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JP3695592B2 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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JP3695592B2
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Description

本発明はプラズマディスプレイ装置に関する。
平面表示装置としてのプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称する)として、AC(交流放電)型のPDPが知られている。
図1は、かかるAC型のPDPを駆動する駆動装置を含んだプラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。
図1において、PDP10には、X及びYの1対にて1画面の各行(第1行〜第n行)に対応した行電極対を為す行電極Y1〜Yn及び行電極X1〜Xnが形成されている。更に、これら行電極対に直交し、かつ図示せぬ誘電体層及び放電空間を挟んで、1画面の各列(第1列〜第m列)に対応した列電極を為す列電極D1〜Dmが形成されている。この際、1対の行電極対(X、Y)と1つの列電極Dとの交叉部に1つの放電セルが形成される。
駆動装置1は、供給された映像信号を1画素毎のNビットの画素データに変換し、これをPDP10における1行分毎にm個の画素データパルスに変換してPDP10の列電極D1〜Dm各々に印加する。
更に、駆動装置1は、図2に示されるが如きタイミングにて、リセットパルスRPX、リセットパルスRPY、プライミングパルスPP、走査パルスSP、維持パルスIPX、維持パルスIPY、及び消去パルスEP各々を含んだ行電極駆動信号を生成し、これを上記PDP10の行電極対(Y1〜Yn、X1〜Xn)に印加する。
図2において、駆動装置1は、先ず、正電圧のリセットパルスRPxを発生してこれを全ての行電極X1〜Xnに印加すると同時に、負電圧のリセットパルスRPyを発生してこれを行電極Y1〜Yn の各々に印加する(一斉リセット行程)。
かかるリセットパルスの印加によりPDP10の全ての放電セルが放電励起して荷電粒子が発生し、この放電終息後、全放電セルの誘電体層には一様に所定量の壁電荷が形成される。
次に、駆動装置1は、上記メモリ13から供給されてくる各行毎の画素データに対応した正電圧の画素データパルスDP1〜DPmを発生し、これらを1行分毎に順次、列電極D1〜Dmに印加して行く。更に、駆動装置1は、上記画素データパルスDP1〜DPmを列電極D1〜Dmに印加するタイミングと同一タイミングにて、負電圧でありかつ比較的パルス幅の小なる走査パルスSPを発生し、これを図2に示されるように、行電極Y1からYnへと順次印加して行く。この際、走査パルスSPが印加された行電極に存在する放電セルの内で、高電圧の画素データパルスが印加された放電セルでは放電が生じてその壁電荷の大半が失われる。一方、画素データパルスが印加されなかった放電セルでは放電が生じないので、上記壁電荷が残留したままとなる。すなわち、列電極に印加された画素データパルスに応じて、各放電セル内に壁電荷が残留するか否かが決定するのである。これは、走査パルスSPの印加に応じて、各放電セルに対して画素データの書き込みが為されたということなのである。尚、駆動装置1は、かかる負電圧の走査パルスSPを各行電極Yに印加する直前に、図2に示されるが如き正電圧のプライミングパルスPPを行電極Y1〜Ynに印加する(画素データ書込行程)。
かかるプライミングパルスPPの印加により、上記一斉リセット動作にて得られ、時間経過と共に減少してしまった上記荷電粒子が、PDP10の放電空間内に再形成される。よって、かかる荷電粒子が存在する内に、上記走査パルスSPの印加による画素データの書き込みが為されることになる。
次に、駆動装置1は、正電圧の維持パルスIPYを連続して行電極Y1〜Yn 各々に印加すると共に、かかる維持パルスIPYの印加タイミングとは、ずれたタイミングにて正電圧の維持パルスIPXを連続して行電極X1〜Xn各々に印加する(維持放電行程)。
かかる維持パルスIPX及びIPYが交互に印加されている期間に亘り、上記壁電荷が残留したままとなっている放電セルが放電発光を繰り返しその発光状態を維持する。
次に、駆動装置1は、負電圧の消去パルスEPを発生してこれを行電極Y1〜Yn各々に一斉に印加して、各放電セル内に残留している壁電荷を消去する(壁電荷消去行程)。
しかしながら、図2に示される駆動では、走査パルスSPの印加により行電極Y上の電圧を負電圧側に推移させているので、この際、行電極Y上において過渡的な負電圧側へのレベル変化が生じてしまう。よって、このレベル変化に伴う無効な電流が流れて消費電力を増大させてしまうという問題が生じていた。
