JP3714376B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持ドラム上に形成された可視像を転写ポイントにて転写媒体に転写する画像形成装置に係り、特に、像担持ドラムの位置決め方式の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、カラー画像形成装置としては、例えば水平方向に沿う用紙搬送路に対して複数の画像形成ユニット(例えば電子写真方式を採用)を配設し、用紙搬送路に沿って移動する用紙に前記各画像形成ユニットから順次トナー像を転写させ、用紙上にカラー画像を形成するようにした所謂タンデム型と称されるものが知られている(例えば特開平7−319254号公報参照)。
この種のカラー画像形成装置にあっては、例えば図9に示すように、各画像形成ユニット500の像担持用の感光体ドラム501(501a,501b)の両側に軸受502を配設すると共に、この軸受502に感光体ドラム501の両端回転軸(ドラム外径自体も含む)503を回転自在に支承する一方、各感光体ドラム501の転写ポイントPには押圧スプリング505によって押圧付勢される転写ロール504を配設し、感光体ドラム501と転写ロール504とで用紙の搬送作用を行ないながら、感光体ドラム501上のトナー像を用紙に転写させるようにしたものが既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のカラー画像形成装置にあっては、感光体ドラム501の両端回転軸503に駆動ギア(図示せず)を介して駆動力を与える駆動方式が採用されるが、図10に示すように、通常、感光体ドラム501の外径のバラツキ(真円度誤差)や感光体ドラム501の回転軸503の偏心、軸受502と前記回転軸との間のガタeによって、感光体ドラム501の周面軌跡が点線で示すように変化し、その分、転写ポイントPでの感光体ドラム501の表面速度が変動し、プロセス方向の像倍率の変動を起こす。
特に、タンデム型の画像形成装置にあっては、図9に示すように、感光体ドラム501と転写ロール504との転写ポイント(接触ポイント)PがP’のように変化してしまう。
この場合、各画像形成ユニット500の転写ポイントP間のスパンがL1であったのに対し、そのスパンがL2(L2≠L1)へ変化してしまうことから、多重転写時に色ズレが発生してしまい、カラー画像品質を損なうという技術的課題が見られた。
【0004】
尚、このような技術的課題は、用紙搬送路に沿って循環移動する用紙搬送ベルトを設け、この用紙搬送ベルトに用紙を例えば静電吸着保持させるようにしたベルト搬送方式を採用したタイプでも同様に生ずるものである。
【0005】
このような技術的課題を解決するには、レジストレーションコントローラによって感光体ドラム501の表面速度の変動分を制御(フィードバック制御若しくはフィードフォワード制御)する(用紙搬送ベルトを用いた場合には、同時に搬送ベルトの表面速度も制御する)対策が挙げられるが、この対策については装置構成の複雑化、コストアップという点で必ずしも好ましいものとは言えない。
【0006】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、装置構成の簡略化、低廉化という要請を満たしながら、像担持ドラムの外径バラツキ、偏心誤差や軸受ガタによる像担持ドラムの表面速度の変動を防止し、プロセス方向の倍率変動のない良好な転写像を得るようにした画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の基本的構成は、図1(a)(b)に示すように、像担持ドラム1上に形成された可視像を転写ポイントPにて転写媒体5に転写する画像形成装置において、像担持ドラム1の非画像領域周面の異なる複数箇所が接触支持され、転写ポイントPでの像担持ドラム1の周面軌跡位置が位置決めされる複数の位置決め部材2,3と、この複数の位置決め部材2,3の方向に像担持ドラム1を押圧する押圧手段4とを備えたことを特徴とするものである。
特に、本発明は、転写可能な可視像が担持される複数の像担持ドラム1(具体的には1a〜1d)を並列的に配設し、各像担持ドラム1上に形成された可視像を転写ポイントPにて転写媒体5に順次転写する画像形成装置(タンデム型の画像形成装置)にて有効である。
【0008】
