JP3726820B2 - 小型電動車両のハンドル構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高齢者や足の不自由な人が利用する三輪又は四輪の小型電動車両のハンドル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢者や足の不自由な人が利用する小型電動車両(セニアカー)には、車体後部に利用者が座るシートが設置され、その前方に利用者が足を載せるフロアーが設けられ、その前方に前輪を操舵する縦長のステアリングシャフトが配置されており、ステアリングシャフトの上端には、ハンドルが取り付けられている。
【0003】
従来の小型電動車両では、図14に示すように、ステアリングシャフト908の上端にブラケット910が溶接されており、後側が開いた略C字形に形成されたパイプ材等の芯材からなるハンドルバー920の前側中央部分がブラケット910に溶接されて、左右一体のハンドルバーがブラケット910の両横側に張り出した形状に構成されている。そして、ブラケット910及びハンドルバー920の前側中央部分は、スイッチ等が配置された箱状のスイッチボックス930により覆われており、ハンドルバー920の先端部分には、グリップ920Bが装着され、ハンドルバー920の中間部分は芯材が露出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のハンドル構造では、ステアリングシャフト、ブラケット及びハンドルバーが溶接により一体に形成されているため、ハンドルバー等の部品を高精度に製作する必要があり、また、ハンドルバーが損傷したような場合に修理に手間や費用が掛かり、利用者の好みや身体能力に合わせてハンドルを改造することが困難である等の問題がある。また、車体フレーム等の殆ど全てが車体カバーに覆われたフルカバーの小型電動車両では、ハンドルバーの芯材が露出していると、車体のデザインと調和しない等の問題もある。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑み、ハンドルバーの調整、修理や改造を容易に行うことができ、フルカバーの車体デザインにも調和する小型電動車両のハンドル構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前輪と後輪とを支持する車体フレームの略全体が車体カバーで覆われ、車体後部の後部車体カバーの内側には後輪を駆動する動力装置を収容する一方、上側には利用者が座るシートを配置し、その前方の車体中間部には利用者が足を乗せるフロアーが設けられ、さらに、前方の車体前部には、ステアリングシャフトの上端に取り付けられて利用者が手で掴んで前輪を操舵するハンドルを備えた小型電動車両において、前記ハンドルのハンドルバーは、ステアリングシャフトの上端に固定された支持ブラケットから左右へ張り出す形で固定されると共に、該ハンドルバーと支持ブラケットはスイッチボックスで覆われ、前記ハンドルバーは、比較的硬質な芯材を有し、該芯材の外周には、比較的軟質な外皮部材が、前記芯材の前記スイッチボックスから露出する部分を被覆するように装着され、前記ハンドルバーの前記支持ブラケットから横側に張り出す部分には、前内側から後外側に向けて斜め後向に伸延した前側斜向部分と外側から内側に向けて略直線状に横向きに伸延した後側横向部分とを含み、前側斜向部分の外径を前内側が大きく後外側が小さくなるように、後外側から前内側へ徐々に外皮部分の肉厚が厚くなるように形成したことを特徴とする小型電動車両のハンドル構造である。
【0007】
本発明においては、前記ハンドルバーにブレーキレバーの支持部を設けるとともに、該支持部を前記スイッチボックスで覆うことができる。
【0008】
本発明においては、前記ハンドルバーにバックミラーの支持部を設けるとともに、該支持部を前記スイッチボックスで覆うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜13を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るハンドル構造が適用された小型電動車両の前横方斜視図である。図2は、図1中のハンドルの上方斜視図、図3は、前横方斜視図、図4は、後横方斜視図である。図5は、図2のハンドルからスイッチボックス等を取り外した状態を示す上方斜視図であり、図6は、図5中のハンドルバーの前端部分の固定構造を示す前下方斜視図、図7は、後端部分の固定構造を示す後方斜視図である。図8は、図5のハンドルからハンドルバーを取り外した状態を示す上方斜視図であり、図9は、図5中のハンドルバーの上方斜視図である。図10は、図2中のスイッチボックスの前側横端部分の側面図(a)および後側横端部分の側面図(b)である。図11は、図6中のボルト締結構造を示す縦断面図(a)および変形例を示す縦断面図(b)である。図12は、図7中のボルト締結構造の変形例を示す縦断面図である。そして、図13は、図5中のハンドルバーの第一変形例を示す前上方斜視図(a)および第二変形例(b)を示す前上方斜視図である。
