JP3722779B2 - 差動出力回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デバイス間で信号を伝送するための出力回路に関し、特に高速、小振幅で動作する電流出力の通信用差動出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、伝送回路の伝送レートの高速化は目覚しく、所望のシステムを実現するためには、デバイス間を接続する、高速且つ小振幅の差動出力回路が不可欠となっている。
【0003】
図10は、従来の省電力機能を備えた差動出力回路の一例のブロック図である。図10を参照すると、従来の差動出力回路は、差動出力部120とこの差動出力部120を制御する制御部130を備えている。
【0004】
差動出力部120は、いずれもpチャネル電界効果トランジスタ(以下、pMOSとする)であるMP1、MP2、いずれもnチャネル電界効果トランジスタ(以下nMOSとする)であるMN1、MN2を含み構成される。又、制御部130は、いずれもインバータ回路であるINV1乃至INV6、いずれも2入力のNAND回路であるNAND1,NAND2、いずれも2入力のNOR回路であるNOR1,NOR2で構成されている。
【0005】
差動出力部120の接続構成は次のようになっている。MP1のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれノードN101、ノードN102及びNAND1の出力端に接続し、MP2のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれノードN101、ノードN103及びNAND2の出力端に接続している。又、MN1のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれノードN104、ノードN102及びNOR2の出力端に接続し、MN2のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれノードN104、ノードN103及びNOR1の出力端に接続している。更に定電流源101をVDDとノードN101との間に接続し、定電流源102をGNDとノードN104との間に接続している。即ち、MP1及びMP2が定電流源101の出力を定電流とする差動出力段を構成し、MN1及びMN2が定電流源102の出力を定電流とする差動出力段を構成している。又、ノードN102及びノードN103が差動出力部120の出力端となっており、プラス出力端子113及びマイナス出力端子114にそれぞれ接続されている。
【0006】
次に、論理処理部130の接続構成を説明する。INV1の入力端はデータ入力端子111に接続し、INV1の出力端はINV2の入力端及びINV4の入力端に接続し、INV2の出力端はNAND1及びNOR2のそれぞれの一方の入力端に接続し、INV4の出力端はINV5の入力端に接続し、INV5の出力端はNAND2及びNOR1のそれぞれの一方の入力端に接続している。又、INV3の入力端は端子112に接続し、INV3の出力端はINV6の入力端、NAND1及びNAND2のそれぞれの他方の入力端に接続し、INV6の出力端はNOR1及びNOR2のそれぞれの他方の入力端に接続している。
【0007】
この構成で、データ入力端子111に入力した信号に応じて、プラス出力端子113とマイナス出力端子114の間で差動信号が出力される。端子112には、省電力制御信号が入力され、必要に応じて差動出力回路の動作を停止させ電力消費を削減する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図10に示すような従来の差動出力回路では、出力差動段MP1、MP2及びMN1、MN2のゲートに接続されるNAND1,2、NOR1,2等のプリドライバの出力は、低電位側電源(以下、GNDとする)の電位レベルから高電位側電源(以下、VDDとする)の電位レベルまでの振幅があり、高速で動作させるための能力を確保しようとすると、図11の出力波形のように、容量やインダクタンスによるオーバーシュート、アンダーシュートが発生し、伝送時のエラーを引き起こしたり、EMI(electro-magnetic interference )によるシステム等への影響も無視できないため、プリドライバの駆動能力を適切に設定した差動出力回路が必要となってきた。
【0009】
従って、本発明の目的は、信号の高速伝送を可能にしながら、信号波形のオーバシュートやアンダーシュートによる伝送時のエラー発生を低減し、更にEMIの発生を軽減できる差動出力回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明による第1の差動出力回路は、それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第1乃至第4スイッチ手段と、第1及び第2定電流出力手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第1乃至第4制御信号をそれぞれ出力する第1乃至第4制御出力部を含む制御手段を有し、
前記1スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第2ノード及び前記第1制御出力部の出力端と接続し、
前記2スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第3ノード及び前記第2制御出力部の出力端と接続し、
前記3スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第2ノード及び前記第4制御出力部の出力端と接続し、
前記4スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第3ノード及び前記第3制御出力部の出力端と接続し、
前記第1定電流出力手段を前記第1ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第2定電流出力手段を前記第4ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第1制御出力部及び前記第2制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記第1ノードと前記低電位側電源に接続し、
前記第3制御出力部及び前記第4制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記高電位側電源と前記第4ノードに接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする。
【0011】
又、本発明による第2の差動出力回路は、それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第1乃至第4スイッチ手段と、第1及び第2定電流出力手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第1乃至第4制御信号をそれぞれ出力する第1乃至第4制御出力部を含む制御手段を有し、
前記1スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第2ノード及び前記第1制御出力部の出力端と接続し、
