JP3732480B2 - 建設機械 - Google Patents
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Description
技術分野
本発明は、冷却ファンやラジエータ、オイルクーラなどを有する建設機械に関する。
【0002】
背景技術
一般に、建設機械としては油圧ショベル等の旋回式建設機械が知られている。この油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とからなる。上部旋回体の前側には土砂の掘削作業等を行なう作業装置が俯仰動可能に設けられている。
【0003】
上部旋回体は、構造体をなす旋回フレームと、旋回フレームに搭載されたエンジンと、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、旋回フレームに搭載されて作動油を貯蔵する作動油タンクと、エンジン冷却水を冷却するラジエータ、作動油を冷却するオイルクーラ等の熱交換器と、熱交換器に向けて冷却風を供給する冷却ファンとを備える。
【0004】
近年、油圧ショベル等の建設機械は市街地等の工事現場で稼働されることが多く、低騒音での作業が要求されている。このような要求の下、冷却ファンとして比較的静粛性の高いシロッコファンを用いるようにした油圧ショベルが例えば実開平6−1725号公報や特開平7−83054号公報に開示されている。これら公報記載の油圧ショベルでは、シロッコファンにより吸い込んだ冷却空気をシロッコファンの上方に配設されたラジエータやオイルクーラなどの熱交換器に吹き出し、ラジエータ内の冷却水やオイルクーラ内の作動油と冷却空気とを熱交換させている。
【0005】
上記公報記載の油圧ショベルでは、エンジン室内に取り込まれた冷却空気が、エンジンの周辺を通ってから熱交換器に導かれるようになっている。したがって、比較的高温の冷却空気が熱交換器を通過することとなり、冷却効率の点からは好ましくない。冷却効率が低いと所定のヒートバランスを達成するために冷却ファンの回転数を増加したり、あるいは、熱交換器などを大型化する必要がある。しかしながら、冷却ファンの回転数を増加すると騒音が大きくなる。また、熱交換器を大型化すると、車体の後端半径が大きくなって、市街地等の狭小の工事現場での作業が困難となる。
【0006】
上記公報記載の油圧ショベルは、シロッコファンの上側に熱交換器を配設しているから、シロッコファン、モータ等は熱交換器の下側の奥まった位置に配置されることになる。このため、シロッコファン、モータの点検作業、清掃等のメンテナンス作業、修理作業等を行なう場合には、目視による確認が困難になる上に、シロッコファン、モータ等に手が届き難く、作業性が悪いという問題がある。
【0007】
発明の開示
本発明の目的は、騒音を低減するとともに冷却効率を向上し得る建設機械を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明による建設機械は、カバーによって形成された室内に、エンジンと、ファンケーシング内に配設され、回転軸方向から吸い込んだ空気を周方向に吹き出す遠心ファンと、この遠心ファンにより送風された冷却空気と所定の媒体とを熱交換する熱交換器とを備え、遠心ファンにより吸い込まれた冷却空気が熱交換器を通過後、エンジン側に導かれるように、冷却空気の流れに対してエンジンよりも上流側に遠心ファンと熱交換器を配置し、かつ、運転席部を車幅方向片側にずらして設けるとともに、運転席部の後方の車幅方向運転席側にエンジンを配置し、その車幅方向反対側に遠心ファンを配置し、かつ、遠心ファンの回転軸を略水平方向に配置するとともに、熱交換器の上方に遠心ファンを配置し、遠心ファンからの冷却空気を前記熱交換器に導くダクトを有する。
これにより、騒音を低減することができるとともに、熱交換器に低温の空気が送風され、冷却効率が向上する。
遠心ファンを室内の上方に配置し、カバーの上方に冷却空気の吸気口を設けるようにしてもよい。
遠心ファンの軸線を車幅方向に設けることもできる。この場合、エンジンの下方部に冷却空気の排気口を設けることが好ましい。
エンジンによって駆動される油圧ポンプや作動油を貯蔵する作動油タンク、油圧ポンプからアクチュエータへの圧油の流れを制御する制御弁の少なくとも一方を室内の遠心ファン側に配置するようにしてもよい。遠心ファンからの冷却空気を熱交換器に導くダクトを備え、ダクトを作動油タンクに隣接して配置するようにしてもよい。
運転席部の後方に熱交換器を配置し、その車幅方向側方にエンジンを配置してもよい。この場合、遠心ファンの回転軸を略水平方向に配置して遠心ファンの上方に熱交換器を配置する、または、遠心ファンの回転軸を略鉛直方向に配置して遠心ファンの側方に熱交換器を配置することが好ましい。
遠心ファンにより送風された冷却空気の流れに対して略垂直に熱交換器を配置するようにしてもよい。熱交換器をオイルクーラとラジエータにより構成し、ラジエータをダクトにより形成されるダクト通路の出口に配置し、オイルクーラをダクト通路の出口よりも通路面積が小さいダクト通路の所定箇所に、ダクト通路に対して略垂直に配置するようにしてもよい。
冷却空気の流れに対して熱交換器の直下流側に整流板を備え、熱交換器を通過した冷却空気の流れを所定方向に変更するようにしてもよい。
本発明は、ミニショベルに適用することが好ましい。
【0009】
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態による建設機械として油圧ショベル、とくに小旋回が可能なミニショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。ミニショベルとは車両重量が例えば6トン以下の油圧ショベルである。以下では添付図面に示すように油圧ショベルの前後左右方向を定義し、この定義に基づいて各部の配置を説明する。
【0010】
−第1の実施の形態−
図1〜図6を参照して本発明による建設機械の第1の実施の形態を説明する。
