JP3745021B2 - 詰め替え容易な液体注出容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャンプー、ボディシャンプー、リンス、液体洗剤、化粧用クリーム等の粘稠又はペースト状の液状物を注出口付き容器に入れて使用する場合、使用後に、注出口付き容器を廃棄することなく、補充用の詰め替え包装袋から注出口付き容器に、内容物の詰め替えを容易にするために、注出口付き容器及び補充用詰め替え包装袋を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャンプー、ボディシャンプー、リンス、液体洗剤、化粧用クリーム等の粘稠又はペースト状の液状物を注出口付き容器に入れて使用する場合、内容物がなくなると、殆どの場合、容器はそのまま廃棄されているのが現状である。
【0003】
また、上記使い捨て容器による廃棄物公害や経済的デメリットを解消するために、一部に、内容物を詰め替え用の袋に入れた別売り製品が供給されている。
前記別売り製品は、スタンディングパウチ(底ガセットの自立袋)やピロー包装されたものが殆どで、詰め替え時は包装袋の一部を挟みで切り取るか、又は包装袋に設けられたVノッチ等を利用して開封し、空になった容器に移し替えることが行われていた。
しかし、容器の口径が小さいため、包装袋から容器への移し替えは煩雑で、詰め替え時に、内容物を容器の外にこぼしたり、又、内容物が粘稠なため、内容物を包装袋から十分に流出させることができず、包装袋に内容物が残り過ぎる等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
使い捨て容器による廃棄物公害は大きな社会問題であり、包装容器に携わる者にとっては、包装・容器はできるだけ余分な部分をなくし必要最小限の形態とし、使用後のゴミを如何にして減らすかが大きな課題となっている。
そのために、包装・容器のリサイクルや再利用により上記問題を解決しようとする試みがなされている。
また、従来の詰め替え用包装袋の場合、詰め替え時に、内容物を容器の外にこぼしたり、又、内容物が粘稠なため、内容物を絞り出すのに手が汚れたり、袋に内容物が残る等の問題があった。
【0005】
本発明は、以上の問題点を解消するために、前記液体注出容器は内容物が消費された後も、廃棄せずに繰り返し使用し、詰め替え用の袋に入った内容物を最初の容器に補充して使用するものである。
また、詰め替え用包装袋に軟包材からなる袋を使用することにより、使用後の容積を極端に少なくし、ゴミの減少化を図るものである。
更に、本発明は、液体注出容器の中蓋に、詰め替え包装袋の内容物を絞り出すための切り込みを設け、又、詰め替え用包装袋の下部には弱接着部を設けたので、詰め替え時は、前記切り込みを利用して詰め替え用包装袋を絞り出すことにより弱接着部が破れ、粘稠な内容物でも簡単に押し出すことができ、包装袋に内容物が残すことなく容易に容器に移し替えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、種々検討した結果、詰め替え容器の構成を以下のようにした。
注出器とカップ状の容器からなり、注出器と容器は分離可能な構造である液体注出容器において、容器の開口部を広口とし、該広口開口部に嵌合する中蓋を設け、該中蓋に、詰め替え用包装袋を挟み込むための切り込みを設け、該切り込みにより、該詰め替え用包装袋の液体を絞り出すことを特徴とする詰め替え容易な液体注出容器とした。
また、前記中蓋に形成した切り込みの形状が、直線、円弧、又は曲線状であり、且つ、切り込み幅が1〜5mmである詰め替え容易な液体注出容器とした。
【0007】
更に、前記詰め替え用包装袋が、柔軟な素材から構成され、上部シール部に手の指が入る程度の穴を設け、下部シール部の上部に弱接着部を形成し、該弱接着部の中間にVカットを設けた包装袋であり、詰め替え時には、該詰め替え用包装袋のVカットを利用して、弱接着部の少なくとも一部を残して下部シール部を除去した後、前記中蓋の切り込みに、前記包装袋の上部シール部を挟み込み、包装袋を引き上げることにより、弱接着部を破壊して内容物を絞り出すことを特徴とする詰め替え容易な液体注出容器とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照にしながら本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の液体注出容器及び詰め替え用包装袋を用いて、詰め替え用包装袋から内容物を容器に詰め替えるときの説明図である。
