100から供給されるCMOSレベルである相補レベルを用いて直接に駆動するので、図9に示した従来のレベル変換回路の場合と比較して、ゲートの段数が少なくなり、遅延時間や消費電力を短縮し、半導体集積回路の集積度を向上できる。
【0034】
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す回路図であり、図において、30はCMOS−LCML変換部、110はCMOS出力回路である。実施の形態3のレベル変換回路では、図1に示す実施の形態1のレベル変換回路内のNMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートが、負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続された構成を有している。実施の形態3のレベル変換回路の他の構成要素は、実施の形態1のレベル変換回路のものと同一なので、ここではその説明を省略する。
【0035】
図5は、図4に示す実施の形態3のレベル変換回路の構成要素であるNMOSトランジスタMN1、MN2、MN3、MN4およびPMOSトランジスタMP1、MP2のそれぞれを示す断面図であり、図において、101はP形半導体基板、102はPウェル、103はNウェル、105はゲート端子、106は酸化分離膜、107および108は、それぞれPMOSトランジスタのソース/ドレイン端子、NMOSトランジスタのソース/ドレイン端子である。図5に示されるように、実施の形態3のレベル変換回路では、各NMOSトランジスタMN1〜MN4のバックゲートが、負の電源電圧VEEへ接続されているので、図2に示すボトムNウェル104を必要としない構成であり、このためボトムNウェル104の領域の製造プロセス工程を省くことができる。
【0036】
実施の形態3のレベル変換回路は、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続することで、ボトムNウェル104の領域を省いて、その分、レベル変換回路の製造プロセス工程数を削減するものである。
【0037】
次に動作について説明する。
実施の形態3のレベル変換回路の動作は、図1に示した実施の形態1のレベル変換回路の動作と同様なので、ここでは省略する。実施の形態3のレベル変換回路では、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続する構成なので、製造プロセスにおいて、NMOSトランジスタMN1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気的に分離する必要がなく、即ちボトムNウェル104を形成する必要がなくなる。
【0038】
以上のように、この実施の形態3によれば、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続した構成を有するので、実施の形態1で示した効果に加え、製造プロセスにおいて、NMOSトランジスタMN1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気的に分離する必要がなく、従って、ボトムNウェル104の領域を形成する必要がなくなるので、その分製造プロセス工程数を削減でき、その結果製造コストを削減できる。
【0039】
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す回路図であり、図において、40はCMOS−LCML変換部である。実施の形態4のレベル変換回路では、図3に示した実施の形態2のレベル変換回路内の各NMOSトランジスタMN1〜MN4のバックゲートを、負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続した構成を有する。実施の形態4のレベル変換回路の他の構成要素は、実施の形態2のレベル変換回路のものと同じなので、ここではその説明を省略する。
【0040】
実施の形態4のレベル変換回路は、正のCMOSレベルを負のLCMLレベルに少ない遅延時間で、即ち高速に変換するものであり、各NMOSトランジスタMN1〜MN4のバックゲートを、負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続する構成を持つことで、図5に示したNMOSトランジスタの断面図のように、ボトムNウェル104の領域を必要としないものである。
【0041】
次に動作について説明する。
実施の形態4のレベル変換回路の動作は、図2に示した実施の形態2のレベル変換回路の動作と同様なので、ここでは省略する。実施の形態4のレベル変換回路では、図6に示すように、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続することで、製造プロセスにおいて、図5に示したように、NMOSトランジスタMN1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気的に分離する必要がないので、ボトムNウェル104を形成する必要がなくなる。
【0042】
以上のように、この実施の形態4によれば、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続した構成を有するので、実施の形態2で示した効果に加え、製造プロセスにおいて、NMOSトランジスタMN1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気的に分離する必要がなく、従って、ボトムNウェル104を形成する必要がなくなるので、その分製造プロセスが簡単となり、製造プロセスコストを削減できる。
【0043】
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す回路図であり、図において、VDDは正の電源電圧、VEEは負の電源電圧、GNDは接地電位、1は正のCMOSレベル(例えば、ハイ(H)レベルは正の電源電圧、ロウ(L)レベルは接地電位GND)を入力する入力端子、4は負のECLレベル(例えば、Hレベルは−0.9V、Lレベルは−1.7V)を出力する非反転出力端子、5はECLレベルを出力する反転出力端子、R5およびR6は抵抗素子(第1の負荷抵抗、第2の負荷抵抗)であり同一の値を持つ。50は、正のCMOSレベルを負のECLレベルに変換するCMOS−ECL(Emitter Coupled Logic)変換部である。その他の構成は、図1に示した実施の形態1のレベル変換回路のものと同様なので、ここではその説明を省略する。
【0044】
この実施の形態5のレベル変換回路は、正のCMOSレベルを負のECLレベルへ小さな遅延時間で、即ち高速に変換するものである。
【0045】
次に動作について説明する。
実施の形態5のレベル変換回路の動作は、図1に示した実施の形態1のレベル変換回路の動作と同様であるが、出力振幅を決定する定電流Isと、並列接続されたNMOSトランジスタMN4および負荷抵抗R6とで決定される電圧降下が、実施の形態1〜4で示したレベル変換回路のものより大きく、例えば、0.8Vとなる。従って、ECL非反転出力端子4およびECL反転出力端子5の電位は、例えば、Hレベルが−0.9V、Lレベルが−1.7Vとなる。この実施の形態5のレベル変換回路は、負のECLレベルを出力するので、ECLレベルの装置と直接にインタフェースをとることができる。
【0046】
以上のように、この実施の形態5によれば、負荷抵抗R5およびR6のそれぞれに並列にNMOSトランジスタMN3およびMN4を、CMOS出力回路100から供給されるCMOSレベルである相補レベルを用いて直接に駆動するので、図9に示した従来のレベル変換回路の場合と比較してゲートの段数を削減することができ、これにより消費電力を削減でき、また半導体集積回路の集積度を向上でき、また、小さな遅延時間で、即ち高速でECLレベル変換を行うことができる。つまり、バイポーラトランジスタQ3、Q4へ流れる電流は増加するが、電源電圧VDDからVEEへの貫通電流(図9のデータ電流Is1に相当する電流)が無くなり、その分、レベル変換回路全体の消費電力を削減でき、また、負のECLレベルを出力するので、ECLレベルの装置と直接にインタフェースをとることができる。
【0047】
実施の形態6.