本実施の形態に係わる油圧ショベルは、下部走行体1と、下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体2とを有し、上部旋回体2の前側には、土砂の掘削作業等を行なう作業装置3が設けられている。
【0011】
上部旋回体2は、図1、図2に示す如く、後述する旋回フレーム4、運転席7、エンジン10、油圧ポンプ11、制御弁群12、作動油タンク13、冷却風ダクト14、シロッコファン16、ラジエータ20、オイルクーラ21等によって大略構成されている。上部旋回体2は平面視にて全体として略円形状に形成されている。
【0012】
上部旋回体2の支持構造体を構成する旋回フレーム4は、図3、図4に示す如く、前,後方向に延びる平板状の底板4Aと、底板4Aの左側寄りに立設され、前,後方向に延びつつ右側に傾斜した左縦板4Bと、底板4Aの右側寄りに立設され、前,後方向に延びた右縦板4Cと、各縦板4B,4Cの前部上側に固着された上板4Dとによって大略構成されている。そして、旋回フレーム4を構成する底板4A、上板4Dの前端部には、作業装置3が取付けられている。
【0013】
旋回フレーム4の右側には、横梁4E,4Fが設けられ、横梁4E,4Fには後述の制御弁群12、作動油タンク13等が搭載される。一方、旋回フレーム4の後側には、右縦板4Cの近傍から上側に延びるモータブラケット4Gが設けられ、モータブラケット4Gの上部には後述するシロッコファン16の駆動モータ19が取付けられている。
【0014】
旋回フレーム4の底板4Aには、後述するエンジン10の下側に通気口4H(図2、図3中に図示)が開口されている。通気口4Hは、スリット形状またはネットによって覆われ、後述のラジエータ20等を通過して高温となった冷却風はこの通気口4Hを介して外部に排出される。
【0015】
旋回フレーム4の後端部には作業装置3との重量バランスをとるためにカウンタウエイト5が取り付けられ、カウンタウエイト5は、旋回半径に対応した円弧形状に形成されている。
【0016】
旋回フレーム4の外周側を覆うように外装カバー6が設けられている。外装カバー6は、旋回フレーム4の上部右側に位置して後述の制御弁群12、作動油タンク13、シロッコファン16、ラジエータ20等を覆う右カバー6Aと、旋回フレーム4の上部左側に位置して後述するエンジン10を左側から覆う左カバー(図示せず)と、カウンタウエイト5の上側に位置してエンジン10等を上側から覆う後カバー6Bと、旋回フレーム4の周囲を覆うスカートカバー6Cとによって大略構成されている。これらカバー6A,6B,6Cによってエンジン室100が形成されている。
【0017】
右カバー6Aと後カバー6Bとは、これらカバー6A,6Bに覆われた各機器の点検作業、メンテナンス作業等を行なうために、開閉可能に形成されている。右カバー6Aには、図1に示すように通気口6Dが設けられている。通気口6Dは、後述のシロッコファン16に供給する冷却風が流通するもので、シロッコファン16の吸込側に対応した位置に開口している。
【0018】
後カバー6Bの前側には運転席7が設けられている。運転席7は、旋回フレーム4の左,右方向の左側寄りに配設されている。運転席7の前側には、下部走行体1を走行させる走行用レバー8が設けられ、左,右両側には作業装置3を操作する作業用レバー9が設けられている。
【0019】
旋回フレーム4の後部左寄りにはカウンタウェイト5の前側にエンジン10が設けられている。エンジン10は、左,右方向に延在する横置き状態に搭載されている。エンジン10は、ウォータジャケット(図示せず)内で冷却水を流通させる水冷式となり、後述のラジエータ20と接続されている。
【0020】
エンジン10の右端部には、エンジン10によって駆動される油圧ポンプ11が取り付けられている。油圧ポンプ11は、後述の制御弁群12等に向け圧油を供給する。油圧ポンプ11は、制御弁群12、作動油タンク13に油圧配管、油圧ホース(図示せず)等を介して接続されている。
【0021】
旋回フレーム4の右前側には制御弁群12が設けられている。制御弁群12は、各種アクチュエータを制御するための複数の制御弁からなり、横梁4E,4F上に取付けられている。制御弁群12は、油圧ポンプ11、作動油タンク13、オイルクーラ21等に接続されている。
【0022】
旋回フレーム4上には制御弁群12の後側に作動油タンク13が設けられている。作動油タンク13は横梁4F上に取付けられ、油圧ポンプ11に供給する作動油を貯える。作動油タンク13は、前面板13A、後面板13B、左側面板13C、右側面板13D、上面板13E、底面板13Fにより密閉された箱型容器として形成されている。後面板13Bは、後述の冷却風ダクト14と協働して冷却風通路15を画成する一の側面をなしている。作動油タンク13は、制御弁群12、油圧ポンプ11、オイルクーラ21等に接続されている。
【0023】
作動油タンク13の後側には作動油タンク13に隣接して冷却風ダクト14が設けられている。冷却風ダクト14は、後述するシロッコファン16とラジエータ20、オイルクーラ21とを接続する。
【0024】
冷却風ダクト14は、図5、図6に示す如く、作動油タンク13の後面板13Bの左端部から後側に延びた左側板14Aと、後面板13Bの右端部から後側に延びた右側板14Bと、各側板14A,14Bの後端に亘って設けられた枠板状の後板14Cと、各側板14A、後板14Cの上部に右側に片寄せて設けられた上板14Dと、各側板14A,14B、後板14Cの下側に設けられた底板14Eとによって構成されている。冷却風ダクト14は、各側板14A,14B等の前端部を作動油タンク13の後面板13Bに取付けることにより、後面板13Bを兼用して冷却風通路15を画成する。
【0025】
冷却風ダクト14上には、後述のラジエータ20、オイルクーラ21の上方に遠心ファンとしてのシロッコファン16が設けられている。シロッコファン16とは、羽根の軸方向から吸い込んだ空気を羽根の周方向へ吐き出す遠心ファンであり、プロペラファンに比べて小型で低騒音であることを特徴とする。シロッコファン16は、冷却風ダクト14を介してラジエータ20、オイルクーラ21に冷却風を供給する。
