JP3722815B2 - 溶着ビーズ玩具 - Google Patents
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Description
当該技術は、所謂アイロンビーズ等と称されているものに関する技術であり、アイロンビーズは幼年、低学年向けのものであって、様々な色彩のビーズを前記ガイドボード上の柱上突起に嵌合させ、絵や模様を形成できるようにしたものである。
本体部と当該本体部に装着する基板を有し、
前記基板は、耐熱性の合成樹脂素材によって形成され表面に等間隔に配列された小径の凸状体を複数個有し、当該凸状体に加熱によって溶融する性質を有した小円筒体を装着可能にしたものであり、
前記本体部は、内部に前記基板を載置して保持する保持部を有するとともに、当該保持部に載置した基板を開閉自在に覆う蓋体を有し、
前記蓋体の内面は、閉じた状態において前記板状体の表面に装着した前記小円筒体の上端面近傍を覆い、板状体からの小円筒体の脱落を防止するようになっていることを特徴とする溶着ビーズ玩具。
前記基板上面からの凸状体の高さが前記小円筒体の全長の略半分の寸法に設定され、基板上に載置した小円筒体の上端面と前記蓋体裏面との間隔が前記凸状体の高さよりも小さい寸法となっていることを特徴とする請求項1記載の溶着ビーズ玩具。
基板と、
前記基板の表面に等間隔に配列された複数個の凸状体であって、当該凸状体に加熱によって溶融する性質を有した円筒形状のビーズを装着可能な前記凸状体と、
前記基板に表面側から装着する蓋体であって、前記基板に装着した際に当該蓋体の前記基板側の面と前記凸状体に装着した前記円筒形状のビーズの上端面の間隔が前記凸状体の高さよりも小さい寸法となる前記蓋体と、
からなる溶着ビーズ玩具。
すなわち、本願発明に係る溶着ビーズ玩具1においては、基板上に配列した小円筒体15は蓋体5を閉じることによって脱落を防止され、作成途中であってもその状態を保存し、運搬等によって振動を与えた場合であっても、促成途中の絵や模様を壊すことがないという効果を有する。
特に使用者が幼年者の場合には、集中力の持続せず何度かに分けて絵や模様を作成する場合がある。また、気に入った絵柄を作成するために何度も作り直しをする場合があり、溶着までは行わず小円筒体15を載置した状態を保存しておく場合等がある。このような場合であっても、本願発明に係る溶着ビーズ玩具は蓋体を閉じることによってその状態を保存しておくことができ、かつ蓋体を透明素材によって形成することにより溶着せずとも配列した絵や模様を視覚的に楽しみながら保存しておくことができるという効果を有している。
溶着ビーズ玩具1は、本体部3と当該本体部3の一端に回動可能に軸支した蓋体5と、当該本体部3内に設けた保持部9に対して着脱自在に装着される基板11を有している。基板11表面には複数の凸状体13が等間隔で配列されており、当該凸状体13に対して小円筒体(ビーズ)15が装着されるようになっている。以下、溶着ビーズ玩具1の詳細に説明する。
本体部3は、合成樹脂による一体成形によって形成した部材であって、略矩形状の開口部を上面に有した略1〜2cm程度の深さの空間を有する外殻体として形成されている。当該本体部3の開口部には、当該開口部を略塞ぐように板状の中間板17が着脱自在に装着されるようになっている。本体部3の内側部と当該中間板17によって所定の収容空間が形成され、前記小円筒体15等の物品を収容することができるようになっている。
蓋体5は、前記本体部3の開口部と略同形状の上面板21を有し、本体部3の開口部を形成する外郭体の端縁と端縁が当接するように形成された周壁23を上面板21周囲に設けた形状に形成されている。最適な例として、蓋体5は透明素材によって形成されている。
また、本体部3の軸受19を設けた縁部とは反対側の縁部には、閉じた蓋体5を係止するための係止部材25が設けられている。係止部材25は、先端に鉤状の係止部27を有しており、当該係止部27を蓋体5に設けた被係止部29に係合させることにより、蓋体5の開動作を制限するようになっている。
また、本体部3の前記係止部材25近傍には取っ手31が設けられており、当該取っ手
31を把持することにより溶着ビーズ玩具1の持ち運びができるようになっている。
また、当該略矩形形状に設けられた凸条の対向する2辺の一部には切欠部33が設けられ、当該切欠部33と同一位置の中間板17表面には略円形の凹部35が設けられている。当該凹部35は、保持部9内に載置した基板11の取出しを容易にするために、指先によって基板11を把持しやすくするための部位として形成されたものである。
また、基板11の周縁部には、他の基板11と接続するための係合部37aおよび被係合部37bが各4カ所設けられている。当該係合部37aと被係合部37b同士を係合させることにより基板11を連結することができ、凸状体13を設けた部位の表面積を大きくすることで、小円筒体15が配列可能となる部位の面積を大きくすることができるようになっている(図4参照)。
基板11上の凸状体13は、前記小円筒体15を凸状体13に装着した際に隣り合う小円筒体15同士が干渉しない程度に近接して配置されるような間隔で配列されている。具体的には、近接する凸状体13同士の間隔が略3.5〜4.5mm程度となるように配列されている。このような間隔にすることにより、上面部を溶融させて押圧した際に、小円筒体が周囲に向かって膨らませ隣り合う小円筒体同士を溶着させることができるようになっている。
また、次に説明するように、基板11の上面から蓋体5の裏面までの間隔は、小円筒体15の全長よりも若干長くなるように形成されており、基板11上に装着した小円筒体15の上端が蓋体5の裏面によって規制され凸状体13から抜け出ることを防止している。