このような技術的手段において、本発明が適用される画像形成装置は、複数の像担持ドラム1が並列配置されるタイプを前提とするが、単一の像担持ドラム1を備えているタイプに適用することは可能である。尚、用紙搬送方式(転写ロール方式、用紙搬送ベルト方式)や、像担持ドラム1の配列方向について適宜選定して差し支えない。
また、像担持ドラム1としても、トナー像などの像を担持し得るものであればよく、潜像形成手段の種類に応じて感光体、誘電体等の適宜材料を選定して差し支えない。
【0009】
更に、位置決め部材2,3としては、像担持ドラム1を複数箇所で接触支持するものであれば適宜選定して差し支えないが、像担持ドラム1に対して不必要な回転負荷を与えないように像担持ドラム1に追従回転するロール状部材が用いられる。
また、複数の位置決め部材2,3の配設位置としては、転写ポイントPでの像担持ドラム1の周面軌跡位置を位置決めするものであれば任意に選定して差し支えないが、像担持ドラム1の転写ポイントPで転写ロールが対向配置されている画像形成装置にあっては、転写ポイントPでの像担持ドラム1の周面軌跡位置をより正確に位置決めするという観点からすれば、複数の位置決め部材2,3の一つは転写ロールと同軸上に設けられた位置決めロールであることが必要である。
【0010】
更に、押圧手段4については、複数の位置決め部材2,3に像担持ドラム1を押圧するものであれば適宜選定して差し支えないが、像担持ドラム1に不必要な回転負荷を与えないような構成(像担持ドラム1に追従回転可能なロール状部材を押圧付勢する態様など)が用いられる。
特に、押圧手段4が像担持ドラム1の表面に掛け渡されて当該像担持ドラム1を駆動するベルトで構成されている形態にあっては、像担持ドラム1の駆動伝達系で押圧手段4を兼用でき、部品点数の低減化という点で好ましい。
【0011】
以上のように、本発明は、図1(a)(b)に示すように、転写可能な可視像が担持される複数の像担持ドラム1(具体的には1a〜1d)を並列的に配設し、像担持ドラム1の転写ポイントPに転写ロールを対向配置すると共に、各像担持ドラム1上に形成された可視像を転写ポイントPにて転写媒体5に順次転写する画像形成装置において、各像担持ドラム1の非画像領域周面の異なる複数箇所が接触支持され、像担持ドラム1に追従回転すると共に転写ポイントPでの各像担持ドラム1の周面軌跡位置が位置決めされる複数の位置決め部材2,3と、この複数の位置決め部材2,3の方向に各像担持ドラム1を押圧し且つ像担持ドラム1に追従回転する押圧手段4とを具備させ、各像担持ドラム1の複数の位置決め部材2,3の一つは転写ロールと同軸上に設けられた位置決めロールであり、転写ポイントPの位置及び転写ポイントP間のスパンを一定に保つようにしたものである。
【0012】
次に、上述した技術的手段の作用について説明する。
図1(a)において、位置決め部材2,3は、像担持ドラム1の非画像領域周面の異なる複数箇所を接触支持し、転写ポイントPでの像担持ドラム1の周面軌跡位置を位置決めする。一方、押圧手段4は、位置決め部材2,3の方向に像担持ドラム1を押圧する。
このような状態において、像担持ドラム1の外径バラツキ、偏心誤差や軸受ガタがあるとしても、複数の位置決め部材2,3で接触支持された像担持ドラム1の周面軌跡が拘束されるため、特に像担持ドラム1の表面を直接駆動させる方式において、像担持ドラム1の表面速度は変動することなく一定に保たれる。
【0013】
特に、図1(b)の態様にあっては、各色の像担持ドラム1a〜1dのうちの一つ(基準)の像担持ドラム1の表面速度を他の像担持ドラム1へコピーすることにより各像担持ドラム1の表面速度が一定に保たれ、かつ、各転写ポイントPが所定位置に設定される。
このため、各転写ポイントP間のスパンLが変動することなく一定になり、また、各転写ポイントPを結ぶ転写媒体5の搬送経路が一定になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2はこの発明が適用されたカラー画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、カラー画像形成装置は、装置本体ハウジング21内に4つの色(本実施の形態ではイエロ、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成ユニット22(具体的には22a〜22d)を縦方向に配列し、その下方には供給用の用紙が収容される給紙カセット23を配設すると共に、各画像形成ユニット22に対応した箇所には給紙カセット23からの用紙の搬送路となる用紙搬送路24を垂直方向に配置したものである。
【0015】
