JP3744908B2 - 無線通信システムにおけるデータ廃棄のシグナリング処理 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信プロトコルに関し、より詳細には、データ廃棄のシグナリング処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無線通信システムにおいて、サービスデータユニット(SDU)のセグメントからなるプロトコルデータユニット(PDU)は、その回数には上限はあるが、同等(peer)である受信端からの確認応答に関係なく伝送または再送され得る。そして、送信端の送信ウィンドウ制御を行うのに状態変数VT(A)が用いられるが、これは、順番どおりに確認応答がされた最後のPDUのシーケンス番号(SN)の次にあたるSNとして定義されるものである。一方、受信端の受信ウィンドウ制御には状態変数VR(R)が用いられ、これは、順番に受け取られた最後のPDUのSNの次にあたるSNとして定義されるものである。もう1つの状態変数、つまりVR(H)は、受け取られたPDUの中で最大のシーケンス番号(SN)の次にあたるSNとして定義されるものである。データ(SDU)は、既定の継続時間の範囲において伝送または再送がされ、計時時間が満了となる、または伝送回数が最大に達すると、無効であると判断され、送信端により廃棄される。確認応答モード(AM)通信においては、送信端は受信端に対してSDU廃棄の通知を行わなければならず、受信端はこれを受けてその受信ウィンドウを移動させることになる。このシグナリング処理は、SDU廃棄の明示的シグナリング処理(SDU discard with explicit signalling procedure)と称される。図1に示すのは、当該処理を説明する概略図である。
【0003】
図1に示すように、移動受信ウィンドウ(move receivng window = MRW)複合フィールド(Super Field = SUFI)120は、受信端110にその受信ウィンドウを移動させる旨を要求するためのものであり、任意で、送信端100で廃棄された結果として廃棄されることとなった無線リンク制御層(RLC)SDUを示すために用いられることもある。そして、受信端110は、確認応答信号130で応答する。
【0004】
【非特許文献1】
“無線・リンク・コントロール・プロトコル仕様(RLC protocol specification)”、3GPP TS 25.322 V3.7.0、サード・ジェネレーション・パートナーシップ・プロジェクト・オーガニゼイショナル・パートナーズ(3rd Generation Partnership Project Organizational partners)、2001年6月、[平成15年3月28日検索]、インターネット<URL:http://www.quintillion.co.jp/3GPP/Specs/25322-370.pdf>
【非特許文献2】
“無線・リンク・コントロール・プロトコル仕様”、3GPP TS 25.322 V3.8.0、2001年9月、インターネット<URL:http://www.quintillion.co.jp/3GPP/Specs/25322-380.pdf>
【非特許文献3】
“無線・リンク・コントロール・プロトコル仕様”、3GPP TS 25.322 V3.9.0、2001年12月、インターネット<URL:http://www.quintillion.co.jp/3GPP/Specs/25322-390.pdf>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ある状況の下では、SDU廃棄の明示的シグナリング処理が終了されない場合もある。かかる状況においては、受信端110はその受信ウィンドウを、送信端100が受信端110に対して通知しようとした受信端100の位置まで既に移動させている。こうした場合に該当し、処理が終了されないと、MRWのタイマ計時時間が満了となっても、送信端100はMRF SUFI120を再送しなければならなくなる。このようでは、無線リソースの浪費となり、伝送スループットを低減させてしまう。
【0006】
また、上述の場合に該当するときに、MRW SUFI120の伝送回数が最大値に達すると、RCLエンティティーのリセットが必要なくなるため、伝送パフォーマンスの低下を招くことになる。
【0007】
故に、伝送スループットおよびパフォーマンスの改善を図るべく、より効果的なデータ廃棄のシグナリング処理が望まれている。
