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JP3751519B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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JP3751519B2
JP3751519B2 JP2000345844A JP2000345844A JP3751519B2 JP 3751519 B2 JP3751519 B2 JP 3751519B2 JP 2000345844 A JP2000345844 A JP 2000345844A JP 2000345844 A JP2000345844 A JP 2000345844A JP 3751519 B2 JP3751519 B2 JP 3751519B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣挿入部から挿入された紙幣を金種別に紙幣収納部へ収納し得るようにした紙幣処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機、遊技場での遊技媒体貸出機、券売機、両替機等の各種用途において、複数金種の紙幣の取込み、収納及び紙幣の払出しが可能な紙幣処理装置は種々知られている。例えば特開平11−175804号公報に示される装置では、装置本体に五千円札用、一万円札用及び千円札用の3つの金庫を一体的に設け、紙幣挿入口から紙幣が挿入されたときに識別手段により金種を識別し、搬送手段等を介して選択的にいずれかの金庫に送り込むようにするとともに、千円札については出金(金庫からの紙幣の払い出し)も可能なように、千円札用金庫には、繰出しローラ等を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に示された装置では、入金時に、紙幣挿入口から紙幣を1枚ずつ挿入する必要があり、複数枚の紙幣を一括に挿入することはできなかった。
【0004】
また、集積状態の複数枚の紙幣を一括に挿入してもこれを処理できるように、集積紙幣を取込む取込み手段と、取込んだ集積紙幣を分離して1枚ずつ下流側の識別装置等に送る分離手段等を装置内部に設けたものは知られているが、この種の従来の装置は大がかりでコストが高く、しかも、集積紙幣を取込んだ後に分離する機構が紙幣処理装置の内部に一体的に組込まれている。従って、紙幣処理装置本体や内部機構を、紙幣を1枚ずつ挿入する簡易タイプのものと一括挿入可能なタイプのものとに共通化することはできなかった。
【0005】
本発明はこのような点に鑑み、紙幣処理装置本体や内部機構を共通化しつつ、使用目的やユーザーの要求などに応じて一括挿入可能なタイプのものと紙幣を1枚ずつ挿入する簡易タイプのものとを選択的に供給することができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の紙幣処理装置は、紙幣挿入部を有する紙幣処理装置本体の内部に、紙幣挿入部から挿入された紙幣の真贋及び金種を識別する識別装置を有する紙幣導入機構と、複数の紙幣収納部と、上記紙幣導入機構を経た紙幣を金種に応じた紙幣収納部に導くための搬送機構とを備えた紙幣処理装置において、集積状態の複数枚の紙幣の一括取込みが可能で、取込んだ集積状態の紙幣を分離して1枚ずつ下流側に送り出し得るようにした紙幣一括取込み装置を、紙幣処理装置本体の紙幣挿入箇所に対して着脱可能に装備し、この紙幣一括取込み装置は、前端部に紙幣受け入れ部分、後端部に紙幣送出口を有し、紙幣処理装置本体の前面部の紙幣挿入箇所に設けられた開口の内方に位置して、上記紙幣受け入れ部分を上記開口から外方に臨ませるとともに上記紙幣送出口を識別装置に設けられた紙幣導入口部分に嵌合させた状態で、識別装置のハウジングに着脱可能に取付けられるようにし、この紙幣一括取込み装置を上記紙幣挿入箇所に取付けた状態では集積紙幣を一括挿入することが可能な紙幣挿入部が構成され、紙幣一括取込み装置を取外した状態では紙幣を一枚ずつ受け入れる紙幣挿入部が構成されるようにしたものである。
【0007】
