JP3754753B2 - 樹脂製キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器口部から道具を用いずに手で容易に取り外すことが可能であり、且つタンパーエビデント性(TE性)も良好な樹脂製キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂製キャップは、一体成形が可能で成形性に優れていると共に、可撓性にも優れているため、打栓操作により容器口部に固定することもでき、従来種々の形態の容器蓋として広く使用されている。
【0003】
密封性に優れていると共に、容器口部から道具を使わずに容易に取り外すことの可能な樹脂製キャップも知られており、例えば特公昭46−30352号公報には、王冠形状のプラスチック製の栓3に、封緘用スカート4、引掛け環1及び止め輪11が設けられている樹脂製キャップが開示されている。この樹脂製キャップにおいて、封緘用スカート4は栓3の頂板部の中央部分から下方に延びており、この封緘用スカート4が瓶口内に嵌め込まれる。また引掛け環1は、栓3のスカート部下端の一部に固定されており、且つ該スカート部の外周面を取り囲むように形成されていると共に、引掛け環1とスカート部の外周面とは、破断容易なブリッジ15によって部分的に連結されている。この引掛け環1は、栓3の補強と栓抜きの機能を有している。更に止め輪11は、栓3のスカート部下端の内面に設けられ、この止め輪11には、切り込み部13が複数箇所に形成されている。即ち、このキャップでは、引掛け環1を指で引張り上げ、更に引掛け環1が栓3に固定されている部分を引き上げると、栓3は、止め輪11に形成されている切り込み部13で破断が生じて折れ曲がり、瓶口から栓3を取り外すことができるというものである。
【0004】
また特公昭53−1712号公報には、環状の外壁(スカート)2を有するキャップ部材10と、環状の外壁2を取り囲むようにして設けられたアーチ形状の帯状体5とから成るキャップが開示されている。該帯状体5は、その両端部6,6で環状の外壁2に固定されていると共に、破断可能なウエッブ(ブリッジ)8によって環状の外壁2に連結されている。即ち、このキャップは、帯状体5を指で引張り上げてウエッブ8を破断し、さらに帯状体5を引張り上げることによって、前記固定部(帯状体5の両端部)6からキャップ部材10を持ち上げて開封を行うというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した先行技術のキャップは、栓抜き等の道具を用いることなく手で開封を行うことができ、従来の王冠等と比較すれば開封性が顕著に優れており、特に前者のキャップは、TE性にも優れている。
然しながら、前者のキャップは、開封に際してキャップ自体を折り曲げたり或いは一部を破断したりするため、開封に際して大きな力を要し、未だ開封性において十分満足し得るものではなかった。
【0006】
後者のキャップは、瓶等の容器の口部にしっかりと嵌合固定されたキャップ部材を、帯状体を持って引張り上げることにより、容器口部から破壊することなく取り外すため、やはり開封に際して大きな力を要し、開封性が十分でない。しかも、開封に際して、帯状体が引き千切れてしまうおそれもある。また帯状体が引き千切れなかったとしても、一度開封したキャップを再び容器口部に装着した場合、そのキャップの外観からは、開封された事実を一目で認識することができず、TE性の点でも未だ改善の余地がある。
【0007】
従って本発明の課題は、開封の際に大きな力を必要とせず、格別の道具を用いることなく手で容易に開封を行うことができると共に、TE性も改善された樹脂製キャップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、頂板部及びスカート部から成り且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及び該スカート部外面の周囲を覆う様に設けられたリング状部材から成る樹脂製キャップにおいて、
前記キャップ本体のスカート部には、軸線方向に延びる複数個の切欠きが周方向に間隔をおいて設けられており、
前記リング状部材は、その一部分がキャップ本体のスカート部外面に一体的に連結固定され且つ他の部分において、複数個の破断可能な橋絡部を介して前記キャップ本体に連結されていると共に、該キャップ本体と該リング状部材とは、キャップ本体とリング状部材とを一体に成形した後のカッティング加工により形成された周状切断面を介して分離しているが該切断面の部分で密着しており、
該リング状部材の下端には、径内方向に突出している可撓性のフラップ片が形成されていることを特徴とする樹脂製キャップが提供される。
【0009】
本発明のキャップでは、キャップ本体スカート部の外面を覆う様に形成されているリング状部材を有しているが、このスカート部には、軸線方向に延びる複数個の切欠きが周方向に間隔をおいて設けられている。これにより、リング状部材を持ち上げると、スカート部が径外方向に広がり、この結果としてキャップ本体を容器口部から容易に取り外すことが可能となり、開栓性が極めて良好となっている。