【0026】
シロッコファン16は、軸線が左,右方向となる略円筒状に形成され、半径寸法が吐出口17Aに向けて徐々に大きくなる渦巻状の外形を有するファンケーシング17と、ファンケーシング17内に回転可能に設けられ、外周側に軸方向に延びる複数枚の羽根を備えた円筒状の羽根車18と、ファンケーシング17の左側に間隔をもって旋回フレーム4のモータブラケット4Gに取付けられ、出力軸19Aが羽根車18に接続された油圧モータ、電動モータ等からなる駆動モータ19とによって大略構成されている。シロッコファン16は、ファンケーシング17の吐出口17Aが冷却風ダクト14の上部左側に一体的に取付けられている。
【0027】
シロッコファン16は、駆動モータ19によって羽根車18を回転駆動することにより、ファンケーシング17の軸方向両端面に開口して設けられた吸込口17B(片方のみ図示)から羽根車18内に空気を吸込み、この空気を遠心力によってファンケーシング17の吐出口17Aから吐出する。
【0028】
冷却風ダクト14の後板14Cには、シロッコファン16の下方に熱交換器としてのラジエータ20が取付けられている。ラジエータ20は、シロッコファン16からの冷却風によってエンジン10の冷却水を冷却する。ラジエータ20は、エンジン10のウォータジャケットにホース(図示せず)を介して接続されている。シロッコファン16の軸線は厳密に左右方向になくてもよく、前後方向または上下方向に多少斜めであってもよい。
【0029】
ラジエータ20の前面側には熱交換器としてのオイルクーラ21が取付けられ、オイルクーラ21は冷却風ダクト14内に位置している。オイルクーラ21は、シロッコファン16からの冷却風によって制御弁群12から作動油タンク13に戻される作動油を冷却する。オイルクーラ21は、制御弁群12、作動油タンク13に接続されている。
【0030】
旋回フレーム4にはシロッコファン16の周囲に仕切板22が設けられている。仕切板22は、シロッコファン16の吸込側、即ちファンケーシング17の吸込口17Bをラジエータ20、オイルクーラ21の排気側およびエンジン10と仕切るものである。このため、仕切板22は、ラジエータ20の上面よりも上側に位置してシロッコファン16のファンケーシング17の後側と左側を取囲んで設けられている。具体的には、仕切板22は、ファンケーシング17の後側に位置して左,右方向に延びた横板22Aと、ファンケーシング17の左側に位置して横板22Aの左端から前側に延びた縦板22Bとによって大略構成されている。
【0031】
これにより、仕切板22は、外装カバー6に設けられた通気口6Dから外部の冷えた空気だけをシロッコファン16に吸込ませることにより、ラジエータ20等の冷却効率を高める。
【0032】
23はオペレータが着座する運転席7の上方を覆うキャノピを示している(図1参照)。
本実施の形態による油圧ショベルは、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
【0033】
オペレータは運転席7に着座し、走行用レバー8を操作することにより、下部走行体1を走行させる。作業用レバー9を操作したときには、作業装置3を俯仰動させたり、上部旋回体2を旋回させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
【0034】
上述のように走行したり、掘削作業を行なった場合には、エンジン10の冷却水をラジエータ20によって冷却し、作動油をオイルクーラ21によって冷却する。
【0035】
すなわち、シロッコファン16の駆動モータ19を駆動して羽根車18を回転させる。これにより、外装カバー6の右カバー6Aに設けられた通気口6Dから流入する外気を羽根車18内に吸込み、ファンケーシング17の吐出口17Aから冷却風ダクト14内に冷却風を吐出する。冷却風ダクト14内に吐出された冷却風は、冷却風通路15を通ってラジエータ20、オイルクーラ21に供給され、ラジエータ20、オイルクーラ21を介して冷却水、作動油を冷却する。
【0036】
冷却風通路15は、冷却風ダクト14と作動油タンク13の後面板13Bとによって画成されているから、冷却風通路15を流通する冷却風は、作動油タンク13の後面板13Bに接することになる。これにより、作動油タンク13内に貯えられた作動油の熱を、後面板13Bを介して冷却風通路15を流通する冷却風に放出することができ、作動油タンク13内の作動油も冷却することができる。
【0037】
ラジエータ20、オイルクーラ21を通過して高温となった冷却風は後方に吹き出され、カバー6A,6B、カウンタウエイト5の内周面に沿って左方のエンジン側に偏向され、エンジン10の下側の旋回フレーム4の底板4Aに開口する通気口4Hから外部に排出される。仕切板22は、シロッコファン16の吸込側(吸込口17B)をラジエータ20、オイルクーラ21の排気側およびエンジン10と仕切っている。ラジエータ20等を通過して高温となった冷却風、エンジン10の熱によって高温になった空気は再度シロッコファン16に吸込まれるのが阻止される。その結果、シロッコファン16は、通気口6Dから吸込まれる冷えた空気だけを吸込むことができる。
【0038】
シロッコファン16の点検作業、メンテナンス作業等を行なう場合について説明する。
外装カバー6の右カバー6Aを開く。シロッコファン16は、ラジエータ20等の上方に配設されているから、作業者の目前で容易に手が届く位置に配置されている。従って、作業者はシロッコファン16の羽根車18、駆動モータ19等を目視等によって簡単に点検することができるとともに、清掃作業等のメンテナンス作業、故障等による修理作業を楽な姿勢で効率よく行なうことができる。
【0039】
このように、第1の実施の形態によれば、エンジン室100内に冷却ファンとしてシロッコファン16を設けたので、ファン16の回転騒音を低減することができる。シロッコファンによって吸い込まれた冷却空気をオイルクーラ21、ラジエータ20に送風した後、エンジン10の下側から排出するようにしたので、オイルクーラ21やラジエータ20に低温の空気を送風することができ、これら熱交換器の冷却効率を向上させることができる。その結果、ファン16やラジエータ20を大型化する必要がなく、エンジン室100を小型に構成することができる。ファン16の回転数を増加させる必要もなく、ファン16の回転騒音の悪化を防止することができる。