この構成によると、紙幣一括取込み装置を紙幣挿入箇所に取付けた状態では、一括挿入可能なタイプの紙幣処理装置となり、紙幣一括取込み装置を取外せば紙幣を1枚ずつ挿入する簡易タイプの紙幣処理装置となり、処理装置本体や内部機構がこれら両タイプのものに共通化されることとなる。
【0009】
上記紙幣一括取込み装置の具体的構成としては、紙幣取入れ口と、この紙幣取入れ口に挿入される集積紙幣を取込む集積紙幣取込みローラと、この集積紙幣取込みローラにより取込まれた集積紙幣を分離して1枚ずつ下流側に送る紙幣分離手段とを備え、上記紙幣取入れ口を紙幣処理装置本体の外部に臨ませるとともに、紙幣分離手段を経た紙幣が識別装置に送られるように配置した状態で紙幣処理装置本体に着脱可能に取付けられるようにすればよい。
【0010】
また、上記紙幣一括取込み装置には、集積紙幣取込みローラ及び紙幣分離手段を駆動する駆動手段を内蔵しておけばよい。あるいは、紙幣処理装置本体内に紙幣導入機構の駆動手段が設けられるとともに、上記紙幣一括取込み装置を紙幣処理装置本体に取付けたときに上記駆動手段からの駆動力が紙幣一括取込み装置の集積紙幣取込みローラ及び紙幣分離手段に伝動されるように相対応する係脱可能な伝動手段を上記紙幣導入機構と紙幣一括取込み装置とに設けるようにしてもよく、このようにすれば紙幣一括取込み装置に駆動源を設ける必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1及び図2は本発明の1実施形態による紙幣処理装置の全体構造を示している。これらの図において、1は紙幣処理装置本体であり、前面が扉12によって開閉可能となった縦長箱状のケーシング11により構成されている。上記扉12の上部には、紙幣挿入のための部分(後記一括取込み装置6の紙幣受入れ部分60等)を外部に臨ませるための開口14及び後記紙幣払出部200を外部に臨ませるための開口15が配設されている。
【0013】
紙幣処理装置本体1の内部には、複数の紙幣収納部と紙幣導入機構、搬送機構等の内部機構が配設されている。当実施形態では、紙幣収納部の増設、減少等の変更を容易にするため、紙幣収納部及び内部機構がモジュール化されている。
【0014】
すなわち、紙幣処理装置本体1の内部には、最上部に位置する入出金用ユニット2と、最下部に位置するベースユニット3と、これらのユニット2、3の間に位置する一乃至複数段(図示の例では3段)の中間部ユニット4A〜4Cとが配備され、各ユニット2,3,4A〜4Cは、相互に分離可能で、かつ、それぞれ紙幣処理装置本体1に対して着脱可能となっている。そして、入出金用ユニット2に、紙幣の真贋及び金種を識別する識別装置22を有する紙幣導入機構21と紙幣導出機構23が設けられ、ベースユニット3及び各中間部ユニット4A〜4Cに紙幣収納部31,41が設けられるともに、入出金用ユニット2と各中間部ユニット4A〜4C及びベースユニット3にわたって搬送機構29,42,32が配設されている。また、必要に応じ、いずれか1つもしくは複数の中間部ユニットの上方に紙幣収納スペース増量のための補助ユニット5が配置され、図示の例では中間部ユニット4Aの上に補助ユニット5が配置されている。
【0015】
このような処理装置において、紙幣処理装置本体1の紙幣挿入箇所に対して紙幣一括取込み装置6が着脱可能に装備されている。この紙幣一括取込み装置6は、紙幣処理装置本体1の開口14の内方に位置し、紙幣受入れ部分60を開口14から外方に臨ませた状態で、入出金用ユニット2の識別装置22の前方に着脱可能に取付けられるようになっている。そして、図1のようにこの紙幣一括取込み装置6を取付けた状態では、集積状態の複数枚の紙幣PAを一括挿入することが可能な紙幣挿入部が構成され、また、図2のように紙幣一括取込み装置6を取外した状態では、紙幣Pを1枚ずつ受け入れる紙幣挿入部が構成されるようになっている。なお、紙幣一括取込み装置6を取外して紙幣Pを1枚ずつ受け入れるようにする場合に、必要に応じ、開口14から外方に突出する受入れ部材70及び開口14から識別装置22までの案内プレート71を取付けるようにすればよい。
【0016】
上記各ユニット2,3,4A〜4Cの具体的構造を次に説明する。
【0017】
入出金用ユニット2は、フレーム20内に上記紙幣導入機構21、紙幣導出機構23及び搬送機構29を装備し、フレーム20の前方下部に紙幣払出口200を有している。
【0018】
