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JP3757934B2 - ソフトアイス飲料製造装置 - Google Patents

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JP3757934B2
JP3757934B2 JP2002347378A JP2002347378A JP3757934B2 JP 3757934 B2 JP3757934 B2 JP 3757934B2 JP 2002347378 A JP2002347378 A JP 2002347378A JP 2002347378 A JP2002347378 A JP 2002347378A JP 3757934 B2 JP3757934 B2 JP 3757934B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、スムージー等のソフトアイス飲料を製造するソフトアイス飲料製造装置の構造に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
最近では、例えば果実・野菜、氷、乳製品等をブレンドし、それらをブレンダーでミキシングすることによって液状化させた所謂「スムージー」と呼ばれるソフトアイス飲料が、オシャレなドリンクとして人気化している。このようなスムージーは、ブレンドすべき材料によっては、スポーツ前後の栄養補給や朝食代わりのライトミールにもなる。また、サプリメント/トッピングとして、例えば黒糖や小麦の芽、ビタミン剤、強制剤をミックスしたものまで出現している。
【0004】
ところで、以上のようなスムージーを家庭でつくろうとすると、一般にはジュースを作るのと同様のミキサーを使用せざるを得ない。
【0005】
その場合、当該ミキサー中に、フローズンした果実・野菜等の基本材料をブロック状の氷とともに投入し、さらにミルクやヨーグルト、砂糖、蜂蜜などの味付け材料を混入した後にミキシングして、好みのスムージーを作ることになる。
【0006】
しかし、このようなミキサーによるミキシングの場合、野菜や果物の撹拌、破砕機能は高いものの、氷などの切削機能は低く、破砕により塊状化されてしまうので、スムージー本来のソフトで滑らかな口当りの良い味を実現することができない問題がある。
【0007】
本願発明は、このような課題を解決するためになされたもので、氷かき用の切削機能とミキシング用の撹拌機能とを適切に組み合わせることによって、家庭でも味の良いスムージー等のソフトアイス飲料を容易に作ることができるようにしたソフトアイス飲料製造装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、同目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0009】
本願発明の課題解決手段は、材料回転手段により氷を含有する材料を回転させることによって切削する材料切削手段を備えた上部ケーシングと、該上部ケーシングを支持す 下部ケーシングと、該下部側ケーシング内に収納セットされるとともに、同収納セット状態では上記上部側ケーシングの下方に位置し、上記切削手段による切削が完了した材料を回転撹拌する撹拌手段が内装されるソフトアイス飲料容器とからなるソフトアイス飲料製造装置において、上記材料回転手段を回転させる回転軸と上記撹拌手段を回転させる回転軸は、上記材料回転手段側回転軸と上記撹拌手段側回転軸に分割されているとともに、それら材料回転手段側回転軸と撹拌手段側回転軸は、各々変速手段を介して駆動手段に連結され、上記撹拌手段は上記材料回転手段よりも高い回転速度で回転するように構成されていることを特徴としている。
【0010】
