JP3752878B2 - 打込機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、釘等の止具を打込む打込機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14、図15に従来の打込機の一例を示す。なお、図14は初期状態、図15は打込み動作時を示す。
【0003】
図に示すように、本体1は、圧縮空気を蓄積する蓄圧室2、シリンダ4、シリンダ4内に上下動可能に支持されたピストン8、ピストン8と一体的に設けられ下端によって射出部12内に位置する止具6を打込むドライブビット7、シリンダ4下方外周に設けられ、逆止弁を備えた空気通路11を介してシリンダ4内部と連通する戻り空気室3、シリンダ4上方に上下動可能に設けられた主弁5、主弁上室15と蓄圧室2とを空気通路9を介して連通・遮断させるトリガバルブ14等を備えた構成をしている。また、本体1には後端に蓄圧室2を形成し、図示しない空気圧縮機と接続されたエアホース50が接続される空気取入口16を有するハンドル部13が設けられており、ハンドル部13近傍にはトリガバルブ14を制御するトリガ17が設けられている。
【0004】
上記構成の打込機1は、空気圧縮機と接続されたエアホース50をハンドル部13後端の空気取入口16に接続することにより、蓄圧室2内に圧縮空気が蓄積される。
【0005】
図14の打込機は蓄圧室2内に圧縮空気が蓄積され、打込みが行われる前の初期状態にあり、トリガバルブ14が空気通路9を介して蓄圧室2内と主弁上室15とを連通させている。
【0006】
図に示すように主弁5が下方に位置した状態にあると、シリンダ4内と蓄圧室2との連通が遮断されると共にシリンダ4上方に位置する排気口10が開状態となっており、シリンダ4内のピストン8上方は大気と連通し、シリンダ4内のピストン8及びドライブビット7は上昇位置にある。
【0007】
図15に示すようにトリガ17が操作されトリガバルブ14が動作すると、主弁上室15と蓄圧室2との連通は遮断され、主弁5は蓄圧室2内の圧縮空気により上昇し、シリンダ4内と蓄圧室2とが連通すると共に排気口10が閉状態となり、シリンダ4内のピストン8上方に圧縮空気が流れ込み、ピストン8及びドライブビット7はシリンダ4内を急激に下降して射出部12内に位置する止具6を打撃し被打込材19に打込む。
【0008】
なお、この際に戻り空気室3内にはシリンダ4に設けられた空気通路11を介して圧縮空気が流入する。
【0009】
その後、トリガ17の操作が解除されトリガバルブ14が初期状態に復帰し主弁上室15と蓄圧室2とを連通させると、主弁5が下降しシリンダ4内部のピストン8上方の圧縮空気は排気口10から大気に排出され、ピストン8及びドライブビット7は戻り空気室3内の圧縮空気によって上昇し、打込機は図14に示す初期状態に復帰する。
【0010】
従来の打込機は上記したような動作を行うものであり、打込み動作時に蓄圧室2内の圧縮空気はシリンダ4及び戻り空気室3に流入され、その後大気に排出されるものであるため、打込み動作を行うことによって蓄圧室2内の圧力は低下する。しかし、蓄圧室2はハンドル部13の後端に設けられた空気取入口16及びエアホース50を介して空気圧縮機と連通しているため、蓄圧室2内の圧力が低下したら空気圧縮機から圧縮空気が供給され、蓄圧室2は打込み動作を行うに必要な空気圧を常に保持しており打込み動作が可能となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来の打込機は、空気圧縮機から圧縮空気を供給されて打込み動作を可能としているものであり、言い替えれば空気圧縮機と接続していなければ打込み動作を行うことができないものであった。このため、空気圧縮機と接続するためのエアホース50の存在が不可欠であり、打込機はエアホース50の長さや、空気圧縮機の設置場所等の制限を受けるものであり作業性が悪いものであった。
