JP3699186B2 - 車両用補強兼装飾部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の側面衝突時に車体パネルが車内側に変形するのを防止又は抑制して乗員保護性能を高めると共に、車両側面の意匠効果を高めることができる車両用補強兼装飾部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用の補強部材としては、例えば特開平5−301522号公報に示されているように、ドアアウタパネルの外側面にインパクトビームを前後方向に取付け、該インパクトビームの前後端の取付部分をカバーで覆って、該インパクトビーム自体にサイドプロテクションモールの機能を持たせたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の車両用補強部材では、インパクトビームの形状がそのままサイドプロテクションモールの形状となるので、サイドプロテクションモールとしての意匠に制限を受ける不都合がある。また、この先行技術では、意匠性を優先すると補強機能を維持できないことがあり、いずれの場合にも製品設計の自由度に、制限を受けることがある。
【0004】
そこで、本発明はインパクトビームとして適切な強度が得られると共に、サイドプロテクションモールとして所望の適切な意匠効果を得ることができる車両用補強兼装飾部材を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1にあっては、車両側面の車外側パネル面にほぼ前後方向に取り付けられる長尺な部材であって、該部材は剛性を有し、車両の側面衝突時の衝突荷重に対抗して車外側パネルの車内側への変形を防止又は抑制して梁として機能するのに十分な曲げ強度を有する長尺な骨格体と、この骨格体とは異なり相対的に軟かい材料で異なる形状に成形され、該骨格体に一体化され、この外側面を全体的に覆って所望の意匠を呈する装飾体とを備えた補強兼装飾部材として形成されていて、骨格体を内部に中空部を有する長尺な中央部分と、この中央部分の内部の中空部に内接嵌合された挿入部分を備えて該中央部分の両端に一体的に設けられた端末部分とで構成し、各端末部分は補強兼装飾部材を車外側パネル面に取り付ける連結手段を備え、補強兼装飾部材を連結手段で車外側パネルの前後端部に固着して実質的に両端固定梁として作用させると共に、前記衝突荷重が作用した時の支点として働くようにしたことを特徴としている。
【0006】
この請求項1の構成によれば、車両の側面衝突時には、骨格体の中央部分で受けた衝突荷重を端末部分からピラー等の車両骨格部材へ分散して、車体パネルの車内側への変形量を小さく抑えて、乗員の保護性能を向上することができる。
【0007】
また、骨格体を覆う装飾体が所望の意匠を呈することにより、車両側面の意匠効果を高めることができる。
【0008】
請求項2にあっては、請求項1に記載の車両側面の車外側パネル面にほぼ前後方向に沿って車内側に向けて突出するように形成された凹溝に骨格体の車内側の一部を収容し車外側の一部を該パネル面から突出させて取付け可能としたことを特徴としている。
【0009】
この請求項2の構成によれば、車外側パネル面の凹溝に骨格体の車内側の一部を収容し車外側の一部を突出させたことにより、補強兼装飾部材の車外側パネル面より突出する量を少なくして、規定の車幅寸法を得る場合に有利となる。
【0010】
請求項3にあっては、請求項1,2に記載の骨格体の中央部分を断面形状が実質的に閉鎖した環状を呈するパイプ状の長尺材で形成したことを特徴としている。
【0011】
この請求項3の構成によれば、中央部分をパイプ状の長尺材で形成したことにより、耐曲げ強度を向上させることができる。
【0012】
請求項4にあっては、請求項3に記載のパイプ状の長尺材を高張力鋼板で形成したことを特徴としている。
【0013】
この請求項4の構成によれば、中央部分を高張力鋼板で形成したことにより、中央部分の厚さを薄くして軽量化を図ることができると共に、衝突荷重に対する適切な耐曲げ強度を得ることがことができる。
【0014】
請求項5にあっては、請求項3に記載のパイプ状の長尺材を押し出し成形品で形成したことを特徴としている。
【0015】
この請求項5の構成によれば、中央部分を押し出し成形品で形成したことにより、中央部分の成形性を向上することができる。
【0016】