この構成では、先ず氷類の切削に適した材料切削手段を備えた上部ケーシングと該上部ケーシングの上記材料切削手段により切削された氷と果肉成分、ミルク、ヨーグルト、砂糖等味付材料混合撹拌するのに適した撹拌手段が内装されるソフトアイス飲料容器とが下部側ケーシングを介して適切に組み合わされ、それらの各手段が順次段階的に機能するようになっているので、従来のように単にミキサーによる一度の混合撹拌機能のみによってつくる場合に比べて、遥かに食感の良い滑らかなスムージー等本来のソフトなアイス飲料が出き上がる。
【0011】
しかも、同構成では、上記上部側ケーシングの材料回転手段を回転させる回転軸と上記ソフトアイス飲料容器側の撹拌手段を回転させる回転軸は、材料回転手段側回転軸と撹拌手段側回転軸とに分割され、それら材料回転手段側回転軸と撹拌手段側回転軸は、各々変速手段を介して駆動手段に連結され、撹拌手段は材料回転手段よりも高い回転速度で回転するように構成されている。
【0012】
したがって、このような構成では、材料回転手段側および撹拌手段側各々の回転速度が、切削、撹拌各々の役割に応じた最適な回転速度になり、ソフトアイス飲料の調理性能が向上する。
【発明の効果】
【0013】
以上の結果、本願発明のソフトアイス飲料の製造装置によると、氷および凍らせた果肉等の所要の材料がスライス状態となり、きわめてソフトで舌ざわりの良いものとなる。したがって、家庭でもスムージー本来のソフトで滑らかな、美味しいソフトアイス飲料を提供することができるようになる。
【発明の実施の形態】
【0014】
(実施の形態1)
図1〜図8は、本願発明の実施の形態1に係るソフトアイス飲料製造装置の構成を示している。
【0015】
(ソフトアイス飲料製造装置全体の構成)
先ず、この実施の形態のソフトアイス飲料の製造装置は、その基本的な構成として、氷又は凍らせた所望の材料(果肉等)を切削する氷等切削機構1Aを有する氷かき装置1と、該氷かき装置1で薄く切削された氷又は凍らせた所望の材料等を所望の飲料(牛乳、ヨーグルト等)とともに撹拌する撹拌手段2Aを備えた受けカップ2と、上記氷かき装置1を上方部に支持固定するとともに、その下方に上記受けカップ2を載置するスタンド3と、上記氷かき装置1の氷等切削機構1Aおよび受けカップ2側の撹拌手段2Aを作動させる回転操作機構4と、該回転操作機構4の回転力を上記氷等切削機構1Aに伝達する第1の回転力伝達機構5と、同回転操作機構4の回転力を上記撹拌手段2Aに伝達する第2の回転力伝達機構6と、上記受けカップ2の底部と上記スタンド3のベースプレート31との間にあって、上記受けカップ2を昇降させる昇降構造部7とを備えて構成されている。
【0016】
(ソフトアイス飲料製造装置各部の構成と作用)
先ず、上記氷かき装置1部分は、好みのスムージーを作るのに必要で、少なくとも切削を要する氷又は凍らせた果肉等の所望の材料(以下、氷等という)が最初から全て一緒に投入され、それらを同時に薄く切削する部分であり例えば合成樹脂製(例えばABS)の本体ケーシング(特許請求の範囲中の上部側ケーシングに該当する)11内に、氷等のスムージー材料の切削機構1Aを備えて構成されている。
【0017】
この本体ケーシング11は、その側壁部11a部分が断面逆U字状の2重壁よりなっているとともに全体として有底円筒構造をなし、その平面形状は、例えば図4に示されているように、回転ハンドル41のある右側部側から左側部側方向に見て前方後円形状をなしている。そして、その方形部側(右側部側)の側壁部11aの外壁11b下部部分は、例えば図2および図3に示されるように、下方側に凸の円弧部に形成されて、所定寸法下方に延設されている。そして、同方形部側の外壁11b部分には上述した回転操作機構4の後述する円形の回転ハンドル41を回転可能に取り付けるための円形の回転ハンドル設置用溝部12が設けられている。
【0018】
該円形の回転ハンドル設置用溝部12の中心部には、回転軸支持用の筒状のボス(軸受ボス)12aが設けられており、該ボス12aを利用して回転ハンドル41側の回転軸42が水平方向に挿入支持されている。この回転軸42は、上記本体ケーシング11の底壁部11cの下方にあって、その中心軸方向に所定の長さ延設されている。そして、その先端には、第1のベベルギヤ61が設けられている。