図2は本発明の液体注出容器及び詰め替え用包装袋の斜視図である。
図3は本発明の液体注出容器の中蓋の形状を示した図であり、(a)図は表側の平面図であり、(b)図は裏側の平面図である。
図4は中蓋の形状を示した断面図であり、(a)図は図3(a)のY−Yにおける断面図であり、(b)図は図3(a)のX−Xにおける断面図であり、(c)図は図3(b)のZ−Zにおける断面図である。
図5は中蓋の切込みの形状を示した図である。
【0009】
図6は本発明の詰め替え用包装袋の形状を示した図であり、(a)図は表側から見た斜視図であり、(b)図は裏側から見た斜視図である。
図6の(c)図は表側の平面図であり、(d)図は裏側の平面図であり、(e)図は(d)図のX−Xにおける断面図である。
図7及び図8は詰め替え用包装袋を作製するときの説明図であり、図9は詰め替え用包装袋を用いて、容器に移し替えるときの説明図である。
図10は実施例2により詰め替え用包装袋を作製するときの説明図である。
【0010】
本発明は、図2に示すように、液体注出容器1と詰め替え用包装袋2からなっており、そして、液体注出容器1は、図1に示すように、注出器3、容器4及び中蓋10から構成される。
尚、注出器3は従来のものと同じ構造のものを使用した。
【0011】
本発明の液体注出容器1の容器4は、図1に示すように、開口部は広口にして、容器4の中に詰め替え用包装袋2を入れ易いようにした。
また、容器4の開口部の外側には、ネジ山7が形成され、容器4と注出器3はネジ締めによって一体化して、内容物の漏れを防止している。
更に、容器4の開口部の内側には、本発明の特徴である中蓋10が嵌合されている。
【0012】
中蓋10は、図3(a)に示すように、基部16の中央に筒状の起立部15を有し、基部の周縁には詰め替え用包装袋を挟み込むための切り込み11が設けられ、その切り込み11の両側には肉厚部12(外側)及び肉厚部13(内側)が設けられている。
また、図3(b)に示すように、中蓋10の裏側にはスカート部17と詰め替え用包装袋を挿入したときのストッパー18が設けられている。
中蓋10は、図4に示すような形状をしており、図4(a)は、図3(a)のY−Yにおける断面図であり、図4(b)は、図3(a)のX−Xにおける断面図であり、図4(c)は、図3(b)のZ−Zにおける断面図である。
【0013】
即ち、中蓋10は、表側は基部の中央に筒状の起立部15が形成されており、該起立部15の穴14には、図1に示した注出器3の吸い上げ管9が挿入されるようになっている。
そして、中蓋の周縁部に、詰め替え用包装袋を挟み込むための切り込み11が設けられている。
該切り込み11は、図1に示すように、詰め替え用包装袋2の液状内容物5を容器4に移し替えるために使用するものである。
【0014】
図1に示すように、内容物の入った包装袋2の上部を、中蓋10の前記切り込み11に挟み込み、包装袋2の上部に形成した把手用穴に指を入れて上部に引き上げて内容物を絞り出すことにより、包装袋2の下部に形成した弱接着部が破れ、内容物5が粘稠な場合でも簡単に容器4内に押し出すことができ、外にもれることなく容易に容器に移し替えられる。
更に、中蓋の切り込み11の両側に肉厚部12及び13を形成して、切り込み11の形成により強度が低下することを防止した。そのため、切り込みを中蓋の約半周近くまで形成しても、包装袋2を絞り込むための強度が得られた。
【0015】
また、中蓋の切り込みの幅は、詰め替え用包装袋を挟み込むのに十分な間隙が必要であるが、包装袋の形状、材質、厚さ、大きさ等によって、切り込みへの挿入の難易度が異なるので、包装袋の形状、材質、厚さ、大きさ等に合わせて選定すべきである。
通常は1〜5mm程度が好ましい。1mm以下では包装袋を切り込みに挟み込み内容物を絞り出すのに困難であり、作業性が悪くなると共に、包装袋の厚さを薄くする必要があり、強度的に問題が生じる。
また、5mm以上では、作業性は良くなるが、内容物が十分絞りきれなくなり、包装袋に残る内容物の量が多くなり、本来の目的を達成することができなくなる。
