JP3752829B2 - 液晶表示パネルと半導体チップとの接合方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は電子部品及びその接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば液晶表示装置には、液晶表示パネル(電子部品)を駆動するためのLSIチップ等からなる半導体チップ(電子部品)を液晶表示パネルに異方導電性接着剤を介して搭載したものがある。
【0003】
図11は従来のこのような液晶表示装置の一例の一部の平面図を示したものである。この液晶表示装置は液晶表示パネル1を備えている。液晶表示パネル1は、ガラスや樹脂等からなる下側と上側の2枚の基板2、3が互いに貼り合わされ、その間に液晶(図示せず)が封入された構造となっている。この場合、下側基板2の図11における下辺部及び右辺部は上側基板3から突出され、これらの突出部の各上面の所定の箇所には半導体チップ4、5が異方導電性接着剤6、7を介して搭載されている。また、下側基板2の上面の図11における右辺部の下辺側にはフレキシブル配線基板8の一端部が異方導電性接着剤9を介して接合されている。
【0004】
次に、図12は図11に示す液晶表示パネル1の半導体チップ4の搭載される部分の一部の平面図を示し、図13は図11に示す半導体チップ4の一部の透過平面図を示したものである。まず、図12において一点鎖線で示すように、液晶表示パネル1の下側基板2の上面の所定の箇所は長方形状の半導体チップ搭載領域11となっている。この半導体チップ搭載領域11内の右端部、上端部の右側及び下端部の右側には入力側接続端子12がそれぞれ適宜に設けられ、上端部の左側には出力側接続端子13が千鳥状に設けられ、左端部及び下端部の左側にはダミー接続端子14がそれぞれ1列に設けられている。また、半導体チップ搭載領域11の外側の各所定の箇所には、入力側接続端子12に接続された入力側配線15及び出力側接続端子13に接続された出力側配線16がそれぞれ設けられている。次に、図13に示すように、半導体チップ4の長方形状の下面の右端部、上端部の右側及び下端部の右側には入力側接続端子(バンプ)17がそれぞれ1列に設けられ、上端部の左側には出力側接続端子(バンプ)18が千鳥状に設けられ、左端部及び下端部の左側にはダミー接続端子(バンプ)19がそれぞれ1列に設けられている。
【0005】
次に、図14は図11に示す液晶表示装置の半導体チップ4の搭載部分の一部の断面図を示したものである。異方導電性接着剤6は、熱硬化性の絶縁性接着剤21中に粒径5μm程度の導電性粒子22が混入されたものからなっている。この場合、導電性粒子22は、詳細には図示していないが、樹脂等からなる弾性変形可能なコアの表面に金属メッキ等からなる導電膜が被着されたものからなっている。そして、半導体チップ4の入力側及び出力側の有効接続端子17(18)は下側基板2の入力側及び出力側の有効接続端子12(13)に熱圧着時の圧力により適宜につぶされた導電性粒子22を介して導電接続されている。また、半導体チップ4のダミー接続端子19は下側基板2のダミー接続端子14に熱圧着時の圧力により適宜につぶされた導電性粒子22を介して導電接続されている。さらに、半導体チップ4の下面側は下側基板2の半導体チップ搭載領域11上に熱硬化した絶縁性接着剤21を介して接合されている。
【0006】
ここで、ダミー接続端子14、19を設けた理由について説明する。ダミー接続端子14、19が無い場合には、半導体チップ4を下側基板2上にその間に異方導電性接着剤6を介在させた状態で熱圧着するとき、半導体チップ4の入力側及び出力側接続端子17、18が設けられていない部分下に存在する異方導電性接着剤6に圧力が加わりにくく、この影響を受けて、その近傍の入力側及び出力側接続端子17、18が設けられている部分下に存在する異方導電性接着剤6にも圧力が加わりにくくなり、この部分における導電性粒子22が所期の通りつぶれず、導電接続不良が生じることがある。換言すれば、粒径5μm程度の導電性粒子22が2〜3μm程度につぶされると、その反力により導電接続を良好なものとすることができる。そこで、熱圧着時の圧力が半導体チップ4下に存在する異方導電性接着剤6に均一に加わるようにするために、ダミー接続端子14、19を設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、半導体チップ4を下側基板2上にその間に異方導電性接着剤6を介在させた状態で熱圧着する際に使用するボンディングツール(図示せず)において重要な点の1つに、ボンディングツール底面の半導体チップ4に対する平行度がある。この平行度としては、長方形状の半導体チップ4の長手方向約20mmに対して高低差1μm以下が要求され、極めて厳しい条件である。しかも、この平行度は量産中に種々の理由から狂いやすく、ひいては接合(ボンディング)不良を引き起こし、またボンディング装置の調整回数も多くなってしまう。しかるに、上述の従来技術では、熱圧着時の圧力が半導体チップ4下に存在する異方導電性接着剤6に均一に加わるようにするために、ダミー接続端子14、19を設けているだけであるので、上記平行度の狂いに対しては対処することができないという問題があった。