【0019】
一方、回転ハンドル41は、円形皿状の本体部材の外端側外周面の所定位置に、回転軸45を介して相対回転自在に取り付けられた回転操作用のノブ46を有するとともに、その内端側外周縁部の全周には、半径方向に平歯が並設されたフェースギヤ構造の円形ギヤ(第2の歯車)47が設けられている。そして、該円形ギヤ47のギヤ部は、次に述べる氷かき装置1の本体ケーシング11側回転ケーシング(特許請求の範囲中の材料回転手段に該当する)14の上端側開口縁部15の外周面に設けられているリングギヤ16と水平方向に対向し、上下方向にスライド可能に噛合して、同回転ケーシング14を確実に回転させるようになっている(交差軸結合)。
【0020】
そして、これら円形ギヤ47とリングギヤ16とによって、上述の第1の回転力伝達機構5が形成されている。
【0021】
なお、図3中の符号43は、上記回転ハンドル41側の上記回転軸42との連結用ボス、44は、同ボス43内に挿通される連結用の固定ネジを示している。
【0022】
また、上記本体ケーシング11の中央部側中心軸部分には、下方側底壁部11cよりも低い位置から上方側開口面位置まで延びる状態で内側が中空の筒状の固定軸13が一体に成形されている。該筒状の固定軸13の内部は、上下方向に完全に貫通している。
【0023】
そして、この筒状の固定軸13には、中心軸側に筒状のハブ14a、該ハブ14aの半径方向外周部側に筒状壁14b、上記ハブ14aの外周とその半径方向外周部側上記筒状壁14bとの間に位置して、その上方から下方に連続して延びるスパイラル構造のスクリュー羽根14cを各々備えた氷等のスムージー材料の搬送、押圧、回転機能を持つ回転ケーシング14が、上記筒状のハブ14aおよびスリーブ構造の摺動部材20を介して回転可能に遊嵌支持されている。
【0024】
この回転ケーシング14は、その外周部側筒状壁14aの上端側開口縁部15が、その外径を上方に向けて漏斗形状に拡大したホッパー構造となっており、氷等のスムージー材料が投入されやすくなっているとともに、当該開口縁部15の外周面には上下方向に平歯16a,16a・・・が多数枚並設された平歯車よりなるリングギヤ16が下方側から固定ネジ17,17・・・により固定して設けられている。このリングギヤ16のハブ部分下面には、周方向に所定の間隔で、本体ケーシング11の側壁部11aの上端側段部構造の回転支持面(フラット面)11dに対して摩擦抵抗なく点接触する小さな摺動用突起16b,16b・・・が多数設けられており、同支持面11d上をスムーズに回転摺動するようになっている。
【0025】
一方、上記摺動部材20は、その下端側外周に上記ハブ14aの下端側内周面の係合溝との係合リブ20a,20a・・・を有して係合されるようになっているとともに、その上部側中間位置外周には、上記回転ケーシング14のハブ14a部分を下方に係合押圧するフランジ部20bが、また上端部には後述する蓋8側の円筒軸構造の押圧部材81Aと対応して下方に押圧される所定の直径の押圧面20Cが、それぞれ設けられている。上記係合リブ20a,20a・・・は、スリーブ状の本体側壁部に縦方向のU状のスリット20d,20d・・・を入れることにより形成されている。
【0026】
すなわち、上記回転ケーシング14内に前述した氷等のスムージー材料を入れて回転させると、しばらくの間は氷等の大きさが大きいために、相当の上下方向の振動やガタ付きを伴う。それと同時に、上記回転ケーシング14が上下に昇降したり、傾動したりする。
そのために、安定した切削ができない。
【0027】
したがって、一定の薄さの安定した切削を可能とするためには、上記回転ケーシング14を確実に氷かき装置1の上記本体ケーシング11側に固定する必要がある。
【0028】