【0012】
また、狭い場所で作業を行う場合等にはエアホース50が邪魔になるという欠点があった。
【0013】
上記欠点を解消する方法として、実公昭48−13499号公報にあるように本体に着脱自在な液化ガス貯溜タンク内の液化ガスを動力源とするようにした打込機がある。これはエアホースの長さや、空気圧縮機の設置場所等による制限は受けないものであるが、使用済みの貯溜タンクへ液化ガスを再充填するのは困難であるため、作業量が多い場合にはあらかじめ多数の貯溜タンクを用意する必要があった。
【0014】
また、別の解決方法として、2次電池を動力源とした打込機があるが、圧縮空気を動力源にしたものに比べ小出力であると共に、2次電池の充電に時間がかかる等の欠点がある。
【0015】
本発明の目的は、上記欠点を解消し、空気圧縮機と接続しない状態でも使用可能で作業性が良く、かつ圧縮空気の充填を容易に行うことができる打込機を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本体が使用可能な空気圧よりも高い圧力の圧縮空気を蓄積可能な第2蓄圧室を設けると共に、エアホースを介して空気圧縮機と接続可能な空気取入口と、第2蓄圧室と空気取入口との連通を制御する弁と、第2蓄圧室内の圧縮空気を減圧して第1蓄圧室内へ供給する減圧弁とを設けることにより達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜図5を用いて本発明打込機の一実施形態を説明する。なお、本実施形態の打込機は従来の打込機と同様の打込み動作を行うものであり、同一構成の部位には同一の符号を付したので説明を省略する。また、従来の打込機と同様にハンドル部13内に設けられた蓄圧室2を以下第1蓄圧室2という。
【0018】
図に示すように本体1のハンドル部13後端には、第1蓄圧室2と連通する第2蓄圧室20、エアホース50を介して空気圧縮機と接続可能な空気取入口16が設けられている。第1蓄圧室2と第2蓄圧室20との間には減圧弁21が設けられており、第2蓄圧室20と空気取入口16との間には逆止弁22が設けられている。
【0019】
第1蓄圧室2は、止具を打込む際に消費する圧縮空気を蓄積するもので、従来の一般的な打込機と同等の耐圧強度を有し、本実施形態では設定圧力8Kgf/cm2程度の圧縮空気を蓄積できる耐圧強度とする。一方、第2蓄圧室20は空気圧縮機から供給される高圧の圧縮空気を蓄積するもので、第1蓄圧室2より高い耐圧強度を有し、本実施形態では圧力30Kgf/cm2程度の圧縮空気を蓄積する耐圧強度とし、容積を1リットルとする。2つの蓄圧室2、20は減圧弁21を介して連結してあり、第2蓄圧室20の圧縮空気を減圧し、第1蓄圧室2に導入する。
【0020】
第2蓄圧室20と空気取入口16との間に設けられた逆止弁22は、図2に示すように弁体であるウレタンボール27と、逆止弁22が常に閉鎖位置にあるようウレタンボール27を付勢するスプリング33から構成されている。空気取入口16側の圧力が第2蓄圧室20側より高圧の場合、ウレタンボール27がスプリング33の付勢力に抗して第2蓄圧室20側に移動し、逆止弁22は開放状態になって空気圧縮機から圧縮空気が空気取入口16及び逆止弁22を介して第2蓄圧室20内へ供給される。逆に第2蓄圧室20側の圧力が空気取入口16側より高圧、もしくはほぼ同等である場合、逆止弁22は閉鎖状態にあり、第2蓄圧室20内の圧縮空気が空気取入口16側へ流出しない。
【0021】
空気取入口16に空気圧縮機と接続されたエアホース50を接続した場合について説明する。
【0022】
上記したように逆止弁22の働きによって第2蓄圧室20内の圧力が空気取入口16側の圧力とほぼ同等となるまで第2蓄圧室20内には空気圧縮機からの圧縮空気が供給される。第2蓄圧室20内に蓄積された圧縮空気は、第1蓄圧室2と第2蓄圧室20との間に設けられた減圧弁21を介して第1蓄圧室2内に供給される。