【0010】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る小型電動車両(セニアカー)には、左右対の前輪1と後輪2とが支持された車体フレーム(図示せず)が備えられ、車体フレームの略全体が、前部カバー51、レッグシールド53、フロアー56、後部カバー58等からなるプラスチック製の車体カバーにより覆われており、いわゆるフルカバーの車体デザインとなっている。
【0011】
即ち、車体後部には、箱状の後部カバー58が上方に突出して設けられており、後部カバー58内には、後輪2(駆動輪)を駆動するモーター、バッテリー、充電器等の動力装置(図示せず)が収容されている。そして、後部カバー58の上側には、高齢者、足の不自由な人等の利用者が座るシート4が配置されており、車体中間部には、利用者が足を乗せるフロアー56が設けられている。そして、車体前部には、盾状のレッグシールド53が上方に突出して設けられており、レッグシールド53内には、前輪1(操舵輪)を操舵する縦長のステアリングシャフト8(図6参照)が収容されており、ステアリングシャフト8の上端には、利用者が手で掴むハンドル(ハンドルバー20、スイッチボックス30)が取り付けられている。
【0012】
ハンドルは、図2〜7に示すように、ステアリングシャフト8の上端に固定された支持ブラケット10、支持ブラケット10から左右両側に張り出す形で支持ブラケット10に着脱可能に固定される2つのハンドルバー20(芯材20A、外皮部材20B)、支持ブラケット10及びハンドルバー20の被固定部21、26(後述)等を覆うスイッチボックス30(上側ケース30A、前下側ケース30B、後下側ケース30C)等をもって構成されている。そして、支持ブラケット10には、アクセルレバー42が支持されており、ハンドルバー20には、バックミラー46、ブレーキレバー44が支持されており、スイッチボックス30には、各種のスイッチ49A〜E等が配置されている。
【0013】
支持ブラケット10には、図8に示すように、中央に平板状の機器搭載部11が設けられており、機器搭載部11の前側に、前上方に突出した平板状の傾斜部分13を介して、前方に突出した平板状のハンドルバー前側固定部15が設けられ、機器搭載部11の後側に、後方に突出した平板状のハンドルバー後側固定部17が設けられており、それぞれに、ボルト挿通孔15a、17aが上下に貫通して設けられている。なお、ハンドルバー固定部15、17のボルト挿通孔15a、17aは、ハンドルバー20(芯材20A)を支持ブラケット10に締結ボルト21b、26b(後述)により固定する際に調整が容易なように、長円形等に形成してもよい。また、支持ブラケット10の周縁には、補強用リブ19が上向に突出して設けられている。そして、図6に示すように、支持ブラケット10は、ステアリングシャフト8の上端に機器搭載部11の下面を溶接することによって固定されている。
【0014】
そして、図8に示すように、支持ブラケット10の機器搭載部11上には、ポテンショメータ等からなる速度設定器41が搭載されており、速度設定器41には、アクセルレバー42の回動軸42aが連結されており、アクセルレバー42の操作部42bは、クランク形に形成されて、支持ブラケット10から横片側に突出している。また、ステアリングシャフト8は、パイプ材をもって形成されており、図6、図8に示すように、ステアリングシャフト8の上部前面と支持ブラケット10の機器搭載部11には、ステアリングシャフト8の内側空間と連通したケーブル引出孔8a、11aが設けられている。そして、ブレーキレバー44(後述)に接続されたブレーキケーブル43や、スイッチ49A〜E等に接続される制御ケーブル48等のケーブル類が、ケーブル引出孔8a、11aを介してステアリングシャフト8の内側空間に挿通されている。
【0015】