そこで、本発明は、上述およびその他の目的を達成すると共に、従来の方法における欠点を解消するため、伝送スループットおよび伝送パフォーマンスを改善することのできるデータ廃棄シグナリング処理を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明において、移動受信ウィンドウ複合フィールド(MRW SUFI)は、受信端にその受信ウィンドウを移動させる旨を要求するためのものであり、任意で、送信端が廃棄したRLC SDUを示すものとすることもできる。
【0009】
そして、4ビットからなる長さフィールドにより、MRW SUFI内にあるSN_MRWiフィールドの数が表される。
値“0001”〜“1111”は、それぞれ1〜15個目までのSN_MRWiを表し、値“0000”は、SN_MRWiフィールドが1個存在し、受信端内で廃棄されるRLC SDUが送信端内における既定の送信ウィンドウを超えたということを表わす。
【0010】
SN_MRWiフィールドはそれぞれ12ビットから構成される。“MRW送出”が形成されると、SN_MRWiは、廃棄された各RLC SDUの終了を示すものとなる。つまり、SN_MRWiフィールドの数がMRW SUFIによって廃棄されたRLC SDUの数と等しくなるということである。一方、“MRW送出”が形成されないと、SN_MRWiフィールドは、受信端内で最後に廃棄されるRLC SDUの終了を示すものとなる。また任意で、もう1つのSN_MRWiフィールドを加え、その他の廃棄されたRLC SDUの終了を示すこともできる。
このSN_MRWiは、受信端内でi個目に廃棄されるRLC SDUの長さ指示子を含むPDUのシーケンス番号である(NLENGTH=0の時のSN_MRWLENGTHは他の意義を有する)。SN_MRWiの順番は、それが示すRLC SDUの順番と一致するはずである。
【0011】
また、SN_MRWLENGTHは、受信端に対し、SN_MRWLENGTHより小さいシーケンス番号を有するPDUを全て廃棄し、受信ウィンドウを移動させる旨を要求する。
【0012】
NLENGTHが0よりも大きい時は、受信端は、シーケンス番号がSN_MRWLENGTHであるPDU内のNLENGTH個分だけ前の長さ指示子、およびこれに対応するデータオクテットを廃棄しなければならない。
【0013】
NLENGTHは4ビットで構成され、SN_MRWLENGTHと共に、受信端内で最後に廃棄されるRLC SDUの終了を示すものである。
そして、NLENGTHは、シーケンス番号がSN_MRWLENGTHであるPDU内のどの長さ指示子が、受信端内で最後に廃棄されるRLC SDUと対応するかを示す。NLENGTHが0であるということは、最後のRLC SDUが、SN_MRWLENGTHから1を引いたシーケンス番号を持つPDUで終了すること、およびシーケンス番号がSN_MRWLENGTHであるPDU内の先頭データオクテットが、次に再構築される先頭データオクテットであることを表す。
【0014】
移動受信ウィンドウ確認応答(MRW_ACK)複合フィールドは、MRW SUFI受信の確認応答を行うものである。Nフィールドは4ビットからなり、SN_ACKフィールドがSN_MRWLENGTHに等しくなると、受け取ったMRW SUFI内のNLENGTHに等しい値にセットされ、そうでなければ0にセットされる。
【0015】
このNフィールドはSN_ACKフィールドと併用されることで、MRW_ACKと先に伝送されたMRW SUFIとが対応するか否かを判断できるようになる。
【0016】
SN_ACKフィールドは12ビットからなり、MRW SUFIを受け取ってから、VR(R)の更新値を示すものである。そして、このSN_ACKフィールドはNフィールドと併用されることにより、MRW_ACKと先に伝送されたMRW SUFIとが対応するか否かを判断できるようになる。
【0017】
確認複合フィールド(ACK SUFI)は、タイプ識別フィールド(ACK)およびシーケンス番号(LSN)フィールドからなる。
LSNフィールドは12ビットで構成され、早着のSTATUS PDUにおいてエラーであると示されなかった最後のシーケンス番号(LSN)よりも小さいシーケンス番号を持つPDU全てについて、受取りの確認応答を行うものである。つまり、このことは、LSNがVR(R)よりも大きい値にセットされた場合には、全てのエラーPDUがいずれも同一のSTATUS PDU内にあることを意味し、また、LSNがVR(R)に等しい値にセットされた場合には、エラーPDUは複数のSTATUS PDU中に分かれて存在し得ることを意味する。送信端または発信端側で、LSNの値がSTATUS PDUに示された最初のエラーの値以下である場合に、VT(A)はLSNに基づいて更新される。かかる場合以外のときは、VT(A)は、STATUS PDUにおいて表示された最初のエラーの値により更新される。VT(A)は、ACK SUFI(またはMRW_ACK SUFI)を含むSTATUS PDUに基づいてのみ更新がされるものである。なお、LNSは、VR(H)より大きい値、またはVR(R)より小さい値にセットされることがあってはならない。