【0040】
シロッコファン16をラジエータ20、オイルクーラ21の上方に配設しているから、シロッコファン16を作業者から近い位置に配置することができる。この結果、シロッコファン16に対して点検作業、メンテナンス作業等を容易に行なうことができ、作業性を向上することができる。シロッコファン16とラジエータ20、オイルクーラ21とを上,下に配置しているから、これらの前,後方向寸法を小さくすることができ、上部旋回体2を小型化することができる。
【0041】
冷却風ダクト14は、作動油タンク13の後面板13Bを兼用して冷却風通路15を画成する構成としているから、後面板13Bを介して作動油タンク13内に貯えられた作動油も冷却することができ、作動油の冷却効率を高めることができる。
【0042】
冷却風ダクト14の一部として作動油タンク13の後面板13Bを用いているから、冷却風ダクト14の部品点数を削減することができ、組立作業性の向上、製造コストの低減等を図ることができる。
【0043】
シロッコファン16の吸込側とラジエータ20、オイルクーラ21の排気側およびエンジン10との間は、仕切板22によって仕切る構成としているから、ラジエータ20等を通過して高温となった冷却風、エンジン10の熱によって高温になった空気が再度シロッコファン16に吸込まれるのを阻止することができる。これにより、シロッコファン16は通気口6Dから吸込んだ冷えた空気を冷却風としてラジエータ20等に供給することができるから、エンジン冷却水、作動油を効率よく冷却することができ、信頼性を向上することができる。
【0044】
通気口6Dは右カバー6Aの高い位置に設けているから、塵埃等の侵入を抑制することができ、ラジエータ20等の冷却効率が低下するのを抑制できるとともに、清掃作業等を簡略化することができる。
【0045】
油圧ポンプ11を旋回フレーム4の右側に片寄せて配置し、シロッコファン16をエンジン10から切り離し、ラジエータ20、オイルクーラ21、シロッコファン16、作動油タンク13、制御弁群12を油圧ポンプ11とともに旋回フレーム4の右側に片寄せて配置する構成とした。これにより、油圧ポンプ11と作動油タンク13、油圧ポンプ11と制御弁群12、制御弁群12とオイルクーラ13、オイルクーラ13と作動油タンク13、制御弁群12と作動油タンク13をそれぞれ接続する配管(図示せず)の長さ寸法を短くすることができる。
【0046】
この結果、各配管を接続するときの取扱いを容易にして作業性を向上することができる。配管を運転席7から離れた位置に配設することができ、運転席7の周囲の油圧配管からの脈動音の放出騒音を抑えて作業環境を良好にすることができる。運転席7の周囲の空間を広げることができ、この点においても作業環境を良好にすることができる。
【0047】
シロッコファン16をエンジン10から切り離してモータ37によって駆動するようにしたので、シロッコファン16、ラジエータ20、オイルクーラ21を旋回フレーム4の右側に片寄せて配置できる。これにより、エンジン10に設けられた油圧ポンプ11を中心とし、シロッコファン16、ラジエータ20、オイルクーラ21を自由な関係で配置することができる。
【0048】
従って、油圧ポンプ11、ラジエータ20、オイルクーラ21、シロッコファン16の配置関係の自由度を高めることができる。上部旋回体2でこれらを効率よく配置でき、上部旋回体2を小型化することができる。これにより、上部旋回体2の小旋回が可能であり、ミニショベルに用いて好適である。
【0049】
シロッコファン16の軸線を左右方向に設けるようにしたので、シロッコファン16から吹き出された冷却風はオイルクーラ21,ラジエータ20を通過後、エンジン10側に偏向して導かれる。これにより、運転席7の右側にシロッコファン16の配置スペースを設けた場合に、シロッコファン16を効率よく配置することができるとともに、エンジン10から通気口6Dを離して設けることができ、エンジン騒音の外部への流出を抑制することができる。エンジン10側に導かれた冷却風は、エンジン10の下側に設けられた通気口4Hから外部に排出されるので、騒音を低減することができる。
【0050】
−第2の実施の形態−
図7、図8を参照して本発明による建設機械の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態の特徴は、作動油タンクを、冷却風通路を画成する一の側面を熱交換器側に向け傾斜する傾斜面として形成し、作動油タンクの冷却風通路を画成する一の側面に、放熱フィンを突設したことにある。第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0051】
第2の実施の形態による作動油タンク31は、図7、図8に示すように、前面板31A、後面板31B、左側面板31C、右側面板31D、上面板31E、底面板31Fにより密閉された箱型容器として形成されている。後面板31Bの上,下方向中間部から下側は、ラジエータ20に向け傾斜する傾斜面31Gとなり、側面板31C,31Dは傾斜面31Gに対応して下側が広幅に形成されている。
【0052】
作動油タンク31の後側には作動油タンク31に隣接して冷却風ダクト32が設けられている。冷却風ダクト32は、左側板32A、右側板32B、後板32C、上板32D、底板32Eからなり、各側板32A,32Bは、その下側が作動油タンク31の傾斜面31Gに沿って斜めに形成されている。冷却風ダクト32は、各側板32A,32B等の前端部を作動油タンク31の後面板31B(傾斜面31G)に取付けることにより、後面板31Bを兼用して冷却風通路33を画成する。
【0053】
