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JP3738511B2 - 動画像符号化方式 - Google Patents

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JP3738511B2
JP3738511B2 JP00776597A JP776597A JP3738511B2 JP 3738511 B2 JP3738511 B2 JP 3738511B2 JP 00776597 A JP00776597 A JP 00776597A JP 776597 A JP776597 A JP 776597A JP 3738511 B2 JP3738511 B2 JP 3738511B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、動画像の時間軸方向の相関を利用して符号化を行う動画像符号化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば、特公平8−2106号公報に示された従来の動画像符号化方式を示すブロック図である。図7において、入力端子1より供給される入力画像信号は減算器2の第一の入力に与えられる。減算器2の出力は遅延器3aを介して、切替器4の第一の入力に与えられる。入力端子1より供給される入力画像信号は遅延器3bを介して、切替器4の第二の入力にも与えられる。切替器4の第三の入力には零信号が与えられる。一方、入力端子1より供給される入力画像信号と減算器2の出力は、有効ブロック判定部およびフレーム間/フレーム内選択部(以下、「判定および選択部」という)5にも入力される。この判定および選択部5の第一,第二の出力は、それぞれ、切替器4の第四,第五の入力に与えられる。切替器4の出力は直交変換器6および量子化器7を介して図示していない復号器側に送出されるが、合わせて逆量子化器8にも送られる。逆量子化器8の出力は逆直交変換器9を介して、加算器10の第一の入力に与えられる。加算器10の出力は動き補償予測器11の第一の入力に与えられる。動き補償予測器11の第二の入力には入力端子1から供給される入力画像信号が与えられ、動き補償予測器11の出力は減算器2の第二の入力と切替器12の第一の入力に与えられる。切替器12の第二の入力には零信号が与えられ、切替器12の第三の入力には判定および選択部5の第一の出力が与えられる。切替器12の出力は加算器10の第二の入力に与えられる。
【0003】
次に動作について説明する。入力信号は動画像信号を複数画素分まとめてブロック化したものである。この入力信号は入力端子1から供給されて、減算器2において動き補償予測値との差分がとられ、フレーム間予測誤差信号が得られる。この予測誤差信号と入力画像信号は、判定および選択部5に送られる。この判定および選択部5は、各ブロックをフレーム間で符号化するかフレーム内で符号化するかを示す第一の制御信号と、各ブロックが有効ブロックであるか否かを示す第二の制御信号とを出力する。遅延器3aおよび3bは判定および選択部5内で生ずる遅延分を補正するためのものである。切替器4は判定および選択部5から出力される2つの制御信号に基づき、フレーム間予測誤差信号、フレーム内信号、零信号のいずれかを選択して出力する。切替器4の出力は直交変換され、量子化されて、図示していない復号器側へ出力される。
【0004】
この量子化された変換係数は、逆量子化器8を介して逆直交変換器9にも入力され、再生値が出力される。加算器10において、この再生値に動き補償予測値を加えるか、零を加えるかは、前記フレーム間/フレーム内選択部5からの第一の制御信号により決定され、切替器12で選択される。
【0005】
加算器10から出力される信号は復号信号であり、動き補償予測器11の中に記憶され、以後の予測符号化に使用される。動き補償予測器11は、入力端子1から供給される入力信号と、記憶されている復号信号との比較により動き量を検出し、動き補償予測値を出力する。
【0006】
判定および選択部5は、両部分を別々に構成することもできるが、共通化できる部分も多数あるため、両者を合わせた判定および選択部5で示している。一般に、テレビ会議信号のような動画像信号を対象とする場合、背景などの静止している部分については、フレーム間予測誤差信号が0となるので、この誤差信号を送らないことにより伝送効率を高めることが可能である。しかしながら、このような静止部分においても、入力画像信号に雑音が乗っていたりするために、予測誤差信号が0とならず、これを直交変換するとある変換係数に大きな値が生じることがある。この場合、本来なら情報を送らなくてよいブロックについても信号を送らなくてはならないことになる。このような場合には、伝送効率の低下となるばかりでなく、隣り合うブロックで情報を送ったり送らなかったりするために、ブロック歪みが生じて視覚的妨害となることがある。そこで、直交変換を行う前に、予測誤差信号をブロック毎にまとめて有効/無効の判定を行い、無効ブロックについては予測誤差信号を0にリセットすることで、効率の低下を防いでいる。
【0007】
