JP3727259B2 - 画像伝送方式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像伝送方式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置に関する。
特に、ネットワークを介して送信するデータに対して外部画像入力装置からの画像を添付することができる画像伝送方式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置に関する。
また、本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装置としては、外部から読み取った画像を添付してデータ伝送することができる送信手段を有するものであればいかなる機器であっても良く、例えば、ファクシミリ装置などの通信装置であっても良く、あるいは、パーソナルコンピュータのごとき情報処理装置であっても良い。また、外部画像入力装置としては、撮影されたデジタル画像データを、直接接続して又はメモリカードを介して、当該情報端末装置に読取可能なものであればいかなるものであっても良く、例えば、デジタルカメラであっても、スキャナであっても良い。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パーソナルコンピュータにおいて、ネットワークを介して、文章や画像等を伝送する方法としては、電子メールにより伝送が行なわれ、更に、文章や画像を添付ファイルとして、本文に添付させて、伝送する方法が、多く用いられている。
一方、ファクシミリ装置の場合にあっても、通常のスキャナからの画像に加えて、デジタルカメラ等の外部画像入力装置からカラー画像を取り込み、取り込んだ複数の画像の中から、特定の画像を選択、編集して伝送することを可能とするような融通性のあるファクシミリ装置に進化する方向にある。
【0003】
ここで、外部画像入力装置がデジタルカメラである場合、通常、カラー画像は輝度信号Yと色差信号Cr,Cbとのカラー空間座標により表現された状態で、JPEG方式により圧縮されて、記憶あるいは出力され、更には、アプリケーション領域であることを示すAPP1マーカ(アプリケーション1マーカセグメント)に、各画像に関するサムネイル画像が添付されて、記憶あるいは出力されてくる。また、外部画像入力装置がカラースキャナである場合、通常、カラー画像はR,G,Bのカラー空間座標により表現され、圧縮はされずに記憶あるいは出力される。
【0004】
一方、カラーファクシミリ装置の場合にあっては、ファクシミリ方式により、ネットワークを介して伝送する場合には、JPEG方式により圧縮されるが、カラー表現にはL*,a*,b*のカラー空間座標が用いられる。従って、外部画像入力装置として、デジタルカメラやカラースキャナを用いて取り込んだ画像をファクシミリ方式により伝送する場合、カラー空間座標をY,Cr,CbやR,G,BからL*,a*,b*のカラー空間座標に変換することが必要となったり、あるいは、JPEG方式により圧縮したりすることが必要となる。
一般に、画像を伝送したり保存したりする従来からの代表的な技術に関しては、以下のごとき技術が挙げられる。
【0005】
特開平8−237490号公報「画像データ伝送システムおよび画像データ伝送方式」においては、受信側装置にデータ伸長機能がない場合であっても、メモリカードに記録された画像データを受信側装置に伝送する際に、その検索を簡単かつ短時間に行なうことが可能な方式が記載されている。即ち、送信側装置と受信側装置との間の通信プロトコルを設定する際に、受信側装置に伸長機能があるか否かを判別して、伸長機能がある場合には、メモリカードに記録された画像の縮小画像であるサムネイルデータを読み出した後、該サムネイルデータを圧縮して送信し、一方、伸長機能がない場合には、伝送路の伝送速度に応じて、該サムネイルデータを更に間引き等により縮小して伝送する。
【0006】
而して、かかるサムネイルデータを受信した受信側装置にて送信側装置における画像データの内容を把握することができる。受信側装置では、その中から所望の画像を選択して、選択信号を送信側装置に送信する。該選択信号に応じて選択された画像データがメモリカードから読み出されて、送信側装置から受信側装置の機能に応じて圧縮又は非圧縮の画像データとして送信される。
【0007】
また、特開平11−134266号公報「文書伝送方法及び該方法を実現する文書処理装置」においては、電子メールやWebページ等の受信文書をフォーマットが異なる他の装置へ自動的に転送する伝送方法が記載されている。即ち、予め転送先の受信条件(例えば、件名やページ数など)に対応して転送のための指示を記憶させておき、転送すべき電子メールやWebページが受信された場合に、少なくとも受信文書から受信条件を解析して抽出し、該抽出された受信条件と予め記憶されている転送先の受信条件とを比較して、両方の受信条件が一致した場合には、対応して記憶されている指示に基づいて、受信文書を転送先に対応するフォーマットに変換して、該転送先に対応するプロトコル(即ち、該転送先から要求されているプロトコル)を用いて転送する。
【0008】
また、特開平11−224228号公報「ネットワークフォトサービスシステム」においては、電子メールによる画像のやり取りを時間やコストをかけずに、より手軽に行なうことができる技術が記載されている。即ち、サービス提供者のセンタシステムのデータベースに保管された画像ファイルを低解像度データ(即ち、サムネイル画像)としてネットワーク上で公開して、公開された該低解像度データを閲覧したユーザがセンタシステムに対して入力した各種情報に基づいて、画像ファイルが保管されているデータベースから該当する画像ファイルを読み出し、該画像ファイルを添付書類形式に変換して、画像添付ファイルを生成して、前記各種情報により送付先として指定された宛先に、画像添付ファイルとして送信するものである。
【0009】
また、特開2000−83191号公報「ディジタル画像編集装置」においては、電源がONされてから僅かな時間で外部記録媒体に記録された画像を表示することができ、簡単な操作で画像の編集や保存を行なうことができる技術が記載されている。即ち、テレビジョンを接続可能なデジタル画像編集装置において、テレビジョンの接続が検出されている状態にあって、デジタルカメラやメモリカードの装着が検出された時には、外部からの指令を受けることなしに、各々に記憶されている画像データを自動的にテレビジョンに表示を行ない、パーソナルコンピュータを用いることなく、デジタル画像編集装置の画像編集ソフトウェアを用いて画像の編集を可能とするものである。
【0010】
また、特開2000−201247号公報「データファイルや画像の送受信方法」においては、特別のパーソナルコンピュータの教育なしでも、ファクシミリの送受信を行なうと同じように、簡単に画像やデータファイルを送受信することができる技術が記載されている。即ち、送信側と受信側との間で画像やデータファイルを伝送する際に、サムネイル表示される送信書類ファイル等の中から選択したファイルに基づいて、添付ファイルの有無を判断するステップを経て、送信ファイルを作成して、自動的に送信するものである。
【0011】
また、特開2001−24822号公報「画像読取装置」においては、クライアントの指示に応じて抽出した画像データのサムネイルデータをクライアントに送信し、クライアントにおいてサムネイルデータを確認することにより、紙原稿に表紙やコメントを簡単に附加させ、また、送信データの確認及び編集が簡単に行なうことができ、ファクシミリ送信や電子メール送信を簡単に行なうことができる技術が記載されている。