【0023】
減圧弁21は図3、図4に示すように第1蓄圧室2と第2蓄圧室20との連通を開閉するウレタンボール28、ウレタンボール28が第1蓄圧室2と第2蓄圧室20との連通を遮断するよう常に付勢するスプリング31、摺動可能に設けられウレタンボール28を制御するレギュレータピストン29、レギュレータピストン29を付勢するスプリング30から構成されている。レギュレータピストン29はスプリング30によりウレタンボール28側に移動するよう常に付勢されていると共に第1蓄圧室2内の圧縮空気によってウレタンボール28から離れるようすなわち図中左方に付勢される。
【0024】
図3に示す減圧弁21は、レギュレータピストン29がスプリング30の付勢力に抗して図中左側に位置しており、第1蓄圧室2と第2蓄圧室20との連通が遮断された状態にある。この際には第1蓄圧室2内は設定圧力(本実施形態では8Kgf/cm2)にあり、レギュレータピストン29は第1蓄圧室2内の圧力が設定圧力付近にあると、スプリング30の付勢力に抗してウレタンボール28から離れるよう摺動する構成となっている。
【0025】
打込機が打込み動作を行い第1蓄圧室2内の圧力が低下すると、レギュレータピストン29に加わる第1蓄圧室2内の圧縮空気による付勢力がスプリング30の付勢力よりも弱くなり、レギュレータピストン29はウレタンボール28側に摺動して、図4に示すようにレギュレータピストン29端部がウレタンボール28に当接し、ウレタンボール28をスプリング31の付勢力に抗して動作させ第1蓄圧室2と第2蓄圧室20とを連通させる。
【0026】
第2蓄圧室20内の圧縮空気が減圧弁21を介して第1蓄圧室2内に供給され、第1蓄圧室2内の圧力が上昇し設定圧力となると再びレギュレータピストン29は図3に示す状態となり減圧弁21は第1蓄圧室2と第2蓄圧室20との連通を遮断する。
【0027】
すなわち、第1蓄圧室2の圧縮空気供給源である第2蓄圧室20内の圧力が第1蓄圧室2の設定圧力よりも高圧である場合には、減圧弁21の働きによって第1蓄圧室2内の圧力は常に設定圧力となる。
【0028】
空気取入口16にエアホース50が接続されると、上記したように第2蓄圧室20内及び第1蓄圧室2内にそれぞれ所定圧力の圧縮空気が蓄積される。打込機が動作し第1蓄圧室2内の圧力が低下すると減圧弁21を介して第2蓄圧室20内の圧縮空気が第1蓄圧室2内に供給され、第2蓄圧室20内の圧力が低下するとエアホース50、空気取入口16及び逆止弁22を介して空気圧縮機からの圧縮空気が第2蓄圧室20内に供給され、常に第1蓄圧室2内及び第2蓄圧室20内は所定圧力を維持する。
【0029】
なお、図1及び図5に示すように本体1には第1蓄圧室2と大気との連通を制御するリリーフバルブ24が設けられている。リリーフバルブ24は、ウレタンボール34、大気と第1蓄圧室2との連通を遮断するようウレタンボール34を常に図中下方に付勢するスプリング35とからなり、第1蓄圧室2内の圧力が設定圧力内である時にはスプリング35の付勢力によりウレタンボール34が大気と第1蓄圧室2との連通を遮断する。第1蓄圧室2内の圧力が設定した設定圧力以上となると、スプリング35の付勢力に抗してウレタンボール34が図中上昇し、第1蓄圧室2は大気と連通する。
【0030】
リリーフバルブ24は、第1蓄圧室2と第2蓄圧室20との間に設けられた減圧弁21が動作不良を起こして第1蓄圧室2内の圧力が設定圧力以上となってしまうことを防止し、第1蓄圧室2及びこれより後段のシリンダ4、ピストン8等の破損を防止する。
【0031】
なお、リリーフバルブ24が動作する条件は、スプリング35の付勢力と、ウレタンボール34の受圧面積によって定められる。
【0032】