冷却風ダクト32上には、ラジエータ20、オイルクーラ21の上方に第2の実施の形態による遠心ファンとしてのシロッコファンが設けられている。シロッコファン34は、第1の実施の形態によるシロッコファン16と同様に、ケーシング35、羽根車36、駆動モータ37によって構成されている。
【0054】
作動油タンク31の後面板31Bには複数枚の放熱フィン38,38,…が設けられている。各放熱フィン38は、作動油タンク31内の作動油の熱を冷却風通路33を流通する冷却風に効率よく放出する。各放熱フィン38は、冷却風の流通方向となる上,下方向に延び、左,右方向に並ぶように傾斜面31Gに突設されている。
【0055】
このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0056】
さらに、第2の実施の形態によれば、作動油タンク31の後面板31Bには、ラジエータ20に向け傾斜する傾斜面31Gを形成しているから、冷却風をラジエータ20等に向けて案内することができ、冷却水、作動油の冷却効率を向上することができる。冷却風は、作動油タンク31の傾斜面31Gに積極的に衝突するから、この傾斜面31Gを介して作動油タンク31内の作動油も効率よく冷却することができる。傾斜面31Gによって作動油タンク31の内容積を大きくすることができるから、作動油の交換サイクルを長くすることができ、作動油タンク31の小型化を図ることもできる。
【0057】
作動油タンク31の後面板31Bには、傾斜面31Gに位置して複数枚の放熱フィン38を突設しているから、後面板31Bの表面積を大きくすることができ、作動油の冷却効率をより一層向上することができる。
【0058】
−第3の実施の形態−
図9を参照して本発明による建設機械の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態の特徴は、作動油タンクと冷却風ダクトとを別体に設けたことにある。第3の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0059】
第3の実施の形態による冷却風ダクト41は、作動油タンク13の後側に僅かな隙間をもって隣接するように設けられている。ここで、冷却風ダクト41は、作動油タンク13の後面板13Bに僅かな隙間をもって対面する前板41Aと、前板41Aの左端部から後側に延びた左側板(図示せず)と、前板41Aの右端部から後側に延びた右側板41Bと、各側板41Bの後端に亘って設けられた枠板状の後板41Cと、前板41A、各側板41B、後板41Cの上部に右側に片寄せて設けられた上板41Dと、前板41A、各側板41B、後板41Cの下側に設けられた底板41Eとによって構成されている。冷却風ダクト41内には、前板41A、各側板41B、後板41C等に囲まれて冷却風通路(図示せず)が画成されている。
【0060】
このように構成された第3の実施の形態によれば、作動油タンク13と冷却風ダクト41とを別体に設けているから、両者の振動周波数の違いによる振動の干渉を防止することができる。冷却風ダクト41は僅かな隙間をもって作動油タンク13に隣接しているから、作動油タンク13内の作動油の熱を冷却風ダクト41に伝え、冷却風中に放出することもできる。
【0061】
第1の実施の形態では、オイルクーラ21は、ラジエータ20の前面側に設けた場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えばオイルクーラ21をラジエータ20の後面側に設ける構成としてもよい。この構成は他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
【0062】
第1の実施の形態では、シロッコファン16の駆動モータ19は、旋回フレーム4から延びたモータブラケット4Gに取付けた場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えば駆動モータ19をファンケーシング17にブラケット等を介して取付ける構成としてもよい。この構成は他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
【0063】
第1の実施の形態では、シロッコファン16は、その羽根車18を駆動モータ19によって回転駆動するものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えば羽根車18をエンジン10の出力軸側に接続し、エンジン10によって回転駆動する構成としてもよい。この構成は他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
第1の実施の形態では、遠心ファンとしてシロッコファン16を適用した場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、例えば種々の形式の多翼ファン、多層円板ファン等からなる遠心ファンを適用することもできる。
【0064】
−第4の実施の形態−
図10〜16を参照して本発明による建設機械の第4の実施の形態を説明する。
図10は、第4の実施の形態に係わる油圧ショベルの正面図であり、図11はその平面図である。図10、11に示すように、油圧ショベルは、走行体51と、走行体51上に旋回可能に設けられた旋回体2と、旋回体2のフレーム(旋回フレーム62)の左方側に寄って設けられた運転席部53と、旋回フレーム62の右方側に回動可能に取り付けられたブーム54a、アーム54b、バケット54cからなる作業装置54とを有する。運転席部53の後方にはエンジンユニット55とカウンタウエイト56が配置されている。
【0065】
図12はエンジンユニット55の車幅方向断面図(車両後方から見た図)であり、図13は図12のXIII-XIII線断面図(車両左方から見た図)であり、図14は図12のXIV-XIV線断面図(車両上方から見た図)である。運転席部53の後方にはカバー61によって密閉されたエンジン室60が形成され、エンジン室60のほぼ中央の旋回フレーム62上にはエンジン63が搭載されている。
【0066】