【0016】
中蓋の切り込みの形状は、図3(a)に示すように、円弧のものが一般的であるが、円弧に限らず、図5(a)〜(c)に示すように、直線状、又は曲線状でも使用可能である。
図5(a)に示すように、切り込みが直線状の場合は、作業性は良いが、包装袋の幅を円弧に比して小さくする必要があり、包装袋の形状が細長となり、自立性等の点で問題となる場合がある。
また、図5(c)に示すように、曲線部分を多くすると、幅の広い包装袋でも使用可能となるが、作業性が悪くなり、問題が生じる。
従って、切り込みの形状は、図5(b)に示すような曲線状か、又は円弧の方が包装袋の形状や内容物を絞り出すときの作業性の点等で好ましい。
【0017】
また、図3(b)及び図4(a)〜(c)に示すように、中蓋10を容器2に嵌合したときに嵌合性をよくするために、中蓋10の裏側には、スカート部17を形成した。
このスカート部17は、図3(b)に示すように、前記切り込み11の最初の部分を除いて周囲の大部分に形成する。
このスカート部17は容器2に嵌合するために必要であるが、それと同時に、中蓋の切り込み形成により生じた強度低下の防止にも役立つ。
【0018】
そのため、図3(b)に示すように、切り込み11の形成によって生じた切り込みの外側部分にはスカート部17を形成するようにし、しかも切り込みの外側の大部分に形成すべきである。
しかし、スカート部17の形成領域が大き過ぎると、包装袋2を切り込み11に挿入しにくくなり、作業性が悪くなる。
従って、スカート部17の形成範囲は周囲の3/4〜4/5程度が好ましい。しかし、包装袋の形状、材質、厚さ、大きさ等によって、切り込みへの挿入の難易度が異なり、上記範囲外でも実施が可能な場合があるので、スカート部の形成はこれらを考慮して設計すべきである。
【0019】
更に、中蓋の裏側には、図3(b)に示すように、切り込みの終わりの部分にストッパー18を形成する。
このストッパー形成により、包装袋2を切り込み11挟み込んだときに、包装袋2の位置決めが確実になると共に、中蓋の強度の補強にも役立つ。
【0020】
前記詰め替え用包装袋をしごくための中蓋は、通常、射出成形により成形される。該中蓋は、しごき作業の繰り返しに耐える必要があると共に、耐久性、耐衝撃性、耐水性などが必要であり、材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル、ABS等が使用される。
また、液体注出容器を構成する広口容器及び注出器も、射出成形により成形され、材質も前記中蓋と同じものが使用される。
【0021】
次に、詰め替え用包装袋は、図6(a)に示すように、一般に、陳列効果等の点で、ガセット袋が多く使用される。又、ガセット袋は比較的小さい包材幅でも、大きな内容量が得られるため、本発明の目的に適合した包装形態である。
しかし、前記ガセット袋の他に、四方シール袋や合掌貼りの三方シール袋、又はインフレーション法により作製した筒状フィルムを上下にシールした袋も使用できる。
【0022】
本発明の詰め替え用ガセット袋は、図6に示すような形状をしている。
図6の(a)図は表側から見た斜視図であり、(b)図は裏側から見た斜視図である。図6の(c)図は表側の平面図であり、(d)図は裏側の平面図であり、(e)図は(d)図のX−Xにおける断面図である。
図6(c)、(d)に示すように、ガセット袋の下部には弱接着部25、下部ヒートシール部23及びVノッチ27が設けられている。
更に、ガセット袋の上部には、上部シール部24と把手用穴26が設けられている。
【0023】
本発明の詰め替え用包装袋は以下のように作製される。
先ず、内容物に適した包材を用いて、内面同士がヒートシールできるラミネートフィルムを作製し、そのラミネートフィルムに、包装袋としたとき弱シール部となる部分に、図7(a)に示すように、弱接着剤を塗布しておく。
弱接着剤は、通常、図7(a)に示すように、弱接着部となる部分全体に塗布するが、図7(b)に示すように、弱接着剤を印刷により塗布し、フィルムの内面同士がヒートシールできるための部分的ヒートシール部23aを残しておく場合がある。
このように、弱接着部の中にヒートシール部分23aを形成することにより、弱接着部の接着強度を調整することが可能となる。