請求項6にあっては、請求項1〜5に記載の装飾体をゴム又は合成樹脂の成形品で形成したことを特徴としている。
【0017】
この請求項6の構成によれば、歩行者等に対する安全性が向上するとともに装飾体の所望の意匠を表現する形状を容易に作ることができる。
【0018】
請求項7にあっては、請求項6に記載の装飾体の表面に該装飾体を構成する材料自体の色とは異色の表面処理を施したことを特徴としている。
【0019】
この請求項7の構成によれば、装飾体の表面に色による表面処理を施したことにより、車外側パネル面の塗装色との適合を図ることができる。
【0020】
請求項8にあっては、請求項1〜7に記載の端末部分は中央部分の内部の中空部に内接嵌合される挿入部分を備えていると共に、連結手段はこの挿入部分に設けられた第1の連結要素を含み、該第1の連結要素は車外側パネルを挾んで第2の連結要素と結合可能にされていることを特徴としている。
【0021】
この請求項8の構成によれば、連結手段の第1連結要素と第2連結要素とによって補強兼装飾部材の車外側パネルへの装着と伴せて、骨格体の端末部分と中央部分との一体化を図れ、補強兼装飾部材の強度剛性を向上することができる。
【0022】
請求項9にあっては、請求項8に記載の端末部分を中央部分に接合したことを特徴としている。
【0023】
この請求項9の構成によれば、端末部分と中央部分とを予め一体化してあるため、骨格体と装飾体との型成形性を向上することができる。
【0024】
請求項10にあっては、請求項1〜9に記載の骨格体の内部の中空部でドア開閉時の加速度の影響の少ない部分に車外側からの衝撃によって発生する加速度を検出するセンサを配置したことを特徴としている。
【0025】
この請求項10の構成によれば、骨格体の内部空間を有効利用してセンサを配置できて側面衝突時の加速度をより直接的にかつ確実に検出でき信頼性を高めることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
【0027】
図1〜図5において、1は車両の側面を構成するフロントドア52、リヤドア53、フロントフェンダー54、リヤフェンダー55等の車外側パネル面に前後方向に取り付けられる長尺な補強兼装飾部材であって、本実施形態では補強兼装飾部材1をすでに塗装済のフロントドア52やリヤドア53におけるドアアウターパネル31の車外側面に前後方向に形成された凹溝33に直線状に取り付けた場合を一例として図示してある。
【0028】
この補強兼装飾部材1は車両の側面衝突時の衝突荷重Fに対抗してドアアウターパネル31の車内側への変形を防止又は抑制して梁として機能するのに十分な耐曲げ強度を有するパイプ状の骨格体2と、この骨格体2の外側を全体的に覆う装飾体3とを備えている。
【0029】
骨格体2はドアアウターパネル31よりも厚い板厚を有し、引張強度が50kgf/mm2 以上の強度を有し、好ましくは80Kgf/mm2 〜150kgf/mm2 、最も好ましくは100kgf/mm2 前後の強度で板厚が1.0mm〜2.5mm程度の高張力鋼板をロール成形して溶接したパイプ(電縫管)やアルミニウム合金を押し出し成形したパイプ等からなる金属製角形パイプの中央部分4と、この中央部分4の両端に一体的に設けられた金属製の端末部分5,6とを備えている。
【0030】
端末部分5,6は中央部分4の内部に内接嵌合される挿入部5a,6aと、これらの挿入部5a,6aの後端より外側に突出する頭部5b,6bとを備えており、挿入部5a,6aを中央部分4の端部より内部に挿入すると共に、頭部5b,6bを中央部分4の端部に当接して、該頭部5b,6bと中央部分4との当接部分の外周面を溶接7,8にて治金的に接合してある。
【0031】
各端末部分5,6の挿入部5a,6aの車内側面には連結手段の第1連結要素としてのねじ孔9,10を形成してある。
【0032】
これらのねじ孔9,10と対向する骨格体2の車内側面には連結手段の第2連結要素としてのボルト11,12の軸部を挿入する貫通孔13,14を形成してある。
【0033】
装飾体3はゴムや合成樹脂のインジェクション成形で別に予め形成しておいたものを後工程で骨格体2に嵌め込んで組み立てたり、あるいは端末部分5,6を備えた骨格体2をインサートとし、この骨格体2をインジェクション成形型内に載置して型内にゴムや合成樹脂を射出して装飾体3を成形するとともに骨格体2に一体化する(通称、インサートインジェクション法)こともできる。なお、インジェクション成形は、加熱溶融したゴムや合成樹脂材料を使用する通常のインジェクション成形に代えてRIM(反応射出成形)を適用することもでき、あるいはインジェクション・コンプレッション成形などでもよい。