紙幣導入機構21は、フレーム20の前方上部に識別装置22を有するともに、紙幣挿入部から識別装置22を介して取込んだ紙幣をユニット2の後方部下方向へ向かわせるように案内する紙幣導入路210を有し、この紙幣導入路210には送りローラ211,212,213が配設され、これら送りローラ211,212,213は、モータ214によりベルト等の伝動機構を介して駆動されるようになっている。
【0019】
紙幣導出機構23は、出金指令に応じて紙幣を払出口200に払出す機構と、不正紙幣等をリジェクトする機構とを含んでいる。すなわち、払出口200に対応する高さ位置に配置した払出しリジェクト用送りベルト装置24と、このベルト装置24の上方のスペースで構成される一時貯留部25と、出金時又はリジェクト時に搬送機構29から一時貯留部25の上方へ紙幣を導く案内装置26と、この案内装置26により導かれた紙幣をベルト装置24上の一時貯留部25に堆積させるためのプッシャー装置27と、上記ベルト装置24の下方のスペースに形成されたリジェクト室28とを備えている。
【0020】
そして、払出しリジェクトモータ247により図外の伝動手段を介して上記ベルト装置24が正逆転可能に駆動され、正転方向に駆動されたときはベルト装置24の上の一時保留紙幣が前方の払出口200へ向けて送られ、逆転方向に駆動されたときは一時保留紙幣が後方の補助ベルト246に沿ってリジェクト室28へ送られるようになっている。
【0021】
搬送機構29は、紙幣導入路210の下流端に対応する位置から入出金用ユニット2の下端までにわたる範囲で紙幣の搬送を行うもので、上部の一対の搬送ローラ291と、下部の一対の搬送ローラ292と、これらの間に配置されたガイド板等で構成されている。そして、一対のローラ同士がギヤ(図示せず)を介して互いに連動するとともに、上部及び下部の各一方の搬送ローラ291,292がベルト伝動手段(図示せず)を介して互いに連動するようになっている。
【0022】
さらに、搬送機構29の上端部には、紙幣移動経路を切り替えるための切替手段295が設けられている。この切替手段295は、入金時に搬送機構29に対して紙幣導入路210を開く状態と、出金時やリジェクト時に紙幣導入路210を遮蔽して、搬送機構29で逆送される紙幣を紙幣導出機構23側に導く状態とに切り替え可能となっている。
【0023】
一方、ベースユニット3と各中間部ユニット4A〜4Cには、紙幣収納部31,41と、この紙幣収納部31,41の後方において上下方向に紙幣の搬送を行う搬送機構32,42と、搬送機構32,42と紙幣収納部31,41との間の取込み繰出し機構34,44と、紙幣収納部31,41の紙幣集積機構35,45とが設けられている。さらにベースユニット3には、搬送機構32,42の駆動源である搬送モータ33と、紙幣集積機構35,45を駆動する駆動機構36とが設けられている。なお、補助ユニット5には、その下方に位置するユニット4Aの紙幣収納部41に通じる収納スペース増量部51が形成されるとともに、その後方に搬送機構52が設けられている。
【0024】
上記ベースユニット3の紙幣収納部31と上記各中間部ユニット4A〜4Cの紙幣収納部41とは同じ構造であって、それぞれ、両側板、底板及び前面側の扉310,410等で構成され、内部に紙幣を集積状態で収納し得るスペースを有するように形成されている。
【0025】
ベースユニット3の搬送機構32は、紙幣収納部31の後方上部に配置された一対の搬送ローラ320を備え、この一対の搬送ローラ320がギヤを介して互いに連動し、かつ、ベルト伝動手段を介して搬送モータ33に連結されている。また、各中間部ユニット4A〜4Cにそれぞれ設けられている搬送機構42は、紙幣収納部41の後方に配設された上部の一対の搬送ローラ420と、下部の一対の搬送ローラ421とを備え、一対のローラ同士がギヤを介して互いに連動するとともに、上下のローラがベルト伝動機構を介して連動するようになっている。さらに、各ユニットの搬送ローラ320,420は、中間伝動ギヤ325,425を介して相互に連動するようになっている。
【0026】
ベースユニット3の取込み繰出し機構34と各中間部ユニット4A〜4Cの取込み繰出し機構44とは同じ構造であって、フィードローラ340,440、送りベルト342,442、ストップローラ343,443、繰出しモータ345,445等を備え、繰出しモータ345,445の所定方向の回転又は逆方向の回転により、紙幣収納部への紙幣の取込み、及び紙幣収納部からの紙幣の繰出しを行うようになっている。