【0012】
即ち、スキャナなどの画像読取装置において、読み取った画像をユーザIDと対応付けして記憶しておき、クライアントからネットワークを介して送信されてくるユーザIDに基づいて、対応する画像を抽出して、サムネイルデータを作成し、作成したサムネイルデータをクライアントに送信して、クライアントに確認させると共に、クライアント側から送信されてくる該画像の送付先情報と表紙やコメントを、該画像に附加し、ファクシミリや電子メールの送信情報にデータ変換して、指定された送付先に送信するものである。
【0013】
また、特開2001−36791号公報「デジタルカメラ及びその設定方法」においては、簡単な構造で、デジタルカメラで撮影した画像データを電子メールに添付してパーソナルコンピュータに送信することを可能とするデジタルカメラに関する技術が記載されている。即ち、パーソナルコンピュータ等からネットワーク接続設定やアドレス帳処理ができるようにして、撮影した画像データを電子メールに添付してパーソナルコンピュータに送信することができるデジタルカメラにおいて、撮影した画像データをサムネイル表示することにより、送信する画像の選択と送信先とを表示部上で簡単に選択設定することができるようにしたものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前述の各実施例に示すように、従来の画像データに関する技術としては、メモリカードやデジタルカメラの装着を検出して、装着された機器からの画像に関するサムネイルデータの中から添付して送信する画像を指定する技術、カメラで撮影した画像のサムネイルデータを見て簡単にファクシミリや電子メールに添付して送信したりする技術について記載されている。
しかしながら、従来の技術にあっては、送信するデータに、例えば、デジタルカメラなどの外部画像入力装置の画像を添付せんとする場合の手順が複雑であり、簡単には送信できない状況にある。
【0015】
例えば、パーソナルコンピュータの場合を例にとると、画像を添付して、電子メールを送付する場合にあっては、電子メールソフト即ちメーラの起動前に、パーソナルコンピュータにデジタルカメラから画像を読み取り、該画像の中から送信データに添付する画像を選択して、ファイル名を付して一旦メモリに記憶させた後、電子メールソフト即ちメーラを起動して、電子メールソフトの起動画面に表示されているツールバーの添付表示をクリックして、先にメモリに記憶されているファイル名を用いて添付の指示をすることが必要である。従って、画像を電子メールに添付せんとする場合の手順は複雑であり、また、画像にファイル名を付して、予め記憶させることも負担になっている。
【0016】
また、ファクシミリ装置の場合であっても、通常、標準として装備されている一体化されたスキャナからの、あるいは、画像記憶装置からの画像の伝送を行なうデータ伝送モードに入った後、外部に接続されたデジタルカメラ等の外部画像入力装置からの画像を添付して伝送したりする場合には、操作キーの指示により、添付モードに設定して、該添付モードに基づいて、はじめてデジタルカメラ等の外部画像入力装置からの画像を読み取り、改めて、画像の選択、編集等の添付モードの処理にかかる必要があり、手順が煩雑である。
【0017】
即ち、データ送信のためのデータ伝送モードに入った以降において、デジタルカメラ等の外部画像入力装置の装着状態や動作可能状態や画像の記憶あるいは画像原稿の待機状態を自動的に確認して、当該外部画像入力装置から画像を読取可能な状態にあるか否かに基づいて、かかる外部画像入力装置からの画像を送信する画像として選択して、送信データに添付するような画像添付モードに入る方式については、何ら、記載されていない。
【0018】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、パーソナルコンピュータやファクシミリ装置などの情報端末装置が、データ伝送モードに入った際に、デジタルカメラ等の画像を入力する外部画像入力装置の状態をチェックして、かかる外部画像入力装置が接続されて、電源投入等の稼動状態(即ち、動作可能な状態)にあり、かつ、読み取るべき撮影済みの画像が既に記憶されている状態、あるいは、画像原稿が読取待機状態にあって、画像を読取可能な状態にある場合には、直ちに、かつ、自動的に、画像添付モードに設定し、当該外部画像入力装置から読み込んだ画像をサムネイル画像として、表示装置に一覧表示することにより、ユーザが、容易に、送信するデータに添付する画像を、添付画像ファイルとして選択可能にせんとするものである。
【0019】
ここで、当該外部画像入力装置が、読み込まれる対象の画像に関するサムネイル画像を有していなく、当該外部画像入力装置からサムネイル画像を入手できない場合にあっては、該画像に関するサムネイル画像を作成する機能も有している情報端末装置を提供せんとするものである。
而して、かかる技術を用いることにより、複雑な手順を経ることなく、容易に、外部画像入力装置からの画像のうち、所望の画像を選択して、送信データに添付して伝送することを可能にせんとするものである。
本発明は、より詳細には、以下のごとき目的からなっているものである。
【0020】
即ち、第1の目的は、接続されている外部画像入力装置が、画像情報を有していて、かつ読取可能な状態にある場合、データを送信するデータ伝送モードに設定した際に、自動的に、直ちに画像添付モードに設定されることにより、当該外部画像入力装置からの画像を読み取り、送信するデータに添付して送信することを可能ならしめることにある。
【0021】
第2の目的は、前記画像添付モードに設定された際には、前記外部画像入力装置から読み取った画像に関するサムネイル画像の一覧表示の中から、送信データに添付すべき画像のサムネイル画像を選択する操作のみを行なうことにより、極めて簡単に、所望の画像を添付画像ファイルとして、送信データと共に送信することを可能とすることにある。
【0022】
第3の目的は、画像を入力する前記外部画像入力装置が、各画像に関するサムネイル画像を有していない場合にあっては、当該情報端末装置に備えられたサムネイル作成手段を用いて、前記外部画像入力装置から読み取られた画像に関するサムネイル画像を自動的に作成することにより、サムネイル画像を自動的に一覧表示することができ、ユーザは、極めて簡単に、添付画像ファイルとして、送信データと共に送信する画像を選択することを可能にすることにある。
【0023】
第4の目的は、画像添付モードに自動的に設定されたとしても、送信データに画像を添付する必要がない場合にあっては、あるいは、送信データに添付すべき画像が存在していなく、かつ、添付画像が必須ではないと判断される場合にあっては、画像の添付を行なわない通常のデータ送信を行なう通常伝送モードに設定することも可能とし、簡単な操作により、画像を添付するか否かを選択することができ、融通性に富むデータ伝送モードを選択指定することを可能とすることにある。
【0024】
第5の目的は、前記外部画像入力装置から読み込まれたカラー画像を、添付画像として送信する際には、自動的に送信に適した画像形式(例えば、カラー画像空間)に、必要に応じて、当該カラー画像の画像形式(例えば、カラー空間座標)を変換せんとするものであり、例えば、デジタルカメラのごとく、前記外部画像入力装置から読み込まれたY,Cr,Cbのカラー空間座標により表現されているカラー画像を、L*,a*,b*のカラー空間座標によりカラー画像が表現されるファクシミリ機能によるデータ送信に添付する場合にあっては、自動的に、当該カラー画像をY,Cr,Cbのカラー空間座標表現からL*,a*,b*のカラー空間座標表現に変換することにより、極めて簡単に、前記外部画像入力装置から読み込まれたカラー画像を、データに添付して送信することを可能にすることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