この発明の課題は、ボンディングツール底面の平行度が若干狂っても、接合不良が生じないようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る電子部品は、方形状の領域内の所定の箇所に複数の接続端子を設け、同領域内の別の所定の複数箇所に高さが前記接続端子の高さよりも高いダミー端子を設けたものである。
請求項6記載の発明に係る電子部品の接合構造は、方形状の領域内の所定の箇所に複数の接続端子が設けられ、同領域内の別の所定の複数箇所にダミー端子が設けられた一方の電子部品と、同じく方形状の領域内の所定の箇所に複数の接続端子が設けられ、同領域内の別の所定の複数箇所にダミー端子が設けられた他方の電子部品とを異方導電性接着剤を介して接合した電子部品の接合構造であって、前記一方の電子部品のダミー端子の高さを当該電子部品の接続端子の高さよりも高くし、前記他方の電子部品のダミー端子の高さを当該電子部品の接続端子の高さと同じかまたはそれよりも高くしたものである。
この発明によれば、一方の電子部品と他方の電子部品とを異方導電性接着剤を介して接合するとき、一方の電子部品のダミー端子と他方の電子部品のダミー端子とが互いに当接することにより、圧力が加わる方向のストッパとして作用し、これによりボンディングツール底面の実質的な平行度が確保されることとなり、したがってボンディングツール底面の平行度が若干狂っても、接合不良が生じないようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態における液晶表示パネルの半導体チップの搭載される部分の一部の平面図を示し、図2は同実施形態における半導体チップの一部の透過平面図を示し、図3は図1に示す液晶表示パネルに図2に示す半導体チップを搭載した状態の一部の断面図を示したものである。これらの図において、図12〜図14と同一部分には同一の符合を付し、その説明を適宜省略する。この実施形態において、図12〜図14に示す従来の場合と異なる点は、図1に示すように、液晶表示パネル1の下側基板2の上面の所定の箇所からなる長方形状の半導体チップ搭載領域11内の4隅にダミー端子31が設けられている点と、図2に示すように、半導体チップ4の長方形状の下面の4隅にダミー端子32が設けられている点である。この場合、図3に示すように、半導体チップ4のダミー端子32の高さは半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)の高さと同じとなっているが、下側基板2のダミー端子31の高さは下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)の高さよりも所定の高さだけ高くなっている。
【0010】
ここで、下側基板2のダミー端子31の高さについて説明する。液晶表示パネル1がアクティブマトリックス型のものであると、図示していないが、下側基板2上には画素電極、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ、走査ラインや信号ライン等の各種の配線、ゲート絶縁膜等の各種の絶縁膜、配向膜等が設けられている。そこで、入力側等の接続端子12(13、14)を、下側基板2の上面に設けられたゲート絶縁膜及びその上面に設けられた信号ライン形成用金属膜によって形成する。一方、ダミー端子31を、下側基板2上に形成するすべての膜を積層することによって形成する。すると、入力側等の接続端子12(13、14)の高さを0.5μm程度とすることができるのに対し、ダミー端子31の高さを2.5μm程度とすることができ、その差を2μm程度とすることができる。
【0011】