【0010】
また本発明では、スカート部外面の周囲を覆う様に設けられているリング状部材は、その一部分がキャップ本体のスカート部外面に一体的に連結固定されており、他の部分では複数個の破断可能な橋絡部を介して連結されているが、キャップ本体のスカート部とリング状部材とは、周状切断面を介して分離されており且つ該切断面の部分で密着している。即ち、両者は切断面の部分で密着していることから、このキャップが容器口部に設けられている状態では、キャップ本体スカート部がリング状部材によりタガ締めされ、該スカート部が外方に広がるのが防止され、この結果として、容器口部に対する確実な密封性を確保することができる。特に、軸方向に延びている切欠きがスカート部に形成されている本発明のキャップでは、この切欠きが容器口部とスカート部の突起との係合状態を弱める様に作用する。従って、このようなリング状部材のタガ締め作用は、上記係合状態を強固で且つ確実なものとして良好な密封状態を確保する上で極めて重要な作用である。
【0011】
また、キャップ本体スカート部外面とリング状部材内面とが、周状の切断面を介して密着しているため、打栓時において、破断し易い橋絡部に外力が集中することが有効に防止でき、打栓時における橋絡部の破断が有効に防止されるという利点もある。
【0012】
更に本発明においては、リング状部材の下端に径内方向に突出している可撓性のフラップ片が形成されているが、このフラップ片により、優れたTE性を確保することができる。
本発明のキャップの容器口部からの取り外し、即ち開封は、以下の要領で行われる。先ず、リング状部材を指で引張り上げて橋絡部を破断し、連結固定部を支点としてリング状部材を捲り上げる。この状態で、リング状部材は、連結固定部を残してキャップ本体スカート部から外れ、スカート部に作用していたタガ締め力が開放され、該スカート部は外方に広がった状態となる。従って、リング状部材を更に引張り上げることにより、キャップ本体は容易に容器口部から離脱する。そして、一度、容器口部から取り外したキャップ本体は、スカート部が外方に広がった状態となっているため、再び、容器口部に装着することができる。しかるに本発明のキャップにおいては、リング状部材の下端にフラップ片が設けられているため、一度連結固定部を支点として捲り上げられたリング状部材は、該フラップ片が邪魔をするため、再びスカート部の外周を覆うように元に戻すことが不可能となっている。即ち、一度容器口部から外されたキャップ本体を再び容器口部に戻したとしても、リング状部材は捲り上げられたままの状態となっており、一般の需要者は、一目で開封された事実を認識できるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の樹脂製キャップの要部を容器口部と共に拡大して示す部分拡大側断面図であり、図2は、図1のキャップの底面図であり、図3は、図1のキャップの側面を容器口部と共に示す図、図4は、本発明のキャップの開封操作を説明するための説明図であり、図5及び図6は、本発明のキャップにおけるフラップ片の機能を説明するための説明図である。
【0014】
図1乃至図3において、本発明の樹脂製キャップは、大まかにいって、キャップ本体1と、リング状部材2とから成っている。またキャップ本体1は、頂板部(天面部)3とその外周から垂下しているスカート部4とから成っている。
【0015】
特に図1によく示されているように、スカート部4の内面には、容器口部5の外周側の凹部6と係合する突起7が形成されており、キャップ本体1が容器口部5に確実に保持されるようになっている。また、この具体例においては、天面部3には、容器口部5の内周側と係合するインナーリング8が形成されており、容器口部5の内周側で密封が行われ、密封が行われるようになっている。
【0016】
リング状部材2は、スカート部4の外面を覆うように設けられており、図4に明瞭に表されているように、このリング状部材2で覆われているキャップ本体1のスカート部4には、軸線方向に延びている複数個の切欠き9が周方向に間隔をおいて形成されており、スカート部4は、この切欠き9によって、多数のスカート片4aに分割されている。キャップ本体1のスカート部4とリング状部材2とは、周状の切断面10を介して分離していると共に、上記切断面10よりも下側の複数個の破断可能な橋絡部11と、破断不能な連結部(ヒンジ)12を介して一体に形成されている。またキャップ本体スカート部4の外面とリング状部材2の内面とは、キャップ本体1が容器口部5に打栓されている状態(図1)において、前記切断面10の部分で相互に密着している。即ち、スカート部4には、リング状部材2によるタガ締め力が作用しており、この状態でスカート部4が外方に広がるのが防止され、容器口部5の密封が確実に行われている。
【0017】
またリング状部材2は、特に図3の側面図等に明瞭に示されているように、丁度連結部12とは反対側に位置する部分13の背が高くなっている。これは、後述する開栓操作を行う場合に、一般の使用者がリング状部材2を指で持ち上げる位置を明示するためである。勿論、このような部分2aを設ける代わりに、鍔状の開封用タブを同じ部分に形成しておくこともできる。