【0034】
以上の通り、装飾体3は成形型を用いて形成するものであるから、骨格体2の形状に制約されることなく所望の意匠を呈する比較的自由な形状に容易に成形できる。
【0035】
装飾体3を形成する材料としては、ゴムの他に、通常のインジェクション成形によるときは、PVC,PP,PPE,ABS,TPU(熱可塑性ウレタン)樹脂等を用いることができ、RIM成形を用いるときはポリオールとイソシアネートの混合によるポリウレタン樹脂とすることができる。
【0036】
本実施形態の補強兼装飾部材1をドアアウターパネル31に取り付けた場合において、図1に示すようにフロントドア52又はリヤドア53を車体に開閉可能に取り付けるドア側ヒンジ51寄りの装飾体3の車外側面には欠如部15を有段形成して、この欠如部15によりフロントドア52が開けられた際に装飾体3が車体のフロントフェンダー54の後端縁部分に接して干渉したり、リヤドア53が開けられた際に装飾体3がフロントドア52の後端縁、又はフロントドア52に取付けられた補強兼装飾部材の後端に干渉するのを防止するようにしてある。
【0037】
また、図2及び図3に示すように、装飾体3の車外側面は、傾斜状の上側意匠面16と、段差部17を有する主意匠面18と、傾斜状の下側意匠面19とを備えている。更に、骨格体2が塗装したドアアウターパネル31と直接に接触して塗膜面を傷つけるのを防止するため装飾材3の一部を骨格体2の両側及び車内側まで延長させて緩衝材部16a,19aを形成しておくのが好ましい。
【0038】
また、図4に斜線で示すように装飾体3の上側意匠面16と主意匠面18の段差部17よりも上位面及び欠如部15の上半面にはドアアウターパネル31と同色の第1の色の塗装21を施してあり、図4に網目で示すように主意匠面18の段差部17よりも下位面と下側意匠面19及び欠如部15の下半面にはドアアウターパネル31の車外側面に仕上げ塗装される色と異なる第2の色の塗装22を施してある。これによって、補強兼装飾材1をドア52,53の比較的上部に取り付けたとしても下部寄りに取り付けた様な外観を呈させることができ、車両のタイプにより適した位置と外観を両立させることができる。また装飾体3の幅を実際よりも細く見えさせることができる。
【0039】
補強兼装飾部材1をドアアウターパネル31に取り付けるには、図1に示すように、先ず、補強兼装飾部材1をその骨格体2の貫通孔13,14をドアアウターパネル31側に向けてドアアウターパネル31の凹溝33に収容して、骨格体2より前後に延設された装飾体3の前端及び後端部の裏面に装着された両面粘着テープ等のような接着部材23,24をドアアウターパネル31のドアインナーパネル32と巻締め結合された前後縁に接着することにより、補強兼装飾部材1をドアアウターパネル31に仮止めする。なお、装飾体3の幅は装飾性を向上させる為に凹溝33の幅よりもやや大きくするのが好ましい。
【0040】
次に、ドアインナーパネル32の前端縁よりも内側に形成された膨出部34と、該膨出部34とドアアウターパネル31との間に介装されたビームブラケット35の相互に形成された作業孔36より該ビームブラケット35とドアアウターパネル31との相互に形成された貫通孔37及び骨格体2の貫通孔13にボルト11を、好ましくは高力ボルト11をワッシャを介して通してねじ孔9に締結する一方、ドアインナーパネル32の後端縁よりも内側に形成された段差38と、該ドアインナーパネル32とドアアウターパネル31との間に介装されたビームブラケット39の相互に形成された貫通孔40より骨格体2の貫通孔14に上記と同様にボルト12を通してねじ孔10に締結する。なお、ビームブラケット35,39は引張強度50kgf/mm2 〜80kgf/mm2 程度の強度で板厚2.0mm〜5.0mm程度の高張力鋼板のプレス成形品が好ましく、側面衝突時の荷重を支持して広い範囲に分散させる作用をする。
【0041】
本実施形態の場合、図1に示すようにビームブラケット35,39はドアインナーパネル32に対接面でスポット溶接され、更に端縁部でアーク等で溶接41,42,43,44にて接合してあり、図2に示すようにドアインナーパネル31の凹溝33を抱持するブラケット39の端部はドアアウターパネル31に溶接45,46にて接合してある。この場合溶接45,46は補強兼装飾部材1を取付けると外部からは目視されない。
