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JP3729420B2 - アクチュエータ - Google Patents

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JP3729420B2
JP3729420B2 JP28012493A JP28012493A JP3729420B2 JP 3729420 B2 JP3729420 B2 JP 3729420B2 JP 28012493 A JP28012493 A JP 28012493A JP 28012493 A JP28012493 A JP 28012493A JP 3729420 B2 JP3729420 B2 JP 3729420B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、駆動源およびそれによって変位するテーブル機構をフレームに配設したアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、構造部材を一体成形し、前記構造部材と移動体とが個別、且つ着脱自在に構成され、所望のスペース内でアクチュエータまたは構造部材を連結して自在に組み立てて形成するアクチュエータおよびその構造体を提案している(特願平3−229185号、特願平3−360632号並びに特願平3−360633号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記提案に関連してなされたものであって、作業者が設置環境、用途等に応じて種々のアクチュエータを選択することが可能なアクチュエータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、直線状に延在するフレームと、
モータの回転軸と一体化された駆動力伝達軸と、
前記駆動力伝達軸の軸線方向に沿って変位するテーブルブロックと、
少なくとも、ベアリングが配設されるベアリングブロック、ブレーキ機構が配設されるブレーキブロック、クラッチ機構が配設されるクラッチブロック、モータが配設されるモータブロック、エンコーダが配設されるエンコーダブロック等を含み、構成要素毎に複数のブロックに分割された駆動制御ブロックと、
前記駆動制御ブロックに連設されるターミナルブロックと、
を備え、前記分割された駆動制御ブロック間、および前記駆動制御ブロックと前記ターミナルブロックとの間を電気的に接続するバス線が設けられ、
前記ターミナルブロックにはインターフェースドライブが装着され、前記インターフェースドライブは、前記フレームに配設されたコネクタを介して外部に信号を導出するように設けられることを特徴とする。
【0015】
【作用】
発明に係るアクチュエータでは、少なくとも、ベアリングが配設されるベアリングブロック、ブレーキ機構が配設されるブレーキブロック、クラッチ機構が配設されるクラッチブロック、モータが配設されるモータブロック、エンコーダが配設されるエンコーダブロック等を含み、構成要素毎に複数のブロックに分割された駆動制御ブロックと、前記駆動制御ブロックに連設されるターミナルブロックとを備えることにより、一体的に制御することが可能となる。さらに、前記分割された駆動制御ブロック間、および前記駆動制御ブロックと前記ターミナルブロックとの間を電気的に接続するバス線が設けられ、前記ターミナルブロックにはインターフェースドライブが装着され、前記インターフェースドライブは、前記フレームに配設されたコネクタを介して外部に信号を導出する。
【0016】
【実施例】
次に、本発明に係るアクチュエータについて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の第1実施例に係るアクチュエータの斜視図、図2は図1の部分分解斜視図、図3は図1に示すアクチュエータの一部省略平面図、図4はIV−IV線に沿った縦断面図、図5は、V−V線に沿った縦断面図である。
【0018】
アクチュエータ10は、基盤となるフレーム12と、前記フレーム12の短手方向の両側面部に装着される一組のサイドカバー14a、14bと、前記フレーム12の長手方向の両端部に装着される一対のエンドカバー16、17と、前記サイドカバー14a、14bの上面部に係合するトップカバー18とを有する。
【0019】
さらに、前記フレーム12上には、該フレーム12の一端部側に近接する部位に固定されたモータ20と、カップリング部材22を介して前記モータ20の回転軸とボールねじ24とを同軸に連結する連結ブロック26と、フレーム12の他端部側に固定され、前記ボールねじ24の端部を回転自在に支持する軸受ブロック28と、前記ボールねじ24の回転作用下に前記連結ブロック26と軸受ブロック28との間を直線的に変位するテーブル機構30とが設けられる。前記連結ブロック26と軸受ブロック28との間には、前記ボールねじ24によって変位するテーブル機構30を直線状に案内するガイド部材32が設けられる。
【0020】
詳細には、図2に示すように、フレーム12には、略同一且つ断面略T字状の溝部34a、34b並びに断面略L字状の通路35a、35bが夫々長手方向に略平行して二条画成されている。フレーム12の底面部に直交する両側面部には、サイドカバー14a、14bを取着するための係合溝36a、36bが長手方向に沿って夫々画成されている。また、前記係合溝36a、36bに近接する部位には、該係合溝36a、36bと略平行な長溝38a、38bが画成されている。このフレーム12は、軽金属の押し出し、または引き抜きにより成形される。なお、フレーム12の底面部に画成される前記溝部34a、34bは図示しない他のフレーム、アクチュエータ等を連結するために使用され、前記通路35a、35bは配線用通路、流体用通路として用いられるもので、二条に限らず一条以上であればよい。
【0021】
フレーム12の長手方向の両端部には、夫々エンドカバー16、17が取着される。一方のエンドカバー17の一側面部には、モータ20の一端部を保持するための略円形状の孔部40が画成されている。さらに、前記エンドカバー17の対向する両側面部には、モータ20に電気的に接続されたケーブル42を取り出すための複数の孔部44a、44bが画成されている。従って、前記孔部44a、44bの中からいずれかの孔部44a(44b)を選択することにより、ケーブル42の取り出し方向を選択することができる。
【0022】
前記フレーム12に当接するサイドカバー14a、14bの側面部には、該フレーム12の係合溝36a、36bに係合する略L字状の突起部46a、46bが設けられている。この場合、係合溝36a、36bが画成されたフレーム12の側面に対して傾斜する位置から夫々のサイドカバー14a、14bを押圧することにより、前記突起部46a、46bを係合溝36a、36bに沿って嵌入することができる。前記サイドカバー14a、14bをフレーム12から離脱させる場合には、上方側に向かってサイドカバー14a、14bを引張するだけでよい。従って、簡便にサイドカバー14a、14bをフレーム12に取着し、あるいは離脱させることができる。
【0023】
次に、テーブル機構30は、ボールねじ24の回転運動を直線運動に変換するボールねじブッシュ48と、前記ボールねじブッシュ48の両側面部を対向して保持する一対のテーブルブロック50a、50bと、前記ボールねじブッシュ48とガイド部材32との間に介装される断面コの字状の保持部材52とを含む。前記テーブルブロック50a、50bの上面には、他の部材を搭載して連結するための連結用の孔部54が画成されている。なお、前記連結用の孔部54の他に位置決め用凹部56を画成することにより、高精度にワークを位置決めすることが可能となる。