具体的には、小円筒体15の全長は略6mmであり、基板11と蓋体5の裏面との間隔は略6.2〜6.5mmとなるように形成されている。また、凸状体13の高さは、基板11上面より略2〜3mmの高さに形成されている。したがって、閉じた蓋体5の裏面と小円筒体15の上端面との間隔は略0.2〜0.5mmであり、凸状体13の高さが略2〜3mmであるから、小円筒体15が振動等により上下動(略0.2〜0.5mmの範囲に制限される)したとしても凸状体13から抜け落ちることがないようになっている。
以上のことからわかるように、基板11上に装着した小円筒体15が基板11上から抜け落ちないようにするためには、最低限の条件として、蓋体5の裏面と小円筒体15の上端面との間隔が凸状体13の高さよりも小さく設定されていることが必要となっている。
また、小円筒体15はアイロン等を当接させて上部分を溶かす必要があるから、凸状体13の高さは小円筒体15溶ける部分を見込んで、小円筒体15の高さよりも低く設定されている。本実施の形態では、小円筒体の直径および凸条体13等が上記の諸寸法の場合、最適な例として凸状体13の高さが小円筒体15の全長(略6mm)の略半分の寸法(略3mm)となるように設定されている。
絵や模様の作成が未完成の場合には、蓋体5を閉じておくと蓋体5の裏面によって基板11からの小円筒体15の脱落が防止され、作成中の絵や模様を壊すことなく作成中の状態を保存することができるようになっている。
また、また、蓋体5と本体部3は係止部27と被係止部29によって構成される係止部材25によって係止されるので、不用意に蓋体5が開いて作成中の絵や模様を壊してしまうということがないようになっている。
当該実施の形態は、最小限の構成要素として基板と当該基板上を覆うことができる蓋体によって構成されていることを特徴とする。
基板は、前述した実施の形態と同様に、表面に複数の凸状体が等間隔で配列されており、当該凸状体に対して小円筒体(ビーズ)が装着される板状の部材として構成されている。
また、蓋体は前記基板に対して装着される部材として構成され、少なくとも基板に形成した凸状体の上方を覆う天板を有し、当該天板の裏面によって装着した小円筒体の上端面を規制し脱落を防止するようになっている。当該蓋体の天板の裏面と基板の上面との間隔は、前述した実施の形態と同様に小円筒体の全長よりも若干長くなるように構成される。その他、基板、小円筒体、天板(蓋体)の寸法値等は、前述の実施の形態において説明したものと同様に本実施の形態においても適用される。
蓋体は、少なくとも前記基板の上面を略覆う天板を有し、前記基板の被係合部と係合する係合部が設けられている。係合部は、天板の周縁に垂下された所定幅の側壁の端部付近に形成された突起であり、前記基板の側縁に設けられた凹部と着脱自在に嵌合して蓋体が基板に対して着脱自在に装着できるようになっている。
なお、基板に装着される蓋体は、天板周囲の側壁によって、基板に対して所定の位置に固定的に保持されるようになっている。最適な例として、前述のように天板の裏面と基板上面との間隔は装着する小円筒体の全長(6mm)よりも若干長く(6.2〜6.5mm)なるように設定されている。
また、基板の対向する2辺の側縁に長溝を形成し、当該長溝に対して蓋体側壁の突起をスライドさせるように係合させ、基板の横方向から蓋体を装着する方式であってもよい。その他、基板と天板の間隔を所定の寸法値に保つことができる方式であれば、係合の方法は一の例に限定されることはない。
このような構造を採用することにより、円筒体によって形成した複数枚の絵・模様を保持しておくことができるという効果を有している。なお、最上段の基板については、前記第2の実施の形態で説明した蓋体を装着した基板を用いることで蓋体によって小円筒体の脱落を防止し、2段目以降の基板については積み重ねた基板の裏面によって前記天板と同様の作用を行わせて小円筒体の脱落を防止し、最上段および中間の段においても小円筒体の脱落を防止しつつ、複数の絵・模様を保持することができるようになっている。
3 本体部3
5 蓋体5
9 保持部9
11 基板11
13 凸状体13
15 小円筒体15
17 中間板
19 軸受19
21 上面板21
23 周壁
25 係止部材25
27 係止部27
29 被係止部29
31 取っ手31
33 切欠部
35 凹部35
37a 係合部
37b 被係合部
Claims (3)
- 本体部と当該本体部に装着する基板を有し、
前記基板は、耐熱性の合成樹脂素材によって形成され表面に等間隔に配列された小径の凸状体を複数個有し、当該凸状体に加熱によって溶融する性質を有した小円筒体を装着可能にしたものであり、
前記本体部は、内部に前記基板を載置して保持する保持部を有するとともに、当該保持部に載置した基板を開閉自在に覆う蓋体を有し、
前記蓋体の内面は、閉じた状態において前記板状体の表面に装着した前記小円筒体の上端面近傍を覆い、板状体からの小円筒体の脱落を防止するようになっていることを特徴とする溶着ビーズ玩具。 - 前記基板上面からの凸状体の高さが前記小円筒体の全長の略半分の寸法に設定され、基板上に載置した小円筒体の上端面と前記蓋体裏面との間隔が前記凸状体の高さよりも小さい寸法となっていることを特徴とする請求項1記載の溶着ビーズ玩具。
- 基板と、
前記基板の表面に等間隔に配列された複数個の凸状体であって、当該凸状体に加熱によって溶融する性質を有した円筒形状のビーズを装着可能な前記凸状体と、
前記基板に表面側から装着する蓋体であって、前記基板に装着した際に当該蓋体の前記基板側の面と前記凸状体に装着した前記円筒形状のビーズの上端面の間隔が前記凸状体の高さよりも小さい寸法となる前記蓋体と、
からなる溶着ビーズ玩具。
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