【0042】
また、図1に示すようにドアヒンジ51側で、ドア開閉時に発生する横方向の加速度の影響の少ない端末部分5の先端面に形成された収容孔25には外側からの衝撃によって発生する加速度を検出するセンサ47を装着してある。
【0043】
このセンサ47よりリード線として延設されたハーネス48は、樹脂グロメット50を備えた電線用孔26と49を通してドア内部に引き出されている。
【0044】
このハーネス48は、車両の側面衝突時にセンサ47がある一定値以上の横方向の加速度を検出したらその送信を送る為に、図外のシートベルトを引き締めて乗員を拘束するシートベルトのプリテンショナーシステムやサイドエアバックシステム等を駆動する制御装置の入力部に接続される。
【0045】
自動車の側面衝突時には、一般的に側面ドアやフェンダーに荷重を受ける場合が多いが、荷重を受ける部分又はその近くに加速度センサーを設けることにより加速度を直接的、確実に加速度を検出できるので信頼性を向上させることができる。
【0046】
また、前記ドアインナーパネル32の膨出部34とドアアウターパネル31との間には、図外のドアウインドウパネル及びその昇降用のウインドウレギュレータ等が格納される。
【0047】
本実施形態の構造によれば、車両の側面衝突時に補強兼装飾部材1が衝突荷重Fを受けると、該補強兼装飾部材1の骨格体2がこの衝突荷重Fに対抗してフロントドア52やリヤドア53の車内側への変形量を小さくして乗員の保護性能を向上することができる。
【0048】
また、前記衝突荷重Fが作用して、骨格体2の中央部分4が車内側に変形するような場合にあっても、骨格体2の中央部分4で受けた衝突荷重Fを端末部分5,6からビームブラケット35,39を介して図外のピラー等の車両骨格部材へ分散してフロントドア52やリヤドア53の車内側への変形量を少なく抑えることができる。
【0049】
また、骨格体2が衝突荷重Fを負担し得る耐曲げ強度を有し、この骨格体2を覆う装飾体3が所望の意匠を呈することにより、ドア側面の意匠効果を高めることができる。
【0050】
一方、この実施形態では補強兼装飾部材1の車内側の一部をドアアウターパネル31の前後方向に沿って車内側に突出するよう形成された凹溝33に収容し車外側の一部を突出させてあるので、補強兼装飾部材1がドアアウターパネル31の車外側面より突出する量を少なくして、規定の車幅寸法内に収めることができるとともに、隣り合って駐車した他の車両のドアが開いて接したときでも、他の車両のドア縁を突出した部分で受けとめて、車体パネル31に傷がつくのを防止できる。また歩行者等がこの突出部に接しても安全である。
【0051】
また、補強兼装飾部材1をドアアウターパネル31に取付けるボルト11,12により骨格体2の端末部分5,6と中央部分4とを一体化できて強度剛性を高めることができる。
【0052】
更に、該骨格体2はその端末部分5,6を中央部分4に予め接合してあることから、骨格体2に一体的に装飾体3を樹脂成形型を用いて成形する場合に装飾体3を形成する材料が骨格体3の内部に流れ込んでゆかず成形性を向上することができる。
【0053】
図6は本発明の第2実施形態を示し、この図において、補強兼装飾部材1の骨格体2に連結手段の第1連結要素としてボルト55を設けてある。
【0054】
このボルト55はそのねじ部を骨格体2の中央部分4の車内側面より突出させ、頭部は骨格体2の中央部分4の車外側面に形成された貫通孔56から端末部分5の挿入部5aの車外側面に形成された凹部57に収容して該凹部57まわりに溶接58にて接合している。
【0055】
補強兼装飾部材1はドアアウターパネル31に前記実施形態と同様に仮止めした後に、作業孔36よりナット59をボルト55のねじ部に締結することにより、取り付けることができる。
【0056】
図7は本発明の第3実施形態を示し、骨格体2の中央部分4が複数のパイプ状の第1,第2部材60,61と、これらを結合する車外側,車内側保持板63,64とを備え、車外側,車内側保持板63,64を第1,第2部材60,61に溶接にて接合して、衝突荷重Fに対抗し得る曲げ強度を高めるように構成してある。
【0057】