このように、この実施形態では、半導体チップ4のダミー端子32の高さを半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)の高さと同じとし、下側基板2のダミー端子31の高さを下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)の高さよりも所定の高さだけ高くしている。このため、半導体チップ4を下側基板2上に異方導電性接着剤6を介して接合するとき、4隅の両ダミー端子31、32が互いに当接することになる。すなわち、両ダミー端子31、32間に介在された導電性粒子22は、後述するように、かなりの圧力を受けて、ほとんどつぶれてしまい、さらには半導体チップ4の通常金や半田等の比較的軟らかい金属からなるダミー端子32の下面に食い込んでしまう。この結果、両ダミー端子31、32が互いに当接することになる。
【0012】
ここで、熱圧着時の圧力について説明する。一例として、半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)の合計数が100個であり、ダミー端子32が4個であり、端子1個当たりの適正荷重が20gであると、半導体チップ4に加える荷重は104×20=2080gとなる。したがって、半導体チップ4のダミー端子32と下側基板2のダミー端子31との間に介在された導電性粒子22がつぶれ始める時点においては、1個のダミー端子32に加わる荷重は2080÷4=520gとなる。すなわち、1個のダミー端子32に加わる荷重は適正荷重(20g)の20数倍と極めて高くなる。このため、両ダミー端子31、32間に介在された導電性粒子22は、ほとんどつぶれてしまい、さらにはダミー端子32の下面に食い込んでしまう。この結果、両ダミー端子31、32が互いに当接することになる。
【0013】
そして、4隅の両ダミー端子31、32が互いに当接すると、圧力が加わる方向のストッパとして作用する。この結果、半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)と下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)との間の間隔は、下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)とダミー端子31との高さの差(2μm程度)に保持される。すなわち、ボンディングツール底面の平行度が若干狂っていても、ボンディングツール底面の実質的な平行度が確保されることになる。そして、半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)は下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)に2μm程度につぶされた導電性粒子22を介して導電接続されることとなり、接合不良が生じないようにすることができる。
【0014】
なお、上記第1実施形態では、図3に示すように、半導体チップ4のダミー端子32の高さを半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)の高さと同じとし、下側基板2のダミー端子31の高さを下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)の高さよりも所定の高さだけ高くした場合について説明したが、これとは逆に、下側基板2のダミー端子31の高さを下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)の高さと同じとし、半導体チップ4のダミー端子32の高さを半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)の高さよりも所定の高さだけ高くなるようにしてもよい。次に、この逆の場合の一例をこの発明の第2実施形態として説明する。
【0015】
(第2実施形態)
図4〜図9はそれぞれこの発明の第2実施形態における半導体チップの各製造工程を示したものである。そこで、これらの図を順に参照しながら、この実施形態における半導体チップの構造についてその製造方法と併せ説明する。まず、図4に示すように、シリコン基板(ウエハ)41上にAlやAl合金等からなる接続パッド42が設けられ、その上面の接続パッド42の中央部を除く部分にパッシベーション膜43が被覆され、接続パッド42の中央部がパッシベーション膜43に設けられた開口部44を介して露出されたものを用意する。この場合、パッシベーション膜43のダイシングストリートに対応する部分にも開口部45が設けられている。また、この場合の接続パッド42とは、その上に、図2に示す入力側接続端子17、出力側接続端子18及びダミー接続端子19が形成されるものである。
【0016】