【0024】
次に、図7(a)に示すように、前記ラミネートフィルムの内面同士を合掌貼りにてヒートシールして背貼りシール部22を形成し、その後、図7(c)に示すように、両サイドを折り込みんで折り込み部28を形成すると共に、弱接着部25及び下部ヒートシール部23を形成してガセット袋とする。
更に、図8(a)に示すように、Vノッチ27を形成すると共に、把手用穴26を形成して詰め替え用包装袋2を作製する。
把手用穴は、包装袋に内容物を充填し、上部ヒートシール部を形成した後に、打ち抜きにより設ける場合もある。
【0025】
弱接着部25のシール強度は、JIS−Z−1707に準拠して測定した場合、200〜900g/15mm幅の範囲で使用可能であるが、好ましくは300〜500g/15mm幅である。
シール強度が200g/15mm幅より小さいと内容物の充填作業中、又は流通段階で弱接着部が破れて、本来の目的を達成できなくなる。
また、900g/15mm幅より大きいと製造時や流通時の破損はなくなるが、詰め替え作業中に破れ難く、詰め替え作業が困難となる。
前記弱接着強度を得るための弱接着剤としては、公知のものが使用できる。
また、弱接着剤の塗布量は0.1〜5.0g/m2 が好適である。
【0026】
詰め替え用包装袋の包材として、一軸延伸したフィルムを用いてラミネートフィルムを作製し、横方向に引裂易い包材を選定すれば、Vノッチを設けることなく、手で容易に引き裂くことも可能である。
上記詰め替え用包装袋2にシャンプー、洗剤等の内容物を充填し、その後直ちに上部をヒートシールして、図8(b)に示すような詰め替え用ガセット袋製品を作製する。
【0027】
次に、前記詰め替え用包装袋を用いて、液体注出容器に詰め替えを行う場合について説明する。
先ず、図9(a)に示すように、内容物の入った包装袋2からVノッチ27を利用して下部ヒートシール部23を切り取る。この場合、図9(b)に示すように、弱シール部25が残っているので、内容物が包装袋2から漏れることはない。
この下部ヒートシール部23を切り取った包装袋2を、図1に示すように、容器4の中に入れてしごき用中蓋10の切り込みに挟み込む。
次に、包装袋2の上部ヒートシール部24の中に設けられた把手穴26に指を入れて上に引き上げると、内容物の入った包装袋2がしごかれるので、内容物の圧力によって、図9(c)に示すように、弱シール部25の下端が破れて内容物5が容器4内に絞り出される。
【0028】
更に、包装袋2を上に引き上げると、図9(d)に示すように、弱シール部25が大きく破れて、内容物5が容器内に流出し、包装袋2の下端を中蓋の位置まで引き上げると、中蓋10の切り込み11によって包装袋2がしごかれ、内容物5は容器4内に完全に絞り出される。
内容物が絞り出された包装袋2は、残留する内容物が殆どなくなり、丸めると容積が極端に小さくなるので、ゴミの減量化につながり、包装廃棄物問題の解決に役立つ。
【0029】
包装袋の材質としては、しごき用中蓋の切り込みに挿入し易く、且つ内容物を絞り出すために切り込みの間隙を手で引き上げるときに、滑り易いことが必要である。
そのため、柔軟性があり、包装袋の表面は中蓋との滑り性のよい材質が要求される。
上記適性を有する包材は各種あるが、一例を挙げる次のような積層フィルムが好適である。
(表面)ON/LLDPE(内面、以下同様とする)、ON/一軸延伸PE/LLDPE、PET/ON/EVA、ON/EVA、ON/LDPE等
上記記号は下記の樹脂を示すものとする。
・ON:二軸延伸ナイロン
・LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン
・PE:ポリエチレン
・PET:ポリエチレンテレフタレート
・EVA:エチレンー酢酸ビニル共重合体
・LDPE:低密度ポリエチレン
【0030】
【実施例】
以下、実施例に基づいて、図面を参照にして本発明を詳しく説明する。
(実施例1)
図1に示すように、本発明の液体注出容器は、注出器3、容器4、中蓋10から構成される。その液体注出容器を構成する注出器3、容器4及び中蓋10を、ポリプロピレン(以下PPとする)の射出成形により作製した。
容器4は内容物が500ml入るように、口径70mm、底部内径64mm、高さ150mmの大きさとした。そして、容器上部の外側にはネジを形成して注出器3のネジ蓋6とネジ締めにより密閉するようにした。