本実施形態の構造によれば、中央部分4の曲げ強度を第1,第2部材60,61と車外側,車内側保持板63,64とで高められることにより、該中央部分4の横幅を小寸法に形成することができて、補強兼装飾部材1の横幅を全体的に小さくでき、該横幅を小寸法に形成した分だけ、補強兼装飾部材1を収容するドアアウターパネル31に形成される凹溝33の深さを浅く形成できて、ドア内のスペースを大きく確保したいときに有用である。
【0058】
また、この実施形態の場合第1,第2部材60,61の機械的強度、寸法、材質を選択して組み合わせることによって対荷重性能を調整することもできる。
【0059】
図8は本発明の第4実施形態を示し、骨格体2の中央部分4が複数のパイプ状の第1,第2部材60,61を互いに突き合わせて、該突き合わせ部分を溶接65,66にて接合して、衝突荷重Fに対抗し得る曲げ強度を高めるように構成してある。
【0060】
本実施形態の構造によれば、第1,第2部材60,61を互いに突き合わせて溶接65,66にて接合したことにより、第1,第2部材60,61の互いに突き合わされた部分が衝突荷重Fに対する補強リブとして作用して、中央部分4の耐曲げ強度を高めることができると共に、部品点数を少なくしてコストダウンを図ることができる。
【0061】
図9は本発明の第5実施形態を示し、骨格体2の中央部分4が円形のパイプ材(電縫管)67により形成してある。この場合にはパイプ材を安価に製造し、又は購入できる。
【0062】
図10は本発明の第6実施形態を示し、骨格体2の中央部分4がかまぼこ形のパイプ材68により形成されて、該パイプ材68の半円形凸部を衝突荷重F方向に向けて配置するようにしている。
【0063】
図11は本発明の第7実施形態を示し、骨格体2の中央部分4が内部にリブ69を一体に有する角形のパイプ材70により形成されて、該パイプ材70のリブ69を衝突荷重F方向に向けて配置するようにしてあり、この実施形態の場合アルミニウム合金等の押出し成形によって容易に得ることができる。
【0064】
図12は本発明の第8実施形態を示し、図9〜11に示す実施形態の中央部分4を構成するパイプ材に相当するパイプ材71の端末部分5を挿入する部分以外の部分の側面を、実線示から仮想線示のように液圧バルジ加工により膨出成形してある。
【0065】
本実施形態の構造によれば、パイプ材71の膨出により、衝突荷重Fに対する耐曲げ強度を一段と高めることができる。
【0066】
図13は本発明の第9実施形態を示し、骨格体2の中央部分4が高張力鋼板を曲げ加工してかまぼこ形に形成されたパイプ材72により構成されて、該パイプ材72の半円形凸部を衝突荷重F方向に向けていると共に、該パイプ材72の縫合線73を溶接74にて接合して車内側に向けている。
【0067】
図14は本発明の第10実施形態を示し、骨格体2の中央部分4が高張力鋼板を曲げ加工して内部にリブ75を有する角形に形成されたパイプ材76により構成されて、該パイプ材76のリブ75を衝突荷重F方向に向けていると共に、該リブ75を構成する二重壁の車内側に位置する合わせ部分を溶接77にて接合している。
【0068】
図15は本発明の第11実施形態を示し、骨格体2の中央部分4が高張力鋼板を曲げ加工して内部にリブ78を有するかまぼこ形に形成されたパイプ材79により構成されて、該パイプ材79のリブ78を衝突荷重F方向に向けていると共に、該リブ78を構成する二重壁の車外側に位置する凹状の合わせ部分を溶接80にて接合している。
【0069】
これらの実施形態のように、中央部分4を高張力鋼板を曲げ加工して構成すれば、パイプ材の板厚を薄くして軽量化を図ることができて、しかも、衝突荷重Fに対する適切な耐曲げ強度を得ることができる。
【0070】
なお、この実施形態のように、パイプ材79の断面形状が比較的複雑で部分的に加工度合が高くなるものでは高強度(例えば120kgf/mm2 以上)の高張力鋼板を用いると割れ等が発生しやすいので、低〜中(例えば50kgf/mm2 〜100kgf/mm2 )強度のものを用いるとよい。
【0071】
図16は本発明の第12実施形態を示し、骨格体2の中央部分4を構成するパイプ材81の内部で端末部分5を挿入する部分以外に硬質ポリウレタン樹脂の発泡体82を充填してある。
【0072】
本実施形態の構造によれば、中央部分4が衝突荷重Fで車内側に変形する際に、発泡体82が抵抗として作用するので、パイプ材82の板厚を薄くしても、衝突荷重Fに対する曲げ強度を向上することができる。