図8は、この発明の実施の形態6によるレベル変換回路(半導体集積回路)を示す回路図であり、図において、60はCMOS−ECL変換部、110はCMOS出力回路である。実施の形態6のレベル変換回路では、図7に示す実施の形態5のレベル変換回路内のNMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートが、負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続された構成を有している。実施の形態6のレベル変換回路の他の構成要素は、実施の形態5のレベル変換回路のものと同一なので、ここではその説明を省略する。
【0048】
また、図5に示されるように、実施の形態6のレベル変換回路では、各NMOSトランジスタMN1〜MN4のバックゲートが、負の電源電圧VEEへ接続されているので、図2に示すボトムNウェル104を必要としない構成であり、従って、ボトムNウェル104の製造プロセス工程を省くことができる。
【0049】
実施の形態6のレベル変換回路は、正のCMOSレベルを負のECLレベルに変換するものであり、また、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続することで、ボトムNウェル104を省くことができ、その分レベル変換回路の製造プロセス工程数を削減するものである。
【0050】
次に動作について説明する。
実施の形態6のレベル変換回路の動作は、図7に示した実施の形態5のレベル変換回路の動作と同様である。即ち、図1に示した実施の形態1のレベル変換回路の動作と同様であるが、出力振幅を決定する定電流Isと、並列接続されたNMOSトランジスタMN4および負荷抵抗R6とで決定される電圧降下が、実施の形態1〜4で示したレベル変換回路のものより大きく、例えば、0.8Vとなる。従って、ECL非反転出力端子4およびECL反転出力端子5の電位は、例えば、Hレベルが−0.9V、Lレベルが−1.7Vとなる。この実施の形態6のレベル変換回路は、負のECLレベルを出力するので、ECLレベルの装置と直接にインタフェースがとれる。
【0051】
また、実施の形態6のレベル変換回路では、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続することで、製造プロセスにおいて、図2に示したNMOSトランジスタMN1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気的に分離する必要がないので、ボトムNウェル104を形成する必要がなくなる。
【0052】
以上のように、この実施の形態6によれば、負のECLレベルを出力してECLレベルの装置と直接にインタフェースをとることができる。また、NMOSトランジスタMN1〜MN4のそれぞれのバックゲートを負の電源電圧VEE(−3.3V)へ接続した構成を有するので、実施の形態5で示した効果に加え、NMOSトランジスタMN1〜MN4のPウェル102をP形基板101と電気的に分離する必要がなく、つまり、製造プロセスにおいて、ボトムNウェル104を形成する必要がなくなるので、その分製造プロセス工程数を削減でき製造コストを削減できる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗にそれぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよび第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタ、および並列に接続された第2のNMOSトランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタとからなる対のバイポーラトランジスタとを備え、第1のバイポーラトランジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタを共通に接続し、第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電位より所定電位低い電圧を第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力するように構成したので、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ小さい遅延時間で、即ち高速で変換し、また消費電力を削減できる効果がある。
【0054】
請求項2記載の発明によれば、第2のNMOSトランジスタのソースにベースが接続され、エミッタが第1のバイポーラトランジスタのベースに接続された第3のバイポーラトランジスタと、第1のバイポーラトランジスタのコレクタにベースが接続され、コレクタの電位より所定電位低下させた電圧を第2のバイポーラトランジスタのベースへ供給する第4のバイポーラトランジスタとを備えるように構成したので、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ小さい遅延時間で変換し、また消費電力を削減できる効果がある。
【0055】
請求項3記載の発明によれば、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよび第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列に接続された第2のNMOSトランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタからなり、第1のバイポーラトランジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタを共通接続し、第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電圧が前記第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力される構成を持つ対のバイポーラトランジスタとを備えるように構成したので、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ小さな遅延時間で、即ち高速で変換でき、また消費電力を削減できる効果がある。
【0056】
請求項4記載の発明によれば、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された第1のNMOSトランジスタおよび前記第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列に接続された第2のNMOSトランジスタおよび第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタからなり、第1のバイポーラトランジスタおよび第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタを共通接続し、第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電圧より所定電位低い電圧が第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力される構成を持つ対のバイポーラトランジスタとを備えるように構成したので、正帰還の正のCMOSレベルを負のECLレベルへ小さい遅延時間で、即ち高速で変換でき、また消費電力を削減できる効果がある。
【0057】