前記2スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第3ノード及び前記第2制御出力部の出力端と接続し、
前記3スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第2ノード及び前記第4制御出力部の出力端と接続し、
前記4スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第3ノード及び前記第3制御出力部の出力端と接続し、
前記第1定電流出力手段を前記第1ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第2定電流出力手段を前記第4ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第1制御出力部乃至前記第4制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記第1ノードと前記第4ノードに接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする。
【0012】
このとき、第1及び第2の差動出力回路は、それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第5スイッチ手段及び第6スイッチ手段を更に有し、前記第5スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記高電位側電源及び前記第1ノードにそれぞれ接続し、前記第6スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記低電位側電源及び前記第4ノードにそれぞれ接続し、前記5スイッチ手段及び前記第6スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御するようにしてもよい。
【0013】
又、本発明による第3の差動出力回路は、それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第1スイッチ手段及び第2スイッチ手段と、第1抵抗素子及び第2抵抗素子と、第1定電流出力手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第1制御信号及び第2制御信号をそれぞれ出力する第1制御出力部及び第2制御出力部を含む制御手段を有し、
前記1スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第2ノード及び前記第1制御出力部の出力端と接続し、
前記2スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第3ノード及び前記第2制御出力部の出力端と接続し、
前記第1抵抗素子を前記第2ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第2抵抗素子を前記第3ノードと前記低電位側電源との間に接続し、
前記第1定電流出力手段を前記第1ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第1制御出力部及び前記第2制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記第1ノードと前記低電位側電源に接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする。このとき、第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第5スイッチ手段を更に有し、前記第5スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記高電位側電源及び前記第1ノードにそれぞれ接続し、前記5スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御するようにしてもよい。
【0014】
又、本発明による第4の差動出力回路は、それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第1スイッチ手段及び第2スイッチ手段と、第1抵抗素子及び第2抵抗素子と、第1定電流出力手段と、第1電位補正手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第1制御信号及び第2制御信号をそれぞれ出力する第1制御出力部及び第2制御出力部を含む制御手段を有し、
前記1スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第2ノード及び前記第1制御出力部の出力端と接続し、
前記2スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第3ノード及び前記第2制御出力部の出力端と接続し、
前記第1抵抗素子を前記第2ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第2抵抗素子を前記第3ノードと前記低電位側電源との間に接続し、
前記第1定電流出力手段を第5ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第1電位補正手段を前記第1ノーと前記第5ノードとの間に接続し、
前記第1制御出力部及び前記第2制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記第5ノードと前記低電位側電源に接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする。このとき、第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第5スイッチ手段を更に有し、前記第5スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記高電位側電源及び前記第5ノードにそれぞれ接続し、前記5スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御するようにしてもよい。
【0015】
又、第4の差動出力回路の前記第1電位補正手段は、ゲート電極に所定の電位を供給し、ソースドレイン路を前記第1ノードと前記第5ノードとの間に接続したpチャネル電界効果トランジスタとすることができる。
【0016】
又、前記第5スイッチ手段は、ソース電極、ドレイン電極及びゲート電極がそれぞれ前記第1接続端、前記第2接続端及び前記制御入力端であるpチャネル電界効果トランジスタで構成することができる。
【0017】
又、本発明による第5の差動出力回路は、それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第3スイッチ手段及び第4スイッチ手段と、第3抵抗素子及び第4抵抗素子と、第2定電流出力手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第3制御信号及び第4制御信号をそれぞれ出力する第3制御出力部及び第4制御出力部を含む制御手段を有し、