【0018】
かかる本発明の樹脂製キャップにおいて、開栓、即ち容器口部5からのキャップの取り外しは、次の要領で行われる。
即ち、リング状部材2の前記部分13を指で引張り上げると、橋絡部11が破断するため、該リング状部材2は、図4に示されている如く、連結部12を支点として上方に捲り上げられ、スカート部4の大部分がリング状部材2の覆いから解放される。従って、このスカート部4に作用していたタガ締め力が解放されるので、リング状部材2を把持具としてキャップ本体1を上方に持ち上げることにより、或いは解放されたスカート部4を直接指で押し上げることにより、格別の道具を用いることなく、キャップ本体1を容器口部5から容易に取り除くことが可能となる。
【0019】
本発明において、キャップ本体1のスカート部4に設けた軸線方向に延びる複数個の切欠き9は、開栓操作によりリング状部材2が取り外された時に(図4の状態)、スカート部4が径外方向に広がり、これにより、容器口部5の外周凹部6とスカート部4の内面突起7との係合が解除され、キャップ本体1の容器口部5からの取り外しを容易に行うようにするためのものであり、その設置個数や周方向間隔は、その機能が有効に発揮されるように決定される。この切欠き9の個数は、キャップの口径等によっても相違するが、一般的には、2乃至20個、特に8乃至12個の範囲程度が実用的であり好ましい。
【0020】
このように、本発明のキャップにおいては、スカート部4の切欠き9は、容器口部5の外周凹部6とスカート部の突起7との係合状態を弱めるように作用するものであるが、打栓状態において、これにリング状部材2によるタガ締め力が作用することにより、係合状態を強固で且つ確実のものとすることができるのである。従って、周状切断面10の部分でスカート部4とリング状部材2とが密着していることは、タガ締め力の作用、即ち、密封性の維持の点で極めて重要な意義を有しているものである。
【0021】
またキャップ本体スカート部4と、リング状部材2との間に設ける橋絡部11の数は、隣り合った切欠き9,9間のスカート片4aとリング状部材2とが少なくとも1個の橋絡部11を介して連結されるようにすることが好ましい。また橋絡部11の位置も種々変化させることができ、例えばスカート片4aの中央部に1個設けたり、或いはスカート片4aの周方向両端部に1個ずつ(スカート片4a当り計2個)設けたりすることができる。要するに、打栓時において、橋絡部の破損が防止され且つ開栓時にその破断が容易に行われるものであればよく、その位置及び個数は特に制限されない。通常、橋絡部11の切断面方向(キャップ軸方向)の断面積は、1個当り0.1乃至0.8mm2 、特に0.2乃至0.4mm2 の範囲にあることが好適である。
【0022】
また図1の部分拡大側断面図に特に明瞭に示されている様に、本発明においては、リング状部材2の下端部に、先端が径内方向に突出している可撓性のフラップ片20を設けることが重要である。このようなフラップ片20を設けることにより、優れたTE性を付与することができる。
【0023】
即ち、図4にも示されている様に、本発明のキャップを容器口部5から取り外した時には、リング状部材2が連結部12を支点として捲り上げられた状態となっており、スカート部4の大部分が剥き出しの状態になっている。従って、図4の状態のキャップを、再び容器口部5に装着し、且つ捲り上げられているリング状部材2を元の状態に復帰させたとすると、一般の使用者には、その外観からは、そのキャップが一度開封されたものであることが一目で判断しずらい場合がある。
【0024】
しかるに本発明によれば、上述したフラップ片20を設けることにより、捲り上げられたリング状部材2を元の状態に復帰させることができなくなっているため、優れたTE性を有しているのである。
即ち、フラップ片20の機能を示す図5及び6において、捲り上げられたリング状部材2を元の状態に復帰させようとすると、リング状部材2に設けられているフラップ片20が、キャップ本体1の肩部30に当接し(図5)、或いはキャップ本体1のスカート部4に引っ掛かり(図6)、該リング状部材2をそれ以上押し下げることが不可能となっている。従って、一度取り外されたキャップを再び容器口部5に装着した場合には、リング状部材2が捲り上げられた状態となっているため、一般の使用者は、一目で開封の事実を知ることができる。
【0025】
本発明においては、上述したフラップ片20の機能を有効に発現させるためには、例えば図5に示す様に、キャップ本体1の肩部30(スカート部4と天面3との連結部分)に水平段差部31を設けることが好ましい。これにより、フラップ片20の先端が水平段差部31に引っ掛かるようになり、リング状部材2の復帰を有効に防止できる。
また、フラップ片20は、特に打栓状態において(図1参照)周状切断面10よりも少なくとも内方に突出しているべきである。このようにすれば、図6に示されているように、フラップ片20が必ずスカート部4の外面で引っ掛かり、それ以上の押し込みが不可能となる。
【0026】