次に空気取入口16からエアホース50を外し、打込機と空気圧縮機との接続を解除した場合について説明する。なお、第1蓄圧室2内及び第2蓄圧室20内は空気圧縮機から供給された圧縮空気により設定圧力にあるとする。
【0033】
上記したように第2蓄圧室20内の圧力は第1蓄圧室2内の圧力よりも高圧であり、打込機が打込み動作を行うことにより、第1蓄圧室2内の圧力が低下した際には第2蓄圧室20内の圧縮空気が減圧弁21を介して第1蓄圧室2内に供給される。
【0034】
第1蓄圧室2内の設定圧力は8Kgf/cm2で、第2蓄圧室20内の圧力は30Kgf/cm2、容積が1リットルとすると、打込機と空気圧縮機との接続が解除された場合に第2蓄圧室20内の圧力が第1蓄圧室2の設定圧力に低下するまで第1蓄圧室2内に供給される圧縮空気量は大気圧換算で次のようになる。
【0035】
(30−8)×1=22[リットル]
打込機が1本の止具を打込む際に消費される圧縮空気量が大気圧換算で約0.5リットルとすると、約44本の止具を打込むことができる。
【0036】
打込み動作が繰り返され第2蓄圧室20の圧力が第1蓄圧室2の設定圧力以下に低下すると減圧弁21が開き、両蓄圧室2、20を連通した状態となる。この状態で打込み動作を続けると両蓄圧室2、20の圧力は同時に低下していき、最終的に十分な出力が得られず止具6を打込めなくなる。
【0037】
この場合には、空気取入口16にエアホース50を再び接続し、第1蓄圧室2及び第2蓄圧室20内に圧縮空気を再充填させればよい。
【0038】
上記したように本実施形態によれば、エアホースを使用することなく打込み動作させることが可能となり、エアホース50及び電源コードの長さや空気圧縮機の設置場所等による打ち込み作業範囲の制限がなくなり、任意場所での使用が可能となって作業性を向上できるようになる。また少容量の第2蓄圧室20で多数の止具6を打込めるようになって作業性を更に向上できるようになる。なお第2蓄圧室20への圧縮空気の供給は通常の空気圧縮機でよく、液化ガスの充填のような困難性はないと共に短時間で圧縮空気の充填をできるので、予め液化ガス貯留タンクを複数用意する必要はなく、作業性を更に向上できる。
【0039】
図6〜図8に本発明打込機の他の実施形態を示す。
【0040】
図6に示す打込機は空気取入口16、減圧弁21及び逆止弁22を設けた本体1に第2蓄圧室20を着脱可能としたもので、減圧弁21と逆止弁22との間には空気通路61が設けられていると共に空気通路61と連通する着脱装置60aが設けられている。
【0041】
第2蓄圧室20には着脱装置60aと係合可能な空気取入口60bが設けられ、着脱装置60aと空気取入口60bとを係合させることにより、空気取入口16及び逆止弁22を介して空気圧縮機から供給された圧縮空気が第2蓄圧室20内に流入する。
【0042】
なお、上記実施形態と同様に第2蓄圧室20が第1蓄圧室2よりも高い圧力の圧縮空気を蓄積可能であり、空気圧縮機との接続が外された場合には第2蓄圧室20内の圧縮空気が減圧弁21により減圧され第1蓄圧室2内に供給されるものである。また、本体1に設けられた着脱装置60aは第2蓄圧室20の空気取入口60bと係合してない状態の時には閉状態となる構成、あるいは空気通路61内の圧力が空気取入口60b接続側の圧力よりも大きい場合には閉状態となる構成であることが必要である。
【0043】
このような構成をした打込機は空気圧縮機と接続して作業を行う際には第2蓄圧室20を本体1から外すこともでき、第2蓄圧室20を任意に取外しできるようになるので、空気圧縮機と接続した状態において、比較的大型な第2蓄圧室20が存在することによる不具合等を解消できるようになる。
【0044】
図7は本体1内に減圧弁21を設けた打込機に第2蓄圧室20を着脱可能とした構成をしており、第2蓄圧室20に空気取入口16と係合可能な着脱装置60、本体1に設けられた空気取入口16と同形状の空気取入口63、逆止弁22を設けたもので、図6に示す実施形態と同様の作用効果を奏し得るものである。