また、動きの大きなブロックやシーンチェンジにおいては、予測誤差が大きくなるため、入力画像信号をそのまま直交変換した方が伝送効率が高くなることがある。そこで、ブロック毎に、フレーム間/フレーム内符号化を選択することが有効となる。
【0008】
まず、有効ブロック判定部は、ブロック毎に予測誤差信号の2乗和Smをとり、この評価量Smが予め定められた閾値T1以上のときは現入力ブロックを有効ブロックとしてフレーム間予測誤差信号をそのまま直交変換符号化するが、T1未満のときは現入力ブロックを無効ブロックとし、以後このブロックの予測誤差信号を全て零とする。また、フレーム間/フレーム内選択部は、上記評価値Smと、入力ブロックの分散値Siとを用い、予め定めた閾値T2について、Sm≧T2でかつSm>Siの時には、入力画像信号を選択して、フレーム内符号化を行うように制御し、Sm<T2またはSm≦Siの時にはフレーム間予測誤差信号を選択するよう制御する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の動画像符号化方式においては、静止している部分の画像に雑音が乗っている場合も、画質劣化や伝送効率の低下を生じないように、有効ブロックの判定を行なっていた。しかしながら、従来、有効ブロックの判定には予測誤差信号のみを用いているため、予測誤差信号を符号化するときの量子化歪みについては考慮されていない。特に低レートの固定レート符号化においては、有効ブロックが多いと量子化が粗くなり、無効ブロックが多いと量子化が細かくなるので、無効ブロックとして予測誤差信号が送られないことによる劣化より、有効ブロックとしたために生じる量子化歪みの方が視覚的に目だつことがあるという問題があった。
【0010】
また、従来の動画像符号化方式においては、有効ブロックの判定において入力画像の性質を考慮していないので、視覚的に目立たない予測誤差も符号化を行い、符号量削減の妨害となっているという問題があった。
【0011】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、有効ブロックとしたときの量子化歪みと、予測誤差信号の大きさとを比較することにより、歪みを最小にするという意味で最適な有効ブロック判定を行う動画像符号化方式を得ることを目的とする。
【0012】
また、この発明は、有効ブロックとしたときの量子化歪みと、無効ブロックとした場合の視覚的妨害の大きさとを比較することにより、視覚的な歪みを最小にするという意味で最適な有効ブロック判定を行う動画像符号化方式を得ることを目的とする。
【0013】
また、この発明は、無効ブロックとした場合の視覚的妨害の大きさを用いて有効ブロック判定を行うことにより、視覚的に目立たない予測誤差の伝送を行なわず、符号量削減のできる動画像符号化方式を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明による動画像符号化方式は、動画像信号を複数画素分まとめてブロック化した入力画像信号と前記入力画像信号より前に入力された画像信号とを比較して動き量検出を行い動き補償予測値を出力する動き補償予測部と、前記動き補償予測値および前記入力画像信号に基づき求めたフレーム間予測誤差と前記入力画像信号とに基づきフレーム間符号化またはフレーム内符号化のいずれかを行うことを選択する選択部と、前記選択部がフレーム内符号化を選択した場合に前記入力画像信号を出力し、フレーム間符号化を選択した場合に前記フレーム間予測誤差を出力する第1の切替器と、この第一の切替器からの出力を直交変換する直交変換部と、この直交変換部からの出力を量子化する量子化部と、この量子化部からの出力を逆量子化する逆量子化部と、前記選択部においてフレーム内符号化を行うことが選択された場合に、すべてのブロックを有効ブロックと判定するとともに、前記選択部においてフレーム間符号化を行うことが選択された場合に、前記直交変換部の出力と前記逆量子化部の出力から算出される量子化誤差の評価量と、前記フレーム間予測誤差の評価量とを比較して前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が小さい場合に有効ブロックと判定し、前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が大きい場合に無効ブロックと判定する有効ブロック判定部と、前記有効ブロック判定部の判定に基づき、前記有効ブロックと判定された場合に前記直交変換部の出力する前記フレーム間予測誤差値を直交変換した信号を出力し、前記無効ブロックと判定された場合にゼロ信号を出力する第2の切替部を備えるものである。
【0015】
