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JP3699613B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置 Download PDF

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孝慎 篠原
勝 赤羽
伊藤  博
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース内に冷却器(たとえばエバポレータ)と加熱器(たとえばヒータコア)を配設した車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来技術】
特開平8−58351号公報の図9には、エバポレータで冷却された空気を再加熱するヒータコアと、エバポレータで冷却された空気をヒータコアへ導く割合を制御するドアと、このドアで制御された空気を、デフ吹出口、ベント吹出口、フット吹出口へ所定の配風比で導く複数の吹出口ドアとを備えた車両用空調装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の空調では次のような問題がある。
(1)厳寒のフルホット時や酷熱のフルクール時以外では、ヒータコアで再加熱されない冷却風とヒータコアで再加熱された再加熱風とを混合して適温の温調空気を生成し、この混合風を各吹出口から吹き出す必要がある。しかしながら、上記従来技術の空調装置では、再加熱風と混合されない冷却風がデフ吹出口から吹き出されたり、あるいは、冷却風と混合されない再加熱風がフット吹出口から吹き出されるおそれがある。
(2)フット吹出用開口から前席フットと後席フットとに向けて同じ温度の再加熱風を送り出すと、吹出口までのダクトの長さが必然的に長くなる後席フット吹出口から吹き出される再加熱風の温度は、吹出口の長さが短い前席フットの吹出口から吹き出される再加熱風の温度よりも低くなってしまい、前席の足下に比べて後席が暖まりにくくなってしまう。
【0004】
本発明の目的は、加熱されない冷却風とヒータコアで再加熱された再加熱風とを十分に混合することができ、かつ、前席フットよりも暖かい再加熱風を後席フットへ吹き出すことができる車両用空調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態の図1に対応づけて本発明を説明する。
(1)請求項1の発明は、空気導入用開口113が設けられ、この空気導入用開口113から導入された空気を冷却する冷却器12が収容された第1の室R1と、この第1の室R1とは第1の隔壁116を隔てて車両後方に並設され、冷却器12で冷却された冷却風を再加熱する加熱器13が収容された第2の室R2と、第1の室R1から第2の室R2へ流れる冷却風に対して、車両熱負荷に応じて加熱器13で再加熱する冷却風の割合を制御する第1のドア14と、ベント吹出口4Bへダクト20を介して連通するベント吹出用開口VAと、デフロスト吹出用開口DAと、前席乗員用の前席フット吹出用開口114とを有する車両用空調装置に適用される。 そして、上述の目的は次のような構成により達成される。すなわち、第2の室R2には、第1のドア14を通過する冷却風の吹出方向と直交する方向に広がる仕切壁119が形成され、仕切壁119の車両後方には、第2の室R2に連通する一方、ベント吹出用開口VA、前席フット吹出用開口114および後席乗員用の後席フット吹出用開口115を有する第3の室R3が設けられ、仕切壁119には、(a)第1のドア14を通過する再加熱されない冷却風を第2の室R2を横断して第3の室R3へ導くための開口119aおよびこの開口119aを開閉し、少なくともフルクール時には開かれる第2のドア15が設けられ、かつ、(b)加熱器13と対向する部位に、加熱器13により加熱された直後の空気を後席フット吹出用開口115へバイパスさせるための後席フットバイパス開口118aおよびこの開口118aを開閉するバイパスドア18が設けられ、加熱器13で再加熱された再加熱風と冷却風とが混合される混合空間M1が第2の室R2の上方に形成される一方、第2の室R2の上端部111aにデフロスト吹出用開口DAが形成されている。
(2)請求項2の発明は、第1のドア14、第2のドア15、ベント吹出用開口VAおよびベント吹出口4Bを略直線に配置したものである。
【0006】
【発明の効果】