請求項5記載の発明によれば、第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタのそれぞれのバックゲートを電源電圧へ直接に接続するように構成したので、製造プロセス工程数を削減でき、製造コストを削減できる効果がある。
【0058】
請求項6記載の発明によれば、第1のNMOSトランジスタのソースとバックゲートとを接続し、第2のNMOSトランジスタのソースとバックゲートとを接続するように構成したので、正帰還の正のCMOSレベルを負のLCMLレベルまたはECLレベルへ小さい遅延時間で変換できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレベル変換回路を示す回路図である。
【図2】 図1に示す実施の形態1のレベル変換回路の構成要素であるNMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるレベル変換回路を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるレベル変換回路を示す回路図である。
【図5】 図4に示す実施の形態3のレベル変換回路の構成要素であるNMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるレベル変換回路を示す回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるレベル変換回路を示す回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるレベル変換回路を示す回路図である。
【図9】 正のCMOSレベルを負のLCMLレベルに変換する従来のレベル変換回路を示す回路図である。
【図10】 正のCMOSレベルを負のECLレベルに変換する従来のレベル変換回路を示す回路図である。
【符号の説明】
Q1 バイポーラトランジスタ(第1のバイポーラトランジスタ)、Q2 バイポーラトランジスタ(第2のバイポーラトランジスタ)、Q3 バイポーラトランジスタ(第3のバイポーラトランジスタ)、Q4 バイポーラトランジスタ(第4のバイポーラトランジスタ)、R1、R5 負荷抵抗(第1の負荷抵抗)、R2、R6 負荷抵抗(第2の負荷抵抗)、MN3 NMOSトランジスタ(第1のNMOSトランジスタ)、MN4 NMOSトランジスタ(第2のNMOSトランジスタ)。
Claims (6)
- 第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、前記第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗のそれぞれに並列に接続され正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された前記第1のNMOSトランジスタおよび前記第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタおよび並列に接続された前記第2のNMOSトランジスタおよび前記第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタからなる対のバイポーラトランジスタとを備え、前記第1のバイポーラトランジスタおよび前記第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタは共通接続され、前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電位より所定電位低い電圧が前記第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力され、正帰還の前記正のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ変換することを特徴とする半導体集積回路。
- 第2のNMOSトランジスタのソースにベースが接続され、かつエミッタが第1のバイポーラトランジスタのベースに接続された第3のバイポーラトランジスタと、前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタにベースが接続され、かつ前記コレクタの電位より所定電位低下させた電圧を第2のバイポーラトランジスタのベースへ供給する第4のバイポーラトランジスタとをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
- 第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、前記第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された前記第1のNMOSトランジスタおよび前記第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列に接続された前記第2のNMOSトランジスタおよび前記第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタからなり、前記第1のバイポーラトランジスタおよび前記第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタが共通接続され、前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電圧が前記第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力される構成を持つ対のバイポーラトランジスタとを備えた、正帰還の前記正のCMOSレベルを負のLCMLレベルへ変換することを特徴とする半導体集積回路。
- 第1の負荷抵抗および第2の負荷抵抗と、前記第1の負荷抵抗および前記第2の負荷抵抗に、それぞれ並列に接続され、正のCMOSレベルで直接駆動される第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタと、並列に接続された前記第1のNMOSトランジスタおよび前記第1の負荷抵抗に対して直列に接続された第1のバイポーラトランジスタと、並列に接続された前記第2のNMOSトランジスタおよび前記第2の負荷抵抗に対して直列に接続された第2のバイポーラトランジスタからなり、前記第1のバイポーラトランジスタおよび前記第2のバイポーラトランジスタの双方のエミッタが共通接続され、前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタの電圧より所定電位低い電圧が前記第2のバイポーラトランジスタのベースへ入力される構成を持つ対のバイポーラトランジスタとを備えた、正帰還の前記正のCMOSレベルを負のECLレベルへ変換することを特徴とする半導体集積回路。
- 第1のNMOSトランジスタおよび第2のNMOSトランジスタのそれぞれのバックゲートが電源電圧へ直接に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の半導体集積回路。
- 第1のNMOSトランジスタのソースとバックゲートが接続され、第2のNMOSトランジスタのソースとバックゲートが接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の半導体集積回路。
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