また、この発明による動画像符号化方式は、動画像信号を複数画素分まとめてブロック化した入力画像信号と前記入力画像信号より前に入力された画像信号とを比較して動き量検出を行い動き補償予測値を出力する動き補償予測部と、前記動き補償予測値および前記入力画像信号に基づき求めたフレーム間予測誤差と前記入力画像信号とに基づきフレーム間符号化またはフレーム内符号化のいずれかを行うことを選択する選択部と、前記選択部がフレーム内符号化を選択した場合に前記入力画像信号を出力し、フレーム間符号化を選択した場合に前記フレーム間予測誤差を出力する第1の切替器と、この第一の切替器からの出力を直交変換する直交変換部と、この直交変換部からの出力を量子化する量子化部と、この量子化部からの出力を逆量子化する逆量子化部と、前記選択部においてフレーム内符号化を行うことが選択された場合に、すべてのブロックを有効ブロックと判定するとともに、前記選択部においてフレーム間符号化を行うことが選択された場合に、前記直交変換部の出力と前記逆量子化部の出力から算出される量子化誤差の評価量と、前記フレーム間予測誤差の評価量とを比較して前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が小さい場合に有効ブロックと判定し、前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が大きい場合に無効ブロックと判定する有効ブロック判定部と、前記前記有効ブロック判定部の判定に基づき、前記有効ブロックと判定された場合に前記直交変換部の出力する前記フレーム間予測誤差値を直交変換した信号を出力し、前記無効ブロックと判定された場合に前記フレーム間予測誤差の平均値を出力する第2の切替部を備えるものである。
【0016】
さらにこの発明による動画像符号化方式は、前記入力画像信号の各画素について水平方向の変化度と垂直方向の変化度とを比較して、いずれか小さい方を選択し、この選択された前記水平または垂直方向の変化度に基づいて誤差許容度を算出する誤差許容度演算部をさらに備え、前記有効ブロック判定部は、算出した誤差許容度の大きさに応じて前記フレーム間予測誤差信号の評価量を下げ、この下げた前記フレーム間予測誤差信号を用いて有効ブロックか無効ブロックかを判定するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施形態による動画像符号化方式を示すブロック図である。図において、1は入力端子であり、入力端子1から入力された画像信号は減算器2の第一の入力と遅延器(T)3bの入力とフレーム内/フレーム間選択部5aの第一の入力と動き補償予測器11の第一の入力に与えられる。減算器2の出力は遅延器3aに入力されるとともに、フレーム内/フレーム間選択部5aの第二の入力にも与えられる。遅延器(T)3aの出力は切替器4aの第一の入力に与えられる。切替器4aの第二の入力には遅延器3bの出力が与えられ、切替器4aの第三の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。切替器4aの出力は直交変換器6の入力と有効ブロック判定部101の第一の入力に与えられる。直交変換器6の出力は量子化器(Q)7の入力と有効ブロック判定部101の第二の入力に与えられる。量子化器7の出力は遅延器(T)3cを介して切替器4bの第一の入力に与えられる。切替器4bの第二の入力には零信号が与えられる。
【0019】
一方、量子化器7の出力は逆量子化器8にも入力される。逆量子化器(Q-1)8の出力は逆直交変換器9に入力されるとともに、有効ブロック判定部101の第三の入力に与えられる。有効ブロック判定部101の第四の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。有効ブロック判定部101の出力は切替器4bの第三の入力に与えられる。切替器4bの出力は可変長符号器102に入力され、可変長符号器(VLC)102の出力は図示していない復号器側へ伝送される。
【0020】
逆直交変換器9の出力は切替器4cの第一の入力に与えられる。切替器4cの第二の入力には零信号が与えられ、切替器4cの第三の入力には有効ブロック判定部101の出力が与えられる。切替器4cの出力は加算器10の第一の入力に与えられ、加算器10の出力は動き補償予測器11の第二の入力に与えられる。動き補償予測器11の出力は減算器2の第二の入力と切替器12の第一の入力に与えられる。切替器12の第二の入力には零信号が与えられ、切替器12の第三の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。切替器12の出力は加算器10の第二の入力に与えられる。
【0021】
次に動作について説明する。入力信号は動画像信号を複数画素分まとめてブロック化したものである。この入力信号は入力端子1から供給されて、減算器2において動き補償予測値との差分がとられ、フレーム間予測誤差信号が得られる。この予測誤差信号と入力画像信号は、フレーム間/フレーム内選択部5aに送られる。このフレーム間/フレーム内選択部5aは、各ブロックをフレーム間で符号化するかフレーム内で符号化するかを示す制御信号を出力する。遅延器3aおよび3bはフレーム間/フレーム内選択部5a内で生ずる遅延分を補正するためのものである。切替器4aはフレーム間/フレーム内選択部5aから出力される制御信号に基づき、フレーム間予測誤差信号、フレーム内信号のいずれかを選択して出力する。切替器4aの出力は直交変換され、量子化される。量子化された変換係数は、遅延器3cに入力されるとともに、逆量子化器8で逆量子化される。
【0022】