【0018】
“MRW送出”が形成されない場合は、最後に廃棄されたRLC SDUを受信端に通知する必要はない。受信端内で廃棄されるRCL SDUの終了を示す全てのSN_MRWiフィールドは、MWR SUFI内に入っていても、入っていなくてもよい。ただし、SN_MRWLENGTHより小さいシーケンス番号のPDUを全て廃棄して受信ウィンドウを移動させる旨を受信端に指示するためのSN_MRWLENGTHは、必ずMRW SUFI内に入っていなければならない。このように縮小されたMRW SUFIは、AMD PDUにピギーバック(piggyback)できる機会が増えるため、STATUS PDUを1つ省けることになる。よって、本発明によれば、無線通信パフォーマンスが高まる。
【0019】
LENGTHフィールドは4ビット長であり、LENGTH=0000とLENGTH=0001のいずれの場合にあっても1個目の廃棄されたSDUを示すことから、通常、MRW SUFIは約15個のSDUを格納できる。しかし、“MRW送出”が形成されると、15個のSDUを2つのSDU廃棄の明示的シグナリング処理に分けて廃棄しなければならない場合がある。一方、“MRW送出”が形成されないと、廃棄されるSDUが15個以上あっても、単一の信号MRW SUFI、即ち、単一のSDU廃棄の明示的信号処理だけで十分に、受信端にその受信ウィンドウを移動させる旨の通知が行える。
【0020】
各種条件が満たされると、送信端はSDU廃棄の明示的シグナリング処理を終了する。しかし、ある状況下では、SDU廃棄の明示的シグナリング処理が終了とならない。
【0021】
即ち、ある状況下では、受信端はその受信ウィンドウをSN_MRWLENGTHで始まる位置まで既に移動させており、そしてこれは正に、送信端が受信端に通知しようとした位置に等しい。こうした場合に該当して当該処理が終了されないと、送信端はTimer_MRWの計時時間が満了しても、MRW SUFIを再送しなければならない。こうした事態は、無線リソースを浪費すると共に、伝送スループットを低下させる。
【0022】
一方、上記の場合に該当したときに、MRW SUFIの伝送回数が最大値に達した場合には、RLCエンティティーのリセットが必要なくなることから、伝送パフォーマンスが低くなる。
【0023】
そこで、本発明は、“MWR送出”が形成されない場合にMWR SUFIを縮小するデータ廃棄シグナリング処理を提供することで、一定の条件が満たされれば、送信端がSDU廃棄の明示的シグナリング処理を効果的に終了できるようにする。
【0024】
よって、本発明に係るデータ廃棄のシグナリング処理によれば、伝送スループットが向上すると共に、伝送パフォーマンスが改善される。
以下、本発明の好適な実施形態を詳細に説明するが、これによって、当業者は、本発明の上述およびその他の目的がより明らかとなるであろう。
【0025】
【発明の実施の形態】
以上の本発明の概略および以下の詳細な説明は、いずれも本発明の代表的な一実施形態であって、請求項に記載された本発明を説明しようとする目的で記載するものであることが理解されなければならない。
【0026】
添付の図面は、本発明の理解を深めるために提供するものであって、本発明明細書の一部である。以下に、本発明の原理および実施形態を、当該添付図面と対応させながら詳細に説明する。
【0027】
以下に、本発明の好適な実施形態を図面と対応させながら詳細に説明していくが、図面および以下の説明にて用いる同一符号は、同じものを指すものとする。
移動受信ウィンドウ複合フィールド(move receiving window super−field)は、受信端にその受信ウィンドウを移動させるよう要求するためのもので、任意で、廃棄されたRLC SDUを示すものとすることもできる。当該廃棄されたRCL SDUとは、送信端内で廃棄された結果としてのRCL SDUである。図2には、移動受信ウィンドウ複合フィールド(MRW SUFI)の構成が示されている。
【0028】
本発明の実施形態において、長さフィールド220は4ビットからなり、MRWの複合フィールド200におけるSN_MRWiフィールド230の数を示すものである。
【0029】