ハンドルバー20は、図9に示すように、比較的硬質なパイプ材からなる芯材20Aを有しており、芯材20Aは、横内側(支持ブラケット10側)が開いた横向略U字形(平面視)に形成されており、芯材20Aの前内端部分には、横向パイプ状の前側被固定部21が設けられ、芯材20Aの後内端部分には、横向プレート状の後側被固定部26が設けられている。そして、前側被固定部21には、ボス取付孔が上下に貫通して設けられており、このボス取付孔には、内側に上下に貫通したボルト挿通孔を有する縦向筒状のボス21aが溶接により固定されている。また、後側被固定部26には、ボルト挿通孔26aが上下に貫通して設けられている。なお、後側被固定部26のボルト挿通孔26aは、ハンドルバー20(芯材20A)を支持ブラケット10に締結ボルト26b(後述)により固定する際に調整が容易なように、長円形等に形成してもよい。
【0016】
また、芯材20Aの前側被固定部21の横外側には、内側から外側に横向に伸延した略直線状の前側横向部分22が形成され、前側横向部分22の横外側には、前内側から後外側に斜めに伸延した稍大きな曲率半径(後述の屈曲部分24より大きく、後側横向部分25より小さな曲率半径)の円弧状の前側斜向部分23が形成されており、前側斜向部分23の後側には、前側から横内側に向けて屈曲した小さな曲率半径の屈曲部分24が形成され、屈曲部分24の横内側には、外側から内側に横向に伸延した略直線状(直線状又は大きな曲率半径の円弧状)の後側横向部分25が形成されている。なお、前側横向部分22は、横内側よりも横外側が稍高い位置になるように稍屈曲しており、前側斜向部分23は、前内側が後外側よりも稍高い位置になるように稍傾斜しており、従って、前側斜向部分23は後側横向部分25よりも稍高い位置に配置されている。
【0017】
そして、図5、図9に示すように、芯材20Aの前側横向部分22と前側斜向部分23の前端部分とは、バックミラー46、ブレーキレバー44等が支持される機器支持部を構成しており、前側横向部分22の上面には、ミラー支持部材28が溶接により固定されており、一方(右側又は左側)のハンドルバー20の前側斜向部分23の前端部分には、レバー支持部材29が略円筒形の挟持部(クランプ部)、締付ネジ等を介して着脱可能に固定されている。そして、ミラー支持部材28には、バックミラー46の下端部が螺着されるネジ孔28aが設けられ、レバー支持部材29には、ブレーキレバー44の基端部が回動自在に支持されている。そして、ブレーキレバー44は、先端部が基端部に対して後外方に配置され、ハンドルバー20の前側斜向部分23と略平行になっている。
【0018】
そして、図9に示すように、芯材20aの前側斜向部分23の前端部分(機器支持部)を除く後寄部分と屈曲部分24と後側横向部分25とは、利用者が手で握るグリップ部を構成しており、芯材20Aのグリップ部の外周全体は、比較的軟質な合成ゴム、エラストマー等からなる外皮部材20B(緩衝用パッド)により被覆されている。外皮部材20Bは、芯材20Aの外形に対応した内径の略円環形の断面形状を有し、芯材20Aのグリップ部(前側斜向部分23、屈曲部分24及び後側横向部分25)に対応した略V字形に屈曲した筒状に形成されており、外皮部材20Bの内側面には長手方向に伸延したスリット20sが設けられている。そして、外皮部材20Bは、スリット20sを押し広げる形で芯材20Aの外周側から嵌め込まれ、接着剤等を介して固着されている。なお、外皮部材20Bは、芯材20Aと共に成形型内に入れてインサート成形することによって、芯材20Aの外周を被覆するように一体に成形してもよい。
【0019】
また、外皮部材20Bの前側斜向部分23を覆う部分は、前内側の外径が大きく後外側の外径が小さくなるように、後外側から前内側へ徐々に肉厚が厚くなるように形成されている。そして、外皮部材20Bの前内端部分には、本体部分(スイッチボックス30から露出する部分)の前端よりも外径が稍小さい円形断面の突起状の前側被挟持部27aが設けられており、前側被挟持部27aの前内端(先端)には、鍔状部分が外周側に突出して設けられている。また、外皮部材20の後内端部分には、本体部分(露出部分)よりも外形寸法が稍小さい長方形断面の突起状の後側被挟持部27bが設けられており、被挟持部27bの後内端(先端)には、鍔状部分が外周側に突出して設けられている。
【0020】