【0024】
前記トップカバー18には、図4に示すように、その長手方向に沿って断面略矩形状を呈する通路58a、58bが略平行に二条画成されている。前記通路58a、58bは、モータ20に接続されるケーブル42の配線用通路あるいは図示しないセンサを所定の位置に配設してテーブル機構30の位置を検出するために使用される。さらに、前記二条の通路58a、58bの間には流体用または配線用の通路59が画成されている。
【0025】
本実施例に係るアクチュエータ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0026】
アクチュエータ10は、図5に示すように、設置環境に応じて作業者が選択することによりトップカバー18、サイドカバー14a、14b並びにエンドカバー16、17を装着することなく、フレーム12上にテーブル機構30、軸受ブロック28、連結ブロック26並びにモータ20等が固定された状態で使用することが可能である。この場合、フレーム12の底面部に画成された断面略T字状の溝部34a、34bを介して該フレーム12を図示しない部材上に固定するとともに、テーブルブロック50a、50bに画成された連結用の孔部54を介して図示しない他の部材を連結することにより、例えば、ワークの搬送等を行うことができる。
【0027】
一方、作業者は、アクチュエータ10の設置環境に応じて所望のカバーを選択してフレーム12に装着することが可能である。すなわち、一対のサイドカバー14a、14bの中から一方のサイドカバー14a(14b)を選択してフレーム12の片方の側面にのみ装着してもよく、あるいは両方の側面に装着してもよい。また、サイドカバー14a、14bだけでなくフレーム12の両端部に一方のエンドカバー16(17)を選択して装着することもできる。この場合、前記エンドカバー16、17に係合させることによりトップカバー18を装着することも可能である。作業者はアクチュエータ10の設置環境等に応じて所望のカバーをフレーム12に対して装着することができる。
【0028】
このように作業者が所望の組合せを選択してアクチュエータ10を形成した後、図示しない電源に接続されたモータ20を駆動させることにより、カップリング部材を介して該モータ20の駆動軸と同軸に連結されたボールねじ24が回転する。前記ボールねじ24の回転に伴ってその螺回作用下にテーブル機構30が直線状に移動する。以上のようにして、前記テーブル機構30に連結された図示しないワーク等を搬送することができる。なお、本実施例に係るアクチュエータ10は、ワークの重量が約5kg以下の軽量物を搬送する場合に好適に使用される。
【0029】
ここで、本実施例の変形例を図6および図7に示す。この変形例は、夫々形状が異なる一組のサイドカバー51a、51b、53a、53bをフレーム12に装着したものであり、その他の構成は図1に示すアクチュエータ10と同一である。第1変形例に係るアクチュエータ10aでは、側面部が略平坦に形成された一組のサイドカバー51a、51bをフレーム12に装着している。第2変形例に係るアクチュエータ10bでは、夫々のサイドカバー53a、53bの側面に略平行に断面略T字状の長溝55a、55bを画成することにより、他の部材を連設して配置することが可能となる。なお、前記サイドカバー51a、51b、53a、53bは、以下に示す実施例においても同様にフレームに装着することが可能であり、その詳細な説明を省略する。
【0030】
次に、本発明の第2実施例に係るアクチュエータ60を図8〜図10に示す。なお、以下に示す実施例において、前記第1実施例に係るアクチュエータ10と略同一の機能を営む構成要素については、単にその旨を明記するに止め、詳細な説明を省略する。
【0031】
このアクチュエータ60は、図2に示すフレーム12に比較して若干短手方向に拡幅して形成されフレーム62と、前記フレーム62の短手方向の両側面部に装着される一組のサイドカバー64a、64bと、前記フレーム62の長手方向の両端部に装着される一対のエンドカバー66、67と、前記サイドカバー64a、64bの上面部に係合するトップカバー68とを有する。
【0032】
前記フレーム62上には、モータ63と、中空のブロック体からなり前記モータ63の回転軸とボールねじ70とを同軸に連結する連結ブロック72と、前記ボールねじ70の端部を回転自在に支持する軸受ブロック74と、前記ボールねじ70の回転作用下に前記連結ブロック72と軸受ブロック74との間を直線的に変位するテーブル機構76とが設けられる。前記連結ブロック72と軸受ブロック74との間には、前記ボールねじ70によって変位するテーブル機構76を直線状に案内する一対のガイド部材78a、78bが設けられる。前記夫々のガイド部材78a、78bは、フレーム62の上面に形成された段部80に長手方向に沿って略平行に固着されている。
【0033】
詳細には、図10に示すように、フレーム62の底面部には略同一且つ断面略T字状の溝部82a、82bが画成され、さらに、上面部と底面部との間には断面略長方形状の通路84a、84b並びに正方形状の通路86a、86bが夫々長手方向に略平行して二条画成されている。フレーム62の底面部に直交する両側面部には、サイドカバー64a、64bを取着するための係合溝88a、88bおよびねじ部材90を螺入して前記サイドカバー64a、64bをフレーム62に固定するための長溝92が長手方向に沿って夫々画成されている。このフレーム62は、軽金属の押し出し、または引き抜きにより成形される点が第1実施例と同様である。なお、フレーム62の底面部に画成される断面略T字状の溝部84a、84bは図示しない他のフレーム、アクチュエータ等を連結するために使用され、通路84a、84b、86a、86bは配線用通路、流体用通路として用いられるものであり、この点も第1実施例と同様である。
【0034】
フレーム62の端部に取着される一方のエンドカバー67の側面部には、ケーブル94を取り出すための複数の孔部96a〜96dが画成されている。従って、前記孔部96a〜96dの中から所望の孔部を選択することにより、ケーブル94の取り出し方向を選択することができる。前記フレーム62に当接するサイドカバー64a、64bの一側面には、該フレーム62の係合溝88a、88bに係合する略L字状の突起部98a、98bが設けられている。なお、前記突起部98a、98bをフレーム62の係合溝88a、88bに挿入する方法は第1実施例と同様である。前記突起部98a、98bが設けられた側面とは反対側の側面には、サイドカバー64a、64bをフレーム62に固定するためにねじ部材90が螺入される長溝92が画成されている。
【0035】
テーブル機構76は、ボールねじ70の回転運動を直線運動に変換するボールねじブッシュ100と、前記ボールねじブッシュ100の両側面部に固着された一組のテーブルブロック102a、102bと、前記夫々のテーブルブロック102a、102bと夫々のガイド部材78a、78bとの間に介装され、各ガイド部材78a、78b上を摺動する保持部材104a、104bとを含む。なお、テーブルブロック102a、102bの上面に画成される連結用の孔部54並びに位置決め用の凹部56は第1実施例と同様である。この場合、トップカバー68の短手方向の両端部には、図9に示すように、その長手方向に沿って断面略台形状を呈する通路106a、106bが略平行に二条画成されている。
【0036】
本実施例に係るアクチュエータ60は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、第1実施例に係るアクチュエータ10と比較してその動作並びに作用効果が略同一である点は省略し、その異なる点についてのみ説明する。