切替器4aから出力される直交変換前の信号と、量子化前の変換係数と、量子化・逆量子化された変換係数とは、有効ブロック判定部101に送られる。有効ブロック判定部101は各ブロックが有効ブロックか無効ブロックかを示す制御信号を出力する。遅延器3cは有効ブロック判定部101内で生ずる遅延分を補正するためのものである。切替器4bは、有効ブロック判定部101から出力される制御信号が有効ブロックを示しているときには量子化された変換係数を、無効ブロックを示しているときは零信号を選択して出力する。切替器4bの出力は可変長符号器102で可変長符号化されて、図示していない復号器側へ伝送される。
【0023】
一方、逆量子化器8の出力は、逆直交変換器9で逆直交変換される。切替器4cは、有効ブロック判定部101から出力される制御信号が有効ブロックを示しているときは逆直交変換器9の出力を、無効ブロックを示しているときは零信号を選択して出力する。この切替器4cにより、復号器側で得られるのと同じ再生値が得られる。加算器10において、この再生値に動き補償予測値を加えるか、零を加えるかは、先のフレーム間/フレーム内選択部5aからの制御信号により決定され、切替器12で選択される。
【0024】
加算器10から出力される信号は復号信号であり、動き補償予測器11の中に記憶され、以後の予測符号化に使用される。動き補償予測器11は、入力端子1から供給される入力信号と、記憶されている復号信号との比較により動き量を検出し、動き補償予測値を出力する。
【0025】
フレーム内/フレーム間選択部5aの動作は、前記従来例のフレーム内/フレーム間選択部5と同様である。すなわち、予測誤差の二乗和Smと、入力ブロックの分散値Siとを用い、予め定めた閾値T2について、Sm≧T2でかつSm>Siの時には、入力画像信号を選択して、フレーム内符号化を行うように制御し、Sm<T2またはSm≦Siの時にはフレーム間予測誤差信号を選択するよう制御する。
【0026】
有効ブロック判定部101は、フレーム内/フレーム間選択部5aから出力される制御信号がフレーム間予測誤差信号の選択を示している場合に、予測誤差信号の評価量と、量子化前の変換係数と量子化・逆量子化された変換係数の誤差の評価量とから、各ブロックが有効ブロックか無効ブロックかを判定する。例えば、予測誤差信号の評価量Emとして予測誤差の二乗和を用い、変換係数の量子化誤差の評価量Eqとして量子化誤差の二乗和を用いる。すなわち、ブロックの大きさをN画素×Nライン(Nは自然数)とし、各ブロックの予測誤差信号をp(i,j)(0≦i,j<N;i,jは整数)、量子化前の変換係数をd(i,j)、量子化・逆量子化後の変換係数をdq(i,j)とすると、
【0027】
【数1】
Figure 0003738511
【0028】
【数2】
Figure 0003738511
【0029】
とする。
【0030】
一般に、直交変換の性質から、p(i,j)と、これを直交変換した変換係数d(i,j)の間には、
【0031】
【数3】
Figure 0003738511
【0032】
という関係が成り立つ。また、逆直交変換器9の出力をpq(i,j)とすると、dq(i,j)はpq(i,j)を直交変換したときの変換係数であるから、直交変換の線形性より、p(i,j)−pq(i,j)の直交変換がd(i,j)−dq(i,j)となる。従って、
【0033】
【数4】
Figure 0003738511
【0034】
が成り立つ。よって、予測誤差信号の量子化歪みp(i,j)−pq(i,j)は、変換係数の量子化誤差の評価量Eqで表わすことができる。そこで、評価量Emが評価量Eq以上のときは当該ブロックを有効ブロック、評価量Eq未満のときは無効ブロックと判定すると、予測誤差信号を送らないことによる劣化より量子化歪みの方が大きいときは無効ブロック、そうでないときは有効ブロックと判定される。ただし、フレーム内/フレーム間選択部5aから出力される制御信号がフレーム内符号化を示している場合は、すべてのブロックを有効ブロックとする。
【0035】
既に述べたように、無効ブロックと判定された場合には切替器4bおよび4cにより、そのブロックの変換係数および予測誤差信号が0に置き換えられるため、当該ブロックに関する予測誤差情報は送られない。
【0036】
なお、上記実施の形態1においては、予測誤差信号の評価量Emとして予測誤差の二乗和を用い、変換係数の量子化誤差の評価量Eqとして量子化誤差の二乗和を用いたが、評価量Em、Eqはこれに限るものではなく、それぞれ、予測誤差、量子化誤差の、絶対値和、絶対値の最大値、またこれらの値にオフセット値を加えたものなど、大きさの指標となる評価量を用いることができる。
【0037】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による動画像符号化方式を示すブロック図である。図中、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。図において、1は入力端子であり、入力端子1から入力された画像信号は減算器2の第一の入力と遅延器3bの入力とフレーム内/フレーム間選択部5aの第一の入力と動き補償予測器11の第一の入力に与えられる。減算器2の出力は遅延器3aに入力されるとともに、フレーム内/フレーム間選択部5aの第二の入力にも与えられる。遅延器3aの出力は切替器4aの第一の入力に与えられる。切替器4aの第二の入力には遅延器3bの出力が与えられ、切替器4aの第三の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。切替器4aの出力は直交変換器6の入力と有効ブロック判定部101の第一の入力に与えられる。直交変換器6の出力は量子化器7の入力と有効ブロック判定部101の第二の入力に与えられる。量子化器7の出力は遅延器3cを介して切替器4dの第一の入力に与えられる。切替器4dの第二の入力には零信号が与えられる。