次に、図5に示すように、上面全体に下地金属層46を形成する。この下地金属層46は2層構造または3層構造となっている。2層構造の場合には、第1層がTi−W合金等からなり、第2層がAu、Cu等からなっている。3層構造の場合には、第1層がCr、Ti、W、Ni、Ti−W合金、Ti−Ni合金等からなり、第2層がCu、Pt、Pd、Ni等からなり、第3層がAu等からなっている。次に、下地金属層46の上面の接続パッド42に対応する部分を除く部分及び図2に示すダミー端子32の形成領域を除く部分にメッキレジスト層47を形成する。この状態では、接続パッド42に対応する部分及びダミー端子32形成領域におけるメッキレジスト層47には開口部48、49が形成されている。この場合、開口部49の大きさは開口部48の大きさよりも後述する理由から所定の大きさだけ小さくなっている。
【0017】
次に、図6に示すように、下地金属層46をメッキ電流路としてAu等の電解メッキを行うことにより、メッキレジスト層47の開口部48、49内の下地金属層46の上面に入力側等の接続端子17(18、19)及びダミー端子32を形成する。この場合、開口部49の大きさが開口部48の大きさよりも小さくなっているので、開口部49内の被メッキ面における局部メッキ電流密度が開口部48内の被メッキ面における局部メッキ電流密度よりも高くなる。この結果、ダミー端子32の高さは入力側等の接続端子17(18、19)の高さよりも高くなる。そこで、開口部49の大きさを開口部48の大きさよりもある所定の大きさだけ小さくしておくと、ダミー端子32の高さを入力側等の接続端子17(18、19)の高さよりも2〜3μm程度高くすることができる。
【0018】
次に、メッキレジスト層47を剥離する(図7参照)。次に、入力側等の接続端子17(18、19)及びダミー端子32をマスクとして下地金属層46の不要な部分をエッチングして除去すると、図8に示すように、入力側等の接続端子17(18、19)及びダミー端子32下にのみ下地金属層46が残存される。次に、パッシベーション膜43のダイシングストリートに対応する開口部45の幅方向中心部に沿ってダイシングし、個々のチップに分割すると、図9に示すように、この実施形態における半導体チップ4が得られる。
【0019】
次に、図10は以上のようにして得られた半導体チップ4を液晶表示パネルの下側基板上に搭載した状態の一部の断面図を示したものである。なお、この図において、図3と同一名称部分には同一の符合を付し、その説明を適宜省略する。この場合、上述したように、下側基板2のダミー端子31の高さは下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)の高さと同じとなっている。そして、両ダミー端子31、32は、その間に介在された導電性粒子(図示せず)がほとんどつぶれ、さらにはダミー端子32の下面に食い込むことにより、互いに当接されている。これにより、半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)と下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)との間の間隔は、半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)とダミー端子32との高さの差(2〜3μm程度)に保持される。そして、半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)は下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)に2〜3μm程度につぶされた導電性粒子22を介して導電接続されることとなり、接合不良が生じないようにすることができる。
【0020】
ところで、上記第1実施形態の場合には、液晶表示パネル1の下側基板2のダミー端子31を、下側基板2上に形成するすべての膜を積層することによって形成しているので、ダミー端子31を形成しない場合と比較して、全製造工程で使用する10数枚のフォトマスクをすべて変更する必要がある。これに対して、上記第2実施形態の場合には、メッキレジスト層47を形成するためのフォトマスクだけを変更すればよく、したがって製造工程の変更を最小限とすることができる。
【0021】
なお、上記第1実施形態では、液晶表示パネル1の下側基板2のダミー端子31の高さを下側基板2の入力側等の接続端子12(13、14)の高さよりも高くした場合について説明し、上記第2実施形態では、半導体チップ4のダミー端子32の高さを半導体チップ4の入力側等の接続端子17(18、19)の高さよりも高くした場合について説明したが、両ダミー端子31、32を共に高くするようにしてもよいことはもちろんである。