第1の技術手段は、画像を入力する1乃至複数種類の外部画像入力装置を接続することができる外部接続インタフェースを有し、かつ、ネットワークを介してデータを他の装置に送信することができる送信手段を有する情報端末装置が画像の伝送を行なう画像伝送方式において、前記送信手段によりネットワークを介してデータを送信するためのデータ伝送モードが設定された際に、前記外部接続インタフェースに前記外部画像入力装置が接続された状態にあり、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な状態にあり、かつ、該外部画像入力装置からの画像が記憶されている状態あるいは画像原稿が読取待機の状態にあって、該外部画像入力装置から画像を読取可能な状態に設定されていることが検出された場合、該外部画像入力装置から読み取られた画像を選択及び編集して、送信するデータに添付することが可能な画像添付モードに前記データ伝送モードが設定される画像伝送方式とすることを特徴とするものである。
【0026】
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の画像伝送方式において、前記データ伝送モードが前記画像添付モードに設定された場合、前記外部画像入力装置から読み取られた画像に関するサムネイル画像を表示装置に一覧表示し、一覧表示された該サムネイル画像の中から、送信するデータに添付させる画像に関するサムネイル画像が選択されることを可能とする画像伝送方式とすることを特徴とするものである。
【0027】
第3の技術手段は、前記第1又は第2の技術手段に記載の画像伝送方式において、前記外部画像入力装置が、画像が記憶あるいは画像原稿が読取待機の状態にある画像に関するサムネイル画像を有していない場合、前記外部画像入力装置から画像を読み取った前記情報端末装置において、読み取った画像に関するサムネイル画像が作成される画像伝送方式とすることを特徴とするものである。
【0028】
第4の技術手段は、前記第1乃至第3の技術手段のいずれかに記載の画像伝送方式において、前記データ伝送モードに設定された際に、前記外部接続インタフェースに前記外部画像入力装置が接続された状態にあり、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な状態にあり、かつ、該外部画像入力装置からの画像が記憶あるいは画像原稿が読取待機の状態にあって、該外部画像入力装置から画像が読取可能な状態に設定されていることが検出された場合に、前記データ伝送モードを、前記画像添付モードに設定するか、あるいは、該外部画像入力装置からの画像の添付を行なわない通常の通常伝送モードに設定するかを選択して指定することができる画像伝送方式とすることを特徴とするものである。
【0029】
第5の技術手段は、前記第1乃至第4の技術手段のいずれかに記載の画像伝送方式において、前記データ伝送モードを前記画像添付モードに設定して、前記外部画像入力装置から読み取られた画像を選択・編集する際に、送信するデータに添付させる画像として選択された画像がカラー画像であった場合、添付すべきカラー画像として選択されたカラー画像の画像形式が、送信に適した画像形式に合致していない場合にあっては、送信に適した画像形式に自動的に変換して、送信するデータに添付させることができる画像伝送方式とすることを特徴とするものである。
【0030】
第6の技術手段は、前記第1乃至第5の技術手段のいずれかに記載の画像伝送方式を用いている情報端末装置であることを特徴とするものである。
【0031】
第7の技術手段は、前記第6の技術手段に記載の情報端末装置において、当該情報端末装置が、パーソナルコンピュータであり、ネットワークを介してデータを送信する前記送信手段が、電子メールにより実現されている情報端末装置とすることを特徴とするものである。
【0032】
第8の技術手段は、前記第6の技術手段に記載の情報端末装置において、当該情報端末装置が、ファクシミリ装置であり、ネットワークを介してデータを送信する前記送信手段が、ファクシミリ伝送手段により実現されている情報端末装置とすることを特徴とするものである。
【0033】
第9の技術手段は、前記第6乃至第8の技術手段のいずれかに記載の情報端末装置において、前記外部画像入力装置として、デジタルカメラを用いている情報端末装置とすることを特徴とするものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明に係る画像伝送方式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置に関する実施形態の一例について、以下に図面を参照しながら説明する。ここに、本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装置としては、ファクシミリ装置やパーソナルコンピュータをはじめ、画像を伝送することが可能なあらゆる通信装置や情報処理装置に適用されることが可能であるが、以下に示す実施形態の説明に当たっては、カラーファクシミリ装置の場合を例にとって説明することとする。
【0035】
図1は、本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装置の一例として適用されるカラーファクシミリ装置の回路ブロックの構成を示す回路ブロック構成図である。図1に示すように、公衆回線網10とカラーファクシミリ装置20とは、網制御装置21を介して、電話回線で接続されており、公衆回線網10を通じて、文字列などからなる文書のみではなく、カラー画像,単色画像のいずれの画像でも、送信するデータに埋め込む形式あるいはデータに添付する形式で伝送することができる。
【0036】
網制御装置21は、公衆回線網10の状況を監視すると共に、公衆回線網10と接続されている電話回線を、ハンドセット21a又はコードレス用制御回路21bとモデム22側とのいずれかに切り替え接続する機能を有している。モデム22は、画像データに関するデジタル信号を、公衆回線網10に適したアナログ信号に変調すると共に、公衆回線網10から受信される画像データに関するアナログ信号を印刷用に適するデジタル信号に復調する機能を有している。
【0037】
また、本カラーファクシミリ装置20の子機として動作する携帯型のコードレス端末子機との間の接続を制御し、通信を行なうために、コードレス用制御回路21bとアンテナ21cとが備えられていても良い。
【0038】
また、制御装置23は、記憶装置27に格納されているプログラムの動作とあいまって、操作キー29aやダイヤルキー29bからの使用者の入力指示情報や、公衆回線網10からの各種信号、あるいは、当該カラーファクシミリ装置20の各ユニットからの状態を示す信号、等の情報に基づいて、当該カラーファクシミリ装置20全体の動作を確定して、当該カラーファクシミリ装置20の各ユニットに対して指令を送信したり、公衆回線網10に対して必要な信号を送出したり、あるいは、表示装置28に対して情報やガイダンスの表示の指示を送出する。
【0039】