【0038】
一方、量子化器7の出力は逆量子化器8にも入力される。逆量子化器8の出力は遅延器3dに入力されるとともに、有効ブロック判定部101の第三の入力に与えられる。有効ブロック判定部101の第四の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。有効ブロック判定部101の出力は切替器4dの第三の入力に与えられる。切替器4dの出力は可変長符号器102に入力され、可変長符号器102の出力は復号器側へ伝送される。
【0039】
遅延器(T)3dの出力は切替器4eの第一の入力に与えられる。切替器4eの第二の入力には零信号が与えられ、切替器4eの第三の入力には有効ブロック判定部101の出力が与えられる。切替器4eの出力は逆直交変換器9を介して加算器10の第一の入力に与えられ、加算器10の出力は動き補償予測器11の第二の入力に与えられる。動き補償予測器11の出力は減算器2の第二の入力と切替器12の第一の入力に与えられる。切替器12の第二の入力には零信号が与えられ、切替器12の第三の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。切替器12の出力は加算器10の第二の入力に与えられる。
【0040】
次に動作について説明する。この実施の形態2による動画像符号化方式は、有効ブロック判定部101の判定が無効ブロックを示している場合に、当該ブロックの予測誤差の平均値のみを伝送する点が、実施の形態1と異なる。すなわち、有効ブロック判定部101から出力される制御信号が無効ブロックを示している場合に、切替器4dと4eは、DC以外の変換係数を0に置き換える。これにより、無効ブロックについては、ブロックの予測誤差信号の平均値のみが伝送されることになる。なお、遅延器3cと3dは有効ブロック判定部101内で生じる遅延分を補正するためのものである。
【0041】
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3による動画像符号化方式を示すブロック図である。図中、図2と同一符号は同一または相当部分を示している。図において、1は入力端子であり、入力端子1から入力された画像信号は減算器2の第一の入力と遅延器3bの入力とフレーム内/フレーム間選択部5aの第一の入力と誤差許容度演算部103と動き補償予測器11の第一の入力に与えられる。減算器2の出力は遅延器3aに入力されるとともに、フレーム内/フレーム間選択部5aの第二の入力にも与えられる。遅延器3aの出力は切替器4aの第一の入力に与えられる。切替器4aの第二の入力には遅延器3bの出力が与えられ、切替器4aの第三の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。切替器4aの出力は直交変換器6の入力と有効ブロック判定部101aの第一の入力に与えられる。直交変換器6の出力は量子化器7の入力と有効ブロック判定部101aの第二の入力に与えられる。量子化器7の出力は遅延器3cを介して切替器4dの第一の入力に与えられる。切替器4dの第二の入力には零信号が与えられる。
【0042】
一方、量子化器7の出力は逆量子化器8にも入力される。逆量子化器8の出力は遅延器3dに入力されるとともに、有効ブロック判定部101aの第三の入力に与えられる。有効ブロック判定部101aの第四の入力には誤差許容度演算部103の出力が、第五の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。有効ブロック判定部101aの出力は切替器4dの第三の入力に与えられる。切替器4dの出力は可変長符号器102に入力され、可変長符号器102の出力は復号器側へ伝送される。
【0043】
遅延器3dの出力は切替器4eの第一の入力に与えられる。切替器4eの第二の入力には零信号が与えられ、切替器4eの第三の入力には有効ブロック判定部101aの出力が与えられる。切替器4eの出力は逆直交変換器9を介して加算器10の第一の入力に与えられ、加算器10の出力は動き補償予測器11の第二の入力に与えられる。動き補償予測器11の出力は減算器2の第二の入力と切替器12の第一の入力に与えられる。切替器12の第二の入力には零信号が与えられ、切替器12の第三の入力にはフレーム内/フレーム間選択部5aの出力が与えられる。切替器12の出力は加算器10の第二の入力に与えられる。
【0044】