前記3スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第2ノード及び前記第4制御出力部の出力端と接続し、
前記4スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第3ノード及び前記第3制御出力部の出力端と接続し、
前記第3抵抗素子を前記第2ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第4抵抗素子を前記第3ノードと前記高電位側電源との間に接続し、
前記第2定電流出力手段を前記第4ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第3制御出力部及び前記第4制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記高電位側電源と前記第4ノードに接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする。このとき、第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第6スイッチ手段を更に有し、前記第6スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記低電位側電源及び前記第4ノードにそれぞれ接続し、前記第6スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御するようにしてもよい。
【0018】
又、本発明による第6の差動出力回路は、それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第3スイッチ手段及び第4スイッチ手段と、第3抵抗素子及び第4抵抗素子と、第2定電流出力手段と、第2電位補正手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第3制御信号及び第4制御信号をそれぞれ出力する第3制御出力部及び第4制御出力部を含む制御手段を有し、
前記3スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第2ノード及び前記第4制御出力部の出力端と接続し、
前記4スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第3ノード及び前記第3制御出力部の出力端と接続し、
前記第3抵抗素子を前記第2ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第4抵抗素子を前記第3ノードと前記高電位側電源との間に接続し、
前記第2定電流出力手段を第6ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第2電位補正手段を前記第4ノーと前記第6ノードとの間に接続し、
前記第3制御出力部及び前記第4制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記高電位側電源と前記第6ノードに接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする。このとき、第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第6スイッチ手段を更に有し、前記第6スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記低電位側電源及び前記第6ノードにそれぞれ接続し、前記第6スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御するようにしてもよい。
【0019】
又、第6の差動出力回路の前記第2電位補正手段は、ゲート電極に所定の電位を供給し、ソースドレイン路を前記第4ノードと前記第6ノードとの間に接続したnチャネル電界効果トランジスタであってよい。
【0020】
又、前記第6スイッチ手段は、ソース電極、ドレイン電極及びゲート電極がそれぞれ前記第1接続端、前記第2接続端及び前記制御入力端であるnチャネル電界効果トランジスタで構成することができる。
【0021】
又、前記第1スイッチ手段及び前記第2スイッチ手段は、いずれも、ソース電極、ドレイン電極及びゲート電極がそれぞれ前記第1接続端、前記第2接続端及び前記制御入力端であるpチャネル電界効果トランジスタで構成することができ、前記第3スイッチ手段及び前記第4スイッチ手段は、いずれも、ソース電極、ドレイン電極及びゲート電極がそれぞれ前記第1接続端、前記第2接続端及び前記制御入力端であるnチャネル電界効果トランジスタで構成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して説明する。尚、以下の説明において、11は第1信号入力端であるデータ入力端子、12は第2信号入力端であるパワーダウン信号入力端子(以下、PD端子とする)、21は第1定電流出力手段である電流値がI0の第1定電流源、22は第2定電流出力手段である電流値がI0の第2定電流源、13はプラス信号出力端子、14はマイナス信号出力端子である。又、MP1乃至MP8はpMOS、MN1乃至MN8はnMOS、R1乃至R4及びR11乃至R14は抵抗素子、INV1乃至INV6はインバータ回路(以下、INVとする)、AND1及びAND2は2入力AND回路、OR1並びにOR2は2入力OR回路である。又、R1乃至R4及びR11乃至R14の抵抗値は、それぞれR1乃至R4及びR11乃至R14で表すこととし、特に断ることなく適宜使用する。
【0023】
図1は、本発明の差動出力回路の第1の実施形態を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態の差動出力回路1は、差動出力部20と制御手段である制御部30を備えて構成され、制御部30が差動出力部20を制御する。
【0024】
差動出力部20は、第1スイッチ手段であるMP1、第2スイッチ手段であるMP2、第3スイッチ手段であるMN1、及び第4スイッチ手段であるMN2を含み構成される。そして、MP1,MP2,MN1及びMN2のそれぞれのソース、ドレイン及びゲートが、第1乃至第4スイッチ手段それぞれの第1接続端、第2接続端及び制御入力端となっている。
【0025】
制御部30は、論理処理部31、第1制御出力部32、第2制御出力部33、第3制御出力部34及び第4制御出力部35を含み構成される。具体的には、論理処理部31はINV1乃至INV6、AND1、AND2、OR1及びOR2で構成され、第1制御出力部32はMP3とMN3からなるINVで、第2制御出力部33はMP4とMN4からなるINVで、第3制御出力部34はMP5とMN5からなるINVで、第4制御出力部35はMP6とMN6からなるINVで、それぞれ構成される。尚、差動出力回路1は、第5スイッチ手段37であるMP7と、第6スイッチ手段38であるMN7を更に備えている。
【0026】