また、注出器3は公知技術を利用して各部品を作製し、これらの部品を組み合わせて注出器3を構成した。蓋6は前記のように容器4とネジ締めするためにネジ蓋とした。
【0031】
次に、中蓋10は容器4に嵌合するように、PPの射出成形により以下の寸法のものを作製した。
形状は図3及び図4に示すような形状にし、厚さ2mmの基部16の外径を85mmとし、その中央に高さ20mm、厚さ2mmの筒状の起立部15を形成し、その起立部15は外径24mm、穴径20mmとした。
【0032】
また、図3(a)、図4(a)及び図4(b)に示すように、中蓋10には、円周に沿って幅1.5mm、長さ85mmの円弧状の切り込み11を形成し、該切り込み11の表面の両側には厚さ2mmの肉厚部12(外側)及び肉厚部13(内側)を形成した。
更に、中蓋の裏側には、図3(b)及び図4(c)に示すように、円周に沿って厚さ2mm、高さ12mmのスカート部17と厚さ2mm、高さ12mm、長さ20mmのストッパー18を形成した。スカートの一部は、図3(b)に示すように、切り込み11の入口の近辺は切れており、その切れている部分の間隔を35mmとした。
【0033】
また、詰め替え用包装袋を以下のようにして作製した。
先ず、ドライラミネーション法によりON25μm/LLDPE40μmのラミネートフィルム(以下単に基材とする)を作製し、このラミネートフィルムを横300mm、縦210mmの大きさにカッティングし、LLDPE面の弱シール部となる部分に弱接着剤(ザ・インクテック(株)製「EOPニス」)を塗布し、乾燥後の弱接着剤層の厚さを2μmとした。次に、該基材のLLDPE面を内側にして合掌貼りにてヒートシールして筒状にし、図7(a)に示すような筒状物を得た。
【0034】
図7(c)に示すように、前記筒状物の両サイドを20mm幅で折り込み折り込み部28を形成した後、下部の弱接着剤塗布部25aをシールして弱接着部25を形成してガセット袋を作製した。
弱シール部25の形状は図7(c)に示すような形状とし、基材の下端より10mm上の位置でシールし、シールの最小幅を15mm、最大幅を35mmとした。
また、弱シール部の強度をJIS−Z−1707に準拠して測定したとき、その強度は400g/15mm幅であった。
更に弱シール部の下部をヒートシールして、10mm幅の下部ヒートシール部23を形成した。ヒートシール部の強度は同様にして測定した場合、3.2kg/15mm幅であった。
【0035】
次に、図8(a)に示すように、ガセット袋の下部ヒートシール部23の上端より5mm上の位置の弱接着部25に、開封するときに下部シール部23を除去するためのVカット27を形成した。
更に、図8(a)に示すように、ガセット袋上端より10mm下の位置で、横方向のほぼ中央に、横30mm×縦15mmの把手用穴26を設けた。
【0036】
前記ガセット袋に液体シャンプーを500ml充填し、図8(b)に示すように、ガセット袋の上部を35mm幅でヒートシールして、上部ヒートシール部24を形成して詰め替え用包装袋2とした。
ヒートシール部の強度は前記と同様にして測定した場合、3.2kg/15mm幅であった。
また、前記把手用穴26を利用して、詰め替え用包装袋を棒又はフックに引っかけて店頭に陳列したが、強度的な問題はなかった。
【0037】
上記液体シャンプーの入った詰め替え用包装袋を、前記液体注出容器に移し替えた結果、手を汚すことなく、又、内容物をこぼすことなく、且つ包装袋の残留内容物も非常に少なかった。
即ち、図9(a)に示すように、液体シャンプーの入った包装袋2のVカット27を利用して、横に引き裂き下部シール部23を取り除き、図9(b)に示すような状態とする。
【0038】
次に、下部シール部23を取り除いた包装袋2を、図1に示すように、包装袋2の上部シール部24を中蓋10の切込み11に挟み込んで、液体注出容器1の容器4に入れる。
包装袋2の把手用穴26に指を入れ、もう一方の手で中蓋を押さえて、上方に引き上げると、包装袋2の内容物は下方に押し出され、その圧力によって、図9(c)に示すように、弱シール部25の一部が破れて内容物5が容器4内に絞り出される。更に、包装袋2を上方に引き上げると、図9(d)に示すように、弱シール部は大きく破れて、内容物5が容器4内に押し出される。