図12に示すように、左右のカバー61にはそれぞれ空気流入口61aおよび空気排出口61bが開口され、エンジン63の下方の旋回フレーム62には空気排出口62aが開口されている。これら開口部61a,61b,62aを介し、後述するように冷却空気がエンジン室60内を通過する。エンジン63の左方には断面略L字形状の仕切板64が車両前後方向に延設されている。仕切板64の下端面は旋回フレーム62に固設され、仕切板64の前端面は運転席部63との間の隔壁65に固設され、仕切板64の後端面はカウンタウエイト56に固設されている。
【0067】
仕切板64の左方には、図15の斜視図に示すように、スクロール部66aおよびそれに連なるストレート部66bを有するダクト66が車両上下方向に配置され、スクロール部66aは旋回フレーム62と仕切板64に固設されている。スクロール部66aの前端部および後端部には冷却空気を吸い込むための吸込口66cが開口され、ストレート部66bの右端部には冷却空気を吹き出すための吹出口66dが開口されている。図12〜14に示すように、スクロール部66aの内側には車両前後方向に回転軸を有するシロッコファン67が収容されている。スクロール部66aの後面には複数のステイ68(図では4本)が固設され、ステイ68には油圧モータ69が取り付けられている。油圧モータ69の出力軸は吸込口66cを介しシロッコファン67の回転軸に連結されている。
【0068】
シロッコファン67の上方の吹出口66dには吹出口66dを全て覆うように鉛直方向にラジエータ70が取り付けられ、ラジエータ70の下端部は仕切板64の上面に固設されている。ラジエータ70の左方にはラジエータ70と略平行にオイルクーラ71が配置され、オイルクーラ71はブラケット71aを介してラジエータ70に固定されている。ラジエータ70の上端部および車両前後方向側端部とカバー61および隔壁65との間には仕切板72が設けられ、この仕切板72と仕切板64およびダクト66によってエンジン室60は左右に分割(それぞれ低温室60A、高温室60Bと称す)されている。低温室60Aと高温室60Bは、吸込口66c、ダクト66、吹出口66dを介して連通している。
【0069】
エンジン63の右方にはエンジン63によって駆動される油圧ポンプ73が設けられている。油圧ポンプ73からの吐出油によって油圧モータ69が駆動され、シロッコファン67が回転する。エンジン63には吸気管74が接続され、吸気管74の途中にはエアクリーナ75が設けられ、吸気管74の先端は仕切板72を貫通して低温室60Aに至っている。油圧ポンプ73の上方にはマフラ76が配置され、マフラ76に接続された排気管77の先端はカウンタウエイト56を貫通して車両後部に突出している。ラジエータ70には冷却水の通過するホース78,79が接続されている。図示は省略するがオイルクーラにも作動油の通過するホースが接続されている。
【0070】
次に、第4の実施の形態による建設機械の動作を説明する。
油圧モータ69の駆動によりシロッコファン67が回転すると、左側カバー61の空気流入口61aから低温室60A内にほぼ大気温相当の冷却空気が流入する。その冷却空気は図12の矢印の如く吸込口66cからダクト66内に吸い込まれる。吸い込まれた空気はダクト66に沿って向きが変化し、オイルクーラ71、ラジエータ70を順次通過して、オイルクーラ71内の作動油およびラジエータ70内の冷却水と熱交換する。ダクト66内を通過する空気は低温であり、かつダクト66によって通路面積が規制されているため高速となる。その結果、オイルクーラ71とラジエータ70を効率よく冷却することができる。熱交換により昇温した冷却空気は吹出口66dから高温室60Bに送風され、エンジン63や油圧ポンプ73などの周囲を通過してそれらの表面を冷却した後、一部は空気排出口62aから室外に排出され、残りは空気排出口61bから排出される。
【0071】
低温室60Aの空気は吸気管74内に吸い込まれ、エアクリーナ75で濾過された後、エンジン63のシリンダ内に流入する。この流入空気はシリンダ内で圧縮後、燃料と混合して爆発燃焼し、マフラ76で消音された後、排気管77を介して車両後部から排出される。このとき発生したエネルギがクランク軸に伝えられ、クランク軸が駆動される。
【0072】
このように第4の実施の形態によると、エンジン室60内に冷却ファンとしてシロッコファン67を設け、シロッコファン67によって吸い込まれた冷却空気をオイルクーラ71、ラジエータ70に送風した後、エンジン63や油圧ポンプ73の周囲に送風するようにしたので、ファン67の回転騒音を低減することができるとともに、オイルクーラ71やラジエータ70に低温の空気を送風することができ、これら熱交換器の冷却効率を向上させることができる。その結果、ファン67やラジエータ70を大型化する必要がなく、エンジン室60を小型に構成することができる。ファン67の回転数を増加させる必要もなく、ファン67の回転騒音の悪化を防止することができる。シロッコファン67の回転軸を水平方向に配置してその上方にオイルクーラ71とラジエータ70とを設け、シロッコファン67からの冷却空気をダクト66を介してオイルクーラ71,ラジエータ70に送風するようにしたので、エンジン室60内のスペース効率が向上する。
【0073】
仕切板64,72によりエンジン室60を左右に分割するようにしたので、仕切板64,72が遮熱板として作用し、エンジン63からの放熱(輻射熱など)による低温室60Aの温度上昇が抑えられる。その結果、冷却空気の温度が一層低くなり、冷却効率が向上する。運転席部53の後方にシロッコファン67、オイルクーラ71、ラジエータ70を配置し、ラジエータ70の右側方にエンジン63を配置するようにしたので、すなわち、運転席部53が隔壁65を介してより多く低温室60Aに接触するようにしたので、運転席部53の温度上昇が抑えられ、快適である。運転席部53の後面側がさらにより多く低温室60Aと接触するように仕切板72を右方にずらして配置してもよい(図14の72a)。低温室60Aに吸気管74の先端を配置するようにしたので、エンジン63のシリンダ内に大気温とほぼ同程度の空気が導かれ、燃焼効率も向上する。
【0074】