そして、図5に示すように、2つのハンドルバー20(芯材20A、外皮部材20B)が、機器固定部(前側横向部分22及び前側斜向部分23の前端部分)及びグリップ部(前側斜向部分23の後寄部分、屈曲部分24及び後側横向部分25)を支持ブラケット10から左右両側に張り出させるような形で、被固定部21、26を介して支持ブラケット10に着脱可能に取り付けられている。そして、左右の略U字形のハンドルバー20は、支持ブラケット10を挟んで環状(輪状)に連続しており、左右のグリップ部(外皮部材20B)の前側部分(前側斜向部分23)は、後側に拡開した略ハ字状に配置され、左右のグリップ部(外皮部材20B)の後側部分(後側横向部分25)は、横向の略直線状に配置されている。
【0021】
即ち、図6、図11(a)に示すように、ハンドルバー20の芯材20Aの前側被固定部21は、ボス21a、ボルト挿通孔15aを介して締結ボルト21b及び締結ナット21cにより支持ブラケット10の前側固定部15の下面側に固定され、後側被固定部26は、図7に示すように、ボルト挿通孔26a、17aを介して締結ボルト26b及び締結ナット26cを介して後側固定部17の上面側に固定されている。従って、ハンドルバー20は、高い剛性で支持ブラケット10に取り付けることができ、また、取付時に加工誤差等を吸収するように調整することができる。なお、図11(b)に示すように、ハンドルバー20の前側被固定部21の締結ナット21cに代えて、締結ボルト21bと係合する雌ネジ孔を有するボス121aを前側被固定部21に設けてもよく、また、図12に示すように、後側被固定部26の締結ナット26cに代えて、締結ボルト26bと係合する雌ネジ孔126aを後側被固定部26に設けてもよい。
【0022】
スイッチボックス30は、図2〜4に示すように、上側ケース30Aと前下側ケース30Bと後下側ケース30Cとからなる3分割された箱状に形成されている。そして、スイッチボックス30の上側ケース30A及び前下側ケース30Bの前縁は、左右のハンドルバー20の外皮部材20Bの前側部分の前外縁の略円弧形の形状と連続するように、略円弧形の形状に形成されており、スイッチボックス30の上側ケース30A及び後下側ケース30Cの後縁は、左右のハンドルバー20の外皮部材20Bの後側部分の後縁の略直線形の形状と連続するように、略直線形の形状に形成されている。
【0023】
そして、上側ケース30A及び前下側ケース30Bの前端部分には、横向略円筒を上下に2分割にした形状のハンドルバー前側連続部32が、本体部分(中央箱状部分)から左右両側に突出して設けられており、また、上側ケース30A及び後下側ケース30Cの後端部分には、横向略円筒を上下に2分割にした形状のハンドルバー後側連続部34が、本体部分(中央箱状部分)から左右両側に稍突出して設けられている。そして、ハンドルバー前側連続部32の横端部は、外皮部材20Bの本体部分(スイッチボックス30からの露出部分)の前端面の外径に対応した外径に形成されており、図10(a)に示すように、鍔状の前側挟持部32aが、外皮部材20Bの前側被挟持部27aの外径に対応した内径で内方に突出して設けられている。また、ハンドルバー後側連続部34の横端部は、外皮部材20Bの本体部分(露出部分)の後端面の外径に対応した外径に形成されており、図10(b)に示すように、鍔状の後側挟持部34bが、外皮部材20Bの後側被挟持部27bの外周形状に対応した内周形状で内方に突出して設けられている。
【0024】
そして、図2〜5に示すように、スイッチボックス30の上側ケース30A、前下側ケース30B、後下側ケース30Cは、支持ブラケット10とハンドルバー20(芯材20A)の被固定部21、26及び機器支持部(前側横向部分22及び前側斜向部分23の前端部分)とステアリングシャフト8の上部とを上下前後から挟み込んで覆う形で、ビス等により相互に固定することによって取り付けられている。そして、外皮部材20Bの前後両端の被挟持部27a、27b(図9参照)は、挟持部32a、34b(図10参照)により上下から挟持されており、従って、ハンドルバー20の外皮部材20Bの端部が芯材20Aから剥がれることを好適に防止することができる。
【0025】
また、スイッチボックス30の上側ケース30Aの上面には、前後進切換スイッチ49B、速度切換スイッチ49C、方向支持器スイッチ49D、警音器スイッチ49E、バッテリー充電状態表示器49G等が配置され、下側ケース30Cの後面には、メインスイッチ49Aが配置されている。なお、下側ケース30Cの後端部は、下方に突出した形状に形成され、その内部にはメインスイッチ49Aを構成するシリンダー錠が収容されている。
【0026】