(1)本発明によれば、開口を有する仕切壁を第2の室に設ける一方、開口を開閉する第2のドアを設け、第2のドアが閉じているときに冷却器12から吐き出される冷却風と加熱器13から吐き出される再加熱風とを混合する空間を第2の室の上部に形成し、第2のドアが開いているときには第1のドアを通過する冷却風は第2の室を横断して上記開口を通って第3の室へ導かれるようにしたので、冷却器と加熱器とが車両前後方向に並設されている場合でも、たとえば第1のドアがフルクールとフルホットの中間位置にある場合、混合空間において冷却風と再加熱風とを十分に混合することができ、また、とくにフルクール時には、再加熱されずにケース内を流れてベント吹出口へ流れる冷却風の圧力損失を低減することができる。さらに本発明によれば、加熱器と対向する部位に、加熱器により加熱された直後の空気を後席フット吹出用開口へバイパスさせるための後席フットバイパス開口、およびこの開口を開閉するバイパスドアが設けられているため、加熱器で再加熱された直後の空気を後席フット吹出用開口へバイパスさせることができ、前席フットよりも暖かい再加熱風を後席フットへ吹き出すことができる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、第1のドア、第2のドア、ベント吹出用開口、およびベント吹出口が略直線に配置されているため、ベント吹出モードの際の冷却風の圧力損失をさらに低減することができる。
【0007】
以上の課題を解決するための手段の項では、実施の形態の図に用いた符号を使用したが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明による車両用空調装置の一実施の形態を図1〜図3により説明する。図1は車両中央部のセンタコンソール部分での縦断面図である。エンジンルーム1と車室2とは隔壁3により区画されている。車両中央部においてセンタコンソールパネル4が車室2内に突設してその内部に空調装置収容空間5が形成されている。
【0009】
収容空間5には空調装置10が収容されている。その空調装置10は、第1の室R1、この第1の室R1とは隔壁116を隔てて車両前後方向に並設された第2の室R2とが設けられたケース11を有する。図2によく示すように、ケース11の上壁111は、上端部111aと、その上端部111aから車両後方側に下り勾配の傾斜部111bとから成る。上端部111aにはデフロスト吹出用開口DAが、傾斜部111bにはベント吹出用開口VAが形成されている。ケース11の左側(図2において)の側壁112には空気導入口113が形成されるとともに、左右の側壁112のそれぞれに前席フット吹出ダクト114が突設されている。ケース前部には後席フット吹出用ダクト115が形成され、ダクト115に後席フット吹出アダプタADを接続して後席へ温調空気を送風するように構成されている。
【0010】
図1において、ケース11内には、ケース後壁117と隔壁116との間に第1の室R1が形成され、前壁118と隔壁116との間に第2の室R2が形成されている。空気導入口113からケース11内に導入された空気を冷却するエバポレータ12は第1の室R1に車両前方へ傾けて配設されている。冷却後の空気を再加熱するヒータコア13は第2の室R2の底部12Lに垂直に配設され、ヒータコア13を通過した空気はケース11の前壁118の内面に案内されてケース11の上方へ導かれる。第2の室R2の上方部には、隔壁116と対向して、図1において前壁118に連なるように仕切壁119が設けられ、隔壁116と仕切壁119との間に形成される第2の室上部空間が混合空間M1となる。
【0011】
隔壁116には、第1の室R1と第2の室R2を連通する開口116aと116bが設けられ、この開口116a,116bはスライドドア14で開閉される。スライドドア14は、車両熱負荷に応じて、エバポレータ12で冷却された空気をヒータコア13へ導く割合を制御するドアである。
【0012】
仕切壁119は、スライドドア14を通過する冷却風の吹出方向と直交する方向に広がるように形成され、仕切壁119の車両後方には第2の室R2に連通する第3の室R3が設けられている。仕切壁119には開口119aが形成され、この開口119aには回転式ドア15が設けられている。開口119aは、フルクール時に全開する開口116aから吐き出される冷却風が第2の室R2を横断して第3の室R3へ導かれるような位置に形成されている。
【0013】
後席フットバイパス開口118aは、加熱器13と対向する前壁118の部位に形成されて、この後席フットバイパス開口118aを開閉するバイパスドア18が設けられている。このバイパスドア18は開口118aを全閉する位置から後席フット吹出用ダクト115側へ開かれる。このバイパスドア18は、後席暖房の優先度に応じて開度が適宜制御され、後席暖房の優先度が最大の時には開度は最大となり、後席暖房の優先度が最小の時には開度は最小となる。フットモード時には、混合空間M1で冷却空気と混合された後の空気が前席フット吹出ダクト114へ導かれるとともに、バイパスドア18が開かれると、混合空間M1で冷却空気と混合される前の暖かい空気が第2の室R2から後席フット吹出用ダクト115へ導かれ、前席フット吹出ダクト114へ導かれる空気よりも暖かい空気が後席フットへ吹き出す。ここで、バイパスドア18は後席フット吹出用ダクト115側へ開かれるため、バイパスドア18が開いたときには、後席フット吹出用ダクト115における、混合空間M1で冷却空気と混合された後の空気の流通通路が狭められてこの空気の通過量が減少する。しかしながら、減少した空気の流通量を補うように第2の室R2から暖かい空気が後席フット吹出用ダクト115へ流入する。このため、バイパスドア18の開度によらず後席フットへ吹き出す空気量はほぼ一定に保たれる。