値“0001”〜“1111”は、MRW SUFIにあるSN_MRWiフィールドの数、つまり1〜15個をそれぞれ示すものである。また、値“0000”は、SN_MRWi230が1個あり、受信端内で廃棄されるRLC SDUが、送信端内の既定の送信ウィンドウを超過したことを示す。
【0030】
SN_MRWi230はそれぞれ12ビットから構成される。“MRW送出”が形成されると、SN_MRWi230は、廃棄された各SDUの終了を示すものとなる。即ち、SN_MRWiフィールド230の数が、MRW SUFIによって廃棄されたRLC SDUの数と等しくなる。一方、“MRW送出”が形成されないと、SN_MRWiフィールド230は、受信端内で最後に廃棄されるRLC SDUの終了を示すものとなる。さらに、任意で、もう1つのSN_MWRiフィールドを用い、その他の廃棄されたRLC SDUの終了を示すこととしてもよい。
【0031】
SN_MRWiは、PDUのシーケンス番号であって、このPDUは、受信端内でi個目に廃棄されるRLC SLDの長さ指示子を含むものである(ただし、NLENGTH=0の時のSN_MRWLENGTH240は例外である)。SN_MRWiの順序は、それが示すRLC SDUの順序と一致する。
【0032】
さらに、SN_MRWLENGTH240は、SN_MRWLENGTH240よりも小さいシーケンス番号を有するPDUを全て廃棄し、その受信ウィンドウを移動させるよう受信端に要求する。
【0033】
NLENGTH250が0よりも大きいときは、受信端は、シーケンス番号がSN_MRWLENGTH240であるPDU内のNLENGTH個分だけ前の長さ指示子、およびこれに対応するデータオクテットを廃棄しなければならない。
【0034】
NLENGTH250は4ビットで構成され、SN_MRWLENGTHと併用されることにより、受信端内で最後に廃棄されるRLC SDUの終了を示す。
【0035】
さらに、NLENGTH250は、シーケンス番号がSN_MRWLENGTH240のPDUにおいて、どの長さ指示子が受信端内で最後に廃棄されるRLC SDUに対応するかを示す。NLENGTH250が0であると、最後のRLC SDUが、そのシーケンス番号がSN_MRWLENGTH240から1を引いたものであるPDUで終了すること、およびシーケンス番号がSN_MRWLENGTH240であるPDU内の先頭データオクテットが次に再構成される先頭データオクテットであることを表す。
【0036】
移動受信ウィンドウの確認応答複合フィールドは、MRW SUFIの受信確認応答を行うものである。図3に、MRW_ACK300の構成を示す。
Nフィールド320は4ビットで構成され、SN_ACKフィールドがSN_MRWLENGTHフィールドに等しい場合に、受け取ったMRW SUFI内のNLENGTHフィールドの値にセットされ、これ以外の場合には、Nフィールド320は“0”にセットされる。
【0037】
このNフィールドがSN_ACKフィールド330と併用されることにより、MRW_ACK300が先に伝送されたMRW SUFIに対応するか否かを判断できるようになる。
【0038】
SN_ACKフィールド330は12ビットで構成され、MRW SUFIを受け取った後に更新されるVR(R)の値を示すものである。上述のように、このSN_ACKフィールド330がNフィールド320と併用されることにより、MRW_ACK SUF300が先に伝送されたMRW SUFIに対応するか否かを判断することができるようになる。
【0039】
そして、以下に掲げる条件のいずれか1つが満たされた場合、送信端はSDU廃棄の明示的シグナリング処理を終了する。
MRW_ACK SUFIを含むSTATUS PDU/ピギーバックSTATUS PDUを受け取り、当該受け取ったMRW_ACK SUFI中のSN_ACKフィールドが、先に伝送したMRW_SUFI中のSN_MRWLENGTHフィールドよりも大きく、且つ、当該受け取ったMRW_ACK SUFIが“0000”にセットされた場合。
【0040】
MRW_ACK SUFIを含むSTATUS PDU/ピギーバックSTATUS PDUを受け取り、当該受け取ったMRW_ACK SUFI中のSN_ACKフィールドが、先に伝送したMRW_SUFI中のSN_MRWLENGTHフィールドに等しく、且つ、当該受け取ったMRW_ACK SUFI中のNフィールドが、当該先に伝送したMRW SUFI中のNLENGTHフィールドに等しくセットされた場合。
【0041】
ACK SUFIを含むSTATUS PDU/ピギーバック STATUS PDUを受け取り、当該受け取ったACK SUFI中のLSNフィールドが、先に伝送したMRW SUFI中のSN_MRWLENGTHフィールドよりも大きい場合。
【0042】