次に、これらの接続関係について説明する。先ず、差動出力部20の接続を説明する。MP1のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第1ノードN1、第2ノードN2及びMP3のドレインに接続し、MP2のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第1ノードN1、第3ノードN3及びMP4のドレインに接続する。又、MN1のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第4ノードN4、第2ノードN2及びMP6のドレインに接続し、MN2のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第4ノードN4、第3ノードN3及びMP5のドレインに接続する。更に第1定電流源21をVDDと第1ノードN1との間に接続し、第2定電流源22をGNDと第4ノードN4との間に接続する。即ち、MP1及びMP2が第1定電流源21の出力を定電流とする差動出力段を構成し、MN1及びMN2が第2定電流源22の出力を定電流とする差動出力段を構成する。又、第2ノードN2及び第3ノードN3が差動出力部20の出力端となり、プラス出力端子13及びマイナス出力端子14にそれぞれ接続する。
【0027】
次に、論理処理部31の接続を説明する。INV1の入力端はデータ入力端子11に接続し、INV1の出力端はINV2の入力端及びINV4の入力端に接続し、INV2の出力端はAND1及びOR2のそれぞれの一方の入力端に接続し、INV4の出力端はINV5の入力端に接続し、INV5の出力端はAND2及びOR1のそれぞれの一方の入力端に接続する。又、INV3の入力端はPD端子12に接続し、INV3の出力端はINV6の入力端、AND1及びAND2のそれぞれの他方の入力端並びにMP7のゲートに接続し、INV6の出力端はOR1及びOR2のそれぞれの他方の入力端並びにMN7のゲートに接続する。
【0028】
次に、第1制御出力部32乃至第4制御出力部35の接続を説明する。先ず、MP3のソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ第1ノードN1、MN3のドレイン及びAND1の出力端に接続し、MN3のソース及びゲートは、それぞれGND及びAND1の出力端に接続する。次に、MP4のソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ第1ノードN1、MN4のドレイン及びAND2の出力端に接続し、MN4のソース及びゲートは、それぞれGND及びAND2の出力端に接続する。次に、MP5のソース、ドレイン及びゲートは、それぞれVDD、MN5のドレイン及びOR1の出力端に接続し、MN5のソース及びゲートは、それぞれ第4ノードN4及びOR1の出力端に接続する。更に、MP6のソース、ドレイン及びゲートは、それぞれVDD、MN6のドレイン及びOR2の出力端に接続し、MN6のソース及びゲートは、それぞれ第4ノードN4及びOR2の出力端に接続する。
【0029】
次に、本実施形態の差動出力回路1の動作について説明する。図1において、データ入力端子11にパルス波による入力信号を加えると、プラス出力端子13、マイナス出力端子14にはそれぞれ、入力信号と同相あるいは逆相で最大値がI0の電流出力信号が発生する。この電流出力信号は、例えば図2のようなバイアス回路70で、電圧値に変換されて次段へ伝送される。VDDの電圧値をV0 として、この時の出力信号の中点電位をVc、最高電位をVmax 、最低電位をVmin とすると、
Vc =V0×R11/(R11+R12)
Vmax =Vc+I0×R11×R12/(R11+R12)
Vmin =Vc−I0×R11×R12/(R11+R12)
の関係がある。従って、差動出力部20の出力端である第2ノードN2及び第3ノードN3の電位、並びに第1ノードN1及び第4ノードN4の電位と、前段の第1制御出力部32乃至第4制御出力部35の各出力端の電位との関係は、図3で示すようになる。又、図4は、差動出力回路1の出力端を図2のバイアス回路70に接続して、PD端子12の電位を低レベルに固定し、データ入力端子11にパルス波による入力信号を加えたときのプラス出力端子13の電位波形OPと、マイナス出力端子14の電位波形OMのシミュレーション波形である。図4から分かるとおり、本実施形態の差動出力回路1では、出力のオーバシュート、アンダーシュートが十分抑制されている。
【0030】
図1のように、第1スイッチ手段及び第2スイッチ手段を駆動する第1制御出力部32及び第2制御出力部33の高電位側電源端であるMP3,MP4のソースを第1ノードN1に接続し、第3スイッチ手段及び第4スイッチ手段を駆動する第3制御出力部34及び第4制御出力部35の低電位側電源端であるMN3,MN4のソースを第4ノードN4に接続した構成にすると、差動対MP1、MP2を駆動する第1制御出力部32及び第2制御出力部33のそれぞれの出力は、ハイレベルからロウレベルへ遷移する場合は急速に行われるが、ロウレベルからハイレベルへ遷移する場合は、定電流I0で次段の入力容量を充電するため、立ち下がりくらべ緩やかに遷移する。一方、差動対MN1,MN2を駆動する第3制御出力部34及び第4制御出力部35の出力の場合は、この逆にハイレベルからロウレベルへの遷移が緩やかになる。且つ、各制御出力部の出力振幅も制限されるため、実際のプラス出力端子13及びマイナス出力端子14からそれぞれ出力される出力波形OP及びOMは、立ち上がり立ち下がりとも、高電位側電源端及び低電位側電源端をVDD及びGNDにそれぞれ接続した一般的なINVで差動対MP1、MP2及び差動対MN1,MN2を駆動した場合よりも緩やかになる。従って、本実施形態の差動出力回路1は、出力波形のオーバーシュート、アンダーシュートの発生を抑制すると共に、EMIも抑制することができる。
【0031】
次に、本実施形態の変形例について説明する。図5は、この変形例の差動出力回路2のブロック図である。差動出力回路2は、第1制御出力部32及び第2制御出力部33の各低電位側電源端を第4ノードN4に接続し、第3制御出力部34及び第4制御出力部35の各高電位側電源端を第1ノードN1に接続した点が、差動出力回路1と異なるだけで、他の部分の構成は差動出力回路1と同じである。これにより、図1の差動出力回路1の構成より第1制御出力部32乃至第4制御出力部35の出力振幅が更に制限されるため、出力振幅が大きい場合に好適な構成となっている。尚、差動出力回路2の動作は、差動出力回路1の動作と同様であり、説明は省略する。
【0032】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の差動出力回路の第2の実施形態を示すブロック図である。図6を参照すると、本実施形態の差動出力回路3は、差動出力部20aと制御手段である制御部30aを備えて構成され、制御部30aが差動出力部20aを制御する。
【0033】
差動出力部20aは、第1スイッチ手段であるMP1、第2スイッチ手段であるMP2、第1抵抗素子であるR1、及び第2抵抗素子であるR2を含み構成される。そして、MP1及びMP2のそれぞれのソース、ドレイン及びゲートが、第1及び第2スイッチ手段それぞれの第1接続端、第2接続端及び制御入力端となっている。又、R1=R2となっている。
【0034】