【0014】
デフロスト吹出用開口DAにはデフロストドア16が、ベント吹出用開口VAにはベントドア17がそれぞれ設けられている。ベントドア17は図1に示されているように、前席フット吹出ダクト114を開閉するフットドアも兼用し、構成部品の減少が図られている。デフロスト吹出用開口DAにはデフロスト導風ダクト19が接続され、デフロスト導風ダクト19の他端は、センタコンソールパネル4のダッシュボードに設置したデフロスト吹出口4Aに接続されている。ベント吹出用開口VAにはベント導風ダクト20が接続され、ベント導風ダクト20の他端はセンタコンソールパネル4のベント吹出口4Bに接続されている。
【0015】
スライドドア14は、酷暑時のフルクール位置と、厳寒時のフルホット位置と、フルクール位置とフルホット位置との間の任意の中間位置に切換えられる。フルクール位置では開口116aが全開、開口116bが全閉となり、エバポレータ12で冷却された空気の全量がヒータコア13で再加熱されずに混合空間M1に送り出される。フルホット位置では開口116aが全閉、開口116bが全開となり、エバポレータ12で冷却された空気の全量がヒータコア13で再加熱されて混合空間M1および第3の室R3へ送り出される。スライドドア14が両者の中間位置にあるときは、開口116bを通過するエバポレータ12で冷却された空気の一部がヒータコア13で再加熱され、後述する混合空間M1や第3の室R3にて、開口116aを通過する冷風と混合されて適温の空気が生成される。
【0016】
回転式ドア15は、少なくともフルクール時は開き、フルホット時は閉じる。
したがって、少なくともスライドドア14がフルクール位置にあるときに、開口116aを通過する冷却風が第2の室R2あるいは混合空間M1を横断して開口119aから第3の室R3、ひいてはベント吹出口4Bへ導かれる。また、この回転式ドア15により、このスライドドア14で制御された空気が、デフロスト吹出用開口DA、ベント吹出用開口VA、前席フット吹出ダクト114、後席フット吹出用ダクト115へ所定の配風比で導かれる。
【0017】
以上のように構成された車両用空調装置の温調動作についてさらに詳細に説明する。
(1)ベントモードのフルクール時
ベントモードのフルクール時、回転式ドア15とデフロストドア16とベントドア17はそれぞれ実線の位置に切換えられ、さらにスライドドア14が最下方位置に駆動され、開口116aを通過するエバポレータ12で冷却された空気は、ヒータコア13で再加熱されずにベント吹出口4Bからだけ吹出される。換言すると、スライドドア14がフルクール位置にあるときに、エバポレータ12で冷却された冷風は第2の室R2あるいは混合空間M1を横断して第3の室R3へ直接導かれる。このとき、バイパスドア18は全閉となっている。
【0018】
(2)デフロストモードのフルホット時
デフロストモードのフルホット時、回転式ドア15とデフロストドア16とベントドア17はそれぞれ2点鎖線の位置に切換えられ、さらにスライドドア14が最上方位置に駆動され、開口116bを通過するエバポレータ12で冷却された空気は、ヒータコア13で再加熱されて適温となってデフロスト吹出口4Aから吹出される。このとき、バイパスドア18は全閉となっている。
(3)デフロストモードのフルホットとフルクールの中間時
デフロストモード時、スライドドア14がフルホットとフルクールの中間位置にあるときは、エバポレータ12で冷却された空気と開口116bを通過してヒータコア13で再加熱された空気とが混合空間M1で混合されてデフ吹出口4Aから吹き出される。このとき、バイパスドア18は全閉となっている。
【0019】
(4)フットモード時
フットモード時、スライドドア14がフルホットとフルクールの中間位置にある場合、開口116aを通過するエバポレータ12で冷却された空気と開口116bを通過してヒータコア13で再加熱された空気とが混合空間M1及び第3の室R3で混合されてフット吹出口から吹き出される。また、前述したように、バイパスドア18は、後席暖房の優先度に応じて開度が適宜制御され、後席暖房の優先度が最大の時に開度は最大となり、後席暖房の優先度が最小の時は開度が最小となる。
【0020】
以上のように本実施の形態では、空調装置10の上部の車両後方角部に傾斜部111bを設けるため、エバポレータ12を車両前方に傾斜させているが、さらに、本実施の形態では、混合空間M1の容積を十分にするため、ヒータコア13の幅寸法を長くして高さ寸法を低くするとともに、ヒータコア13をエバポレータ12よりも下方のケース底面12Lに配置している。その結果、エバポレータ12よりも車両後方部の容積を広くとることができ、仕切壁119によって、開口116aを通ってエバポレータ12から吐き出される冷風と開口116bを通過してヒータコアー13で再加熱された温風とを混合する混合空間M1を十分確保することができる。
【0021】