次に動作について説明する。この実施の形態3による動画像符号化方式は、有効ブロック判定部101aの判定に、誤差許容度演算部103の出力が使われる点が、実施の形態2と異なる。一般に、図4(a)のような画像信号があった場合、図4(b)のように、平坦部に乗ったノイズは目立ちやすいが、エッジ部に乗ったノイズは目立ちにくい。すなわち、同じ大きさのノイズでも、元の画像信号の特徴により、主観的に許容できる画質になる場合と許容できない画質になる場合とがある。そこで、誤差許容度演算部103は入力画像信号から画面内の各画素がどの程度のレベルまで誤差を許容できるかを示す誤差許容度を求める。
【0045】
図5は誤差許容度演算部103の一構成例を示すブロック図である。図において、501は水平変化度演算部、502は垂直変化度演算部、503は最小値検出器、504は誤差許容度変換部である。まず、入力画像は、水平変化度演算部501および垂直変化度演算部502において、水平および垂直方向の変化度が各画素毎に求められる。たとえば、入力画像信号をg(x,y)(0≦x<L、0≦y<M;L、Mは画像の水平、垂直方向の画素数)とすると、各画素(x,y)について、水平変化度Ch(x,y)を
【0046】
【数5】
Figure 0003738511
【0047】
により求め、垂直変化度Cv(x,y)を
【0048】
【数6】
Figure 0003738511
【0049】
により求める。最小値検出器503は、水平変化度と垂直変化度のうち小さい方、すなわち、C(x,y)=min{Ch(x,y),Cv(x,y)}を出力する。誤差許容度変換部504は、この変化度C(x,y)を
D(x,y)=f(C(x,y))
により誤差許容度D(x,y)に変換する。ここで、f(z)は図6のような特性をもつ関数である。従って、変化度が小さいときには誤差許容度は小さく、変化度が大きいときには誤差許容度は大きくなる。この誤差許容度D(x,y)は有効ブロック判定部101aに出力される。
【0050】
有効ブロック判定部101aは、フレーム内/フレーム間選択部5aから出力される制御信号がフレーム間予測誤差信号の選択を示している場合に、予測誤差信号の評価量Emと、変換係数の量子化誤差の評価量Eqとを求め、評価量Emが評価量Eq以上のときは当該ブロックを有効ブロック、評価量Eq未満のときは無効ブロックと判定する。このとき、予測誤差信号の大きさの評価に、誤差許容度D(x,y)を用いる。例えば、予測誤差信号の大きさから誤差許容度D(x,y)を差し引き、その二乗和を評価量Emとする。すなわち、ブロックの大きさをN画素×Nライン(Nは自然数)とし、各ブロックの予測誤差信号をp(i,j)(0≦i,j<N;i,jは整数)、このブロックの誤差許容度をDb(i,j)=D(x0+i,y0+j)(ここで(x0,y0)は当該ブロックの左上の画素の位置)とすると、
【0051】
【数7】
Figure 0003738511
【0052】
とする。これにより、予測誤差信号の評価量Emは視覚特性を考慮した誤差の評価となる。評価量Eqは実施の形態1、2と同様に求める。有効ブロック判定部101aは、これらの評価量Em、Eqをもとに、有効ブロック/無効ブロックの判定を行う。
【0053】
他の動作は実施の形態2と同様である。すなわち、有効ブロック判定部101aから出力される制御信号が無効ブロックを示している場合に、切替器4dと4eは、DC以外の変換係数を0に置き換える。これにより、無効ブロックについては、ブロックの予測誤差信号の平均値のみが伝送されることになる。
【0054】
なお、上記実施の形態3においては、予測誤差信号の大きさから誤差許容度D(x,y)を差し引き、その二乗和を評価量Emとしたが、予測誤差信号の評価量Emはこれに限るものではなく、例えば、二乗和の代わりに、絶対値和、絶対値の最大値を用いてもよい。
また、誤差許容度D(x,y)の用い方も、減算だけでなく、割り算で反映させてもよく、例えば、予測誤差信号の大きさに誤差許容度D(x,y)の逆数をかけた値の二乗和を評価量Emとしてもよい。
【0055】
また、誤差許容度D(x,y)も、水平変化度Ch(x,y)と垂直変化度Cv(x,y)の最小値から求めることに限定されるものではなく、高域通過フィルタの出力などを用いてもよい。
【0056】
また、上記実施の形態3においては、切替器4dと4eは、DC以外の変換係数を0に置き換えるとしたが、切替器4dと4eは、すべての変換係数を0に置き換えるよう構成してもよい。
【0057】
さらに、上記実施の形態3においては、有効ブロック判定部101aが予測誤差信号の評価量Emと、変換係数の量子化誤差の評価量Eqとから有効ブロック/無効ブロックの判定を行なったが、有効ブロック判定部101aは、誤差許容度D(x,y)を用いて求めた予測誤差信号の評価量Emのみを使って、有効ブロック/無効ブロックの判定を行なってもよい。すなわち、評価量Emが所定値以上のときは当該ブロックを有効ブロック、所定値未満のときは無効ブロックと判定する。