本実施の形態において、画像形成ユニット22(22a〜22d)は、用紙搬送路24の上流側から順に、イエロ用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用のトナー像を形成するものであり、感光体ドラム33上に例えば電子写真方式にて各色トナー像を形成するプロセスカートリッジ30と、感光体ドラム33上にレーザ光を照射して感光体ドラム33上に静電潜像を書込むレーザ露光装置40と、感光体ドラム33に対向配置されて当該感光体ドラム33上に形成された各色トナー像を図示外の用紙に転写させる転写ロール50とを備えたものである。
尚、転写ロール50には所定の転写バイアスが印加されている。
【0016】
更に、本実施の形態では、給紙カセット23には用紙を所定のタイミングで送出するフィードロール61が設けられており、フィードロール61と最上流画像形成ユニット22aの転写部位との間に位置する用紙搬送路24には、入口側のニップ搬送ロール62が設けられると共に、この下流側には、光学式の用紙通過センサ63が配設されている。
本実施の形態では、用紙通過センサ63は用紙の先端を検出するものであり、この検出タイミングに基づいて例えば各画像形成ユニット22のレーザ露光装置40の静電潜像の書き込みタイミングが制御されるようになっている。
【0017】
更にまた、最下流画像形成ユニット22dの下流側に位置する用紙搬送路24には定着装置64が設けられており、本実施の形態では、この定着装置64が出口側のニップ搬送ロール65としても機能するようになっている。
そして、この定着装置64の下流側には用紙排出用の排出ロール66が設けられ、装置本体ハウジング21の上部には形成された収容トレイ67に排出用紙が収容されるようになっている。
【0018】
次に、図2〜図5を用いて、本実施の形態で用いられるプロセスカートリッジ30について詳述する。
図3はプロセスカートリッジの装置本体ハウジング21内への支持構造の概要を示す分解斜視図である。
同図において、プロセスカートリッジ30は、感光体ドラム33が組み込まれる潜像ユニット31と、この潜像ユニット31に対して揺動自在に位置決め係合せしめられる現像ユニット32とで構成されている。
【0019】
本実施の形態において、潜像ユニット31は、図2〜図5に示すように、潜像ハウジング34の両側壁の軸受部に感光体ドラム33を回転自在に支承すると共に、感光体ドラム33の両端支持部33aを潜像ハウジング34の外側に突設する一方、潜像ハウジング34内には前記感光体ドラム33が予め帯電される帯電ロール35を配設し、更に、感光体ドラム33上の残留トナーが除去されるクリーナ36(例えば横方向に延びるクリーナハウジングを有し、感光体ドラム33に面した箇所に残留トナー掻き取り用のブレードを配設した態様)を設けたものである。
更に、潜像ハウジング34の感光体ドラム33の位置と反対側端部の幅方向(感光体ドラム33の軸方向に相当)両側には略U字状の位置決め係合溝101が一対形成されている。
【0020】
また、本実施の形態の現像ユニット32は、図2〜図5に示すように、潜像ユニット31の下側に配設されており、感光体ドラム33の軸方向と同方向に延びる現像ハウジング71を有し、この現像ハウジング71内には所定の色トナーが含まれる現像剤(非磁性現像剤又は磁性現像剤からなる一成分現像剤)を収容すると共に、現像ハウジング71内には一対の現像剤攪拌部材としてのアジテータ72,73を配設し、また、現像ハウジング71の感光体ドラム33に対向する開口部位には現像ロール74を配設すると共に、この現像ロール74の近傍には現像ハウジング71内の現像剤が現像ロール74側へ供給される現像剤供給ロール75を配設し、更に、現像ロール74上への現像剤の層厚が規制され且つ所定レベルに帯電される現像剤帯電ブレード76を設けたものである。
尚、現像ロール74には図示外の現像バイアスが印加され、現像ロール74上の現像剤(トナー)が感光体ドラム33側へ飛翔するようになっている。
【0021】
更に、本実施の形態では、装置本体ハウジング21は、プロセスカートリッジ30を収容するカートリッジ収容ハウジング211と、転写ロール50が回転自在に支承され且つカートリッジ収容ハウジング211の開口を開閉自在に閉塞する本体カバー212とを備えている。