図4に示すのは、STATUS PDU中のACKフィールドである。この確認応答複合フィールド(ACK SUFI)400は、タイプ識別子フィールド(ACK)410およびシーケンス番号(LSN)フィールド420からなる。LSNフィールド420は12ビットから構成され、LSNよりも小さいものであって、早着のSTATUS PDU中においてエラーであると示されなかったシーケンス番号、を有する全てのPDUを受け取ったことを確認する。つまり、LSN420がVR(R)よりも大きな値にセットされると、全てのエラーPDUが同一のSTATUS PDU中に入っており、一方、LSN420がVR(R)にセットされると、エラーPDUは複数個のSTATUS PDUに分かれて入っているということである。送信端において、LSN420の値がSTATUS PDUにて示された1個目のエラーの値以上である場合は、VT(A)の値はLSN420に基づいて更新される。これ以外の場合は、VT(A)の値は、STATUS PDU内にて示された1個目のエラーに基づいて更新される。VT(A)は、STATUS PDU中にACK SUFI(またはMRW_ACK SUFI)が含まれる時にのみ更新される。また、LNS420は、VR(H)より大きい値またはVR(R)より小さい値にはセットされ得ない。
上記の3つ目の終了条件は、以下のようにも理解できる。
【0043】
ACK SUFIを含むSTATUS PDU/ピギーバックSTATUS PDUを受け取り、且つ、当該受け取ったSTATUS PDU/ピギーバックSTATUS PDUが、先に伝送したMRW SUFI内のSN_MRWLENGTHフィールドに等しいシーケンス番号を有するPDUおよびこのP DU以前のPDU全てについて受信確認応答を行った場合。
また、当該条件は下記条件に等しいものでもある。
【0044】
ACK SUFIを含むSTATUS PDU/ピギーバックSTATUS PDUを受け取り、当該受け取ったSTATUS PDU/ピギーバックSTATUS PDUにより更新されたVT(A)の値が、先に伝送したMRW SUFI内のSN_MRWLENGTHよりも大きい場合。
そして、上記2つの条件は、下記の条件に等しい。
【0045】
VR(R)がSN_MRWLENGTHよりも大きいことを示すACK SUFIが含まれたSTATUS PDUを受け取った場合。
図5に示すのは、本発明の実施形態に基づくPDUの構造である。
【0046】
SDU1はSN=0(500),SN=1(510),SN=2(520)およびSN=3(530)のPDUに載って運ばれ、SDU2はSN=4(540)およびSN=5(550)のPDUに載って運ばれる。RLCエンティティーについて“MRE送出”が形成されずに、SDU1が送信端によって廃棄されると、SDU廃棄の明示的シグナリング処理が開始される。なお、“SN_MRWiフィールド230が受信端内の最後に廃棄されるRLC SDUの終了を示すべきものである”ことは、上に例示したとおりである。したがって、2個のSN_MRWiフィールド、つまりSN_MRW1=3(12ビット)およびSN_MRW2=SN_MRWLENGTH =4(12ビット)が必要となり、これに伴ってLENGTH=2(0010、4ビット)、N2=NLENGTH =0000およびType=MRW(4ビット)が要される。よって、少なくとも合計36ビットが必要になる。
【0047】
実際上は、”MRW送出”が形成されない場合には、最後に廃棄されたRLCSDUを受信端に通知する必要はない。よって、MRW SUFI内のSN_MRW1=3は省略可能であり、即ち、12ビットを省くことができる。このように縮小されたMRW SUFIはAMD PDUにピギーバック(piggyback)する機会が増加するため、STATUS PDUが1個省けることになる。したがって、本発明によれば無線通信パフォーマンスが高まる。そしてこのことは、本発明のさらなる長所の1つでもある。
【0048】
通常、送信端側でRLCエンティティーにつき“MRW送出”が形成されない場合には、受信端内で廃棄されるRLC SDUの終了を示す全てのSN_MRWiフィールドは、MRW SUFIに含まれていても含まれていなくてもよいが、SN_MRWLENGTHよりも小さいシーケンス番号を持つ全てのPDUを廃棄して、その受信ウィンドウを移動させる旨を受信端に指示するSN_MRWLENGTHだけは必ず含まれていなければならない。
【0049】
MRW SUFIに含まれるSN_MRWiフィールドがSN_MRWLENGTHである場合において、
SN_MRWLENGTHが、既定の送信ウィンドウの範囲内にあるときは、LENGTH=0001となるか、あるいは、