制御部30aは、論理処理部31a、第1制御出力部32及び第2制御出力部33を含み構成される。具体的には、論理処理部31aはINV1乃至INV5、AND1及びAND2で構成され、第1制御出力部32はMP3とMN3からなるINVで、第2制御出力部33はMP4とMN4からなるINVで、それぞれ構成される。尚、差動出力回路3は、第5スイッチ手段37であるMP7を更に備えている。
【0035】
次に、これらの接続関係について説明する。先ず、差動出力部20aの接続を説明する。MP1のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第1ノードN1、第2ノードN2及びMP3のドレインに接続し、MP2のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第1ノードN1、第3ノードN3及びMP4のドレインに接続する。又、R1を第2ノードN2とGNDとの間に接続し、R2を第3ノードN3とGNDとの間に接続する。更に第1定電流源21をVDDと第1ノードN1との間に接続する。即ち、本実施形態の差動出力回路3では、差動出力段が第1定電流源21の出力を定電流としてMP1及びMP2のみで構成される。又、本実施形態においても第2ノードN2及び第3ノードN3が差動出力部20aの出力端となり、プラス出力端子13及びマイナス出力端子14にそれぞれ接続する。
【0036】
次に、論理処理部31aの接続を説明する。INV1の入力端はデータ入力端子11に接続し、INV1の出力端はINV2の入力端及びINV4の入力端に接続し、INV2の出力端はAND1の一方の入力端に接続し、INV4の出力端はINV5の入力端に接続し、INV5の出力端はAND2の一方の入力端に接続する。又、INV3の入力端はPD端子12に接続し、INV3の出力端はAND1及びAND2のそれぞれの他方の入力端並びにMP7のゲートに接続する。尚、第1制御出力部32、第2制御出力部33及び第5スイッチ手段37の構成及び接続は、第1の実施形態の場合と全く同様であり、説明を省略する。又、本実施形態の差動出力回路3の動作も、第1の実施形態の場合と同様であり、説明は省略する。
【0037】
本実施形態の差動出力回路3は、上記の通り差動出力回路1の差動出力部20におけるMN1,MN2及び第2定電流源22部分をR1,R2に置き換えると共に、制御部30のMN1及びMN2の制御及び駆動に関わる部分を削除した構成となっており、第1の実施形態の場合と同様の作用効果が得られる。
【0038】
又、この差動出力回路3の出力信号を次段へ伝送するため、出力端を図2のようなバイアス回路70に接続したときの出力信号の中点電位をVc、最高電位をVmax 、最低電位をVmin とし、VDDの電圧値をV0 とすると、
Rx=(R1×R12)/(R1+R12)として、
Vc =V0×R11/(R11+Rx)
Vmax =Vc+I0×R11×Rx/(R11+Rx)
Vmin =Vc−I0×R11×Rx/(R11+Rx)
となる。
【0039】
次に、本実施形態の変形例について説明する。図7は、第2の実施形態の変形例を示す差動出力回路4のブロック図である。差動出力回路4は、差動出力部20aが、第1電位補正手段41であるカスコードトランジスタとなるMP8と、MP8のゲートに接続したバイアス回路72を更に有している点、及びMP8を追加したことに伴う一部の接続が変更された点が、差動出力回路3と異なる。以下、図7を参照して、変形例の差動出力回路4の構成を説明する。
【0040】
先ず、差動出力部20aの接続について説明する。MP1のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第1ノードN1、第2ノードN2及びMP3のドレインに接続し、MP2のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第1ノードN1、第3ノードN3及びMP4のドレインに接続する。又、R1を第2ノードN2とGNDとの間に接続し、R2を第3ノードN3とGNDとの間に接続する。ここまでは、差動出力回路3の場合と同様である。更に、MP8のソースドレイン路を第1ノードN1と第5ノードN5との間に接続し、MP8のゲートをバイアス回路72の出力端に接続し、第1定電流源21をVDDと第5ノードN5との間に接続する。
【0041】
次に、制御部30aの接続について、差動出力回路3の接続と異なる点を中心に説明する。この変形例では、第1制御出力部32及び第2制御出力部33のそれぞれの高電位側電源端であるMP3及びMP4のソース並びにMP7のドレインをいずれも第5ノードN5に接続した点のみが、差動出力回路3の場合と異なっている。尚、論理処理部31aの構成を含めて、制御部30aの他の接続関係は差動出力回路3の場合と同様であるので、これらの説明は省略する。又、この差動出力回路4の動作も、第1の実施形態の動作と同様であり説明は省略する。
【0042】
この変形例においても、第1の実施形態の場合と同様の作用効果が得られる。又、図6の差動出力回路3のような構成で、差動出力部20aの出力振幅が小さい場合は、第1ノードN1の電位が低いため、第1制御出力部32及び第2制御出力部33が十分動作できない場合が生じ得るが、この変形例では、上記構成により第5ノードN5の電位が持ち上げられるので、第1制御出力部32及び第2制御出力部33を動作させるのに必要な高電位側電源端の電位を確保することができると共に、第1定電流源21の電流値I0の電源電圧依存性を改善する効果も有する。
【0043】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図8は、本発明の第3の実施形態を示す差動出力回路5のブロック図である。図8を参照すると、本実施形態の差動出力回路5は、差動出力部20bと制御手段である制御部30bを備えて構成され、制御部30bが差動出力部20bを制御する。
【0044】
差動出力部20bは、第3スイッチ手段であるMN1、第4スイッチ手段であるMN2、第3抵抗素子であるR3、及び第4抵抗素子であるR4を含み構成される。そして、MN1及びMN2のそれぞれのソース、ドレイン及びゲートが、第3及び第4スイッチ手段それぞれの第1接続端、第2接続端及び制御入力端となっている。又、R3=R4となっている。
【0045】
制御部30bは、論理処理部31b、第3制御出力部34及び第4制御出力部35を含み構成される。具体的には、論理処理部31bはINV1,INV3乃至INV6、OR1及びOR2で構成され、第3制御出力部34はMP5とMN5からなるINVで、第4制御出力部35はMP6とMN6からなるINVで、それぞれ構成される。尚、差動出力回路5は、第6スイッチ手段38であるMN7を更に備えている。
【0046】
次に、これらの接続関係について説明する。先ず、差動出力部20bの接続を説明する。MN1のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第4ノードN4、第2ノードN2及びMP6のドレインに接続し、MN2のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第4ノードN4、第3ノードN3及びMP5のドレインに接続する。又、R3をVDDと第2ノードN2との間に接続し、R4をVDDと第3ノードN3との間に接続する。更に第2定電流源22を第4ノードN4とGNDとの間に接続する。即ち、本実施形態の差動出力回路5では、差動出力段が第2定電流源22の出力を定電流としてMN1及びMN2のみで構成される。又、本実施形態においても第2ノードN2及び第3ノードN3が差動出力部20bの出力端となり、プラス出力端子13及びマイナス出力端子14にそれぞれ接続する。