【0027】
各中間部ユニット4A〜4Cにおいて、搬送機構42と取込み繰出し機構44との間には、入金時に搬送手段42により搬送させる紙幣を取込み繰出し機構44に導く状態と、通過させる状態とに切替可能な切替手段が設けられている。
【0028】
ベースユニット3の紙幣集積機構35と各中間部ユニット4A〜4Cの紙幣集積機構45とはほぼ同じ構造であって、左右一対の分離板350,450と、この分離板350,450を昇降可能に保持する昇降用可動部材352,452と、集積紙幣を押圧するウエイト部材353,453等を備えている。紙幣収納部31,41内に紙幣が取込まれる毎に、分離板350,450が上下動することにより紙幣の集積を行うようになっている。
【0029】
また、紙幣集積機構35,45を駆動する駆動機構36は、リフターモータ360によりギヤ361、及び362を介して駆動されて上下動するリフター363を備え、このリフター363にベースユニット3の紙幣集積機構35の昇降用可動部材352が連結され、かつ、この昇降用可動部材352と各中間部ユニット4A〜4Cの紙幣集積機構45の昇降用可動部材452とが連動している。
【0030】
なお、この紙幣処理装置には、以上のような構成に加え、各種駆動部分を制御するための図外の制御基板部及び電源部が装備され、これらに対して各ユニットが着脱可能なコネクタで電気的に接続されるようになっている。さらに、各ユニットには制御に必要な各種検出手段が設けられている。
【0031】
次に、一括取込み装置6の具体的構造を図3〜図5を参照して説明する。
【0032】
これらの図に示すように、一括取込み装置6は、下部ハウジング61aと、この下部ハウジング61aに対しヒンジ手段62を介して開閉可能に結合された上部ハウジング61bとからなる箱形のハウジング61を有している。下部ハウジング61aの前面側壁部には紙幣受入れ部分60が取付けられ、紙幣受入れ部分60から、複数枚(例えば20枚程度)の紙幣を集積した集積紙幣PAをハウジング61内に受入れ得るようになっている。また、下部ハウジング61aの後面側壁部には、分離後の紙幣を下流側に送り出す紙幣送出口61cが形成されている。
【0033】
ハウジング60内には、集積紙幣PAを案内するガイドプレート63と、ガイドプレート63の上方に位置する集積紙幣取込みローラ64と、この集積紙幣取込みローラ64の下流側において紙幣分離手段を構成するフィードローラ65及びリターンローラ66と、駆動源となる繰出し駆動モータ67とが配設されている。
【0034】
上記集積紙幣取込みローラ64は取込みローラ軸64aに取付けられ、この取込みローラ軸64aは揺動可能なローラリンク68に支承され、ローラリンク68の揺動に伴って上下動し得るようになっている。さらに取込みローラ軸64aには取込みローラギヤ64bが設けられている。
【0035】
上記フィードローラ65はフィードローラ軸65aにワンウェイクラッチ(図示せず)を介して支承されている。このフィードローラ軸65aは図外の伝動手段を介して繰出し駆動モータ67に連結され、このフィードローラ軸65aにフィードローラギヤ65bが設けられている。フィードローラ65は、フィードローラ軸65aに対して回転可能とされるとともに、フィードローラ65に設けられた突起65cがフィードローラギヤ65bに設けられた円弧溝65dに係合することにより、フィードローラギヤ65bに対して所定回転角(円弧溝の範囲)だけ相対回転が許容される状態で連結されている。
【0036】
また、フィードローラギヤ65bと取込みローラギヤ64bとはアイドルギヤ69を介して連結されている。
【0037】
上記ローラリンク68は、フィードローラ軸65aの紙幣取込み方向の回転(矢印a)に応じて集積紙幣取込みローラ64を押し下げる方向に付勢されるように、フィードローラ軸65aに摩擦抵抗部材等を介して結合されている。
【0038】
また、リターンローラ66は、フィードローラ65に下方から押し付けられるように配置され、リターンローラ軸66aにトルクリミッタ66bを介して取付けられている。
【0039】
さらにこの紙幣一括取込み装置6には、紙幣が紙幣受入れ部分60からハウジング61内に挿入されたときにこれを検出する紙幣センサ(図示せず)が設けられている。