SN_MRWLENGTHが、既定の送信ウィンドウを超えるときは、LENGTH=0000となる。
【0050】
図5を再度参照されたい。SN=0(500)〜SN=3(530)までのPDUに載って運ばれたSDU1が廃棄されると、MRW SUFIのコンテンツは24ビット長としかならない。つまり、Type=MRW(4ビット),LENGTH=0001,SN_MRW1=4(12ビット),N1=0000である。よって、12ビットが短縮される。
【0051】
LENGTHフィールド220は4ビット長であり、LENGTH=0000およびLENGTH=0001はいずれも1個の廃棄されたSDUを示すものであるため、通常は、MRW SUFI200は15個の廃棄されたSDUを格納することができる。しかし、“MRW送出”が形成されたときに、これら廃棄された15個のSDUは、2つのSDU廃棄の明示的シグナリング処理に分かれて通知されなければならない場合がある。一方、“MRW送出”が形成されないときには、廃棄されるSDUが15個以上あっても、受信端に受信ウィンドウを移動させる旨の通知をするのに単一のMRW SUFI、つまり、単一のSDU廃棄の明示的シグナリング処理を用いれば十分である。
【0052】
“MRW送出”が形成された場合であって、最後に廃棄されたSDUがAMDPDUで終了し、その長さ指示子が同一のAMD PDU内にあり、且つ当該AMD PDU内に新たなSDUが無い時には、SN_MRWLENGTH240は、最後に廃棄されたSDUの長さ指示子を含むPDUのシーケンス番号に1を加えた値にセットされなければならない。そして、14個のSN_MRWi230フィールドだけは残され、廃棄された各SDUの終了を示すものとなる。したがって、15個目に廃棄されたSDUがAMD PDUで終了し、その長さ指示子が同一のAMD PDU内にあり、且つ当該AMD PDU内に新たなSDUが無い時には、このSDUはその他14個の廃棄されたSDUと同一のMRW SUFI200には入りきらないため、SDU廃棄の明示的シグナリング処理が2つに分かれて開始されなくてはならなくなる。
【0053】
“MRW送出”が形成されない場合には、SDUがいくつ廃棄されるかにかかわらず、必要となるのはSN_MRWLENGTH240のみである。この場合においては、15個以上のSDUが廃棄されるのであっても、1つのSDU廃棄の明示的シグナリング処理で十分であり、処理を分けて行う必要はない。このことは、SDU廃棄処理の高速化、および無線通信パフォーマンスの改善につながる。
【0054】
ところで、ある状況下では、SDU廃棄の明示的シグナリング処理が終了されない。下記の条件を満たすときは、SDU廃棄の明示的シグナリング処理は終了とならない。
ACK SUFIを含むSTATUS PDU/ピギーバック STATUS PDUを受け取り、このSTATUS PDU/ピギーバック STATUS PDUによって更新されるVT(A)が、先に伝送したMRW SUFI内のSN_MRWLENGTHフィールドと等しくなる場合。
具体的には、当該条件を満たしたときには、受信端はその受信ウィンドウの開始位置をSN_MRWLENGTHまで既に移動させている。そして当該位置は、正に送信端が受信端に通知しようとした位置である。この条件を満たしたために処理が終了とならない場合は、送信端は、Timer_MRWの計時満了時にMRW SUFIを再送しなければならない。このようでは、無線リソースを無駄にし、伝送スループットを低下させてしまう。
【0055】
また、当該条件を満たした時に、MRW SUFIの伝送回数が最大値に達すると、RLCエンティティーはリセットの必要がなくなる。したがって、伝送パフォーマンスが低くなる。
【0056】
これに対して本発明の実施形態によれば、下記の条件を満たすことで、送信端はSDU廃棄の明示的シグナリング処理を終了する。
ACK SUFIを含むSTATUS PDU/ピギーバック STATUS PDUを受け取り、このSTATUS PDU/ピギーバック STATUS PDUによって更新されるVT(A)が、先に伝送したMRW SUFI内のSN_MRWLENGTHフィールド以上となる場合。
【0057】
また、本発明のもう1つの実施形態では、下記の条件を満たすと、送信端はSDU廃棄の明示的シグナリング処理を終了する。
ACK SUFIを含むSTATUS PDU/ピギーバック STATUS PDUを受け取り、このSTATUS PDU/ピギーバック STATUS PDUが、先に伝送したMRW SUFI内のSN_MRWLENGTHフィールドから1を引いたシーケンス番号を有するPDUおよびこれ以前のPDU全てについて確認応答を行った場合。