【0047】
次に、論理処理部31bの接続を説明する。INV1の入力端はデータ入力端子11に接続し、INV1の出力端はINV4の入力端に接続し、INV4の出力端はINV5の入力端及びOR2の一方の入力端に接続し、INV5の出力端はOR1の一方の入力端に接続する。又、INV3の入力端はPD端子12に接続し、INV3の出力端はINV6の入力端に接続し、INV6の出力端はOR1及びOR2のそれぞれの他方の入力端並びにMN7のゲートに接続する。尚、第3制御出力部34、第4制御出力部35及び第6スイッチ手段38の構成、接続は、第1の実施形態の場合と全く同様であり、説明を省略する。尚、本実施形態の差動出力回路5の動作も、第1の実施形態の動作と同様であり説明は省略する。
【0048】
本実施形態の差動出力回路5は、上記の通り差動出力回路1の差動出力部20におけるMP1,MP2及び第1定電流源21部分をR3,R4に置き換えると共に、制御部30のMP1及びMP2の制御及び駆動に関わる部分を削除した構成となっており、第1の実施形態の場合と同様の作用効果が得られる。
【0049】
又、この差動出力回路5の出力信号を次段へ伝送するため、出力端を図2のようなバイアス回路70に接続したときの出力信号の中点電位をVc、最高電位をVmax 、最低電位をVmin とし、VDDの電圧値をV0 とすると、
Ry=(R3×R11)/(R3+R11)として、
Vc =V0×Ry/(Ry+R12)
Vmax =Vc+I0×Ry×R12/(Ry+R12)
Vmin =Vc−I0×Ry×R12/(Ry+R12)
となる。
【0050】
次に、本実施形態の変形例について説明する。図9は、第3の実施形態の変形例を示す差動出力回路6のブロック図である。差動出力回路6は、差動出力部20bが、第2電位補正手段43であるカスコードトランジスタとなるMN8と、MN8のゲートに接続したバイアス回路74を更に有している点、及びMN8を追加したことに伴う一部の接続が変更された点が、差動出力回路5と異なる。以下、図9を参照して、変形例の差動出力回路6の構成を説明する。
【0051】
先ず、差動出力部20bの接続について説明する。MN1のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第4ノードN4、第2ノードN2及びMP6のドレインに接続し、MN2のソース、ドレイン及びゲートを、それぞれ第4ノードN4、第3ノードN3及びMP5のドレインに接続する。又、R3をVDDと第2ノードN2との間に接続し、R4をVDDと第3ノードN3との間に接続する。ここまでは、差動出力回路5の場合と同様である。更に、MN8のソースドレイン路を第4ノードN4と第6ノードN6との間に接続し、MN8のゲートをバイアス回路74の出力端に接続し、第2定電流源22を第6ノードN6とGNDとの間に接続する。
【0052】
次に、制御部30bの接続について、差動出力回路5の接続と異なる点を中心に説明する。この変形例では、第3制御出力部34及び第4制御出力部35のそれぞれの低電位側電源端であるMN5及びMN6のソース並びにMN7のドレインをいずれも第6ノードN6に接続した点のみが、差動出力回路5の場合と異なっている。尚、論理処理部31bの構成を含めて、制御部30bの他の接続関係は差動出力回路5の場合と同様であるので、これらの説明は省略する。又、この差動出力回路6の動作も、第1の実施形態の動作と同様であり説明は省略する。
【0053】
この変形例においても、第1の実施形態の場合と同様の作用効果が得られる。又、図8の差動出力回路5のような構成で、差動出力部20bの出力振幅が小さい場合は、第4ノードN4の電位が高いため、第3制御出力部34及び第4制御出力部35が十分動作できない場合が生じ得るが、この変形例では、上記構成により第6ノードN6の電位を下げることができるので、第3制御出力部34及び第4制御出力部35を動作させるのに必要な低電位側電源端の電位を確保することができると共に、第2定電流源22の電流値I0の電源電圧依存性を改善する効果も有する。
【0054】
尚、本発明は上記実施形態の説明に限定されるものでなく、その要旨の範囲内で種々変更が可能であることは言うまでもない。例えば、制御部に含まれる論理処理部の構成は、その出力論理を維持していれば、省電力機能等の付加機能の有無や必要な遅延時間等に応じて任意に変更してよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の差動出力回路は、信号の高速伝送を可能にしながら、出力波形のオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑制し、伝送時のエラー発生を低減できると共に、出力波形の遷移を緩やかにすることで、EMIを軽減できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差動出力回路の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の差動出力回路の動作を説明するための図で、(a)は図1の差動出力回路で信号を伝送する際の外部のバイアス回路及びこのバイアス回路との接続構成例を示す部分接続図、(b)は(a)の接続における差動出力回路へのデータ入力信号と出力信号の模式的な波形図である。
【図3】本発明の差動出力回路の動作を説明するための図で、図1の差動出力回路の主要ノードにおける電位波形図である。
【図4】図1の差動出力回路の出力端を図2のバイアス回路に接続したときの、動作シミュレーション波形図である。
【図5】第1の実施形態の変形例の差動出力回路のブロック図である。
【図6】本発明の差動出力回路の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態の変形例の差動出力回路のブロック図である。
【図8】本発明の差動出力回路の第3の実施形態を示すブロック図である。
【図9】第3の実施形態の変形例の差動出力回路のブロック図である。
【図10】従来の省電力機能を備えた差動出力回路の一例のブロック図である。
【図11】図10の従来の差動出力回路の出力端を所定のバイアス回路に接続したときの動作シミュレーション波形図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6 差動出力回路
11 データ入力端子
12 PD端子
13 プラス出力端子
14 マイナス出力端子
20,20a,20b 差動出力部
21 第1定電流源
22 第2定電流源
30,30a,30b 制御部
31,31a,31b 論理処理部
32 第1制御出力部
33 第2制御出力部
34 第3制御出力部
35 第4制御出力部
37 第5スイッチ手段
38 第6スイッチ手段
41 第1電位補正手段
43 第2電位補正手段
70,72,74 バイアス回路
Claims (17)
- それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第1乃至第4スイッチ手段と、第1及び第2定電流出力手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第1乃至第4制御信号をそれぞれ出力する第1乃至第4制御出力部を含む制御手段を有し、