また、スイッチボックス30の上側ケース30Aの上面の前部左右両側には、バックミラー装着孔(図示せず)が設けられており、バックミラー46は、下端部をバックミラー装着孔からスイッチボックス30内に挿入してハンドルバー20のミラー支持部材28(図5参照)に固定することによって装着されている。また、スイッチボックス30の上側ケース30A及び前下側ケース30Bの前面の左右両側には、レバー突出孔(図示せず)が設けられており、ブレーキレバー44は、一方のレバー突出孔を介してスイッチボックス30の前方に突出しており、そのレバー突出孔には、ブレーキレバー30の基端部を覆うブーツ36が装着されている。なお、ブレーキレバー44が装着されていない側のレバー突出孔には、レバー突出孔を閉鎖するダミーブーツ37が装着されている。
【0027】
このように構成されるハンドル構造においては、ハンドルバー20の芯材20Aの外皮部材20Bに被覆されない被固定部21、26及び機器支持部(前側横向部分22及び前側斜向部分23の前端部分)は、スイッチボックス30により覆われて、外皮部材20Bにより被覆されたグリップ部(前側斜向部分23の後寄部分、屈曲部分24及び後側横向部分25)のみが露出し、更に、ハンドルバー20の外皮部材20Aとスイッチボックス30の形状が連続しているので、フルカバーの車体デザインと調和するように、ハンドルの外観を向上させて高級感を出すことができる。
【0028】
また、ハンドルバー20のグリップ部(外皮部材20Bにより被覆された前側斜向部分23の後寄部分、屈曲部分24及び後側横向部分25)には、略ハ字形の前側部分(前側斜向部分23)と略直線形の後側部分(後側横向部分25)とが設けられているので、利用者は、好みや身体能力に応じて、グリップ部の前側部分又は後側部分を選択的に手で掴むことによって、運転姿勢を変えることができる。また、グリップ部(外皮部材20B)の前側部分は前側が太径に形成されているので手で掴んだ際のグリップ感が向上し、更に、ブレーキレバー44がグリップ部の前側部分(前側斜向部分23)と略平行に斜めに配置されているのでブレーキレバー44の操作性が向上する。
【0029】
また、ハンドルバー20は、締結ボルト21b、26bにより着脱可能であるので、損傷した場合には容易に交換や修理することができ、また、利用者の好みや身体能力に応じて容易に改造することができ、左右で異なる形状のハンドルバーを取り付けることもできる。例えば、上述の略U字形のハンドルバー20を、図13(a)に示すように、グリップ部(外皮部材20B)が略C字形に屈曲したハンドルバー220や、図13(b)に示すように、グリップ部(外皮部材20B)が略直線状のハンドルバー330に取り替えることができる。
【0030】
なお、上述の実施の形態では、ハンドルバーの前側斜向部分が稍大きな曲率半径の略円弧状に形成された場合について述べた。また、上述の実施の形態では、ハンドルバーの外皮部材の前後両端の被挟持部が突起状に形成され、スイッチボックスの前後横端の挟持部が鍔状に形成された場合について述べたが、外皮部材の挟持部を本体部分(スイッチボックスからの露出部分)と同様な形状にし、スイッチボックスの挟持部を筒状に形成してもよい。また、上述の実施の形態では、四輪の小型電動車両に適用した場合について述べたが、三輪の小型電動車両にも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、ハンドルバーには、前側斜向部分と後側横向部分が設けられているので、利用者は、好みや身体能力に応じて、ハンドルバーを手で掴む箇所を変えることによって、運転姿勢を変えることができる。
【0032】
また、本発明によれば、ハンドルバーの芯材が外皮部材により被覆されて露出しないため、フルカバーの車体デザインに調和させて高級感を出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るハンドル構造が適用された小型電動車両の前横方斜視図である。
【図2】図1中のハンドルの上方斜視図である。
【図3】図2のハンドルの前横方斜視図である。
【図4】図2のハンドルの後横方斜視図である。
【図5】図2のハンドルからスイッチボックス等を取り外した状態を示す上方斜視図である。
【図6】図5中のハンドルバーの前端部分の固定構造を示す前下方斜視図である。
【図7】図5中のハンドルバーの後端部分の固定構造を示す後方斜視図である。
【図8】図5のハンドルからハンドルバーを取り外した状態を示す上方斜視図である。
【図9】図5中のハンドルバーの上方斜視図である。