そのために、上記蓋8は、上記回転ケーシング14内へ氷等のスムージー材料を入れた後の本体ケーシング11の開口縁部15への嵌合時、上記回転ケーシング14の回転方向と同方向への回転操作により、その外周縁82側を上記本体ケーシング11の上端側開口縁部に対してヘリコイド係合されるようになっているとともに、その中心軸部分には所定寸法下方に突出した上記円筒軸構造の押圧部材81Aが設けられており、上記ヘリコイド係合状態において、同押圧部材81Aによって、上記摺動部材20を介して上記回転ケーシング14を、その中心軸位置で確実に押圧固定するようになっている。
【0029】
また、上記蓋8の裏面側外周部分には、所定の間隔を保って、例えば周方向の4ケ所に上記押圧部材81Aよりも径の小さな円筒軸構造の押圧部材81B,81B,81B,81Bが設けられており、上記回転ケーシング14上端の開口縁部15の立縁部上端と衝合するようになっている。
【0030】
そして、上記蓋8は、上記のようなヘリコイド構造の堅い回転操作を容易にするために、上面側中央部において、その操作部83の左右両側に所定の深さの凹溝84,84が設けられている。
【0031】
また上記本体ケーシング11の底壁部11cには、上記固定軸13と上記側壁部11aの内壁との間にあって、その半径方向に延びるスリット11eが設けられており、該スリット11eに対して、例えば図8に示すように所定の切り込み角を有して、切削刃18が設けられている。該切削刃18は、その刃部18aの上記底壁部11c面から上方への突出量を、図示の固定ネジ19を緩めて切削刃18自体を所定量矢印方向(イ)にスライドさせることによって、任意に調節することができる。なお、図8において、符号11fで示す厚肉部分は、同固定ネジ19の螺合溝19aを備えた切削刃取付用のボス部である。
【0032】
そして、上記スクリュー羽根14cを備えた材料回転手段としての回転ケーシング14および切削刃18が、上述の氷等の切削機構(特許請求の範囲中の切削手段に該当する)1Aを構成しており、上記のように上端側開口縁部15が漏斗形状となった上記回転ケーシング14内に、まとめて投入された氷等のスムージー材料は、その非回転状態においては単に氷等搬入用のシューターとして機能する上記スクリュー羽根14cの上方から下方に傾斜した羽根上面によって底部までスムーズに送り込まれる。
【0033】
そして、その後、上記回転ハンドル41が回転操作され、上記第1の回転力伝達機構5を介して材料回転手段としての上記回転ケーシング14が回転されると、同スクリュー羽根14cも一緒に回転して、上記氷等のスムージー材料が、同スクリュー羽根14cのシューター面とは逆の羽根裏面側で押え付けられながら、上記本体ケーシング11の底壁部11c面上を滑りながら回転する。同回転方向は、例えば図8中に矢印(ロ)で示すように、上述した切削刃18の刃部18aに向かう方向となっており、氷等のスムージー材料は1回転する間に1回、確実にスライスされる。
【0034】
そして、該スライスされた氷等は、上記スリット11eから下方に落下し、後述するソフトアイス飲料容器としての受けカップ(スムージー容器)2内に搬入されて、撹拌手段2Aにより撹拌(スクランブル)される。該撹拌手段2Aは、図7のような撹拌羽根26で構成されている。
【0035】
次に受けカップ2は、上記本体ケーシング11および回転ケーシング14の下方に位置し、例えば図に示されるように、上記本体ケーシング11および回転ケーシング14を支持しているスタンド(特許請求の範囲中の下部側ケーシングに該当する)3の底部側ベースプレート31上に昇降構造7を介して載置されるようになっている。
【0036】
すなわち、この受けカップ2は、例えば図3および図6に示すように、上記氷かき装置1側の回転ケーシング14の略外径に対応した開口径の例えば透明材よりなるカップ本体21と、該カップ本体21の底部上面側中心軸位置に所定の高さ上方側に立設された撹拌羽根嵌合用の支持ポスト22と、該支持ポスト22上に嵌合支持された撹拌羽根26と、上記カップ本体21の底部下面に突設された、対向する両側が偏平した偏平円形状の底部材23と、上記カップ本体21の上端側一側に設けられた把手部材24とから構成されている。
【0037】
