JP3704680B2 - 防水衣料 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は防水衣料に関し、特に降雨時においてフードを脱いでも首筋から雨水が侵入しないようにした衣料に関する。
【0002】
【従来の技術】
降雨時においてゴルフ等のスポーツあるいは農作業等の各種作業を行う場合、レインコートや雨合羽等の防水衣料の着用が不可欠である。
【0003】
通常、この種の防水衣料では防水性を有する上着の襟首に防水性のフードを取付け、上半身を上着で包むとともに、頭部にフードを被るようにした構造が一般的である(例えば、特開平07−216605号、特開昭60−185696号、特開平09−137308号、特開2000−110013号、実開昭60−110409号、実開昭61−164206号、実開昭62−97123号、実開昭63−98313号、実開昭63−177913号、実開平02−22311号、実開平02−122009号、実開平03−45917号、実開平03−70209号、実開平06−20415号、実開平08−11153号、実用新案登録第3060356号、等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の防水衣料では頭部に被ったフードによって視界が遮られ、スポーツや作業を円滑に行うことが難しい。そこで、フードの全部又は一部を透明にすることが行われているが、顔を横に向け、あるいは後方に振り返るような場合には目の直前や近傍にフードがあって側方や後方の視界が依然として遮られてやすいという問題があった。
【0005】
従って、側方や後方の視界を確保したい場合にはフードを脱いでスポーツや作業を行っていたが、その場合には雨水が襟と首筋との間から防水衣料の内部に入って衣類や身体が濡れて非常に不快になるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑み、降雨時においてフードを脱いでも首筋から雨水が侵入しないようにした防水衣料を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明に係る防水衣料は、少なくとも人体上半身を包む衣料本体の上端縁には襟を形成し、該襟には人体頭部を覆うフードを設けるようになした防水衣料において、上記襟の少なくとも人体背面側の部分にはポケット部が形成され、該ポケット部には第2の襟が引出し自在に収容され、該第2の襟は人体の首に密着して取付けられ得る襟本体と、人体の首回りから周囲に延びるように上記襟本体に連続して設けられたシート体とから構成され、該シート体の人体背面側の端縁は上記ポケット部内面に固着されており、上記シート本体の人体背面側の部分によって上記襟と首筋との間の隙間を覆って内部への雨水の侵入を防止するようになしたことを特徴とする。
【0008】
本発明の主たる特徴は襟にポケット部を設けて第2の襟を収容し、必要な時には第2の襟を引き出し、その襟本体を人体の首に密着させ、襟本体に連続するシート体で首回りを覆うようにした点にある。これにより、降雨時等において視界の邪魔なるフードを脱いでも、首回りの隙間は第2の襟のシート体で覆われているので、雨水が防水衣料の内部に侵入することがないので、衣類や身体が濡れて不快に感じることもなく、又視界の邪魔になるフードがないので、視界を確保してスポーツや作業を円滑に行うことができる。
【0009】
本発明に係る防水衣料は左右の前身頃を有するレインコートや雨合羽のような形態に適用してもよく、頭から被るアノラックのような形態に適用することもでき、さらには通常のスポーツウェアにも適用できる。さらに、第2の襟はポケット内に縫合等によって固着してもよく、適当なファスナーを利用して着脱自在に構成してもよい。
【0010】
衣料本体、襟、フード及び第2の襟は防水性や撥水性を有するものであればどのような材質でもよく、例えば撥水処理を施した織布を用いることができ、又防水性を有する合成樹脂製シートを用いることもできる。
【0011】
第2の襟は襟本体は首に密着して取付けられ得るものであればどのような形状でもよいが、衣料としてのファッション性及びポケット部への収容性(小さく折り畳んでポケット部に収容する)を考慮すると、帯状の襟本体にはその両端部位を相互に締着する締着具を取付けた形状とするのがよい。締着具は雌雄のフックボタンのような方式でもよく、ボタンとボタン穴のような方式でもよ、さらには首回りの太さの異なる場合にも対応できるようにマジック締着テープ(商品名;マジックテープ)を用いるようにしてもよい。
