JP3706680B2 - 液体封入ブッシュ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、相互に平行な軸線を有する外筒及び内筒間に弾性体を配置し、この弾性体に臨むように形成した複数の液室をオリフィスを介して相互に連通させ、前記外筒及び内筒の半径方向の相対移動を前記オリフィスを通過する液体の抵抗により緩衝する液体封入ブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の液体封入ブッシュを示すものである。同図から明らかなように、液体封入ブッシュBは軸線Lを共有する外筒01及び内筒02を備えており、内筒02の外周に嵌合するカラー03及び外筒01間を接続する第1弾性体04と、外筒01にスペーサ05,05を介して結合した一対の第2弾性体06,06とにより、第1液室R1 及び第2液室R2 画成される。そして第1液室R1 及び第2液室R2 は2個のオリフィスO,Oにより相互に接続される。
【0003】
荷重の入力により第1弾性体04が変形して外筒01及び内筒02が矢印X−X′方向に相対移動すると、第1液室R1 及び第2液室R2 の容積が交互に拡縮して第1液室R1 及び第2液室R2 内の液体がオリフィスO,Oを介して相互に行き来し、その際に発生する液体の抵抗により前記荷重が緩衝される。更に大きな荷重が入力されて外筒01及び内筒02が大きく相対移動すると、第1弾性体04が一方の第2弾性体06に密着することにより、外筒01及び内筒02の相対移動量の増加が規制されてストッパ機能が発揮される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものは、入力荷重が小さくて外筒01及び内筒02の相対移動量が小さいときは、第1液室R1 及び第2液室R2 の容積が効果的に拡縮して充分なダンピング力が得られるが、入力荷重の増加により第1弾性体04が一方の第2弾性体06に密着してストッパ機能が発揮される状態になると、第1液室R1 及び第2液室R2 の容積が殆ど変化しなくなってダンピング力が不足する問題があった。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、入力荷重が小さい領域から大きい領域に亘って充分なダンピング力を得ることが可能な液体封入ブッシュを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、相互に平行な軸線を有する外筒及び内筒間に弾性体を配置し、この弾性体に臨むように形成した複数の液室をオリフィスを介して相互に連通させ、前記外筒及び内筒の半径方向の相対移動を前記オリフィスを通過する液体の抵抗により緩衝する液体封入ブッシュにおいて、内筒を挟んで形成した第1液室及び第2液室を第1オリフィスを介して相互に連通させるとともに、前記第1液室又は第2液室の半径方向外側に形成した少なくとも1個の補助液室を第2オリフィスを介して前記第1液室又は第2液室に連通させてなり、前記補助液室が、液体封入ブッシュへの入力荷重が小さくて外筒及び内筒の相対移動量が小さい領域では容積が拡縮せず、また同入力荷重が大きくて外筒及び内筒の相対移動量が大きい領域では容積が拡縮するように形成され、前記相対移動量が小さい領域では、第1液室及び第2液室の容積が拡縮することを特徴とする。
【0007】
また請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、前記第2オリフィスの流路断面積を前記第1オリフィスの流路断面積よりも小さく設定したことを特徴とする。
【0008】
また請求項3の発明は、相互に平行な軸線を有する外筒及び内筒間に弾性体を配置し、この弾性体に臨むように形成した複数の液室をオリフィスを介して相互に連通させ、前記外筒及び内筒の半径方向の相対移動を前記オリフィスを通過する液体の抵抗により緩衝する液体封入ブッシュにおいて、内筒を挟んで形成した第1液室及び第2液室を第1オリフィスを介して相互に連通させるとともに、前記第1液室及び第2液室の各々半径方向外側に形成した2個の補助液室を第2オリフィスを介して相互に連通させてなり、前記補助液室が、液体封入ブッシュへの入力荷重が小さくて外筒及び内筒の相対移動量が小さい領域では容積が拡縮せず、また同入力荷重が大きくて外筒及び内筒の相対移動量が大きい領域では容積が拡縮するように形成され、前記相対移動量が小さい領域では、第1液室及び第2液室の容積が拡縮することを特徴とする。
【0009】