更に、記憶装置27には、制御装置23により実行されることにより、当該カラーファクシミリ装置20に前述の動作以外に各種の動作を実施させることができるプログラムが格納されている。例えば、かかるプログラムとしては、ネットワークである公衆回線網10を介して、他の装置にデータを送信するデータ送信部27aや、データ伝送する際の動作を規定するデータ伝送モードとして、送信するデータに画像を添付する添付画像モードか、あるいは、画像を添付しない通常のデータ伝送を実施させる通常伝送モードかのいずれかに、自動的に、又は、手動により選択設定する伝送モード設定部27bが備えられている。
【0040】
また、前記データ伝送モードが画像添付モードに自動的に設定された状態にあっても、前記データ伝送モードを前記通常伝送モードに復帰させたり、設定されている前記画像添付モードのままにしたり、いずれにでも、ユーザが、操作キー29a等を操作することにより任意に選択して指定することができる選択指定部27cが備えられている。
【0041】
而して、かかる選択指定部27cにより、画像添付モードに自動的に設定されたとしても、送信データに画像を添付する必要がない場合にあっては、あるいは、送信データに添付すべき画像が存在していなく(即ち、添付すべき画像が直ちに入手可能な状態になく)、かつ、添付画像が必須ではないと判断される場合にあっては、前記通常伝送モードに復帰設定することができる。
【0042】
また、ビデオインタフェース部26aやPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)インタフェース部26bの外部接続インタフェースに外部画像入力装置が接続された状態にあり、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な状態(即ち、電源が投入されて稼動している状態)にあり、かつ、該外部画像入力装置からの画像が記憶あるいは画像原稿が読取待機の状態にあって、該外部画像入力装置から画像を読取可能な状態に設定されているか否かを検出すると共に、読取可能な状態にあることを検出した場合には、自動的に、該外部画像入力装置からの画像を読み取ることができる外部画像情報読取部27dも備えられている。
【0043】
該外部画像情報読取部27dは、前記外部画像入力装置の画像のみでなく、該外部画像入力装置に該画像に関するサムネイル画像も有している場合にあっては、該サムネイル画像も読み取ることができる。
【0044】
また、ビデオインタフェース部26aやPCMCIAインタフェース部26bを介して、該外部画像入力装置から読み取られた画像に関するサムネイル画像を、データ送信部27aにより送信するデータに添付させる画像の候補として、表示装置28に一覧表示し、一覧表示された該サムネイル画像の中から、送信するデータに添付させる画像に関するサムネイル画像を選択することを可能とするサムネイル画像表示選択部27eも備えられている。
なお、該外部画像入力装置が、読み取られた画像に関するサムネイル画像を有していない場合に備えて、当該情報端末装置に、読み取られた画像に関するサムネイル画像を作成するサムネイル画像作成部27fも備えられている。
【0045】
即ち、制御装置23は、記憶装置27に格納されているプログラムを動作させることにより、前述のように、データ送信部27aによりデータ(画像情報)を送受信したり(当該情報端末装置が、パーソナルコンピュータの場合にあっては、電子メールの送受信を行なったり)、外部画像情報読取部27dによりビデオインタフェース部26aやPCMCIAインタフェース部26bの外部インタフェースに接続される複数種類の各種外部画像入力装置から画像を読み取ったり、該画像に関するサムネイル画像を更に読み取ったり、あるいは、サムネイル画像作成部27eにより作成することにより、サムネイル画像を取得したりすることが可能である。
【0046】
更には、外部画像入力装置から読み取られた画像を送信するデータに添付したり(図1に示す画像添付部27hによる動作)、あるいは、伝送時間を短縮するために、送信するデータや添付された画像を圧縮したり、逆に、圧縮された画像信号を元のピクセル列からなるデータ(画像情報)や添付画像に復元させるために伸長したりする画像変換処理動作(図1に示す画像変換処理部27gによる動作)も実行している。
【0047】
かかる画像情報の圧縮・伸長方式としては、ファクシミリ伝送用として、MH(Modified Huffman)方式、MR(Modified READ)方式等の単色2値画像の圧縮・伸長方式と共に、カラー画像用としてITU−T勧告に基づくJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式の圧縮・伸長方式も適用される。
【0048】
更に、カラースキャナからの画像読み取り時に用いられる加色系の3原色であるR,G,Bのカラー空間座標で表現されるカラー画像や、印刷装置への印刷時に用いられる減色系の3原色であるC,M,Yのカラー空間座標で表現されるカラー画像、あるいは、ファクシミリ伝送における送受信時に用いられるL*,a*,b*のカラー空間座標で表現されるカラー画像などの各カラー画像を相互に変換する機能も画像変換処理部27gは有している。
【0049】
更には、デジタルカメラのビデオ画像の場合は、Y,Cr,Cbのカラー空間座標により表現されるため、Y,Cr,Cbのカラー空間座標表現から、印刷用のC,M,Yのカラー空間座標表現、ファクシミリ伝送用のL*,a*,b*のカラー空間座標表現などへの変換も行なわれる。
【0050】
また、外部画像入力装置から読み取られた画像を選択・編集する際に、データ送信のデータ伝送モードを、画像添付モードに設定して、添付する画像として選択された画像がカラー画像であった場合で、かつ、選択されたカラー画像に関する画像形式(例えば、カラー空間座標)が、送信に適した画像形式(例えば、カラー空間座標)に合致していない場合にあっては、送信に適した画像形式(例えば、カラー空間座標)に自動的に変換する機能も備えられている。送信データに添付する画像が変換されて生成された場合、生成された画像を添付画像ファイルとして、送信データに添付させて(図1に示す画像添付部27hにより実施されて)、公衆回線網10を介して、送信先に送信することとなる。
【0051】
かくのごときカラー画像を含む各種画像を取り扱う符号化,復号化機能や、圧縮・伸長機能や、画像の並べ替えや貼り付け機能や、画像のカラー空間座標の変換機能、あるいは、画像に対するコメントの付与機能は、制御装置23が記憶装置27に格納されているプログラム(即ち、図1における画像変換処理部27g)を動作させることにより実現することとなるが、かかる場合にあって、制御装置23の負担が過大な場合には、専用の別ユニットとして装備させることとしても良い。
【0052】
また、入力用キーボードとしては、操作キー29a及びダイヤルキー29bが装備されており、使用者が、当該カラーファクシミリ装置20に対する情報や指示を入力するために用いられる。
【0053】
表示装置28は、当該カラーファクシミリ装置20から使用者(ユーザ)に対して、各種情報を表示したり、ガイダンスを行なったりするためのユニットである。簡易型ファクシミリ装置においては、簡単なガイダンスを行なう数行程度のLCD表示で充分であるが、当該カラーファクシミリ装置20にあっては、サムネイル画像が一覧表示されたり、カラー画像が表示されることが望ましく、表示面積が広く、ピクセル数が多いカラーLCD表示装置を用いることが、より適切である。
【0054】