【0037】
本実施例に係るアクチュエータ60が図1に示すアクチュエータ10と異なる点は、フレーム62が若干拡幅されて強固に形成されているとともに、テーブル機構76を構成する一組のガイド部材78a、78bが所定間隔離間して略平行に二条画成されている点である。従って、フレーム62並びにガイド部材78a、78bに対する剛性が増すことから、図1に示すアクチュエータ10では搬送されるワークの重量が比較的軽量物であるのに対して、本実施例に係るアクチュエータ60では、約30kg以下のワークを好適に搬送することが可能となる。
【0038】
なお、図11に示すように、サイドカバー64a、64b、エンドカバー66、67等をフレーム62から取り外した状態で他の装置に設置して使用することができる点は、第1実施例と同様である。また、図12並びに図13に示すように、本実施例に係るアクチュエータ60に対しても形状が異なる一組のサイドカバー108a、108b、109a、109bを装着することができることは勿論である。
【0039】
次に、本発明の第3実施例に係るアクチュエータ110を図14〜図16に示す。このアクチュエータ110は、図10に示すフレーム62と同様に強固に形成されたフレーム112と、前記フレーム112の短手方向の両側面部に装着される一組のサイドカバー114a、114bと、前記フレーム112の長手方向の両端部に装着される一対のエンドカバー116、117と、前記サイドカバー114a、114bの上面部に係合するトップカバー118とを有する。
【0040】
前記フレーム112上には、モータ119と、中空のブロック体からなり前記モータ119の回転軸とボールねじ120とを同軸に連結するカップリング部材121が収容された連結ブロック122と、軸受ブロック124と、テーブル機構126とが設けられる。前記連結ブロック122と軸受ブロック124との間には、前記ボールねじ120によって変位するテーブル機構126を直線状に案内する一対のガイド部材128a、128bが設けられる。前記夫々のガイド部材128a、128bは、フレーム112の上面に形成された段部130に長手方向に沿って略平行に固着されている。前記各ガイド部材128a、128bと断面略コの字状の各保持部材129a、129bとの間には、複数のベアリング部材131が配設されている。
【0041】
フレーム112には略同一且つ断面略T字状の溝部132a、132bと、互いに線対称に位置する断面略長方形状の通路134a、134b、136a、136bが夫々長手方向に略平行に画成されている。フレーム112の両側面部には、サイドカバー114a、114bを取着するための係合溝138a、138bおよびビス140を挿入するための長溝142が長手方向に沿って夫々画成されている。
【0042】
前記フレーム112に当接するサイドカバー114a、114bの一側面には、該フレーム112の係合溝138a、138bに係合する略L字状の突起部142a、142bが設けられている。なお、前記突起部142a、142bをフレーム112の係合溝138a、138bに挿入する方法は第1実施例と同様である。さらに、夫々のサイドカバー114a、114bの上下両端部には、長手方向に沿って略平行に通路144a、144b、146a、146bが画成されている。
【0043】
テーブル機構126は、ボールねじ120の回転運動を直線運動に変換するボールねじブッシュ148と、前記ボールねじブッシュ148の両側面部に固着された一組のテーブルブロック150a、150bと、前記夫々のテーブルブロック150a、150bと夫々のガイド部材128a、128bとの間に介装され、各ガイド部材128a、128b上を摺動する保持部材129a、129bとを含む。前述したように、保持部材129a、129bとガイド部材128a、128bとが摺接する部位には、複数のベアリング部材131が配設され、摩擦抵抗を減少させる。
【0044】
なお、テーブルブロック150a、150bの上面に画成される連結用の孔部54並びに位置決め用の凹部56は第1実施例と同様であり、また、図6並びに図7に示すように、形状の異なる一組のカバーを選択的に装着することができることも同様である。
【0045】
本実施例に係るアクチュエータ110は、基本的には以上のように構成され、第1、第2実施例に係るアクチュエータ10、60と比較して図17に基づいて説明する。
【0046】
アクチュエータ110では、高剛性のフレーム112とベアリング部材131を用いて摩擦抵抗を減少させ、テーブル機構126を変位させるモータ119の出力を200〜240Wとすることにより、ワークの重量である積載荷重を60kg以下とし、ストローク長が最大1000mmまで可能である。
【0047】
このように、作業者は、種々の用途に応じて最適なアクチュエータ10、60、110を選択することができるとともに、設置環境に応じて各種のカバーを取捨選択して装着することが可能である。
【0048】
次に、本発明の第4実施例に係るアクチュエータを図18〜図22に示す。本実施例に係るアクチュエータは、図1に示すアクチュエータ10のボールねじ24に代替してタイミングベルトによってテーブル機構を直線状に移動させる点で異なる。
【0049】
アクチュエータ160は、長尺なフレーム162と、前記フレーム162に装着される一組のサイドカバー164a、164b並びに一対のエンドカバー166、167と、前記フレーム162上をタイミングベルト168を介して直線状に変位するテーブル機構170と、前記フレーム162の一端側に配設され、連結されたモータ172の回転駆動下にタイミングベルト168を回動させるモータプーリユニット174と、前記フレーム162の他端部に配設され、タイミングベルト168に係合するアイドルプーリユニット176とを有する。なお、前記サイドカバー164a、164b、エンドカバー166、167並びにトップカバー(図示せず)は、前記第1実施例とほぼ同様に構成され、その装着の方法も同様であるため、その詳細な説明を省略する。
【0050】
前記テーブル機構170を構成するテーブルブロック178の内部には、図20A、図20Bに示すように、所定長のピッチによりベルト歯180が形成されたタイミングベルト168の一端部に噛合して挟持する挟持手段182a、182bが設けられている。前記タイミングベルト168は、一端部を始点とし、他端部を終点として離間して形成され、一端部および他端部が夫々挟持手段182a、182bによって挟持されている。この挟持手段182aは、図20Aに示すように、前記タイミングベルト168の一側面を平板状の第1プレート184に係合させ、他側面をタイミングベルト168のベルト歯180の凹凸に第2プレート186の凸凹を噛み合わせ、前記タイミングベルト168の他側面を前記第2プレート186に係合させることにより、タイミングベルト168の一端部を挟持する。そして、この両プレート184、186をブロック体188に形成された凹部190および溝部192に夫々装着することによりタイミングベルト168を確実に挟持することが可能となる。なお、図20Bは、同様にして、タイミングベルト168の一端部を挟持する場合の斜視図であり、タイミングベルト168の両側面を一対のプレート184a、186aで挟持し、前記一方のプレート186aに形成された凹凸と噛合し、ブロック体188aによりタイミングベルト168を挟持することができる。なお、本実施例では、モータ172からの動力伝達部材としてタイミングベルト168を用いて説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、スチールベルト、チェーン、ワイヤロープ等を用いることも可能である。より高精度の位置決めを行う場合には、ボールねじ、ストリングねじ、台形ねじ等の送りねじを使用するとよい。