また請求項4の発明は、請求項3の構成に加えて、前記第1及び第2オリフィスが、前記内筒を挟んでその両側に配置されていて、そのオリフィス壁面の一部が前記外筒で構成されると共に、該第2オリフィスの流路断面積が該第1オリフィスの流路断面積よりも小さく設定されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の第1実施例を示すもので、図1は液体封入ブッシュを備えたサスペンションアームの側面図、図2は図1の2−2線拡大断面図(図3の2−2線断面図)、図3は図2の3−3線断面図、図4は小荷重入力時の作用説明図、図5は大荷重入力時の作用説明図である。
【0011】
図1において符号1は自動車のサスペンションアーム(リーディングアーム或いはトレーリングアーム)を示すものである。サスペンションアーム1のアーム本体2の一端に形成した環状の支持部3に圧入により固定された液体封入ブッシュBは、その内部を貫通するボルト4及びナット5で車体側に設けた一対の取付ブラケット6,6間に固定される。またアーム本体2の他端にはコ字状の支持部7が形成されており、ナックルアームの先端に形成した環状の支持部8に圧入により固定された液体封入ブッシュBは、その内部を貫通するボルト9及びナット10で前記支持部7に固定される。前記両液体封入ブッシュB,Bは実質的に同一構造を備えているため、車体側の取付ブラケット4,4に固定される液体封入ブッシュBを例にとって構造を説明する。
【0012】
図2及び図3に示すように、液体封入ブッシュBは大径の外筒11と、その外筒11の内部に軸線Lを共有して同心に配置された小径の内筒12とを備える。内筒12の外周に圧入により固定した3個のインナーカラー13,14,14の外周に、第1弾性体15が焼付けにより固定される。第1弾性体15の外周に焼付けにより固定された概略環状のアウターカラー16が、外筒11の内周に嵌合してカシメにより固定される。前記アウターカラー16は円周方向に延びる一対の開口部161 ,161 (図3参照)を備えており、その開口部161 ,161 に嵌合する一対の円弧状支持板17,17の内周にそれぞれ第2弾性体18,18が焼付けにより固定される。
【0013】
第1弾性体15及び第2弾性体18,18は別部材で構成されているが、第1弾性体15の外面と第2弾性体18,18の内面とが一部において当接することにより、外筒11及び内筒12が同心に位置決めされる。
【0014】
液体封入ブッシュBには、主として図2の矢印X−X′方向の荷重がサスペンションアーム1から入力される。第1弾性体15、第2弾性体18,18及び外筒11間に第1液室R1 及び第2液室R2 が画成されており、これら第1液室R1 及び第2液室R2 は前記軸線Lを挟んで矢印X−X′方向両側に配置される。そして第1液室R1 及び第2液室R2 は、外筒11及びアウターカラー16間に形成した一対の第1オリフィスO1 ,O1 により相互に連通する。
【0015】
一対の第2弾性体18,18及び外筒11間に、補助液室としての第3液室R3 及び第4液室R4 が画成される。第3液室R3 及び第4液室R4 は前記第1液室R1 及び第2液室R2 の矢印X−X′方向外側に配置されており、第3液室R3 は外筒11及び円弧状支持板17間に形成された第2オリフィスO2 ,O2 を介して前記第1液室R1 の両端に連通するとともに、第4液室R4 は外筒11及び円弧状支持板17間に形成された第2オリフィスO2 ,O2 を介して前記第2液室R2 の両端に連通する。第2オリフィスO2 …の流路断面積は、第1オリフィスO1 ,O1 の流路断面積よりも小さく設定されている。
【0016】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0017】
車両の走行に伴って路面からタイヤに伝達される荷重により、サスペンションアーム1に図2の矢印X−X′方向の荷重が作用する。サスペンションアーム1に矢印X方向の荷重が作用し、且つその荷重が比較的に小さい場合を考えると、図4に示すように、第1弾性体15が変形して第1液室R1 の容積が縮小するとともに第2液室R2 の容積が拡大し、第1液室R1 から押し出された液体が第1オリフィスO1 ,O1 を通過して第2液室R2 に移動する。逆にサスペンションアーム1に矢印X′方向の比較的に小さな荷重が作用した場合には、第2液室R2 の容積が縮小するとともに第1液室R1 の容積が拡大し、第2液室R2 から押し出された液体が第1オリフィスO1 ,O1 を通過して第1液室R1 に移動する。
【0018】