また、印刷装置25は、公衆回線網10を介して受信された、あるいは、画像読取装置26から、あるいは、外部画像入力装置からビデオインタフェース部26a又はPCMCIAインタフェース部26bを介して、読み取られたカラー画像を記録紙に印刷するユニットであり、当該カラーファクシミリ装置20にあっては、カラー画像を印刷する必要があり、カラーインクジェットプリンタ、カラー静電式プリンタ、カラーサーマル転写プリンタ等のカラー画像を印刷できる印刷メカニズムを備えた印刷装置が利用される。
【0055】
また、カラー画像を印刷する印刷メカニズムとしては、写真の銀塩フィルム、昇華型サーマル転写方式のように、各ピクセルの3原色が多段階の階調を有する場合と、通常のインクジェット方式のように、各色がドットの有無の2階調しか表現できない場合とがあるが、本発明にあっては、いずれのメカニズムであっても構わない。後者の場合には、中間調のカラーを表現する場合は、ディザ法,誤差拡散法等の擬似中間調技法が活用される。
【0056】
即ち、印刷装置のドット数が印刷対象の画像のドット数よりも多い場合、まず、印刷対象の画像を印刷装置の解像度に合わせて、内挿法により、印刷装置の各ドットに対するC,M,Y3原色各色の濃度を決定し、その後、印刷装置の解像度により、各原色毎に前記擬似中間調技法のいずれかの技法を用いて、各印刷ドット毎に2値のうちいずれかを、即ち、印刷の有無を、決定する。
【0057】
画像読取装置26は、公衆回線網10を介した送信や印刷装置25へのコピーのために、カラー画像を読み取る機能を有しているものであり、3色の光源例えばLED(Light Emitting Diode)や蛍光灯等を読み取りライン毎に順次点灯して、1ライン毎読み取る方法や、3色の色フィルタをそれぞれ装備した3色分のCCD等の光電変換センサを用いて読み取る方法等が採用される。
【0058】
また、画像記憶装置24は、画像読取装置26により、あるいは、外部画像入力装置からビデオインタフェース部26a又はPCMCIAインタフェース部26bを介して、読み取られた画像や、公衆回線網10を介して受信された画像が蓄積記憶されるユニットである。かかる画像記憶装置24を備えることにより、記憶装置27に格納されている各種プログラムを制御装置23により実行させることとあいまって、多くの複雑な機能、例えば、受信した画像の転送,同報,用紙切れの場合の代行受信,メモリ送信等の各種の高度な動作を実現させることができる。
【0059】
なお、当該カラーファクシミリ装置20の場合にあっては、ファイル容量が大きくなるカラー画像を蓄積記憶することが必要であり、かつ、画像の圧縮・伸長,色空間座標表現間の変換等の画像処理を行なうためにも、画像情報を蓄積する記憶装置が必要であり、画像記憶装置24は、カラーファクシミリ装置20に必須の装置となっている。
【0060】
また、デジタルカメラ等の1乃至複数の各種外部画像入力装置からの画像の入力が可能となるように、当該カラーファクシミリ装置20には、前述のごとく、ビデオインタフェース部26a及びPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)インタフェース部26bとが備えられている。即ち、例えば、外部画像入力装置としてデジタルカメラを用いる場合にあっては、該デジタルカメラからの画像は、通常、PCMCIAインタフェース部26bを介して、カード読取装置に装着されたメモリカードから入力される方法、あるいは、デジタルカメラが接続されたビデオインタフェース部26aを介して、シリアル画像信号として入力される方法のいずれかにより、入力される。
【0061】
従来のファクシミリ装置においては、画像読取装置26から読み取られた画像や画像記憶装置24に記憶されている画像をそのまま伝送したり、印刷したり、あるいは、逆に、通信相手先から送付されてきた画像をそのまま記憶したり、印刷したりすることが、標準的な動作であり、送受信したり印刷したりする画像に対して編集等を行なう画像処理機能は特に必要とはしなかった。
【0062】
しかしながら、近時、ファクシミリ装置の高度化が進行してきており、各種の高度な画像処理機能を有するファクシミリ装置も登場してきている。当該カラーファクシミリ装置20にあっても、画像読取装置26のみではなく、ビデオインタフェース部26aやPCMCIAインタフェース部26bを介して、各種の外部画像入力装置から画像を入力することを可能としており、画像入力手段が複数種類となることを可能としている。而して、それぞれの画像入力手段により、画像1ページ当たりのピクセル数が異なったりするため、画像変換処理部27gを備えることにより、各画像入力手段から入力された画像に関して、選択,編集,拡大,縮小,文章の添付等、複雑な画像編集機能を可能としている。
【0063】
更には、カラー画像の表示装置28と操作キー29aとダイヤルキー29bとを用いて、前述のごとく、画像の編集を行ない、複数の画像の大きさを変更して貼り付けたり、コメントを附加したり、送信するデータに添付したり、送信に適したカラー空間座標表現形式にカラー画像を変換したりする等、複雑な画像処理を行なうことも、画像変換処理部27gにより可能としている。
【0064】
次に、図2を用いて、図1に示す画像読取装置26から読み込まれたカラー画像をJPEG方式により圧縮して伝送する場合の標準的な動作について説明する。ここに、図2は、カラー画像をJPEG方式により圧縮して伝送する場合の標準的な手順を示すフローチャートである。
【0065】
なお、読取られたカラー画像を伝送する場合、画像入力手段(例えば、デジタルカメラやカラースキャナなど)の種類や画像を送信する送信手段(例えば、カラーファクシミリ送信や電子メール送信など)の種類により、多くの選択肢の組み合わせが存在しているが、全ての組み合わせについて言及することができないので、図2には、カラースキャナから読み込んだ画像の画像形式のうち、R,G,Bのカラー空間座標表現によるカラー画像を、L*,a*,b*のカラー空間座標表現のカラー画像に変換して、ファクシミリ送信する場合の最も標準的な組み合わせに関する手順のみを示している。
但し、本発明は、図2に示していない多くの他の選択肢に関する組み合わせに対しても全く同様に適用することができるものであり、本発明の有効性に関しては変わることはない。
【0066】
以下に、図2に示すフローチャートについて説明する。まず、一般に、カラー画像が公衆回線網10を介して送信される場合、該カラー画像は、通常、200dpi(dot per inch)×200dpiの解像度で、各色8ビット階調の中間調階調として、画像読取装置26により読み取られて、画像記憶装置24に記憶される(ステップS1)。
【0067】
記憶されたカラー画像は、通常、R,G,Bのカラー空間座標により表現されているため、このままでは、ファクシミリ伝送することができないので、伝送用の標準カラー空間座標表現であるL*,a*,b*のカラー空間座標表現のカラー画像に、制御装置23により、記憶装置27に格納されているプログラム(画像変換処理部27g)の動作とあいまって、画像変換処理が行なわれる(ステップS2)。
【0068】
更に、明度成分であるL*成分は、そのままの解像度とするが、色差成分のa*,b*成分の解像度は、主走査方向及び副走査方向共に半分ずつに圧縮される(ステップS3)。
【0069】
変換圧縮された各色成分は、明度成分であるL*成分、色差成分のa*,b*成分を、各成分毎に、主走査方向、副走査方向の8ビットずつにブロック化して切り出される(ステップS4)。即ち、8ドット×8ドットの64画素がブロックとして切り出される。