【0051】
次に、モータプーリユニット174は、図21に示すように、凹部が画成されたギヤボックス194と、前記凹部にベアリング196a、196bを介して回転自在に配設され、傾斜部にギヤ歯が形成された第1ベベルギヤ198と、前記第1ベベルギヤ198に軸部を介して連結され、タイミングベルト168を支持するプーリ200と、前記ギヤボックス194の四隅に画成された孔部202にねじ止めされるギヤボックスカバー204と、前記ギヤボックス194の側面部に連結され、前記第1ベベルギヤ198に噛合する第2ベベルギヤ206をモータ軸208により軸支し回転駆動するモータ172とから構成される。
【0052】
このモータプーリユニット174では、第2ベベルギヤ206が連結されたモータ172の回転軸と、第1ベベルギヤ198を保持するプーリ200の回転軸とを直交もしくは斜交させて噛合させている。前記噛合する第1および第2ベベルギヤ198、206は、速比が等しくてもよく、また異なるものでもよい。従って、モータ172を含むモータプーリユニット174全体をトップカバーから突出させることなく形成することが可能である。
【0053】
また、前記ギヤボックス194の側面部に配設されるモータ172の反対側面部には前記テーブルブロック178が当接した際に、衝撃を緩和するためのダンパ210が設けられている。なお、前記ギヤボックス194およびモータ172は、第1および第2ベベルギヤ198、206同士の噛合精度を向上させるために、一体化すると好適である。また、モータ172は正確な同期駆動、位置制御を行うサーボモータ、ステッピングモータを使用すると好適である。
【0054】
次に、前記テーブル機構170を間にしてモータプーリユニット174に対向する直線上に配設されるアイドルプーリユニット176は、図22に示すように、基台を形成するプーリベース212と、前記プーリベース212の上面に画成された孔部214にねじ止めされるとともに、側部に画成された貫通孔216にボルト218を嵌合して連結され、略中央にベアリング220を配設するための円形状の貫通孔222が画成されたプーリボックス224とを含む。さらに、前記アイドルプーリユニット176は、前記ベアリング220を介してプーリボックス224に軸部を介して回転可能に配設され、タイミングベルト168を支持するプーリ226と、前記プーリ226の上面に突設する軸部228に係合するベアリング230を略中央の円形状の孔部232に嵌挿してプーリ226の回転を支持するとともに、略平行して突出するプーリボックス224の突部234にねじ止めされるプーリボックスカバー236とを有する。なお、プーリべース212の一方の突部に接合してテーブルブロック178に当接するダンパ238が設けられている。前記ボルト218は、タイミングベルト168の張力調整用ボルトである。プーリベース212の孔部214によりねじを介して仮止めされたアイドルプーリユニット176は、ボルト218を介してこれと平行に移動させ、適切な箇所で孔部214に嵌合するねじを増し締めし、固定される。
【0055】
前記モータプーリユニット174およびアイドルプーリユニット176は、図18に示すように、ベースプレート219を介してフレーム162の長手方向の両端側に対向して配設され、該モータプーリユニット174およびアイドルプーリユニット176の夫々のプーリ200、226の外周面にタイミングベルト168が懸架される。前記モータプーリユニット174およびアイドルプーリユニット176の中間には、タイミングベルト168の回動に伴って矢印AまたはB方向に変位するテーブルブロック178が配設され、前記テーブルブロック178の底面部にはリニアガイド221に沿って摺動する摺接部材223が連結される。
【0056】
本実施例に係るアクチュエータ160は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0057】
先ず、モータプーリユニット174、テーブルブロック178、モータ172が連結されたアイドルプーリユニット176にタイミングベルト168を懸架し、ベースプレート219を介してフレーム162に固定する。
【0058】
なお、一組のサイドカバー164a、164b並びに一対のエンドカバー166、167は、設置環境に応じて作業者が選択してフレーム162に装着する。従って、図19に示すように、前記サイドカバー164a、164bおよびエンドカバー166、167を装着することなく使用することも可能である。
【0059】
そこで、図示しない電源に接続されたモータ172を駆動させる。前記モータ172の駆動により、モータ軸208に連結された第2ベベルギヤ206が回転する。前記第2ベベルギヤ206と直交または斜交して結合される第1ベベルギヤ198が回転することにより、該第1ベベルギヤ198に同軸に連結されたプーリ200が回転する。前記プーリ200の回転作用下に該プーリ200の外周面に接合するタイミングベルト168が回転する。
【0060】
このタイミングベルト168は、図20A、図20Bに示すように、夫々の端部が分離して挟持され、モータ172を正転/逆転させることにより、第1および第2ベベルギヤ198、206を介してテーブルブロック178をリニアガイド221に沿って変位させることが可能となる。前記テーブルブロック178の上面部に画成された孔部239にねじを介して他の部材を連結することができる。モータプーリユニット174側およびアイドルプーリユニット176側に設けられたダンパ210、238は、前記テーブルブロック178の直線往復運動による衝撃を緩和する機能を営むものである。
【0061】
なお、本実施例に係るアクチュエータ160においても、第1実施例のアクチュエータ10と同様に、形状の異なる種々のカバーを選択して装着することが可能である。
【0062】
次に、本発明の第5実施例に係るアクチュエータ240を図23〜図26に示す。このアクチュエータ240は、図8に示すアクチュエータ60にシリンダ242を組み込んで両者を一体化したものである。
【0063】
このアクチュエータ240は、モータ63、テーブル機構76等を含むアクチュエータ部244と、前記アクチュエータ部244の外部に連設して設けられたバランサ部246とからなる。この場合、前記アクチュエータ部244は、図8に示すアクチュエータ60と構成並びに動作が略同一であるため、同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0064】
バランサ部246は、略角柱状のケーシング248内にシリンダ242の一端部が固定されて設けられる。すなわち、長尺なフレーム62の短手方向の一方の側面部にプレート250を介して立方体状の連結ブロック252が固着され、前記連結ブロック252にシリンダ242の長手方向の一端部が固定されている。シリンダ242は、略円柱状のシリンダチューブ254内を往復動作するピストン(図示せず)を有し、長手方向の両端部に夫々圧力流体を供給、排出するためのポート256a、256bが設けられている。前記ピストンには外部に露出するピストンロッド258が連結され、前記ピストンロッド258の先端部には所定角度傾斜する連結板260が連結されている。前記連結板260の一端部はテーブル機構76の一方のテーブルブロック102aに固着されている。この場合、バランサ部246は、ポート256aから供給される圧力流体の作用下にピストンロッド258が矢印XまたはY方向に変位することにより、同様に矢印XまたはY方向に変位するようにテーブル機構76を駆動させるモータ63を補助する機能を営む。従って、前記モータ63に対する負荷が減少する。