【0073】
図17は本発明の第13実施形態を示し、骨格体2の端末部分5,6を金属の鍛造品で形成し、一方の端末部分5の車内側面にねじ孔9を形成し、他方の端末部分6の車内側面にボルト55を結合している。
【0074】
本実施形態の構成によれば、端末部分5,6を金属の鍛造品で形成したことにより、端末部分5,6の頭部5b,6bの厚さに変化を持たせることができる。
【0075】
図18は本発明の第14実施形態を示し、骨格体2の端末部分5,6に相当する端末部分83を鋼板のプレス成形品で形成すると共に、該端末部分83の車内側壁に貫通孔84を形成して、該貫通孔84まわりの内面にナット85を溶接86にて接合している。
【0076】
本実施形態の構成によれば、端末部分83を鋼板のプレス成形品で形成したことにより、端末部分83の軽量化を図ることができる。
【0077】
図19は本発明の第15実施形態を示し、補強兼装飾部材1を車両の側面を構成するフロントフェンダー54、フロントドア52、リヤドア53及びリヤフェンダー55のそれぞれの車外側面に前後方向に全体を大きな曲率半径Rを呈する弧状に取り付ければ、車両の前後方向に一連の意匠を表現することができる。
【0078】
なお、図示は省略するが、骨格体2の中央部分4を金属以外のFRP(繊維強化樹脂)、特に、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)を積層成形したパイプでも構成することもできる。
【0079】
また、骨格体2の端末部分5,6を鋼材の鍛造品やプレス成形品以外のアルミニウム合金や亜鉛合金などのダイカスト成形品、FRP成形品等で構成してもよい。
【0080】
この骨格体2の中央部分4や端末部分5,6の一方又は両方を金属以外で形成した場合には溶接に代えて両者を接着剤等で化学的に接合すればよい。
【0081】
なお、本願において、梁という用語は荷重のかかる方向とは無関係に、材料力学的な用語として用いている。
【0082】
前記の実施形態の説明において、装飾体3は骨格体2の外側面全体を覆うものとして説明したが、骨格体2の外表面が例えばステンレス鋼板のように装飾性を有するものを使用するときには骨格体の一部分を長手方向に沿って露出させてもよく、また他に、装飾体3の表面に異色の装飾条片を被着してもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上、本発明によれば次に述べる効果を奏せられる。
【0084】
請求項1によれば、車両の側面衝突時には、骨格体の中央部分で受けた衝突荷重を端末部分からピラー等の車両骨格部材へ分散して、車体パネルの車内側への変形量を小さく抑えて、乗員の保護性能を向上することができる。
【0085】
また、骨格体を覆う装飾体が所望の意匠を呈するから、車両側面の意匠効果を高めることができる。
【0086】
請求項2によれば、車外側パネル面の凹溝に骨格体の車内側の一部を収容し車外側の一部を突出させたから、補強兼装飾部材の車外側パネル面より突出する量を少なくして、規定の車幅寸法を得る場合に有利となると共に他の車のドアが接しても傷を付けられることがない。
【0087】
請求項3によれば、中央部分をパイプ状の長尺材で形成したから、耐曲げ強度を向上することができる。
【0088】
請求項4によれば、中央部分を高張力鋼板で形成したから、中央部分の厚さを薄くして軽量化を図ることができると共に、衝突荷重に対する適切な耐曲げ強度を得ることができる。
【0089】
請求項5によれば、中央部分を押し出し成形品で形成したから、中央部分の成形性を向上することができる。
【0090】
請求項6によれば、装飾体をゴム又は合成樹脂の成形品で形成したから、所望の意匠を表現する形状を容易に作ることができる。
【0091】
請求項7によれば、装飾体の表面に色による表面処理を施したから、車外側パネル面の塗装色との適合を図ることができる。
【0092】
請求項8によれば、連結手段の第1連結要素と第2連結要素とによって補強兼装飾部材の車外側パネルへの装着と伴せて、骨格体の端末部分と中央部分との一体化を図れ、補強兼装飾部材の強度剛性を向上することができる。
【0093】
請求項9によれば、端末部分と中央部分とを予め一体化してあるため、骨格体と装飾体との型成形性を向上することができる。
【0094】