【0070】
次に、切り出された各ブロックを単位として、DCT変換(DiscreteCosine Transform:離散コサイン変換)が施され、2次元周波数分布マトリクスによる表現に変換される(ステップS5)。
【0071】
更に、該2次元周波数分布マトリクスは、量子化テーブルにより除算されて、丸め処理が施される(ステップS6)。
前記量子化テーブルの値により、画像の圧縮率が変化し、高い圧縮率を採用する場合は、高速の画像伝送が可能となるが、画像の品質の劣化は大きくなる。
逆に、圧縮率を低くすれば、画像の劣化は少なくなるが、画像伝送速度は低下する。
【0072】
前記量子化テーブルにより除算されて、丸め処理が施された画像の2次元周波数分布マトリクスは、ハフマンテーブルにより符号化がなされ、圧縮された符号化データが生成される(ステップS7)。
【0073】
生成された符号化データ(画像信号)は、量子化テーブル及びハフマンテーブルと共に、公衆回線網10を介して、相手先の受信側に、伝送される(ステップS8)。
ここで、ステップS2乃至S7のごとき画像変換処理は、図1に示す制御装置23と記憶装置27に格納されているプログラムである画像変換処理部27gの動作により実行され、ステップS8の符号化データ(画像信号)の伝送は、図1に示す制御装置23と記憶装置27に格納されているプログラムであるデータ送信部27aの動作により実行される。
【0074】
受信側の通信機器などの情報端末装置においては、図2に示す動作フローチャートを逆に進行させて、受信された量子化テーブル及びハフマンテーブルに基づいて、受信された符号化データ(画像信号)から元の原画像に復元する。更に、復元された原画像を、図1に示す印刷装置25に印刷する場合においては、通常は、印刷装置25の印刷に適したC,M,Yの減色系のカラー空間座標表現に変換されて印刷される。なお、実際には、C,M,Yの色を混色しても、黒色が充分に再現できない場合が多く、C,M,Y3色にK(黒色)を加えて印刷される場合が多い。
【0075】
次に、図1に示すビデオインタフェース26aあるいはPCMCIAインタフェース部26bを介して外部画像入力装置であるデジタルカメラから読み込まれた画像を、公衆回線網10を介して、ファクシミリ画像データとして伝送する場合の動作について、図3を用いて説明する。ここに、図3は、外部画像入力装置であるデジタルカメラから画像を取り込んで、ファクシミリ画像として送信するまでの動作を説明するためのフローチャートである。
【0076】
まず、デジタルカメラの画像を、ビデオインタフェース部26aを介してシリアル転送により、あるいは、PCMCIAインタフェース部26bに挿入されたメモリカードを介して、読み込む(ステップS11)。
【0077】
読み込まれた画像の中に含まれているデジタルカメラ用画像の制御コマンドを除去し、画像記憶装置24に記憶させる。更に、読み込まれたハフマンテーブルと量子化テーブルとを画像記憶装置24に一旦記憶させる(ステップS12)。取り込んで記憶させたハフマンテーブルを用いて、デジタルカメラから読み取った画像を復号化し(ステップS13)、更に、取り込んで記憶させた量子化テーブルを用いて、画像情報に逆量子化させる(ステップS14)。
【0078】
逆量子化された画像情報は、更に、逆DCT変換が施され(ステップS15)、非圧縮の元の画像データに復元される(ステップS16)。
ここで、必要に応じて、色補正が施され(ステップS17)、デジタルカメラ用の画像として使用されているY,Cr,Cbのカラー空間座標で表現されている画像をファクシミリ伝送用のL*,a*,b*のカラー空間座標表現に変換させる(ステップS18)。
【0079】
ここで、L*,a*,b*のカラー空間座標表現に変換された画像の色差成分a*,b*成分については、図2に示すステップS3の場合と同様に、サンプリングにより、主走査方向及び副走査方向共に、解像度を1/2に圧縮して、情報量を減少させる(ステップS19)。
明度成分であるL*座標のデータと圧縮された色差成分であるa*,b*座標のデータとに対して、DCT変換を施し(ステップS20)、更に、量子化テーブルにより除算して、高周波数成分の情報量が圧縮化された画像情報が得られる(ステップS21)。
【0080】
更に、ハフマンテーブルに基づいて、圧縮化された画像情報に対して、ハフマン符号化が施され(ステップS22)、制御コードが附加されて、符号化されたデータ(画像信号)が生成され(ステップS23)、相手側の情報端末装置などに、公衆回線網10を介して、符号化されたデータ(画像信号)が、量子化テーブル、ハフマンテーブルと共に伝送される(ステップS24)
【0081】
ここで、画像情報(イメージ情報)を符号化(コード化)する方法としては、各画像情報の先頭に、画像情報の内容を示す2バイトのマーカコードと、該マーカコードに属する画像情報の長さを示す2バイトの長さ情報とが挿入され、該長さ情報に引き続いて、各画像情報が挿入される形式からなる符号化画像情報を形成させる方法が用いられる。
【0082】
1つの符号化画像情報は、SOI(Start Of Image:イメージ(符号化画像情報)の開始)とEOI(End Of Image:イメージ(符号化画像情報)の終了)との各マーカに挟まれており、更に、SOIに引き続いて、DHT(ハフマンテーブル)、DQT(量子化テーブル)、COM(コメント)、APPn(アプリケーションのためのリザーブ部)等のマーカにより定義された情報も有している。而して、SOIに続いて、DHT,DQT,APPn、更に、圧縮化された符号化画像情報が、それぞれのマーカで定義されて送信される。
【0083】
また、一般に、デジタルカメラから入力される画像には、各画像に関するサムネイル画像が添付されており、該サムネイル画像は、120画素×160画素で、JPEG方式により圧縮されている。該サムネイル画像は、マーカコードAPP1に附加されて記録されている。
【0084】
従って、画像の選択は、通常、図1に示すサムネイル画像表示選択部27eにより一覧表示されるサムネイル画像の中から選択指定して行なわれるが、デジタルカメラからの画像の場合にあっては、デジタルカメラから読み取られるサムネイル画像を、画像の選択のために、そのまま使用することができる。デジタルカメラ以外の他のカラー画像入力装置からの画像の場合は、図1に示すサムネイル画像作成部27fにより、入力された画像を圧縮して、サムネイル画像を作成する必要がある。
【0085】
次に、図4を用いて、外部画像入力装置からの画像を、送信データに添付して送信する場合の動作について説明する。ここに、図4は、画像を添付して送信することができる画像添付モードの動作を説明するためのフローチャートであり、デジタルカメラ等の外部画像入力装置から入力された画像を添付して送信する場合の動作を一例として示している。
【0086】
なお、外部画像入力装置の種類としては、当該情報端末装置に接続可能であり、該外部画像入力装置の動作の可否を検出することができ、かつ、画像を読取可能な状態にあるか否かが判定することができるものであれば、いかなるものであっても構わない。
【0087】
まず、本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装置例えばカラーファクシミリ装置20を起動すると、自動的に、あるいは、操作キー29aを用いて送信モードの指示を行なうことにより、公衆回線網10を介して、データを送信可能なデータ伝送モードに設定される(ステップS31)。
【0088】