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、この発明による動画像符号化方式は、動画像信号を複数画素分まとめてブロック化した入力画像信号と前記入力画像信号より前に入力された画像信号とを比較して動き量検出を行い動き補償予測値を出力する動き補償予測部と、前記動き補償予測値および前記入力画像信号に基づき求めたフレーム間予測誤差と前記入力画像信号とに基づきフレーム間符号化またはフレーム内符号化のいずれかを行うことを選択する選択部と、前記選択部がフレーム内符号化を選択した場合に前記入力画像信号を出力し、フレーム間符号化を選択した場合に前記フレーム間予測誤差を出力する第1の切替器と、この第一の切替器からの出力を直交変換する直交変換部と、この直交変換部からの出力を量子化する量子化部と、この量子化部からの出力を逆量子化する逆量子化部と、前記選択部においてフレーム内符号化を行うことが選択された場合に、すべてのブロックを有効ブロックと判定するとともに、前記選択部においてフレーム間符号化を行うことが選択された場合に、前記直交変換部の出力と前記逆量子化部の出力から算出される量子化誤差の評価量と、前記フレーム間予測誤差の評価量とを比較して前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が小さい場合に有効ブロックと判定し、前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が大きい場合に無効ブロックと判定する有効ブロック判定部と、前記有効ブロック判定部の判定に基づき、前記有効ブロックと判定された場合に前記直交変換部の出力する前記フレーム間予測誤差値を直交変換した信号を出力し、前記無効ブロックと判定された場合にゼロ信号を出力する第2の切替部を備えたので、歪みを最小にするという意味で最適な有効ブロック判定を行う動画像符号化方式を得ることが出来る。
【0059】
また、この発明による動画像符号化方式は、動画像信号を複数画素分まとめてブロック化した入力画像信号と前記入力画像信号より前に入力された画像信号とを比較して動き量検出を行い動き補償予測値を出力する動き補償予測部と、前記動き補償予測値および前記入力画像信号に基づき求めたフレーム間予測誤差と前記入力画像信号とに基づきフレーム間符号化またはフレーム内符号化のいずれかを行うことを選択する選択部と、前記選択部がフレーム内符号化を選択した場合に前記入力画像信号を出力し、フレーム間符号化を選択した場合に前記フレーム間予測誤差を出力する第1の切替器と、この第一の切替器からの出力を直交変換する直交変換部と、この直交変換部からの出力を量子化する量子化部と、この量子化部からの出力を逆量子化する逆量子化部と、前記選択部においてフレーム内符号化を行うことが選択された場合に、すべてのブロックを有効ブロックと判定するとともに、前記選択部においてフレーム間符号化を行うことが選択された場合に、前記直交変換部の出力と前記逆量子化部の出力から算出される量子化誤差の評価量と、前記フレーム間予測誤差の評価量とを比較して前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が小さい場合に有効ブロックと判定し、前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が大きい場合に無効ブロックと判定する有効ブロック判定部と、前記前記有効ブロック判定部の判定に基づき、前記有効ブロックと判定された場合に前記直交変換部の出力する前記フレーム間予測誤差値を直交変換した信号を出力し、前記無効ブロックと判定された場合に前記フレーム間予測誤差の平均値を出力する第2の切替部を備えたので、歪みを最小にするという意味で最適な有効ブロック判定を行う動画像符号化方式を得ることができる。
【0060】
さらに、この発明による動画像符号化方式は、前記入力画像信号の各画素について水平方向の変化度と垂直方向の変化度とを比較して、いずれか小さい方を選択し、この選択された前記水平または垂直方向の変化度に基づいて誤差許容度を算出する誤差許容度演算部をさらに備え、前記有効ブロック判定部は、算出した誤差許容度の大きさに応じて前記フレーム間予測誤差信号の評価量を下げ、この下げた前記フレーム間予測誤差信号を用いて有効ブロックか無効ブロックかを判定するので符号量の削減できる動画像符号化方式を得ることができる。
【0061】
また、この発明による動画像符号化方式は、入力画像信号から画面の各画素の誤差許容度を求める手段と、この誤差許容度をもとに予測誤差信号の評価量Emを求め、評価量Emが所定値以上のときは当該ブロックを有効ブロック、所定値未満のときは無効ブロックと判定する有効ブロック判定部を有し、無効ブロックと判定された場合には当該ブロックに関する予測誤差情報は送らず、有効ブロックと判定された場合には直交変換した後にその変換係数を量子化し、非零信号が生じた場合には量子化された変換係数値を伝送するので、視覚的に目立たない予測誤差の伝送を行なわず、符号量削減のできる動画像符号化方式を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による動画像符号化方式を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による動画像符号化方式を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による動画像符号化方式を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態3による動画像符号化方式の動作を説明するための、画像信号の波形図である。