本実施の形態におけるプロセスカートリッジ30の支持構造は、本体カバー212側には感光体ドラム33の両端支持部33aが複数箇所で接触支持される位置決めロール111,112を回転自在に設け、一方、カートリッジ収容ハウジング211の両側内壁には、潜像ユニット31の位置決め係合溝101に係合する位置決めピン113を設けると共に、感光体ドラム33の両端支持部33aが位置決めロール111,112側へ向かって押圧される押圧ロール114を設けたものである。
【0022】
特に、本実施の形態では、一方の位置決めロール111は転写ロール50の両端に当該転写ロール50と同軸に設けられている。
また、カートリッジ収容ハウジング211の両側内壁には支持ブラケット115が固着されており、この支持ブラケット115には回転アーム116がその中間部を軸着して回転支承されており、回転アーム116の先端に押圧ロール114が回転自在に支承され、回転アーム116の他端と支持ブラケット115との間には押圧用の付勢スプリング117が配設されており、更に、支持ブラケット115に前記位置決めピン113が突設されている。
【0023】
また、本実施の形態では、カートリッジ収容ハウジング211の幅方向一側外壁には、各感光体ドラム33への駆動力伝達機構150が設けられている。
この駆動力伝達機構150は、図3及び図4に示すように、各感光体ドラム33に設けたギア37に連結されるドラム駆動ギア151〜154と、ドラム駆動ギア151,152間に介在されて噛合し且つ駆動モータ155のシャフトに連結される駆動ギア156と、ドラム駆動ギア152,153間及び153,154間に介在されて噛合するアイドラギア157,158とを備えている。
【0024】
次に、プロセスカートリッジ30を装置本体へ組み込む場合について説明すると、図3に示すように、カートリッジ収容ハウジング211側の位置決めピン113に潜像ユニット31の位置決め係合溝101を係合させ、更に、感光体ドラム33の両端支持部33aを本体カバー212側の位置決めロール111,112で支持すると共に、カートリッジ収容ハウジング211側の押圧ロール114にて感光体ドラム33の両端支持部33aを位置決めロール111,112側へ押圧させるようにすればよい。
【0025】
また、このようにして装置本体にプロセスカートリッジ30を組み込むと、駆動力伝達機構150がドラム駆動ギア151〜154を介して各感光体ドラム33を駆動する。
このとき、たとえ感光体ドラム33が外径バラツキ、偏心誤差や軸受部にガタを有しているとしても、感光体ドラム33の外径を二点支持する位置決めロール111,112の作用により、転写ロール50に対向する感光体ドラム33の周面位置は常に一定になり、感光体ドラム33の転写ポイントを通過する表面速度は一定に保たれると共に、転写ポイント間のスパンも一定に保たれる。
このため、転写工程において、感光体ドラム33から用紙に各色トナー像が転写する際にプロセス方向の像倍率の変動が軽減され、カラーレジストレーションのズレに伴うカラー画像品質の低下が軽減される。
【0026】
特に、本実施の形態においては、一方の位置決めロール111が転写ロール50と同軸に設けられているため、転写ロール50に対する感光体ドラム33の相対位置関係が極めて精度良く設定されることになり、その分、転写ロール50との間の転写動作は常時最適な条件で行なわれる。
【0027】
◎実施の形態2
図6は本発明が適用されたカラー画像形成装置の実施の形態2を示す。
同図において、カラー画像形成装置の基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なる駆動力伝達機構160を備え、かつ、実施の形態1の一方側の押圧ロール114の押圧機構を削除し、前記駆動力伝達機構160にて削除した一方側の押圧ロール114の押圧機構を兼用するようにしたものである。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0028】
本実施の形態で用いられる駆動力伝達機構160は、図6及び図7に示すように、各感光体ドラム33の両端支持部33a端部外周面(本実施の形態では感光体ドラム33の外周面に相当)の転写ロール50側に対し対向配置された揺動可能なアーム付アイドラ170(具体的には170a〜170d)を備えている。
ここで、アーム付アイドラ170は、揺動支点172にて揺動自在なアーム171の自由端側にアイドラプーリ173を回転自在に支承したものであるが、本実施の形態では、アーム171の揺動支点172は感光体ドラム33の中心とアイドラプーリ173の回転中心とを結ぶ直線に対して略直交する方向に設定されている。