更に、包装袋2を上方に引き上げて、包装袋2の下端が中蓋の切込みのところまで引き上げると、内容物は切込み11の間隙によって容器4内に完全に絞り出され、包装袋2には内容物は殆どなくなり、移し替え作業は完了した。
【0039】
(実施例2)
実施例1と同様に、図1に示すような液体注出容器の注出器3と容器4を作製した。
中蓋10も、切込み形状だけは図5(b)に示すような形状とし、その他は実施例1と同様なものを作製した。
また、詰め替え用包装袋は、実施例1と同じラミネートフィルムを用いて、以下のようにしてピロータイプの合掌貼り包装袋を作製した。
先ず、ラミネートフィルム(基材)を横240mm、縦250mmの大きさにカッティングし、LLDPE面の弱シール部となる部分に実施例1と同様に弱接着剤層を形成し、LLDPE面を内側にして合掌貼りにてヒートシールして筒状にし、図10(a)に示すような筒状物を得た。
【0040】
次に、図10(b)に示すように、下部の弱接着剤を塗布した部分をシールして弱接着部25を形成した後、弱接着部の下部をヒートシールして、10mm幅の下部ヒートシール部23を形成して合掌貼り包装袋を作製した。
弱接着部25の形状は図10(b)に示すような形状とし、基材の下端より10mm上の位置でシールし、シールの最小幅を15mm、最大幅を35mmとした。この弱接着部の強度は400g/15mm幅であった。また、ヒートシール部の強度は3.0kg/15mm幅であった。
更に、図10(c)に示すように、この合掌貼り包装袋に、実施例1と同様に、Vカット27及び把手用穴26を設けた。
【0041】
前記合掌貼り包装袋に、液体シャンプーを500ml充填し、図10(d)に示すように、包装袋2の上部を35mm幅でヒートシールして、上部シール部24を形成して詰め替え用包装袋2とした。
ヒートシール部24の強度は、3.0kg/15mm幅であった。
また、前記把手用穴26を利用して、詰め替え用包装袋2を棒又はフックに引っかけて店頭に陳列したが、強度的な問題はなかった。
【0042】
上記液体シャンプーの入った詰め替え用包装袋を、前記液体注出容器に移し替えた結果、内容物がこぼれることなく、且つ包装袋に内容物の残りも少なく、容易に移し替えることができた。
即ち、実施例1と同様に、液体シャンプーの入った包装袋2のVカット27を利用して、下部シール部23を取り除いた後、包装袋2の上部シール部24を前記中蓋10の曲線状の切込み11に挟み込んで、液体注出容器1の容器4に入れる。
実施例1と同様に、包装袋2の把手用穴26に指を入れ、もう一方の手で中蓋を押さえて、上方に引き上げると、包装袋2は大きな抵抗もなく容易に引き上げることができ、弱シール部25が破れて内容物5が容器4内に絞り出された。
そして、包装袋2には残留内容物は殆どなくなり、移し替え作業は簡単に終了することができた。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、液体注出容器の中蓋に、詰め替え包装袋の内容物を絞り出すための切り込みを設け、又、詰め替え用包装袋の下部には弱接着部を設けたので、詰め替え時は、前記切り込みを利用して詰め替え用包装袋を絞り出すことにより、包装袋の弱接着部が破れ、粘稠な内容物でも容器に簡単に押し出すことができる。
そのため、シャンプーや濃厚液体洗剤等のような粘稠な内容物でも、詰め替え時に、外にもらすことなく、又、包装袋に内容物を殆ど残すことなく、容易に容器に移し替えられる。
【0044】
また、詰め替え包装袋には、弱接着部の外側に通常のヒートシール部を設けているので、製造時や流通時に破損して内容物が漏れるトラブルは防止される。
詰め替え時は、このヒートシール部をVノッチを利用して除去し、弱接着部だけを残して、包装袋を中蓋の切込みにセットし、包装袋の上部に設けた把手用穴を利用して包装袋を引き上げるので、大きな力を必要とせず、又手を汚すことなく、簡単に内容物を絞り出すことができる。
そして、液体注出容器の容器は繰り返し使用でき、廃棄される包装袋は軟包材から構成されるので、容積は極端に小さくなり、ゴミの減少化を図ることができる。