【0065】
本実施例に係るアクチュエータ240は基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0066】
このアクチュエータ240は、通常、略鉛直方向に立設した状態で使用し、モータ63の駆動作用下にテーブル機構76を略鉛直上下方向に移動させることによって前記テーブル機構76によって支持されたワークを昇降させることができる。この場合、アクチュエータ240を立設した状態で使用することにより、モータ63にはテーブル機構76並びにワークの重量分の負荷がかかるが、前記重量分の負荷をシリンダ242の駆動力によって補助することにより、モータ63の負担を軽減することができる。なお、アクチュエータ240は、略鉛直方向に立設した状態のみならず、所定角度傾斜した状態で使用することも可能である。
【0067】
次に、本発明の第6実施例に係るアクチュエータ270を図27〜図31に示す。このアクチュエータ270は、モータの負荷を軽減する機能を営むシリンダがフレームの内部に一以上収納されている点に特徴がある。
【0068】
このアクチュエータ270は、図31に示すように、開口部272が画成され、底面部に断面略T字状の長溝274a、274bが画成されたフレーム276を有する。前記長溝274a、274bは、該アクチュエータ270を図示しない他の装置等に取り付けるためのものである。前記フレーム276の長手方向の両端部には、一対のエンドカバー278a、278bが連結され、一方のエンドカバー278aには一対の管継手280a、280bが連結されている(図28参照)。この場合、一方の管継手280aは、大気側に開放されて圧力流体の排出用として機能するものであり、他方の管継手280bは、圧力流体の供給ポートとして機能するものである。なお、前記フレーム276には、後述するように、一方の管継手280bから導入された圧力流体を反対側のエンドプレート288まで流通させる通路281が貫通して画成されている(図31参照)。
【0069】
前記フレーム276の開口部272内には、図29に示すように、所定間隔離間して互いに平行に配置された一組のシリンダチューブ282、284が設けられ、前記シリンダチューブ282、284の両端部には夫々エンドプレート286、288が気密に連結されている(図28並びに図29参照)。この場合、一方のエンドプレート286には、略中央に配置された一方の管継手280aと各シリンダチューブ282、284内の室とを連通させる通路290が画成されている。他方のエンドプレート288には各シリンダチューブ282、284内の室に夫々連通する連通路292が設けられる。
【0070】
さらに、フレーム276の開口部272内には、図28並びに図29に示すように、モータ294と、カップリング部材296を介してモータ294の回転軸とボールねじシャフト298とを同軸に連結するための連結ブロック300と、ワークを搭載するためのテーブル機構302と、前記ボールねじシャフト298の一端部を軸支する軸受ブロック304とが配設される。なお、図27並びに図30に示すように、前記フレーム276の短手方向の両側面部には一組のサイドカバー306a、306bが装着され、さらに、上面部には、テーブル機構302が移動する間隙を除いて開口部272を閉塞するトップカバー308がエンドカバー278a、278bに連結される。
前記テーブル機構302は、図29並びに図30に示すように、一組のシリンダチューブ282、284間に配設され、フレーム276の長手方向に沿って該シリンダチューブ282、284の外周部を摺動するテーブルブロック310と、前記テーブルブロック310の湾曲する凹部に固着されるスライドブロック312と、前記テーブルブロック310の底面部に固定されるプレート314と、開口部272の底面に所定間隔離間して長手方向に沿って固着される一組のガイド部材316a、316bと、前記ガイド部材316a、316bとの摺接面が形成された摺動部材318a、318bとを含む。前記テーブルブロック310の両側部であって、各シリンダチューブ282、284の外周面に摺接する部位には、該シリンダチューブ282、284の長手方向に沿って断面略半円状の切欠部位が形成され、前記切欠部位には、断面略半円状を呈する永久磁石320が複数個並設された部材322が固着されている。なお、前記永久磁石320の形状は、その断面が略半円状に形成されているが、これに限定されるものではなく、シリンダチューブ282、284の外周の一部または全部を囲繞する形状であればよい。
【0071】
一方、夫々のシリンダチューブ282、284の室内には、圧力流体に押圧されて前記室内を往復動作するピストン324が設けられている。各シリンダチューブ282、284の内壁を摺動変位するピストン324は、夫々略同一に構成されているため、以下、一方のピストン324を説明する。前記ピストン324には、略円盤状を呈する複数の永久磁石326が並設されている。この場合、本実施例に使用されるシリンダは、ピストン324にピストンロッドが連結されない、いわゆるロッドレスシリンダを採用しており、後述するように、前記ピストン324の変位は永久磁石320、326相互間による磁気作用を介してテーブル機構302に伝達される。なお、本実施例では、テーブルブロック310とピストン324の両方に永久磁石320、326を設けているが、いずれか一方を永久磁石で形成し、他方を磁性体で形成してもよいことは勿論である。さらに、前記永久磁石320、326に代替して電磁石を用いることにより、廉価に製造することができる利点がある。
【0072】
この場合、ピストン324に設けられた永久磁石326は、第1磁石として機能するものであり、切欠部位に設けられた永久磁石320は、第2磁石として機能するものである。
本実施例に係るアクチュエータ270は基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0073】
本実施例に係るアクチュエータ270をエアーバランサとして機能させる場合について説明する。先ず、図示しない固定手段によってアクチュエータ270を略鉛直方向に立設した状態に固定する。この場合、図28に示すように、管継手280a、280bが設けられたエンドカバー278a側を上方に向けて固定し、予め、一方の管継手280bにチューブ等を接続して、他方の管継手280aは開放した状態とする。
【0074】
そこで、前記チューブを介してアクチュエータ270に圧縮空気を導入するとともに、図示しない電源に接続されたモータ294を駆動させる。前記モータ294の回転駆動作用下にボールねじシャフト298が回転し、ボールねじの螺回作用下にテーブル機構302が矢印X方向に変位する。
【0075】
一方、前記モータ294の駆動と同時に管継手280bから導入された圧縮空気は、一方のエンドプレート286の孔部を通過し、フレーム276に沿って画成された通路281を介して対向する反対側のエンドプレート288に供給される。そこで、前記エンドプレート288に供給された圧力流体は、連通路292によって分岐されて同時に一組のシリンダチューブ282、284内の室に供給される。前記供給された圧力流体によって押圧され、各シリンダチューブ282、284内のピストン324が矢印X方向に変位する。この場合、前記ピストン324に付着された複数の円盤状の永久磁石326は、その磁気作用によってテーブルブロック310の切欠部位に固着された複数の永久磁石320を引張する。従って、並列して配置された一組のシリンダチューブ282、284内の夫々のピストン324が矢印X方向に変位すると同時にテーブルブロック310を矢印X方向に引張する。