【0022】
また、上記実施形態では、図1に示すように、液晶表示パネル1の下側基板2の上面の所定の箇所からなる長方形状の半導体チップ搭載領域11内の4隅にダミー端子31を設けるとともに、図2に示すように、半導体チップ4の長方形状の下面の4隅にダミー端子32を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、半導体チップ4の長手方向の長さが長い場合には、その下面の4隅のほかに、同下面の長手方向中央部の幅方向両側にダミー端子32を設けるようにしてもよい。この場合、液晶表示パネル1の半導体チップ搭載領域11内の長手方向中央部の幅方向両側にもダミー端子31を設けることになる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、液晶表示パネルと半導体チップとを異方導電性接着剤を介して熱圧着するとき、液晶表示パネルのダミー端子と半導体チップのダミー端子とが互いに当接することにより、圧力が加わる方向のストッパとして作用し、これによりボンディングツール底面の実質的な平行度が確保されることとなり、したがってボンディングツール底面の平行度が若干狂っても、接合不良が生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における液晶表示パネルの半導体チップの搭載される部分の一部の平面図。
【図2】第1実施形態における半導体チップの一部の透過平面図。
【図3】図1に示す液晶表示パネルに図2に示す半導体チップを搭載した状態の一部の断面図。
【図4】この発明の第2実施形態における半導体チップの製造に際し、当初用意したものの一部の断面図。
【図5】図4に続く製造工程の断面図。
【図6】図5に続く製造工程の断面図。
【図7】図6に続く製造工程の断面図。
【図8】図7に続く製造工程の断面図。
【図9】図8に続く製造工程の断面図。
【図10】図9に示す半導体チップを液晶表示パネルに搭載した状態の一部の断面図。
【図11】従来の液晶表示装置の一例の一部の平面図。
【図12】図11に示す液晶表示パネルの所定の半導体チップの搭載される部分の一部の平面図。
【図13】図11に示す所定の半導体チップの一部の透過平面図。
【図14】図11に示す液晶表示装置の所定の半導体チップの搭載部分の一部の断面図。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル
2 下側基板
4 半導体チップ
6 異方導電性接着剤
12 入力側接続端子
13 出力側接続端子
14 ダミー接続端子
17 入力側接続端子
18 出力側接続端子
19 ダミー接続端子
31 ダミー端子
32 ダミー端子
Claims (3)
- 方形状の液晶表示パネルの半導体チップ搭載領域内の所定の箇所に複数の接続端子が設けられ、同領域内の少なくとも4隅にダミー端子が設けられており、
前記複数の接続端子および前記ダミー端子と前記半導体チップ間に異方導電性接着剤を介在させた状態で半導体チップに熱圧着させる液晶表示パネルであって、前記ダミー端子の高さは前記接続端子の高さよりも高くなっており、前記ダミー端子は前記熱圧着時に圧力が加わる方向のストッパとして作用することを特徴とする液晶表示パネル。 - 半導体チップの所定の面の所定の箇所に複数の接続端子が設けられ、同領域内の少なくとも4隅にダミー端子が設けられており、
前記複数の接続端子および前記ダミー端子と前記液晶表示パネル間に異方導電性接着剤を介在させた状態で液晶表示パネルに熱圧着させる前記半導体チップであって、前記ダミー端子の高さは前記接続端子の高さよりも高くなっており、前記ダミー端子は前記熱圧着時に圧力が加わる方向のストッパとして作用することを特徴とする半導体チップ。 - 方形状の液晶表示パネルの半導体チップ搭載領域内及び半導体チップの所定の面の所定の箇所に複数の接続端子が設けられ、各領域内の少なくとも4隅にダミー端子が設けられた、液晶表示パネルと半導体チップとを異方導電性接着剤を介して熱圧着した液晶表示パネルと半導体チップとの接合構造であって、
前記一方のダミー端子の高さは前記一方の接続端子の高さよりも高くなっており、前記他方のダミー端子の高さは前記他方の接続端子の高さと同じかまたはそれよりも高くなっていることを特徴とする液晶表示パネルと半導体チップとの接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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