【0045】
図8は従来構成の打込機に第2蓄圧室20を着脱可能としたものであり、図に示すように第2蓄圧室20は空気取入口63、減圧弁21、逆止弁22及び着脱装置60を設けた構成をしている。
【0046】
図8に示す実施形態は従来構成の打込機に本発明を採用することができるようにしたものであり、図6に示す実施形態と同様の作用効果を奏し得るものである。
【0047】
図9〜図13に本発明打込機の他の実施形態を示す。図9〜図13は外部より操作することにより、第2蓄圧室20内の圧縮空気を大気に放出させることができるようにしたものである。
【0048】
図9は逆止弁22を開状態とさせることができる操作子44を設けたもので、作業終了後等に操作子44を操作することにより第2蓄圧室20内の圧縮空気を逆止弁22、空気取入口16を介して大気に放出させることができる。
【0049】
図10は上記実施形態での逆止弁22に代え、外部より操作可能な操作レバー26を有する放出弁23を設けたものであり、空気取入口16に空気圧縮機と接続されたエアホース50が接続された状態の時には操作レバー26を操作し放出弁23を開状態とすることにより第2蓄圧室20内に圧縮空気を流入させることができ、空気取入口16にエアホース50が接続されていない状態の時に放出弁23を開状態とすると第2蓄圧室20内の圧縮空気を大気に放出させることができる。
【0050】
図11は逆止弁22とは関連のない個所に第2蓄圧室20と大気との連通・遮断を制御することができる外部より操作可能な操作レバー26を有する放出弁23を設けたものであり、操作レバー26を操作することにより放出弁23を開状態とすれば、第2蓄圧室20内の圧縮空気を大気に放出させることができる。
【0051】
図12は逆止弁22とは関連のない個所に第2蓄圧室20と大気との連通・遮断を制御する外部より操作可能な操作子44を有する放出弁23を設けたものであり、操作子44を操作して放出弁23を開状態とすることにより第2蓄圧室20内の圧縮空気を大気に放出させることができる。
【0052】
図13は第2蓄圧室20と空気取入口16との間に逆止弁22の他に外部より操作可能な操作レバー26を有する放出弁23を設けたものであり、操作レバー26を操作し放出弁23を開状態とすることにより空気取入口16を介して第2蓄圧室20内の圧縮空気を大気に放出させることができる。
【0053】
なお、上記した図9〜図13の実施形態では第2蓄圧室20内と大気とを連通させ、第2蓄圧室20内の圧縮空気を大気に放出させるようにしたものであるが、図11及び図12に示す放出弁23及び操作子44を本体1のハンドル部13等に設けて第1蓄圧室2内と大気とを連通させることができる構成としても良い。このような構成とし、放出弁23あるいは操作子44を操作して第1蓄圧室2内と大気とを連通させると、第1蓄圧室2内の圧縮空気が大気に放出されるが、これにより第1蓄圧室2内の圧力が低下し減圧弁21を介して第2蓄圧室20内の圧縮空気が第1蓄圧室2内に流入されるので、放出弁23あるいは操作子44を操作して第1蓄圧室2内と大気とを連通させた状態を維持させれば最終的に第2蓄圧室20内のすべての圧縮空気も減圧弁21及び第1蓄圧室2を介して大気に放出されることとなる。このような構成とした場合には、大気に放出される圧縮空気の圧力は第1蓄圧室2の設定圧力以内であるため、高圧の第2蓄圧室20内の圧縮空気を大気に放出する場合に比べ、排気音が小さくなる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、本体が使用可能な空気圧よりも高い圧力の圧縮空気を蓄積可能な第2蓄圧室を設け、エアホースを介して空気圧縮機と接続可能な空気取入口と、第2蓄圧室と空気取入口との連通を制御する弁と、第2蓄圧室内の圧縮空気を減圧して第1蓄圧室内へ供給する減圧弁とを設けた構成としたことにより、空気圧縮機と接続させた状態での作業、空気圧縮機との接続を解除した状態での作業を行うことができるようになり、エアホース等により空気圧縮機に接続しない状態でも使用可能で作業性が良く、かつ圧縮空気の充填を容易に行うことができる打込機を提供することができるようになる。