前記1スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第2ノード及び前記第1制御出力部の出力端と接続し、
前記2スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第3ノード及び前記第2制御出力部の出力端と接続し、
前記3スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第2ノード及び前記第4制御出力部の出力端と接続し、
前記4スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第3ノード及び前記第3制御出力部の出力端と接続し、
前記第1定電流出力手段を前記第1ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第2定電流出力手段を前記第4ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第1制御出力部及び前記第2制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記第1ノードと前記低電位側電源に接続し、
前記第3制御出力部及び前記第4制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記高電位側電源と前記第4ノードに接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする差動出力回路。 - それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第1乃至第4スイッチ手段と、第1及び第2定電流出力手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第1乃至第4制御信号をそれぞれ出力する第1乃至第4制御出力部を含む制御手段を有し、
前記1スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第2ノード及び前記第1制御出力部の出力端と接続し、
前記2スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第3ノード及び前記第2制御出力部の出力端と接続し、
前記3スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第2ノード及び前記第4制御出力部の出力端と接続し、
前記4スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第3ノード及び前記第3制御出力部の出力端と接続し、
前記第1定電流出力手段を前記第1ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第2定電流出力手段を前記第4ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第1制御出力部乃至前記第4制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記第1ノードと前記第4ノードに接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする差動出力回路。 - それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第5スイッチ手段及び第6スイッチ手段を更に有し、前記第5スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記高電位側電源及び前記第1ノードにそれぞれ接続し、前記第6スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記低電位側電源及び前記第4ノードにそれぞれ接続し、前記5スイッチ手段及び前記第6スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御するようにした請求項1又は2に記載の差動出力回路。
- それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第1スイッチ手段及び第2スイッチ手段と、第1抵抗素子及び第2抵抗素子と、第1定電流出力手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第1制御信号及び第2制御信号をそれぞれ出力する第1制御出力部及び第2制御出力部を含む制御手段を有し、
前記1スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第2ノード及び前記第1制御出力部の出力端と接続し、
前記2スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第3ノード及び前記第2制御出力部の出力端と接続し、
前記第1抵抗素子を前記第2ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第2抵抗素子を前記第3ノードと前記低電位側電源との間に接続し、
前記第1定電流出力手段を前記第1ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第1制御出力部及び前記第2制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記第1ノードと前記低電位側電源に接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする差動出力回路。 - 第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第5スイッチ手段を更に有し、前記第5スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記高電位側電源及び前記第1ノードにそれぞれ接続し、前記5スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御する請求項4記載の差動出力回路。
- それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第1スイッチ手段及び第2スイッチ手段と、第1抵抗素子及び第2抵抗素子と、第1定電流出力手段と、第1電位補正手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第1制御信号及び第2制御信号をそれぞれ出力する第1制御出力部及び第2制御出力部を含む制御手段を有し、
前記1スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第2ノード及び前記第1制御出力部の出力端と接続し、
前記2スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第1ノード、第3ノード及び前記第2制御出力部の出力端と接続し、