次に、デジタルカメラ等の外部画像入力装置が、ビデオインタフェース部26aあるいはPCMCIAインタフェース部26bに接続されているかが識別される(ステップS32)。デジタルカメラ等の外部画像入力装置が接続されていることが識別された場合(ステップS32のYES)、次に、該外部画像入力装置の電源等が投入されて稼動状態にあるかが確認される(ステップS33)。
【0089】
該外部画像入力装置が稼動状態にあることが検出された場合(ステップS33のYES)、該画像入力装置の撮影済み画像が記憶されて、読取り可能な状態になっているか、あるいは、機種によっては、読取画像用の原稿用紙がセットされて読取待機状態に設定されていて、読取り可能な状態になっているか否かが確認される(ステップS34)。読取り可能な状態になっていると判定された場合(ステップS34のYES)、該外部画像入力装置の読取り準備がすべて整っている状態にあると判断して、直ちに、前記データ伝送モードを、該外部画像入力装置からの画像を選択して送信データに添付して送信する画像添付モードに自動的に設定する(ステップS35)。
【0090】
なお、かかる外部画像入力装置に関する読取り可能状態の確認動作は、一般には、外部画像入力装置の機種により異なるものである。前述した確認動作は、外部画像入力装置としてデジタルカメラが、ビデオインタフェース部26aを介してシリアル接続されている場合における確認動作を示しており、例えば、PCMCIAインタフェース部26bに、撮影済みの画像が記憶されているメモリカードを載置して読取り動作を行なわんとする場合にあっては、該メモリカードがPCMCIAインタフェース部26bに載置されているか、更には、該メモリカードに撮影済みの画像が記録されているか等に関して、読取り可能状態の確認動作が判断されることになる。
【0091】
一方、当該外部画像入力装置が、接続されていない状態にあったり(ステップS32のNO)、稼動状態に設定されていなかったり(ステップS33のNO)、あるいは、読取り可能な状態になっていなかったりした場合にあっては(ステップS34のNO)、画像の添付が不要な場合であるか、あるいは、当該外部画像入力装置の読取り準備が整っていないものと判断して、ステップS40に移行して、前記データ伝送モードとしては、画像添付モードに設定されることなく、当該外部画像入力装置から画像を読み取って添付して送信する動作を行なわずに、通常のデータ送信を行なう通常伝送モードにより、公衆回線網10を介して、データ送信することとなる(ステップS40)。
【0092】
一方、ステップS34において、読取り可能な状態になっている旨が検出された場合にあっては(ステップS34のYES)、読取り準備がすべて整っている状態にあると判断されて、画像添付モードに設定された(ステップS35)後、、当該外部画像入力装置がデジタルカメラであれば、APP1に附加されているサムネイル画像が読み取られて、あるいは、当該外部画像入力装置からサムネイル画像が入力されない場合には、サムネイル画像作成部27fにより、サムネイル画像が作成されて、表示装置28に一覧表示される(ステップS36)。
【0093】
ここで、一覧表示されたサムネイル画像の中から、添付すべき画像を選択指示することになるが、添付したい画像が存在していない場合には、添付を取り止めることも可能である。
ここに、添付すべき画像をサムネイル画像の中から選択指示したり、選択しないことを指示する指示方法に関しては、特に規制することはしないが、例えば、操作キー29aやダイヤルキー29bを用いて、図1に示す選択指示部27cにより簡単に実現することができる。
【0094】
一覧表示されたサムネイル画像をチェックして、操作キー29aやダイヤルキー29b等を用いて、添付すべき画像が指定されたか否かが確認され(ステップS37)、添付すべき画像が選択指示された場合(ステップS37のYES)、選択指示されている画像が、当該外部画像入力装置から読み出されて取り込まれる。
【0095】
取り込まれた画像に対して、図1に示す画像変換処理部27gを用いて、図2や図3の動作フローチャートに示すと同様に、カラー空間座標表現の変換処理や、拡大・縮小等の処理、あるいは、並べ替え・貼り付け、コメント追記等の各種画像処理を施すことにより、添付する画像を、送信データとして好適な画像形式に編集して作成した後、送信データに添付する(ステップS38)。かかる添付画像の編集が完了すれば、該添付画像が添付されたデータを、ハフマンテーブルや量子化テーブルと共に、公衆回線網10を介して、送信先の情報端末装置に対して送信する(ステップS39)。
【0096】
一方、ステップS37において、画像を添付する必要がないデータ送信であった場合や、添付すべき画像が一覧表示されたサムネイル画像の中に存在していなく、かつ、添付画像が必須のデータ送信ではないと判断された場合にあっては、添付すべき画像が選択指示されず、添付しない旨を指示することも可能であり、かかる画像添付を行なわない旨が指示された場合(ステップS37のNO)、たとえ、ステップS35において、一旦、画像添付モードに自動的に設定されていたとしても、画像を添付せずに、通常のデータを送信する通常伝送モードに復帰させて、公衆回線網10を介して、画像添付なしのデータを送信させる(ステップS40)。
【0097】
以上に記述したごとく、本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装置にあっては、データの送信を行なわんとした際に、外部から画像を取得することが可能な外部画像入力装置が接続され、動作可能な状態にあり、かつ、該外部画像入力装置に既に画像が記憶あるいは画像原稿が読取待機の状態にあって画像を読取可能な状態に設定されているか否かが自動的に識別され、画像の取得が可能な状態にあれば、かかる外部画像入力装置からの画像を自動的に読み込んで、その中から選択した画像を送信データに添付させる画像として送信に好適な画像形式に自動的に変換して、送信データに添付して、自動的に送信されることとなる。
【0098】
而して、画像の添付に伴う操作は、外部画像入力装置を画像取得可能な状態に設定した後、添付画像を選択指定するだけの極めて簡単な操作のみとなり、画像の添付に関する操作ミスが大幅に低減可能となると共に、データ送信にかかる作業時間も大幅に低減される。
【0099】
更には、一旦、画像添付を行なうデータ伝送モードに自動的に設定されてしまったとしても、煩雑な操作をする必要もなく、簡単に、画像添付を行なわない通常のデータ送信に復帰させる手段も備えているので、操作の煩わしさから解放される。
【0100】
【発明の効果】
情報端末装置として、パーソナルコンピュータを使用する場合にあっては、従来技術の場合、外部画像入力装置からの画像を添付して電子メールを送信したい場合、添付すべき画像を読み込み、読み込んだ画像にファイル名を付して一旦記憶させた後、該ファイル名を用いて、電子メールに添付させるための操作を行なうことが必要であり、画像が添付された電子メールを送信するまでの手順が複雑であり、操作ミスが誘発されてしまう場合が多い。
【0101】
また、情報端末装置として、ファクシミリ装置を使用する場合にあっても、従来技術の場合、外部画像入力装置から画像を読み取り、操作キーにより画像添付モードに設定した後、更に、添付すべき画像を選択したり、選択した画像を送信用に編集したりするために煩雑な手順が必要になり、送信する文書に画像を添付するまでの手順として、複雑な操作が必要となり、操作ミスが誘発されてしまう場合が多い。
【0102】