このように、第1液室R1 及び第2液室R2 の容積の拡縮に伴って液体が第1オリフィスO1 ,O1 を通過するとき、その液体の抵抗により液体封入ブッシュBに入力される荷重が緩衝される。また第1オリフィスO1 ,O1 の流路断面積は比較的に大きく設定されているため、そこを通過する液体の抵抗(即ち、ダンピング力)は比較的に小さなものとなり、入力される荷重の大きさに見合った適切なダンピング力を得ることができる。
【0019】
サスペンションアーム1に矢印X方向の大きな荷重が作用すると、図5に示すように、第1液室R1 の中央部分の容積が消滅して第1弾性体15の外面と一方の第2弾性体18の内面とが密着する。その結果、第1弾性体15に押圧された第2弾性体18が変形して第3液室R3 の容積が縮小し、第3液室R3 から押し出された液体が第2オリフィスO2 ,O2 を通過して第1液室R1 に流入し、更に第1オリフィスO1 ,O1 を通過して第2液室R2 に流入する。このとき、第2オリフィスO2 ,O2 は比較的に小さな流路断面積を有しているため、そこを通過する液体は大きな抵抗を受け、入力された荷重に対抗し得る充分なダンピング力を得ることができる。
【0020】
そして、更に大きな荷重が入力されると、第2弾性体18の外面が外筒11の内面に当接して、外筒11及び内筒12の相対移動量のそれ以上の増加を抑制するストッパ機能が発揮される。
【0021】
逆に、サスペンションアーム1に矢印X′方向の大きな荷重が作用した場合には、第2液室R2 の中央部分の容積が消滅して第1弾性体15の外面と他方の第2弾性体18の内面とが密着することにより、第1弾性体15に押圧された第2弾性体18が変形して第4液室R4 の容積が縮小し、第4液室R4 から押し出された液体が第2オリフィスO2 ,O2 を通過して第2液室R2 に流入し、更に第1オリフィスO1 ,O1 を通過して第1液室R1 に流入する。而して、この場合にも、比較的に小さな流路断面積を有する第2オリフィスO2 ,O2 を通過する液体の抵抗により、入力された大きな荷重に対抗し得る充分なダンピング力を得ることができる。
【0022】
次に、図6に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0023】
第2実施例の液体封入ブッシュBは、第1実施例と同様に、第1〜第4液室R1 〜R4 及び第1、第2オリフィスO1 ,O2 を備えているが、第1液室R1 及び第2液室R2 は1個の第1オリフィスO1 を介して相互に連通し、第3液室R3 及び第4液室R4 は1個の第2オリフィスO2 を介して相互に連通している。そして、第1実施例と同様に、第2オリフィスO2 の流路断面積は第1オリフィスO1 の流路断面積よりも小さく設定されており、また第1液室R1 及び第2液室R2 は矢印X−X′方向の入力荷重が小さい状態でも容積が拡縮し、第3液室R3 及び第4液室R4 は前記入力荷重が大きい状態で容積が拡縮する。
【0024】
而して、矢印X−X′方向の入力荷重が小さい状態では、第1液室R1 及び第2液室R2 の容積の拡縮に伴って比較的に流路断面積が大きい第1オリフィスO1 を液体が通過し、その際の液体の抵抗により前記入力荷重に見合った適切なダンピング力を得ることができる。
【0025】
サスペンションアーム1に更に大きな荷重が作用して第1弾性体15に押圧された第2弾性体18,18が変形すると、第3液室R3 及び第4液室R4 の容積が拡縮して比較的に流路断面積が小さい第2オリフィスO2 を液体が通過し、その際の液体の抵抗により前記入力荷重に見合った充分なダンピング力を得ることができる。
【0026】
そして、更に大きな荷重が入力されると、第2弾性体18,18の外面が外筒11の内面に当接して、外筒11及び内筒12の相対移動量のそれ以上の増加を抑制するストッパ機能が発揮される。
【0027】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0028】
例えば、実施例では第1弾性体15と第2弾性体18,18とを別部材で構成しているが、それらを一部材で構成しても良い。また請求項1に記載された発明に対応する第1実施例は2個の補助液室(第3液室R3 及び第4液室R4 )を備えているが、請求項1の発明における補助液室の数は少なくとも1個であれば良い。また本発明の液体封入ブッシュBの用途は、車両のサスペンションアーム1の支持に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、入力される荷重が小さくて外筒及び内筒の相対移動量が小さいときには、補助液室の容積を拡縮させないで第1液室及び第2液室の容積を拡縮させ、その拡縮に伴い第1オリフィスを通過する液体の抵抗で前記荷重を緩衝することができる。また入力される荷重が大きくて外筒及び内筒の相対移動量が大きいときには、第1液室及び第2液室に加えて補助液室の容積を拡縮させ、その拡縮に伴い第2オリフィスを通過する液体の抵抗で前記大きな荷重を効果的に緩衝することができる。