オイルクーラ71よりもラジエータ70の冷却効率を高めたい場合には、図16に示すように、ラジエータ70をオイルクーラ71よりも上流側に、すなわち、オイルクーラ71の左方にラジエータ70を配置すればよい。これによって、ラジエータ70にはより低温の空気が送風され、冷却効率が向上する。
【0075】
−第5の実施の形態−
図17を参照して本発明による建設機械の第5の実施の形態を説明する。
図17は、第5の実施の形態に係わるエンジンユニット55の車幅方向断面図である。図12と同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。第5の実施の形態が第4の実施の形態と異なるのはオイルクーラ71の配置である。図17に示すように、オイルクーラ71はラジエータ70の左方に略水平に配置され、その一端はブラケット81を介し、他端は長尺のサポートプレート82を介してそれぞれラジエータ70から支持されている。これによって、オイルクーラ71はダクト66の出口部(吹出口66d)よりも通路面積が小さい箇所に、かつ、ダクト66内の通路に対して略垂直に、すなわち冷却空気の流れに対して垂直に配置される。
【0076】
このようにオイルクーラ71を配置することで、冷却空気がオイルクーラ71のフィン間を略平行に通過し、空気抵抗が小さくなるとともに、冷却空気はオイルクーラ71の全体にわたって均一に流入し、作動油が均一に冷却される。オイルクーラ71は通路面積が小さい箇所に配置されるので、オイルクーラ71の単位面積あたりを通過する冷却空気量が多くなり、オイルクーラ71を小型化することができる。ラジエータ70のアッパタンクからロアタンクへ冷却水が流れることを阻害しない限度において、ラジエータ70を傾斜して設けることも可能であり、これによって、ラジエータ70をダクト66内の通路面積が小さい箇所に通路に対して垂直に配置するようにしてもよい。
【0077】
−第6の実施の形態−
図18、19を参照して本発明による建設機械の第6の実施の形態を説明する。
図18は第6の実施の形態に係わるエンジンユニット55の車幅方向断面図であり、図19は図18のXIX-XIX線断面図である。図12,14と同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。第6の実施の形態が第4の実施の形態と異なるのは、シロッコファン67の配置である。第4の実施の形態がシロッコファン67の回転軸を水平方向に配置したのに対し、第6の実施の形態では以下に述べるように鉛直方向に配置する。
【0078】
図18,19に示すように、エンジン室60の左方には旋回フレーム62の上面にベース台91が固設され、ベース台91の上面にはステイ92を介してダクト93が支持されている。ダクト93は略円筒形状の円筒部93aとその外周面から右方にかけてラッパ状に広がる拡張部93bとからなる。円筒部93aの上下面にはそれぞれ吸込口93cが開口され、拡張部93bの右端部には吹出口93dが開口されている。ベース台91には油圧モータ69が回転可能に取り付けられ、円筒部93aには上下方向に回転軸を有するシロッコファン67が収容され、油圧モータ69の出力軸は吸込口を介してシロッコファン67の回転軸に連結されている。吹出口93dにはラジエータ70が取り付けられ、ラジエータ70の左方にオイルクーラ71が固定されている。ラジエータ70の下部は平板状の仕切板94の上端部に支持されている。
【0079】
このような構成により、シロッコファン67の回転によりエンジン室60に流入した冷却空気は吸込口93cを介してダクト93内に流入する。この流入空気はオイルクーラ71、ラジエータ70を通過して吹出口93dから吹き出され、エンジン63、油圧ポンプ73の周囲を通過し、空気排出口61b,62aから排出される。これによって、低温の冷却空気がオイルクーラ71,ラジエータ70を通過することとなり、冷却効率が向上する。
【0080】
運転席部53の後面側に冷却空気の流れの上流側(低温室60A)を配置したので、運転席部53の温度上昇が抑制される。シロッコファン67の回転軸を鉛直方向に設け、ラジエータ70をシロッコファン67の右方に配置するようにしたので、ラジエータ70の下方に空間が形成され、図18の二点鎖線に示すようにラジエータ70を下方に伸ばすことができる。これによって、ラジエータ70の放熱面積が増加して冷却効率が向上し、その分だけファン回転数を低くすることができ、ファン騒音が低減される。オイルクーラ71,ラジエータ70は冷却空気の流れに対して垂直に配置されるので、空気抵抗が少ない。
【0081】
−第7の実施の形態−
図20を参照して本発明による建設機械の第7の実施の形態を説明する。
図20は、第7の実施の形態に係わるエンジンユニット55の車幅方向断面図である。図12と同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。図20に示すように、ラジエータ70の右側にはラジエータ70を通過した冷却空気を所定方向(図では斜め下方)に向かって送風するための整流板101が設けられている。
【0082】
これによって、ラジエータ71を通過した冷却空気はそのままの方向で吹き出されるのではなく、エンジン63の下部に向かって吹き出され、エンジン下部のオイルパン63a等を効率的に冷却することができる。整流板101によりエンジン63からの放射音は反射されるので、騒音を低減することができる。
【0083】
上記第4〜第7の実施の形態において、エンジン63とシロッコファン67,オイルクーラ71,ラジエータ70の配置は左右逆であってもよい。
【0084】
上記実施の形態では、上部旋回体2,52の前側に作業装置3,54が左,右方向に揺動(スイング)可能に取付けられたスイング式の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば作業装置のアーム、バケットを左,右方向に平行移動するオフセット式の油圧ショベルに適用してもよい。スイング機構、オフセット機構を備えていない一般的な油圧ショベルに適用してもよい。
【0085】