また、本実施の形態では、アーム付アイドラ170が接触する感光体ドラム33の端部外周面には高摩擦材料のコーティング層(例えばダイヤモンドコート)が形成されている。
【0029】
また、前記駆動力伝達機構160は、駆動源としての駆動モータ161に駆動連結される原動プーリ162を有し、この原動プーリ162に巻回されるエンドレスベルト180を複数の従動プーリ163〜165、各アーム付アイドラ170及び各感光体ドラム33とに順次掛け渡すようにしたものである。
本実施の形態では、エンドレスベルト180としては例えば例えばケプラーを芯体としたラバー被覆ベルトが用いられており、原動プーリ162の外周面には図示外の高摩擦材料からなるコーティング層(例えばダイヤモンドコート)が形成されている。
一方、従動プーリ163は原動プーリ162に巻き掛けされるベルトの巻き掛け角を大きくとれるような位置に配置されており、また、従動プーリ164は最下流側感光体ドラム33(図2の画像形成ユニット22d)の更に上方に配置されてエンドレスベルト180に所定の張力を付与するテンションプーリとして機能するものであり、更に、従動プーリ165は最上流側感光体ドラム33(図2の画像形成ユニット22a)の下方に配置されるものである。
尚、本実施の形態においては、テンション付与機構166は、従動プーリ(テンションプーリ)164を揺動アーム167で揺動支持し、この揺動アーム167の揺動支点168と同軸に係合アーム169を突設し、例えば本体カバー212閉時に当該本体カバー212に形成された係合突片(図示せず)を前記係合アーム169に衝合させ、揺動アーム167の姿勢を変化させ、エンドレスベルト180に所定の張力を付与するものである。また、テンション付与機構166としては、独立に圧縮コイルバネ等のテンション付加機構を有し、プロセスカートリッジ30を本体へ装置後に動作させるようにしたものであってもよい。
【0030】
特に、本実施の形態において、エンドレスベルト180は、各アーム付アイドラ170のアイドラプーリ173の外周面の略2/3程度巻回された後に、アイドルプーリ173と感光体ドラム33との間を通り、当該感光体ドラム33の端部外周面の略2/3程度巻回されている。
【0031】
尚、本実施の形態の駆動力伝達機構160においては、アーム付アイドラ170のアーム171を揺動支点172を挟んで反対側へ延長し、この延長部191に巻き上げローラ192を設け、アーム付アイドラ170が感光体ドラム33から退避する際に、巻き上げローラ192でエンドレスベルト180を押し下げ、エンドレスベルト180の弛みを吸収するようにした機構が付加されている。
【0032】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
図7において、図示外の画像形成スタートスイッチをオン操作すると、先ず、駆動力伝達機構160である原動プーリ162が回転してエンドレスベルト180に所定の駆動力が伝達され、エンドレスベルト180が図中矢印方向へ循環回転し始める。
このとき、エンドレスベルト180が巻回されたアーム付アイドラ170の作用によって、アイドラプーリ173は感光体ドラム33側に押し付けられ、エンドレスベルト180を所定圧で挟持する。
この状態において、エンドレスベルト180は各感光体ドラム33の端部外周面の略2/3程度広範囲に亘って巻回され、しかも、エンドレスベルト180として、伸縮がなく且つ巻き掛けロールとの間で滑りのない材料が用いられているから、エンドレスベルト180と感光体ドラム33との間の摩擦力は十分に確保され、エンドレスベルト180はほとんどスリップすることなく、感光体ドラム33を同期回転させる。
【0033】
このとき、各感光体ドラム33の両端支持部33aは、実施の形態1と同様に、位置決めロール111,112に接触支持されているから、各感光体ドラム33の表面速度は一定に保たれ、カラーレジストレーションのズレのない良好なカラー画像が得られる。
更に、感光体ドラム33の両端支持部33aの一方側は押圧ロール114にて位置決めロール111,112側へ押し付けられるが、その他方側はエンドレスベルト180の押し付け力にて位置決めロール111,112側へ押し付けられるため、実施の形態1に比べて、一方側の押圧ロール114による押圧機構を削除することが可能である。
【0034】
◎実施の形態3
図8は本発明を単色の画像形成装置に適用した実施の形態3(参考の形態)を示す。
同図において、画像形成装置は、装置本体ハウジング21内に単色のプロセスカートリッジ30を一つ組み込んだもので、下方側に給紙カセット23を配設すると共に、上方側に定着装置64及び収容トレイ67を配設したものである。