上記スタンド3のベースプレート31上の受けカップ昇降構造7は、当該ベースプレート31の略中央部に設けられており、例えば図1に示すように、正面方向左側60°程度の挿入角度で、同昇降構造部7に上記受けカップ2が底部材23の係合により水平にガイドされて挿入されるように斜め方向のガイド溝71が設けられている。そして、同昇降構造部7に到達した部分で、例えば上記挿入された受けカップ2の把手部材24を右側正面方向に約60°回すと、同受けカップ2の底部材23が上記ガイド溝71の底面位置から、図3に示す上記ベースプレート31の上面位置までスライドアップされるようになっている。
【0038】
そのために、上記昇降構造部7には、上記のように受けカップ2の底部材23を回転操作に応じてスライドアップさせるための傾斜面72,72が設けられている。
【0039】
一方、上記受けカップ2のカップ本体21内には、上述のように撹拌羽根26を嵌合支持するための支持ポスト22が設けられており、上述した撹拌手段2Aを構成する例えば図7に示すような構造の撹拌羽根26が、図3に示すような状態で回転可能に嵌合支持されるようになっている。この撹拌羽根26は、そのために、その回転軸26aの下端側に上記撹拌羽根支持ポスト22への嵌合孔26bが設けられている。また、他方上端側には、上記スタンド3の上端側に設けられている上述した第2の回転力伝達機構6の出力軸の後述する6角構造のスプライン溝66内に嵌合する6角構造のスプライン凸部26cが設けられている。
【0040】
そして、上記のように受けカップ2が、上記ベースプレート31の上面位置までスライドアップした時には、それらが確実にスプライン嵌合して、当該撹拌羽根26が回転されるようになっている。
【0041】
その結果、上記のように、本体ケーシング11側回転ケーシング14下方の切削刃18でスライスされた後、ソフトアイス飲料容器としての受けカップ(スムージー容器)2内に移されるスムージー材料は、該撹拌羽根26によって効果的にスクランブルされて、きわめて滑らかな良質のスムージーとなる。
【0042】
一方、上記スタンド3は、上記上部側ケーシングとしての本体ケーシング11を上方に支持するとともに、下部側ケーシングとして、その内側に上記受けカップ2を収納セットするようになっている。
【0043】
すなわち、同スタンド3は、上記ベースプレート31と該ベースプレート31の図1を正面図として見た場合における右側部側方形部部分から背面部までの略全域に亘って平面円弧形状に延びる2重壁構造の側壁部32を有するとともに、同側壁部32の上部部分には、上記円形の回転ハンドル41の下部および上記本体ケーシング11の側壁部11aにおける外壁部11bの下方側円弧状の凸部を係合する係合用凹部(円弧面状の凹溝部)35が形成されている。
【0044】
そして、例えば図2、図3に示すように、同側壁部32の係合用凹部35面上に上記円形の回転ハンドル41の下方側円弧部部分および上記本体ケーシング11の側壁部11aにおける外壁部11bの下方側円弧状の凸部部分を合わせた状態で、上記スタンド3の上部側所定の取付部に上記本体ケーシング11が取付けられ、例えば固定ネジ34,34・・・を介して下方側から連結して固定されている。そして、該状態において、上記受けカップ2と上記本体ケーシング11の底壁部11cとの間には、図3に示すように、上下方向に所定の広さの空間が形成され、同空間を利用して上述した回転ハンドル41の第1のベベルギヤ61を有する回転軸42が延設されている。
【0045】
第1のベベルギヤ61には、さらに水平配置された第2のベベルギヤ62が噛合され、該第2のベベルギヤ62には、さらに、その外周端側に第1の平ギヤ63が一体に設けられている。そして、この第1の平ギヤ63は、上記撹拌羽根26を回転させるための出力軸である上記スプライン溝66を備えたスプライン軸64上端の第2の平ギヤ65に噛合されている。上記スプライン軸64は、上記本体ケーシング11側の軸部材13の下端部に回転可能に緩衝スプリングを介して支持された昇降軸67の下端に一体化されている。
【0046】