【0012】
また、第2の襟のシート体はその人体背面側の部分によって襟と首筋との間の隙間を覆って内部への雨水の侵入を防止することができれば、どのような形状でもよいが、衣料としてのファッション性及びポケット部への収容性を考慮すると、第2の襟のシート体は襟の折り返しに類似する形状部分を含んでいるような形態を採用するのが好ましい。
【0013】
本発明では第2の襟のシート体で首筋側を遮蔽することが重要であるので、ポケット部は襟の人体背面側の部分に設けられていればよい。しかし、襟と第2の襟のシート体との間に隙間ができると、そこから内部に雨水が侵入するおそれがある。そこで、ポケット部を幅広く形成し、襟と第2の襟のシート体との間に隙間ができ難いように構成するのがよい。即ち、ポケット部は襟の人体の背面側からほぼ体側まで延びて設けられているのが好ましい。
【0014】
また、シート体は襟と首との間を経て人体の胸部に垂らしてもよいが、雨水の侵入を確実に防止する上で、襟のポケット部を除く部分を越えて周囲に延びるように構成してもよく、又下記の実施形態に示されるように、襟の一部をフリーの形態としてその下側に第2の襟を挿通させるように構成してもよい。さらに、ポケット部は雨水が溜まらないように、下方部位を開口した形態となすのが好ましいが、ファスナーで閉鎖できるようにすれば、上方部位が開口した形態を採用することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図5は本発明に係る防水衣料の好ましい実施形態を示す。本例の防水衣料は衣料本体10、襟20、フード30及び第2の襟40から構成され、例えば撥水剤を塗布した織布や合成樹脂製シートを用いて製作されている。
【0016】
衣料本体10は胴部11と左右の袖部12、12とから構成され、胴部11は左右の前身頃と後身頃とを有し、左右の前身頃はその側縁を相互に合わせてフックボタン13・・・で締結できるようになっている。
【0017】
襟20は衣料本体10の上端縁に連続して設けられ、展開した状態では中央部分が帯状を、左右両端部分が衣料本体10に対して離脱した形状をなし、いわゆる襟の折り返しのない形状に製作され、襟20の中央部分は人体の首の後半部、即ち両耳の間において首をほぼ覆う長さに設定されている。
【0018】
この襟20の中央部分には両端部及び中央において雌のフックボタン21・・・が取付けられている一方、フード30には雄のフックボタン31・・・が取付けられ、フード30は襟20に脱着可能に取付けられるようになっている。
【0019】
また、襟20の中央部分の内側には襟20とほぼ同じ幅の帯状体24が下端縁を除いて襟20に固着されて、下方に開放するポケット部22が形成され、該ポケット部22の開放口内縁には締着テープ(商品名:マジックテープ)23・・・が適宜設けられて、ポケット部22の開放口が締着可能に構成され、又ポケット部22内には第2の襟40が収容されている。
【0020】
この第2の襟40は襟本体41とシート体43とから構成され、襟本体41は人体の首回りよりも少し長い寸法の帯状に製作され、その両端部分には雌雄のマジック締着テープ(商品名、マジックテープ)(締着具)42、42が取付けられ、襟本体41は人体の首に密着して取付けられるようになっている。
【0021】
他方、シート体43は人体の首回りから襟20の両端部分の下側を挿通して周囲に延びるように襟本体41に連続して設けられ、又シート体43の人体背面側の端縁はポケット部22の長手方向のほぼ全長に延びてかつポケット部22の内面に連続して固着されており、シート本体43の人体背面側の部分によって襟20と首筋との間の隙間が覆われて雨水の侵入が防止されるようになっている。
【0022】
また、シート本体43の両肩から人体前側を覆う部分はレインコート等の襟の折り返しに類似する形状に製作されている。また、シート本体43にはマジック締着テープ(図示せず)が設けられ、第2の襟40をポケット部22内に収納した後、帯状体24内面のマジック締着テープ23・・と締着することによって第2の襟40をポケット部22内に保持できるようになっている。
【0023】
本例の防水衣料を用いる場合、図1に示されるように、袖部12・12に腕を通し、衣料本体10で上半身を包んだ後、フックボタン13・・・で左右の前身頃を止めるとともに、襟20に取付けたフード30を頭部に被るようにすると、頭部及び上半身を防水衣料で完全に包むことができ、身体や衣服が雨水に濡れることはない。
