JP3738543B2 - 放熱器取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体キャビネットに放熱器を具備した音響機器の放熱器取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の放熱器取付装置を示すものである。図4において、所定の回路を構成した印刷配線基板11にIC12が半田付けされ、そのIC12の発熱を放熱する目的で放熱器13をIC12にビスで密着締結している。放熱器13はアルミ製の放熱器ベース13aに、数枚のアルミ製のフィン13bをカシメ工法により構成されており、かなりの重量を有している。そのため放熱器13を支持するための取付片14を放熱器13に取り付け、それをシャーシ15にビス締めしている。背面板16は前記構成をした後に放熱器13の背後から取り付け、さらに十分な放熱孔を開けた背面パネル17を同方向よりビス締めするように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような放熱器取付装置においては、シャーシ15に対して順次組み上げてキャビネットを構成していく為、すでにキャビネットを構成したものに放熱器13、印刷配線基板11を取り付けていく工法が出来ない場合があった。
【0004】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、すでにキャビネットを構成したものに放熱器、印刷配線基板を取り付け出来、部品同士の取り付けズレを吸収出来る放熱器取付装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の放熱器取付装置は、放熱板をICと共に固定した印刷配線基板を取り付けた副体キャビネットと、当該副体キャビネットを固定すると共に前記放熱板の貫通孔を形成した木製の本体キャビネットと、少なくとも一方に弾性取付片を有する放熱器と、前記放熱器と前記放熱板及び前記木製の本体キャビネットとをそれぞれ螺合固定する第1のビス及び第2のビスとを備え、前記第1のビスは前記放熱器が備える第1の取付孔と放熱板が備える取付孔とを密着固定し、前記第2のビスは前記弾性取付片が備える第2の取付孔と前記木製の本体キャビネットが備える取付孔とを固定するように構成したものであり、これにより、組立工法上の制約を受けず、部品同士の取り付けズレを吸収出来る放熱器取付装置が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、放熱板をICと共に固定した印刷配線基板を取り付けた副体キャビネットと、当該副体キャビネットを固定すると共に前記放熱板の貫通孔を形成した木製の本体キャビネットと、少なくとも一方に弾性取付片を有する放熱器と、前記放熱板と前記放熱器とを螺合固定する第1のビス及び第2のビスとを備え、前記第1のビスは前記放熱器と放熱板とを密着固定し、前記第2のビスは前記放熱器と前記木製の本体キャビネットとを前記弾性取付片を介して固定するように構成したものであり、従来の放熱器を放熱板と放熱器に分割する事により組立工法上の制約を受けず、且つ該放熱器の弾性片により本体キャビネットを木製にすることに起因する部品同士の取り付けズレ吸収するという作用を有する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、印刷配線基板の放熱板突出側における副体キャビネットに当接リブを突出形成し、かつ前記当接リブ先端より突出する放熱板の突出寸法を一定になるように保持して、木製の本体キャビネットにおける放熱器取付面の内面に当接させるように構成したものであり、部品同士のズレを更に吸収するという作用を有する。
【0008】
以下本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における放熱器取付装置の全体図を示し、図2はその要部断面図を示す。
【0009】
図において、9は本体キャビネットで木製の木箱であり、上面に角状の開口部9aを、背面板9bには放熱板貫通孔9cを形成している。8は副体キャビネットで本体キャビネット9に開けた角状の開口部9aをふさぐ形でビス固定されるようなっており、放熱板4をIC2と共に固定した印刷配線基板1を取り付けている。7は背面パネルで内側に放熱器3を収納配置するようにしており、本体キャビネット9の背面板9bにビス固定されるようになっている。
【0010】