【0030】
また特に請求項2,4の各発明によれば、第2オリフィスの流路断面積を第1オリフィスの流路断面積よりも小さく設定したので、補助液室の容積が拡縮するときに第2オリフィスを通過する液体に一層大きな抵抗を与えて充分な緩衝効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液体封入ブッシュを備えたサスペンションアームの側面図
【図2】 図1の2−2線拡大断面図(図3の2−2線断面図)
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 小荷重入力時の作用説明図
【図5】 大荷重入力時の作用説明図
【図6】 本発明の第2実施例に係る、前記図2に対応する図
【図7】 従来の液体封入ブッシュの断面図
【符号の説明】
11 外筒
12 内筒
15 第1弾性体(弾性体)
18 第2弾性体(弾性体)
L 軸線
O1 第1オリフィス(オリフィス)
O2 第2オリフィス(オリフィス)
R1 第1液室(液室)
R2 第2液室(液室)
R3 第3液室(液室、補助液室)
R4 第4液室(液室、補助液室)
Claims (4)
- 相互に平行な軸線(L)を有する外筒(11)及び内筒(12)間に弾性体(15,18)を配置し、この弾性体(15,18)に臨むように形成した複数の液室(R1 〜R4 )をオリフィス(O1 ,O2 )を介して相互に連通させ、前記外筒(11)及び内筒(12)の半径方向の相対移動を前記オリフィス(O1 ,O2 )を通過する液体の抵抗により緩衝する液体封入ブッシュにおいて、
内筒(12)を挟んで形成した第1液室(R1 )及び第2液室(R2 )を第1オリフィス(O1 )を介して相互に連通させるとともに、前記第1液室(R1 )又は第2液室(R2 )の半径方向外側に形成した少なくとも1個の補助液室(R3 ,R4 )を第2オリフィス(O2 )を介して前記第1液室(R1 )又は第2液室(R2 )に連通させてなり、
前記補助液室(R3 ,R4 )は、液体封入ブッシュへの入力荷重が小さくて外筒(11)及び内筒(12)の相対移動量が小さい領域では容積が拡縮せず、また同入力荷重が大きくて外筒(11)及び内筒(12)の相対移動量が大きい領域では容積が拡縮するように形成され、
前記相対移動量が小さい領域では、第1液室(R 1 )及び第2液室(R 2 )の容積が拡縮することを特徴とする液体封入ブッシュ。 - 前記第2オリフィス(O 2 )の流路断面積を前記第1オリフィス(O 1 )の流路断面積よりも小さく設定したことを特徴とする、請求項1に記載の液体封入ブッシュ。
- 相互に平行な軸線(L)を有する外筒(11)及び内筒(12)間に弾性体(15,18)を配置し、この弾性体(15,18)に臨むように形成した複数の液室(R1 〜R4 )をオリフィス(O1 ,O2 )を介して相互に連通させ、前記外筒(11)及び内筒(12)の半径方向の相対移動を前記オリフィス(O1 ,O2 )を通過する液体の抵抗により緩衝する液体封入ブッシュにおいて、
内筒(12)を挟んで形成した第1液室(R1 )及び第2液室(R2 )を第1オリフィス(O1 )を介して相互に連通させるとともに、前記第1液室(R1 )及び第2液室(R2 )の各々半径方向外側に形成した2個の補助液室(R3 ,R4 )を第2オリフィス(O2 )を介して相互に連通させてなり、
前記補助液室(R3 ,R4 )は、液体封入ブッシュへの入力荷重が小さくて外筒(11)及び内筒(12)の相対移動量が小さい領域では容積が拡縮せず、また同入力荷重が大きくて外筒(11)及び内筒(12)の相対移動量が大きい領域では容積が拡縮するように形成され、
前記相対移動量が小さい領域では、第1液室(R 1 )及び第2液室(R 2 )の容積が拡縮することを特徴とする、液体封入ブッシュ。 - 前記第1及び第2オリフィス(O 1 ,O 2 )は、前記内筒(12)を挟んでその両側に配置されていて、そのオリフィス壁面の一部が前記外筒(11)で構成されると共に、該第2オリフィス(O 2 )の流路断面積が該第1オリフィス(O 1 )の流路断面積よりも小さく設定されることを特徴とする、請求項3に記載の液体封入ブッシュ。
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