【0024】
他方、視界を確保したい場合にはフード30を脱ぐか又は襟20から取外した後、襟20のポケット部22から第2の襟40を引き出し、図3ないし図5に示されるように襟本体41を首回りに密着させるとともに、その両端のマジック締着テープ42、42を相互に締着させ、シート体43を首回りから引き出して両肩にかけるとともに胸部に垂らす。
【0025】
すると、襟本体41が首に密着され、襟20と首との間の隙間はシート体43で覆われ、しかもシート体43は首回りから前方に垂れているので、襟20と首との間の雨水はシート体43によって人体前方に案内され、内部に侵入することはない。
【0026】
従って、良好な視界を確保してスポーツや作業を円滑に行うことができ、しかも衣服や身体が濡れて不快に感じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る防水衣料の好ましい実施形態におけるフードの使用状態を示す側面図である。
【図2】 上記実施形態の要部を展開した状態を示す図である。
【図3】 上記実施形態における第2の襟の使用状態を示す一部切開側面図である。
【図4】 上記実施形態における第2の襟の使用状態を示す正面図である。
【図5】 上記実施形態における第2の襟の使用状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 衣料本体
20 襟
22 ポケット部
30 フード
40 第2の襟
41 襟本体
43 シート体
【発明の属する技術分野】
本発明は防水衣料に関し、特に降雨時においてフードを脱いでも首筋から雨水が侵入しないようにした衣料に関する。
【0002】
【従来の技術】
降雨時においてゴルフ等のスポーツあるいは農作業等の各種作業を行う場合、レインコートや雨合羽等の防水衣料の着用が不可欠である。
【0003】
通常、この種の防水衣料では防水性を有する上着の襟首に防水性のフードを取付け、上半身を上着で包むとともに、頭部にフードを被るようにした構造が一般的である(例えば、特開平07−216605号、特開昭60−185696号、特開平09−137308号、特開2000−110013号、実開昭60−110409号、実開昭61−164206号、実開昭62−97123号、実開昭63−98313号、実開昭63−177913号、実開平02−22311号、実開平02−122009号、実開平03−45917号、実開平03−70209号、実開平06−20415号、実開平08−11153号、実用新案登録第3060356号、等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の防水衣料では頭部に被ったフードによって視界が遮られ、スポーツや作業を円滑に行うことが難しい。そこで、フードの全部又は一部を透明にすることが行われているが、顔を横に向け、あるいは後方に振り返るような場合には目の直前や近傍にフードがあって側方や後方の視界が依然として遮られてやすいという問題があった。
【0005】
従って、側方や後方の視界を確保したい場合にはフードを脱いでスポーツや作業を行っていたが、その場合には雨水が襟と首筋との間から防水衣料の内部に入って衣類や身体が濡れて非常に不快になるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑み、降雨時においてフードを脱いでも首筋から雨水が侵入しないようにした防水衣料を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明に係る防水衣料は、少なくとも人体上半身を包む衣料本体の上端縁には襟を形成し、該襟には人体頭部を覆うフードを設けるようになした防水衣料において、上記襟の少なくとも人体背面側の部分にはポケット部が形成され、該ポケット部には第2の襟が引出し自在に収容され、該第2の襟は人体の首に密着して取付けられ得る襟本体と、人体の首回りから周囲に延びるように上記襟本体に連続して設けられたシート体とから構成され、該シート体の人体背面側の端縁は上記ポケット部内面に固着されており、上記シート本体の人体背面側の部分によって上記襟と首筋との間の隙間を覆って内部への雨水の侵入を防止するようになしたことを特徴とする。
【0008】