これら第1のベベルギヤ61、第2のベベルギヤ62、第1の平ギヤ63、第2の平ギヤ65、スプライン軸64等が上述した第2の回転力伝達機構6を形成している。
【0047】
そして、上記回転ハンドル41が回転操作されると、その回転軸42を介して、同第2の回転力伝達機構6が作動し、それらのギヤ比により増速された所定の回転速度で上記撹拌羽根26が回転される。その結果、上述のように、氷かき装置1側で一定の薄さにスライスされた後、スムージー容器としての受けカップ2内に移された氷等のスムージー材料は、最終的に該撹拌羽根26によって効果的にスクランブルされて、きわめて滑らかな舌ざわりの良いスムージーとなる。
【0048】
なお、図3および図5中の符号33は、上記第2の回転力伝達機構6部分を下方側からカバーするギヤボックスカバーであり、該ギヤボックスカバー33の約1/3角(約120°角)部分には、上記本体ケーシング11底部のスリット11eから排出されるスライスされた氷等を上記受けカップ2側に移送する扇形のシュート口33aが設けられている。
【0049】
以上のように、本願発明の構成では、材料回転手段により氷を含有する材料を回転させることによって切削する材料切削手段を備えた上部ケーシングと、該上部ケーシングを支持する下部ケーシングと、該下部側ケーシング内に収納セットされるとともに、同収納セット状態では上記上部側ケーシングの下方に位置し、上記切削手段による切削が完了した材料を回転撹拌する撹拌手段が内装されるソフトアイス飲料容器とからなるソフトアイス飲料製造装置において、上記材料回転手段を回転させる回転軸と上記撹拌手段を回転させる回転軸は、上記材料回転手段側回転軸と上記撹拌手段側回転軸に分割されているとともに、それら材料回転手段側回転軸と撹拌手段側回転軸は、各々変速手段を介して駆動手段に連結され、上記撹拌手段は上記材料回転手段よりも高い回転速度で回転するように構成されていることを特徴としている。
【0050】
この構成では、先ず氷類の切削に適した材料切削手段を備えた上部ケーシングと該上部ケーシングの上記材料切削手段により切削された氷と果肉成分、ミルク、ヨーグルト、砂糖等味付材料混合撹拌するのに適した撹拌手段が内装されるソフトアイス飲料容器とが下部側ケーシングを介して適切に組み合わされ、それらの各手段が順次段階的に機能するようになっているので、従来のように単にミキサーによる一度の混合撹拌機能のみによってつくる場合に比べて、遥かに食感の良い滑らかなスムージー等本来のソフトなアイス飲料が出き上がる。
【0051】
しかも、同構成では、上記上部側ケーシングの材料回転手段を回転させる回転軸と上記ソフトアイス飲料容器側の撹拌手段を回転させる回転軸は、材料回転手段側回転軸と撹拌手段側回転軸とに分割され、それら材料回転手段側回転軸と撹拌手段側回転軸は、各々変速手段を介して駆動手段に連結され、撹拌手段は材料回転手段よりも高い回転速度で回転するように構成されている。
【0052】
したがって、このような構成では、材料回転手段側および撹拌手段側各々の回転速度が、切削、撹拌各々の役割に応じた最適な回転速度になり、ソフトアイス飲料の調理性能が向上する。
【0053】
また、以上の場合において、上記上部側ケーシングとソフトアイス飲料容器は、相互に分離可能となっている。
【0054】
このような構成では、以上のような構成の上部側ケーシングとソフトアイス飲料容器が、相互に着脱可能に一体化されるので、使用済み後、各々を分離すれば、それぞれを簡単に丸洗いすることができ、非常に衛生的なものとなる。
【0055】
なお、上記の基本的な作用効果を得るに際し、上記上部側ケーシングとソフトアイス飲料容器とは、必ずしも分離可能であることが必須のものではなく、もちろん相互に一体に構成されている場合にも、上述した基本的な作用効果を得ることができることは言うまでもない。
【0056】
また、上記構成において、上述の材料回転手段と撹拌手段とは、何れか一方の駆動により相互に連動して回転するように構成することもできる。
【0057】
そのような構成にした場合、何れか一方を駆動すればよいので、モータ等の駆動手段が1台で足りることになる。