【図10】図2中のスイッチボックスの前側横端部分の側面図(a)および後側横端部分の側面図(b)である。
【図11】図6中のボルト締結構造を示す縦断面図(a)および変形例を示す縦断面図(b)である。
【図12】図7中のボルト締結構造の変形例を示す縦断面図である。
【図13】図5中のハンドルバーの第一変形例を示す前上方斜視図(a)および第二変形例(b)を示す前上方斜視図である。
【図14】従来の小型電動車両のハンドル構造の一例を示す前上方斜視図である。
【符号の説明】
1 前輪(操舵輪)
2 後輪(駆動輪)
4 シート
8 ステアリングシャフト
8a ケーブル引出孔
10 支持ブラケット(ハンドル)
11 機器搭載部
11a ケーブル引出孔
13 傾斜部分
15 ハンドルバー前側固定部
15a ボルト挿通孔
17 ハンドルバー後側固定部
17a ボルト挿通孔
19 補強用リブ
20 ハンドルバー(ハンドル)
20A 芯材
20B 外皮部材
20s スリット
21 前側被固定部
21a ボス
21b 締結ボルト
21c 締結ナット
22 前側横向部分
23 前側斜向部分
24 屈曲部分
25 後側横向部分
26 後側被固定部
26a ボルト挿通孔
26b 締結ボルト
26c 締結ナット
27a 前側被挟持部
27b 後側被挟持部
28 ミラー支持部材
28a ネジ孔
29 レバー支持部材
30 スイッチボックス(ハンドル)
30A 上側ケース
30B 前下側ケース
30C 後下側ケース
32 ハンドルバー前側連続部
32a 前側挟持部
34 ハンドルバー後側連続部
34a 後側挟持部
36 ブーツ
37 ダミーブーツ
41 速度設定器
42 アクセルレバー
42a 回動軸
42b 操作部
43 ブレーキケーブル
44 ブレーキレバー
46 バックミラー
48 制御ケーブル
49A メインスイッチ
49B 前後進切換スイッチ
49C 速度切換スイッチ
49D 方向指示器スイッチ
49E 警音器スイッチ
49G バッテリー充電状態表示器
51 前部カバー(車体カバー)
53 レッグシールド(車体カバー)
56 フロアー(車体カバー)
58 後部カバー(車体カバー)
121a ボス
126a ネジ孔
220 ハンドルバー
320 ハンドルバー
Claims (3)
- 前輪と後輪とを支持する車体フレームの略全体が車体カバーで覆われ、車体後部の後部車体カバーの内側には後輪を駆動する動力装置を収容する一方、上側には利用者が座るシートを配置し、その前方の車体中間部には利用者が足を乗せるフロアーが設けられ、さらに、前方の車体前部には、ステアリングシャフトの上端に取り付けられて利用者が手で掴んで前輪を操舵するハンドルを備えた小型電動車両において、
前記ハンドルのハンドルバーは、ステアリングシャフトの上端に固定された支持ブラケットから左右へ張り出す形で固定されると共に、該ハンドルバーと支持ブラケットはスイッチボックスで覆われ、
前記ハンドルバーは、比較的硬質な芯材を有し、該芯材の外周には、比較的軟質な外皮部材が、前記芯材の前記スイッチボックスから露出する部分を被覆するように装着され、
前記ハンドルバーの前記支持ブラケットから横側に張り出す部分には、前内側から後外側に向けて斜め後向に伸延した前側斜向部分と外側から内側に向けて略直線状に横向きに伸延した後側横向部分とを含み、
前側斜向部分の外径を前内側が大きく後外側が小さくなるように、後外側から前内側へ徐々に外皮部分の肉厚が厚くなるように形成した
ことを特徴とする小型電動車両のハンドル構造。 - 前記ハンドルバーにブレーキレバーの支持部を設けるとともに、該支持部を前記スイッチボックスで覆うことを特徴とする請求項1に記載の小型電動車両のハンドル構造。
- 前記ハンドルバーにバックミラーの支持部を設けるとともに、該支持部を前記スイッチボックスで覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の小型電動車両のハンドル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003101893A JP3726820B2 (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 小型電動車両のハンドル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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