本発明の主たる特徴は襟にポケット部を設けて第2の襟を収容し、必要な時には第2の襟を引き出し、その襟本体を人体の首に密着させ、襟本体に連続するシート体で首回りを覆うようにした点にある。これにより、降雨時等において視界の邪魔なるフードを脱いでも、首回りの隙間は第2の襟のシート体で覆われているので、雨水が防水衣料の内部に侵入することがないので、衣類や身体が濡れて不快に感じることもなく、又視界の邪魔になるフードがないので、視界を確保してスポーツや作業を円滑に行うことができる。
【0009】
本発明に係る防水衣料は左右の前身頃を有するレインコートや雨合羽のような形態に適用してもよく、頭から被るアノラックのような形態に適用することもでき、さらには通常のスポーツウェアにも適用できる。さらに、第2の襟はポケット内に縫合等によって固着してもよく、適当なファスナーを利用して着脱自在に構成してもよい。
【0010】
衣料本体、襟、フード及び第2の襟は防水性や撥水性を有するものであればどのような材質でもよく、例えば撥水処理を施した織布を用いることができ、又防水性を有する合成樹脂製シートを用いることもできる。
【0011】
第2の襟は襟本体は首に密着して取付けられ得るものであればどのような形状でもよいが、衣料としてのファッション性及びポケット部への収容性(小さく折り畳んでポケット部に収容する)を考慮すると、帯状の襟本体にはその両端部位を相互に締着する締着具を取付けた形状とするのがよい。締着具は雌雄のフックボタンのような方式でもよく、ボタンとボタン穴のような方式でもよ、さらには首回りの太さの異なる場合にも対応できるようにマジック締着テープ(商品名;マジックテープ)を用いるようにしてもよい。
【0012】
また、第2の襟のシート体はその人体背面側の部分によって襟と首筋との間の隙間を覆って内部への雨水の侵入を防止することができれば、どのような形状でもよいが、衣料としてのファッション性及びポケット部への収容性を考慮すると、第2の襟のシート体は襟の折り返しに類似する形状部分を含んでいるような形態を採用するのが好ましい。
【0013】
本発明では第2の襟のシート体で首筋側を遮蔽することが重要であるので、ポケット部は襟の人体背面側の部分に設けられていればよい。しかし、襟と第2の襟のシート体との間に隙間ができると、そこから内部に雨水が侵入するおそれがある。そこで、ポケット部を幅広く形成し、襟と第2の襟のシート体との間に隙間ができ難いように構成するのがよい。即ち、ポケット部は襟の人体の背面側からほぼ体側まで延びて設けられているのが好ましい。
【0014】
また、シート体は襟と首との間を経て人体の胸部に垂らしてもよいが、雨水の侵入を確実に防止する上で、襟のポケット部を除く部分を越えて周囲に延びるように構成してもよく、又下記の実施形態に示されるように、襟の一部をフリーの形態としてその下側に第2の襟を挿通させるように構成してもよい。さらに、ポケット部は雨水が溜まらないように、下方部位を開口した形態となすのが好ましいが、ファスナーで閉鎖できるようにすれば、上方部位が開口した形態を採用することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図5は本発明に係る防水衣料の好ましい実施形態を示す。本例の防水衣料は衣料本体10、襟20、フード30及び第2の襟40から構成され、例えば撥水剤を塗布した織布や合成樹脂製シートを用いて製作されている。
【0016】
衣料本体10は胴部11と左右の袖部12、12とから構成され、胴部11は左右の前身頃と後身頃とを有し、左右の前身頃はその側縁を相互に合わせてフックボタン13・・・で締結できるようになっている。
【0017】
襟20は衣料本体10の上端縁に連続して設けられ、展開した状態では中央部分が帯状を、左右両端部分が衣料本体10に対して離脱した形状をなし、いわゆる襟の折り返しのない形状に製作され、襟20の中央部分は人体の首の後半部、即ち両耳の間において首をほぼ覆う長さに設定されている。
【0018】
この襟20の中央部分には両端部及び中央において雌のフックボタン21・・・が取付けられている一方、フード30には雄のフックボタン31・・・が取付けられ、フード30は襟20に脱着可能に取付けられるようになっている。
【0019】
また、襟20の中央部分の内側には襟20とほぼ同じ幅の帯状体24が下端縁を除いて襟20に固着されて、下方に開放するポケット部22が形成され、該ポケット部22の開放口内縁には締着テープ(商品名:マジックテープ)23・・・が適宜設けられて、ポケット部22の開放口が締着可能に構成され、又ポケット部22内には第2の襟40が収容されている。