また、もう1つの別な本発明の実施形態においては、下記の条件を満たすと、送信端はSDU廃棄の明示的シグナリング処理を終了する。
VR(R)がSN_MRWLENGTH以上であることを示すACK SUFIを含むSTATUS PDUを受け取った場合。
これら条件のいずれかに符合すると、SDU廃棄の明示的シグナリング処理は効果的に終了し得るため、その結果として伝送スループットが高まる。つまり、本発明のデータ廃棄のシグナリング処理によれば、伝送スループットが向上し、伝送パフォーマンスの改善が図られる。
【0058】
本発明の範囲または精神を逸脱しない限りにおいて各種変更および修飾が行えることは、当業者にとっては自明である。つまり、本発明にカバーされる変更や修飾は、特許請求の範囲の記載およびこれに均等なものによって定義される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 SDU廃棄の明示的シグナリング処理を説明するための概略図である。
【図2】 本発明の実施形態によるMRW_SUFIのフォーマットを示す概略図である。
【図3】 本発明の実施形態によるMRW_ACKのフォーマットを示す概要図である。
【図4】 本発明の実施形態によるSTATUS PDU内のACK SUFIを示す概略図である。
【図5】 本発明の実施形態によるPDUの構造を示す概略図である。
Claims (18)
- 送信端が、少なくとも1つのシーケンス番号フィールド(SN_MRWLENGTH)が含まれた移動受信ウィンドウ複合フィールド(MRW SUFI)を含む第1のステータスプロトコルデータユニット(STATUS PDU1)を受信端へ伝送する工程、および
前記送信端が、前記受信端から、確認応答複合フィールド(ACK SUFI)を含む第2のステータスプロトコルデータユニット(STATUS PDU2)を受け取る工程
を備える、サービスデータユニット(SDU)廃棄の明示的シグナリング処理を終了する方法であって、
前記第2のステータスプロトコルデータユニットによって更新される状態変数(VT(A))であって、順番どおりに確認応答がされた最後のプロトコルデータユニットのシーケンス番号の次のシーケンス番号を示す前記状態変数が、前記移動受信ウィンドウ複合フィールド内の前記シーケンス番号フィールドの値以上である場合、前記サービスデータユニット廃棄の明示的シグナリング処理を終了する、方法。 - 前記第1のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項1記載の方法。
- 前記第2のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項1記載の方法。
- 前記第2のステータスプロトコルデータユニットが、前記シーケンス番号フィールドの値から1を引いたシーケンス番号を有するプロトコルデータユニットおよびこのプロトコルデータユニット以前のプロトコルデータユニット全てについて確認応答を行う場合、前記サービスデータユニット廃棄の明示的シグナリング処理を終了する、請求項1記載の方法。
- 前記第1のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項4記載の方法。
- 前記第2のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項4記載の方法。
- 前記第2のステータスプロトコルデータユニットが、順番に受け取られた最後のプロトコルデータユニットのシーケンス番号の次のシーケンス番号を示す状態変数(VR(R))が前記シーケンス番号フィールドの値以上であることを示す場合、前記サービスデータユニット廃棄の明示的シグナリング処理を終了する、請求項1記載の方法。
- 前記第1のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項7記載の方法。
- 前記第2のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項7記載の方法。
- 15個以上のサービスデータユニット(SDU)を廃棄する工程、および
送信端が、移動受信ウィンドウ複合フィールド(MRW SUFI)を含む第1のステータスプロトコルデータユニット(STATUS PDU1)を受信端へ伝送する工程
を備える、サービスデータユニット廃棄の明示的シグナリング処理を行う方法であって、