【0076】
このように、前記テーブル機構302は、モータ294によって回転駆動されるボールねじシャフト298の螺回作用、並びにシリンダチューブ282、284内を移動するピストン324の磁界作用が併用されることによって、ともに矢印X方向に変位する。従って、前記テーブル機構302に搭載されるワークが重量物であっても、モータ294にかかる負荷が軽減されて好適にワークを矢印X方向に搬送することができる。さらに、例えば、モータ294に図示しないエンコーダを連結し、前記エンコーダからの信号に基づいて搬送位置を検出することにより、矢印X方向における所定位置で高精度な位置決めを行うことが可能となる。
【0077】
このように、本実施例に係るアクチュエータ270は、モータ294と一組のロッドレスシリンダを共働させることにより、エアーバランサとして機能させることができるが、これに限定されるものではなく、アクチュエータ270を略水平に設置した状態において、モータ294またはシリンダのいずれか一方のみを駆動させることにより、ワークの搬送等を行うことができる。
【0078】
なお、本実施例に係るアクチュエータ270は、フレーム276内の開口部272に並列に二本のシリンダチューブ282、284を配設して説明しているがこれに限定されるものではなく、一本以上あればよいことは勿論である。
【0079】
次に、本発明の第7実施例に係るアクチュエータを図32〜図35に示す。
【0080】
従来、モータの回転軸とボールねじとを、例えば、カップリング部材を介して連結することにより、前記モータの駆動力をテーブル機構に伝達している。前記モータの回転軸とボールねじとを連結する場合、前記回転軸とボールねじとを同軸に保持する連結ブロックが設けられている。また、前記カップリング部材は、前記モータの回転軸とボールねじとの軸心のズレを吸収するとともに、回転運動を直線運動に変換する際に発生する振動や、ボールねじがより長尺になるにつれて発生する特有の撓みを持った回転運動(いわゆる、縄跳び現象)等に起因する振動をモータ軸に伝達することを防止する機能を営む。
【0081】
ところで、前記カップリング部材は回転する際に余分な慣性力が発生することから、例えば、サーボモータ等の高い動特性が要求されるモータでは、前記慣性力によって動特性が阻害されるという不都合がある。また、モータの小型・軽量化を図ることにより、アクチュエータ自体をよりコンパクトにして汎用性を向上させたい、という要請がある。
【0082】
そこで、本実施例に係るアクチュエータでは、前記モータの回転軸と、テーブル機構を直線状に変位させる駆動軸とを一体化し、アクチュエータ自体の小型・軽量化を図ることができる点に特徴がある。
【0083】
このアクチュエータ330は、外枠を形成し開口部332を除く側面部に断面略T字型の長溝334が略平行に画成されたフレーム336と、前記フレーム336の底部に配設された直動ガイド338と、ボールねじシャフト340の回転作用下に前記直動ガイド338に沿って直線状に変位するテーブル機構342と、前記フレーム336の一端部に連結されたモータ344とから構成される。
【0084】
前記テーブル機構342は、直動ガイド338に沿って摺動する軸受部材346と、前記軸受部材346に固着されボールねじブッシュ348に嵌合するボールねじシャフト340の回転作用下に直線状に変位するテーブル349とを含む。
【0085】
モータ344は、図34に示すように、ケーシング350内に収納されるモータ部352とエンコーダ部354とから構成され、前記ケーシング350はブラケット部356が形成されたフレーム358並びにエンドカバー360を含む。前記ケーシング350内には、ボールねじシャフト340と一体成形されモータ軸として機能する駆動軸362が配設されている。前記駆動軸362はブラケット部356に支持された第1ベアリング部材364と、後述するエンコーダフレーム366によって支持された第2ベアリング部材368とによって保持される。
【0086】
前記第1ベアリング部材364は、いわゆる深溝玉軸受として機能するものであり、その側面部には、第1ベアリング部材364を軸線方向に沿って支持するスプリングワッシャ370が設けられる。この第1ベアリング部材364並びにスプリングワッシャ370は、以下の機能を有する。
【0087】
すなわち、本実施例における第1ベアリング部材364は、駆動軸362がケーシング350の外部に露出する部位に近接して配置され、駆動軸362に対する半径内方向の保持力を有することにより、永久磁石372とステータコイル374間のクリアランスを高精度に確保するとともに、ボールねじシャフト340の縄跳び現象等に起因する振動がモータ部352に伝搬されることを防止する機能を営む。
【0088】
なお、モータ344の発熱に伴うフレーム358と駆動軸362との素材間の熱膨張量の差から発生する変位は、前記第1ベアリング部材364を側面から保持するスプリングワッシャ370が弾性変形して軸線方向に変位することにより吸収される。この結果、第1ベアリング部材364に対して軸線方向の応力が発生することを阻止することができる。
【0089】
駆動軸362にはリング状のモータロータ376並びに永久磁石372が順次外嵌して夫々固着され、前記永久磁石372の外周面に対応するフレーム358の内壁面にはリング状のステータコイル374並びにステータ鉄心378が夫々固着されている。前記駆動軸362とモータロータ376とを固定するには、図示しない面取り部位に止めねじを係合させる、あるいは回り止め用キー溝、止め輪、カラー等により固定する方法がある。また、接着剤、シュパンリング等を用いる方法、あるいは駆動軸362に直接、磁石を装着した後、着磁させ、該駆動軸362とモータロータ376とを一体的に形成してもよい。
【0090】
エンドカバー360の内壁にはエンコーダフレーム366が固着され、前記エンコーダフレーム366は、ベアリング押さえ380を介して第2ベアリング部材368を支持する。この場合、前記第2ベアリング部材368は、並列にボール369が配設された、いわゆる複列アンギュラ玉軸受を構成する。前記第2ベアリング部材368は、並列に配設されたボール369が軸線と直交する線に対して夫々所定角度傾斜して配設されていることから、軸線方向に対する荷重並びに前記軸線に直交する方向に対する荷重を吸収することができる。なお、前記第2ベアリング部材368は、他の組合せに係るアンギュラ玉軸受、組合せ円錐ころ軸受あるいは複列円錐ころ軸受等に代替してもよい。
【0091】
前記エンコーダフレーム366には、所定間隔離間する一対の基板384a、384bがピン386を介して固定され、前記一対の基板384a、384bには夫々発光部および受光部からなる一対のフォトセンサ388a、388bが固着される。前記駆動軸362の一端部にはナット部材390が嵌合され、前記ナット部材390の外周部にドーナツ状のエンコーダディスク392が固定される。前記エンコーダディスク392には、図示しないスリットが画成され、発光部からの発光光を前記スリットを介して受光部で受光することにより、モータ344の回転速度、テーブル349の位置等を検出する。
【0092】
本実施例に係るアクチュエータ330は基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0093】