請求項10によれば、骨格体の内部空間を有効利用して加速度を検出するセンサを配置できて側面衝突時の加速度を直接的かつ確実に検出できるので信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図5のA−A線に沿う断面図。
【図2】図5のB−B線に沿う断面図。
【図3】図5のC−C線に沿う断面図。
【図4】同実施形態の表面処理を示す模式図。
【図5】同実施形態の自動車を示す側面図。
【図6】本発明の第2実施形態を示す断面図。
【図7】本発明の第3実施形態を示す断面図。
【図8】本発明の第4実施形態の中央部分を示す断面図。
【図9】本発明の第5実施形態の中央部分を示す断面図。
【図10】本発明の第6実施形態の中央部分を示す断面図。
【図11】本発明の第7実施形態の中央部分を示す断面図。
【図12】本発明の第8実施形態の中央部分の一部を示す側面図。
【図13】本発明の第9実施形態の中央部分を示す端面図。
【図14】本発明の第10実施形態の中央部分を示す端面図。
【図15】本発明の第11実施形態の中央部分を示す端面図。
【図16】本発明の第12実施形態の中央部分を示す端面図。
【図17】本発明の第13実施形態の骨格体を示す断面図。
【図18】本発明の第14実施形態の骨格体の一部を示す断面図。
【図19】本発明の第15実施形態の自動車を示す側面図。
【符号の説明】
1 補強兼装飾部材
2 骨格体
3 装飾体
4 中央部分
5,6 端末部分
5a,6a 端末部分の挿入部
9,10 第1連結要素(連結手段)
11,12 第2連結要素(連結手段)
31 車外側パネル
Claims (10)
- 車両側面の車外側パネル面にほぼ前後方向に取り付けられる長尺な部材であって、該部材は剛性を有し、車両の側面衝突時の衝突荷重に対抗して車外側パネルの車内側への変形を防止又は抑制して梁として機能するのに十分な曲げ強度を有する長尺な骨格体と、この骨格体とは異なり相対的に軟かい材料で異なる形状に成形され、該骨格体に一体化され、この外側面を全体的に覆って所望の意匠を呈する装飾体とを備えた補強兼装飾部材として形成されていて、骨格体を内部に中空部を有する長尺な中央部分と、この中央部分の内部の中空部に内接嵌合された挿入部分を備えて該中央部分の両端に一体的に設けられた端末部分とで構成し、各端末部分は補強兼装飾部材を車外側パネル面に取り付ける連結手段を備え、補強兼装飾部材を連結手段で車外側パネルの前後端部に固着して実質的に両端固定梁として作用させると共に、前記衝突荷重が作用した時の支点として働くようにしたことを特徴とする車両用補強兼装飾部材。
- 車両側面の車外側パネル面にほぼ前後方向に沿って車内側に向けて突出するように形成された凹溝に骨格体の車内側の一部を収容し車外側の一部を該パネル面から突出させて取付け可能としたことを特徴とする請求項1記載の車両用補強兼装飾部材。
- 骨格体の中央部分を断面形状が実質的に閉鎖した環状を呈するパイプ状の長尺材で形成したことを特徴とする請求項1,又は2記載の車両用補強兼装飾部材。
- パイプ状の長尺材を高張力鋼板で形成したことを特徴とする請求項3記載の車両用補強兼装飾部材。
- パイプ状の長尺材を押し出し成形品で形成したことを特徴とする請求項3記載の車両用補強兼装飾部材。
- 装飾体をゴム又は合成樹脂の成形品で形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用補強兼装飾部材。
- 装飾体の表面に該装飾体を構成する材料自体の色とは異色の表面処理を施したことを特徴とする請求項6記載の車両用補強兼装飾部材。
- 端末部分は中央部分の内部の中空部に内接嵌合される挿入部分を備えていると共に、連結手段はこの挿入部分に設けられた第1の連結要素を含み、該第1の連結要素は車外側パネルを挾んで第2の連結要素と結合可能にされていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車両用補強兼装飾部材。
- 端末部分を中央部分に接合したことを特徴とする請求項8記載の車両用補強兼装飾部材。
- 骨格体の内部の中空部でドア開閉時の加速度の影響の少ない部分に車外側からの衝撃によって発生する加速度を検出するセンサを配置したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の車両用補強兼装飾部材。
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