前記第1抵抗素子を前記第2ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第2抵抗素子を前記第3ノードと前記低電位側電源との間に接続し、
前記第1定電流出力手段を第5ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第1電位補正手段を前記第1ノーと前記第5ノードとの間に接続し、
前記第1制御出力部及び前記第2制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記第5ノードと前記低電位側電源に接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする差動出力回路。 - 前記第1電位補正手段は、ゲート電極に所定の電位を供給し、ソースドレイン路を前記第1ノードと前記第5ノードとの間に接続したpチャネル電界効果トランジスタである請求項6記載の差動出力回路。
- 第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第5スイッチ手段を更に有し、前記第5スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記高電位側電源及び前記第5ノードにそれぞれ接続し、前記5スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御する請求項6又は7に記載の差動出力回路。
- 前記第5スイッチ手段は、pチャネル電界効果トランジスタで構成され、該pチャネル電界効果トランジスタのソース電極、ドレイン電極及びゲート電極がそれぞれ前記第1接続端、前記第2接続端及び前記制御入力端である請求項3,5及び8のいずれか1項に記載の差動出力回路。
- それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第3スイッチ手段及び第4スイッチ手段と、第3抵抗素子及び第4抵抗素子と、第2定電流出力手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第3制御信号及び第4制御信号をそれぞれ出力する第3制御出力部及び第4制御出力部を含む制御手段を有し、
前記3スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第2ノード及び前記第4制御出力部の出力端と接続し、
前記4スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第3ノード及び前記第3制御出力部の出力端と接続し、
前記第3抵抗素子を前記第2ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第4抵抗素子を前記第3ノードと前記高電位側電源との間に接続し、
前記第2定電流出力手段を前記第4ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第3制御出力部及び前記第4制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記高電位側電源と前記第4ノードに接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする差動出力回路。 - 第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第6スイッチ手段を更に有し、前記第6スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記低電位側電源及び前記第4ノードにそれぞれ接続し、前記第6スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御する請求項10記載の差動出力回路。
- それぞれが第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第3スイッチ手段及び第4スイッチ手段と、第3抵抗素子及び第4抵抗素子と、第2定電流出力手段と、第2電位補正手段と、第1信号入力端に入力するデータ信号に基づいて第3制御信号及び第4制御信号をそれぞれ出力する第3制御出力部及び第4制御出力部を含む制御手段を有し、
前記3スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第2ノード及び前記第4制御出力部の出力端と接続し、
前記4スイッチ手段の第1接続端、第2接続端及び制御入力端をそれぞれ第4ノード、第3ノード及び前記第3制御出力部の出力端と接続し、
前記第3抵抗素子を前記第2ノードと高電位側電源との間に接続し、
前記第4抵抗素子を前記第3ノードと前記高電位側電源との間に接続し、
前記第2定電流出力手段を第6ノードと低電位側電源との間に接続し、
前記第2電位補正手段を前記第4ノーと前記第6ノードとの間に接続し、
前記第3制御出力部及び前記第4制御出力部の高電位側電源端と低電位側電源端をそれぞれ前記高電位側電源と前記第6ノードに接続し、
前記第2ノードと前記第3ノードを差動出力端とする構成を有することを特徴とする差動出力回路。 - 前記第2電位補正手段は、ゲート電極に所定の電位を供給し、ソースドレイン路を前記第4ノードと前記第6ノードとの間に接続したnチャネル電界効果トランジスタである請求項12記載の差動出力回路。
- 第1接続端、第2接続端及び制御入力端を備え、該制御入力端に入力する信号により前記第1接続端と前記第2接続端との導通、非導通を制御する第6スイッチ手段を更に有し、前記第6スイッチ手段の第1接続端及び第2接続端を前記低電位側電源及び前記第6ノードにそれぞれ接続し、前記第6スイッチ手段の導通、非導通を前記制御手段の第2信号入力端に入力される省電力制御信号により制御する請求項12又は13に記載の差動出力回路。
- 前記第6スイッチ手段は、nチャネル電界効果トランジスタで構成され、該nチャネル電界効果トランジスタのソース電極、ドレイン電極及びゲート電極がそれぞれ前記第1接続端、前記第2接続端及び前記制御入力端である請求項3,11及び14のいずれか1項に記載の差動出力回路。
- 前記第1スイッチ手段及び前記第2スイッチ手段は、いずれもpチャネル電界効果トランジスタで構成され、該pチャネル電界効果トランジスタのソース電極、ドレイン電極及びゲート電極がそれぞれ前記第1接続端、前記第2接続端及び前記制御入力端である請求項1乃至9いずれか1項に記載の差動出力回路。
- 前記第3スイッチ手段及び前記第4スイッチ手段は、いずれもnチャネル電界効果トランジスタで構成され、該nチャネル電界効果トランジスタのソース電極、ドレイン電極及びゲート電極がそれぞれ前記第1接続端、前記第2接続端及び前記制御入力端である請求項1乃至3,及び10乃至15のいずれか1項に記載の差動出力回路。
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JP2002122848A JP3722779B2 (ja) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | 差動出力回路 |
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