先ず、モータ344にリード線を介して接続された図示しない電源を付勢することにより、前記モータ部352が駆動され、駆動軸362が所定方向に回転する。従って、前記モータ部352による回転運動は、駆動力伝達軸として機能するボールねじシャフト340を介してボールねじブッシュ348に伝達され、前記ボールねじシャフト340によって回転運動が直線運動に変換されてテーブル349を変位させる。
【0094】
この場合、前記モータ344の作動中において、第1ベアリング部材364は、前述したように、ボールねじシャフト340に起因する振動を吸収して、該振動が駆動軸362に伝達されることを防止するため、モータ部352に損傷を与えることなく回転運動を安定して継続させることが可能となる。
【0095】
また、前記回転運動に伴ってモータ部352が発熱し、フレーム358と駆動軸362との異なる素材間による熱膨張量の差によって、該フレーム358が駆動軸362の軸線方向に沿って変位する場合であっても、該変位をスプリングワッシャ370が軸線方向に弾性変形して吸収することができる。従って、第1ベアリング部材364に対して軸線方向の応力が負荷されることを阻止することができる。
【0096】
次に、本発明の第8実施例に係るアクチュエータの概略構成図を図35並びに図36に示す。
【0097】
このアクチュエータ400は、図33に示すアクチュエータ330と同様に、ボールねじ402とモータ軸404とを同軸に一体化して形成し、該アクチュエータ400の小型化を図っている点が共通しているが、前記ボールねじ402の一端部にブレーキ機構が収納されたブレーキブロック406を設け、他端部に、例えば、アブソリュートエンコーダ、セミアブソリュートエンコーダ等のエンコーダ408、並びにモータ410がハウジング412内に収納された駆動制御部414をフレーム416に固定して設けている点で異なる。なお、前記ブレーキブロック406に近接してボールねじ402の一端部を軸支する軸受ブロック418がフレーム416に固設され、さらに、前記軸受ブロック418と駆動制御部414との間にテーブルブロック420が矢印方向に変位自在に配設される。前記駆動制御部414には、図36に示すように、ボールねじ402の軸線方向に沿って配設され、モータ410の電源、制御信号並びにエンコーダ408によって検出される信号を外部に導出するためのバス線422a〜422dが設けられている。
【0098】
前記ハウジング412内におけるモータ軸404の両端部には、ボールねじ402による振動がモータ軸404に対して伝達されることを阻止するための複列の第1ベアリング424並びに第2ベアリング426が設けられ、前記第1ベアリング424並びに第2ベアリング426によってモータ軸404を保持している。このように、駆動制御部414にバス線422a〜422dを設けることにより、個別に信号通路、配線通路等のスペースを設ける必要がなく、アクチュエータ400のより一層のコンパクト化を図ることができる。
【0099】
次に、本発明の第9実施例に係るアクチュエータの概略構成図を図37〜図40に示す。なお、図35並びに図36に示すアクチュエータ400と略同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0100】
このアクチュエータ430は、ボールねじ432の一端部側にリアルエンコーダが配設されたエンコーダブロック434並びに手動用のハンドル436を設け、前記ボールねじ432の他端部側に、ブレーキ機構438、クラッチ機構440、モータ442並びにエンコーダ444を含む一体化された駆動制御ブロック446を設けている。前記エンコーダブロック434および駆動制御ブロック446は、フレーム416に画成された長溝を介して固定される。
【0101】
前記駆動制御ブロック446にはターミナルブロック448が連設され、前記駆動制御ブロック446とターミナルブロック448は、夫々のブロックに設けられたバス線422a〜422dによって接続される。前記ターミナルブロック448に連結されたリード線450を介して図示しない外部の制御装置に接続される。
【0102】
この場合、図38に示すように、駆動制御ブロック446とターミナルブロック448とを一体化したブロック452で形成してもよい。また、図39に示すように、前記駆動制御ブロック446内に配設される各構成要素を複数のブロック毎に分割するとともに、前記分割された各ブロックを相互に着脱自在に形成することも可能である。すなわち、駆動制御ブロック454は、複列のベアリングが配設されるベアリングブロック456と、ブレーキ機構が配設されるブレーキブロック458と、クラッチ機構が配設されるクラッチブロック460と、モータが配設されるモータブロック462と、エンコーダが配設されるエンコーダブロック464と、集中配線機構が設けられたターミナルブロック466とを含む。この場合、前記ターミナルブロック466には、ボールねじ432の軸線に直交する方向または軸線に沿った方向のうち、所望の方向を選択してインターフェースドライブ468を装着することが可能である。前記インターフェースドライブ468は、図40に示すように、フレーム470の底面部に配設されたコネクタ472を介して外部に信号を導出することができる。このように各構成要素をブロック化することにより、所望のブロック体を連結構成することが可能となる。
【0103】
次に、本発明の第10実施例に係るアクチュエータの概略構成図を図41〜図43に示す。
【0104】
このアクチュエータ480は、ボールねじ482の両端部をフレーム484に固定された一対の軸受ブロック486a、486bによって保持し、移動ブロック488が一対の軸受ブロック486a、486b間を矢印XまたはY方向に変位自在に形成されている。前記移動ブロック488は一体化して形成され、前記移動ブロック488内にはモータ490、ベアリング492、エンコーダ494、ブレーキ機構496並びにクラッチ機構498が配設されている。このように、その両端部が固定されたボールねじ482に対して移動ブロック488が変位するように構成することにより、該ボールねじ482を回転させることによって発生する、いわゆる縄跳び現象を防止することが可能となる。なお、前記移動ブロック488に対する電源、信号等の供給は、図42に示すように、フレーム484の上方に設けられたフレキシブル基板500を介して行われる。この場合、前記フレキシブル基板500と移動ブロック488とはソケットを介して接続される。なお、図43に示すように、前記移動ブロック488に配設された各構成要素を着脱自在な複数のブロック488a〜488eに分離し、相互に着脱自在に連結して構成することも可能である。
【0105】
次に、本発明の第11実施例に係るアクチュエータを図44〜図46に示す。
【0106】
このアクチュエータ510は、上方に突出して一体成形されたガイド部512a、512bを有するフレーム514と、前記フレーム514の短手方向の両側面部に装着される一組のサイドカバー516a、516bと、前記フレーム514の長手方向の両端部に装着される一対のエンドカバー518、519と、前記サイドカバー516a、516bの上面部に係合するトップカバー520とを含む。
【0107】
前記フレーム514には、モータ522と、モータ軸とボールねじシャフト524とをカップリング部材526を介して連結する連結ブロック528と、前記ボールねじシャフト524の一端部を軸支する軸受部材530と、前記モータ522の駆動作用下に矢印XまたはY方向に変位するテーブル機構532とが配設される。なお、図9に示すアクチュエータ60と略同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0108】