【図5】 実施の形態3による動画像符号化方式の誤差許容度演算部の一構成例を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態3による動画像符号化方式の誤差許容度の求め方を示す概念図である。
【図7】 従来の動画像符号化装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 減算器、3a,3b,3c,3d 遅延器、4a,4b,4c,4d 切替器、5a フレーム内/フレーム間選択部、6 直交変換器、7 量子化器、8 逆量子化器、9 逆直交変換器、10 加算器、11 動き補償予測器、101,101a 有効ブロック判定部、103 誤差許容度演算部。

Claims (3)

  1. 動画像信号を複数画素分まとめてブロック化した入力画像信号と前記入力画像信号より前に入力された画像信号とを比較して動き量検出を行い動き補償予測値を出力する動き補償予測部と、
    前記動き補償予測値および前記入力画像信号に基づき求めたフレーム間予測誤差と前記入力画像信号とに基づきフレーム間符号化またはフレーム内符号化のいずれかを行うことを選択する選択部と、
    前記選択部がフレーム内符号化を選択した場合に前記入力画像信号を出力し、フレーム間符号化を選択した場合に前記フレーム間予測誤差を出力する第1の切替器と、
    この第一の切替器からの出力を直交変換する直交変換部と、
    この直交変換部からの出力を量子化する量子化部と、
    この量子化部からの出力を逆量子化する逆量子化部と、
    前記選択部においてフレーム内符号化を行うことが選択された場合に、すべてのブロックを有効ブロックと判定するとともに、前記選択部においてフレーム間符号化を行うことが選択された場合に、前記直交変換部の出力と前記逆量子化部の出力から算出される量子化誤差の評価量と、前記フレーム間予測誤差の評価量とを比較して前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が小さい場合に有効ブロックと判定し、前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が大きい場合に無効ブロックと判定する有効ブロック判定部と、
    前記有効ブロック判定部の判定に基づき、前記有効ブロックと判定された場合に前記直交変換部の出力する前記フレーム間予測誤差値を直交変換した信号を出力し、前記無効ブロックと判定された場合にゼロ信号を出力する第2の切替部を備えることを特徴とする動画像符号化方式。
  2. 動画像信号を複数画素分まとめてブロック化した入力画像信号と前記入力画像信号より前に入力された画像信号とを比較して動き量検出を行い動き補償予測値を出力する動き補償予測部と、
    前記動き補償予測値および前記入力画像信号に基づき求めたフレーム間予測誤差と前記入力画像信号とに基づきフレーム間符号化またはフレーム内符号化のいずれかを行うことを選択する選択部と、
    前記選択部がフレーム内符号化を選択した場合に前記入力画像信号を出力し、フレーム間符号化を選択した場合に前記フレーム間予測誤差を出力する第1の切替器と、
    この第一の切替器からの出力を直交変換する直交変換部と、
    この直交変換部からの出力を量子化する量子化部と、
    この量子化部からの出力を逆量子化する逆量子化部と、
    前記選択部においてフレーム内符号化を行うことが選択された場合に、すべてのブロックを有効ブロックと判定するとともに、前記選択部においてフレーム間符号化を行うことが選択された場合に、前記直交変換部の出力と前記逆量子化部の出力から算出される量子化誤差の評価量と、前記フレーム間予測誤差の評価量とを比較して前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が小さい場合に有効ブロックと判定し、前記フレーム間予測誤差の評価量に対して前記量子化誤差の評価量が大きい場合に無効ブロックと判定する有効ブロック判定部と、
    前記前記有効ブロック判定部の判定に基づき、前記有効ブロックと判定された場合に前記直交変換部の出力する前記フレーム間予測誤差値を直交変換した信号を出力し、前記無効ブロックと判定された場合に前記フレーム間予測誤差の平均値を出力する第2の切替部を備えることを特徴とする動画像符号化方式。
  3. 前記入力画像信号の各画素について水平方向の変化度と垂直方向の変化度とを比較して、いずれか小さい方を選択し、この選択された前記水平または垂直方向の変化度に基づいて誤差許容度を算出する誤差許容度演算部をさらに備え、
    前記有効ブロック判定部は、算出した誤差許容度の大きさに応じて前記フレーム間予測誤差信号の評価量を下げ、この下げた前記フレーム間予測誤差信号を用いて有効ブロック か無効ブロックかを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の動画像符号化方式。
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