また、本実施の形態では、開口116aとベント吹出用開口VAとが、開口119aを介してほぼ対向する位置関係となる。その結果、ベントモードのフルクール時に、図1に示すように、エバポレータ12から吐き出される冷風は、抵抗となる曲がりくねった通路を通過することなくベント吹出し用開口VAに導かれるので、エバポレータ12からベント吹出し口4Bまでの通路長が短くされ、圧力損失を低くすることができる。これにより、低いファン電圧でも大流量の冷風を吐き出すことができ、消費電力を抑制することができるとともに、従来と同様のファン電圧でもより大量の冷風を車室内へ吹き出すことができ、冷房性能が向上する。
【0022】
図1において、符号SMはステアリングメンバーであり、ステアリングメンバーSMの左右両端は、図3に示すように、Aピラー31と一体のダッシュサイドパネル32に固定されている。本実施の形態では、空調装置10の上部の車両後方部に傾斜部111bを設け、図1において符号Tで示す三角形領域にステアリングメンバSMを通過させるようにしている。その結果、ステアリングメンバSMを直線状にすることができ、軸径を太くする必要がないので、重量増やコスト増を防止できる。また、スペース効率を向上できる。たとえば、領域TにステアリングメンバSMが位置しない場合には、領域Tを他の機器、たとえば、ポップアップ式液晶装置をダッシュボード内部に格納する空間とすることもできる。ステアリングメンバSMが存在する場合でも、それと干渉しないかぎりでは、他の機器を併存することができる。
【0023】
本実施の形態では、傾斜面111bにベント吹出し用開口VAを設けたので、センタセンタコンソールパネル4上でのベント吹出し口4Bの高さを、ほぼ矩形の断面積を有する従来の空調装置に比べて低く設定することができるなど、その配置の自由度が向上する。
【0024】
なお、エバポレータ12と同等の他の冷却器や、ヒータコア13と同等の他の加熱器を使用する空調装置にも本発明を適用できる。スライドドアも実施の形態に限定されず、回転式ドアでもよい。
【0025】
特許請求の範囲の各構成要素と実施の形態の構成要素との対応関係は次のとおりである。エバポレータ12が冷却器に、ヒータコア13が加熱器に、隔壁116が第1の隔壁に、仕切壁119が第2の隔壁に、スライドドア14が第1のドアに、回転式ドア15が第2のドアにそれぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用空調装置を車両に搭載して示す縦断面図
【図2】本発明による車両用空調装置の外観斜視図
【図3】ステアリングメンバーを示す斜視図
【符号の説明】
10:空調装置 11:ケース
12:エバポレータ 13:ヒータコア
14:スライドドア 15:回転式ドア
16:デフロストドア 17:ベントドア
111b:傾斜部 116:隔壁
116a,116b:開口 119:仕切壁
119a:開口 DA:デフロスト吹出し用開口
VA:ベント吹出し用開口 SM:ステアリングメンバ
R1:第1の室 R2:第2の室
R3:第3の室 M1:混合空間

Claims (2)

  1. 空気導入用開口が設けられ、この空気導入用開口から導入された空気を冷却する冷却器が収容された第1の室と、
    この第1の室とは第1の隔壁を隔てて車両後方に並設され、前記冷却器で冷却された冷却風を再加熱する加熱器が収容された第2の室と、
    前記第1の室から前記第2の室へ流れる前記冷却風に対して、車両熱負荷に応じて前記加熱器で再加熱する冷却風の割合を制御する第1のドアと、
    ベント吹出口へダクトを介して連通するベント吹出用開口と、
    デフロスト吹出用開口と、
    前席乗員用の前席フット吹出用開口とを有する車両用空調装置において、
    前記第2の室には、前記第1のドアを通過する冷却風の吹出方向と直交する方向に広がる仕切壁が形成され、
    前記仕切壁の車両後方には、前記第2の室に連通する一方、前記ベント吹出用開口、前記前席フット吹出用開口および後席乗員用の後席フット吹出用開口を有する第3の室が設けられ、
    前記仕切壁には、(a)前記第1のドアを通過する再加熱されない冷却風を第2の室を横断して前記第3の室へ導くための開口およびこの開口を開閉し、少なくともフルクール時には開かれる第2のドアが設けられ、かつ、(b)前記加熱器と対向する部位に、前記加熱器により加熱された直後の空気を前記後席フット吹出用開口へバイパスさせるための後席フットバイパス開口およびこの開口を開閉するバイパスドアが設けられ、
    前記加熱器で再加熱された再加熱風と前記冷却風とが混合される混合空間が前記第2の室の上方に形成される一方、前記第2の室の上端部に前記デフロスト吹出用開口が形成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記第1のドア、第2のドア、ベント吹出用開口およびベント吹出口が略直線に配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
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