本発明は、かかる問題を解決すべく為されたものであり、低消費電力化を図ることができるプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載によるプラズマディスプレイ装置は、複数の行電極と前記行電極に交叉して配列され複数の列電極との各交叉部に画素を担う放電セルが形成されているプラズマディスプレイパネルを備えたプラズマディスプレイ装置であって、全ての前記行電極に一斉にリセットパルスを印加することにより全ての前記放電セルに壁電荷を形成させるリセット手段と、前記行電極の各々にプライミングパルス及び走査パルスを順次、印加することにより画素データの書込を為す画素データ書込手段と、前記リセットパルスの印加直後に前記行電極各々を一旦接地してからフローティング状態に設定するスイッチング手段と、を有することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
プラズマディスプレイパネルの全ての放電セルに壁電荷を形成されるリセットパルスを一斉に行電極の各々に印加した後に、行電極を一旦接地してからフローティング状態に設定する。
以下、本発明の実施例を図を参照しつつ説明する。
図3は、本発明によるプラズマディスプレイ装置の全体構成を示す図である。
かかる図3において、A/D変換器11は、供給されてきたアナログの映像信号をサンプリングして1画素毎のNビットの画素データに変換しこれをメモリ13に供給する。パネル駆動制御回路12は、かかる映像信号中に含まれる水平同期信号及び垂直同期信号を検出し、この検出タイミングに基づいて以下に説明するが如き各種信号を生成し、これらをメモリ13、行電極ドライバ100、及び列電極ドライバ200の各々に供給する。
メモリ13は、パネル駆動制御回路12から供給されてくる書込信号に応じて上記画素データを順次書き込む。更に、メモリ13は、上記パネル駆動制御回路12から供給されてくる読出信号に応じて、上述の如く書き込まれた画素データをPDP(プラズマディスプレイパネル)20の1行分毎に読み出し、これを列電極ドライバ200に供給する。
PDP20には、X及びYの1対にて1画面の各行(第1行〜第n行)に対応した行電極対を為す行電極Y1〜Yn及び行電極X1〜Xnが形成されている。更に、これら行電極対に直交し、かつ図示せぬ誘電体層及び放電空間を挟んで、1画面の各列(第1列〜第m列)に対応した列電極を為す列電極D1〜Dmが形成されている。この際、1対の行電極対(X、Y)と1つの列電極Dとの交叉部に1つの放電セルが形成される。
列電極ドライバ200は、上記メモリ13から供給されてくる1行分の画素データ各々に対応した画素データパルスを発生し、これを上記パネル駆動制御回路12から供給される画素データパルス印加タイミング信号に応じて、上記PDP20の列電極D1〜Dm各々に印加する。
行電極ドライバ100は、上記パネル駆動制御回路12から供給されてくる各種タイミング信号に応じて、図4に示されるが如きリセットパルスRPX及び維持パルスIPXを含んだ行電極X駆動信号を生成し、これを上記PDP20の行電極X1〜Xn各々に同時に印加する。
又、行電極ドライバ100は、上記パネル駆動制御回路12から供給されてくる各種タイミング信号に応じて、図4に示されるが如きリセットパルスRPY、プライミングパルスPP、走査パルスSP、維持パルスIPY及び消去パルスEP各々を含んだ行電極Y駆動信号を生成し、これを上記PDP20の行電極Y1〜Yn各々に印加する。
図4において、行電極ドライバ100は、先ず、負電圧のリセットパルスRPxを有する行電極X駆動信号X1〜Xn各々を全ての行電極X1〜Xnに印加すると同時に、正電圧のリセットパルスRPyを有する行電極Y駆動信号Y1〜Yn各々を行電極Y1〜Ynに印加する。かかるリセットパルスRPyの印加後、行電極ドライバ100は、行電極Y1〜Yn各々に印加すべき行電極Y駆動信号Y1〜Yn各々の電圧レベルを0[V]に戻す(一斉リセット行程)。
上記リセットパルスRPx及びRPyの同時印加により、PDP20の全ての放電セルが放電してその放電空間内に荷電粒子が生成される。かかる放電終息後、全放電セルの誘電体層には一様に所定量の壁電荷が形成される。
次に、行電極ドライバ100は、行電極Y1〜Yn各々に印加すべき行電極Y駆動信号Y1〜Ynの電圧レベルを図4に示されるが如く負電圧−VSにする。その後、列電極ドライバ200は、各行毎の画素データに対応した正電圧の画素データパルスDP1〜DPmを1行分毎に順次、列電極D1〜Dmに印加して行く。行電極ドライバ100は、各画素データパルスDP1〜DPmが列電極D1〜Dmに印加される直前に、正電圧のプライミングパルスPPを有する行電極Y駆動信号Y1〜Ynを生成し、これらを順次、行電極Y1〜Ynへと印加して行く。かかるプライミングパルスPPの印加後、行電極ドライバ100は、行電極Y駆動信号Y1〜Yn各々の電圧レベルを一旦上記負電圧−VSに戻す。ここで、上記列電極ドライバ200による画素データパルスDP1〜DPmの印加が終了すると、行電極ドライバ100は、各行電極Y駆動信号Y1〜Yn各々の電圧レベルを順次、正電圧に切り換えて行く(画素データ書込行程)。