【0020】
この第2の襟40は襟本体41とシート体43とから構成され、襟本体41は人体の首回りよりも少し長い寸法の帯状に製作され、その両端部分には雌雄のマジック締着テープ(商品名、マジックテープ)(締着具)42、42が取付けられ、襟本体41は人体の首に密着して取付けられるようになっている。
【0021】
他方、シート体43は人体の首回りから襟20の両端部分の下側を挿通して周囲に延びるように襟本体41に連続して設けられ、又シート体43の人体背面側の端縁はポケット部22の長手方向のほぼ全長に延びてかつポケット部22の内面に連続して固着されており、シート本体43の人体背面側の部分によって襟20と首筋との間の隙間が覆われて雨水の侵入が防止されるようになっている。
【0022】
また、シート本体43の両肩から人体前側を覆う部分はレインコート等の襟の折り返しに類似する形状に製作されている。また、シート本体43にはマジック締着テープ(図示せず)が設けられ、第2の襟40をポケット部22内に収納した後、帯状体24内面のマジック締着テープ23・・と締着することによって第2の襟40をポケット部22内に保持できるようになっている。
【0023】
本例の防水衣料を用いる場合、図1に示されるように、袖部12・12に腕を通し、衣料本体10で上半身を包んだ後、フックボタン13・・・で左右の前身頃を止めるとともに、襟20に取付けたフード30を頭部に被るようにすると、頭部及び上半身を防水衣料で完全に包むことができ、身体や衣服が雨水に濡れることはない。
【0024】
他方、視界を確保したい場合にはフード30を脱ぐか又は襟20から取外した後、襟20のポケット部22から第2の襟40を引き出し、図3ないし図5に示されるように襟本体41を首回りに密着させるとともに、その両端のマジック締着テープ42、42を相互に締着させ、シート体43を首回りから引き出して両肩にかけるとともに胸部に垂らす。
【0025】
すると、襟本体41が首に密着され、襟20と首との間の隙間はシート体43で覆われ、しかもシート体43は首回りから前方に垂れているので、襟20と首との間の雨水はシート体43によって人体前方に案内され、内部に侵入することはない。
【0026】
従って、良好な視界を確保してスポーツや作業を円滑に行うことができ、しかも衣服や身体が濡れて不快に感じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る防水衣料の好ましい実施形態におけるフードの使用状態を示す側面図である。
【図2】 上記実施形態の要部を展開した状態を示す図である。
【図3】 上記実施形態における第2の襟の使用状態を示す一部切開側面図である。
【図4】 上記実施形態における第2の襟の使用状態を示す正面図である。
【図5】 上記実施形態における第2の襟の使用状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 衣料本体
20 襟
22 ポケット部
30 フード
40 第2の襟
41 襟本体
43 シート体
Claims (4)
- 少なくとも人体上半身を包む衣料本体の上端縁には襟を形成し、該襟には人体頭部を覆うフードを設けるようになした防水衣料において、
上記襟の少なくとも人体背面側の部分にはポケット部が形成され、該ポケット部には第2の襟が引出し自在に収容され、該第2の襟は人体の首に密着して取付けられ得る襟本体と、人体の首回りから周囲に延びるように上記襟本体に連続して設けられたシート体とから構成され、該シート体の人体背面側の端縁は上記ポケット部内面に固着されており、上記シート本体の人体背面側の部分によって上記襟と首筋との間の隙間を覆って内部への雨水の侵入を防止するようになしたことを特徴とする防水衣料。 - 上記第2の襟はその襟本体が帯状をなし、該襟本体にはその両端部位を相互に締着する締着具が取付けられる一方、上記シート体が襟の折り返しに類似する形状部分を含んでいる請求項1記載の防水衣料。
- 上記ポケット部は上記襟の人体の背面側からほぼ体側まで延びて設けられている請求項1又は2記載の防水衣料。
- 上記ポケット部は下方部位が開口されている請求項1ないし3のいずれかに記載の防水衣料。
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