また少容量の第2蓄圧室で多数の止具を打込めるようになって作業性を更に向上できるようになる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明打込機の一実施形態を示す断面側面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図1の要部拡大図。
【図4】図3に示す減圧弁の動作状態を示す要部拡大図。
【図5】図1の要部拡大図。
【図6】本発明打込機の他の実施形態を示す断面側面図。
【図7】本発明打込機の他の実施形態を示す断面側面図。
【図8】本発明打込機の他の実施形態を示す断面側面図。
【図9】本発明打込機の他の実施形態を示す要部拡大断面。
【図10】本発明打込機の他の実施形態を示す要部拡大断面。
【図11】本発明打込機の他の実施形態を示す要部拡大断面。
【図12】本発明打込機の他の実施形態を示す要部拡大断面。
【図13】本発明打込機の他の実施形態を示す要部拡大断面。
【図14】従来の打込機の一例を示す断面側面図。
【図15】図14に示す打込機の打込み動作状態を示す要部拡大側面図。
【符号の説明】
2は第1蓄圧室、4はシリンダ、5は主弁、7はドライブビット、8はピストン、16は空気取入口、20は第2蓄圧室、21は減圧弁、22は逆止弁、60は着脱装置である。
Claims (7)
- 本体に設けられた第1蓄圧室内の圧縮空気により、シリンダ内に上下動可能に設けられたピストンを駆動し、ドライブビットにより止具を打込む打込機であって、
第1蓄圧室内の圧縮空気より高い圧力の圧縮空気を生成する空気圧縮機と接続可能な空気取入口と、空気取入口からの高圧の圧縮空気を蓄積する第2蓄圧室と、第2蓄圧室と空気取入口との間に設けられ、第2蓄圧室から空気取入口側への圧縮空気の流出を阻止する逆止弁と、第2蓄圧室内の圧縮空気を減圧して第1蓄圧室内へ供給する減圧弁とを設けたことを特徴とする打込機。 - 前記第2蓄圧室、空気取入口、逆止弁、減圧弁を有する部材を本体と別体に設け、本体に着脱可能としたことを特徴とする請求項1記載の打込機。
- 前記減圧弁を本体内に設けると共に第2蓄圧室、空気取入口、逆止弁を有する部材を本体と別体に設け、本体に着脱可能としたことを特徴とする請求項1記載の打込機。
- 前記本体内に第1蓄圧室内の圧力が設定圧力以上となると、第1蓄圧室内と大気とを連通させる安全弁を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の打込機。
- 前記第1蓄圧室あるいは第2蓄圧室内と大気とを連通させる外部より操作可能な放出弁を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の打込機。
- 前記逆止弁を外部より操作して開閉できるようにし、第2蓄圧室内の圧縮空気を空気取入口側へ流出できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の打込機。
- 本体内の第1蓄圧室内の圧縮空気によりシリンダ内のピストンを駆動し、ピストンに取付けられたドライブビットにより止具を打撃して止具を打込む打込機であって、
本体が使用可能な空気圧より高い圧力の圧縮空気を蓄積した第2蓄圧室内の圧縮空気を減圧して第1蓄圧室に供給し、第1蓄圧室の圧縮空気によりピストンを駆動するようにし、少容量の第2蓄圧室の圧縮空気により多数の止具を打込めるようにしたことを特徴とする打込機。
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