【0058】
また、以上の構成においては、ソフトアイス飲料容器は、その内側に撹拌手段が回転可能に支持されるようになっている一方、同撹拌手段を支持した状態で下部ケーシングのベースプレートに設けられたソフトアイス飲料容器収納セット部上に任意に収納セットされるようになっていて、同収納セット部上に収納セットされた状態では、上記撹拌手段の回転軸が変速手段の出力軸に連結されるように構成されている。
【0059】
このような構成では、上記上部側ケーシングの切削手段で切削された材料が、そのままソフトアイス飲料容器内に移され、同ソフトアイス飲料容器内で撹拌手段により撹拌されて、ソフトアイス飲料が形成される。
【0060】
したがって、完成したソフトアイス飲料の取り出しが容易で、しかも下部側ケーシングのベースプレートを汚さなくて済み、容器自体の洗浄も簡単である。
【0061】
さらに、同ソフトアイス飲料容器収納セット部には、同収納セット部にソフトアイス飲料容器が載置され、かつ所定の角度水平方向に回転された時にソフトアイス飲料容器を上方に同軸移動させて上記収納セット状態を実現する相対的な昇降構造部が設けられている。
【0062】
このような構成では、例えばソフトアイス飲料容器を下部ケーシングのベースプレートのソフトアイス飲料容器収納セット部上に載置して、所定の角度水平方向に回転させると、当該ソフトアイス飲料容器が所定の高さ上方に同軸に移動させられて、上記撹拌手段の回転軸が上記変速機構の出力軸に連結され、上述のような撹拌手段が回転可能となった収納セット状態を簡単に実現することができる。
【0063】
これらの結果、本願発明のソフトアイス飲料の製造装置によると、氷および凍らせた果肉等の所要のスムージー材料が非常に厚さの薄いスライス状態となり、きわめてソフトで舌ざわりの良いものとなる。したがって、家庭でもスムージー本来のソフトで滑らかな、美味しいソフトアイス飲料を提供することができるようになる。
【0064】
しかも、その装置本体を、上記上部側ケーシングと下部側ソフトアイス飲料容器を始めとして、主要構成部相互に分離できるようにした場合には、それら各部の洗浄が容易となり、衛生的である。
【0065】
(実施の形態2)
図9は、本願発明の実施の形態2に係るソフトアイス飲料製造装置の構成を示している。
【0066】
この実施の形態のソフトアイス飲料製造装置は、前述した実施の形態1のものと同様に、スムージーに代表されるソフトアイス飲料を製造するものであって、材料を適切な状態に切削する切削手段を備えた上部ケーシングと、上記切削手段により切削された材料を液体とともにスクランブルする撹拌手段を備えた下部ソフトアイス飲料容器とを備え、それら上部ケーシングと下部ソフトアイス飲料容器とが、より簡単に分離結合可能となっていることを特徴としている。
【0067】
図9中、符号91は有底円筒構造の上部ケーシング、92は同上部側ケーシング91を支持する有底円筒構造の下部ケーシング、93は上記上部ケーシング91の内部に設けられたスクリュー羽根構造の材料押圧部材(特許請求の範囲中の材料回転手段に該当する)、94は上記上部ケーシング91の底部に設けられた材料切削部(特許請求の 範囲中の材料切削手段に該当する)、95は後述するスムージー容器100内に内装される材料撹拌羽根(特許請求の範囲中の撹拌手段に該当する)、96は上記上下両側の各ケーシング中心軸部分において上記上部ケーシング91側から下部ケーシング92側に貫挿された回転軸、97は上記上部ケーシング91の上面側開口部に嵌合固定される蓋部材、98は上記回転軸96を回転駆動する手動ハンドル、100は上記下部側ケーシング92内に収納設置されるスムージー容器(特許請求の範囲中のソフトアイス飲料容器に該当する)である。
【0068】
先ず上記上部ケーシング91は、上述のように、上部が開口した有底円筒体となっており、その底部には略半径方向に所定の幅のスリット94aが形成され、該スリット94a内に裏側から氷削り用の刃94bが材料の回転方向に対して所定の切り込み角を有するように傾斜させて取り付けられている。該取り付けは、その刃部上端が、上記底部上面よりも少し高くなるように突出させた状態で行われており、その突出量は所望に調節することができるようになっている。