【0040】
このような構造の紙幣一括取込み装置6が、紙幣導入機構21に組込まれる識別装置22のハウジングの前面に、嵌合、係着、ビス止めにより着脱可能に取付けられるようになっている。例えば、識別装置22の前面側には、紙幣一括取込み装置6を取付けない場合に通常の紙幣受入れ部材を嵌合可能とする紙幣導入口部分が形成されているため、この部分にハウジング61の紙幣送出口61cを嵌合させ、この状態でビス止め等により識別装置22にハウジング61を固定するようにしておけばよい。なお、ケーシング1の内部の上部所定箇所に支持プレートを設けておき、この支持プレート上に識別装置及び紙幣一括取込み装置6を並べ配置してもよい。
【0041】
以上のような構成の紙幣処理装置の動作を、次に説明する。
【0042】
上記紙幣一括取込み装置6が紙幣処理装置本体1内の入出金用ユニット2に取付けられた状態で、集積紙幣PAが紙幣受入れ部分60からハウジング61内に挿入されると、これが紙幣センサで検出され、それに応じて紙幣一括取込み装置6の繰出し駆動モータ67が駆動されるとともに、紙幣導入機構21のモータ214(図1参照)が駆動される。
【0043】
紙幣一括取込み装置6においては繰出し駆動モータ67の駆動に伴い、フィードローラシャフト65a及びフィードローラギヤ65bが回転し(矢印a)、そのフィードローラシャフト65aの回転に応じローラリンク68が下方に揺動して集積紙幣取込みローラ64が集積紙幣PAに押し付けられる(矢印b)とともに、フィードローラギヤ65bの回転が取込みローラギヤ64bに伝達されて集積紙幣取込みローラ64が回転し(矢印c)、集積紙幣PAが取込まれる。
【0044】
続いて、集積紙幣取込みローラ64が所定量回転して集積紙幣PAの先端がフィードローラ65に達するような時点で、フィードローラ65が回転し始める。そして、フィードローラ65とリターンローラ66との間に1枚目の紙幣が取込まれたときは、フィードローラ65から紙幣を介してリターンローラ66に回転駆動力が伝達されることにより、リターンローラ66がフィードローラ65と共回りする(矢印d)が、2枚以上の紙幣が取込まれるときは、紙幣同士の摩擦力がリターンローラ66と紙幣との摩擦力より小さいためにトルクリミッター66bの作用でリターンローラ66が逆回転して(矢印e)、2枚目以降の紙幣を押し戻す。こうして、紙幣送出口61cから1枚ずつ紙幣Pが送り出されることとなる。
【0045】
送り出された紙幣Pは、紙幣導入機構21のモータ214の駆動により識別装置22を通って紙幣導入路210に取込まれ、その間に紙幣の真贋及び金種が識別される。そして、紙幣が真札であれば、搬送機構29,42,32により下方へ送られるとともに、識別された紙幣の金種に応じて取込むべき紙幣収納部が決定され、その紙幣収納部が存在するユニットの取込み繰出し機構と紙幣集積機構が作動されて、当該紙幣収納部に紙幣が収納される。
【0046】
また、出金時には、制御基板により払い出す紙幣の金種及び枚数が決定され、払い出すべき紙幣の金種に応じたユニットの紙幣収納部から紙幣が繰出され、一時貯留部25を経て払出口200に払い出される。また、一時貯留部25の紙幣がリジェクトされるべき紙幣である場合は、ベルト装置24が逆転方向に作動することにより、紙幣がリジェクト室28に送られる。
【0047】
なお、本発明の装置の具体的構造は上記実施形態に限定されず、種々変更可能である。
【0048】
例えば、上記実施形態では紙幣一括取込み装置6に繰出し駆動モータ67を設けているが、この駆動モータ67を省略し、その代りに、紙幣一括取込み装置6を入出金用ユニット2に取付けたときに連結されるギヤ等の伝動手段を紙幣導入機構21と紙幣一括取込み装置6とに設け、紙幣導入機構21のモータ214の駆動力が紙幣一括取込み装置6に伝達されるようにしてもよい。このようにすれば、紙幣一括取込み装置の小型化、軽量化等が可能となる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、紙幣一括取込み装置を紙幣処理装置本体の紙幣挿入箇所に対して着脱可能に装備し、この紙幣一括取込み装置を上記紙幣挿入箇所に取付けた状態では紙幣挿入部に集積紙幣を一括挿入することが可能な紙幣挿入部が構成され、紙幣一括取込み装置を取外した状態では紙幣を一枚ずつ受け入れる紙幣挿入部が構成されるようにしているため、紙幣一括取込み装置を取付けるか取外すかにより一括挿入可能なタイプの紙幣処理装置と紙幣を1枚ずつ挿入する簡易タイプの紙幣処理装置とを選択することが可能となり、処理装置本体や内部機構をこれら両タイプのもの共通化することができる。