本実施例に係るアクチュエータ510は、フレーム514の両端部に長手方向に沿って突出するガイド部512a、512bを該フレーム514と一体成形するとともに、前記各ガイド部512a、512bに対して断面略L字状の第1サイドプレート534a、534b(図46参照)を夫々固着し、一方、前記各ガイド部512a、512bの側面部に摺接する断面略台形状の第2サイドプレート536a、536bを夫々配設している点に特徴がある。
【0109】
すなわち、図9に示すアクチュエータ60では、テーブル機構76を構成するテーブルブロック102a、102bとフレーム62との間にガイド部材78a、78bおよび断面略コの字状の保持部材104a、104bを介装して構成している。これに対して、本実施例に係るアクチュエータ510では、図45に示すように、例えば、アルミニウム等の材料によってガイド部512a、512bとフレーム514とを同一部材で一体成形し、さらに前記第1サイドプレート534a、534b並びに第2サイドプレート536a、536bに対し、夫々アルマイト処理を施すとともに、テフロン加工を施している。前記各第1サイドプレート534a、534bは夫々ガイド部512a、512bに固着され、一方、各第2サイドプレート536a、536bは夫々断面コの字状の保持部材538a、538bに固着されて各ガイド部512a、512bを側面から支持するように形成される。このように、予め特殊加工が施された第1サイドプレート534a、534b並びに第2サイドプレート536a、536bを用いることによって、テーブル機構532が変位する際に生ずるガイド部512a、512bとの摩擦力を減少させることができ、耐用性を向上させることが可能となる。
【0110】
【発明の効果】
本発明に係るアクチュエータによれば、以下の効果が得られる。
【0114】
すなわち、作業者が設置環境、用途等に応じて、構成要素毎に複数のブロックに分割された駆動制御ブロックから任意のブロックを選択して用いることにより、従来、夫々個別に連結された各構成要素が一体化されるため、アクチュエータの小型化を図るとともに、各構成要素を相互に一体的に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るアクチュエータの斜視図である。
【図2】図1に示すアクチュエータの部分分解斜視図である。
【図3】図1に示すアクチュエータの一部省略平面図である。
【図4】図1に示すIV−IV線に沿った縦断面図である。
【図5】図1に示すアクチュエータから各種のカバーを取り除いた状態を示す斜視図でる。
【図6】図1に示すアクチュエータの変形例を示す断面図である。
【図7】図1に示すアクチュエータの変形例を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るアクチュエータの斜視図である。
【図9】図8に示すIX−IX線に沿った縦断面図である。
【図10】図8に示すアクチュエータの部分分解斜視図である。
【図11】図8に示すアクチュエータから各種のカバーを取り除いた状態を示す斜視図でる。
【図12】図8に示すアクチュエータの変形例を示す断面図である。
【図13】図8に示すアクチュエータの変形例を示す断面図である。
【図14】本発明の第3実施例に係るアクチュエータの斜視図である。
【図15】図14に示すアクチュエータからトップカバーを開成した状態の平面図である。
【図16】図14に示すアクチュエータのXVI−XVI線に沿った縦断面図である。
【図17】各種のアクチュエータの機能を比較した説明図である。
【図18】本発明の第4実施例に係るアクチュエータの部分分解斜視図である。
【図19】図18に示すアクチュエータの部分斜視図である。
【図20】図20A並びに図20Bは、本発明の実施例に係るタイミングベルトの把持手段を示す説明図である。
【図21】本発明の実施例に係るモータプーリユニットの分解斜視図である。
【図22】本発明の実施例に係るアイドルプーリユニットの分解斜視図である。
【図23】本発明の第5実施例に係るアクチュエータの斜視図である。
【図24】図23に示すアクチュエータのトップカバーを開成した状態の平面図である。
【図25】図23に示すアクチュエータの部分分解斜視図である。
【図26】図24に示すアクチュエータのXXVI−XXVI線に沿った縦断面図である。
【図27】本発明の第6実施例に係るアクチュエータの斜視図である。
【図28】図27に示すアクチュエータのトップカバーを開成した状態の平面図である。
【図29】図27に示すアクチュエータの部分斜視図である。
【図30】図27に示すアクチュエータのXXX−XXX線に沿った縦断面図である。
【図31】図27に示すアクチュエータのフレームを示す斜視図である。
【図32】本発明の第7実施例に係るアクチュエータの斜視図である。
【図33】図32に示すアクチュエータの一部省略斜視図である。
【図34】図32に示すアクチュエータの断面図である。
【図35】本発明の第8実施例に係るアクチュエータの概略構成断面図である。
【図36】図35に示すアクチュエータのXXXVI−XXXVI線に沿った縦断面図である。
【図37】本発明の第9実施例に係るアクチュエータの概略構成断面図である。
【図38】図37に示すアクチュエータの一部省略斜視図である。
【図39】図37に示すアクチュエータの変形例である。
【図40】図37に示すアクチュエータの変形例である。
【図41】本発明の第10実施例に係るアクチュエータの概略構成断面図である。
【図42】図41に示すアクチュエータの一部省略斜視図である。
【図43】図41に示すアクチュエータの変形例である。
【図44】本発明の第11実施例に係るアクチュエータの平面図である。
【図45】図44に示すアクチュエータのXXXXV−XXXXV線に沿った縦断面図である。
【図46】サイドプレートを示す斜視図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、60、110、160、240、270、330、400、430、480、510…アクチュエータ
12、62、112、162、276、416、484、514…フレーム
14a、14b…サイドカバー 16、17…エンドカバー
18…トップカバー 20…モータ
22…カップリング部材 24…ボールねじ
26…連結ブロック 28…軸受ブロック
30…テーブル機構 32…ガイド部材
36a、36b…係合溝 46a、46b…突起部
48…ボールねじブッシュ 50a、50b…テーブルブロック
52…保持部材 56…位置決め用凹部

Claims (1)

  1. 直線状に延在するフレームと、
    モータの回転軸と一体化された駆動力伝達軸と、
    前記駆動力伝達軸の軸線方向に沿って変位するテーブルブロックと、
    少なくとも、ベアリングが配設されるベアリングブロック、ブレーキ機構が配設されるブレーキブロック、クラッチ機構が配設されるクラッチブロック、モータが配設されるモータブロック、エンコーダが配設されるエンコーダブロック等を含み、構成要素毎に複数のブロックに分割された駆動制御ブロックと、
    前記駆動制御ブロックに連設されるターミナルブロックと、
    を備え、前記分割された駆動制御ブロック間、および前記駆動制御ブロックと前記ターミナルブロックとの間を電気的に接続するバス線が設けられ、
    前記ターミナルブロックにはインターフェースドライブが装着され、前記インターフェースドライブは、前記フレームに配設されたコネクタを介して外部に信号を導出するように設けられることを特徴とするアクチュエータ。
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