また図2の底面図によく表されている様に、図1乃至3に示す態様のキャップでは、複数個のフラップ片20が間隔をおいて対称な位置に形成されているが、この数や隣合うフラップ片20の間隔等は、捲り上げられたリング状部材2の復帰を有効に防止することができる限り任意に設定できる。例えば、図2の断面でみて、個々のフラップ片20の長さを大きくしたり、或いは長さの小さなフラップ片20を多数設けたり、連結部12以外の部分の全体にわたって連なるアーチ状のフラップ片20を形成しておくこともできる。一般的には、フラップ片20の周方向長さの合計が、リング状部材2の内周に対して50%以上となるように設定しておくことが好ましい。
【0027】
本発明において、上述したキャップの成形に用いる樹脂としては、各種プラスチック、例えば、低−,中−又は高−密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ABS樹脂等が一般に使用される。またキャップ本体とは別個にライナーを施すこともでき、このようなライナーとしては、低密度ポリエチレン、エチレン系重合体、各種ゴム乃至熱可塑性エラストマー、アクリル樹脂プラスチゾル、塩化ビニル樹脂プラスチゾル等を用いることができる。
【0028】
本発明の樹脂製キャップは、上記の樹脂を使用し、射出成形、圧縮成形等の一体成形により、キャップ本体1及びリング状部材2を一体化した状態で成形し、次いで後加工を行うことにより製造することができる。この後加工は、例えばカッティング加工であり、一体成形後、キャップ本体1のスカート部4とリング状部材2との間にカッター等で切り込みを入れ、橋絡部11及び連結部12を除く部分を分離させることにより、周状切断面10が形成され、この部分でスカート部4の外面とリング状部材2の内面とを密着させることができる。
【0029】
このように、本発明の樹脂製キャップは、通常のコアとキャビティとから成る金型を用いて、能率よく短時間で製造でき、またキャップ各部の精度も高く、不良品の発生も少ないという利点を有している。
【0030】
【発明の効果】
本発明の樹脂製キャップは、キャップ本体スカート部の外面を覆う様に設けられているリング状部材の下端にフラップ片を形成したことにより、一旦開封されキャップ本体上に捲り上げられたリング状部材を、元の位置に復帰させることができない構造となっている。従って、一度開封されたキャップ本体を容器口部に再度装着した場合には、リング状部材が捲り上げられた状態となっており、一目で開封の事実を認識することができ、TE性に極めて優れている。
また打栓に際しては、リング状部材がキャップ本体スカート部を保護し、閉栓状態では、リング状部材がスカート部外面を密着して密封性を保持し、更にスカート部に軸線方向に延びる切欠きを形成したことにより、リング状部材を捲り上げると、キャップ本体のスカート部を格別の道具を用いることなく、容器口部から容易に取り外すことができ、密封性や開栓性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の樹脂製キャップの要部を容器口部と共に拡大して示す部分拡大側断面図である。
【図2】 図1のキャップの底面図である。
【図3】図1のキャップの側面図である。
【図4】本発明のキャップの開封操作を説明するための説明図である。
【図5】本発明のキャップにおけるフラップ片の機能を説明するための説明図である。
【図6】本発明のキャップにおけるフラップ片の機能の他の例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1:キャップ本体 2:リング状部材 3:天面
4:スカート部 4a:スカート片 5:容器口部
9:切欠き 10:周状切断面 11:橋絡部
12:連結部(ヒンジ) 20:フラップ片 31:水平段差部
Claims (3)
- 頂板部及びスカート部から成り且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及び該スカート部外面の周囲を覆う様に設けられたリング状部材から成る樹脂製キャップにおいて、
前記キャップ本体のスカート部には、軸線方向に延びる複数個の切欠きが周方向に間隔をおいて設けられており、
前記リング状部材は、その一部分がキャップ本体のスカート部外面に一体的に連結固定され且つ他の部分において、複数個の破断可能な橋絡部を介して前記キャップ本体に連結されていると共に、該キャップ本体と該リング状部材とは、キャップ本体とリング状部材とを一体に成形した後のカッティング加工により形成された周状切断面を介して分離しているが該切断面の部分で密着しており、
該リング状部材の下端には、径内方向に突出している可撓性のフラップ片が形成されていることを特徴とする樹脂製キャップ。 - 前記フラップ片の先端部は、前記周状切断面よりも径内方向に突出している請求項1に記載の樹脂製キャップ。
- 前記フラップ片は、複数個形成されている請求項1又は2に記載の樹脂製キャップ。
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