また、上記紙幣一括取込み装置は、前端部に紙幣受け入れ部分、後端部に紙幣送出口を有し、紙幣処理装置本体の前面部の紙幣挿入箇所に設けられた開口の内方に位置して、上記紙幣受け入れ部分を上記開口から外方に臨ませるとともに上記紙幣送出口を識別装置に設けられた紙幣導入口部分に嵌合させた状態で、識別装置のハウジングに着脱可能に取付けられるようにしているため、容易に紙幣取込み装置の着脱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による紙幣処理装置の概略縦断側面図である。
【図2】上記紙幣処理装置において紙幣一括取込み装置を取外し、紙幣を1枚ずつ挿入するタイプとした場合の構造を示す概略縦断側面図である。
【図3】上記紙幣処理装置における紙幣一括取込み装置の断面図である。
【図4】紙幣一括取込み装置を識別装置に取付け、かつ、上部ハウジングを開いた状態の斜視図である。
【図5】紙幣一括取込み装置を識別装置に取付け、かつ、上部ハウジングを閉じた状態で図4とは異なる方向から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 紙幣処理装置本体
21 紙幣導入機構
22 識別装置
31,41 紙幣収納部
29,32,42 搬送機構
6 紙幣一括取込み装置
64 集積紙幣取込みローラ
65,66 紙幣分離手段を構成するローラ

Claims (4)

  1. 紙幣挿入部を有する紙幣処理装置本体の内部に、紙幣挿入部から挿入された紙幣の真贋及び金種を識別する識別装置を有する紙幣導入機構と、複数の紙幣収納部と、上記紙幣導入機構を経た紙幣を金種に応じた紙幣収納部に導くための搬送機構とを備えた紙幣処理装置において、
    集積状態の複数枚の紙幣の一括取込みが可能で、取込んだ集積状態の紙幣を分離して1枚ずつ下流側に送り出し得るようにした紙幣一括取込み装置を、紙幣処理装置本体の紙幣挿入箇所に対して着脱可能に装備し、
    この紙幣一括取込み装置は、前端部に紙幣受け入れ部分、後端部に紙幣送出口を有し、紙幣処理装置本体の前面部の紙幣挿入箇所に設けられた開口の内方に位置して、上記紙幣受け入れ部分を上記開口から外方に臨ませるとともに上記紙幣送出口を識別装置に設けられた紙幣導入口部分に嵌合させた状態で、識別装置のハウジングに着脱可能に取付けられるようにし、
    この紙幣一括取込み装置を上記紙幣挿入箇所に取付けた状態では集積紙幣を一括挿入することが可能な紙幣挿入部が構成され、紙幣一括取込み装置を取外した状態では紙幣を一枚ずつ受け入れる紙幣挿入部が構成されるようにしたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 上記紙幣一括取込み装置は、紙幣取入れ口と、この紙幣取入れ口に挿入される集積紙幣を取込む集積紙幣取込みローラと、この集積紙幣取込みローラにより取込まれた集積紙幣を分離して1枚ずつ下流側に送る紙幣分離手段とを備え、上記紙幣取入れ口を紙幣処理装置本体の外部に臨ませるとともに、紙幣分離手段を経た紙幣が識別装置に送られるように配置した状態で紙幣処理装置本体に着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項記載の紙幣処理装置。
  3. 上記紙幣一括取込み装置に、集積紙幣取込みローラ及び紙幣分離手段を駆動する駆動手段が内蔵されていることを特徴とする請求項記載の紙幣処理装置。
  4. 紙幣処理装置本体内に紙幣導入機構の駆動手段が設けられるとともに、上記紙幣一括取込み装置を紙幣処理装置本体に取付けたときに上記駆動手段からの駆動力が紙幣一括取込み装置の集積紙幣取込みローラ及び紙幣分離手段に伝動されるように相対応する係脱可能な伝動手段が上記紙幣導入機構と紙幣一括取込み装置とに設けられていることを特徴とする請求項記載の紙幣処理装置。
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