そして、プロセスカートリッジ30の支持構造としては、例えば実施の形態1と同様に、複数の位置決めロール111,112、位置決めピン113、位置決め係合溝101及び押圧ロール114を採用するようにしたものである。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
従って、本実施の形態にあっても、感光体ドラム33はその外径バラツキ等に影響されることなく、一定の表面速度で回転駆動されるため、転写ロール50との間で像倍率が変動することなく転写動作が行なわれ、良好な単色画像が得られる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、タンデム型の画像形成装置において、像担持ドラムの外周面を複数の位置決め部材で接触支持し、かつ、押圧手段にて複数の位置決め部材に像担持ドラムを押し付けることにより、像担持ドラムの外径バラツキ、偏心誤差や軸受のガタによる像担持ドラムの表面速度の変動を防止するようにしたので、従来のフィードバックなどの制御を用いなくとも、転写時におけるプロセス方向の像倍率の変動を抑えることができ、装置構成の簡略化、低廉化という要請を満たしながら、常時良好な転写像を得ることができる。
【0036】
特に、本発明に係るタンデム型の画像形成装置にあっては、各色の像担持ドラムの表面速度を一定に保ち、かつ、各転写ポイントを所定位置に設定することが可能になるため、各転写ポイント間のスパンが変動することなく一定になり、その分、転写媒体上への転写像の色ズレを有効に抑えることができるほか、各転写ポイントを結ぶ転写媒体の搬送経路を一定にすることが可能になり、その分、転写媒体の搬送方向を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明図、(b)は本発明をタンデム型の画像形成装置に適用した態様を示す説明図である。
【図2】 本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1の概要を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1に係る画像形成装置の要部分解斜視図である。
【図4】 図3の組み込み状態を示す斜視図である。
【図5】 実施の形態1の感光体ドラムの支持状態を示す説明図である。
【図6】 実施の形態2に係る画像形成装置の概要斜視図である。
【図7】 図6の正面説明図である。
【図8】 実施の形態3に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図9】 従来におけるタンデム型の画像形成装置の一例を示す説明図である。
【図10】 図9における感光体ドラムの支持構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1…像担持ドラム,2,3…位置決め部材,4…押圧手段,5…転写媒体
Claims (2)
- 転写可能な可視像が担持される複数の像担持ドラム(1:1a〜1d)を並列的に配設し、像担持ドラム(1)の転写ポイント(P)に転写ロールを対向配置すると共に、各像担持ドラム(1)上に形成された可視像を転写ポイント(P)にて転写媒体(5)に順次転写する画像形成装置において、
各像担持ドラム(1)の非画像領域周面の異なる複数箇所が接触支持され、像担持ドラム(1)に追従回転すると共に転写ポイント(P)での各像担持ドラム(1)の周面軌跡位置が位置決めされる複数の位置決め部材(2,3)と、
この複数の位置決め部材(2,3)の方向に各像担持ドラム(1)を押圧し且つ像担持ドラム(1)に追従回転する押圧手段(4)とを備え、各像担持ドラム(1)の複数の位置決め部材(2,3)の一つは転写ロールと同軸上に設けられた位置決めロールであり、転写ポイント(P)の位置及び転写ポイント(P)間のスパンを一定に保つことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載のものにおいて、
押圧手段(4)が像担持ドラム(1)の表面に掛け渡されて当該像担持ドラム(1)を駆動するベルトで構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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