印刷配線基板1は、IC2を半田付けして固定すると共に、放熱板4を印刷配線基板1に対して締結脚4aを挿入の後、ひねる事によって固定し、IC2との密着固定をビス2aで行っている。印刷配線基板1は、副体キャビネット8に設けたボス8aにビス8bで固定され、更に副体キャビネット8は本体キャビネット9にビス8cで固定されている。本体キャビネット9の開口部9aと、副体キャビネット8は若干の隙間を持って構成されている。
【0011】
放熱器3は、放熱器ベース3a及びこの放熱器ベース3aに設けた取付孔3bと、その左右端に一体に形成した弾性取付片3c及びこの弾性取付片3cの先端部に設けた取付孔3dとを有している。そして、取付孔3bを放熱板4に設けた取付孔4aにビス3eによって固定すると共に、取付孔3dを本体キャビネット9の背面板9bに設けた取付孔9dにビス3fによって固定するようにしている。ここで、放熱器3と放熱板4との熱伝導を行うため、ビス3eによる固定は密 着固定されている。
【0012】
本体キャビネット9は木製のため、予め箱型に形成されている。このため印刷配線基板1を取り付けた副体キャビネット8を、上から組み付けるには若干斜め上方から入れるとしても、従来のように放熱器3を直接IC2に取り付ける構成では開口部9aから大きく出っ張るため組立工法上無理であった。このため本発明では従来の放熱器を、IC2とともに印刷配線基板上でディップ工法で半田付け出来る放熱板4と、放熱効果をセット外気で上げる為の放熱器3に分けるようにしている。
【0013】
また、弾性片3cは従来の成形キャビネットに比べて寸法バラツキの大きい木製キャビネットの寸法ズレ吸収や、前記開口部9aと副体キャビネット8の隙間による取付ズレ吸収が出来るようになっている。
【0014】
以上のように本実施形態によれば、放熱器の大きさからくる組立工法上の制約を受けない放熱器取付装置を提供できることや、部品同士の取り付けズレを吸収できる放熱器取付装置を提供出来るものである。
【0015】
(実施の形態2)
次に、図3は第2の実施の形態の放熱器取付装置を示し、図3において、8aは印刷配線基板1の放熱板4突出側における副体キャビネット8に突出形成した当接リブであり、副体キャビネット8に一体に形成しており、当該当接リブ8aの先端より突出する放熱板4の突出寸法を一定になるように保持している。そして、副体キャビネット8を本体キャビネット9に取り付ける際、開口部9aとの隙間による左右ズレを無くすため当接リブ8aを本体キャビネット9の背面板9bの内面に当てるように構成し、放熱板4と放熱器3とのズレが背面板9bの板厚公差になるようにしている。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、放熱器の大きさからくる組立工法上の制約を受けない放熱器取付装置を提供できることや、部品同士の取り付けズレを吸収できる放熱器取付装置を提供出来るという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による放熱器取付装置の全体図
【図2】 本発明の一実施の形態による放熱器取付装置の断面図
【図3】 本発明の第2の実施の形態による放熱器取付装置の断面図
【図4】 従来の放熱器取付装置の断面図
【符号の説明】
1 印刷配線基板
2 IC
3 放熱器
3c 弾性取付片
4 放熱板
8 副体キャビネット
8a 当接リブ
9 本体キャビネット
Claims (2)
- 放熱板をICと共に固定した印刷配線基板を取り付けた副体キャビネットと、当該副体キャビネットを固定すると共に前記放熱板の貫通孔を形成した木製の本体キャビネットと、少なくとも一方に弾性取付片を有する放熱器と、前記放熱器と前記放熱板及び前記木製の本体キャビネットとをそれぞれ螺合固定する第1のビス及び第2のビスとを備え、前記第1のビスは前記放熱器が備える第1の取付孔と放熱板が備える取付孔とを密着固定し、前記第2のビスは前記弾性取付片が備える第2の取付孔と前記木製の本体キャビネットが備える取付孔とを固定するように構成したことを特徴とする放熱器取付装置。
- 印刷配線基板の放熱板突出側における副体キャビネットに当接リブを突出形成し、かつ前記当接リブ先端より突出する放熱板の突出寸法を一定になるように保持して、木製の本体キャビネットにおける放熱器取付面の内面に当接させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の放熱器取付装置。
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