前記移動受信ウィンドウ複合フィールドが、シーケンス番号フィールド(SN_MRWLENGTH )の値未満のシーケンス番号を有する全てのプロトコルデータユニット(PDU)を廃棄して受信ウィンドウを移動させる旨を前記受信端に指示するための前記シーケンス番号フィールドを少なくとも1個含む、方法。 - 前記移動受信ウィンドウ複合フィールドが、シーケンス番号が前記シーケンス番号フィールドの値であるプロトコルデータユニット内のどの長さ指示子が前記受信端内で最後に廃棄される無線リンク制御層サービスデータユニット(RLC SDU)に対応するかを示す特定フィールド(N LENGTH フィールド)を含む、請求項10記載の方法。
- 前記特定フィールドの値が0であることは、最後の無線リンク制御層サービスデータユニット(RLC SDU)が前記シーケンス番号フィールドの値から1を引いたシーケンス番号を有するプロトコルデータユニットで終了したこと、およびシーケンス番号が前記シーケンス番号フィールドであるプロトコルデータユニット内の先頭データオクテットが次に再構築される先頭データオクテットであることを示す、請求項11記載の方法。
- 前記第1のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項10記載の方法。
- 送信端が、少なくとも1個のシーケンス番号フィールド(SN_MRWLENGTH)が含まれた移動受信ウィンドウ複合フィールド(MRW SUFI)を含む第1のステータスプロトコルデータユニット(STATUS PDU1)を受信端へ伝送する工程、および
前記送信端が、前記受信端からの確認応答複合フィールド(ACK SUFI)を含む第2のステータスプロトコルデータユニット(STATUS PDU2)を受け取る工程
を備える、サービスデータユニット(SDU)廃棄の明示的シグナリング処理を終了する方法であって、
前記第2のステータスプロトコルデータユニットによって更新される状態変数(VT(A))であって、順番どおりに確認応答がされた最後のプロトコルデータユニットのシーケンス番号の次のシーケンス番号を示す前記状態変数が前記移動受信ウィンドウ複合フィールド内のシーケンス番号フィールドの値以上となった場合に前記サービスデータユニット廃棄の明示的シグナリング処理を終了し、
前記第2のステータスプロトコルデータユニットが、前記シーケンス番号フィールドの値から1を引いたシーケンス番号を有するプロトコルデータユニットおよびこのプロトコルデータユニット以前のプロトコルデータユニット全てについて確認応答を行った場合に前記サービスデータユニット廃棄の明示的シグナリング処理を終了し、
前記第2のステータスプロトコルデータユニットが、順番に受け取られた最後のプロトコルデータユニットのシーケンス番号の次のシーケンス番号を示す(状態変数VR(R))が前記シーケンス番号フィールドの値以上であることを示した場合に前記サービスデータユニット廃棄の明示的シグナリング処理を終了する、方法。 - 前記第1のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項14記載の方法。
- 前記第2のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項14記載の方法。
- 15個以上のサービスデータユニット(SDU)を廃棄する工程、および
送信端が、移動受信ウィンドウ複合フィールド(MRW SUFI)を含む第1のステータスプロトコルデータユニット(STATUS PDU1)を受信端へ伝送する工程
を備える、サービスデータユニット(SDU)廃棄の明示的シグナリング処理を行う方法であって
前記移動受信ウィンドウ複合フィールドは、シーケンス番号が前記シーケンス番号フィールド(SN_MRWLENGTH )の値であるプロトコルデータユニット(PDU)内のどの長さ指示子が前記受信端内で最後に廃棄される無線リンク制御層サービスデータユニット(RLC SDU)に対応するかを示す特定フィールド(N LENGTH フィールド)を含むと共に、前記シーケンス番号フィールドの値未満のシーケンス番号を有する全てのプロトコルデータユニットを廃棄して、受信ウィンドウを移動させる旨を前記受信端に指示するための前記シーケンス番号フィールドを少なくとも1つ含んでおり、
前記特定フィールドが0であることは、最後の無線リンク制御層サービスデータユニット(RLC SDU)が前記シーケンス番号フィールドの値から1を引いたシーケンス番号を有するプロトコルデータユニットで終了したこと、およびシーケンス番号が前記シー ケンス番号フィールドであるプロトコルデータユニット内の先頭データオクテットが次に再構築される先頭データオクテットであることを示す、方法。 - 前記第1のステータスプロトコルデータユニットが、ピギーバックステータスプロトコルデータユニットである、請求項17記載の方法。
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