本発明に係る画像伝送方式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置によれば、パーソナルコンピュータの場合であっても、ファクシミリ装置の場合であっても、データを送信する送信モードが設定された状態にあっては、デジタルカメラ等の外部画像入力装置が接続され、電源投入済み等の稼動状態にあり、かつ、撮影済み画像が既に記憶されていて読取り可能な状態にあるか、あるいは、画像の原稿用紙が画像読取り待機状態に設定されていて読取り可能な状態にある場合には、直ちに、画像添付モードに自動的に設定されて、該外部画像入力装置からの画像に関するサムネイル画像(該外部画像入力装置からサムネイル画像を入手できない場合にあっては、該外部画像入力装置の画像に関するサムネイル画像を自動的に作成して、作成された該サムネイル画像)を一覧表示することを可能としている。
【0103】
更には、一覧表示されたサムネイル画像の中から、送信データに添付すべき画像を選択指示することが可能であり、極めて簡単な操作により、画像を添付した文書を送信することが可能となる。
【0104】
更には、外部画像入力装置から読み込まれた画像の画像形式の如何によらず、その中から選択した画像を送信データに添付させる画像として送信に好適な画像形式に自動的に変換して、送信データに添付して送信させることも可能である。
【0105】
而して、画像を添付する際の操作ミスの発生を抑止し、極めて簡単な操作で、迅速に、かつ、確実に、所望の画像が添付されたデータを送信することが可能となる。
【0106】
また、一旦、自動的に、画像を添付する動作モードに設定されたとしても、送信データに画像を添付する必要がない場合にあっては、あるいは、送信データに添付すべき画像が存在していなく、かつ、添付画像が必須ではないと判断される場合にあっては、画像の添付を行なわない通常のデータ送信を行なう通常伝送モードに、煩雑な操作をする必要もなく、簡単に復帰させる手段も備えているので、操作の煩わしさから解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装置の一例として適用されるカラーファクシミリ装置の回路ブロックの構成を示す回路ブロック構成図である。
【図2】カラー画像をJPEG方式により圧縮して伝送する場合の標準的な手順を示すフローチャートである。
【図3】外部画像入力装置であるデジタルカメラから画像を取り込んで、ファクシミリ画像として送付するまでの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】画像を添付して送付することができる画像添付モードの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…公衆回線網、20…カラーファクシミリ装置、21…網制御装置、21a…ハンドセット、21b…コードレス用制御回路、21c…アンテナ、22…モデム、23…制御装置、24…画像記憶装置、25…印刷装置、26…画像読取装置、26a…ビデオインタフェース部、26b…PCMCIAインタフェース部、27…記憶装置、27a…データ送信部、27b…伝送モード設定部、27c…選択指定部、27d…外部画像情報読取部、27e…サムネイル画像表示選択部、27f…サムネイル画像作成部、27g…画像変換処理部、27h…画像添付部、28…表示装置、29a…操作キー、29b…ダイヤルキー。
Claims (9)
- 画像を入力する1乃至複数種類の外部画像入力装置を接続することができる外部接続インタフェースを有し、かつ、ネットワークを介してデータを他の装置に送信することができる送信手段を有する情報端末装置が画像の伝送を行なう画像伝送方式において、前記送信手段によりネットワークを介してデータを送信するためのデータ伝送モードが設定された際に、前記外部接続インタフェースに前記外部画像入力装置が接続された状態にあり、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な状態にあり、かつ、該外部画像入力装置からの画像が記憶されている状態あるいは画像原稿が読取待機の状態にあって、該外部画像入力装置から画像を読取可能な状態に設定されていることが検出された場合、該外部画像入力装置から読み取られた画像を選択及び編集して、送信するデータに添付することが可能な画像添付モードに前記データ伝送モードが設定されることを特徴とする画像伝送方式。
- 請求項1に記載の画像伝送方式において、前記データ伝送モードが前記画像添付モードに設定された場合、前記外部画像入力装置から読み取られた画像に関するサムネイル画像を表示装置に一覧表示し、一覧表示された該サムネイル画像の中から、送信するデータに添付させる画像に関するサムネイル画像が選択されることを可能とすることを特徴とする画像伝送方式。
- 請求項1又は2に記載の画像伝送方式において、前記外部画像入力装置が、画像が記憶あるいは画像原稿が読取待機の状態にある画像に関するサムネイル画像を有していない場合、前記外部画像入力装置から画像を読み取った前記情報端末装置において、読み取った画像に関するサムネイル画像が作成されることを特徴とする画像伝送方式。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像伝送方式において、ネットワークを介してデータを送信するための前記データ伝送モードに設定された際に、前記外部接続インタフェースに前記外部画像入力装置が接続された状態にあり、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な状態にあり、かつ、該外部画像入力装置からの画像が記憶あるいは画像原稿が読取待機の状態にあって、該外部画像入力装置から画像が読取可能な状態に設定されていることが検出された場合に、前記データ伝送モードを、前記画像添付モードに設定するか、あるいは、該外部画像入力装置からの画像の添付を行なわない通常の通常伝送モードに設定するかを選択して指定することができることを特徴とする画像伝送方式。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像伝送方式において、前記データ伝送モードを前記画像添付モードに設定して、前記外部画像入力装置から読み取られた画像を選択・編集する際に、送信するデータに添付させる画像として選択された画像がカラー画像であった場合、添付すべきカラー画像として選択されたカラー画像の画像形式が、送信に適した画像形式に合致していない場合にあっては、送信に適した画像形式に自動的に変換して、送信するデータに添付させることができることを特徴とする画像伝送方式。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像伝送方式を用いていることを特徴とする情報端末装置。
- 請求項6に記載の情報端末装置において、当該情報端末装置が、パーソナルコンピュータであり、ネットワークを介してデータを送信する前記送信手段が、電子メールにより実現されていることを特徴とする情報端末装置。
- 請求項6に記載の情報端末装置において、当該情報端末装置が、ファクシミリ装置であり、ネットワークを介してデータを送信する前記送信手段が、ファクシミリ伝送手段により実現されていることを特徴とする情報端末装置。
- 請求項6乃至8のいずれかに記載の情報端末装置において、前記外部画像入力装置として、デジタルカメラを用いていることを特徴とする情報端末装置。
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