上記実施の形態では、熱交換器としてラジエータ20,70とオイルクーラ21,71の両方に適用した場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えばラジエータ20,70、オイルクーラ21,71のいずれか一方だけに適用する構成としてもよい。ラジエータ20,70やオイルクーラ21,71以外の他の熱交換器(例えばコンデンサやインタークーラ)にも同様に適用することができる。
【0086】
上記実施の形態では、運転席7の上側を覆うキャノピ23を備えた油圧ショベルに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、運転席7の周囲を覆うキャブボックスを備えた油圧ショベルに適用してもよい。
【0087】
産業上の利用の可能性
以上では、建設機械として装軌式の油圧ショベル、とくにミニショベルを例に挙げて説明したが、中型や大型の油圧ショベル、ホイール式の油圧ショベル、油圧クレーン、ホイールローダ、ブルドーザ等の他の建設機械にも本発明を同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図。
【図2】上部旋回体を外装カバー、運転席等を取外した状態で示す平面図。
【図3】上部旋回体をカウンタウエイト、外装カバー、運転席等を取外した状態で示す正面図。
【図4】上部旋回体をカウンタウエイト、外装カバー、運転席等を取外した状態で拡大して示す外観斜視図。
【図5】作動油タンク、冷却風ダクト、シロッコファン、ラジエータ、オイルクーラを拡大して示す正面図。
【図6】図5のVI−VI線断面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態による作動油タンク、冷却風ダクト、シロッコファン、放熱フィンをラジエータ、オイルクーラと一緒に示す正面図。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図。
【図9】本発明の第3の実施の形態による冷却風ダクト、シロッコファンを作動油タンク、ラジエータ、オイルクーラと一緒に示す正面図。
【図10】本発明の第4の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図。
【図11】本発明の第4の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す平面図。
【図12】本発明の第4の実施の形態によるエンジンユニットの配置を示す断面図。
【図13】図12のXIII-XIII線断面図。
【図14】図12のXIV-XIV線断面図。
【図15】本発明の第4の実施の形態によるダクトを示す外観斜視図。
【図16】図12の変形例を示す図。
【図17】本発明の第5の実施の形態によるエンジンユニットの配置を示す断面図。
【図18】本発明の第6の実施の形態によるエンジンユニットの配置を示す断面図。
【図19】図18のXIX-XIX線断面図。
【図20】本発明の第7の実施の形態によるエンジンユニットの配置を示す断面図。
Claims (8)
- カバーによって形成された室内に、エンジンと、ファンケーシング内に配設され、回転軸方向から吸い込んだ空気を周方向に吹き出す遠心ファンと、この遠心ファンにより送風された冷却空気と所定の媒体とを熱交換する熱交換器とを備え、前記遠心ファンにより吸い込まれた冷却空気が前記熱交換器を通過後、前記エンジン側に導かれるように、冷却空気の流れに対して前記エンジンよりも上流側に前記熱交換器を配置し、前記熱交換器の上流側に前記遠心ファンを配置し、かつ、
運転席部を車幅方向片側にずらして設けるとともに、前記運転席部の後方の車幅方向運転席側に前記エンジンを配置し、その車幅方向反対側に前記遠心ファンを配置し、かつ、
前記遠心ファンの回転軸を略水平方向に配置するとともに、前記熱交換器の上方に前記遠心ファンを配置し、前記遠心ファンからの冷却空気を前記熱交換器に導くダクトを有することを特徴とする建設機械。 - カバーによって形成された室内に、エンジンと、ファンケーシング内に配設され、回転軸方向から吸い込んだ空気を周方向に吹き出す遠心ファンと、この遠心ファンにより送風された冷却空気と所定の媒体とを熱交換する熱交換器とを備え、前記遠心ファンにより吸い込まれた冷却空気が前記熱交換器を通過後、前記エンジン側に導かれるように、冷却空気の流れに対して前記エンジンよりも上流側に前記熱交換器を配置し、前記熱交換器の上流側に前記遠心ファンを配置し、かつ、
運転席部を車幅方向片側にずらして設けるとともに、前記運転席部の後方の車幅方向運転席側に前記エンジンを配置し、その車幅方向反対側に前記遠心ファンを配置し、かつ、
前記遠心ファンを前記室内の上方に配置し、前記カバーの上方に冷却空気の吸気口を設けることを特徴とする建設機械。 - 請求項1または2に記載の建設機械において、
前記遠心ファンの軸線をほぼ車幅方向に設けることを特徴とする建設機械。 - 請求項3に記載の建設機械において、
前記エンジンの下方部に冷却空気の排気口を設けることを特徴とする建設機械。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械において、
前記エンジンによって駆動される油圧ポンプを前記室内の前記遠心ファン側に配置することを特徴とする建設機械。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の建設機械において、
作動油を貯蔵する作動油タンクと前記油圧ポンプからアクチュエータへの圧油の流れを制御する制御弁の少なくとも一方を前記室内の前記遠心ファン側に配置することを特徴とする建設機械。 - 請求項6に記載の建設機械において、
前記遠心ファンからの冷却空気を前記熱交換器に導くダクトを備え、前記ダクトを前記作動油タンクに隣接して配置することを特徴とする建設機械。 - 請求項1〜7の建設機械はミニショベルである。
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