尚、かかる画素データ書込行程において行電極ドライバ100は、図5に示されるが如き基本駆動信号aに、レベルシフト信号bにて示されるレベルシフトを施すとにより、図4に示されるが如き各行電極Y駆動信号Y1〜Yn各々を生成するのである。この際、かかるレベルシフト信号bにおけるパルスMPのパルス周期は、画素データパルスDPの印加周期と同一であり、かつそのパルス幅は画素データパルスDPと同一である。又、レベルシフト信号bにおけるパルスMPの振幅レベルはVCであり、レベルシフト信号b自体が全体に負電圧−VSの分だけオフセットされている。
ここで、上記画素データ書込行程において、各プライミングパルスPPの終了後の行電極Y駆動信号が負電圧−VSである際に、上記パルスMPの分だけその電圧レベルが−(VS+VC)まで下がった部分が走査パルスSPとなる。かかる走査パルスSPが印加された行電極に付随する各放電セルには、画素データパルスDP1〜DPm各々のパルス電圧値に応じた壁電荷が残留する。すなわち、放電セル1行分毎に画素データの書き込みが為されるのである。
かかる走査パルスSPが行電極Y1〜Ynまで印加されて、全ての行に対する画素データの書込が終了すると、行電極ドライバ100は、上述の如き行電極Y駆動信号に対するレベルシフト動作を停止する。ここで、行電極ドライバ100は、負電圧の維持パルスIPYが連続する行電極Y駆動信号Y1〜Ynを行電極Y1〜Yn各々に印加する。更に、行電極ドライバ100は、かかる維持パルスIPYの印加タイミングとはずれたタイミングの正電圧の維持パルスIPXが連続する行電極X駆動信号X1〜Xn各々を行電極X1〜Xn各々に印加する(維持放電行程)。
かかる維持パルスIPX及びIPYが交互に印加されている期間に亘り、上記画素データ書込行程終了後も壁電荷が残留したままとなっている放電セルのみが放電発光を繰り返しその発光状態を維持する。
次に、行電極ドライバ100は、正電圧であり、かつそのパルス幅が比較的小なる消去パルスEPを含んだ行電極Y駆動信号Y1〜Yn各々を行電極Y1〜Yn各々に一斉に印加して、PDP20の全放電セル内に残留している壁電荷を消去する(壁電荷消去行程)。
図6は、行電極ドライバ100の内部構成の内で、上述した如き行電極Y駆動信号Y1〜Yn各々を生成する部分を示す図である。
図6に示されるように行電極ドライバ100は、電源電位シフト回路101、維持パルス発生回路102、リセットパルス発生回路103、及び走査パルス発生回路1041〜104nから構成される。
電源電位シフト回路101には、後述する第1電源B1の直流電圧V1よりも所定電圧VSだけ低い直流電圧を発生し、かつその負側端子が接地されている第2電源B2a、及び、かかる第2電源B2aの正側端子とその正側端子同士が互いに接続されており、直流電圧VCを発生する第2電源B2bが設けられている。かかる電源電位シフト回路101におけるスイッチング素子SW2aは、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW2a制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において第2電源B2aの正側端子(又は第2電源B2bの正側端子)の電位をライン2上に印加する。又、電源電位シフト回路101におけるスイッチング素子SW2bは、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW2b制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において第2電源B2bの負側端子の電位をライン2上に印加する。
維持パルス発生回路102におけるスイッチング素子SW6は、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW6制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において第3電源B3の正側端子の電位をライン2上に印加する。尚、第3電源B3は、直流電圧V3を発生するものであり、その負側端子は接地されている。更に、かかる維持パルス発生回路102には、その一端が接地されているコンデンサC1が設けられている。スイッチング素子SW7は、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW7制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において上記コンデンサC1の他端に発生した電位をコイルL1を介してダイオードD1のアノード端に印加する。スイッチング素子SW8は、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW8制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において上記コンデンサC1の他端に発生した電位をコイルL2を介してダイオードD2のカソード端に印加する。スイッチング素子SW9は、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW9制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において接地電位をダイオードD3のカソード端に印加する。かかるダイオードD3のアノード端、上記ダイオードD1のカソード端、及び上記ダイオードD2のアノード端は互いに上記ライン2に接続されている。