従って、大きな社会問題となっている使い捨て容器による廃棄物公害の問題解決に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体注出容器及び詰め替え用包装袋を用いて、内容物を容器に詰め替えるときの説明図である。
【図2】本発明の液体注出容器及び詰め替え用包装袋の斜視図である。
【図3】本発明の液体注出容器に使用されている中蓋の形状を示した説明図で、
(a) 表側の平面図である。
(b) 裏側の平面図である。
【図4】中蓋の形状を示した説明図で、
(a) 図3(a)のYーYにおける断面図である。
(b) 図3(a)のXーXにおける断面図である。
(c) 図3(b)のZーZにおける断面図である。
【図5】中蓋の切込みの形状を示した図で、
(a) 直線状の切込みを形成した図である。
(b) 緩やかな曲線状の切込みを形成した図である。
(c) 急カーブの曲線状の切込みを形成した図である。
【図6】詰め替え用包装袋(ガセット袋)の形状を示した説明図で、
(a) ガセット袋を表側から見た斜視図である。
(b) ガセット袋を裏側から見た斜視図である。
(c) ガセット袋の表側の平面図である。
(d) ガセット袋の裏側の平面図である。
(e) (d)図のXーXにおける断面図である。
【図7】詰め替え用包装袋を作製するときの説明図で、
(a) 基材に弱接着剤を塗布後、合掌貼りにヒートシールした図である。
(b) 弱接着部にヒートシール部を部分的に残して弱接着剤を塗布した図である。
(c) 合掌貼り袋の両サイドを折り込み、下部に弱接着部及びヒートシール部を形成してガッセト袋にした図である。
【図8】(a) ガセット袋にVノッチと把手用穴を設けた図である。
(b) ガセット袋に内容物を入れて上部をヒートシールした図である。
【図9】詰め替え用包装袋を用いて、容器に移し替えるときの説明図で、
(a) 内容物の入ったガセット袋の裏側の平面図である。
(b) ガセット袋の下部のヒートシール部を取り除いた図である。
(c) 袋の弱シール部が少し破れて内容物が絞り出される図である。
(d) 袋の弱シール部が大きく破れて内容物が流出している図である。
【図10】実施例2により詰め替え用包装袋を作製するときの説明図で、
(a) 基材に弱接着剤を塗布後、合掌貼りにヒートシールした図である。
(b) 弱シール部及びヒートシール部を形成して包装袋にした図である。
(c) 前記包装袋にVノッチと把手用穴を設けた図である。
(d) 包装袋に内容物を入れて上部をヒートシールした図である。
【符号の説明】
1 液体注出容器
2 包装袋(詰め替え用)
3 注出器
4 容器
5 内容物
6 ネジ蓋
7 ネジ
8 押し下げヘッド
9 吸い上げ管
10 中蓋
11 切り込み
12 肉厚部(外側)
13 肉厚部(内側)
14 穴
15 起立部
16 基部
17 スカート部
18 ストッパー
21 基材(ラミネートフィルム)
22 背貼りヒートシール部(背貼り部)
23 下部ヒートシール部
23a 部分的ヒートシール部
24 上部ヒートシール部
25 弱接着部
25a 弱接着剤塗布部
26 把手用穴
27 Vノッチ
28 折り込み部
Claims (3)
- 注出器とカップ状の容器からなり、注出器と容器は分離可能な構造である液体注出容器において、容器の開口部を広口とし、該広口開口部に嵌合する中蓋を設け、該中蓋に、詰め替え用包装袋を挟み込むための切り込みを設け、該切り込みにより、該詰め替え用包装袋の液体を絞り出すことを特徴とする詰め替え容易な液体注出容器。
- 前記中蓋に形成した切り込みの形状が、直線、円弧、又は曲線状であり、且つ切り込み幅が1〜5mmであることを特徴とする上記の請求項1に記載の詰め替え容易な液体注出容器。
- 前記詰め替え用包装袋が、柔軟な素材から構成され、上部シール部に手の指が入る程度の穴を設け、下部シール部の上部に弱接着部を形成し、該弱接着部の中間にVカットを設けた包装袋であり、詰め替え時には、該詰め替え用包装袋のVカットを利用して、弱接着部の少なくとも一部を残して下部シール部を除去した後、前記中蓋の切り込みに、前記包装袋の上部シール部を挟み込み、包装袋を引き上げることにより、弱接着部を破壊して内容物を絞り出すことを特徴とする上記の請求項1〜2のいずれか1項に記載の詰め替え容易な液体注出容器。
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