【0069】
また、同上部ケーシング91内の上記材料押圧部材(特許請求の範囲中の材料回転手段に該当する)93は、図示のように、螺旋状に傾斜したスクリュー板構造に形成され、筒状の取付けボス99を介して上記回転軸96に固定されている。該材料押圧部材93のスクリュー羽根部分の傾斜は、上記回転軸96が矢印方向に回転された時に、その羽根部分(特に下縁部分)が当該上部ケーシング91内に投入されている材料を押さえ付けながら、上記材料切削部94の切削刃94b上を繰り返し通過させ、それによって当該材料を所望の細切れ状態に切り刻む。特に、同材料の氷、フローズン果実は、薄くスライスされて、上記スリット94aから下方に落下し、下部ケーシング92内に設置されているソフトアイス飲料容器としてのスムージー容器100内に移される。
【0070】
上記下部ケーシング92は、上記のように上部が開口した有底の半円筒体となっているが、底板部92aは安定した支持機能を実現するために筒体部92bの外径よりも所定幅大きい外径のものに形成されている一方、上記筒体部92bは、その前面側が略半分近く断面C字状に開口され、同開口部101を利用して、上述のようにスムージー容器100が任意に収納設置されるようになっている。該スムージー容器100の収納設置は、当該下部ケーシング92上に、上記上部ケーシング91等が嵌合される前に行われる。
【0071】
そして、該スムージー容器100内には、上記上部側ケーシング91の嵌合状態において、回転軸96下端の材料撹拌羽根(特許請求の範囲中の撹拌手段に該当する)95が内装されるようになっている。
【0072】
したがって、上記のように材料切削部94でスライスされた後、スムージー容器100内に移される材料は、該材料撹拌羽根95によって効果的にスクランブルされ、滑らかなスムージーとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施の形態1に係るソフトアイス飲料製造装置の構成を示す正面図である。
【図2】 同装置の構成を示す右側面図である。
【図3】 同装置の背面方向から見た縦断面図である。
【図4】 同装置の平面図である。
【図5】 同装置の底面図である。
【図6】 同装置の受けカップの縦断面図である。
【図7】 同装置の撹拌羽根の正面図である。
【図8】 同装置の切削部の拡大断面図である。
【図9】 本願発明の実施の形態2に係るソフトアイス飲料製造装置の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1は装置本体、1Aは氷等切削機構、2は受けカップ、2Aは撹拌機構、3はスタンド、4は回転操作機構、5は第1の回転力伝達機構、6は第2の回転力伝達機構、7は昇降構造部、8は蓋、11は本体ケーシング、14は回転ケーシングである。

Claims (1)

  1. 材料回転手段により氷を含有する材料を回転させることによって切削する材料切削手段を備えた上部ケーシングと、該上部ケーシングを支持する下部ケーシングと、該下部側ケーシング内に収納セットされるとともに、同収納セット状態では上記上部側ケーシングの下方に位置し、上記切削手段による切削が完了した材料を回転撹拌する撹拌手段が内装されるソフトアイス飲料容器とからなるソフトアイス飲料製造装置において、上記材料回転手段を回転させる回転軸と上記撹拌手段を回転させる回転軸は、上記材料回転手段側回転軸と上記撹拌手段側回転軸に分割されているとともに、それら材料回転手段側回転軸と撹拌手段側回転軸は、各々変速手段を介して駆動手段に連結され、上記撹拌手段は上記材料回転手段よりも高い回転速度で回転するように構成されていることを特徴とするソフトアイス飲料製造装置。
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