又、リセットパルス発生回路103におけるスイッチング素子SW10は、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW10制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において、抵抗R1を介した第4電源B4の正側端子の電位を上記ライン2上に印加する。尚、第4電源B4は、直流の電圧V4を発生するものであり、その負側端子は接地されている。リセットパルス発生回路103におけるスイッチング素子SW11は、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW11制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において、接地電位をダイオードD4のカソード端に印加する。かかるダイオードD4のアノード端は上記ライン2に接続されている。
走査パルス発生回路1041〜104n各々は互いに同一回路構成からなり、夫々第1電源B1からの給電をうけている。尚、かかる第1電源B1は、上述した如き直流の電圧V1を発生し、その正側端子の電位は上記ライン2に接続されている。
各走査パルス発生回路104におけるスイッチング素子SW1aは、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW1a制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において、上記ライン2上の電位を行電極駆動ライン3に印加する。この際、かかる行電極駆動ライン3上に印加された電位が上述した如き行電極Y駆動信号となってPDP20の行電極Yに印加されるのである。各走査パルス発生回路104におけるスイッチング素子SW1bは、上記パネル駆動制御回路12から供給されたSW1b制御信号の論理レベルに応じたオン/オフ動作を為し、そのオン動作時において、第1電源B1の負側端子の電位を上記行電極駆動ライン3に印加する。又、各走査パルス発生回路104には、スイッチング素子SW3がオン状態となると上記ライン2上の電位を上記行電極駆動ライン3に印加するダイオードD5、及びアノード端が上記行電極駆動ライン3に接続されており、かつカソード端が上記ライン2に接続されているダイオードD6が設けられている。
尚、上記スイッチング素子の各々は、実際には、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等からなる半導体スイッチである。
以下に、かかる図6に示されるが如き構成からなる行電極ドライバ100の内部動作について説明する。
図7は、上記一斉リセット行程、画素データ書込行程、維持放電行程各々での、パネル駆動制御回路12による各SW制御信号の供給タイミングと、かかるSW制御信号によって生成される行電極Y駆動信号の一例を示す図である。
尚、図7に示される実施例においては、各SW制御信号の論理レベルが"0"である場合には、スイッチング素子はオフ状態となり、"1"である場合にはオン状態になるものとする。
一斉リセット行程
先ず、上記パネル駆動制御回路12は、SW3、SW1a及びSW11制御信号のみを論理レベル"1"とし、その他を全て論理レベル"0"とする。
これにより、図6におけるスイッチング素子SW3、SW1a及びSW11がオン状態となるので、行電極Y駆動信号のレベルは図7に示されるが如く"0"[V]となる。
次に、パネル駆動制御回路12は、
SW10制御信号:論理レベル"1"
SW11制御信号:論理レベル"0"
に夫々切り換える。
これにより、図6のリセットパルス発生回路103におけるスイッチング素子SW10がオン状態となり、抵抗R1、スイッチング素子SW10、ライン20、スイッチング素子SW3及びダイオードD5を夫々介して、第4電源B4の正側端子電位が行電極駆動ライン3上に印加される。この際、かかる行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号の信号レベルは、上記抵抗R1の作用により"0"[V]から徐々に上昇して第4電源B4の電源電圧V4に達する。
ここで、パネル駆動制御回路12は、
SW10制御信号:論理レベル"0"
SW11制御信号:論理レベル"1"
に切り換える。
これにより、図6のリセットパルス発生回路103におけるスイッチング素子SW11がオン状態となり、行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号の信号レベルは、図7に示されるが如く"0"[V]になる。この際、かかるリセットパルス発生回路103の動作によって得られた正電圧のパルスが上記リセットパルスPRYとなる。
次に、パネル駆動制御回路12は、SW11制御信号の論理レベルを"0"に切り換えて、リセットパルス発生回路103におけるスイッチング素子SW11をオフ状態にする。
かかる動作により、上記ライン2はフローティング状態、つまり電圧印加が一切為されていない状態となる。
画素データ書込行程
ライン2がフローティング状態にある際に、パネル駆動制御回路12は、
SW2a制御信号:論理レベル"1"
SW3制御信号:論理レベル"0"
に切換える。
これにより、ライン2上の電位は−VSとなり、これが行電極駆動ライン3に印加され、負電圧の行電極Y駆動信号として導出されることになる。
尚、このように行電極Y駆動信号のレベルを負電圧に切り替えるにあたり、予め、上述のようにライン2上をフローティング状態にしておくので行電極Y駆動信号には過渡的な負電圧側へのレベル変化が生じない。つまり、かかる構成によれば、この過渡的なレベル変化による無駄な電流が流れなくなるので、電力消費を抑えられるのである。
その後、SW2a制御信号及びSW2b制御信号各々の論理レベルを図7に示されるように、"1"から"0"、"0"から"1"へと交互に切換えてこれを繰り返す。
これにより、図6の電源電位シフト回路101におけるスイッチング素子SW2a及びSW2bが交互にオン/オフ動作を行って、ライン20上の電位に対して図5のbに示されるが如きレベルシフトが為される。
つまり、
SW2a制御信号:論理レベル"1"
SW2b制御信号:論理レベル"0"
である場合には、電源電位シフト回路101におけるスイッチング素子SW2aがオン状態、SW2bがオフ状態となるので、行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号のレベルは、負電圧−VSとなる。
一方、
SW2a制御信号:論理レベル"0"
SW2b制御信号:論理レベル"1"
である場合には、電源電位シフト回路101におけるスイッチング素子SW2aがオフ状態、SW2bがオン状態となるので、行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号のレベルは、負電圧−(VS+VC)となるのである。
次に、パネル駆動制御回路12は、
SW1a制御信号:論理レベル"1"
SW1b制御信号:論理レベル"0"
に切り替える。
これにより、走査パルス発生回路104におけるスイッチング素子SW1aがオン状態、スイッチング素子SW1bがオフ状態となり、行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号は、図7に示されるが如く、第2電源B2aにおける電源電圧V1と等しい正電圧のレベルとなる。
ここで、パネル駆動制御回路12は、
SW1a制御信号:論理レベル"0"
SW1b制御信号:論理レベル"1"
に切り替える。
これにより、行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号は、図5のレベルシフト信号bと同一形態の負電圧となる。この際得られた正電圧のパルスが上記プライミングパルスPPとなる。
ここで、
SW2a制御信号:論理レベル"1"
SW2b制御信号:論理レベル"0"
である場合には、電源電位シフト回路101におけるスイッチング素子SW2aがオン状態、SW2bがオフ状態となるので、行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号のレベルは、負電圧−VSとなる。
一方、
SW2a制御信号:論理レベル"0"
SW2b制御信号:論理レベル"1"
である場合には、電源電位シフト回路101におけるスイッチング素子SW2aがオフ状態、SW2bがオン状態となるので、行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号のレベルは、負電圧−(VS+VC)となる。
この際、図7に示されるように、プライミングパルスPPの後に行電極Y駆動信号のレベルが上記負電圧−(VS+VC)となった部分が、上記走査パルスSPとなる。
かかる走査パルスSPを発生した後、パネル駆動制御回路12は、
SW1a制御信号:論理レベル"1"
SW1b制御信号:論理レベル"0"
に切り替える。
これにより、行電極駆動ライン3上の行電極Y駆動信号は、図7に示されるが如く、図5のレベルシフト信号bの分だけレベルシフトされた正電圧の信号となる。
維持放電行程
次に、パネル駆動制御回路12は、
SW2a制御信号:論理レベル"0"
SW2b制御信号:論理レベル"0"
SW3制御信号:論理レベル"1"
SW1a制御信号:論理レベル"0"
SW1b制御信号:論理レベル"1"
に切り替え、更に、SW6制御信号、SW7制御信号、SW8制御信号、SW9制御信号各々を図7に示されるように、"0"から"1"、"1"から"0"へと切換えてこれを繰り返す。
尚、SW3制御信号の論理レベルが"1"となると、スイッチング素子SW3がオン状態となり、ライン2上の電位がダイオードD5を介して行電極駆動ライン3上に印加される。つまり、ライン2上の電位がそのまま行電極Y駆動信号の信号レベルとなるのである。
ここで、SW9制御信号の論理レベルが"1"である場合には、維持パルス発生回路102におけるスイッチング素子SW9がオン状態となるので、ライン2上の電位は"0"[V]となり、行電極Y駆動信号の信号レベルも"0"[V]となる。次に、SW7制御信号の論理レベルが"1"となると、維持パルス発生回路102におけるスイッチング素子SW7はオン状態となる。この際、維持パルス発生回路102のコンデンサC1及びコイルL1の作用によりライン2上の電位は徐々に上昇して行く。ここで、SW6制御信号の論理レベルが"1"となると、維持パルス発生回路102におけるスイッチング素子SW6がオン状態となるので、ライン2上の電位は第3電源B3の電源電圧V3と等しいレベルになる。次に、SW8制御信号の論理レベルが"1"となると、維持パルス発生回路102におけるスイッチング素子SW8はオン状態となる。この際、維持パルス発生回路102のコンデンサC1及びコイルL2の作用によりライン2上の電位は徐々に下降して行く。これらスイッチング素子SW6〜スイッチング素子SW9による一連の動作により、行電極Y駆動信号には、図7に示されるが如き維持パルスIRYがあらわれるのである。
このように、図6に示される実施例においては、第1電源B1の正側端子の電位及び負側端子の電位を交互に行電極に印加することによりプライミングパルス及び走査パルス各々を発生する(走査パルス発生回路104)にあたり、かかる第1電源B1よりも小なる直流電圧を発生しかつその負側端子が接地されている第2電源のB2aの正側端子の電位をかかる第1電源B1の正側端子に印加することにより上記第1電源の負側端子の電位を負側にシフトさせる(電源電位シフト回路)ようにしている。
以上の如く、本発明においては、ライン2上を一旦、フローティング状態にしてから電極Yのレベルを負電圧に切り替えるようにしたので、行電極Y上には過渡的な負電圧側へのレベル変化が生じなくなる。よって、かかる構成によれば、この過渡的なレベル変化による無駄な電流が流れなくなるので、電力消費が抑えられる。
プラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。 図1の駆動装置による行電極駆動信号のタイミングを示す図である。 本発明によるプラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。 本発明の駆動装置による行電極駆動信号のタイミングを示す図である。 行電極Y駆動信号におけるレベルシフトを示す図である。 行電極ドライバ100の内部構成を示す図である。 各SW制御信号と行電極Y駆動信号との対応関係を示す図である。
符号の簡単な説明
20 PDP
100 行電極ドライバ
101 電源電位シフト回路
102 維持パルス発生回路
103 リセットパルス発生回路
104 走査パルス発生回路

Claims (3)

  1. 複数の行電極と前記行電極に交叉して配列され複数の列電極との各交叉部に画素を担う放電セルが形成されているプラズマディスプレイパネルを備えたプラズマディスプレイ装置であって、
    全ての前記行電極に一斉にリセットパルスを印加することにより全ての前記放電セルに壁電荷を形成させるリセット手段と、
    前記行電極の各々にプライミングパルス及び走査パルスを順次、印加することにより画素データの書込を為す画素データ書込手段と、
    前記リセットパルスの印加直後に前記行電極各々を一旦接地してからフローティング状態に設定するスイッチング手段と、を有することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記画素データ書込手段は、前記スイッチング手段によって前記行電極の各々がフローティング状態に設定されてから前記行電極各々の電位を負電位に設定した後に前記プライミングパルスの印加を行うことを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記プライミングパルスは正電圧のパルスであり、前記走査パルスは負電圧のパルスであることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
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